はじめの一歩 Rising
エピソード
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最強の挑戦者
幕之内一歩は千堂武士との日本フェザー級タイトルマッチに臨む。死闘の末――、一歩必殺のデンプシーロールが炸裂! 千堂を打ち破り、日本フェザー級チャンピオンへ昇りつめる。家業の釣り船屋を手伝う最中、一歩は亡き父一男のことを思い出す。自分の求める強さに父の強さを重ねる一歩。そんな一歩の前にデンプシーロール破りを宣言する琉球戦士・島袋岩男がタイトル奪取を掲げ立ちはだかる。インファイターVSインファイター、死闘が今始まりを告げた!!
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デンプシーロール破り
日本フェザー級タイトルマッチ防衛戦、チャンピオン幕之内一歩VS挑戦者島袋岩男。試合は互いの体を寄せ合う超接近乱打戦! 強打が炸裂する壮絶な打ち合いの末、島袋が試合前に言い放った「海の底へ連れて行く」の宣言通り、呼吸困難(チアノーゼ)に陥ってしまう一歩。勢いにのる島袋はついにデンプシーロール破りを決行する――。窮地に陥った一歩はチャンピオンの座を守りきることはできるのか!?
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女の闘い
壮絶な闘いの末島袋を打ち破り、4度目の防衛に成功した一?。試合でのケガを癒やすべく家で療養する一?の元に板垣の妹、菜々子がお見舞いにやってくる。そして…。一方、青木は初となるタイトルマッチに向け気合を入れていた。対戦相手は堅実なボクシングスタイルを貫く今江克孝。今江はビデオで青木のこれまでの試合を研究しつくし対策を立てていた。圧勝を確信し臨んだ計量当日、今江は衝撃的なモノを目にしてしまう。
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勝利の女神
青木は苦労の末編み出してきた必殺技を今江に愚弄されたことに腹を立てる。しかし今江も負けを糧に勝ち上がってきた自分と同じタイプであることに気づいてしまう青木。是が非でも自分と同じ部類であることを認めたくない青木は心の支えであるトミ子に救いを求める。一方で今江も昔の彼女サチ子と試合前を過ごしていたが、ボクシング一筋を貫いてきた今江はサチ子を突き放す。心の支えのある者と心の支えを断ち切った者。自身のボクシングスタイルの意義を賭けた闘いが始まろうとしていた。
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100%のフェイク
トミ子が見守る中、ついにタイトルマッチの舞台に立った青木。しかし、技を研究し尽くしていた今江は青木の繰り出す必殺技をことごとく粉砕していく。頼みのカエルパンチすら宣言通り破られてしまい、あっという間にスタミナ不足に陥ってしまう青木。観客からKOの期待がよせられる中で、今江優勢のまま試合が終わるかと思われたその時、青木はとんでもない行動に出る。
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栄光までの距離(ディスタンス)
青木の新必殺技に恐怖を覚えた今江は完全に弱気になってしまっていた。今江は青木にあって自分にないものとの決定的な違いにショックを受けるも、闘志を燃やし青木に向かっていく。しかし青木もチャンピオンベルトを手にすべく最後の賭けに出る。互いの信念がぶつかり合う試合はラウンドを重ねていく泥仕合の展開に。果たしてチャンピオンの座を勝ち取るのは青木か、今江か!?
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チーズチャンピオン
“浪速の虎”こと千堂武士の復帰戦を見に大阪に足を運んでいた一歩は、控え室で千堂のスパーリングパートナーであり“尾張の竜”の異名を持つボクサー、沢村竜平と出会う。デンプシーロールを無様な技と罵る沢村に、一歩は島袋との対戦以来、必殺技の包囲網が徐々に狭まっていることを自覚する。そして翌日―、鴨川ジムには一歩を攻略せんとばかりに何通もの挑戦状が届いていた。ある挑戦状に目を留める一歩。書かれた宛名は一歩のデンプシーロールを無様な技だと罵った沢村竜平だった。
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飢えた狂犬、赤い狼
沢村竜平との試合が決まり闘志を燃やす一歩。しかしデンプシーロールがカウンターに弱いことを見抜いていた鷹村は、このままでは沢村への勝ち目が無いことを一歩に諭す。あくまでもデンプシーロールで沢村に勝つことに拘りたい一歩はついに必殺技を進化させることを皆の前で宣言するが…。期待に胸を寄せる仲間たちとは裏腹に、強力な必殺技に対応できる練習相手はおろか、進化のための練習方法すら見つからず苦悩する一歩。そんな一歩の前に思いもよらぬ人物が現れる。
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悪魔のシナリオ
アメリカでの再起に向け、一歩に預けていたボクシンググローブを受け取りに来日したヴォルグ。当てが無く困っていたヴォルグを見かねた鴨川はトレーナーを紹介すると言い、手配ができるまでの間だけ鴨川ジムに身を置くことを許す。一方でデンプシーロール進化の手伝いができずにいた木村達は技術力の高さと度胸を兼ね備えたボクサーであるヴォルグに一歩を手伝ってほしいと願い出る。歴戦をくぐり抜け成長し続けてきた一歩、一時は身を引いたブランクのあるヴォルグ。戸惑いの中でヴォルグが見せた行動とは!?
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決断の表情(カオ)
沢村との試合が刻々と迫る中、一歩は希望の光であるデンプシーロールの進化に精魂を傾けていた。しかしその練習内容は日を増す毎に体を痛めつけ、無理を重ねた一歩はついに体を壊してしまう。鴨川達が見守る中、駆けつけた山口先生に触診される一歩は思いもよらぬことを宣告されてしまい愕然とする。果たして一歩は沢村との試合までに進化型のデンプシーロールを完成させることができるのか!? 試合開始までのカウントダウンが始まった!!
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不敵な挑戦者
反則おかまいなしのボクシングで一歩を攻め立てリズムを築いていく沢村に徐々にペースを乱されてしまう一歩。それでも真っ向から挑む一歩に機を見た沢村は、弾丸のような左、バレットを乱発。剛弾の矢をかいくぐり自分の距離に持ち込む一歩だったが、そこに待っていたのは悪魔の罠だった。
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完全なるデンプシー破り
真っ向から懸命に闘う一歩、対照的にそれを弄ぶように楽しむ沢村。自分のペースを掴むことに必死の一歩は、沢村が放つ強烈な弾丸乱打を避わし攻撃のリズムを作り上げていく。だが、それは一歩を錯覚させる為の巧妙な罠だった。避わす動作で自然とデンプシーロールのリズムが出来上がっていき、そして…。デンプシーロールで勝ちたい! 沢村に無様な技と罵られた技への熱き思い。その拳に全てを懸けた一歩に狂犬が牙を剥く!
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活人の拳
劣勢続きの一歩を救ったのは進化したデンプシーロールだった。カウンターが成立しない新型デンプシーロールを見ていた宮田にも戦慄が走る。会場内に巻き起こる怒涛のまくのうちコールを背負って、一歩の拳が沢村を追い詰める。対し沢村も鮮血に顔を赤く染め、反則覚悟の攻撃で一歩に噛み付いていく――! ぶつかりあう活人の拳と殺人の拳。長き闘いに終止符が打たれようとしていた。
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力の出る言葉
沢村戦で負ったキズを癒すべく山口の元を訪れた一歩。診察の最中、新型デンプシーは今後のボクサー生命を削りかねないと諭す山口。松葉杖をつきながら、自分自身と葛藤する一歩の元へ車に乗った梅沢がやってくる。しかしその車中、一歩とこれまでを共にしてきた釣り船幕之内を辞めることを突如告白する梅沢。闘志に燃えたその表情に隠された真意とは…。
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風雲!釣り船幕之内!!
一歩の祝勝会を釣り船幕の内で行うことになった鴨川軍団。しかし、ただ釣りをしてもつまらないと言う八木の提案から、負けたらメシ抜きのチーム戦に。大物を釣り上げんと期待に胸躍らせる一同だったが、誰もが予想しない展開になり船上が戦場に!? 釣り船幕の内に波乱の風が吹き荒ぶ!!
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黄金の鷲
横浜アリーナでの世界タイトルマッチを控え、極限の減量を重ねる鷹村。そんな鷹村を他所に対戦相手である黄金の鷲こと、WBC世界ミドル級王者デビッド・イーグルが来日。イーグルのもとへ取材に来ていた藤井は、以前鷹村が対戦したホークとは違い、栄光しか知らず、しかし才能に溺れること無く決して努力を怠らない本物のチャンピオンだ、と賞賛する。
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デンゲキエレキとココナッツパパイヤ
横浜アリーナでのセミセミファイナル、青木と木村の試合が始まった。今までとは違い、超大観衆の中での一戦にトップバッター木村の緊張は極限状態。自分のペースに持ち込めず苦戦を強いられてしまう。一方、青木も肩を並べるほどの曲者の登場で一気にピンチの展開に…。鷹村の登場に華を添えることはできるのか!?
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未完の新型カウンター
セミファイナル、宮田VSメッガン・ダッチボーイ。試合開始直前、宮田のトレーナーである父は相手陣営の異変に気づく。見据えたその先には、かつてアーニー・グレゴリーを従え、宮田に牙を剥いたミスター・サカグチの姿。警鐘を鳴らす父を他所に、新技を試すべく闘志に燃える宮田。サカグチの巧みな罠をかいくぐり、鉄槌を下すことができるのか!? 試合開始のゴングが鳴った!
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鷹VS鷲
いよいよ鷹村守VSデビッドイーグルの試合が始まった! いつものように気合いに満ちながらも余裕の表情で試合に臨む鷹村。だが、その気迫をへし折るかの如く冷静沈着に攻め続けるイーグルにペースを乱されてゆく――。そして、その試合運びを助長するかのような宮田から一歩への衝撃的な告白…。鷹村を翻弄し続け、悠然とコーナーに戻っていくイーグル。試合展開はもはやその手中。絶望的な試合展開の中、活路は見いだせるのか、鷹村!!
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忘れられない教え
イーグルに完全にペースを乱され、絶体絶命の鷹村。ラウンドインターバルで不安な表情を見せる鴨川達に対し、策があると鷹村の表情は自信に満ちていた。迎えた第4ラウンド、大振りのパンチの勢いで体ごと預けていく策が功を奏し徐々に鷲を追い詰めていく…。一歩達の応援も背に受け、ノる鷹村だったが、あと一歩の所で予期せぬ事態が起こってしまう。
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死闘の果てに
血飛沫を上げ打ち合う鷹村とイーグル。インターバルで止血、リング上で再び噴出を繰り返すその試合展開は、いつドクターストップがかかってもおかしくない。試合の最中、両目が塞がってイーグルを視認すらできなくなった鷹村は絶望的な状況になってしまうが…。その拳はイーグルのある場所だけを的確に狙っていた。果たしてチャンピオンベルトに降り立つのは鷹か!? 鷲か!?
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希望の花
会長室、鷹村が勝ち得た2本のベルトを眺めている鴨川と猫田。そんな2人の元へ花瓶一杯の向日葵を手に一歩達がやってくる。一歩はチャンピオンベルトに添えられた一枚の写真に目を留める。写真には若き日の鴨川と猫田、そして凛とした表情の女性――。やがて鴨川達は語りだす。敗戦のショック、しかしそれでも活気を取り戻すために立ち上がらなければならなかった、あの熱き時代の話を…。
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生きる勇気を
拳闘とボクシング。米兵、ラルフ・アンダーソンに打ち拉がれ、まざまざと違いを見せつけられた鴨川と猫田。闘志に燃える二人はユキが見守る中、トレーニングに励む。しかし鴨川は気づいていなかった。猫田の身体に異変が起き始めていることを…。身の危険が迫り焦る猫田は、ユキにあることを告げアンダーソンとの試合に臨む。そして――。猫田の症状に気づき、急ぎ試合会場に向かう鴨川とユキ。二人が目にしたものとは一体!?
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鉄拳
芸術的な足捌きでアンダーソンを翻弄する猫田。そんな猫田を心配していた鴨川達も一目瞭然の試合展開に安堵の表情を浮かべる。迎えた第4ラウンド、これまでと変わらない速さを魅せつける猫田についていけずアンダーソンの苛立ちは極限状態に達して――! 次の瞬間、崩れ落ちたのは圧していたはずの猫田だった。闘気を失った猫田にアンダーソンが容赦なく襲い掛かかる!!
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誓い
猫田の仇をとるべくアンダーソンに挑戦状を叩きつけた鴨川。丸太の特訓で“鉄拳”を身につけ、ついに試合の日を迎える。士気を高め臨んだ鴨川だったが、アンダーソンに死角はなかった。必死のトレーニングに加え、セコンドとしてミゲルが就き完全無欠となっていたのだ。何度もパンチをもらい、何度もダウンする鴨川。これ以上は命が…。絶望とも言える状況で現れた意外な人物が鴨川に檄を飛ばす。別人のように闘志を爆燃させる鴨川。目醒めるかその拳!?
スタッフ
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「はじめの一歩 Rising」製作委員会
VAP 日本テレビ -
CGディレクター
池田恵一 -
アクション監督
佐藤千春
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アニメーション制作
マッドハウス -
キャラクターデザイン
杉浦幸次 -
シリーズ構成
ふでやすかずゆき -
原作
森川ジョージ -
掲載誌
週刊少年マガジン」 -
撮影監督
熊澤祐哉 -
監督
宍戸淳 -
編集
神宮司由美 -
美術監督
金子英俊 -
色彩設計
田中千春 -
製作著作
「はじめの一歩 Rising」製作委員会(日本テレビ、VAP) -
週刊少年マガジン」
講談社 -
音楽
平野義久、今堀恒雄 -
音響監督
三間雅文 -
「はじめの一歩 Rising」製作委員会
日本テレビ -
週刊少年マガジン」
講談社
キャスト
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ヴォルグ・ザンギエフ
森川智之 -
サチ子
小林真麻 -
デビッド・イーグル
木内秀信
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トミ子
津田匠子 -
ブライアン・ホーク
大塚明夫 -
メッガン・ダッチボーイ
佐藤健輔 -
ユキ
折笠富美子 -
ラリー・ベルナルド
稲田徹 -
ラルフ・アンダーソン
小杉十郎太 -
今江克孝
阪口周平 -
伊達英二
相沢まさき -
八木晴彦
中嶋聡彦 -
千堂武士
小野坂昌也 -
宮田一郎
関智一 -
山口先生
小林優子 -
山寺宏一
-
島袋岩男
江川央生 -
幕之内一歩
喜安浩平 -
幕之内一男
てらそままさき -
幕之内寛子
寺内よりえ -
木村達也
藤原啓治 -
板垣学
浪川大輔 -
板垣父
福田信昭 -
板垣菜々子
小林ゆう -
梅沢正彦
真殿光昭 -
永井一郎
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沢村竜平
三木眞一郎 -
河辺
村上裕哉 -
猫田銀八
山寺宏一 -
猫田銀八
永井一郎 -
猫田銀八戦後編
吉野裕行 -
篠田
佐々木誠二 -
藤井稔
小野健一 -
赤松勇/パパイヤ・ダチウ
布施川一寛 -
間柴久美
林沙織 -
間柴了
田中正彦 -
青木勝/ワンポ
高木渉 -
飯村真理
篠原恵美 -
鴨川源二
飯塚昭三 -
鴨川源二戦後編
宮野真守 -
鷹村守
小山力也 -
黄桜大/エレキ・バッテリー
奈良徹 -
山寺宏一
#22~ -
永井一郎
~#19 -
猫田銀八
永井一郎(~#19)、山寺宏一(#22~)