エレメントハンター
エピソード
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異世界へ!
元素消失から60年。人類は最盛期の十分の一に減少している。ある日、中学1年のレン、キアラ、ホミはこつ然と現れた幽霊城に気づき侵入する。するとアンドロイド(ユノ)が現れ、有無を言わさずQEX(モンスター)が出現しているネガアースへ送り込まれてしまう。ユノの指示でなんとかQEXから地球由来の元素(ポジ元素)を回収した3人は、謎の「おばちゃん(カー博士)」からエレメントハンターにならないかと誘われる。
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予想外の分裂!
カー博士からエレメントハンターにならないかと誘われるが、うなずけないレンたち。博士は今の地球の状況をクイズ形式でレクチャーする。そこにQEアラートが! ネガアースでレンたちはコロニーチームと初めて接触する。そして爆発に巻き込まれて死の恐怖を味わう。レンは悔しさからエレメントハンターになりリベンジしたいが、キアラとホミはどうしても怖い。
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オレたちの再結晶!
エレメントハンターになる決心がつかないキアラとホミ。レンはしびれを切らして1人でネガアースに向かおうとする。ネガアースではコロニーチームがQEX相手に苦戦。その時、まほろばタウンで銀の元素消失が起きる。思い出の写真が消えたのを目の当たりにしたキアラとホミは…。
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燃える思いの爆発!
太平洋で大規模な酸素の消失が起きた。街頭テレビの前で地球を救う決意をするレンとキアラ。そこにユノから呼び出しが。ネガアースでは光合成する不思議なカンガルーがQEX化していた。コロニーチームもやってきて「素人は帰れ」と一喝。レンとキアラは悔しさにふるえる。そこにホミがやってきて…。
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キアラ沸騰!あたしが正義よ!
レンたちが向かったのはネガアースの北極点。3人は凍えるが、ブースターウェアを着たコロニーチームは平然。そこに、水素を求めて生物を襲うQEXが現れる。レンたちはQEX分解の作戦をたて実行しようとするが、コロニーチームにブースターウェアを着ていなければ命がなくなると指摘されて…。
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ココロの陽性反応
アリーから送られたブースターウェア。その性能は予想以上だった。一方で、アリーは壁にぶち合たっていた。エレメントハンターになったのは自分の意思ではなく、親の期待に答えた結果だったことに気づいたのだ。ネガアースには動かない宝石のようなQEXが出現。レンは無謀にもQEXの前でお尻をたたいて挑発する。これをみたアリーは驚きの行動にでる。
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記憶の中の暗黒物質(ダークマター)
養父に「お前にもできる」と言われる夢を見てうなされるホミ。体が弱く役に立たない自分が情けない様子。ネガアースには、相手の恐怖の形になる泥のQEXが出現。ホミの前で養父の形になる! 立ちつくすホミ。なんとか元気になってもらおうと画策するレン、キアラ、ユノ。その時、再びQEアラートがなる!ホミは行かないと言いはる。
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プライド・熱伝導!
金の元素消失が起きた。世界は大恐慌に陥る。政府はネガアースから金を取り戻そうとエレメントハンターを出動させる。調査中のコロニーチームを、黄金の甲虫QEXが襲う。速い動きに苦戦するコロニーチーム。そこにレンたちが現れ、虫好きのレンが甲虫の鉱物は「寿司酢」、そのにおいでおびき寄せることを提案して…。
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絶縁覚悟!許せ母ちゃん
活動になれてきた地球チーム。しかしレンは、元素回収にかまけて宿題は未提出、そして成績もガタ落ち。大目玉をくらっているとこに、QEアラートがなる。出現したのはヌタウナギ型のQEX。作戦実行は干潮時が最適だが、次の干潮は夜中…。こっそり抜け出そうとしたレンは父親に見つかってしまう!
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宇宙一の超流動男!
オタクのトムは任務そっちのけで鉱物採集をしていた。そこにピンクの川のようなQEXが迫ってくる。シロアリにヘリウムが入り込んだのだ。レンたちは水素を使ってヘリウムを回収する作戦を立てたが、肝心の水素をまだもっていない。そこにトムが現れ…。
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キズナ結合指令!
再び現れたカオリエリマキとの戦いに手間取るレンたち。しかしキアラには親友ナターシャとの約束があった。プロスケーターを目指すナターシャは元素消失のない町を求めて引っ越しを繰り返していて、日曜にまた転校するのだ。最後の別れの時間が近づいている時に、QEアラートがなる!
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崩壊への好奇心
もうすぐ14歳になるアリーは、エレメントハンターの卒業が迫っていた。QEアラートで出動する両チーム。そこにはパイプウニQEX「センボンウニ」が! 対象の動きを正確に予想して電撃を撃ってくる。レンは、アリーと一緒に溶岩洞窟に逃げ込み、うっかりカー博士の事を話してしまう。カー博士のことを調べだすアリー。その情報は最重要機密だった。
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破滅を呼ぶ特異点
カー博士の情報を調べ続けるアリー。それに警戒する政府首脳部。そこにQEアラート。過去に死亡事故が起こしたやっかいな植物QEXが目覚めたのだ。何も知らずにネガアースに向かうレンたち。レンが1人で先に植物QEXを発見し「楽勝」と挑み掛かる。そこにアリーが駆けつけて止めるが、レンは攻撃をやめなず、あっという間に捕まってしまう。アリーがギリギリで助けるが、今度はアリーが!
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運命の自由落下
アリーはレンを助けるために爆発に巻き込まれた。不安なまま情報を待つレン。そこに臨時ニュースが流れ、「アリー殉職」が発表された。レンはアリーを死なせてしまったというトラウマで深く落ち込み、戦闘ができなくなる。殉職という情報に不審を抱いたカー博士は思いきった行動に出る。
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心(ハート)に炎(ファイヤー)!一発開花!
戦闘できない自分にショックを受けるレン。すると突然ユノがコロニーからの脱出カプセルを回収しにいくと告げる。脱出カプセルに乗っているのはアリー! 狂喜するレン。しかし、脱出カプセルはパラシュートがうまく起動せず着水に失敗。カプセルの中のアリーは動かない。
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誕生!超低気圧リーダー
新リーダーになったハンナは、政府に「プロジェクト」での自分の役割の大切さを強調し芸能活動の継続を認めさせ、ロドニーとトムを付き人としてこき使う。一方で、ネガアースでハンナは超人的な能力を発揮する。そのうえ、レンたちが苦労して化学反応させた元素をあっさりと横取りしてしまう! 性格も超人的だった!
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共生をかいま見た日
QEX出動地点には高層ビルのような奇岩がそびえている。岩に空いた穴から出てきた正体不明の軟体動物にホミとレン、ハンナとトムがさらわれてしまう。幼虫の餌にされるのだ。残ったロドニーとキアラは協力して救助に向かう! そこには今までにはないQEXが!
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第三惑星の夕日
アリーは生まれ故郷を訪ねるが、街は元素消失で消えていた。地球チームに協力する決意を固めたアリーは、みんなに感謝の気持ちを込めて料理を作る。しかし、その料理は…。カー博士はアリーに元素消失の原因についての自分の仮説を説明する。そのスケールの大きさにアリーは驚愕する。
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鉱物(いし)が来た!
無機生命体、石のバラQEXと対峙した。移動し繁殖するQEXを地底まで追うコロニーチーム。一方で地球チームはアリーの指示で地上待機させられる。結局再び地上に戻ったQEXを地球チームが攻撃し回収に成功する。しかし、地下でコロニーチームはネガアースにはあるはずのないものを発見していた…。
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なぞを呼ぶ複製物体
一度回収したはずの石のバラのQEXが再び出現。組織がひとかけら残っていたため再生したらしい。難なく回収を終えるレンたち。しかし、そこにオオアリクイのような生物が現れキアラをさらってしまう。キアラはオオアリクイの巣に連れていかれ子どもたちの餌にされそうになる。這々の体で逃げ出すキアラは、途中川に落ちて流されてしまう。助けに向かうレンとホミだが、ホミが心臓の発作を起こしてしまう。先に帰ろうとするホミにユノが衝撃のひとこと「3人一緒じゃないと帰れないんです」。おどろくレンとホミ。一方、キアラはロドニーに助けられる。そこで2人はリアクターエッジそっくりの金属片を発見する。
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未知なる脅威!金属生物
ネガアースでチータQEXに振り回されているレンたちの前に、ランドライブにのったコロニーチームが現れ華麗にCa元素を回収してしまう。レンたちは帰還しようとポータルにもどると、その場所に謎の円盤形物体がいた! 攻撃され、逃げ待とうレンたち。コロニーチームもやってきて、やはり謎の物体に攻撃される。やっとラボに戻ったレンたちにユノが「かくれみの」を作る。再出動してなんとかスキャンに成功するが、驚くべき事に円盤形物体は32種類のポジ元素だけでできていた…。
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操作された原子結合
ラボで円盤形物体の中央にカリホルニウムの固まりが発見された。キアラはすぐに行きたがるがレンは慎重。カーは今まで通りQEXとのみ対峙するように告げる。コロニーでは、以前に発見した金属がネオQEXの関節に酷似していることに気づく。ネガアースに出動したレンたちはパンダQEXから臭素を回収する。そこに地面から液体金属が吹き出しネオQEXが現れる。それを追いかけるようにディガーにのったコロニーチームも地中から飛び出してくる。キアラをロドニーがかばって絶体絶命になった時、ネオQEXは突然停止し、液体金属となって地下に染みこんでしまう。
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チタン消失!夢よ消えないで
キアラの母親ナオミはアクション女優。その映画撮影現場でチタンの元素消失が起きた。その中、QEアラートで出動するとすばしこく手裏剣を撃ってくるムササビQEXが現れ、てんてこ舞いしているとそこにネオQEXが出現。一方、地球チームはネオQEXの足がBEC化していないバナジウムであることを突き止めるが…。
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加速する元素消失
レンの父親、ダンは元素消失に巻き込まれ両足を骨折する。定食屋は母親のアンがひとりで切り盛りすることに。しかし、レンは任務に夢中で店を手伝おうとしない。キアラはそんなレンに怒りを感じている。地球チームがカメQEXと戦っていると、ネオQEXがまた現れる!ネオQEXは頭部を変化させて大砲を発射した!
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ファースト・コンタクト
ネオQEXの発した音は攻撃ではなくコンタクトだというレンの意見で、地球チームはコミュニケーションを試みることになった。一方で、コロニーでは意見が対立。そんな中、ネオQEXと接触したレンたちは銅鑼を鳴らしてコンタクトを試みた。最初は好意的な反応をしたようにみえたネオQEXだが…。
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ディープメモリー・ダイバー
ネオQEXにとらえられたホミとハンナ。不思議な膜の中で、2人は子どもの頃の記憶を甦らせていた。母親に死なれ孤児になった2歳のホミは、次元フィルターローブはあるが心臓疾患のために地球に里子に出された。一方で、ハンナは「作られた子ども」「政府の道具」という呪縛を思い返している。目覚めた2人は…。
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膜宇宙外からの贈り物
ホミは、ハンナの髪のDNA鑑定をユノに頼む。自分とハンナは兄弟でないかと思ったのだ。ネガアースで、地球チームがカワセミQEX「コバルトソニドリ」と戦っていると、突然、ホミとそっくりなネオQEXが現れる! カー博士は、地中にいろんな形のネオQEXを作り出す知的生命体がいるのではないかと推測する。それならばその知的生命体とのコンタクトを優先したいと言うキアラに、カー博士は地球チームが元素回収をする本当の目的を告白する。
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溶岩生命シェイプシフター
レンとホミの脳の中にあるナノポータルが活性化し知的生命体とのコンタクトに成功した。しかしキアラにはなんの変化もない。一方、政府はネオQEXの背後にはマグマの中に生息する生命体いて、コンタクトできれば元素消失の謎が解けると考えた。ネガアースでマグマ生命体の調査をするコロニーチームと、今まで通りQEXを追う地球チーム。キアラが、卵を守っているツチブタによく似た生物を発見する。すると、そこにQEX「モウシン」が! なんとか元素を回収すると、突然地面が割れ3人は地底に!
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解決への転移点(ターニングポイント)
アリーは「ポータルの中の未知の出口を見つける」というカー博士からのミッションをこなしている。元素消失を止める鍵になるらしいが、成果は芳しくない。そこに、ネガアースから戻ったレンたちが、シェイプシフターにもらったパーツを持って帰ってくる。パーツは不完全ながらなにかの情報記憶装置だった。3人の脳内情報からは、シェイプシフターは遠い昔3つの部族に分断され、それぞれがパーツを持っていることが読み取れた。地球チームは、第2の部族に接触するために、マグマが地上に吹き出しているポイントに出動する!
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小悪魔のブリザード
探し続けたシェイプシフター第2の部族が出現した瞬間、雪崩が発生し、キアラとハンナがクレバスに落ちてしまう。川嶋に「パーツを奪い取れ」と命令たハンナは、キアラに接近する。そこに現れたQEX「ヒョウガオウ」。キアラとハンナが競い合って攻撃し、リチウムを回収する。すると今度はブリザードが! 避難した洞窟の中で、キアラに身の上話をするハンナ。キアラは同情し心を許すが、それはハンナの作戦だった。
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許されざる実験結果
シェイプシフターからもらった2つのパーツの解析も進み、地球チームは3つ目のパーツ獲得に燃えていた。一方で、カー博士の計画を阻止しようとする川嶋長官は1枚のチップをハンナに渡した。チップには、昔の実験事故の情報が入っていた。実験の責任者はカー博士で、事故で死亡した宇宙飛行士は、なんとレンの祖父だった。ハンナから衝撃の事実を聞いたレンは…。
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マントル突入!地底への挑戦
シェイプシフターとのコンタクトを目指して地底探索を始めたレンたち。アリーは、ポータルの未知の出口を探してアプローチを続けているが思うようには進まない。地球では、止まらない元素消失に焦る市民がデモ活動を繰り返している。一方、あくまでも火星移住を進めようとする川嶋長官は、元素消失をとめる鍵を握るシェイプシフターを爆破するようにハンナに命じた。ハンナの命をも省みない養父・川嶋に絶望するハンナ。地底でQEXと戦う両チームだが、ハンナは…。
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帰還不能・遮断された未来
元素消失はますます激しくなるのに、解決の鍵になるパーツは失われていた…。落胆する大人たち。しかし、ホミは希望を失わず、ネガアースの大陸移動から失われたパーツが有りそうな場所を推測する。大人たちが希望を捨てたのに、前向きに挑戦を続けるレンたち。そして、アリーは遂に、ポータルの中で未知の出口を発見する! だが、その瞬間!
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カーの決断!コロニーへの降臨
ネガアースから帰れなくなったエレメントハンターたち。アリーがポータルの中で未知の出口を認識し、アプローチしようとした瞬間にロックされてしまったのだ。エネルギー供給ルートも絶たれたため、数日間でブースターウェアもエレバイルも使えなくなる。カー博士は、アリーの見た3つ目の出口の存在からポータルは3つあると推測し、その出口からレンたちを帰還させる方法を考えた。しかし、その方法はユノの命と引き替えだった…。
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アンドロイドの夢
「ネガアースに閉じ込められたエレメントハンターたちを救出するには、ユノをコアに送り溶解させるしかない…」という決定を政府とカー博士は下した。どうしてもユノが溶解消滅することが受け入れられないアリー。しかし、ユノをコアに送り込む準備は着々と進み、ユノは元気にカプセルに乗り込む…。
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時空を越えた奇跡
バッテリーはギリギリだが、とにかく行動しよう!と、レンたちは3つ目のパーツを探して海中に潜った。巨大な柱の迷路をくぐり抜けると、ダイヤの金庫の中にパーツを発見! パーツを取り出した時、キアラのブースターウェアのバッテリーが切れた! 続いてレンのバッテリーも! そして、なんとか獲得した3つのパーツをあわせると、人型の映像が浮かび上がった。その姿は!?
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あした、十一次元へ!
コロニーではパーツの解析が進められ、遂に元素消失を止める方法が判った。ユノが4000万年前のネガアースに流れ込んでシェイプシフターともに長い時間をかけて解決方法を探り出し知らせてきたのだ。その方法とは、11次元に飛んで元素消失の原因を絶つこと! 行けるのは、脳にナノポータルを持つレンたち3人だけだった!
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破滅の情報エネルギー
ポータルから次々にはじき出されるハンナ、トム、ロドニー。一方でレンたちは、次元の壁を越えて11次元に入り込んでいた。大量に増えた自分たちや膜宇宙の波…理解出来ない世界が広がっている。そこに現れたのは、5歳の少女エイミー。エイミーが「地球なんかなくなっちゃえ!」と叫ぶと元素消失が起こり、崩れ落ちるがれきの中から、ジゲンリュウが現れる!
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未来へのクオリア
元素消失が止まらず、地球は最終段階を迎えている…。11次元では、レンたち3人が必死にエイミーを説得していた。しかし、エイミーは3人をよせつけない。そこに、エイミーの持っていたぬいぐるみから、幼い頃、両親を津波で失った悲しい記憶が流れ出してくる。荒れ狂い続けるエイミーの心。カー博士は、レンたちに「私に体をください」と語りかけた…。
スタッフ
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SF設定
金子隆一 -
アニメーション制作
NHKエンタープライズ -
キャラクター原案
奥村大悟
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シリーズ構成
荒川稔久 -
デザイン協力
礼野亜布男 -
原案
伊藤和典 -
監督
奥村よしあき、ホン·ホンピョ -
科学考証
村上雅人 -
編集
瀬山武司 -
美術
坂本信人 -
製作・著作
エレメントハンター製作委員会 -
音楽
佐橋俊彦 -
音楽制作
野崎圭一 -
音響制作
ハーフ エイチ・ピー スタジオ -
音響監督
なかのとおる -
科学考証
村上雅人
キャスト
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アリー・コナリー
小林沙苗 -
エイミー・カー博士
真山亜子 -
キアラ・フィリーナ
榎本温子
-
ダン・カラス
小山力也 -
トム・ベンソン
陶山章央 -
ハンナ・ウェーバー
山口理恵 -
ホミ・ナンディ
桑島法子 -
ゆの
中山さら -
レン・カラス
本城雄太郎 -
ロドニー・フォード
佐々木望