銀河漂流バイファム
エピソード
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異星人来襲!開拓星から全員脱出せよ!
イプサロン系第3惑星クレアド星…緑豊かなこの星に地球からの移民が進む中、謎の巨大遺跡が発見された。それは知的生命体が先に住んでいたことを示すものなのか。おりしも異星人が襲来し攻撃を開始し、住民が避難を開始する。いよいよSF版『15少年漂流記』の幕開けだ!
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緊急発進!傷だらけの練習艦ジェイナス
両親と合流できなくなったロディたちは、外宇宙航行練習艦ジェイナスでベルウィック星に向かうことになった。それは最新鋭兵器“バイファム”を搭載した素晴らしい装備の宇宙船だ。そこでロディはこれから旅をともにする個性豊かな子供たちと、運命の出会いを果たすのだった…。
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生存確率0.29%!絶望への挑戦!
ベルウィック星に向け、ついにジェイナス号は発進した。だが兵士はわずかに8名。地球軍の中尉は異星人と戦う民間人を募集し、子供たちも大人に混ざって戦闘配置につくことになる。だが再び敵の異星人が接近、コンピューターがはじき出した生存確率は、絶望的なものであった…。
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ベルウィック軌道へ!地上基地応答なし!
めざすベルウィック星は間近だ。しかし、その第2ステーションは無残にも破壊されていた。偵察に出発したクレーク博士は、そこで宙間救命ボートを発見する。中には少女カチュアとまだ幼いジミー、二人の子供が眠っていた。地上基地にはさらにもう一人、出会いが待っていた…。
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憧れの操縦席(コックピット) ラウンドバーニアン始動
ベルウィック星はすでに異星人に破壊されていた。クレーク博士がジワイメルウ基地で軍幹部と直接会話をした結果、民間人はすでに地球に避難しており、軍はあくまで異星人と戦う方針だとわかった。救助クルーを連れて帰還する途中、博士は敵の攻撃を受けて消息を断ってしまう…。
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博士をさがせ!異星人との遭遇
クレーク博士の消息を探ろうと、ケイトはロディたちを連れて出かけた。湖畔でキャンプをした夜、湖で泳ぐケイトの美しい姿をのぞき見てしまったロディとバーツは、胸の高まりを抑えられない。翌日、博士の輸送機は残骸となって発見されたが、そこに敵が襲撃をしかけてきた…。
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孤立した14人 異星人飛行物体襲来!
クレーク博士を喪って初めて彼への愛を自覚したケイトは、深く落胆してしまった。そんなとき、外にいたルチーナが行方不明になった上に、敵機が接近するという事態が発生した。もう自分たちの手で命を守るしかないと、子供たちはスコットを指揮官に敵に立ち向かうのだった…。
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高ゲタ作戦!?小さな戦士の出撃だ!
自衛のため、ロディとバーツはR・Vの操縦訓練に集中していた。背の低いケンツも参加しようとするが、足がペダルに届かない。だがフレッドに名案が浮かび、短い足でもペダルに届くよう“足ゲタ”をつくりあげることに成功。敵機の襲来に、子供たちのR・Vが出撃を開始する。
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雷鳴の中の敵襲 僕達だけで戦うんだ!
ジワイメルウ基地からの救助連絡は途絶え、食料も心細くなっていった。危機感を抱いたスコットは、思いきって通信を試みたが応答は得られなかった。雷鳴とともに敵ロボットが上陸、ケンツがピンチに陥ってしまう。ついに子供たちは一丸となり、武器を持って応戦するのだった…。
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宇宙(そら)か地か―基地攻防の大決戦!!
連絡を断ったままのジワイメルウ基地。子供たちは宇宙に避難するか基地に出向くか議論したが、結局は様子を見に出向くこととなった。だが皮肉なことに出かけた直後、基地からは“総攻撃を受けている”との無線が入り、到着したときには、すでに基地は壊滅状態となっていた…。
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さらばベルウィック ジェイナスの旅立ち
子供たちは、シャトルで第二ステーションに向けて発進することになった。準備が進む中、ジミーは滑走路に大きな自分の似顔絵を描き始めた。パパやママが見てくれるかもしれない…共感したみんなもこぞって描く。だが、カチュアだけは一人寂しく仲間に加わろうとしなかった…。
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発進準備完了!地球へ向けて出発だ!!
スコットを指揮官にして、ケイトと13人の子どもたちは改めてジェイナスで地球を目ざすことになった。不足部分はサブ・コンピューターに代行させて、長い旅がついに始まった。一方、ケイトは謎の遺跡に関する写真を発見、ジェイナス内の石板周辺にもコケが生えはじめていた…。
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射撃訓練開始!恐怖の宇宙戦闘初体験!!
ケイトは遺跡の写真を持っていたカチュアに深い興味を持ち、父親は科学者であったことや、自分が異星人ではないかと疑っていることを聞き出した。一方、ロディとバーツは宇宙空間に出てR・Vの射撃訓練を開始した。そこに本物の敵が出現し、初の宇宙戦闘が始まってしまう…。
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敵のスパイか!?舞いこんだ謎の逃亡者
ジェイナスのもとに小型救命艇が流れつき、怪我をした男性・ラレドが一人乗っていた。スパイではないかと疑いの目が向く中で、彼に父の面影を見たペンチは懸命の看病をするが、ラレドはカチュアのことばかり気にする。やがて男は自分が異星人ククトニアンであることを告げた…。
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衝撃!!異星人が残した意外なメッセージ
異星人の残したテープは衝撃的な内容だった。戦争の原因は地球側にあったこと、脱出した人の大多数はタウト星に囚えられたこと、そしてカチュアはククトニアンだという…。船内には波紋が巻き起こり、ただ一人の大人であるケイトは、部屋にこもって酒をあおるばかりであった…。
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総員援護体勢!カチュアをつれもどせ!
地球へ戻るか、それとも両親が捕われているタウト星へ行くのか、子供たちは今後の行き先について会議を開いていた。一方、自分が仲間たち地球人と敵対する異星人であることに悩んだカチュアは、いたたまれなくなり、小型艇で一人ジェイナス号を飛び立ってしまう…。
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さよならケイト めざせ新たなる目的地
ケイトの最期は子供たちに衝撃を与え、宇宙葬が行われることになった。ケイトに淡い想いを抱いていたロディは、カチュアをつい激しく責めてしまう。そんなとき、宇宙船の巨大な破片が飛来し、ジェイナスとの衝突コースに入っていた。その爆破処理に出かけたロディだったが…。
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落書き天国 キャプテン自信喪失!?
目的地をタウト星に変更して3日目。火災報知器を押したり廊下に落書きをしたり、小さな子供たちのイタズラはエスカレートするばかりだ。繊細なスコットはキャプテンとして神経を逆なでされる思いだったが、逆にロディはストレス発散のため落書きコーナー設置を提案する…。
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もう一つの戦争 ジェイナスの小さなママ
ジェイナスの周囲に出没した敵は、なぜか近づかず遠巻きにするばかりだった。いらだつスコットはクレアに八つ当たりしてしまうが、クレアもまた小さい子供の世話で疲れきっていた。スコットにあれこれ言われたクレアは、ついに火事のストレスから絶叫を始めてしまった…。
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立てスコット!リーダーはきみだ
ジェイナスは敵の中継基地に接近しつつあり、航路変更は不可能となっていた。ストレスでフラフラになったスコットは熱を出して倒れてしまい、カチュアがリーダー代理を務めることになった。しかし慣れない指示のため、出撃したロディやバーツは方向すらつかめず大混乱に陥った…。
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敵ビーム波状攻撃?僕たちに明日はある
必ず一人で入浴して裸を他人に見せないケンツ。実はお尻にまだ青い蒙古斑が残っていたのだ。傷ついたケンツの発見したエロ本を見て、バーツとロディは悪巧みを考える。敵の攻撃で衝撃が発生、まじめ人間のスコットは大量のエロ本とともに、倉庫に閉じこめられてしまった…。
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ジェイナス応答せよ!地球軍からの通信
ジェイナスは地球の駆逐艦レーガンと遭遇。子供だけでの航行だと知れたら、強制送還になりかねない。そこでスコットが艦長の制服を着てサングラスと髭で大人になりすまし、交信を開始した。しかしミスですべてが明らかになってしまい、驚いたレーガン艦長が乗り込んできた…。
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ジェイナスは僕らの船だ!!新たなる出発
駆逐艦レーガンの乗員が航海を手伝ってくれたおかげで、子どもたちは久しぶりの休養をとることができた。不思議なエネルギーを放つ遺跡の石板をスコットに見せられたローデン大佐は、“ガーディアン(守護神)かもしれない”と指摘する。再び敵が接近し、大佐は任務に戻っていく…。
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ケイトさんの日記
宇宙に消えたケイトの音声航海日誌が発見され、子どもたちみんなで聴くことになった。クレアド星に異星人が襲来した日のこと、調査中の石板をジェイナスに乗せたこと。クレーク博士の遭難と捜索、カチュアが異星人と判明したことなど…。第1話から第23話までの総集編である。
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ザ・グラフティ ロディ・シャッフル
ケイトの声を聴いて寝つかれないロディの元へ、バーツがビールを持って現われた。我が家を出た時のこと、仲間に出会った時のこと、133人分のビーフシチューができた事件、想いを寄せていたケイトとのキスなど…。ロディの視点から旅を振り返る、第1話から第23話までの総集編。
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新型R・V出撃!!
ローデン大佐が補給した新型R・V“トランファム”の訓練に夢中なケンツとマキ。そのころ、目前となったタウト星の監視衛星から敵が出動、ロディたちは苦況に陥ってしまった。ところが謎の石板から出るエクストラ力線が強くなっていき、やがて敵の監視衛星に作用を始めた…。
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ロディ帰艦せず!
タウト星に突撃するか様子を見るか…。意見が分かれる中、ロディは思いきってタウト星へと突入した。しかしロディは捕虜となってしまい、ククトニアンの取調官に厳しい尋問を受けることとなってしまった。収監されて、一人もの思いに沈むロディに、呼びかける声があった…。
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囚われのロディ
帰艦しないロディを心配して、カチュアは単身でタウト星に乗り込んでいく。一方、囚われの身のロディは、反戦派ククトニアンのジェダと親しくなっていた。捕まってしまったカチュアに会わせられて驚くロディ。そのときジェダたちが反乱を起こし、ついに脱走のチャンスが訪れた…。
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タウト星脱出命令
ジェイナスの子どもたちはタウト星に着陸した。両親たちがいたと思われる収容所に行くと、そこの壁には愛する子らへのメッセージがたくさん残されていた。ジェダの情報によれば、地球人の捕虜はククト星に連れていかれたようだ。そのとき、地球軍のレーガン艦隊が接近してきた…。
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決死の大気圏突入
異星人とローデン大佐は激しく交戦し、タウト星は大爆発を起こして地球艦隊も消滅してしまった。フレッドは、兄ロディの危険を顧みない行動への心配がつのり、泣き叫び始めた。ロディは“もう危ないことはしない”と約束するが、ククト星の大気圏突入のときが近づいていた…。
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みしらぬ星ククト
大気圏突入に際してロディ、カチュア、ケンツの三人はジェイナスと離ればなれになってしまった。ククト星の森の中で生活感を感じられる所を見つけ出し、水や食料を探そうとする三人。そのとき現れた敵の指揮官機に乗っていたのは、かつてタウト星で見かけたミューラァであった…。
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雨あがりの再会
ロディたちはククトニアンの博物館を訪れ、太陽系の模型を発見する。ククトニアンは昔から地球のことを知っていたかもしれない。底なし沼からケンツを救出した直後、またも強敵ミューラァが出現、憎悪を燃やして襲撃をかけてきた。いったい彼にはどんな事情があるのだろうか…。
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さよなら愛しの船
ミューラァ少佐は遺跡の石板を探し求めていた。スコットたちはエクストラ力線を発するダミーをばらまいて、捜索を混乱させる。大気圏突入に際して大破してしまったジェイナスとも、いよいよ今夜でお別れだ。子どもたちはパーティを開き、苦労をともにした船との別れを惜しむ…。
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ククトを探索せよ
ジェイナスを出たスコットたちは、ククトニアン和平派のジェダと合流するため、野宿を続けていた。その途中で偵察に出たバーツとマキは、廃墟を発見した。二人きりになったバーツは、いままで誰にも話したことのなかった自分の家族と内心について、マキに打ち明けはじめた…。
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ケンツを助けろ!
キャンプに突然現れたククトニアンの子どもたち四人は、食料と武器を強奪した上にケンツを人質に連れ去ってしまった。怒り狂って救助に飛び出すシャロン。だが、子どもたちは仲間のはずのククト軍を発見して、おびえるばかりであった。はたしてこの子供たちの正体とは…?
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収容所に向かえ!
ジェイナスの面々と食事をするククトニアンの子どもたち。いったん姿を消したものの、お礼のために食料を取ろうとしていたことがわかって心が通いあう。身ぶり手ぶりで会話した結果、彼らの両親も収容所にいることが明らかになった。ついに収容所への地図が入手できたのだった。
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囮になったロディ
収容所に向かうロディたち。ククトニアンの子どもの一人が収容所で働く父親の姿を発見、協力して救出することになった。計画の決行は警備の薄くなる夜だ。前もって捕虜に知らせておこうと、カチュアたちが潜入した。そして夜…ロディはバイファムで夜襲をかけて囮となった…。
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輸送機をうばえ!
ロディはミューラァ少佐と戦いながら囮になったまま、3時間経っても戻ってこなかった。ククトニアンの捕虜たちは、逃走手段として大型輸送機の強奪を提案する。基地を奇襲すれば、ロディを苦しめる敵も引き返さざるを得ないだろう。バーツたちはこの作戦に乗ってみることにした…。
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包囲網を破れ!
両親たちの待つ地球人収容所に向って、子どもたちは旅を続ける。キャンプ中にクレアが倒れて、撃たれたと思ったスコットは手を入れてみたが、赤い染みはジャムだった。さらにクレアは、スコットのトランクの蓋を開けて、中にエロ本を発見して大ショック。不運なすれ違いが続く…。
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ミューラァの秘密
反戦派ククトニアンのジェダのアジトへ行く子どもたち。だが、地球人との通信は応答なしだという。一方のロディはミューラァ少佐に会いに行き、反戦派のサライダ博士から彼の驚くべき出生の秘密を聞いてしまった。ミューラァの父はククトニアンの医師、母は地球の女性であった…。
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カチュアを撃つな!
謎の石板からエクストラ力線が出るようにしたのも、サライダ博士であった。博士の好意によってミューラァ少佐は手錠を解かれるが、牢獄で磨いたフォークを武器にカチュアを人質に取ってしまった。育ての親の信頼を裏切って、ミューラァは石板を積んだトレーラーで脱走をはかる…。
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パパ!一瞬の再会
めざす収容所には、確かに地球人がいる…ようやく両親に会えると、子どもたちは大喜びだ。だが、一足先に地球軍がククト星に侵入を開始、収容所の守備隊と交戦して民間人の乗船を始めていた。クレアは地球人の列の中に父親の姿を発見し、必死で追いかけるが間にあわなかった…。
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奇襲作戦開始!
ジェダたちが地球軍と接触することになり、子どもたちも同乗してククト星を発つことになった。その前に敵基地へ先制攻撃をかけようと、出撃するロディたち。奇襲にあわてふためく新任隊長を、ミューラァ少佐は冷ややかに見つめていた。任務を解かれて戦意を喪失していたのだ…。
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大宇宙のうた
地球軍と合流さえすれば、やっとパパとママに会える。だがククト政府軍は、シャトルに向けて機動攻撃隊を発進させていた。潜入していたミューラァは、紺色のロボットでロディのバイファムと一騎打ちを開始した。しかし、ククト政府軍はそのミューラァを反乱分子とみなしていた…。
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とっておきの贈物
シャトルは地球軍との合流地点へと向かっていた。船内では、誕生日を迎えたルチーナのためにパーティが開かれていた。ジミーからのプレゼントは、なんと獰猛な小動物ギャンザーの尻尾をお守りにしたもの。平和なひとときもつかの間、ククト政府軍がまたも攻撃をしかけてきた…。
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いつまでも13人
地球とククト、二つの船の間に橋がかけられ、子どもたちは拍手と歓声で迎えられた。遺跡の石板も公開され、死んだ星を蘇らせるその力に地球人は感心する。子どもたちは両親と喜びの通信が行う。だが、カチュアとジミーは迷ったあげくにジェダのシャトルへと戻ることを選択した…。
スタッフ
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キャラクターデザイン
芦田豊雄 -
プロデューサー
丸谷嘉彦 植田益朗 -
メカニカルデザイン
大河原邦男
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丸谷嘉彦
毎日放送 -
企画:日本サンライズ現
サンライズ) -
原作
星山博之 神田武幸 -
原案
富野由悠季 矢立肇 -
植田益朗
日本サンライズ -
監督
神田武幸 -
美術監督
水谷利春 -
製作
日本サンライズ 毎日放送 -
音楽
渡辺俊幸 -
音響監督
太田克己
キャスト
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カチュア・ピアスン
笠原弘子 -
クレア・バーブランド
冨永みーな -
ケイト・ハザウェイ
滝沢久美子
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ケンツ・ノートン
野沢雅子 -
シド・ミューラァ
古田信幸 -
ジミー・エリル
千々松幸子 -
シャロン・パブリン
原えりこ -
スコット・ヘイワード
鳥海勝美 -
バーツ・ライアン
竹村拓 -
フレッド・シャッフル
菊池英博 -
ペンチ・イライザ
秋山るな -
ボギー
秋山るな -
マキ・ローウェル
羽村京子 -
マルロ・Jr・ボナー
佐々木るん -
メルビン・クレーク
笹岡繁蔵 -
ルチーナ・プレシェット
滝沢久美子 -
レアラ・ジェダ
堀内賢雄 -
ロディ・シャッフル
難波克弘