ガラスの仮面 (1984)
エピソード
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春の嵐
芝居への想いを胸に、ごく平凡な日常を送っていた北島マヤは、かつての大女優・月影千草に才能を見出され、劇団つきかげの研究生となる。女優への扉がいま開かれる…
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紫のバラの人
劇団つきかげの初公演で主役のひとりに抜擢されたマヤ。月影による厳しい特訓の成果を挙げた舞台閉幕後、名も知れぬファンから紫のバラが届けられる。
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美しいライバル
大都芸能の裏工作により、マヤの初公演はマスコミから厳しく叩かれてしまう。そんな中、マヤの母親が月影の元へ尋ねてくる。
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孤独な戦い
劇団つきかげの運命をかけた全日本演劇コンクールの演し物・「たけくらべ」の主役・美登利に抜擢されたマヤ。しかし、同役を演じる亜弓の稽古を見て自信喪失してしまう…
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ふたりの美登利
月影に物置へ閉じ込められたマヤは、扉の外からの月影の指導の甲斐もあり、自身の美登利像をつかんだマヤは、亜弓と全く異なる斬新な美登利を演じてみせるのだった…。
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全国大会のワナ
全国大会の開演直前、劇団つきかげの衣装、大道具類が壊されてしまった。旅館のおかみの好意で高校演劇部から借りることになったが…
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たったひとりの舞台
ついに麗たちは開演に間に合わなかった。マヤはひとりで「ジーナと5つの青い壺」を演じることを決心。劇団一角獣の協力を得て、幕を開けた。
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真澄の熱い想い
演劇コンクールで優勝を逃した劇団つきかげは、稽古場を失う。大都芸能の速水真澄は、桜小路を使ってマヤを大都芸能へ誘うが…
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初めての映画出演
紫のバラの人の助けで、劇団つきかげは、新しい稽古場を得る。マヤは、はじめて映画のオーディションを受け、端役ながら出演が決まった…
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新しい試練
過労で千草が倒れ入院。真澄はマヤを大都芸能へ誘うが、マヤは断る。マヤは栄進座の看板女優・原田菊子の面接を受け、役をもらえたが…
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舞台あらし
「おんな河」に出演、観客の視線を釘づけにしたマヤを菊子は舞台あらしと呼ぶ。一方、亜弓は女優として新境地を開こうとしていた…
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わたしはキャサリン
「おんな河」を観た東洋劇場会長の誘いで「嵐が丘」のキャサリン役のテストを受け、何とか合格したマヤ。しかし役作りに悩み抜くが…。
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恋はモザイクもよう
キャサリン役に集中するマヤに対して、ヒースクリフ役の真島、その恋人、江川由紀、マヤに想いを寄せる桜小路の心は微妙に揺れ動く…
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新しい役は人形
劇団一角獣とつきかげの合同公演「石の微笑」が決まる。マヤの役は人形。演技に悩むマヤを、千草は人形ギブスで特訓する。
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ようこそ! 地下劇場へ!!
ビルの地下にある喫茶店跡を劇場に「石の微笑」は初日の幕を開ける。観客はわずか12名。しかし客席には、姫川亜弓と真島良の姿があった。
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母の面影
最終日、バスの窓から母の姿を見たマヤの心は乱れ、不覚にも舞台の上で涙を流してしまう。そんなマヤに千草は謹慎を言い渡す…
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紫のバラの人はどこに
亜弓主演の舞台「夢宴桜」に急遽出演することになったマヤだったが、台本がすり替えられ、ピンチに。しかし亜弓は機転をきかせマヤもこの危機に挑んでいく…。
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ヘレンへの挑戦
新劇場のコケラ落とし公演「奇跡の人」のヘレン役にノミネートされたマヤのために、紫のバラの人は、別荘を稽古場に提供する…
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白熱のオーディション
ヘレン候補役として選ばれた5人のオーディションが始まった。合格したのはマヤと亜弓。二人のダブルキャストが決まった。
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二人のヘレン
「奇跡の人」の稽古がスタートした。ヘレンが水を”ウォーター”と認識する場面。亜弓とマヤはそれぞれに奇跡の瞬間を体得した。
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助演女優賞候補!!
初日公演は親子競演で話題をさらい、亜弓の演技が絶賛された。一方、マヤは斬新な演技で姫川歌子の女優魂に火をつけた…
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新しい扉
マヤはアカデミー芸術祭助演女優賞に輝く。授賞式に現れた月影千草は、マヤと亜弓の二人の紅天女候補に指名するのだった。
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わたしのマヤ
大晦日の夜の出会いから、アカデミー芸術祭助演女優賞までを千草の視点から描く総集編。