伝心 まもって守護月天!
エピソード
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月から来た少女
「もし私がかぐや姫だったら、太助様は頑張ってくれるかな…」もうすぐ文化祭。太助たちのクラスでは、竹取物語の劇を上演することになった。しかしまとまりが悪く、練習は一向に進まない。ただ一人、帝役の乎一郎だけはかぐや姫役のルーアンへの想いを込めて演技にうちこんでいた。一方の太助は、どんなに想っていてもいつかは別れてしまうかぐや姫の姿にシャオを重ねる。
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潮風のと・き・め・き
「太助様、どうして私と手をつながなかったんだろう…」海に遊びにやって来た。太助はシャオのことを意識しすぎて、ぎこちない態度を取ってしまう。太助様はどうして自分とは手をつないでくれなかったのだろう…シャオは一人一人と手をつないで、理由を確かめようとする。その夜、部屋割りを決めるクジ引きで、太助とシャオは同じ部屋になってしまう。
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万難地天キリュウ
「よくぞ私を呼び出してくださった、主殿」太助の父・太郎助から、またもや怪しい品物が届いた。おかしな像とオマケのミニチュアの扇だ。触ってみても特に異変はなく、太助は胸をなでおろす。ところが外出した途端、信号機や猫が突然大きくなるという災難に見舞われる。ルーアンのいたずらだと思っていたが、姿を現したのは新たなる精霊・万難天地キリュウだった。
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雨の言い伝え
「その年の梅雨でいちばん最初に降った雨がやむまでにさ、お互い同士しか口を聞かなかった二人は…」キリュウの課す試練のために太助と話す機会が減り、シャオは寂しさを感じていた。胸の奥がモヤモヤするのは梅雨が近いせいだと話すシャオに、翔子はある言い伝えを教える。シャオは言い伝えを信じたらしく、雨が降り始めてからというもの様子がおかしい。太助を独占しようとして大騒ぎを巻き起こす。
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そして、夏のはじまり
「どうしていつも、近付こうとすればするほど離れちゃうんだろう…」太助とシャオは道に迷い、山小屋で一夜を明かすことになった。ふとした嘘をついたことで自分を責めるシャオは、水を汲んでくると言って小屋を出ていってしまう。この胸の奥のモヤモヤは何なのか、どうしたらもっと太助に近づけるのか…シャオはキリュウに自分の気持ちを打ち明ける。一方の太助は、シャオを捜しに出かけ…。
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しあわせいつまでも
「シャオ殿はこれしきのことでは動揺しないぞ、守護月天だからな」シャオは遠い昔を思い、今の穏やかな生活がいつまでも続くようにと願っていた。だが、太助の忘れ物を取りにいったケンエンが車にはねられ、大ケガを負ってしまう。親身になって心配してくれる太助や翔子たちに対し、シャオは戸惑う。守護月天である自分や星神たちは、主を守るため傷つくのは当然だと信じていたのだ…。
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シャオ乙女化計画!
「題して“シャオをラブラブ乙女に改造計画”始動!」久しぶりに帰国した那奈は、いっこうに進展しない太助とシャオにしびれをきらし、翔子と手を組んである計画を実行することにした。シャオを恋する乙女として教育し、クリスマスにデートさせようというのだ。太助が喜ぶと聞いたシャオは素直に従い、正しい乙女になるべく努力を重ねる。そしてクリスマスイブがやって来た。
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まだ知らない気持ち
「願わくばどうか束の間じゃなくて、この幸せがいつまでも続きますように…」シャオと太助の恋を阻む壁、それは二人が人間と精霊であるという現実だった。互いに自然に振る舞おうとすればするほど、二人の心はすれ違い、空回りを続ける。シャオはあくまでも守護月天である運命に従おうと自分に言い聞かせるが、みんなの優しさに触れるうち、少しずつ心に変化が芽生え始める…。