スーラジ ザ・ライジングスター
エピソード
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肉体改造ギプス
大歓声に沸く、クリケットのW杯決勝戦。リードされていたインドは“クリケット界の神様”こと、サミールの一発で大逆転勝利をおさめる。その優勝パレードに現れたサミールに対し、観客から一個のボールが投げ込まれた。その特殊な変化をする“魔送球”を投げたのはなんと一人の少年だった。
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父ちゃんの秘密
スーラジは巨大財閥の御曹司、ヴィクラム(“花形満”)から、尊敬する父親の“過去”を暴露される。スーラジの父は、選抜されたインド代表チームを「不名誉な理由で永久追放された」というのだ。スーラジはその真偽を確かめるべく、当時、代表チームの主将だった人物に会って、その真相を聞き出そうとする。
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ノックアウト打法
不良クリケットチームを率いる、インド版“花形満”ことヴィクラム。彼はボウラー(投手)の頭を狙い撃ちする「ノックアウト打法」でスーラジの仲間に怪我を負わせる。怒り心頭に発した彼は、父親の許しを得て、ヴィクラムの挑戦を受け入れることにした。そこで、スーラジは「ノックアウト打法」を打ち破るべく、ある秘策を思いつく。
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禁じられた試合
「勝てば、賃上げ」「負ければ、無給」。スーラジが働くガソリンスタンドでオーナーが従業員に“給料を掛けた”クリケット試合を持ちかける。受けて立ったスーラジはオーナーチームを負かすため、未経験の従業員仲間を集めてクリケットを教えることに……。
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姉ちゃんの幸せ
弟のスーラジをクリケットの有力校に進学させてやりたいと願う、姉・シャンティ、彼女は勤務先のオーナーから結婚を申し込まれる。オーナーは自宅に招待したスーラジに“クリケットの勝負”を提案する。「勝てば、学費を出そう」「負ければ、お姉さんは私の妻になる」……。
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親友パップーのシゴき
インド版“伴宙太”こと、パップーは私立の名門高校の理事長の息子だ。彼は父親に頼み込んで、クリケットの才能があるスーラジを入学させることに成功する。サッカー部所属にも関わらず、パップーはスーラジをシゴき続けたが、彼にはある秘めた思いがあった。
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俺がやらなきゃ、誰がやる
「バカ言うな、素人には危険だ」――。名門校に合格したスーラジは、念願のクリケット部に入部。しかし問題は、スーラジの豪速球を捕れる選手がチームに一人もいないことだ。そこで、インド版「伴宙太」ことパップーが「捕手」を買って出ることになるが……。
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“つま先打法”で攻略せよ
負け続けて、チームは6連敗。学校の理事を務めるパップーの父親は激怒。そこでパップーはインド元代表候補だった、スーラジの父に監督を依頼する。監督を引き受けたシャームは、スーラジの豪速球を攻略するために部員たちに“つま先打法”を伝授する。
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偵察ヘリを飛ばせ
スーラジの父・シャームは監督を辞めた。そんな矢先、ヴィクラム(“花形満”)の学校と対戦することが決まる。ヴィクラム攻略のヒントを探るため、小型の偵察ヘリを彼のもとに送り込むが……。
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絶体絶命のピンチ
全国大会の初戦前夜、パップーの父親はスーラジの忠告を無視してチーム全員に豪勢な食事をふるまう。案の定、試合の当日にスーラジとパップー以外の部員たちは暴飲暴食が原因で体調を崩してしまう。
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強打者ラージの秘密
スーラジのチームは連戦連勝で準決勝へ。対戦相手を攻略するカギは、ラージ(“左門豊作”)という強打者だ。チームメイトがラージの「秘密」を探るため、尾行を開始。しかし、それに気づいたラージは逆にスーラジに揺さぶりをかけることを思いつく。
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血染めの親指
スーラジは準決勝で強打者ラージを討ち取ったものの折れたバットが指を直撃し、大ケガを負ってしまう。しかし、彼はケガの事実を誰にも明かさず、一人黙々と練習を続けていた。そんななか、パップーはスーラジの異変に気付いた。
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優勝杯をかけて
「弱点を武器にして投げるんだ」。ついにデリー高校との決勝戦。スーラジはパップーとともに活躍して大量得点をとる。しかし、ヴィクラムの猛攻撃で徐々に追い上げられてしまう。スーラジは腫れ上がった指を酷使して「ある作戦」を実行に移す。
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スーラジの退学処分
「ヴィクラムの勝利で私は殺されたのも同然だ」スーラジの学校理事を務めるパップーの父親は決勝戦でライバル企業の御曹司、ヴィクラムのチームに負けたことに腹を立て、クリケット部の廃部を宣言する。
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秘密を明かす手紙
ライバルのヴィクラムやラージは州代表チームに選抜され、プロチームからもスカウトが殺到。しかし、スーラジにはどこからの誘いもなく、悶々とする日々を送る。そんななか、ヴィクラムはムンバイ・チャンピオンズの主将サミールにスーラジの“血染めのボール”を送りつけた。
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16. 「謎の武道家イチロー」
スーラジは父親のすすめで、ムンバイ・チャンピオンズ研修生のテストを受けに行く。そこで日本からの“挑戦者”イチローと出会った。“クリケットの素人”だと甘く見ていたスーラジはイチローの類いまれな身体能力に圧倒されるのだった。
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いい気になるな!
夢が叶い、ムンバイ・チャンピオンズの研修生となった、スーラジは日本からやって来た、武道家イチローに負けまいと必死に練習を重ねる。そんなとき、主将のサミールと対決するチャンスが到来する。自慢の豪速球でアウトをとりに行くが…。
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選手生命の危機
スーラジは初任給で父と姉にプレゼントを購入し帰宅する際、たまたま通りかかったビルの建設現場で事故に遭遇。少女を助けようとして、落下物の下敷きとなり、左足を骨折。プロ入りの夢が叶った矢先のことだった。
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看護師マーヤの献身
クリケットの練習が出来ないもどかしさに、いら立ちが募るスーラジ。そんな彼にマーヤは適切な助言を与え、献身的な看護を続ける。スーラジは次第にマーヤにひかれていくが彼女にはクリケットをめぐる悲しい“過去”があった。
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初デートの約束
リハビリを終え、やっと退院が決まったスーラジ。彼は献身的な看護をしたマーヤとデートの約束をする。しかし“一軍入り”をかけた試合を目前に控え、スーラジはデートを延期することに。ケガの痛みが残るなか、スーラジは死力を尽くして闘う。
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致命的な欠点
「おまえには致命的な欠点がある」愛するマーヤとの初デートにもかかわらず、スーラジは“うわの空”。彼は父・シャームの発した言葉が頭から離れないからだ。いったい、何が“欠点”だというのか。自問自答するスーラジの前に一人の導師が現れて……。
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真昼の殴打事件
「自分の球の欠点とは何か」不安を抱えたまま、全国リーグ選手権に出場した、スーラジ。ヴィクラムはそんなスーラジに対して「おまえの球は研究し尽くした」と挑発する。過去の父親の話を持ち出され、カッとなったスーラジはヴィクラムの胸倉をつかんで殴りかかった。
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致命的な欠点
スーラジは一抹の不安を抱えながらも、大事なコルカタ戦で、強打者ラージ(“左門豊作”)に立ち向かう。しかし、彼の“スーラジ攻略”の準備は万全だった……。ついに父シャームは息子に“致命的な欠点”を明かすことになる。
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クリケットと野獣
強打者ラージに打ち砕かれたスーラジは失踪。心配するシャンティ(“明子”)とパップー(“伴宙太”)は警察に捜索願を出そうとするが、シャーム(“一徹”)の反対にあう。スーラジは訪れた森で瞑想する導師に巡り合い、「心を鎮める方法」を伝授してもらう。
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魔球“アグニボール”
間一髪でトラを追い払うことに成功したスーラジはこの時、“魔球”のヒントをつかむ。ムンバイに戻ったスーラジはさっそくパップーとともに“アグニボール”の特訓をスタートする。空手やボクシングで体を鍛えるスーラジをマスコミが不審がる。
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われらが“希望の星”
待ちに待った日がやってきた。左足の骨折、殴打事件、失踪……、ムンバイ・チャンピオンズに入団して以来、数々の苦難を乗り越えて、スーラジは全国リーグ戦の決勝戦に出場することが叶った。森のなか、トラとの遭遇で編み出した魔球「アグニボール」を引っ提げて、宿敵のライバルと対決する……。