フルーツバスケット
エピソード
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第一話・・・
本田透は、たった一人の家族だった母を亡くして、今はヒミツのテント暮らし。ところがそのテントをはったのは、学校のプリンス・草摩由希の家の敷地だったのだ。
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第二話・・・
由希がネズミ、夾がネコ、紫呉がイヌ、と目の前で動物に変身してしまい、大パニックの透。紫呉が言うには、草摩一族の人間は十二支のモノノケにとりつかれていて、異性に抱きつかれるとその動物に変身するというワケなのだ。そのヒミツはだれにも言わない、と誓う透。でも、それだけじゃすまないかもしれないらしい…?
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第三話・・・
紫呉のところに夾も住むことになり、学校にも通いはじめる。でも学校には女の子がいっぱい! つまりは変身の危機だらけ。由希を相手にイライラをぶつけ、透にまで「めざわりなんだよ!」と言ってしまう!! 夾の言葉に大ショックを受ける透。夾も、ひどいことを言ってしまう自分に落ち込むのだが…。
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第四話・・・
ある日、夾をたずねて草摩楽羅という女の子が紫呉の家にやってくる。カワイイ人だけど、会いたかったといきなり夾をなぐりたおす! 楽羅は、気持ちが高ぶると暴力的になるらしい。でも、子どもの頃からずっと夾を好きだったという楽羅のことを、すごいと素直に感心する透。ただ、楽羅のおかげで家は大さわぎに…。
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第五話・・・
おじいさんから電話が入った透。家の改築が終わったから戻っておいで、と言うのだ。由希や夾のことがわかりはじめてきた透は、ずっといっしょにいられる気でいた自分に気がつき、ショックを受ける。その話を聞いた由希や夾もとまどってしまう。でも、透はその日のうちに荷物をまとめ、紫呉の家を出ていくことに…。
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第六話・・・
紫呉の家の正式な居候となった透。親友の魚ちゃんと花ちゃんには話しておかなければ、と同居を告白する。すると、本当に同居するのにふさわしいか見る、と泊まりがけでくることになってしまう! そして当日、最初は大丈夫だったけれど、魚ちゃんと夾が言いあいをする中で二人がぶつかり、夾がネコになってしまう!
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第七話・・・
透たちの学校は学園祭の準備にいそがしい。透のクラスはおにぎり屋をやることになるが、由希のアイディアが採用されみんなに受け入れられるのを見て、夾はいじけてしまう。透はそんな夾の気持ちを知り、お互いにうらやましがっている夾と由希のことで悩む。学園祭当日。学校には草摩一族の紅葉とはとりがやってきていた。
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第八話・・・
はとりに言われ、透が草摩の本家をたずねると、そこはとても大きな門の中にいくつもの家があって町のようだった。そして透を迎えたはとりは言う。これ以上草摩とかかわるな、と。ショックを受けた透を紅葉が連れ出す。彼は、はとりがなぜあんなことを言ったのか語り出す。それは過去に一人の女性と恋に落ちた話だった。
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第九話・・・
年の暮れ。紫呉の家も大みそかの大そうじでいそがしい。魚ちゃんや花ちゃんも手伝いにきてくれていた。紫呉は小説のお仕事のギリギリしめきり日。押しかけてきた担当のみっちゃんから逃げまわっている。そんな中、透はオセチ料理をたくさん作るつもりでいると、実は由希たちが正月の三日まで本家にいくことを知って…。
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第十話・・・
三学期を迎え、透たちの学校では持久走大会が行なわれる。でも、由希はカゼぎみで調子悪そう?でも、夾が勝負だともりあがっている。そして持久走が女子からスタート。すると透は、川原で白い髪の人が寝ているのを見かけ、病気の老人かとあわてて側に駆け寄る。でもそれは、十二支の一人・草摩潑春だった…。
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第十一話・・・
バレンタインの日、由希と夾は女の子からチョコをいっぱいもらっていた。今日がバレンタインデーだと知り、夾は逃げようとするが時遅く、彼の恐れた楽羅が登場! 実は透も由希や夾やありさたち、そして草摩一族のみんなにチョコを作っていた。それから一ヶ月が過ぎ、期末テストが終了すると、透は先生に呼び出されて…。
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第十ニ話・・・
バレンタインデーのお返しにと温泉旅行にいくことになった透たち。目的地の旅館の女将も草摩一族だが、体が弱くて立っているのもつらそうで、やたらと腰がひくいのだ。紅葉も透と一緒の部屋がいいとダダをこねたりして大騒ぎ。そして露天風呂。お母さんの写真と一緒に入って幸せいっぱい透だったが、のぼせてしまい…。
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第十三話・・・
透たちの学校は新学期。新入生には紅葉や?春が入学してくるとあって、入学式には紫呉も出席する。ありさや咲が、紅葉たちに会いたいと言うので、透は夾と一緒に一年生の教室へと向かう。すると、紅葉は女子の制服を着ていてビックリ! 由希もやってきてあきれているところへ、生徒会長の竹本が登場して…。
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第十四話・・・
今日は由希と透の二人で菜園の様子を見にいく日。先に家に向かった透は、道に落ちた服を発見。すると、服の下にヘビがもぐり込む! このヘビは、草摩家の十二支の一人、紫呉の同級生で由希の実の兄・綾女だった。そして家に帰ってきた由希は大激怒! だが、マイペースな綾女は、由希たちを振りまわす。
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第十五話・・・
透の母の一周忌が近づき、透はありさ、咲、由希、夾と一緒に透の母・今日子のお墓参りに向かう。透が作ってきたお弁当を広げ、すっかり和むありさたち。今日子が昔、暴走族で「紅い蝶」と呼ばれていた話などをなつかしそうに語る。由希は、つらい過去を持つのに優しく笑う透の存在を、あらためて大きく感じる。
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第十六話・・・
突然、旅行にいきたいと言い出した紫呉。そこで、透、由希、夾、はとり、紫呉というメンバーで湖畔にある草摩家の別荘に旅行にいくことに。紫呉にすすめられ、湖へ向かう透、由希、夾。しかし三人はどことなくぎこちない様子。途中でクマの足跡を発見した三人は、大あわてで別荘に戻ろうとして足をすべらせてしまい…。
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第十七話・・・
トラに変身した杞紗と初めて出会った透。誰ともコミュニケーションをとろうとしない杞紗は、なでようとした透の手に思わずかみついてしまう。杞紗はかつていじめられたことが原因で心を閉ざし、話をしなくなってしまったという。再び透の手にかみついた杞紗だったが、透の優しい心に接し、少し心を開く。
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第十八話・・・
海原高校にある由希のファンクラブ「プリンス・ユキ」。その会長・素子と副会長・南にとって、いつも由希の側にいる透はジャマな存在だった。由希のそばから透を引き離したいと考える素子たちが、まず倒さなくてはならないのは「電波」を放つ敵・咲だ。そこで素子たちは、咲の弱点を見つけるため、咲の家へと向かう。
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第十九話・・・
赤点を取り追試を受けることになった透は、「由希に勉強を教えてもらったのに情けない」と、落ち込んでしまう。その帰り道、いきなり夾にもたれて倒れてしまう透。実はカゼをひいていたのだ。高熱で寝込んだ透を心配した夾が本で調べたところ、カゼにいい食べ物はニラだという。意を決して由希の畑に向かった夾は…。
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第二十話・・・
由希の兄・綾女は、自分の店を新装したことを告知しようと紫呉の家で、はしゃぎ回る。いつもは煙たがる由希だったが、兄のことを少しずつ理解したいと思いはじめていたため、透と一緒に綾女の店を訪れる。綾女の店は、ナース、ウェイトレスなどのコスチュームの注文が多い手芸店だった。その店員・美音に誘われた透は…。
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第ニ十一話・・・
いつものようにバイトに向かう透の前に、突然草摩家の一人である燈路という少年が現れた。へりくつばかり言って透を困らせる燈路は、最後に透の母の写真が入っている手帳を奪って逃げてしまう。紅葉の助けを受けて、燈路に追いついた透。相変わらず憎らしい態度を続ける燈路だったが、杞紗が目の前に現れると…。
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第ニ十ニ話・・・
由希のファンクラブ「プリンスユキ」の会長・素子。彼女はもうすぐ卒業ということもあり、由希と離れ離れになってしまうもどかしさをかみしめていた。そんな素子の一番の関心事は、次期生徒会長・由希をサポートするスタッフの顔ぶれ。その中に由希をたぶらかす女子がいるのではと疑った素子は、生徒会室に忍び込む。
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第ニ十三話・・・
紫呉の家の前で振り袖を着た美人と出会う透。それは、以前訪れた温泉の女将の子・利津だった。十二支のサルだという利津は、母親ゆずりのへりくだりぶり。ちょっとしたことで恐縮してしまう。そして、異性と抱きあうことで変身するはずなのに、透に抱きついたことでなぜかサルへと変化。実は利津は男性だったのだ。
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第ニ十四話・・・
雨が続く秋の日。雨が苦手な夾は、力が入らずうんざりしていた。それでも、いつものように透、由希と騒がしく下校する夾。透たちが紫呉家に帰ると、楽羅がいた。またしてもドタバタを繰り広げる夾と楽羅。そこへ、草摩家の一員にして夾の師匠・籍真がやってきた。久し振りに籍真と再会を果たし、よろこぶ夾だったが…。
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第ニ十五話・・・
雨の中で向かい合う夾と籍真。籍真は透の目の前で、夾のブレスレットをはずす。すると夾は、次第に姿形を変えていく。それは、ひたかくしにしていた、夾のもう一つの姿だった。林の中へと逃げていってしまう夾。夾の本当の姿を見せつけられ、衝撃を受ける透だったが、すぐに彼の後を追って林の中へとかけていく。
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最終回・・・
深夜、雨の中をフラフラと歩く透。その足は、自然と夾の消えた林へと向かう。その頃、夾は変身が解けるのを待ちながら、亡き母との子どもの頃からの葛藤を思い出していた。夾の前に姿を見せる透。これ以上傷つきたくない夾は、その場から立ち去ろうとする。しかし、そこへ現れた由希は、夾を必死で取り押さえようとする。
スタッフ
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アニメーション制作
スタジオディーン -
キャラクターデザイン
林明美 -
シナリオ
池田眞美子
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シリーズ構成
中瀬理香 -
原作
高屋奈月「フルーツバスケット」 -
掲載誌
花とゆめ(白泉社) -
監督
大地丙太郎 -
編集
松村正宏 -
美術監督
柴田千佳子 -
色彩設計
松本真司 -
花とゆめ
白泉社 -
音響制作
DAXインターナショナル -
花とゆめ
白泉社
キャスト
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ユキ1号
梶田夕貴 -
ユキ2号
鈴木薫 -
木之下南
浅井晴美
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本田透
堀江由衣 -
花島咲、本田今日子
安原麗子 -
草摩シ發春
陶山章央 -
草摩はとり
井上和彦 -
草摩利津
冨永みーな -
草摩夾
関智一 -
草摩慊人
若栞紫 -
草摩杞紗
名塚佳織 -
草摩楽羅
三石琴乃 -
草摩燈路
渕崎ゆり子 -
草摩由希
久川綾 -
草摩籍真
井上倫宏 -
草摩紅葉
齋藤彩夏 -
草摩紫呉
置鮎龍太郎 -
草摩綾女
宮本充 -
魚谷ありさ
今井由香