現実主義勇者の王国再建記 第二部
エピソード
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虎の威を借るアミドニア
ガイウスの息子ユリウスは、大国グラン・ケイオス帝国の威を背景にかつての自領ヴァンをソーマの手から取り戻そうとする。その交渉の全権を与えられたのは、女皇マリアの妹ジャンヌ・ユーフォリアであった。
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莫逆の友と為る
ジャンヌとの交渉はつづく。もはや交渉はユリウスのものではなく、グラン・ケイオス帝国とエルフリーデン王国のものだった。そして、ジャンヌはソーマの中に、新しい未来を、新しい世界の姿を見る。
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苛政は寅よりも猛し
グラン・ケイオス帝国の仲介の結果、ヴァンはユリウスの元に返還されることになる。高額な賠償金を引き換えにして。ソーマは未だ多くの問題が残るエルフリーデン王国へと帰還していく……。
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士は己を知る者の為に死す
内乱、さらにはアミドニアとの戦いに勝利したソーマ。だが、それはゲオルグという男の献身の上に成り立ったものであった。しかし、法は法。ソーマは彼に対し厳しい裁きをくださねばならなかった。
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杯中の蛇影
さまざまな困難を乗り越え、ソーマはなんとか戦乱の後処理を終える。だが、彼には言い知れぬ疲労が忍び寄っていた。人の上に立たねばならない者のみが背負う苦悩と重圧。それは彼ひとりで抱えきれるものではなく……。
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奇貨おくべし
近衛騎士団のルドウィンの幼なじみジーニャは稀代のマッドサイエンティストであった。その発明は、科学技術が発達した世界からやってきたソーマでさえ、驚き感嘆……そしてあきれ果てるようなものだった。
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西施のひそみにならう
ユリウスに返還されたアミドニアの首都ヴァンでは、再び圧政が敷かれていた。民衆の不満は日に日に増していき、ついに反旗を翻すに至る。そのとき、ソーマの前にユリウスの妹ロロアが現れた。
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蝦で鯛を釣ろうとしたら鮫が掛かった
ロロアの登場によってアミドニアとエルフリーデン王国の状況はさらに複雑になる。ソーマすら想定していなかった結果。これを受けてグラン・ケイオス帝国の女皇マリア・ユーフォリアとソーマの会談が開かれることに……。
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人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり
フリードニア王国にジンジャー・カミュという奇妙な奴隷商がいた。彼は奴隷に清潔な衣服とじゅうぶんな食事を与え、さらには教育まで施してやった。それがゆくゆくは王国を揺るがすことになるとも知らずに……。
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うがい手洗いは防疫の基本
難民、それは現代社会も抱える難問のひとつである。そして、フリードニア王国もまた例外ではなかった。王都の壁の外には魔物の侵入によって国を追われた難民たちが集まり、キャンプを築いていたのである。
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家郷に離別して歳月多し
難民の元を訪れていたソーマたちは、難産の妊婦を助けることに。新しく生まれてくる命、それは難民たちの希望であり、未来への礎であったが、彼らのすべてがソーマの示す未来を受け入れるわけではなかった。
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相手を知り、己を知れば夫婦仲も危うからず
とある夜、リーシア、アイーシャ、ジュナ、ロロアといった婚約者たちに、エクセルは囁く。殿方の喜ばせ方をお教えしましょう、と突如始まった「花嫁育成講座」。ソーマと婚約者の秘密がつまびらかになる……。
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前(さき)に古人を見ず、後(のち)に来者を見ず
大晦日の晩、ソーマは先代の王アルベルトに呼び出され、妃のエリシャと共に話をすることに。アルベルトの口から告げられる驚くべき真実。そして、「すべて」を知ったソーマの胸にこみ上げるのは……。
スタッフ
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アニメーション制作
J.C.STAFF -
キャラクターデザイン
大塚舞 -
キャラクター原案
冬ゆき
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プロデュース
WOWMAX -
原作
どぜう丸 -
監督
渡部高志 -
脚本
雑破業 -
音楽
立山秋航 -
音楽制作
キングレコード -
音響制作
マジックカプセル -
音響効果
小山恭正 -
音響監督
明田川仁
キャスト
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アイーシャ·ウドガルド
長谷川育美 -
カルラ·バルガス
愛美 -
ジャンヌ·ユーフォリア
石川由依
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ジュナ·ドーマ
上田麗奈 -
ソーマ·カズヤ
小林裕介 -
トモエ·イヌイ
佳原萌枝 -
ハクヤ·クオンミン
興津和幸 -
ポンチョ·パナコッタ
水中雅章 -
マリア·ユーフォリア
金元寿子 -
リーシア·エルフリーデン
水瀬いのり -
ロロア·アミドニア
M・A・O