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    へうげもの

    へうげもの
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    作品情報
    時は戦国乱世。織田信長が今まさに天下を獲らんとするその陰に、茶の湯と物欲に魂を奪われた一人の武将がいた。のちに数奇者として天下に名を轟かせる「古田左介(織部)」である。「出世」と「物」、二つの欲の間で葛藤と悶絶を繰り返す日々の中、時代は大きく揺れ動く。やがて左介は「数奇者」としての天下獲りを心に決め、「へうげもの」への道をひた走る。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、戦国時代を駆け抜けた男/知られざる傑物の物語。

    エピソード

    • 君は物のために死ねるか!?

      君は物のために死ねるか!?

      織田家の家臣で数奇をこよなく愛する古田左介は、主君信長から謀反をおこした松永久秀との交渉を命ぜられる。久秀が所有する大名物『平グモの茶釜』を渡せばすべてを許すというのが条件だ。戦火につつまれた信貴山城におもむいた左介は、武と数奇、それらのはざまに立ちながらもきぜんたる態度をつらぬく久秀の姿を目の当たりにする。だがその交渉はなかばで中断した。

    • 茶室のファンタジー

      茶室のファンタジー

      左介はつかの間の平穏な日々を妻のおせんとすごしていた。義理の兄である中川清秀に茶をふるまい、志野茶碗を愛で、おせんとの仲もむつまじい。が、風雲急を告げるしらせがとどいた。石山本願寺攻めの陣中にあった荒木村重が反乱をおこしたというのだ。中川清秀は荒木の家臣。このままでは妻の実兄と敵同士となってしまう。信長より清秀の説得を命ぜられた左介は、ある秘策をもって命がけの交渉にあたる。

    • 天界への階段

      天界への階段

      織田家三茶頭のひとりである千宗易の出現は左介にとって己の運命を変える大きな出会いであった。翌年の夏、ようやく完成した安土城の天主閣をたずねた左介は、その圧倒的なけんらんさと信長の心意気に心酔。そんな思いもあってか、後日おこなわれた織田家筆頭家臣・明智光秀を前にした宴席において信長への不平を語る明智の家臣たちと対立してしまう。そのとき、場をおさめんと口を開いたのは、ほかならぬ光秀であった。

    • カインド・オブ・ブラック

      カインド・オブ・ブラック

      東の北条と和議を結び、各地を平らげた信長は『御馬揃え』をおこなう。一世一代の晴れ舞台に左介は数奇者の心意気を示さんとのぞみ高い評判を得た。だが信長の実の弟である織田長益の登場によって至福のときは長くは続かなかった。後日、宗易は左介と秀吉を茶にまねく。左介が宗易の弟子である山上宗二と茶の湯談義で火花を散らすいっぽう、宗易は秀吉に対して、恐るべき提案をひそかに持ちかける。

    • 決意のかけひき

      決意のかけひき

      因幡国・鳥取城を攻める羽柴勢に加わっていた左介は、秀吉が近ごろめっきり寡黙になったことを気にしている。その陣中に高山右近がやってきた。キリシタン大名である右近は左介とおなじくかなりの数奇者。ふたりはすべてがそろえば天下をとったに等しいとされる大名物・三種の茶入『三肩衝』について熱く語り合う。おなじころ秘密裏に陣中にきていた宗易は秀吉に決断を迫っていた。稲妻とどろく嵐の中で秀吉はついに心を決める。

    • 武田をぶっとばせ

      武田をぶっとばせ

      安土城に帝専用の御殿『御幸の間』が完成した。信長はみずから家臣からの祝い金と見物料を徴収。信長との謁見をおえた左介は数奇仲間である細川忠興と再会する。いっぽう忠興の父である細川藤孝は宗易との茶事において武人のあるべき姿を強い口調で語り聞かせた。そして二か月後、織田軍による甲州攻めが佳境をむかえる。左介は大大名になるという悲願を胸に福与城を皮切りに、強敵・仁科盛信のいる高遠城へと乗り込む。

    • mt.(マウント)富士スカイライン

      mt.(マウント)富士スカイライン

      甲州攻めも終わりをむかえ、ついに武田は滅びた。信長は家臣に恩賞を分配するものの、満足のいく結果を得られなかった左介は意気消沈。だがそんな思いをいだいたのは左介だけではない。大きく貢献した滝川一益も同様であった。そんなおり光秀のもとに秀吉からの書状がとどく。秀吉もまた信長のやり方に疑問をいだいていた。光秀は主君の真意をたしかめようと、富士のふもとで信長に直接問いただす。すると信長は・・・。

    • 今宵はイートイット

      今宵はイートイット

      安土に徳川家康がやってきた。宗易と光秀から接待役の補佐をたのまれた左介はみずからの数奇を発揮しようと大奮闘するが、やる気ばかりが空まわりしてついには家康を怒らせてしまう。信長は光秀の家康饗応役を解任し備中高松へ向かうよう命じた。出陣のため坂本城にもどった光秀。そこへ家康がたずねてくる。先日の接待の場で取り乱したことを謝罪しにきたのだ。光秀と家康、ふたりのあいだに友情にも似た想いが生まれる。

    • 非情のライセンス

      非情のライセンス

      ゾウに乗った信長がわずかな手勢を連れて上洛を果たした。近習の森蘭丸が警護の弱さを指摘。南蛮家臣の弥助もカルタゴ王滅亡の逸話を語る。しかし信長は聞く耳を持たなかった。そのころ義兄・中川清秀のもとに来ていた左介は、本能寺にいる信長が数々の大名物を公家衆や博多の豪商たちに披露していると聞いて、いてもたってもいられない。時は1582年6月1日――世に云う本能寺の変がすぐ目前に迫っている。

    • 哀しみの天主

      哀しみの天主

      本能寺におけるクーデターが人々を飲み込んでいく。仕掛けられた者のみならず、それを仕掛けた者ですら、動き始めた歴史のうねりを止めることは出来ない。明智の軍勢は謀反を果たすものの、信長の遺がいを発見できず光秀は焦る。いっぽう義兄・中川清秀のもとにいた左介は不吉な予感をおぼえて京へと向かった。そんな左介を待っていたのは無残に破壊された本能寺の焼け跡と、この動乱を生き延びた者たちであった――。

    • 孤立のメッセージ

      孤立のメッセージ

      信長亡き天下が新たなる姿を模索する。細川忠興は父・藤孝に明智討ちを進言し、上洛中の徳川家康も重大な決断を迫られる。そんな中、羽柴秀長は兄・秀吉に天下を獲らせるために動き始めた。謀反を果たした明智光秀は蒲生賢秀・賦秀親子が守っていた安土城に無血で入り、天下のかじ取りに乗り出す。そして左介も自らの今後を左右する提案を、義兄・中川清秀にあきらかにする。うまくゆけば武も数奇も手に入る……のか?

    • ホワイト・キャッスル・ブルース

      ホワイト・キャッスル・ブルース

      羽柴勢に加わることを決意した中川清秀と左介を秀吉は大歓迎する。一方、明智光秀は無事に三河に生還した徳川家康に対して加勢を求め、自らは安土の守備を秀満に任せ、一路、摂津・河内の攻略に向かった。頼りにしていた細川や筒井の加勢はなく、内心、焦燥は濃い。そんな光秀を見送る千宗易は、弟子の山上宗二とともに安土城へと赴く。その天主閣は光秀によって驚くべき姿に変ぼうを遂げていた。

    • スキヤキ

      スキヤキ

      左介の発案による大幟旗をかかげた羽柴勢が明智討伐にむけて動いた。その数の多さに明智光秀はがく然となる――「私は羽柴に謀られていたのだ」その事実に気付くも、もう後戻りはできない。三河の徳川家康は明智に加勢すべく挙兵するが時すでに遅く光秀は山城国・大山崎で羽柴軍と対じした。羽柴勢の中にいる左介は、是が非でも武功を立てるべくスキヤキと大量の茶で気分をもりあげた。そして、戦が始まる。

    • 哀しみのミッドナイト・パープル

      哀しみのミッドナイト・パープル

      山崎の合戦は明智勢の大敗で終結した。進軍中にその一報を受けた徳川家康はそれでもなお光秀の救出を果たそうとするが重臣たちにいさめられる。いっぽう落ちのびた光秀はわずかな家臣と共に一夜の食事に『わび』の神髄を見る。そこへ救いの手がさしのべられた。信長と敵対していた延暦寺より使者がやって来たのだ。光秀は彼らの提案を承諾し一路延暦寺へと向かう。夜空には三日月。わびた月夜のことであった。

    • 時代は変わる

      時代は変わる

      安土城に入った織田信雄は城を守っていた蒲生賦秀と対面する。そこに同席した千宗易はいまは亡き明智光秀によって白く塗られた安土城天主閣を焼き払うべきだと進言。その夜、自らの計略で散った光秀を想いながら宗易は茶を点てる。いっぽう左介は清洲城の秀吉のもとへ参じる。本能寺の変の首謀者が秀吉であるという真実を知っている左介に対して、サルと呼ばれた男の放った驚くべき言葉とは―――?

    • 別離のつぶやき

      別離のつぶやき

      1584年――古田左介は羽柴秀吉の家臣として、また千宗易の弟子として、細川忠興や高山右近・蒲生賦秀らとともに数奇者ぶりに磨きをかけている。戦にたおれた義兄・中川清秀の遺言により、中川家の後見人として茨木十二万石を任せられ、その地位も向上していた。いっぽう徳川勢との長きにわたる戦に嫌気をおぼえた秀吉は、石田三成の反対に耳を貸さず、左介に対して家康との和ぼくを伝えにゆけと命じたのだった。

    • チェンジング・マン

      チェンジング・マン

      古田左介は千宗易と山上宗二をまねき初めての茶会を開いた。場所は茨木城内に左介がもうけた茶室「渋庵」だ。この茶会には左介が秀吉からひそかに借り受けた大名物「初花」を披露するという目的もあった。その秀吉が朝廷から関白の位を授かることになり、左介もまた同様に叙位を賜ることとなる。時は1585年7月、大坂城において関白秀吉と謁した古田左介は新たなる名を自ら選ぶ。従五位下古田織部正重然の誕生である。

    • 世界で一つだけの華

      世界で一つだけの華

      古田織部は秀吉の女房である北政所に謁した。茶々に入れあげる秀吉のアリバイ作りの片棒を担がされたのだ。そこへ加藤清正がやって来た。清正が持参した辻が花を手に入れた織部はその夜、妻のおせんと仲むつまじく過ごす。同じころ大坂城では、茶々が秀吉の寝所を訪ねていた。後日、宗易の茶会の客となった秀吉は、帝との茶会に先立ち、宗易に新たなる居士号を伝える。かくして宗易は千利休になった。

    • ウーマン・フロム・ナゴヤ

      ウーマン・フロム・ナゴヤ

      古田織部は数奇仲間の上田左太郎とともに大坂城内に忍び込んだ。関白秀吉が帝との茶会のさいに用いた黄金の茶室をひと目見よう画策したのだ。いっぽう、重臣・石川数正の寝返りによって窮地に立たされた徳川家康は秀吉の実の妹・朝日をめとることで和ぼくを結ぶ。着々と天下を掌握する秀吉はその本意を石田三成に明かす。秀吉の心の中には、いまだ、自らが手にかけた織田信長という存在があった。

    • わびの大穴

      わびの大穴

      聚楽第に誰にも負けない最強の数奇屋敷を作りたい。そんな欲望のとりことなった古田織部が山科にやってきた。千利休の薦めである。聞けば山科に住むというその老人は、あの千利休に「自分がお会いした中では一番のわび数奇者」と言わしめた人物である。高まる期待と一抹の不安を胸に、織部はその老人のもとを訪ねた。が、いきなり泥水のたまった落とし穴に落ちる。それは天下のわび数奇モンスター・丿貫の最初の攻撃であった。

    • 初恋

      初恋

      家康が上洛を果たした。これで徳川が臣下となったと太閤秀吉は上機嫌である。秀吉は祝いの席で、来年三月に九州平定の出立をおこなうと発言。織部がギョッとなる。織部十作や聚楽第屋敷の普請によって懐具合が心もとないのだ。焦りを胸に秘めつつ織部は家康の大坂城案内役をつとめる。城内を散策する織部と家康は、秀吉の妻・おねと出会う。母性あふれるおねに心ひかれる家康。そして、その想いに気付いた織部は――。

    • 悪魔のささやき

      悪魔のささやき

      天下の名物「楢柴」をお救いするため、織部は秋月種実が居城・古処山城への潜入作戦を開始する。「山の神の申し子」の異名をほこる真田信繁の間者たちの協力もあって無事に城内に忍び込んだものの、お目当ての楢柴が見つからない。焦りをおぼえた織部の耳に何やら聞こえる女たちの声。それは落城を前にして自らの命を絶とうとする種実の娘・竜子であった。ニヤリとほほ笑む織部。どうやら奇策を思いついたらしい。

    • カモナ・マイ・聚楽

      カモナ・マイ・聚楽

      聚楽第の豊臣秀吉屋敷が完成した。秀吉はいまだ九州より戻っていない。鬼のいぬまの何とやら。秀吉の留守をいいことに数奇に通じた織田長益が屋敷に入りその意匠を見物する。いっぽう秀吉は筑前・千代の松原において利休の茶をたんのうする。同席した織部も目を見張るような大胆な野点である。その茶席にて、高山右近の一件により日の本の美を再認識したという秀吉は、利休に対し、空前絶後の大茶会を開くと言い出すのだった。

    • 私を北野に連れてって

      私を北野に連れてって

      独眼竜の異名を持つ奥州の覇者、伊達政宗が、軍師の片倉景綱を相手にボヤく。秀吉が催す北野大茶会に行きたくて仕方がないのである。その大茶会において秀吉は新たな茶頭を決める腹づもりだ。利休を信奉する弟・秀長の思いは複雑である。いっぽう織部は三成とともに丿貫を訪ねた。大茶会に出るようにと丿貫を説得するためだ。しかし丿貫はかたくなに拒む。ならばと三成が刀を抜いた。それをみた織部は――。

    • 一から出直します

      一から出直します

      北野大茶会にひょっこりと現れた丿貫はそのひょうひょうたる茶席によって、かたくこった秀吉の心をあっさりと解きほぐしてしまう。すっかり感じ入った秀吉は、丿貫こそ天下一の茶人であると評そうとするが、駆けつけた織部が待ったをかける。恥をしのんで泣きの土下座。敗者復活戦を望む織部。秀吉はその意をくんで場を収め結論を後日にもちこす。かくして丿貫VS織部の茶の湯対決の始まりだ。果たして勝つのは織部か!丿貫か!

    • 呪われし夜

      呪われし夜

      利休が丿貫のもとを訪ねた。天下一の茶人として認められた以上、関白からの褒章を受け取って欲しいと説得するためだ。かたや丿貫は利休ではなく、その本名である田中与四郎に対して語りかける。かたやスランプに陥った織部は上田左太郎をお供に「物欲し探訪」を開始。「物欲し探訪」とはその名のとおり肚(はら)から欲しくなるブツを探して、古き良きものを訪ねるというものである。

    • アナーキー in 日の本

      アナーキー in 日の本

      お茶々懐妊! 待ちに待った世継ぎができたとあって秀吉の喜びは大きい。そんな浮かれ気分に利休が水を差す。茶頭筆頭の務めを辞めたいと申し出たのだ。その胸中に一糸の乱れもない。 あきらめの境地を会得したのである。かたや織部は来るべき北条との戦に心を傾けつつも長谷川等伯と再会し作陶に思いを巡らせる。そして、大茶湯から一年を経て、織部は利休に招かれる。果たして利休はいかなる腹づもりでこの茶会を開いたのか?

    • 古田織部とファイヤーズ

      古田織部とファイヤーズ

      相模国に流れ着いた山上宗二は北条氏直に謁する。氏直と家臣たちの実直な態度は宗二のかたくなな心をゆっくりとほどいていく。いっぽう京では利休の寄進により大徳寺山門が完成。また方広寺数奇屋においても利休の才能がいかんなく発揮される。対する織部も負けてはならじと陶房へ猛ダッシュ。加藤景延以下集まった陶工たちを前に、新たなる趣向を加味した染付志野茶碗で数奇の天下を獲らんと声高らかに宣言するのだった。

    • 関東サーヴァイヴ

      関東サーヴァイヴ

      「瀬戸物」の完成に固執する織部は北条攻めの中にあっても我が身が第一であった。その戦に同行した利休は出奔した山上宗二と再会する。北条との出会いによって新たな境地を拓いた宗二にかつての不そんな態度は皆無であった。利休は北条方についた宗二を助けるべく秀吉に助命嘆願を決意。かくして秀吉からせん議をうける宗二であったが、同席する石田三成のその手には、以前、宗二がしたためた一冊の書があった。

    • EDOフロンティア

      EDOフロンティア

      徳川家臣・本多忠勝から「へ垂れ大名」とそしられた織部は世田谷城の調略にむけて動き出す。いっぽう徳川家康は海路にて新たな領国となる江戸を眺める。秀吉は家康に謀反の意の有無を問う。その夜、家康は陣所に天海僧正をまねいた。家康は江戸を日の本一の巨大都市にすべく天海の協力を仰いだのだ。そのころ織部は、豊嶋郡の名もなき里に来ていた。なにもない荒れ果てたその地には、まるで並ぶがごとく七本の松があった。

    • 無口で御・免

      無口で御・免

      利休の考案した茶室「天正庵」がまたも秀吉のどぎもを抜く。しかし利休は秀吉に対して無言を貫いた。そんな利休に舞いを強要する秀吉。双方の溝が深さを増していく。そのころ織部は金時山のふもとで東北の覇者、伊達政宗から襲撃を受ける。双方の対立は高山右近の登場によってどうにか収まった。関白の機嫌をそこねた政宗はどう対処すべきかを織部と右近に相談。それに対して織部が驚くべき知恵を授けたのだったナヒヒヒヒヒ!

    • 数奇者のクロスロード

      数奇者のクロスロード

      忍城を水攻めする石田三成は、あと一歩というところで堤防が決壊したため自軍に多くの被害を出した。これに巻き込まれた織部は三成の不備を指摘する。いっぽう石垣山には秀吉の城が完成。それを目にした北条氏直は敗北を認め、戦は終えんを迎える。戦後、織田長益は茶々に招かれた。関白の領地替えに逆らう長益の主・織田信雄を説得するための裏工作である。長益の長年抱いていた茶々への我慢が、ついに限界を超える。

    • 暗黒のTea-王

      暗黒のTea-王

      寄せては返す波が白浜に美しい模様を描いている。相模国由比ヶ浜。おりしも波に沿って走る騎馬の一団があった。その先頭をいくのは千利休と古田織部だ。利休が馬を止めしばし辺りを眺める。打ち寄せる波の景を風炉の灰形にいかせぬものかと思っているのだ。いついかなる時も数奇心を忘れぬ宗匠の生きざまに織部は感服する――だが利休は本能寺の真実を織部に明かす腹づもりであった。

    • 日輪のクライベイビー

      日輪のクライベイビー

      大名物「橋立の茶壺」とまな娘お吟を献上せよ――関白の命令をとうてい飲めぬと憤る利休であったが、娘のお吟はそんな父をもしのぐ強い意志の持ち主であった。いっぽう織部は新たに完成した染付志野茶碗を利休に見せてその真価を仰ぐ。利休の評価は織部という人間の生き方にまで言及する内容であった。そのころ陸奥国では伊達政宗と蒲生氏郷が大激突。そんなおり大坂城に異国の使者がやって来た。

    • 新・ギルティパートナー

      新・ギルティパートナー

      織部は染付志野茶碗を瀬戸屋にて公にひろめた。見せはするが売らずという利休の方法にならったやり口である。茶碗の評判は上々であった。東国では徳川家康が江戸城を築き、肥前では加藤清正が名護屋城の築城にちょっちゅねと汗を流す。新たな美、新たな国が形づくられていく中、病に伏した豊臣秀長のもとに黒田如水の姿があった。如水の言葉に利休の真意を察した秀長であったが、彼にはもう多くの時は残されていなかった。

    • 本命はお前だ

      本命はお前だ

      秀長の死によって豊臣の家中では石田三成が権勢を強めた。関白から利休の処遇をまかされた三成は、大徳寺三門に利休像が安置されていることを不そんとして、古渓宗陳と利休にその責任を問う。織部は茶碗の見立てにうつつを抜かしつつも三門の一件を案じている。関白に見切りをつけた利休は、新たに咲かせる世の花として徳川家康を選んだ。家康を招いての茶会において利休は一命をかけて交渉にのぞむ。

    • 「世界」を割った男

      「世界」を割った男

      織部と右近のアドバイスを受けて、関白をしくじった伊達政宗が一世一代の大パフォーマンスをおこなう。まさに伊達男たるその姿に、往来の中にいたおくになる女はこうこつの表情である。そんな騒ぎの最中、利休の姿を見かけた織部は「わび」とは正反対のおこないを宗匠に見られたことに焦りまくる。その利休は、政宗と京の町衆の面会の席にあった。政宗を前にした商人たちが新たな時代の到来を歓迎する中、利休は「ある決意」を固める。

    • 淀川、黄昏。

      淀川、黄昏。

      関白秀吉と千利休、両者の決裂が大きなうずとなって人々を飲み込んでいく。徳川家康は大義のためにひきょう者になると決意し、古田織部と細川忠興は、自分たちの立場が危うくなるにも関わらず宗匠を淀川で見送った。関白の側室となった利休の娘・お吟もまた一命をかけた使命を果たそうとしている。そんな中にあって、利休だけがひとり、すべての美と人の世の醜さを飲み込んで、ただ静かに微笑している。

    • わびスキーが、お好きでしょ。

      わびスキーが、お好きでしょ。

      利休切腹のその日、空は鈍色の雲がたれこめ、季節はずれの大粒のひょうが警護の兵に降りそそいだ。そんな天気の急変に呼応したかのごとく、死を前にした利休がひょう変する。暴れに暴れ、暴言を吐く利休はまさに怪物であった。そんな利休の前にようやく介しゃく人が姿を見せる。その男を目にした利休は驚きに絶句した。時は1591年2月28日。わびの美からへうげた美へ。それは血ぬられた男たちの、世に咲く一輪の花を継承する物語―――。

    スタッフ

    • アニメーションプロデューサー

      来本克弘
    • アニメーション制作

      ビィートレイン
    • キャラクターデザイン

      津幡佳明、山下喜光
    • シリーズ構成・脚本

      川崎ヒロユキ
    • モーニング

      講談社
    • 制作

      総合ビジョン
    • 制作・著作

      NHK
    • 制作統括

      柴田裕司
    • 原作

      山田芳裕
    • 掲載誌

      モーニング(講談社)
    • 撮影監督

      堀内美咲
    • 監督

      真下耕一
    • 編集

      黒澤雅之
    • 美術監督

      海野よしみ
    • 色彩設計

      小島真喜子
    • 音楽

      大谷幸、cro-magnon
    • 音響監督

      なかのとおる
    • モーニング

      講談社

    キャスト

    • 千宗易

      田中信夫
    • 古田左介

      大倉孝二
    • 徳川家康

      鶴見辰吾
    • 明智光秀

      田中秀幸
    • 織田信長

      小山力也
    • 羽柴秀吉

      江原正士

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    銀河鉄道物語~永遠への分岐点~

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    全宇宙を神経繊維の如く結び、人々の夢と希望と野心を乗せて今日も銀河鉄道はひた走る。その銀河鉄道の安全を守る治安部隊が、通称SDF(SPACE DEFENSE FORCE)、空間鉄道警備隊である。主人公有紀学(20)は、殉職した父と兄の遺志を継ぎSDFに入隊した。有紀学はSDFきっての精鋭部隊で始発駅ディスティニー星を管轄しているシリウス小隊に所属しており、入隊したばかりの新人キリアン・ブラック(19)の指導役を担当しているが、幹部候補生という事もあり生意気で手を焼く日々を送る。そんな日々の中、銀河鉄道の軌道上で発生する事件・事故を沈着冷静な隊長シュワンヘルト・バルジ(30)の指令の下、迅速かつ的確に解決していく。ある日、製薬会社研究用宇宙船が暴走、接触した急行列車が脱線、近隣惑星駅に不時着した。接触の衝撃で研究中のウイルスが列車に付着、瞬く間に星中に蔓延。救援に向かったシリウス小隊はギリギリの救出活動を展開するが、このままではウイルスが銀河鉄道の軌道を通じて全宇宙に波及してしまう。次々と倒れる乗客や住人達。刹那、銀河鉄道管理局から信じ難い命令が下される。苦渋の決断を迫られたシリウス小隊は、有紀学は?はたまた、軌道建設部隊拉致事件、安住の地を求めて宇宙を漂流する小さな植物の種が巻き起こす列車破壊事件、女性隊員達がメイドコスプレ!?に身を包み、王位継承儀式に向かう王子を護衛・・・。そして、様々な事件が起る中、謎の宇宙空間から迷い込んで来た「隣の宇宙の少女」を救うシリウス小隊。少女から伝えられる聞く宇宙存続の危機、シリウス小隊は真実を探る為、宇宙空間に開いたワームホールに突入。こちら側の宇宙から隣の宇宙へ。そこに存在する少女の故郷の惑星へ、未知の旅が始まる。

    2006年

    ガタピシ

    ガタピシ

    「ペエスケ」こと平野平助と、その妻ヒロコ、二人の間に生まれた平太と一家の愛犬ガタピシは富士見荘の二階に暮らしていた。アパートの大家さんは気のいい老夫婦で、平太を孫のように可愛がってくれる。平凡な幸せそのものの家族とその周辺をめぐる、ほのぼのとした日常を描く新聞の4コママンガ「ペエスケ」から生まれた家族の物語。

    1990年

    バーナード嬢曰く。

    バーナード嬢曰く。

    バーナード嬢こと町田さわ子と読書家の友人たちが図書室で繰り広げるブンガクな日々。古今東西あらゆる本への愛と、「読書家あるある」に満ちた“名著礼賛”ギャグ!

    2016年

    アラビアンナイト シンドバットの冒険

    アラビアンナイト シンドバットの冒険

     

    1975年

    アイシールド21

    アイシールド21

    小早川瀬那(セナ)は、気弱で引っ込み思案な高校一年生。幼少の頃からいじめられるのを避けるため、ひたすらパシリ人生を送ってきた。高校入学を機に、そんな自分を変えようと、アメフト部に入部を決意、新生活に期待を寄せるセナ・・・。しかし、セナのパシリで鍛えた俊足に目をつけたキャプテン・ヒル魔は、セナを「光速の脚を持つ謎のランニングバック・アイシールド21」に仕立て上げる!アメフトと出会い、セナは今までの自分から変わることができるのか・・・

    2005年

    RErideD -刻越えのデリダ-

    RErideD -刻越えのデリダ-

    2050年。父の興したメーカー・リビルド社で、 「自律機械DZ(ディジィ)」への開発貢献により、 若くして名声を得た技術開発者デリダ・イヴェン(主人公)。 デリダは、あるとき同僚のネイサンと共に「DZ」の重大な欠陥に気付くが、 忠告に耳を傾けない上司に腹を立て、危険と知りながら対策を先延ばしにし、 ネイサンの愛娘・マージュの誕生日を祝うパーティへとむかう。 しかし、穏やかなひとときを過ごしたその翌日、デリダとネイサンは謎の部隊に襲われる。 逃避行の末、冷凍睡眠装置に落ちたデリダが再び目を開けると、 10年の時間が過ぎ、見渡す世界は荒廃し戦争状態になっていた! 制御を失った「DZ」の群れに襲われ、何もかも諦めそうになったそのとき、 デリダはネイサンの最期の言葉を思い出す。 「マージュを頼む」 己に降りかかった運命に戸惑いながらも、 マージュを探すため、デリダは歩き出す。 再会は、”刻”を越えて――― これは、想いが旅する物語。

    2018年

    神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON

    神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON

    ダンナーベースを出て3ヵ月、杏奈はボロアパートでの1人暮らしを続けていた。大量発生した擬態獣との戦いは、ゴオ&ミラの活躍によって終息を迎えつつあった。そんな中、擬態獣の出現によりゴーダンナーは危機的状況に。果たして杏奈はゴーダンナーの危機を救えるのか?封印から目覚めたロボットが今動き出す!!

    2004年

    ARIA The OVA ~ARIETTA~

    ARIA The OVA ~ARIETTA~

    ある日、プリマになった夢を見た灯里は、いつもと違う日常風景に戸惑いを覚えます。食卓にアリシアの姿はなく、ドアを開けて入ってきたのは見知らぬ後輩。やがて訪れるであろう現実を前にして、夢の中の灯里は、その場に立ちつくすことしかできませんでした。目が覚めたあとも、灯里の不安は消えません。そして、頭をよぎったひとつの疑問。「アリシアさんは、どうして私を選んだんでしょうか?」その夜、夢の内容を打ち明けた灯里に、アリシアは自らの過去について静かに語りはじめます。それは、グランマの引退から灯里の入社までをつなぐ、ARIAカンパニーの知られざる歴史の1ページ。あの日、親友とともに昇った大鐘楼からの眺めは、アリシアの心境にどのような変化をもたらしたのでしょうか?

    2007年

    劇場版 CLANNAD -クラナド-

    劇場版 CLANNAD -クラナド-

    父親との間に問題を抱えた不良少年・岡崎朋也は、学校まで続く桜咲き乱れる坂道の下で一人の少女と出会う。少女の名前は古河渚。  渚は朋也に言う。「どうしてもこの坂道が上れないのだ」と。「だから一緒にこの坂を上ってもらえないか」と。坂道が上れないのなら、学校に何か楽しみを見つければ上れるようになるはずだと提案する朋也。その言葉に触発されて、渚は廃部になった演劇部を再建しようと奮闘を始める。そして、いつしか朋也も渚と行動を共にするようになり、やがて朋也は懸命な渚の姿に惹かれていく・・・

    2007年

    あさっての方向。

    あさっての方向。

    もうすぐ中学生になる五百川からだは、両親と死別して以来、兄の尋と二人暮らし。穏やかな日々を過ごしながらも、唯一の肉親「ヒロ兄」に負担をかけていると感じ、早く大人になりたいと願っていた。一方、尋のかつての恋人・野上椒子は、彼への想いを忘れられず、過去にとらわれた日々を送っていた。そんなある日、突然からだの姿が大人に、椒子の姿が子どもに変わってしまう。からだは、自分が「願い石」にお願いしたからだと言うが…。戸惑う主人公からだと椒子、そして彼女たちを取り巻く人々を描く、ひと夏のファンタジー。

    2006年

    B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~

    B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~

    業界大手のレコード会社「ガンダーラミュージック」に、新人A&Rとして就職した主人公・澄空つばさ。まるで仕掛けられた罠のように、入社早々、アイドルユニット「B-PROJECT」の担当に命じられる。「B-PROJECT」を担当するということは、所属する「キタコレ」「THRIVE」「MooNs」3つのグループも担当するということ。初めての仕事は一筋縄にはいかず、トラブルやアクシデントが次々と巻き起こっていく……!?十人十色の個性的なBOYSとともに……be ambitious!

    2016年

    ProjectBLUE 地球SOS

    ProjectBLUE 地球SOS

    西暦2000年。科学が発展を遂げたこの時代、世界各地で列車などが光に包まれて消えるという事件が続発していた。国連は原因究明のために極秘地球防衛組織「迷宮機関」を設立、その脅威に立ち向かう。これは、迷宮機関と行動を共にすることになったビリーとペニーが、謎の宇宙人と戦いを繰り広げる冒険物語である。

    2006年

    ストライク・ザ・ブラッドIV

    ストライク・ザ・ブラッドIV

    物語の舞台は魔族特区“恩莱島” 記憶なき第四真祖の新たなる戦い!! 月明かりに照らされ、波打ち際で目を覚ました暁古城。眼前には修道士のような衣服を身にまとった白髪の少女の姿が。「ようやく見つけましたわ、暁古城。わたくしの名前は香菅谷雫梨・カスティエラ――あなたの監視役ですわ」 東京の南方、三百三十キロ地点に浮かぶ日本で“唯一”の魔族特区“恩莱島”。自らの名前以外の記憶を失い、第四真祖の眷獣を喚び出すこともできない古城。絶海の孤島で新たな仲間達と挑む、過酷なミッションとは果たして!?

    2020年

    ぽてまよ

    ぽてまよ

    ほにほにキュートなスゴイやつ! パン好きの無口な中学生・森山素直。彼の家の冷蔵庫から突然現れた謎の生き物、それが「ぽてまよ」だ。ぽてまよは黒い猫耳としっぽを持つ2頭身の不思議キャラだが、なんとなく素直と一緒に暮らすことになる。さらにそのふわふわしたやわらかい感触や風貌、ほにほにした可愛らしいしぐさから、謎の生き物ながら学校でも人気者になる。そしてもう1人(?)、ぽてまよと同じく森山家の冷蔵庫から謎の生き物「ぐちゅ子」が現れる。凶暴で人見知り気味な ぐちゅ子は、何故かぽてまよをライバル視(!?)。ただでさえ風変わりなクラスメイトに囲まれていた素直の日常は、訳が分からないながらも、ますます賑やかで面白くなっていくのでした。

    2007年

    月刊モー想科学

    月刊モー想科学

    舞台はとある国にある街モーストシティ。 古びたビルの2FにTVアニメ『月刊モー想科学』を発行する小さな出版社があった。TVアニメ『月刊モー想科学』は奇想天外で「も~びっくり!」な事件、 科学者でも「も~無理!」なオーバーサイエンスな現象を記事にしている科学雑誌である。 スタッフは美人編集長と編集者のタロー・J・鈴木だけ。 それに加えてアシスタントの小学生ジロー・田中と犬のサブローがいるのみだ。 編集部はいつも空で、タローとジローとサブローは 同じビルの1Fにある喫茶『岩(ロック)』に入り浸っていた。ある日、科学者のゴロー・佐藤が相談に訪れたことから、奇想天外な物語が始まるのだった……。

    2024年

    ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。

    ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。

    超ツッコミ気質の高校生・小雪芹は、そんな自分の気質のため、ツッコミ待ちな人間が大嫌い!! そんな彼が目をつけられたのは、外見も言動も空気も存在そのものも、全てがツッコミ待ち要素でできている最強中二高校生・花鳥兜。そんな彼には絶対に突っ込まないと誓う「芹」であったが、やはり突っ込んでしまう。そして彼の周りには、ちょっと変わった面々がどんどんと…。笑って笑って時々可愛い。男子高校生コメディが今始まる。

    2020年

    アサシンズプライド

    アサシンズプライド

    マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の養成校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すため、家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。『彼女に才なき場合、暗殺する』という任務を背負いー。能力が全ての社会、報われぬ努力を続けるメリダに、クーファは残酷な決断を下そうとするのだが…。「オレに命を預けてみませんか」暗殺者でもなく教師でもない暗殺教師の 矜持(プライド)にかけて、少女の価値を世界に示せ!

    2019年

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