坂道のアポロン
エピソード
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モーニン Moanin'
父親のもとを離れ、叔父のいる九州の高校へと転入した西見薫。しかし転入初日、慣れない環境と周囲からの好奇の視線に耐えられず、薫は激しい吐き気を催してしまう。教室を飛び出し、あわてて学校の屋上へと向かう薫。しかしそこで彼を待っていたのは、川渕千太郎との出会いだった。
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サマータイム summertime
千太郎のドラムプレイを目の当たりにした薫。その日から、彼の頭のなかではジャズの響きが鳴り続けていた。そんななか、クラスメイトである律子の父が営むレコード店に、お客が訪れる。千太郎が「淳兄」と慕う桂木淳一を交えて、地下のスタジオで始まる、突然のセッション。初めて見る生のジャズセッションに、薫は興奮を隠しきれない。
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いつか王子様が Someday My Prince Will Come
夏の海水浴場で、ひとつ年上の美しい先輩・深堀百合香と出会った薫たち。その清楚な雰囲気に、千太郎はすっかり心を奪われる。毎日のジャズの練習にも身の入らない千太郎の様子を見かねて、薫は千太郎に、百合香に交際を申し込むようにけしかける。そして律子を交えた4人は、ピクニックに出かけることになるが……。
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バット・ノット・フォー・ミー But not for me
クリスマスが近づいてきたある日、東京から再び淳一が戻ってきた。喜ぶ千太郎たちを前に、彼は「ライヴをやってみないか」と持ちかける。場所は、近くの繁華街にあるジャズバー。初めての人前での演奏に、2人は緊張と期待で胸をふくらませる。だがその一方、先日の突然の告白以来、薫と律子はぎくしゃくした雰囲気が続いていて……。
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バードランドの子守唄 Lullabys of Birdland
キスの一件以来、さらに悪化した薫と律子の仲。バツの悪くなった薫は結局、ジャズの練習に一度も顔を出さないまま、年を越してしまう。そんなある日、彼のもとに一通の手紙が届く。そこには、音信不通になっている母の近況が書かれていた。薫と十数年ぶりに母と再会するため、無理矢理同行してきた千太郎とともに東京へ向かう。
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ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ You don't know what love is
春。2年に進級した薫たちの前に、ド派手なクラスメイトが現れる。ビートルズや流行の音楽にのめり込み、髪型もマッシュルームにした松岡星児。彼は、自分が率いるロックバンドのドラムに、千太郎を誘う。初めは拒否していたものの、じつは苦労人である星児の境遇を聞き、共感を抱く千太郎。彼は、その願いを快諾するのだが……。
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ナウズ・ザ・タイム Now's the time
星児のバンド、オリンポスに参加することになり、練習に忙しい千太郎と、学園祭の実行委員に選ばれた薫。2人の距離は、開いていくばかりだった。そして迎えた学園祭の当日。観客の歓声を集めるオリンポスを目にして、薫は苦々しい想いを押さえきれない。しかし、そのステージで思わぬトラブルが発生して……。
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ジーズ・フーリッシュ・シングス These foolish things
まるで別人のような姿で地元に戻ってきた淳一。尊敬する淳一のボロボロの姿を目にした千太郎は、ショックを隠しきれない。周囲に巻き込まれるように大学紛争のリーダー的立場になった淳一。しかし彼はそこで忘れられない挫折を味わっていた……。彼のアパートに押しかけた百合香は、傷ついた彼の姿を見て、すべてを捧げる決意をする。
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ラブ・ミー・オア・リーヴ・ミー Love me or leave me
薫が九州に来て2回目のクリスマス。律子の気持ちをを勘違いしたままの薫は、星児が主宰するパーティに出向くものの、寂しさを感じずにはいられない。一方、薫のために手袋を編む律子もまた、もどかしい想いに悩んでいた。自分からフッておいて、告白できるはずもない。逡巡する彼女の背中を押したのは、千太郎の言葉だった。
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イン・ア・センチメンタル・ムード In A Sentimental Mood
東京に駆け落ちした淳一と百合香――千太郎の恋は悲しい結末を迎えた。一方、薫と律子は、クリスマスの一件を経て、徐々に接近。なかなか次の一歩が踏み出せない薫だったが、風邪のお見舞いにやって来た律子に、彼は2度目の告白を果たす。そして季節はめぐり、高校3年の夏。練習に打ち込む千太郎に、ある知らせが舞い込む。
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レフト・アローン Left Alone
父親の帰郷を知り、黙って家を出る千太郎。だが彼を待ち伏せる人物が…!? 文化祭が近づき、星児から挑戦状を叩きつけられた薫たちは、意外なメンバーを増やし名曲「マイ・フェイバリット・シングス」をレパートリーに入れて高校最後のステージに臨む。準備は万端、あとは本番を残すのみとなった前日、思いもよらない出来事が!!
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オール・ブルース All Blues
姿を消した千太郎。薫はその現実を冷静に受け止めようとするあまり、律子を傷つけてしまう。気持ちがすれ違ったまま、薫は東京の大学に合格し、町を離れる日が来るが…!?奇跡的に出会った薫と千太郎がジャズを通じて共鳴し輝いた時間。その光を失った薫の心はどこへ向かう? 相棒との絆はどうなる?衝撃展開の最終回!!
スタッフ
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「坂道のアポロン」製作委員会
ソニー・ミュージックエンタテインメント フジテレビジョン 東宝 電通 -
MIXエンジニア
薮原正史 -
アニメーション制作
MAPPA/手塚プロダクション
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キャラクターデザイン
結城信輝 -
制作
「坂道のアポロン」製作委員会 -
原作
小玉ユキ「坂道のアポロン」 -
掲載
月刊フラワーズ -
方言指導
宝亀克寿 -
月刊フラワーズ
小学館 -
監督
渡辺信一郎 -
総作画監督
山下喜光 -
美術監督
上原伸一 -
美術設定
上原成代 -
脚本
柿原優子 -
色彩設計
鎌田千賀子 -
録音スタジオ
スタジオドンファン -
録音監督
はたしょう二 -
音楽
菅野よう子 -
音楽ディレクター
富永恵介 -
音楽制作
グランドファンク -
音響制作
ダックスプロダクション -
音響制作協力
総合学園ヒューマンアカデミー -
音響効果
倉橋静男 -
「坂道のアポロン」製作委員会
電通 -
掲載
月刊フラワーズ(小学館) -
方言指導
宝亀克寿 -
月刊フラワーズ
小学館
キャスト
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まり子
佐藤亜美菜 -
丸尾重虎
村瀬歩 -
千太郎の父
河本邦弘
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千太郎の祖母
真山亜子 -
千太郎少年
ラヴェルヌ拓海 -
太一
岩崎愛 -
川渕千太郎
細谷佳正 -
幸子
宮本侑芽 -
康太
花山梨彩 -
松岡星児
岡本信彦 -
桂木淳一
諏訪部順一 -
深堀百合香
遠藤綾 -
神父
堀内賢雄 -
薫の伯母
城雅子 -
薫の母
本田貴子 -
薫の父
てらそままさき -
西見薫
木村良平 -
迎勉
北島善紀 -
迎律子
南里侑香 -
千太郎(少年)
ラヴェルヌ拓海