おとなりに銀河
エピソード
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姫と修羅場
久我一郎は、幼い妹・まちと弟・ふみおを養う苦労人の漫画家。締切に追われる彼の元にやってきたのは、美貌のアシスタント・五色しおりだった。一郎は彼女の神テクに助けられ、なんとか原稿を描き上げた。その後、疲弊し、眠るしおりの体から生えている“棘”のようなものを発見する一郎。ふとそれに触れた瞬間、彼の脳裏に広大な宇宙が駆け巡り――。果たして、不思議な神アシスタント・しおりの正体とは……?
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姫とお買い物
一郎の元で徹夜仕事を終えたしおりは、宿泊先へと帰っていった。まちとふみおは、「今夜は焼肉!」と楽しみにしている。しかし無理が祟ったのか、一郎は熱を出して寝込んでしまった。そこに戻ってくるしおり。“婚姻の契約”の影響で、一郎はしおりと離れると、罰として健康を崩す体質になってしまったらしい。申し訳なく思ったしおりは、一郎のアパートに引っ越してくることにするが……。
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姫と爆発
どれくらいの距離なら、離れても平気なのか?一郎としおりは、“婚姻の契約”に関する実験を開始する。そんな中、一郎のアパートに幼馴染のもか姉が遊びに来た。彼女が、憧れの漫画家・塊肉先生だと知ったしおりは興奮度MAX状態に!しかし仲睦まじい一郎ともか姉の様子に、しおりは胸にもやもやしたものを抱く。それは、初めて経験する“嫉妬”という感情だった。
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姫と空もよう
一郎に告白してしまったしおりの胸のときめきは、増すばかり。一郎は、まち・ふみおと動物園に行く約束をするが、その日は生憎の大雨に。しおりは、まちとふみおの面倒を見る役を買って出る。一郎に作ってもらったカードで、タロット占い遊びをしようと提案するまち。だが誤って破ってしまう。しおりは、カード作りの参考になる本を探しに図書館へ。大雨の中、出て行ったしおりが心配になった一郎は、その後を追いかけ……。
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姫と動物園
一郎は、まち・ふみお・しおりと一緒に動物園に行くことに。先日、しおりに告白した一郎は、妹弟にそのことを言うべきか悩んでおり……。その後、動物園で楽しい時間を過ごす4人。一郎は、まちとふみおにしおりと付き合っていることを報告する。しおりに尋ねるまち。「お兄のどこ好きになったの?」それを聞いたしおりは、ふと思う。逆に一郎は、自分のどこを好きになってくれたのだろうか……。
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姫とお手紙
しおりをデートに誘いたい一郎。だが彼女は落ち込んでいた。一郎とは別の漫画家のアシスタントに行ったが、上手くいかなかったらしいのだ。そんなしおりを励ますため、一郎はまち、ふみおと一緒に食事へ出かける。生まれて初めての焼肉店に感動するしおり。島で生まれ、姫として育てられた彼女。そのため世間とズレていることを自覚し、気にしていた。
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姫と微熱
一郎・まち・ふみおは、いとこのちひろと共に、亡き父のお墓参りに。ひょんなことから、しおりも同行することになる。お墓に手を合わせた後、シートとお弁当を広げ、ピクニックをする一行。楽しい時間だったが、父を思い出したまちとふみおは涙を流す。しおりもまた、亡くなった祖母を思い出していた。帰る直前、父の墓前に一人で戻ろうとする一郎。彼の目に寂しさを感じたしおりは、その後を追いかけ……。
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姫とクリスマス
地獄の年末進行を終えた一郎としおり。気づけば、世間はすっかりクリスマスムードになっていた。そこで一郎は、まち・ふみお・しおり・ちひろ・もか姉・漫画家の佐野くんをアパートに集めて、クリスマスパーティーを開く。もか姉と佐野くんが帰った後、しおりはまち・ちひろと3人で女子会をすることに。そこでしおりは、今までずっと黙っていた素性を告白しようとするのだが……。
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姫と温泉
クリスマスデートの余韻に浸っている一郎。しかし、しおりは故郷の母から連絡があったことを憂鬱に感じていた。そして年は明け、正月。福引で引き当てた温泉旅行を満喫する一郎・しおり・まち・ふみお。一緒に足湯に入りながら、しおりは母に反発して島を出たことを一郎に告白する。母からの電話は、一向に鳴りやむことがなく……。
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姫と家族会議
しおりの母・都は、夫と従者を引き連れ、一郎のアパートまでやってきた。しおりを島に連れ戻すためだ。次の日、話し合いの場で両親と向き合うしおりと一郎。まったく話を聞いてくれない都に対し、しおりはつい口を滑らせ、一郎と“婚姻の契約”を交わしたことを話してしまう。怒りと哀れみの言葉を浴びせる母に、しおりは我慢できず、とうとうその場を後にしてしまう。彼女を追いかける一郎だが……。
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久我くんと刺抜き
契約解除の儀式・前日。一郎としおりは、互いに心に不安を抱えていた。一郎から棘を抜けば、記憶と共にしおりを好きな気持ちも消えてしまうのではないか……と。儀式までの時間、お互いのことを想い、別々に過ごす2人。この好意は本物か…、契約によるものなのか…?不安は大きくなってゆくばかり。そして、いよいよ儀式の時。棘を抜き取られる一郎。その瞬間、しおりと過ごした記憶は歪み、意識は朦朧としていき……。
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姫と花火
儀式の後、一郎としおりに日常が戻っていた。デートに備え、新しい洋服を買いに行くしおりは、ちひろと偶然遭遇する。その帰り道、しおりは公園でまちとふみおを発見。それは一郎への遠慮から、友達の誘いを断るまちの姿で……。今まで友達とまり遊べなかったまちとふみおに最高の思い出を作ってあげようと、しおりはある計画を思いつく。
スタッフ
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アニメーション制作
旭プロダクション -
キャラクターデザイン
大滝那佳 -
シリーズ構成
市川十億衛門
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プロップデザイン
宍戸久美子 -
原作
雨隠ギド -
撮影監督
鯨井亮 -
監督
木村隆一 -
編集
本田優規 -
美術監督
平良亜梨沙 -
色彩設計
大塚眞純 -
音響監督
田中亮
キャスト
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久我ふみお
長縄まりあ -
久我まち
遠藤璃菜 -
久我一郎
八代拓
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五色しおり
和久井優 -
指宿ちひろ
高橋李依 -
護国桃香
日笠陽子 -
護国正弘
杉田智和