最遊記RELOAD GUNLOCK
エピソード
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魔物が棲む寺 ~ nest ~
ある村を訪れた三蔵一行は、大河(たいが)という少年と、その姉・麗花(れいか)に出会う。麗花に案内され、「村を妖怪から守っている」という寺にやってきた一行は、そこで充分すぎるほどのもてなしを受ける。そんなとき八戒が、人目をはばかるようにして境内を歩く大河を見かける。実は大河は、この寺の和尚が妖怪と一緒にいるところを見たことがあり、寺に行ったきり帰ってこない父親の身を心配して様子を探りに来たのだ。
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放たれた悪夢 ~ rabbits ~
ニィジェンイーに呼び出された独角児と八百鼡は、久し振りに紅孩児と再会。だが、紅孩児は玉面公主の命令に従順な、冷酷な男に変貌していた。そして紅孩児は、玉面公主の令に従い、三蔵一行を倒すべく出発する。その頃三蔵一行は、森の中で熊に追い回され、洞窟の中に追い込まれていた。なんとか熊から逃れ、洞窟の外へと脱出する三蔵、悟空、八戒。しかし、洞窟内に取り残された悟浄は、多くの熊に囲まれてしまい…。
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激流 ~ against the stream ~
大きな川に差しかかった三蔵一行。橋も渡し舟も見当たらず、現れた少年・坤によると向こう岸には渡る術はないという。どうやら近頃、この川には妖怪が出現し、舟を立て続けに襲ったため、誰も舟を出さなくなったらしい。しかし、先を急ぎたい三蔵たちは、舟を買い取り、渡ることに決定。母親と妹のいる向こう岸に帰りたい坤もその舟に同乗させてあげることにする 。川の流れはゆるやかで、三蔵たちの舟は順調に進む。だが、水中から妖怪が姿を 現し、襲いかかってきた。悟空たちは川に落ちてしまうが・・・。
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遭遇 ~ fake ~
独角児、八百鼡と合流した三蔵、悟浄、八戒は、そこで、玉面公主の命令を受けた敵・雀呂(ざくろ)に襲われる。リアルな幻覚を操り、精神にダメージを与える雀呂の術に苦しめられる三蔵たち。独角?と八百鼡は何とかして三人の催眠を解こうとするが、ふたりの声は彼らには届かない。その頃、坤の家族や村人たちが身を隠す洞窟前には大勢の妖怪が押し寄せていた。村人たちを守るため、悟空はひとり妖怪たちの前に立ちふさがる。
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闘争 ~the opponent~
血も涙もない殺戮マシーンになってしまった紅孩児。三蔵たちは、独角児からその事実を知らされショックを受ける。その頃、紅孩児と戦っていた悟空はその強さの完膚なきまでに叩きのめされていた。フラフラになりながらも何度も立ち上がる悟空を洞窟からのぞき見た坤は、何とか助けようとするが村人たちに止められる。そうこうしている間に、妹の凛が、洞窟に入り込んだ妖怪に捕らえられてしまう。
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覚醒 ~back~
倒れた悟空に代わり、紅孩児の前に立った三蔵、悟浄、八戒。腕が折れている紅孩児だったが、独角児の制止を無視して、三蔵たちに向かっていく。まるで痛みを感じていないかのように、三蔵たちの猛攻をものともせずに戦う紅孩児。そんな姿を見て、過去を思い返す独角児と八百鼡は、紅孩児の側に立って三蔵たちと戦うことにする。その直後悟空が復活、独角児に向けて如意棒を振り下ろした。だが、独角児をかばった紅孩児が、その攻撃を受けて倒れてしまい…。
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呪いの双六 ~inevitable game~
たった一軒しかない不気味な安宿に泊まることになる三蔵一行。その主人から、悟空は退屈しのぎにと双六を貸してもらう。 どうせヒマだからと、双六を始める悟空たち。だがこの双六、サイコロを振ると人形のようなコマが勝手に動き、止まったマス目のイベントが実際にプレイヤーたちの身に起こってしまうという不思議なものだった。次々とふりかかる災難や幸運に翻弄される三蔵一行。彼らは無事双六を終了させることができるのか?
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紅い髪の女 ~stupid woman~
街でひとりの女・紅玉(こうぎょく)が悟浄に声をかける。彼女は悟浄と同じ深紅の髪と瞳を持つ禁忌の子どもだった。 美人の紅玉にまんざらでもない悟浄。だが紅玉は、三蔵一行の命と魔天経文を狙う妖怪・爆羅(ばくら)の計画に従い悟浄に近づいただけだったのだ。 爆羅に言われるまま悟浄の命を狙う紅玉。その心は、悟浄の強さとやさしさを目の当たりにし、次第に揺らいでいく。そんな紅玉の心変わりに気付いた爆羅は、彼女を利用し、ある作戦を立てる。
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対決 ~muzzle~
巨大な山を歩いて越えることになった三蔵一行。悟空の提案で、山頂にたどり着くのが一番遅かった者がおごらなくてはならないという賭けをすることに。そして、悟空、八戒、悟浄は山頂に到着。だが三蔵はなかなか姿を現さなかった。 その頃三蔵は、山道で一服していた。そこへ襲いかかってくる李厘。その強烈なパンチにより崖が崩れてしまい、三蔵は李厘とともに崖下に落下してしまう。大量の出血をするほどの大怪我を負ってしまった三蔵。とどめを刺そうとする李厘だったが、三蔵が銃を構えているため身動きできない。そしてふたりの膠着状態は続き…。
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埋もれた夢 ~Snow drop~
激しい吹雪の中、山を越えようとする三蔵一行は、木に登った子供たちから矢や投石による攻撃を受ける。反撃するわけにもいかず、退散しようとする一行だったが、崖から落ちて雪に埋もれてしまう。三蔵たちが目を覚ましたのは、異変の影響を受けていない妖怪・耶雲の家。先ほど三蔵たちを襲ったのは妖怪の子供たちで、一行の正体が自分たちと敵対する村人たちだと勘違いしたのだという。耶雲はその子供たちの面倒を見ているのだ。子供たちとすっかり打ち解ける悟空たち。だが翌日、子供のひとり・梁が吹雪の中で行方不明になってしまい…。
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八戒の家出!? ~reflection~
毎日毎日散らかし放題やりたい放題の、三蔵、悟空、悟浄の三人に、ついに八戒の堪忍袋の緒が切れてしまった。白竜を伴ってひとりで宿を出てしまったのだ。仕方なく三人は自分たちで何とかしようと頑張るが失敗ばかり。気を取り直して食事に出たのはいいが、クレジットカードも手元になく、食事代を払うために皿洗いのアルバイトをしなくてはならなくなる。そんな三人が働く食堂に、偶然、八戒が訪れる。だが、自分たちが困っていることに気付いてもらえない三人は、次第に不安とイライラを募らせる。
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からくりの館 ~two faces~
さびれた町にやって来た三蔵一行。そこで三蔵は、突然姿を消してしまう。からくり人形・朱童に催眠術をかけられ、さらわれてしまったのだ。三蔵を救うため、多くのからくり人形が並んでいる館にやって来た悟空、悟浄、八戒。からくり人形の群れに襲われ、苦戦することになる悟空たちだったが、そこへ現れたからくり人形・純華に助けられる。純華によると、美しい男の顔を狙っている朱童は、三蔵を殺して自分の顔にしてしまおうとしているらしかったが…。
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西から来た男 ~open your eyes~
旅を続ける三蔵一行の前に奇妙な敵が現れた。黄色の瞳を持ち、なぜか悟空、悟浄、八戒だけを狙う人間たちだ。実は彼らは西方の国から来た男・ヘイゼルの不思議 な力によって蘇った死者たちだった。敵を振り切り街にたどり着いた三蔵一行は、そこでヘイゼルと彼の従者・ガトに出会う。初対面ではあったが、ヘイゼルは三蔵一行に興味を抱くのだった。その夜、三蔵一行は妖怪たちに襲われる。そこにヘイゼルとガトが現れ次々と妖怪を倒してゆき・・・。
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奇跡の行方 ~pilgrim~
西の大陸からやって来た男・ヘイゼルは、すべての妖怪を殺し、人間だけの世界を作ることが目的だという。そんなヘイゼルと一緒に朝食をとる三蔵たち。ヘイゼルは、倒した妖怪の魂を移すことによって、死んだ人間を生き返らせているのだという。三蔵たちの泊まる宿屋の娘は、ヘイゼルに父親を生き返らせてもらい、彼に心から感謝しているという。娘によると、瞳の色が黄色くなった以外は、父親に以前と変わった様子は見られないという。だが、三蔵一行が村を出ようとしたとき、父親をはじめとする村人たちが一行に襲いかかってきて…。
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追悼の果てに ~death wish~
とある町にやって来た三蔵一行。そこで一行は、史華という女性にあい史華と義父に食事をごちそうになる。史華の夫は、結婚式の当日に妖怪に殺害されてしまったのだという。夫を殺した妖怪を退治してほしいと頼まれる三蔵たち。そこへ、三蔵の経文を狙い、妖怪の一群が現れた。妖怪を次々と倒す一行。その戦いを、ヘイゼルとガトが見ていたが…。
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再生 ~sympathy~
果敢にもひとり妖怪に立ち向かう史華だが、力及ばずついに殺されてしまう。ところが翌朝、宿の食堂には史華の姿が!事情を知らない三蔵一行はそこで初めて、殺された史華がヘイゼルによって蘇らされたことを知るのだった。すっかり人の変わってしまったような史華の様子に心を痛めながらも旅立つ三蔵一行。そんなとき、仲間を殺され怒り狂う妖怪たちが、ヘイゼルとガトを追って現れた。妖怪を倒そうと集まる死者たち。その手は悟空たちにまで及ぶのだった。そしてその集団のその中には史華の姿もあった。
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襲撃 ~intruder~
荒野を進む三蔵一行の前に、妖怪の群れが襲いかかってきた。迎え撃とうとする悟空たちだったがそこへヘイゼルとガトが登場、妖怪を倒しはじめる。その頃、紅孩児のもとに、最近仲間の妖怪たちが何者かに殺され続けているという知らせが入っていた。別の村でも妖怪を倒し続けるヘイゼルたち。そこへ紅孩児、独角児、八百鼡が現れ、ヘイゼルたちに襲いかかってきた。激しいバトルを繰り広げる両者の前に、三蔵一行も姿を見せるが…。
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疑念 ~hesitation~
ガトに銃で撃たれ、倒れてしまう独角児。いても立ってもいられなくなった悟空は、横たわっている独角児を担いでその場から連れ去っていく。ヘイゼル・ガトと対峙する紅孩児は『炎獄鬼』を放つ。その直撃をなんとか避けたヘイゼルとガトは、反撃を開始。お互い、猛攻を見せる紅孩児とヘイゼルたち。だがそんな中、八百鼡を助けようとした紅孩児が、ガトに胸を撃ち抜かれてしまう。
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追憶 ~deprivation~
街で偶然ヘイゼルたちと出会った李厘は、奇妙ないでたちのふたりに興味を抱く。三蔵一行は李厘の身を案ずるが、ヘイゼルは李厘を倒す様子も見せず、何故かすぐに打ち解ける。そんなヘイゼルの行動に三蔵一行だけでなくガトまでもが戸惑いを見せるのだった。その晩、同じ宿に泊まった三蔵に、ヘイゼルは自分の身の上話を聞かせ、仲間に引き入れようとする。
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亀裂 ~misunderstanding~
すっかり仲良くなった李厘を誘い出し山道を行くヘイゼルとガトの前に、李厘を連れ 戻しにきた部下の妖怪たちが現れる。部下の話から紅孩児たち三人がヘイゼルたちに 襲われたことを知った李厘は動揺。そんな彼女の前で次々と彼らによって部下たちが 倒され、彼女自身も捕らわれてしまう。さらにヘイゼルは、罪のない村人までを巻き 込み、三蔵を仲間に引き入れるための恐ろしい計画を実行する。
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蘇りし男 ~desperado~
悟空、悟浄、八戒とケンカ別れした三蔵の前に妖怪たちが現れた。戦う三蔵だが思いがけず苦戦する。そんな三蔵に、ヘイゼルの命令を受けたガトが加勢する。戦いの中でケガを負い、ヘイゼルたちに助けられた三蔵は、ガトの介抱を受けながら、彼にヘイゼルとの関係を尋ねる。するとガトは、自分たちの一族に起こった悲劇と、ヘイゼルとの出会いについて話して聞かせる。
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策略 ~checkmate~
ひとり旅を続ける三蔵の前に、いつかの敵・雀呂(ざくろ)が現れた。雀呂は、ニィジェンイーとともにヘイゼルたちに手を貸すため現れたのだ。一度は倒した相手だとタカをくくる三蔵。だが、思った以上に苦しめられることになる。雀呂の助けで三蔵を幻想世界に閉じ込めることに成功したヘイゼルは、身動きの取れない三蔵に「仲間にならないか?」と再度持ちかける。
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突破口 ~battle royal~
三蔵と別れた悟空、悟浄、八戒の三人は、しつこく襲ってくる妖怪たちにイラ立ちを募らせていた。三人は戦いながら、この怒りを三蔵にぶつけようと息巻く。その頃、何とかして三蔵を仲間に引き入れようとするヘイゼル。だが三蔵はそれをかたくなに拒む。その間にも見えない位置からのガトの銃撃が続き、三蔵はあちこちにケガを負ってしまうが・・・。
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死闘 ~sunny day~
ヘイゼルに従い、三蔵一行を倒そうと容赦ない攻撃を仕掛けるガト。ヘイゼルを守り抜くことを使命とし、どんなダメージを受けても倒れることがないガトの戦いぶりに最初は戸惑い苦戦する三蔵一行だが、徐々にガトの攻撃のペースをつかんでいくのだった。このままではガトが不利になると考えたヘイゼルは、ガトを手助けする手段として、死んだ雀呂を蘇らせ、三蔵一行を襲わせることにする。
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守るべきもの ~truth~
いくら攻撃を加えても、復活してくるガトに対し、悟空たちはすでにボロボロの状態。それでも果敢に激しく攻め立てる悟空たち。そんな戦いの中ヘイゼルは魂が切れたためいったん退いて態勢を立て直そうとするが、なぜかガトがそれを拒む。悟空たちのさらなる猛攻に、致命傷を負ってしまうガトは、「俺たちの旅はここで終わりだ」とヘイゼルに告げる。すると、そこに精霊が現れ…。
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慟哭 ~close your eyes~
ついにガトが力尽き、ヘイゼルの身に変化が起こる。モンスターと化したヘイゼルの恐るべき力にふいをつかれる三蔵一行。そこに紅孩児一行が現れる。仲間の妖怪たちの敵であるヘイゼルを倒そうとする紅孩児。だが三蔵は、死んだガトの気持ちを考え「ヘイゼルは自分が倒す」と言う。自分自身の中のモンスターと人との間で、そして蘇ったつらい記憶の中で苦しむヘイゼル。そんなヘイゼルを救うべく三蔵の昇霊銃が火をふいた!
スタッフ
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アニメーション制作
ぴえろ -
キャラクターデザイン
大竹紀子 -
制作
電通
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原作
峰倉かずや -
掲載誌
コミックZERO-SUM -
撮影監督
白井久男 -
監督・シリーズ構成
えんどうてつや -
編集
松村正宏 -
美術監督
一色美緒 -
脚本
浅川美也、待田堂子、山口伸明、池田日出子 -
色彩設計
いわみみか。 -
録音演出
高桑一
キャスト
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三蔵
関俊彦 -
八戒
石田彰 -
悟浄
平田広明
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悟空
保志総一朗 -
紅孩児
草尾毅