天使になるもんっ!
エピソード
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キスはスキってきもち、かも
父親の転勤で、一人暮らしを始めることになった鴨下祐介。その初日、彼は登校途中で裸の少女と遭遇! はずみでキスまでしてしまう。彼女の名前はノエル。なんと魔界からやってきた少女だった。祐介を「お婿さん」と呼んで、まとわりつくノエル。だが、祐介にはすでに憧れの存在があった。水泳部のホープ・鈴原夏海だ。ところが、悪友たちのせいで隠し撮りをしていると誤解され……。
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ツギハギだらけの恋だっていい
なりゆきでノエル一家と同居することになってしまった祐介。家では一家に振り回され、学校では転入してきたノエルに追いかけ回され、すっかり疲れ果てている。おまけに夏海にまたのぞきと誤解されてしまい、平手打ちまで食らってしまった。誤解を解こうと手紙を書いてみたが、それも目の前で破り捨てられる始末。ショックを受けた祐介は自室に引きこもり、慰めにきたノエルをとうとう怒鳴ってしまうのだが……。
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抱いて、ギュッとね
「天使」になるにはどうしたらいいのか……? 家族や、何か知ってそうな高校の先輩・ミカエルにまで聞いて回るノエル。そう、彼女は比喩ではなく、本物の「天使」になろうとしていたのだ! 祐介との交際を快く思わないノエルのおばあちゃんは、ここぞとばかりに「清い交際」を勧める。一方、ディスペルはノエル獲得のエージェントとして、ミルルという少女を送り込んできた。ところが、このミルル、昔はノエル一家の隣に住んでいた顔なじみで、おまけに少々ドジであった……。
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大切なもの、大切な……
燃えるノエル、ミカエル、シルキーの羽根。祐介はノエルの火を消そうと必死になるが、その甲斐もなく燃え落ちてしまう。そのとき、時計台が崩れ始め、落ちて行く全員。ノエルは手を伸ばして祐介を助けようとするが届かない。すると祐介のポケットからノエルの天使の輪が落ちてきた。今、ノエルが天使になりたいと強く願えば祐介を助けられる! どうする?
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見えなくて、そこにいて
「家族団欒」にこだわるノエル一家に連れられて、海水浴に出かけた祐介。でも、透明人間のサーラだけは包帯だらけの姿で、海の家でアルバイトに励んでいた。最近、祐介の存在を意識し始めたサーラは、祐介の前で自ら包帯を外そうとする。その瞬間、謎のUFOがノエルを浚う! 二人を助けようと家族に助けを求めるサーラ。しかし、みんなゲームに夢中で気づかない!! 焦りのあまり、サーラはみんなの前で姿をあらわしてしまうが……。
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ココロに翼、とかね
最近、ノエルは空を飛ぶことに夢中。「天使」だったら、もちろん空を飛べるはずだからだ。ルカの怪しげな発明品の翼をつけてみたりするが、うまくは飛べない。ミカエルは「笑うことが大切だ」と言うが……。水泳部のホープ・夏海の飛び込みの美しさに感動したノエルは、彼女から飛び込みを教わろうとする。だが、夏海はそれを拒絶する。その心の奥には、何か隠された傷があるようだった……。
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キズナっぽい関係、かな
祐介の家に突然送られてきた宅配便。中には、ノエルと名乗るイカ娘が入っていた。疑問を感じつつも、ノエルと言い張る彼女を、ノエルもその家族も受け入れる。だが、やはり彼女はミルルが送り込んだアクマリオだった。イカ娘はノエルに、ミルルは祐介に接近し、一家からノエルを追い出そうと画策する。しかし、ノエル一家に優しくされたイカ娘は良心の呵責を覚え、ついにミルルを裏切るのだった。
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会いたくて、痛くて
またもや、ルカが変なものを発明した。その名は、大天狗。スーツを着て操縦する巨大ロボットだ。大天狗を操縦したさに、スーツを奪い合うノエル一家。結局、それはノエルの手に……。高校の校庭で幅跳びなどをして、大天狗の操縦訓練に励むノエルたち。しかし、そこへダルマのアクマリオが襲いかかってくる。彼女は2話で倒したダルマ戦車の妻で、ノエルへの復讐に燃えているのだ!
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ダメはダメじゃなくて
すでに一緒に暮らしている祐介とノエルは、結婚しているも同然。ならば、本当に結婚させてしまおうと、盛り上がるノエル一家。しかし、唯一、おばあちゃんだけは、「人間の婿なんて不幸になるだけ」と相変わらず反対のようだ。一家は、邪魔な彼女を閉じ込めて、結婚話を勧めようとする。すっかり怒ったおばあちゃんは、ミルルと協力して、みんなを懲らしめようとするが……。
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穴の向こうに見えるものって
祐介と縁日に行ったノエルは、うまく育てれば天使になるという怪しげな芋虫メカを彼に買ってもらった。すっかり信じ込んだノエルは、芋虫をブンブンと名づけ、育てることに夢中になる。だが、祐介は気づいていた。ノエルの前ではいい子のフリをしているブンブンだが、その本性はまるで悪魔のようであることを……。
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ふと、サヨナラのとき
8年に一度、地球に接近するドリアン彗星。今年はその当たり年だという。彗星がもっとも近づいたとき、ドリアンを頭に乗せて念じると、願いが叶うらしい。そのドリアン彗星の到来を祝って、祐介たちの学校で「ドリアン祭り」をすることになった。夏海と一緒に、その委員に選ばれてしまう祐介。夏海が何かを悩んでいることに気づいている祐介は、彼女の力になりたいと思うが……。
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好きは好きになってもらうこと?
精神も体も、幼い子供に戻ってしまった夏海。とりあえず、自分の家に連れ帰ったものの、夏海を元に戻す方法は、ノエル一家にもわからない。心配する祐介。その心はノエルではなく、今や夏海に向いてしまっているようだった。だが、それでもノエルは天使になることをあきらめはしなかった。一途に兄を求める夏海に、ついきついことを言ってしまう祐介。怯えた夏海は、祐介から逃げ回るようになってしまった……。
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回り道して戻ってくるの
度重なるミルルの失敗に、ついにディスペルは自らノエル捕獲に乗り出すことにした。人間界へと向かう彼を、彼に仕えるシルキーが冷たい目で見送っていた……。ドリアン祭りに賑わう高校に乗り込むディスペル。自分の元へくれば天使になれるとノエルを誘うが、ルカや他のみんなに酷いことをしたディスペルを、ノエルは信じない。時計塔の中を逃げ回るノエル。追いかけ回すディスペル。そこへ、夏海を背負った祐介が駆けつけてきた。しかし、ディスペルの力に吹き飛ばされ、時計塔の外へ吹き飛ばされてしまう。落下する祐介と夏海。その中で、夏海は兄の幻と出会い、過去との決別を決心する……。
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約束は心の中にあるから
魔界のある城――。そこでは、シルキーが主として君臨していた。シルキーに仕えるエロスは、天使嫌いの彼女のために、ノエルの妨害を誓う。一方、夏海も元に戻り、祐介の周囲には賑やかな日常が戻ってきていた。あまりにも変わらない魔界人たちにイライラした祐介は、ついノエルに「僕は天使も悪魔もキライだ」と言ってしまう。ショックを受けたノエルは、天使になることを止めると宣言するが……。
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遠くて遠くてとどかないもの
祐介の家の真正面のアパートに引っ越してきたミカエルとラファエル。朝、学校に行こうとしたところを、早速ノエルに見つかってしまう。ごまかすこともできず、ノエル一家に挨拶するハメになるミカエル。その彼を、サーラが頬を染めて見ていた……。学校に行くと、新しくミューズというお嬢様風の女の子が転入してきた。ノエルたちは知らないが、実は彼女はエロスが送り込んできた手下だったのだ!
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答えの出ない気持ちだってある
テストで揃って20点を取り、明日追試を受けることになったノエルと祐介。斉木やマサル、そして風邪で試験を休んだ夏海も同じく追試組だ。プリントを届けに夏海の家に行った祐介だったが、相変わらずの間の悪さで、夏海を怒らせてしまう。だが、それでいて夏海の態度は以前とは確かに変わりつつあった……。明日追試のノエルを遊びに誘い、堕落させようとするミューズ。だが、実はミューズも追試組。そこで、今度はお守りを山ほど届け、ノエルが他力本願になるよう仕向けたが……。
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ほどいたり、結んだり、ね
愛し合う二人は赤い糸で結ばれている……。「赤い糸の伝説」を聞いたノエルは、自分と祐介の小指を赤いリボンでつなげて大はしゃぎ。だが、それを無情にも断ち切ったのはミューズ。泣き出すノエルだったが、本物の赤い糸は切れないと忍先生に教えてもらって、ふたたび上機嫌。一方、ミューズはそれを聞いて、何やら考えついた様子……。ミューズが思いついた作戦とは、パパとママを仲違いさせて赤い糸の絆を断ち切り、ノエル一家をバラバラにしてしまおうというものだった。暖かく優しい座布団に化け、ミューズはパパに近づく。
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どっちもほしいはイケナイの?
前回、ママを悩ませていたもの……それは、摩訶不思議魔女魔術大会への招待状だった。選ばれた魔女たちが空を飛んで技を競い合うというその大会は、すべての魔女の憧れ。もちろん、ママも小さい頃からずーっと憧れてきた。その招待状が、ついにママの元にやってきたのだ。だが、ママはパパの奥さんになるとき、もう二度と飛ばないと心に決めていた……。家族か、招待状かの選択で、ママは家族を選んだのだ。しかし、そう言いつつも、ママは招待状を破り捨てることはできなかった。それを知ったミューズは、ママを唆して大会に行かせ、家族をバラバラにしようと企んだ。
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アイのちから
ルカが、ノエルのために最新の飛行メカを完成させた。一見、ただのブルマだが、使用主の排出したガス――要するにおなら――を利用して、自由に空を飛ぶことができるのだ。だが、おならなんて、そう簡単に出るものじゃない。そこで祐介は、焼き芋を買ってはどうかと提案。ちょうどミカエルの引く焼き芋屋台が通りかかり、ルカは喜んで買いに出た。ところが、特製スクーターで駆けつけたルカの目の前で、焼き芋は全部買い占められてしまう。買ったのは、シルキーに焼き芋をあげようとするエロスだった。
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近いゆめ、遠いひと
天使にふさわしい行動を勉強するミカエル。そんな彼に、ラファエルは言う。何のために天使になるのか、と。天使になってしまえば誰とも会えなくなる…そう告げると、彼は不意に姿を消した。慌てるミカエル。だが、なぜかノエルにだけはラファエルの姿が見え、声も聞こえているらしい。ラファエルがおかしなことをノエルに言うのではないかとミカエルは気が気じゃない。彼の心配も知らず、無邪気にラファエルと会話するノエル。ラファエルがはずみで「食べたいな」と言ったジャスミンゼリーを、作ってきてあげると約束するが……。
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ホントじゃないホントもあって
ガブリエルとの結婚を夢見るミルル。だが、密入国してきたミルルは、魔界発行のパスポートを持っていなかった。魔界警察に見つかれば強制送還され、300年はガブリエルに会えなくなる。思いあまったミルルは、無理矢理にガブリエルと駆け落ちしようとする。まさにそのとき、魔界警察の刑事が祐介たちの家にやってきた。ところが、刑事が逮捕したのはなんとノエル。彼の長年の勘は、ノエル一人が異質であることを見抜いたのだ……。
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手をのばせば、ホラ
ノエルの輪が変化した。突然輝き出し、回転し始めたのだ。それはだんだん激しくなり、触れるものを切り裂いてしまうぐらいの勢いになった。いったい、原因は何なのか、ノエル自身にもさっぱりわからない。心配する祐介だが、体の具合がおかしくなったんじゃなければそれでいいと、ノエルの家族たちは呑気なもの。一方、その様子を見たミカエルは大喜び。輪が発光し、回転し、外部からの刺激に対して拒絶反応を示す……それは、天使に変貌する兆候だったからだ。いよいよ彼女も一人前の天使になれるのだ。だが、ラファエルは言う。「そううまくいくかな?」
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こわれてゆく心
ノエルの天使の輪が落ちた。その途端、ノエルの身体は急に重くなって、地面に沈み込んでしまった。頭に気球をつけることで、何とか普通の生活をするノエル。一方、魔界でも、シルキーの身体にノエルと同じような異変が起こっていた。さらに、急に泣き出したり、いつもと様子のまったく違うシルキーに、エロスは戸惑う。ノエルから天使の輪が離れたのは、ノエルがそんなものはいらないと、強く思ったせいだ。このままでは、ノエルは天使になれなくなってしまう。ノエルに天使の輪を受け入れさせようと焦るミカエルだが、輪のせいで祐介を傷つけてしまったノエルは、頑なに拒否する……。
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扉の向こうに待っているもの
ミカエルに本物の家族じゃないことを指摘され家族解散を宣言したパパ。家族はノエルと祐介を残しバラバラになってしまった。ますます落ち込むノエル。祐介はそんなノエルを元気づけるため一人で家族を探しに行くことを決意する。そんなとき、一人で留守番をしているノエルの所にミカエルがやってきて、ついに本性をあらわすのだった。そしてミカエルは気絶したノエルを抱え時計台をのぼっていった……。
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ぜんぶ欲しいから、ナンにもいらない
気絶したノエルを抱えて、高校の時計台をのぼるミカエル。目的はもちろん「天使になる」ため。追いかける祐介と家族たち。シルキーもミカエルの野望を阻止するために人間界へやってくる。そこへ再びドリアン彗星が接近。天使になるため大きなエネルギーを必要としたミカエルが呼び寄せたのだ。そして、ノエルの背中には羽根があらわれる……!
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今、いちばん大切なもの
燃えるノエル、ミカエル、シルキーの羽根。祐介はノエルの火を消そうと必死になるが、その甲斐もなく燃え落ちてしまう。そのとき、時計台が崩れ始め、落ちて行く全員。ノエルは手を伸ばして祐介を助けようとするが届かない。すると祐介のポケットからノエルの天使の輪が落ちてきた。今、ノエルが天使になりたいと強く願えば祐介を助けられる! どうする?
スタッフ
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アニメーション制作
ぴえろ -
キャラクターデザイン・作画監督
加藤裕美 -
原作
HEAVEN PROJECT
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撮影監督
田村正人 -
監督
錦織博 -
美術監督
柴田千佳子 -
音楽
周防義和 -
音響監督
鶴岡陽太
キャスト
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おばあちゃん
中友子 -
ガブリエル
林延年 -
サーラ
川澄綾子
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シルキー
小西寛子 -
ディスペル
岩田光央 -
ノエル
川上とも子 -
パパ
小杉十郎太 -
ママ
日髙のり子 -
ミカエル
石田彰 -
ミルル
飯塚雅弓 -
ルカ
南央美 -
鈴原夏海
野上ゆかな -
鴨下祐介
宮崎一成