ひなこのーと
エピソード
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とくぎは、かかしです
桜木ひな子は人前に出るとかかしのようにかたまってしまう女の子。動物に好かれるため、田舎では本当にかかしとして働いていた彼女だったが、口下手で人と話すことが苦手な自分を変えるため、憧れの演劇部がある藤宮高校への進学を決意する。田舎から出て、下宿先であるひととせ荘にやってきたひな子が出会ったのは少し変わっているけれど、とっても可愛い住人たち。同級生のくいなや一つ上の先輩にあたる真雪に、演劇部に入るために上京してきたことを伝えると、彼女たちから返ってきたのは演劇部が去年で廃部になったという話で……。
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ここからはじまる
ひととせ荘の大家さんである千秋に、劇団を立ち上げてみようと言われたひな子。そんなことが自分なんかにできるのかと悩む中、千秋になぜ演劇をやりたいのか聞かれたひな子は、演劇部に入りたいと思うようになったきっかけを語り始める。理由を聞いた千秋は、藤宮高校の演劇部は活動再開の目処がたっていないため、やっぱり劇団をやってみようと言う。どんな演劇をやってみようかと話し合う中で、くいなはひな子の動物に好かれる体質を活かして、本物の動物と演劇をするのはどうかと提案するのだが……。
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ともだちかんちがい
有名な小劇場であるスズランで公演することを目標に、劇団ひととせの活動がスタートした。そしてついに学校も始まり、ひな子はクラスでの自己紹介に挑むが、緊張に耐えきれず、いつもの通りかかしのようにかたまってしまう。落ち込むひな子の元にやってきた千秋が持ってきたのは演劇部同好会が部員を募集していると書かれたチラシ。学校でも演劇ができることに喜ぶひな子だったが、そこにクラスメイトの中島ゆあが声をかけてくる。千秋との関係を問いただすようなゆあの言葉にひな子は怯えてしまい……。
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かかしひろいん
学校が始まって一ヶ月ほどが過ぎたある日、いつものように演劇同好会の練習に参加していたひな子は、部室に子供がいることに気がつく。くいなによるとどうやら数日前から部室にいるらしい。他の部員は誰一人子供のことを気にしておらず、むしろいつもより練習に力が入っているようにも見える。千秋の傍にいることから、劇団関係者かもしれないと考えたり、もしかして千秋の子供なのかもしれないと様々な考えをめぐらせるとひな子とくいなの二人に、ゆあは呆れた様子で声をかける。
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やさしくないやさしいこ
ヨーロッパでの演劇修行を終えて、演劇同好会に戻ってきた顧問のルリ子は、留学の成果の集大成として書き上げた脚本を使った演劇を、文化祭の出し物にすると部員たちに話す。その演劇のヒロインに大抜擢されたひな子だったが、何をやっても失敗ばかり。演劇を始めて間もないひな子に、ヒロインの座を奪われてしまったと感じるゆあは、何をやっても上手くいかないひな子に対して不満を募らせるが、一生懸命練習に励むひな子の姿を見ているうちに少しずつ気持ちが変わっていく。
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めいどとおばけとゆめのぶたい
ひな子を見兼ねたゆあによる厳しい演劇の特訓も終わりを告げ、明日に文化祭を控えた演劇同好会では衣装合わせが行われていた。衣装合わせには演劇部の衣装も手伝っていた真雪が参加し、ヒロインのひな子を始め、ゆあやくいなに華やかな衣装に着せていく。衣装を着たまま、本番さながらの通し稽古が行われ、初めて台詞を最後まで間違えずに言うことができたひな子は大喜び。そんなひな子を見て、まだ本番は終わっていないと仕切り直すゆあ。そしていよいよ文化祭当日を迎える。
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まよえるみずぎ
季節は夏真っ盛り。陽射しが強さを増し、肌をじりじりと焼くような暑い毎日が続いていた。すっかり暑さにやられてしまい、机に突っ伏しているくいなを心配するひな子。くいなはなぜ毎日こんなに暑いのかとひな子に聞くが、ひな子から返ってきた答えは夏だからという至極平凡なもの。当たり前の返答に相槌を打ちながら、突然何かを思いついたかのように席から立ち上がったくいなは、こんな暑い夏の日は海に行きたくなると話し、ひととせ荘の面々とゆあのみんなで海に行こうと提案する。
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がんばりすぎて
ひな子にとって高校生活初めての夏休みがやってきた。夏休みだからこそと古本屋を手伝うひな子だったが、やってきたお客さん相手に緊張がピークに達し、かかしのように固まってしまう。外出から帰ってきた千秋や真雪と共に休憩がてらお茶を飲んでいるところに、ゆあが元気良くやってくる。ひな子のために小劇団の公演と演技のレッスンが収録されたDVDを持ってきたというゆあの優しさに思わず微笑むひな子。その翌日は喫茶店を手伝っていたひな子は、接客中によろめき倒れてしまい……。
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がっしゅくします
ある日、ひな子が学校から帰ってくるとお母さんからの手紙が届いていた。その内容はひな子の役者姿を観るために近々遊びに行くというもの。もしお母さんが演劇を観に来てしまったら、きっと緊張してまたかかしになってしまうと悩むひな子。さらに文化祭以降、お芝居に出ていないこともあり、喫茶店で働く姿を見てもらってはどうかと考えるが、想像しただけで恥ずかしい状況に、ひな子は頭を抱えてしまう。そんなとき商店街でスタンプラリーのイベントが開かれることを知ったひな子は、そこで演劇をしてみてはどうかと提案する。
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ぱぱぱれーど
劇団ひととせの初公演となる演劇の脚本を書き上げたくいなは、ひな子を始め団員たちに配っていく。脚本を読み終えた千秋の反応も良く、お話の内容が決定したことに喜ぶ一同。中でもこれでやっと衣装合わせができると一際嬉しそうな真雪は、さっそくと言わんばかりにひな子たちに似合いそうな衣装を調達してくる。しかし衣装パレードとも言われる衣装合わせは、本来ある程度稽古が進んでから行うもの。このタイミングでは少し早過ぎるのではと言う千秋やゆあだったが、真雪はどうしてもやると言って聞かず……。
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ゆくとしくるとし
もうすぐクリスマスを迎えようとしている冬のある日。喫茶店の集客も兼ねて、何かイベントみたいなものができないかなと言う真雪に、千秋がクリスマスイブにまたお芝居をしてみてはどうかと提案する。ひな子のお母さんも観にやってきたスタンプラリーのときに行ったお芝居に続き、2回目となる劇団ひととせの公演に盛り上がる一同。色々なアイディアが出されたお芝居の内容もせっかくのイブの日にやるのだからと、クリスマスにちなんだものに決まり、公演に向けての準備が始まる。
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あこがれのばしょ
寒さでなかなか寝付けずにいたひな子。温かい飲み物でも飲もうと階下へと降りると、喫茶店から何やら良い匂いが漂ってくる。不思議に思ったひな子が中を覗いてみると、薄暗いキッチンの前で真雪が千秋の名前を呪文のように唱えながら、一心不乱に鍋をかき回していた。その異様な光景に思わずかたまってしまうひな子だったが、恐る恐る真雪に声をかけると、どうやら何かを隠している様子。真雪の必死な姿にそれ以上追求することのできなったひな子は、くいなに相談を持ちかける。
スタッフ
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CG
高木翼 -
アニメーション制作
パッショーネ -
キャラクターデザイン・総作画監督
植田和幸
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サブキャラクターデザイン
柳沢まさひで -
シリーズ構成
浦畑達彦 -
チーフディレクター
さんぺい聖 -
プロップデザイン
児玉裕之 -
プロデュース
アニマアンドカンパニー -
中村嘉博
デザインオフィス メカマン -
丹彩子
グラフィニカ -
児玉裕之
Creators in Pack -
原作
三月 -
小池里恵子
Assez Finaud Fabric. -
掲載誌
月刊コミックキューン -
撮影
Assez Finaud Fabric. -
撮影監督
小池里恵子 -
月刊コミックキューン
KADOKAWA -
本多敬
デザインオフィス メカマン -
松山愛子
颱風グラフィックス -
監督
喜多幡徹 -
総監督
高橋丈夫 -
編集
丹彩子 -
美術設定・美術監督
本多敬 -
色彩設計
松山愛子 -
衣装デザイン
近藤源一郎 -
製作
ひなこのーと製作委員会 -
音楽
橋本由香利 -
音楽制作
KADOKAWA -
音響制作
Ai Addiction -
音響効果
奥田維城 -
音響監督
稲葉順一 -
高木翼
Assez Finaud Fabric. -
キャラクターデザイン
植田和幸 -
中村嘉博
デザインオフィス メカマン -
丹彩子
グラフィニカ -
児玉裕之
Creators in Pack -
小池里恵子
Assez Finaud Fabric. -
月刊コミックキューン
KADOKAWA -
本多敬
デザインオフィス メカマン -
松山愛子
颱風グラフィックス -
総作画監督
植田和幸 -
高木翼
Assez Finaud Fabric.
キャスト
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ひな子の母
佐藤奏美 -
ルリ子の母
井上喜久子 -
中島ゆあ
高野麻里佳
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夏川くいな
富田美憂 -
柊真雪
小倉唯 -
桜木ひな子
M・A・O -
萩野千秋
東城日沙子 -
鳥太郎
高橋伸也 -
黒柳ルリ子
吉田有里 -
荻野千秋
東城日沙子