ダイヤのA
エピソード
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運命の一球
試合終了――。弱小中学野球部ピッチャー“沢村栄純”はその日、無念のサヨナラ負けを喫した。それが中学時代最後の試合となった沢村。甲子園出場の夢はチームメイトと同じ高校に進学することで果たそうとする。気合いを入れ、勉強に励む沢村。だが、そこに突然の客が現れた。彼女は“高島礼”。東京の野球名門校「青道高校」副部長だ。高島は沢村の可能性を認め、青道高校に誘うのだが、沢村の答えは思いも寄らぬ意外なものだった……。
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相棒
野球部三年のバッター“東清国”と勝負することになった沢村。バッテリーを組むのは、チーム内でも一目置かれるキャッチャー“御幸一也”。東の未知数の力に気圧される沢村だが、御幸のリードが沢村の持ち味を引き出していく。そして、最後の一球――。東京から戻ってきた沢村は、御幸とのピッチングが忘れられず、思い悩む。自分の力を東京で試してみたい。だが、中学からの仲間を裏切って出て行くわけには……。悩む沢村に、チームメイトが声を掛ける。
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投手失格?
野球部先輩たちとの相部屋に緊張する沢村。だが、意外な程和やかな触れ合いが、彼を安心させる。次の日……緩みが仇となり、練習にいきなりの遅刻! そこで同じく遅刻してきた御幸との衝撃の再会を果たす沢村だったが、彼のアドバイスは状況をさらに悪化させる。結果、監督から戦力外通告を受ける沢村は、中学の仲間を思い出し「自分はエースになるためにここに来ている」と直談判。そこで監督は彼にある課題を課す。
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同じタイプ?
昨年敗れた市大三高との試合に臨む青道高校。超高校級打線が爆発するも、投手でエースである丹波の調子があがらない。結果、試合は乱打戦の様相を呈していく。一方沢村は学校に残り、一人で自主練に励んでいた。そんな中、彼は同じ一年でピッチャーである降谷に声を掛けられる。沢村の奇妙な自主練内容を哀れみ、キャッチボールを受けてくれる降谷。その優しさに気をよくした沢村だが、彼のボールのスピードは想像を絶するものだった――。
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激突
一年チームと二、三年チームでの試合が決行される。出場できるかやきもきする沢村は、偶然風呂場に居合わせた監督と鉢合わせする。「自分以外の誰かがマウンドに立っている姿を見たくない」。そう呟く沢村に、監督は「もう一度チャンスをやる」と放言するのだった。試合当日――。二、三年は恐ろしいほどの気迫を見せる。色を失う一年チームだが、始めて試合に出ることができた沢村は気合い満点。その様子は一見空回りしているかのように見えたのだが……。
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真っ向勝負!
対抗試合は続く。ついに沢村がランナーで塁に出た。その原因となったアドバイスの主は“小湊春市”。バッターボックスに立った彼はいきなりの点取り発言をする。彼のバッティングは、発言通り誰もが驚く見事なものだった。それに応えようとする沢村は、猛ダッシュでなんとホームインを果たす! 勢いづく一年。だが、監督は突然試合終了を宣言、一年全員が試合を続けたいなら続行するという監督に、チームメイトは?
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ふたつのバッテリー
降谷と共に呼び出された沢村。練習内容に投手陣のメニューを加えるという通達に息巻くも、組みたかった御幸は降谷とのバッテリーとなった。御幸の相手が自分でないことに不満を見せる沢村。そこに居合わせた冷たい表情を纏った暗い声の男。その男を訝しがる沢村だったが、彼こそがもう一人のキャッチャー、クリスだった。「よろしくな、ヘボピッチャー…」。呟くクリスに、沢村は得体のしれない不気味なものを感じる。
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クリスの真実
「この先、お前がエースになることはない」。試合で活躍する降谷と比べられ、クリスから冷たい宣告を受ける沢村。厳しい練習メニューだけを言い渡し、誰よりも先に帰ってしまうクリス自身こそ、一軍入りを諦めた男としか沢村には映らない。だがその非難めいた愚痴をこぼした途端、いつも飄々とした御幸が怒りをあらわにする。その理由とは?そして、クリスが抱える秘められた真実とは?
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悔しさ、胸に刻んで
クリスの真実を知った沢村は、クリスに野球を教えてもらうため、しつこく付き纏う。それが報われたか、ボールを受けてもらえることに。沢村が選択し、投げた球は全力投球!だが、それに対しクリスは「お前の持ち味はなんだ?」と問いかける。豪速球も変化球も持たない彼が選ぶべき球とは?チームの皆に意見を求めた結果、沢村が出した答えはズバリ−−−。
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磨け、クセ球
クリスから自分の持ち味を磨き上げるようい言いつけられる沢村。当初意気がっていた沢村に、最初から彼の為に練習メニューを組み、キャッチャーとして接してくれていたクリス。沢村はクリスが引退する前に、成長した自分の姿を少しでも見せたいとの思いで、努力をする。そして、ついに訪れた一軍入りを決める試合。沢村は、クリスにある頼み事をする。それに対しクリスは−−−。
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クリス出陣!
ついにマウンドに上がった沢村。その球は一見甘いようで、実は出処の見えない強力なムービングボールだった。だが、コントロールがおぼつかない。あわやピッチャー交代かと思われたその時、クリスが「もう少しだけ沢村にけ投げさせてやってほしい」と割って入る。「アイツはマウンドでお前を待っているぞ」監督のその言葉と3年生からの檄に、ついに登板するクリス。ノーアウト満塁のピンチの中、クリスが取った「秘策」とは?
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ターゲット
クリスのプレイに喝采が上がる中、彼の父にしてプロ野球選手だった男、アニマルがやってきた。息子が無理をしてプレイするのを制止しようとするアニマル。だが、怪我も厭わぬプレイをする息子の姿を見て、アニマルは自身の若い頃を重ねる。父からクリスに向けて送られたのは「ガンバレ」というエールだった。その言葉を受け、感謝とともに気持ちを新たにするクリス。だが、相手校からはそんな彼を見定める不気味な視線が……。
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一軍昇格
クリスのピンチに奮い立つ沢村。相手バッター財前は、意表をついたプレイを見せる。だが、沢村はピッチングを軌道修正。ボールを地面に叩き付けるという離れ業で難を逃れた。勢いづいた沢村が投げた最後の一球。「今はただ最高のボールをあの人のミットに――」。クリスに対する想いを乗せた沢村から放たれたボールは……。そして試合が終わり、一軍昇格の選考が訪れる。しかし沢村は――。
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合宿スタート!
一軍昇格選考が終わって、気合を入れる沢村。練習を重ねていく中、沢村は突然の呼び出しをくらう。どぎまぎする沢村に、呼び出した張本人のクリスは、沢村にある忠告をする。それはオーバーワーク気味な沢村の身体を誰よりも気遣った、クリスなりの配慮だった。チームプレイの練習のため集まってくれた仲間に、沢村は心から感謝する。そして始まった地獄の合宿に沢村は――。
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プレーで引っぱれ!
続く合宿。沢村を始めとした1年への厳しい練習の数々。それでも沢村達はなんとか食らいついていく。少しづつその成果が見えてくる中、沢村はなぜか御幸の寮部屋へ招き入れられる。そこには先輩たちが待ち構えていた。穏やかな空気の中、彼らの人となりを知っていく沢村だった。日が変わり続く練習の中、ついにあの人が先輩たちのノックを請け負うこととなる。だがそれは恐ろしいほど厳しいもので--。
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試練
大阪桐生との練習試合。合宿の疲れからチームメンバーは調子が上がらない。降谷も4回で11失点を許すという不調ぶり。ついにその口からタイムの声が掛かる。だがそれは、御幸には思いもよらぬ闘志から来るものだった。そこにエースの器を感じ取る御幸。「バックを信じて投げればいい」という御幸の言葉に、降谷は自分のある過去を思い出すのだった。
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試合は楽しい
桐生のエース舘に対し、降谷は投げては三振、打ってはホームランという堂々とした活躍ぶりを見せる。それでも舘は「試合は楽しい」となおもニヤケ顔を崩さずにいた。そんな一進一退の攻防の中、ついに沢村が御幸とのバッテリーのもとマウンドに立つ。「楽しくやろうぜ」と声をかける御幸。だが、この試合が意味するものを、沢村は知らなかった……。御幸のアドバイスを受けた沢村の立ち上がりは?
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ムカつくけど
球種も経験もない沢村に、御幸は「せめてインコースに投げ込んでみろ」と発破をかける。だが、どうしても甘い球を投げてしまう沢村。そんな彼に、今度は「バックを信じて気持ちで投げろ」と、アドバイスする御幸。励ましに来たのか、プレッシャーを掛けに来たのか……。沢村はムカつく思いとともに、自分がなぜ青道野球部に来たかを思い返すのだった。その思いとともに投げられた一球は--。
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因縁
青道・稲代実業・修北の3チーム総当りによるダブルヘッダー。その第二試合、稲代vs修北戦にて現れたのは、稲実のエース成宮鳴。去年夏の予選準決勝にて、青道は彼の球を捉えきれなかったという因縁の相手だ。さらに成宮は去年習得していなかった新たな武器を披露し、青道メンバーを震撼させる。それを見た青道のエース、丹波の闘志に火がついた。彼も成宮と同じく、これまで特訓し続けていた武器があったのだ--。
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緊急事態
試合の中、バッテリーを組む御幸と丹波。丹波の決め球について、御幸と意見が対立する。監督は丹波に、それが自分の身勝手からの意見なのかを問う。だが、丹波は「本当のエースになるために、それは必要なことだ」と決意を込めた眼差しを向ける。「絶対に甲子園に行く」、そのエースとしての意識とともにバッターボックスに立つ丹波だったが、そんな彼を信じられない悪夢が襲う--。
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夢の舞台へ
甲子園予選開幕直前。エース丹波を欠き、不安の残る中で選手たちはそれぞれの課題と向き合っていた。背番号の発表が行われ、それぞれの番号を背負った選手たちは円陣を組み、檄を飛ばして気合を入れ直す--。そして、開会式。そこには数多くのライバルの姿が--。選ばれる代表はたったの2校。名門復活を懸けた青道高校の夏が、ついに始まる。初戦の相手は米門西高校。青道高校の先発は……。
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アピールタイム
いよいよ甲子園予選が開幕する。初戦の相手、米門西高校の先発は、青道側が想定していた選手と違っていた…。情報のない相手に苦戦する青道ナイン。結果、初回無得点という苦しい状況となってしまう。だが、先発を任された降谷は、その立ち上がりにも動じなかった。初回、気迫のこもったスピードボールで米門西高を圧倒。場を沸かせる。続く二回。青道の攻撃は、四番の結城。その眼光が鋭くピッチャーを射抜き--。
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公式戦デビュー
米門西高との試合。降谷のあとにマウンドを任された沢村は、気持ちを込めて投げ切った--。初戦が終わり、各選手は己の弱点に磨きをかけていく。エース丹波は投球練習。降谷は、東京の夏に戸惑いながらランニング。そして沢村はクリスにボールの握り方を教えられていた。ストレートの基本となる4シーム。それは沢村にとってみれば、ムービングの一種であり今後の大きな武器となるはずのものだった。
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精密機械
四回戦に進出する青道高校は、次の対戦相手となる高校が決まる試合を観戦する。そこで一際目立つ活躍をする明川のピッチャー、楊 舜臣。「精密機械」と言われるそのピッチングは、正確無比なコントロールに裏打ちされたものだった。「これまでの相手とは違う」脅威を感じる青道ナイン。練習にも磨きがかかる。一方、降谷はランニング後に昼寝をしていた。その様子を見た御幸は、彼の身体に異変が起きているのではと不安を募らせる。
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降谷攻略
勝ったほうがベスト8入りする大事な試合、明川戦。先発の降谷は得意のスピードボールを思い切り投げ込む。だが、明川打線はバットを振らない。それは球数を多く投げさせ、ストライクの入らない降谷の自滅を狙う作戦だった。相手の狙いに気がついた御幸は、起死回生の策に出る。降谷に投げるよう指示した球はスプリット--。ストライクがほしい場面で、あえて変化球を投げさせた御幸の真意とは?
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ミラクル明川
1回表、打席には明川のエース、楊 舜臣。異様な気迫に力む降谷は投げ損じてしまい、レフトへ長打をくらう。結果二点の先制を許してしまう。その裏の青道の攻撃、俊足で定評のある倉持がアウトに、さらにはチーム随一の技巧派、亮介まで打ち取られてしまう。続く伊佐敷は好打を見せるが、四番の結城は明川のファインプレイにより倒れ、試合の流れは明川に握られる。恐るべき「精密機械」のピッチングに戦慄が走る--。
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逃げねえぞ
暑さでスタミナが奪われている降谷に対し、バントをすることでさらに体力を奪う作戦に出る明川打線。市大戦を前に降谷の弱点を晒すわけにはいかないと、片岡監督は沢村投入を決意する。4回裏ツーアウト、降谷が四球を出したところで、ついに沢村が登板! 片岡のその決意の根拠は、試合前日の夜、沢村が片岡に投げたインコースの一球だった──。
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軌跡 沢村栄純 熱闘のマウンドへ
中学最後の試合でサヨナラ負けを喫した野球部のピッチャー沢村は、チームメイトと同じ高校に進学することで新たな夢、甲子園出場を果たそうとする。だがそこに突然の来客が現れた。彼女は名門高校青道へ進学を進めるスカウトだった……。青道入学を決めた、東との対決、御幸との出会い。同じ一年生ピッチャー降谷という存在。個性豊かな先輩達。そしてクリス先輩の真実−−。今語られる沢村の軌跡。
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拮抗
ついに沢村の登板。素晴らしい内容で明川打線を打ち取り、見事リリーフ役を務める。5回表、青道の攻撃は2巡目を迎えるクリーンナップから。伊佐敷の意地のレフト前ヒットを皮切りに反撃を開始する。ゆっくりと狂い始める「精密機械」の様子に、彼を叩くのは今しかないと意気込む御幸。「俺がもしこの投手をリードするなら」−−御幸のその読みは的中するのか。両軍一歩も引かない投手戦の中で語られる、楊と明川の思いとは……?
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勝者と敗者
片岡監督は丹波にブルペンでの投球練習を命じる。その姿を見て、エース登場はないと踏んでいた楊は動揺を見せる。さらに片岡監督は代打として春市を起用する。春市は監督の期待に応え、会心のヒットを放つ。春市の安打を起点に勢いづき、沢村、倉持が続く。そして好打者亮介がバッターボックスへ。絶好のチャンスに亮介の選択は、なんとスクイズ……!
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ダークホース
明川戦に勝利した青道は、準々決勝で当たるであろうライバル、市大三高の試合を観戦する。市大の相手は無名校の薬師。そのクリンナップは前戦とはまるで違い、一年生を据えていた……。市大は初回、下馬評通りリードを奪い楽勝ムード。しかし、市大エース真中は立ち上がり、薬師四番の轟雷市にホームランを打たれてしまう。信じられない状況に、球場は不穏な空気が流れ始めた。
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それぞれの夏
好投を見せる市大エース真中。だが、薬師四番バッター雷市が打った打球が、真中に直撃。そのまま降板するという事態に……。エース不在の市大は、善戦するも敗北を喫する。思わぬ展開に愕然とする青道の面々だったが、来るべき薬師との対戦に向け練習に励む。そして、真中とは親友でもあった丹波は、実践形式の練習を提案する。
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金のなる木
市大三高戦で活躍を見せた轟親子。そのハングリーさの秘密が明らかに……。一方、青道ではその薬師戦に備え片岡監督が投手達に奮起を促す。沢村、降谷、川上には三人の継投で行くと伝え、そこに丹波の登板はないと言う……。だが一方、練習を続ける丹波に、監督はお前の三年間を見せてくれと登板を示唆。監督の言葉からは、チーム全員で戦おうという意志が感じ取れた。そしてついに準々決勝。薬師のオーダーは前試合と違い……。
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頼れる先輩達
薬師戦の初回、いきなりの雷市と降谷の対決。降谷の状態は決して悪くない……だが、雷市はその速球を捉え2塁打を放つ! それを起点に薬師が先制し、早々のピンチを迎える青道。だが、「お前の後ろには頼れる先輩がいる」その御幸の一言と、見事なセカンドへの送球が降谷を救う。さらに1回裏には「頼れる先輩たち」による猛攻で逆転。そして降谷自身もその成長の兆しを見せる──。
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ポテンシャル
2回裏にホームランを放ち、絶好調の降谷。野球の楽しさを改めて感じ、強く続投を望む。だが、片岡監督の判断は継投策だった。予定通り次に登板するのは沢村。レフトに入る降谷に代わってベンチに下がる坂井は、自分のグローブを降谷に託す──。そして沢村は雷市と初対決を迎える。雷市は沢村のムービングボールを受け、そのポテンシャルの高さにテンションを上げていく。両者の対決の行方は?
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エース登場
3回裏に追加点を取った青道。そこで薬師はエース真田を登板させる。彼を迎えうつのは御幸。チャンスを広げたいところだったが、沢村以上に精度の高いムービング「カットボール」により打ち取られてしまう。そんな真田に負けるものかと気合いのピッチングを見せる沢村。試合は投手戦の様相を見せ始める。だが、薬師打線も黙ったままでは終わらない……。
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バースト!
二度目の対決を迎えた沢村と雷市。片岡監督からの激励の言葉もあり、沢村は奮起する。御幸の絶好のリードで、打球はレフトフライに……誰もがそう思った瞬間、ボールはスタンドへと吸い込まれた。ーーホームラン。信じられない状況にショックを受ける沢村。その後も痛打を浴び、とうとう選手交代を告げられる。期待に応えられなかった沢村に対し、監督からの一言は意外なものだった……。
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それぞれの役割
7回裏、結城は薬師のエースである真田からホームランを放つ。だが、真田は打たれた後でもチームの士気を崩さなかった。自分との違いに、真のエースのあるべき姿について感じるものがある沢村。そして8回表、沢村の代わりにマウンドに登った川上は雷市との勝負を迎える。川上と御幸が取った選択はフォアボールだった。一見、青道のピンチに見える状況。だが、川上は雷市を歩かせたことで、逆に開き直りを見せてーー。
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期待を背負って
8回表、ツーアウト1・3塁。ついに丹波がマウンドに立つ。降谷、沢村、川上の想いをボールと一緒に受け取る丹波。ベストメンバーとなった青道を迎え打つバッターは、薬師のエース真田! 轟監督は、万全ではない丹波の出鼻を挫くため、初球狙いの指示を出す。観客席では市大三高ナインも丹波の第一投に注目していた。「お前のピッチングにチームの勝利が懸かっている――」真中は固唾を呑んで、幼馴染・丹波の投球を見守る。
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ウィニングショット
薬師戦もいよいよ大詰め。9回表・薬師最後の攻撃。ツーアウトランナー1塁で雷市に打順が回る。強打者・雷市への期待で熱くなる薬師ベンチ。3球目が甘いコースに入り、青道ナインの誰もが雷市の強打を覚悟した――が、まさかのファール!雷市が初めて感じるプレッシャー。御幸は雷市の変化を見逃さず、丹波の切り札で勝負に出る。「チームの期待に応えたい」雷市のスイングに新しい感情が込められる!丹波も決め球に魂を込める!
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いざ、準決勝
強敵薬師高校を破り、ベスト4進出を果たした青道高校。準決勝の相手は、大巨人・真木が投手をつとめる仙泉学園高校。真木は、自分をスカウトしなかった青道高校への複雑な想いを球に込める。仙泉の監督は監督暦40年の鵜飼。鵜飼はその老獪なキャラクターで取材陣を煙に巻くが、青道突破の糸口は片岡監督の若さだと本音を漏らす。一方沢村は、薬師戦でマウンドを降ろされたことを引きずっていたが――。
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そびえる大巨人
準決勝・仙泉学園戦。丹波と真木によるエース対決。先制点を上げたのは仙泉学園。真木は195㎝の長身を活かし、 高低差あるカーブを繰り出す。鵜飼監督の堅実な采配により先制点を死守する仙泉学園。沢村は登板するのか?――応援にかけつけた若菜たちは、緊迫した試合状況のなか、沢村を静かに見守る。観戦席には稲城実業の成宮・原田・吉沢らの姿も。そして2巡目。青道ナインは、少しずつ真木のカーブを捕らえるようになり……。
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リベンジ
エース丹波に代わり代打は春市。1年生ながらに青道ユニフォームでバッターボックスに立つ春市へ、真木はコンプレックスむき出しの投球。ツーストライクで追い詰められた春市だが、真木のカーブへ丁寧にバットを合わせ……値千金の長打!青道は逆転タイムリーツーベース!!満塁の走者一掃に盛り上がる青道ナイン。クリスは、春市がこの大会のラッキーボーイかもしれないと期待のまなざしを向ける。そして6回裏ついに沢村の登板!
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決め球
自分の失点は自分で取り戻す――気迫でバッターボックスに立つ真木。対する沢村は、初球・2球と大きなファールを打たれ、脳裏に雷市のホームランがよぎる。それでもひるまない沢村の闘志を見た御幸は、4シームの指示を出す。一方で鵜飼監督は、自分のバッドでトップ3の壁を叩き壊せと、心の中で真木へエールを送っていた。青道ナイン、そして若菜たちが見守るなか、沢村は最高のクロスファイヤーを投げ込む!!
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夢物語
仙泉学園戦に勝利し、友人との再会に和む沢村。甲子園まであと一勝に迫った沢村に若菜たちは夢を託す。一方、準決勝第2試合、稲城実業と桜沢高校の試合が始まる。優勝候補の強豪・稲城実業に挑むのは、無名の都立校・桜沢高校。万年1回戦負けの桜沢高校だったが、菊川監督は「歴史を変えるときが来たのだ」と言う。桜沢高校は投手・長緒アキラの魔球ナックルボールを武器に稲城実業に挑み、試合はまさかの大波乱を向かえる――。
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絶望を呼ぶ投球
長尾のナックルボールを武器に戦う桜沢。二回裏を耐えしのぎ、堅実なプレイでチャンスを待つ。しかし、桜沢ナインの希望を打ち砕く成宮の豪速球。圧倒的な実力差。振り払うことのできない絶望感。焦りから桜沢の守備に綻びが生まれてしまう。それでも気丈にナインを盛り立てる桜沢のエース長尾は、“禅のマインド”が自分たちを勝利に導くと信じ、ナックルボールの投球に一層集中する。そして打順は四番・原田に回った――。
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、、、あの夏
圧倒的実力差で桜沢高校に勝利した稲城実業。御幸は、先ほどの試合を思い返し口元にニヒルな笑いを浮かべた――と、そのとき、試合後の成宮・カルロス・白河達が御幸に気づき声をかける。「そういや、このメンツが揃うのも、あの時以来じゃね?」カルロスの意味深な言葉に、黙る御幸。御幸はかつて成宮から稲実へ誘われていたのだった。しかし、それをひとり断り青道へ入学した御幸。なぜ……。そこには、御幸の強い想いがあった。
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寮にて、、、、
準決勝の日の夜、寮の一室で成宮の投球ビデオを見る青道ナイン。クロスファイヤーの説明に、沢村を引き合いに出す御幸。沢村は入部から数ヶ月がたち、確実に青道ナインの一員として実力をつけていた。キャプテン・結城は決勝戦の行く末へ自信の程を伺わせる。その言葉の裏には、選手ひとりひとりがこれまで積み重ねてきたたゆまなぬ努力があった。一方の稲城実業もまた、青道戦を意識して万全の投球対策をしていた。
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懐かしい顔
決勝戦前日。打撃練習に精を出す青道ナイン。沢村は弱点克服のために変化球を覚えたいと切り出す。そんなとき、OB東が差し入れを持ちグラウンドに現れた。懐かしい顔に駆け寄るメンバー。沢村は、東にバッターボックスに入ってもらい、カットボールの練習をすることに。果たして沢村はプロ選手東に通用するカットボールを投げられるのか――。一方、亮介と二遊間でコンビを組む倉持は、亮介の動きが気になり――。
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明日への足跡
結城たち3年生は入部当初“不作の年”と呼ばれていた。守備ができない結城、威勢だけはいい伊佐敷、食べてばかりの増子、自信を持てない丹波、小柄な体格を考慮しない亮介。上級生から全く期待されていないメンバーだったが、互いに励まし合いながら炎天下のグランドを走り、毎日素振りの自主練を行い地道に練習を重ね続けた。その努力は、いつしか、互いへのライバル心を信頼へと、情熱を団結力へと変えてゆき――。
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決戦開始!
いよいよ明日は決勝戦!発表されるスターティングメンバー。そこに、3年生坂井の名前はなかった。呆然とする坂井に監督・片岡は檄を飛ばす。そして投手先発は降谷、2番手に丹波。川上と沢村にも肩を作るよう指示が出る。甲子園出場まであと一勝――青道ナインは胸の高鳴りを抑えきれずに最後の夜を過ごしていた。片岡監督もまた、普段は口にすることのない部員達への想いを言葉にする――そしてついに決勝戦が始まる!!
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負けたくない
4番の結城を抑えられた青道は、改めて成宮の実力を思い知る。その裏、青道のピッチャーは降谷。文句なしの立ち上がりで、三者連続三振! だが、成宮も負けじと三者三振。試合は投手戦の様相を呈し始める。
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ギアチェンジ
拮抗状態のまま3回を終えた決勝戦。4番・結城に対峙し、成宮の目つきが変わる。チェンジアップを見せ球にストレートで三振、流れを作りスリーアウトチェンジに。成宮の本気―青道ベンチに不穏な空気が漂う。
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託す信頼、応える勇気
5回表、降谷が青道2本目のヒットを飛ばす。青道同点のチャンスに9番ライト・白州が成宮のストレートを狙い打つ! 制球が先か白州の足が速いか…!? そして5回裏、ついにエース・丹波がマウンドに上がる。
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強い男
エース・丹波が二死満塁を凌ぎ盛り上がる青道ナイン。しかし成宮・原田の稲実バッテリーはピッチングを変えバッターを塁に出させない。そして攻守交替のタイミング、倉持はついに亮介を呼び止める。
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決断
徐々に追い詰められる青道。劣勢の7回裏、丹波の足がつるアクシデントに見舞われる―緊張が走る青道ベンチ。片岡監督の采配は、投手交代。ピッチャーは…沢村! ついに成宮と沢村の正面対決!!
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頼もしい後輩達
成宮から三球三振を奪う沢村。御幸の強気のリードと沢村の度胸が、試合の空気を変えた。本来の攻めの姿勢を取り戻す青道高校。バッターボックスに立つのは降谷。成宮は勝気なクロスファイヤーを投げる!!
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前を打つ男
1点追加の青道。バッターボックスには、亮介に代わり代打春市! ラッキーボーイの登場にベンチの期待も高まる。対して全力でねじ伏せたい稲実。春市の木製バットを見た成宮はいきりたつ。春市、チャンスを繋げられるか!?
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怖いもの知らず
4番結城とエース成宮の真っ向勝負。勝負球のチェンジアップを脅威的な集中力で打つ結城! 8回表ついに青道高校逆転!! 思わずベンチで涙する丹波。荒れる成宮。緊迫の決勝戦8回裏、沢村の投球は続く。
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孤独な太陽
9回表、劣勢の稲城実業。「負ける気がしない」成宮は去年の甲子園での敗北、そして執念で這い上がり今日を迎えたことを思い返す。稲実ナインは、孤独な完全主義者であるエース成宮に全幅の信頼を置いて守備につく。
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執念
決勝戦9回の独特な空気は、想像を絶するプレッシャーとなって沢村を襲う。カルロスはベースに覆いかぶさるように立ち、デッドボール覚悟のインコース封じに出る。稲実の執念に飲まれそうになる沢村…。
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天王山
稲実は得点圏にランナーを置き、4番・原田が打席に立つ! 勝利目前にして、最大の試練が訪れる青道。最後の守備タイムを取り、伝令にエース・丹波が走る。ここを守りきれば甲子園…! ついに決勝戦の勝敗がつく!!
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残響
9回裏、劇的な幕切れ――決勝戦はエース・成宮のヒットにより、稲城実業の逆転勝利となった。崩れ落ちる青道ナイン。夢の舞台まであとアウトひとつ届かなかった……。青道高校の名門復活を懸けた夏は終わった。
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リスタート
決勝戦に敗れ、意気消沈する青道メンバー。春市はずっと部屋で膝を抱えていた。「俺は心のどこかでこの日を待っとったで」。同室の前園は気持ちをぶつける。前園の言葉にハっとした春市はバットを握り立ち上がった。
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日の当たる場所
新キャプテンとなった御幸は「勝つことにはとことん貪欲でありたい」と意気込みを語る。新チームには、これまで3年生の影に隠れていた部員の姿が。しかし川上はひとり、チームの雰囲気についていけないでいた。
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よそ者
決勝戦前夜、成宮はチームメイトへ頭を下げる。驚く稲実ナイン。そしてついに始まる決勝戦。甲子園のマウンドに立つ成宮の姿は、沢村の気持ちに火をつけた。そんな青道の練習風景を不気味に眺めるひとりの男がいた。
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発奮材料
なかなか嚙み合わない青道新チーム。練習試合の成績は8勝4敗、得点力に乏しく圧倒的な勝利がない。起爆剤になればとの想いから、片岡監督は薬師の練習試合を受ける。意気込む沢村へ御幸は失投の多さを注意した。
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エースの座
乱打戦も想定された試合はまさかの投手戦になっていた。降谷は雷市を打ち取り、三者凡退を決めマウンドを悠然と降りる。降谷の成長を肌で感じる青道ナイン。着実に先へ進む降谷の姿にベンチの沢村は慄然とする。
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負けらんねぇ!
6回を無失点に抑えた降谷。ついに青道に絶対的エース誕生か? と観客が沸く。対する薬師高校も、エース真田が登板。マウンドに立つ真田の気迫に圧される青道ナイン。真田の姿に降谷が重なり、沢村の闘志は燃え上がる!
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Next Stage
自滅の末に3失点。交替を告げられた沢村は、涙ながらにマウンドを去る。「ここで降りたら、俺は—」夏の大会の記憶が蘇る。ベンチで茫然自失の沢村。その姿は、好ピッチングを続ける降谷とはあまりに対照的だった。
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9月の空の下
イップスに陥り、人が変わったようになる沢村。金丸や春乃、倉持と御幸、そしてクリスもまた沢村を信じて見守っていた。心配する周囲をよそに、黙々とランニングを続ける沢村。その表情は徐々に前を向いてきて—。
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最後の教え
秋季予選を勝ち進む青道。しかし、落合コーチと片岡監督の意見は対立したままだった。イップスに苦しむ沢村の前にクリスが現れる。アウトローを磨け—クリスの言葉にハッとし、沢村に新たな闘志が燃える。
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継承
結城から片岡監督の退陣を聞かされ愕然とする3年生。片岡監督は新チームへオフの合宿メニューを課す。手を抜こうとする部員を叱咤する前園。御幸は前園を頼もしく思う反面、何も言わない片岡に戸惑っていた――。_BR_
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道しるべ
片岡監督の辞任を知った1、2年生。ベンチに動揺が走る。新チームは浮き足立ち、見かねた伊佐敷は怒鳴り声をあげる。戸惑う新キャプテンの御幸。「お前がチームの道しるべになれ」との結城の言葉に、御幸は覚悟を決める。
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その場所を目指して―
【シーズン1 最終話】9回表に前園が待望のホームランを打ち、試合は3対3の同点へ。そして9回裏、ついに沢村の登板。対する3年生チームは、代打にクリス。沢村は自分を導いてくれたクリスへと、全身全霊でアウトローを投げる!!
スタッフ
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アクション作画監督
立中順平 -
アニメーション制作
MADHOUSE Production I.G -
キャラクターデザイン
植田実
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シリーズ構成
古怒田健志 -
原作
寺嶋裕二 -
掲載誌
週刊少年マガジン -
撮影監督
畑中宏信 -
特殊効果
チーム・タニグチ -
監督
増原光幸 -
総作画監督
田﨑聡 -
編集
寺内聡 -
美術監督
上野秀行 -
色彩設計
鎌田千賀子 -
製作
「ダイヤのA」製作委員会 テレビ東京 -
週刊少年マガジン
講談社 -
音楽
Frying-Pan -
音響監督
高桑一
キャスト
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丹波光一郎
森田成一 -
伊佐敷純
小野友樹 -
倉持洋一
浅沼晋太郎
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増子透
羽多野渉 -
小湊亮介
岡本信彦 -
小湊春市
花江夏樹 -
川上憲史
下野紘 -
御幸一也
櫻井孝宏 -
東清国
檜山修之 -
沢村栄純
逢坂良太 -
滝川・クリス・優
浪川大輔 -
片岡鉄心
東地宏樹 -
結城哲也
細谷佳正 -
金丸信二
松岡禎丞 -
降谷暁
島﨑信長 -
高島礼
内山夕実