ハイスクールミステリー学園七不思議
エピソード
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黒板に何かが!?
桐生あけみが飛び降り自殺をした。遺書には彼女をいじめた「M」という人物への恨みがつづられていた。しばらくして、教室で鈴の音が聞こえたり、黒板に「M」の字が浮かび上がるなどの奇妙な事が起き始めた。
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13非常階段
生徒が非常階段から落ちて怪我をした。その階段は日によって、1段減ったり増えたりするという。一条みずきはそれを確かめようとしたが、落ちそうになる。先輩の月影明子に声をかけられて助かったものの、何かおかしい。
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理科実験室
10年前、踏み切りで電車に飛び込んで自殺し、バラバラになった女生徒の右手首が、手相の研究に凝っていた理科担当の先生に持ち去られ、ホルマリン漬けにされて理科実験室にあるという。みずきは実験室に向かった。
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生きている机!?
みずきの机が壊れてしまった。物置から代わりの机が運ばれてきたが、彼女は誰かがその机に座っているような気がして、自分の席に着席できない。先生により無理矢理座らせられると、金縛りにあって倒れてしまった。
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青色のピアノ
学校の倉庫にあった青いピアノ。20年位前、コンクール優勝を目指していた千草綾子のピアノだったという。綾子は周囲の期待がプレッシャーとなり、わざと事故に遭おうとし、左手切断の大ケガをしてしまったが…。
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花ことばの怪
花屋の娘、浩子は花を嫌っていた。好きだった先輩に花を贈ろうとしたが、友人に先を越されてしまった思い出があるからだ。店の手伝いや、妹の世話にうんざりしていた浩子は、ある日、学校の花壇を荒らしてしまう。
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屋上の影
ある日、みずき達は学園の屋上で人の顔のように見えるヒビを発見した。そこは去年、先輩が受験で悩んで飛び降り自殺した場所だった。体育の授業中、みずきは先輩が落ちた場所にも顔のように見えるヒビがあるのに気付く。
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10番の靴箱
みずきの靴箱にマーガレットの花束が入っていた。まきえはそれを見て「10番の靴箱の呪い」の話を始めた。一昨年、その靴箱はかっこいい先輩が使っていた。彼の靴箱にはいつも女子からの手紙が溢れていたのだが…。
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昼休みの猫
映子が飼っていた猫のミーが、車にはねられて死んだ。その日から鈴の音や猫の鳴き声がしたり、フッと消える猫が現れるようになった。映子はミーだと思い鈴の音と猫の影を追うが、目の前に現れたのは別の猫の霊だった。
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樹海―青木ヶ原
春の終わりの学年別課外授業。みずき達一年生は富士山麓の西湖でキャンプをする事になった。恐がりのゆかりは青木ヶ原樹海といえば自殺の名所だと言って、浮かない顔。夜中、トイレに起きたみずき達は人魂を目撃する。
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背番号4
ソフトボール部の石田絵美。背番号4番のユニフォームをもらい喜んでいたが、背番号4番にはジンクスがあるという話を耳にした。それは、背番号4番は試合の勝敗を分ける場面での活躍や大エラーに絡むというものだった。
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地底からの声
みずき達の1年A組ではクラス発表会でホラー劇をやることになった。脚本は文学少女のゆきが徹夜で仕上げた。みずき達は早速体育館で練習をすることにしたが、体育館の舞台床下からシナリオ通りに赤ちゃんの泣き声が…。
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人喰い岩
期末テストが終わり、みずき達仲良し4人組は海に向かった。月影先輩も現地で合流の予定だ。ゆかりは愛犬ポロンを連れてきた。海に着き、水着で遊ぶみずき達。毎年夏に犠牲者が出るという「人喰い岩」にポロンが吠えた。
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海に鳴る鈴
民宿に着いたみずき達仲良し4人組と月影先輩。出迎えたお婆さんにみずきは「どっかでみたような顔をしておる」と言われる。みずきは海辺で鈴の付いた古いおまもりを見つけた。その袋からは髪の毛がはみ出していた。
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恋占い
吉野健一に想いを寄せる笹原清美は毎夜、自分と健一が結ばれることを願って愛の魔術を行っていた。健一はみずきと幼なじみで仲がいい。清美はそんな二人に嫉妬して「呪いの人形」を作った。呪われたみずきは…。
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通用門
まきえの靴を片方くわえていった子犬を追いかけて、通用門の所まで来たみずき達。だが、門の手前で子犬は靴を残してスーッと消えた。そこは数年前に生徒が消える事件が立て続けに起きたため、閉鎖された通用門だった。
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君の名は…
一人美術室に残ったしのぶの前に男の霊が現れて「君の名は」と話しかけてきた。霊は「フクハラアサコ」に会いたくて探しているらしい。しのぶはその霊に恋してしまい、嫉妬のあまり、暴れるようになっていく。
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校内放送
放送室が内部改装のため、仮の放送室として古い建物を利用する事になった。放課後、教室のスピーカーから人の呻き声が流れた。川崎先生は、原因調査のため一人残るが、スイッチを切ったはずの放送機材から呻き声が…。
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猫足の墓
学園の裏にある墓地で、3年の不良たちが、お墓が揺れだしたのを見た。その墓地の周囲では事件が続いていた。調査してみると、最も凶相な墓は猫足の墓だと聞く。この墓地の猫足の墓は「黄泉学院寮生之墓」だった。
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倦怠
2年C組小野ゆう子の成績はいつもトップで、勉強漬けの毎日を送っていた。ある日、ゆう子は塾の帰り道、電車の中で「本当はもう勉強したくないんでしょ?」という声を聞く。窓に映ったのは優しそうな金髪女性だった。
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鏡の中
藤田ひろみに引っ越し先の家がおかしいと相談されたみずき。購入したての家にお化けが出るという。みずき達四人と月影先輩は、早速ひろみの家に行き、調査を開始する。ゆかりが消え、ひろみは鏡の中に人影を見たという。
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罠
学園祭のアーチが誰かに壊された。みずきたち四人がアーチを作ることになり、転入生の緑川弥生も参加して、それは無事完成した。下校時、みずきは通学定期が無いことに気づき、教室に戻ろうと作りたてのアーチを潜った。
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疑心
アーチによって引きずり込まれた異世界から、不思議な女性の助言により、なんとか学校に戻ったみずき。その後も奇怪なことが続き、みずきは孤立してしまう。緑川弥生について疑いを持ったみずきは、弥生の自宅に向かった。
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信頼の絆
緑川弥生の墓を発見したみずきは、弥生と悪霊たちに襲われた。そこへアーチの異界から救ってくれた女性が再び現れ、助けてくれた。彼女からガーネットの指輪を受け取り、みずきは帰宅した。母はその指輪を見て…。
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トンネル
レンタルビデオショップでアルバイトを始めたみずきは店長に留守番を頼まれた。雷雨の中、男が息を切らしてビデオ屋に入ってきた。彼は、ショップの先にあるトンネルで会社の上司「Y」が消えてしまった話を始めた。
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メッセージ
後藤のりこの母親は旅行中の茂手木さんの姿を何度も目撃する。ただ、のりこの母親以外、誰にもその姿は見えなかった。雨の日、宙に浮かんで体を通り抜けていった茂手木さんに遭遇した彼女はショックで倒れてしまう。
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保健室
新沼里子は保健の先生。去年、腹痛で保健室に来た生徒をベッドで休ませただけの処置で死なせてしまった。生徒の自宅を訪れ、遺影に手を合わせた新沼先生に、遺影写真が動き「あなたが私を殺したのよ」と迫ってきた。
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ビデオテープ
みずきがアルバイトをするレンタルビデオショップに、中川吾郎が来店し「アドベンチャーキング」というビデオを借りた。そのビデオが貸し出されたことを知った店長は慌てた。それは呪われていて、借りた人は死ぬという。
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霊媒体質
バスの中、富岡映子は人を罵るような不思議な声を聞く。同じ声を栗原先生も聞いていた。その声はみずき達のクラスでの授業中も聞こえ、生徒が話していると思った栗原先生は怒鳴りはじめた。生徒たちは困惑したが…。
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書道室
夏岡緑は、書道に才能を持つ生徒。教師の宮尾は彼女に書道展で勝ってもらおうと中国の硯を貸すが、緑は書道室の窓から飛び込んできたカラスに驚き、硯を壊してしまう。宮尾は、それに激怒し、緑を突き飛ばして死なせた。
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生き人形
みずきの親友、ありさが不治の病で亡くなった。葬式で、彼女の母親が人形を手に声をかけて来た。「一番親しい友達にあげて」と頼まれたという。人形を受け取ったみずきに、ありさから彼氏への訴えが聞こえ始めた。
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殺意
みずきの従姉妹の藤沢のぞみの家。夕飯の買い物に外出中、階段の所で、みずきは「痛い…痛い」という声を聞いた。そこは、七年前にのぞみの学校の女生徒がクラスメイトの女生徒に嫉妬から刺し殺された場所だった。
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真冬のプール
みずき達のクラスに教育実習の吉川美奈代先生がやって来た。放課後、みずきは真冬のプールから水音を聞いた。それは誰かが泳いでいる音だった。警備員にプールの水を抜いてもらっても、翌日には水が張られている…。
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心霊写真
スケート場で宮沢貴子を撮った写真に、いるはずのない赤ちゃんが写っていた。心霊写真だと大騒ぎになったが、実は貴子が自宅で作った合成写真だった。それからも貴子は偽の心霊写真を作り続けていたが、ある日…。
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生き霊
田島しのぶと婚約者の上原健一は結婚式前に交通事故に遭ってしまった。健一は大けがをし、結婚式は延期に。しのぶは結婚式の最中に彼が刺される夢を何度も見ていた。さらに彼女の周りで変な事が起こり出した。
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パソコン通信
パソコン通信を始めたみずき。すぐにBBSサークルからの勧誘があった。勧誘してきたのは「おたくの星」という人物。パソコン通信は面白く、学校でのみずきは居眠り状態。しかし、おたくの星は一年前に自殺していた。
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笑う少女
新聞部より、月影先輩への取材の話が舞い込み、みずき達は月影先輩の家であるお寺へ向かった。月影先輩が霊感を得るようになったのは、4歳の時に高熱を出してからで、最初に見た霊はおかっぱ頭で白い着物の女の子。
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霧
夢を見たみずき。霧の中、誰かに手を引かれていたが、置いてかれてしまう。その誰かの悲鳴に飛び起きた。翌日、みずき達のクラスに氷川さちこというアメリカ帰りの転校生がやってきた。夢が気になったみずきは…。
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イヤリング
C組の橘らのバンドが練習しているスタジオは、かつて人気バンドが下積み時代に練習に使っていた場所。スタジオでの練習を終えて、録音テープを聴いた橘はうめき声の混入に気付く。スタジオは幽霊が出るという噂だった。
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旅の宿
南郷涙子の出張旅行に便乗したみずきと月影先輩。旅館に着くや、南郷涙子はすぐに出かけてしまうが、二人は露天風呂や卓球を楽しむ。みずきは、プラズマ説の小槻教授も同じ旅館の客であることに気づき、話しかけた。
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おいでおいで…
月影先輩が卒業してしまい、みずきたちは2年生になった。学校では「おいでおいで」の霊の噂で持ち切りだった。放課後、教室でE組の女生徒2人が手招きする白い手首を見たという。早速、興味を持ったまきえらは調査を始める。