ああっ女神さまっ
エピソード
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キミは女神さまっ?
大学での新たな生活へ期待に胸膨らませていた螢一。しかし、現実は何をやってもツキがなく、部活や恋愛など何かとトラブルがつきまとう。実は、そんな彼の頭上に輝いていたのは「不幸の星」であった。ある日蛍一は、寮の先輩たちから留守番と一緒に、山のような仕事を押し付けられ、途方にくれる。それでも、前向きに頼まれた用事を片づけていく、お人よしな螢一。そして最後の用事を片づけようとかけた一本の電話。しかし、受話器の向こうから返ってきた言葉は、なんと「こちら、お助け女神事務所です」の一言だった。
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ああっ信じる者は救われるっ?
突然現れたベルダンディー。彼女は「あなたの願いごとを一つだけ叶えます」と言う。しかし螢一は「これは、先輩たちの悪戯では」と疑い、どうしても信じることができない。それでも、真っ直ぐでひたむきなベルダンディーに、いつしか心惹かれる螢一。ついに彼は、「君のような女神にずっと側にいて欲しい…」と言ってしまい、結果、願いは受理されることになってしまう。今後の二人の生活を妄想していた螢一だったが、そこへ先輩たちが帰宅して、二人とも見つかってしまう。結局、女性禁制の寮を追い出されてしまった螢一とベルダンディーは、今日のねぐらを探すことに…。
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ああっ修行と我が家と女神さまっ
車内で夜を過ごした螢一とベルダンディー。今度はちゃんとした新居を探そうと不動産屋を回るが、予算的問題でなかなか物件が見つからない。「螢一を助けたい」という気持ちから、ベルダンディーが精霊に祈りを捧げると、二人はあるお寺へと導かれていく。そこで出会ったのが、その寺の和尚。事情を話した所、彼は「寺の仕事を手伝う代わりに晩飯と寝床を保障してやる」というではないか。早速、仕事を手伝う二人。だが、屋根から誤まって落ちた蛍一を助けるため、法術を使うベルダンディーを見ていた和尚は、彼女のことを物の怪の類だと勘違いをする。
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ああっ女王さまと女神さまっ
螢一と共に猫実工大にやってきたベルダンディー。その「あまりにも麗しい」容姿の彼女に、群がってくる男たち。そんな折、「学園の女王」と呼ばれ、ライバル意識を燃やす沙夜子と、ベルダンディーのせいで自分の受講生が減ってしまった大沢教授の二人は、結託してベルダンディーを大学から追い出そうと策略する。しかし、その策略は自動車部のみんなの協力で、何とか阻止することに成功。しかし、沙夜子は諦めず螢一を誘惑しようとするが…。
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ああっひとつ屋根の下でっ
蛍一の忘れ物のために、一人で家に戻るベルダンディー。彼女の帰りを待つ螢一は、沙夜子から「ベルダンディーはどうしたの?」と尋ねられる。一緒に住んでいることがばれた挙げ句「何もないの?」と沙夜子に聞かれ、改めて、ベルダンディーを意識する蛍一。早速、彼女に自分の気持ちを伝えようと悪戦苦闘する螢一だったが、彼の不審(?)な行動に、ベルダンディーは「病気か」と勘違いし、寝かしつけようとする。それでも何とか誤解を解き、気持ちを伝えようとする螢一だったが…。
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ああっ掘り出し物に恵ありっ?
ある朝、森里家の家計は危機に陥った。つまりは「お金がない」のだ。そんな時、森里家にきたのが螢一の妹、恵だった。恵は4月から大学に通うため、アパート探しにきたという。そして赤貧にあえぐ蛍一たちは、恵から「実家の新鮮な食料」を提供してもらい、代わりにアパート探しを協力することに。しかし、無茶な条件ばかり言う恵に、蛍一は困惑するばかり。それでも、なんとか見つかった物件は、料金・環境は良心的なれど<いわく付き>の部屋で、ベルダンディーはそこに<なにか>がいると察知する。それは、地脈に杭を打たれ、力を失った「地霊」だった。
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ああっ想い伝える場所っ
ベルダンディーからバレンタインデーのチョコがもらえず、落ち込んでいる螢一。そんな螢一を心配するベルダンディーを見て、恵は二人の手助けをすることに。そこで恵は、ベルダンディーにバレンタインのチョコは「男性にとって特別」であり、ムードのある場所でチョコを渡せば螢一は元気になれる、と入れ知恵するが…。
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ああっ偏差値30からの恋愛受験っ
「くしゃみ」の止まらないベルダンディーのために薬屋に行った螢一は、アヤシイ店員(?)から怪しげな薬とビデオテープを渡される。いぶかしながらも自宅でビデオを再生する螢一。しかし、ブラウン管から現れ出たのは映像ではなく、ベルダンディーの姉「ウルド」であった。ウルドは、螢一とベルダンディーの契約で生じた「問題」を修正するために降臨し、その「問題」とは最悪の場合、ベルダンディーが強制送還される程の事態、と告げる。驚きながらも、その解決法をたずねる螢一。ウルドが伝えたその解決法とは、螢一の遺伝子情報をベルダンディーからユグドラシルへ登録させる…。すなわち、ベルダンディーと「キス」することであった。
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ああっ女王さまと女神のヒミツっ
かつては学園の女王として絶大な人気を誇っていた沙夜子ではあったが、「ミス猫実工大コンテスト」の優勝をベルダンディーに奪われて屈辱にまみれる始末。「ベルダンディーには絶対、なにかヒミツがあるに違いないわ!」とベルダンディーを怪しむ沙夜子は、リベンジをねらう青嶋と結託して、様々な策を労するが…。
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ああっ自動車部は勝てますかっ?
新入部員勧誘に精を出す螢一たち自動車部。しかし、部員は一向に集まる気配は無い。実は、青嶋が立ち上げた「四輪部」に、部員はほとんど横取りされていたのだ。四輪部の当てつけに抗議する自動車部であったが、青嶋の挑発によって「負けた部は解散」という条件のもと、「大学対抗ラリー」での対決を受けてしまう。「自動車を愛し、古いものを大切にしてきた皆さんが、負けるはずがありません」ベルダンディーの力強い言葉を信じ、ラリー参加に向けてバイトとマシン開発に明け暮れる自動車部一同。そしてラリー当日、ついにマシンは完成し、螢一とベルダンディーを乗せて、決戦の火蓋は切って落とされる…。
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ああっ悪魔が来たりて災い成すっ?
CDに封印されていた一級魔属のマーラーが復活した。早速マーラーは、ベルダンディーに復讐するため、恰好の餌食として螢一を選ぶ。螢一はマーラーの手にかかり、なんと「バイク」に変身させられてしまう。螢一を元に戻すため、ベルダンディーとウルドは、マーラーの居場所と封印されていた触媒(CD)を探し始めて…。
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ああっ女神と女王を天秤にかけてっ?
「打倒! ベルダンディー」の旗の下、マーラーと沙夜子が結託した。マーラーは「螢一の心を操る天秤」を沙夜子に示し、螢一を篭絡すればベルダンディーはいなくなると、そそのかす。一方、久々に「二人きりの時間」を堪能する螢一とベルダンディーであったが、沙夜子が現れた途端、螢一の態度が豹変してしまい…。
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ああっお姉さまっは誰のものっ?
異常発生した「バグ」によって森里家は大パニック。そこへ事態修復のために三人目の女神、スクルドがやってきた。彼女から「あなたの無茶な願いのせいで、お姉さまの心が不安定になってバグが発生してるの! すぐ契約を解除して、お姉さまを天上界へ返してちょうだい!」と言い放たれ、螢一は途方にくれるが…。
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ああっ対決という名の教育実習っ?
森里家に居座ることになったスクルド。恵の一言から一触即発となった二人は「ロボットバトル大会」で決することとなった。早速、仲間たちと協力し合いロボットを作る恵とは反対に、一人、意固地になってロボット作りを始めるスクルド。そして大会当日。完成した恵とスクルドのロボットは雌雄を決するべく火花を散らす…。
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ああっ女神に心を奪われてっ?
ベルダンディーのための万能ロボット、ばんぺいくん。だが起動すると森里家の電源が落ちてしまうので、大苦情がくる始末。「この世に生まれてきたからには、ばんぺいくんにもきっと成すべきことがあるわ」というベルダンディーの言葉で、ばんぺいくんに半分の電源で起動できる「昇圧回路」を組み込むスクルドだったが…。
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ああっ災い来たりて茶柱立つっ?
マーラーは女神たちへの復讐に燃えていた。マーラーは恵の体をのっとり、螢一とベルダンディーの前に現れた。妹の様子を不審がる螢一と、マーラーのシールドにより気づかないベルダンディー。好機を得たり!とマーラーは“究極秘密兵器”を発動。現れたのは、豪奢な出で立ちだが手のひらサイズの貧乏神、千兵衛だった…。
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ああっ才能と努力って何ですかっ?
ひょんなことから女性ドライバー限定のカートレース大会に出場することになった空。だが彼女は、自動車部でありながら驚くべき「運転下手」だったのだ。「私に出来るはずないんです…」そう言って寂しそうに視線を逸らす空。そんな彼女の様子を見たベルダンディーは、他力本願寺での強化合宿を提案するが…。
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ああっ運命の告白は月の下でっ?
恵からもらった温泉宿の宿泊券を使い、海にやってきた螢一と三人の女神たち。ベルダンディーと「より親密に」なりたいと切望する螢一だったが、逆に不自然な態度をとってしまう。一緒に温泉に入りましょう、という提案にも一歩踏み出せず、どっちつかずの態度を続ける螢一。そんな彼に業を煮やしたウルドは…。
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ああっそんな瞳で見つめないでっ?
進展のない螢一とベルダンディーに業を煮やしたウルドは、「恋の種のエキス」を抽出した薬を螢一に飲ませようと企てた。だが、完成したその薬を飲んだのは、螢一ではなくベルダンディー。お茶菓子と勘違いして口にしてしまったのだ。だがその薬には、ウルドの企みを失敗させようとしたスクルドが別の薬品を混ぜていて…。
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ああっ女神を救えっオトコならっ?
ユグドラシルのメンテナンスのため、ウルドとスクルドが天上界に一旦戻ることになった。その中、スクルドの「策」のせいで、なんと「女の子」に変わってしまった螢一。ウルドの研究室で、元に戻るための薬の調合を始めるベルダンディーと螢一。だが螢一のミスからベルダンディーはウイルスに侵され体調を崩してしまい…。
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ああっ憧れは白い翼の天使っ
スクルドは自分にも天使がいれば、と考えていた。だが天使を持つには、それを支えるだけの法術も身につけねばならない。法術の才能がからっきしなスクルドは、そのことを知って落ち込んでしまう。そんなスクルドの未熟さを指摘するウルド。その後スクルドは、ウルドも天使を呼び出すことができないという事実を知るが…。
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ああっ悪魔のささやきは壷と共にっ?
“恐怖の大王”を覚醒させる力が秘められた「マオウ・ザ・ハクションの壷」を発見したマーラー。一方、女神の力を封印されたウルドは激しく落ち込んでいた。すっかり腐ってしまったウルドは、「女神なんてやめてやるわ!!」と吠える。そんな彼女の心に、マーラーの壷に封じられた“恐怖の大王”が語りかけてきて…。
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ああっ救世主は笛の音と共にっ?
ウルドが“恐怖の大王”として覚醒した余波は天上界にも及んでいた。天上界を管理するユグドラシルシステムが制御不能に陥ってしまったのだ。事態を重く見た神さまは、最悪の事態に備え、一人の女神に降臨を命じる。一方ベルダンディーは“恐怖の大王”に対抗する力を得るため、封じられた1級神の力を解放するが…。
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ああっいつもキミと共にっ
ミッドガルドの笛で“恐怖の大王”を封印しようとするベルダンディー。最後の悪あがきとばかりに、スクルドの体を乗っ取ろうとする“恐怖の大王”だが、螢一がスクルドをかばったため、その目論みも叶わず消滅する。事件が解決し、森里家に帰るベルダンディーたち。だが、“恐怖の大王”は螢一の体に転移していて…。
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ああっウルドの小さな恋物語っ
“恐怖の大王”との激しい戦いの末、ユグドラシルのシステムがダウン。その影響により、ウルドは小さな子供の姿になってしまう。スクルドにからかわれて、家を飛び出したウルドは、公園で少年、昌平に出会う。初めは遊び相手として接していたはずが、自分に対して恋心を抱く昌平の無垢な気持ちに触れ、いつかは一緒にいられなくなることを打ち明けられず思い悩んでしまう。
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ああっドキドキって大人の味っ?
ウルドと同じく、大人の姿に成長したスクルド。普段は子供扱いをされて嫌な思いをしていただけに、その姿に大喜び。早速、大人の気分を味わおうと、螢一をデートに誘って街に出かけるが、青嶋の誘い言葉に乗って一緒に食事をすることになる。しかし、恐怖心から突如、逃げ出してしまったスクルドは、螢一に助けられ難を逃れる。その時、螢一の優しさに惹かれていく自分に気づいたスクルドは…。
スタッフ
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アニメーション制作
AIC -
キャラクターデザイン・総作画監督
松原秀典 -
シリーズ構成
合田浩章 渡辺陽
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メカニックデザイン
村田俊治 -
原作
藤島康介 -
掲載誌
月刊アフタヌーン -
撮影監督
中島秀剛 -
月刊アフタヌーン
講談社 -
監督
合田浩章 -
編集
右山章太 -
美術監督
加藤浩 -
色彩設計
松山愛子 -
音楽
浜口史郎
キャスト
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ウルド
冬馬由美 -
スクルド
久川綾 -
ベルダンディー
井上喜久子
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マーラー
高乃麗 -
三嶋沙夜子
能登麻美子 -
大滝先輩
二又一成 -
森里恵
渕崎ゆり子 -
森里螢一
菊池正美 -
田宮先輩
梁田清之 -
長谷川空
大谷育江