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    へうげもの

    へうげもの
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    作品情報
    時は戦国乱世。織田信長が今まさに天下を獲らんとするその陰に、茶の湯と物欲に魂を奪われた一人の武将がいた。のちに数奇者として天下に名を轟かせる「古田左介(織部)」である。「出世」と「物」、二つの欲の間で葛藤と悶絶を繰り返す日々の中、時代は大きく揺れ動く。やがて左介は「数奇者」としての天下獲りを心に決め、「へうげもの」への道をひた走る。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、戦国時代を駆け抜けた男/知られざる傑物の物語。

    エピソード

    • 君は物のために死ねるか!?

      君は物のために死ねるか!?

      織田家の家臣で数奇をこよなく愛する古田左介は、主君信長から謀反をおこした松永久秀との交渉を命ぜられる。久秀が所有する大名物『平グモの茶釜』を渡せばすべてを許すというのが条件だ。戦火につつまれた信貴山城におもむいた左介は、武と数奇、それらのはざまに立ちながらもきぜんたる態度をつらぬく久秀の姿を目の当たりにする。だがその交渉はなかばで中断した。

    • 茶室のファンタジー

      茶室のファンタジー

      左介はつかの間の平穏な日々を妻のおせんとすごしていた。義理の兄である中川清秀に茶をふるまい、志野茶碗を愛で、おせんとの仲もむつまじい。が、風雲急を告げるしらせがとどいた。石山本願寺攻めの陣中にあった荒木村重が反乱をおこしたというのだ。中川清秀は荒木の家臣。このままでは妻の実兄と敵同士となってしまう。信長より清秀の説得を命ぜられた左介は、ある秘策をもって命がけの交渉にあたる。

    • 天界への階段

      天界への階段

      織田家三茶頭のひとりである千宗易の出現は左介にとって己の運命を変える大きな出会いであった。翌年の夏、ようやく完成した安土城の天主閣をたずねた左介は、その圧倒的なけんらんさと信長の心意気に心酔。そんな思いもあってか、後日おこなわれた織田家筆頭家臣・明智光秀を前にした宴席において信長への不平を語る明智の家臣たちと対立してしまう。そのとき、場をおさめんと口を開いたのは、ほかならぬ光秀であった。

    • カインド・オブ・ブラック

      カインド・オブ・ブラック

      東の北条と和議を結び、各地を平らげた信長は『御馬揃え』をおこなう。一世一代の晴れ舞台に左介は数奇者の心意気を示さんとのぞみ高い評判を得た。だが信長の実の弟である織田長益の登場によって至福のときは長くは続かなかった。後日、宗易は左介と秀吉を茶にまねく。左介が宗易の弟子である山上宗二と茶の湯談義で火花を散らすいっぽう、宗易は秀吉に対して、恐るべき提案をひそかに持ちかける。

    • 決意のかけひき

      決意のかけひき

      因幡国・鳥取城を攻める羽柴勢に加わっていた左介は、秀吉が近ごろめっきり寡黙になったことを気にしている。その陣中に高山右近がやってきた。キリシタン大名である右近は左介とおなじくかなりの数奇者。ふたりはすべてがそろえば天下をとったに等しいとされる大名物・三種の茶入『三肩衝』について熱く語り合う。おなじころ秘密裏に陣中にきていた宗易は秀吉に決断を迫っていた。稲妻とどろく嵐の中で秀吉はついに心を決める。

    • 武田をぶっとばせ

      武田をぶっとばせ

      安土城に帝専用の御殿『御幸の間』が完成した。信長はみずから家臣からの祝い金と見物料を徴収。信長との謁見をおえた左介は数奇仲間である細川忠興と再会する。いっぽう忠興の父である細川藤孝は宗易との茶事において武人のあるべき姿を強い口調で語り聞かせた。そして二か月後、織田軍による甲州攻めが佳境をむかえる。左介は大大名になるという悲願を胸に福与城を皮切りに、強敵・仁科盛信のいる高遠城へと乗り込む。

    • mt.(マウント)富士スカイライン

      mt.(マウント)富士スカイライン

      甲州攻めも終わりをむかえ、ついに武田は滅びた。信長は家臣に恩賞を分配するものの、満足のいく結果を得られなかった左介は意気消沈。だがそんな思いをいだいたのは左介だけではない。大きく貢献した滝川一益も同様であった。そんなおり光秀のもとに秀吉からの書状がとどく。秀吉もまた信長のやり方に疑問をいだいていた。光秀は主君の真意をたしかめようと、富士のふもとで信長に直接問いただす。すると信長は・・・。

    • 今宵はイートイット

      今宵はイートイット

      安土に徳川家康がやってきた。宗易と光秀から接待役の補佐をたのまれた左介はみずからの数奇を発揮しようと大奮闘するが、やる気ばかりが空まわりしてついには家康を怒らせてしまう。信長は光秀の家康饗応役を解任し備中高松へ向かうよう命じた。出陣のため坂本城にもどった光秀。そこへ家康がたずねてくる。先日の接待の場で取り乱したことを謝罪しにきたのだ。光秀と家康、ふたりのあいだに友情にも似た想いが生まれる。

    • 非情のライセンス

      非情のライセンス

      ゾウに乗った信長がわずかな手勢を連れて上洛を果たした。近習の森蘭丸が警護の弱さを指摘。南蛮家臣の弥助もカルタゴ王滅亡の逸話を語る。しかし信長は聞く耳を持たなかった。そのころ義兄・中川清秀のもとに来ていた左介は、本能寺にいる信長が数々の大名物を公家衆や博多の豪商たちに披露していると聞いて、いてもたってもいられない。時は1582年6月1日――世に云う本能寺の変がすぐ目前に迫っている。

    • 哀しみの天主

      哀しみの天主

      本能寺におけるクーデターが人々を飲み込んでいく。仕掛けられた者のみならず、それを仕掛けた者ですら、動き始めた歴史のうねりを止めることは出来ない。明智の軍勢は謀反を果たすものの、信長の遺がいを発見できず光秀は焦る。いっぽう義兄・中川清秀のもとにいた左介は不吉な予感をおぼえて京へと向かった。そんな左介を待っていたのは無残に破壊された本能寺の焼け跡と、この動乱を生き延びた者たちであった――。

    • 孤立のメッセージ

      孤立のメッセージ

      信長亡き天下が新たなる姿を模索する。細川忠興は父・藤孝に明智討ちを進言し、上洛中の徳川家康も重大な決断を迫られる。そんな中、羽柴秀長は兄・秀吉に天下を獲らせるために動き始めた。謀反を果たした明智光秀は蒲生賢秀・賦秀親子が守っていた安土城に無血で入り、天下のかじ取りに乗り出す。そして左介も自らの今後を左右する提案を、義兄・中川清秀にあきらかにする。うまくゆけば武も数奇も手に入る……のか?

    • ホワイト・キャッスル・ブルース

      ホワイト・キャッスル・ブルース

      羽柴勢に加わることを決意した中川清秀と左介を秀吉は大歓迎する。一方、明智光秀は無事に三河に生還した徳川家康に対して加勢を求め、自らは安土の守備を秀満に任せ、一路、摂津・河内の攻略に向かった。頼りにしていた細川や筒井の加勢はなく、内心、焦燥は濃い。そんな光秀を見送る千宗易は、弟子の山上宗二とともに安土城へと赴く。その天主閣は光秀によって驚くべき姿に変ぼうを遂げていた。

    • スキヤキ

      スキヤキ

      左介の発案による大幟旗をかかげた羽柴勢が明智討伐にむけて動いた。その数の多さに明智光秀はがく然となる――「私は羽柴に謀られていたのだ」その事実に気付くも、もう後戻りはできない。三河の徳川家康は明智に加勢すべく挙兵するが時すでに遅く光秀は山城国・大山崎で羽柴軍と対じした。羽柴勢の中にいる左介は、是が非でも武功を立てるべくスキヤキと大量の茶で気分をもりあげた。そして、戦が始まる。

    • 哀しみのミッドナイト・パープル

      哀しみのミッドナイト・パープル

      山崎の合戦は明智勢の大敗で終結した。進軍中にその一報を受けた徳川家康はそれでもなお光秀の救出を果たそうとするが重臣たちにいさめられる。いっぽう落ちのびた光秀はわずかな家臣と共に一夜の食事に『わび』の神髄を見る。そこへ救いの手がさしのべられた。信長と敵対していた延暦寺より使者がやって来たのだ。光秀は彼らの提案を承諾し一路延暦寺へと向かう。夜空には三日月。わびた月夜のことであった。

    • 時代は変わる

      時代は変わる

      安土城に入った織田信雄は城を守っていた蒲生賦秀と対面する。そこに同席した千宗易はいまは亡き明智光秀によって白く塗られた安土城天主閣を焼き払うべきだと進言。その夜、自らの計略で散った光秀を想いながら宗易は茶を点てる。いっぽう左介は清洲城の秀吉のもとへ参じる。本能寺の変の首謀者が秀吉であるという真実を知っている左介に対して、サルと呼ばれた男の放った驚くべき言葉とは―――?

    • 別離のつぶやき

      別離のつぶやき

      1584年――古田左介は羽柴秀吉の家臣として、また千宗易の弟子として、細川忠興や高山右近・蒲生賦秀らとともに数奇者ぶりに磨きをかけている。戦にたおれた義兄・中川清秀の遺言により、中川家の後見人として茨木十二万石を任せられ、その地位も向上していた。いっぽう徳川勢との長きにわたる戦に嫌気をおぼえた秀吉は、石田三成の反対に耳を貸さず、左介に対して家康との和ぼくを伝えにゆけと命じたのだった。

    • チェンジング・マン

      チェンジング・マン

      古田左介は千宗易と山上宗二をまねき初めての茶会を開いた。場所は茨木城内に左介がもうけた茶室「渋庵」だ。この茶会には左介が秀吉からひそかに借り受けた大名物「初花」を披露するという目的もあった。その秀吉が朝廷から関白の位を授かることになり、左介もまた同様に叙位を賜ることとなる。時は1585年7月、大坂城において関白秀吉と謁した古田左介は新たなる名を自ら選ぶ。従五位下古田織部正重然の誕生である。

    • 世界で一つだけの華

      世界で一つだけの華

      古田織部は秀吉の女房である北政所に謁した。茶々に入れあげる秀吉のアリバイ作りの片棒を担がされたのだ。そこへ加藤清正がやって来た。清正が持参した辻が花を手に入れた織部はその夜、妻のおせんと仲むつまじく過ごす。同じころ大坂城では、茶々が秀吉の寝所を訪ねていた。後日、宗易の茶会の客となった秀吉は、帝との茶会に先立ち、宗易に新たなる居士号を伝える。かくして宗易は千利休になった。

    • ウーマン・フロム・ナゴヤ

      ウーマン・フロム・ナゴヤ

      古田織部は数奇仲間の上田左太郎とともに大坂城内に忍び込んだ。関白秀吉が帝との茶会のさいに用いた黄金の茶室をひと目見よう画策したのだ。いっぽう、重臣・石川数正の寝返りによって窮地に立たされた徳川家康は秀吉の実の妹・朝日をめとることで和ぼくを結ぶ。着々と天下を掌握する秀吉はその本意を石田三成に明かす。秀吉の心の中には、いまだ、自らが手にかけた織田信長という存在があった。

    • わびの大穴

      わびの大穴

      聚楽第に誰にも負けない最強の数奇屋敷を作りたい。そんな欲望のとりことなった古田織部が山科にやってきた。千利休の薦めである。聞けば山科に住むというその老人は、あの千利休に「自分がお会いした中では一番のわび数奇者」と言わしめた人物である。高まる期待と一抹の不安を胸に、織部はその老人のもとを訪ねた。が、いきなり泥水のたまった落とし穴に落ちる。それは天下のわび数奇モンスター・丿貫の最初の攻撃であった。

    • 初恋

      初恋

      家康が上洛を果たした。これで徳川が臣下となったと太閤秀吉は上機嫌である。秀吉は祝いの席で、来年三月に九州平定の出立をおこなうと発言。織部がギョッとなる。織部十作や聚楽第屋敷の普請によって懐具合が心もとないのだ。焦りを胸に秘めつつ織部は家康の大坂城案内役をつとめる。城内を散策する織部と家康は、秀吉の妻・おねと出会う。母性あふれるおねに心ひかれる家康。そして、その想いに気付いた織部は――。

    • 悪魔のささやき

      悪魔のささやき

      天下の名物「楢柴」をお救いするため、織部は秋月種実が居城・古処山城への潜入作戦を開始する。「山の神の申し子」の異名をほこる真田信繁の間者たちの協力もあって無事に城内に忍び込んだものの、お目当ての楢柴が見つからない。焦りをおぼえた織部の耳に何やら聞こえる女たちの声。それは落城を前にして自らの命を絶とうとする種実の娘・竜子であった。ニヤリとほほ笑む織部。どうやら奇策を思いついたらしい。

    • カモナ・マイ・聚楽

      カモナ・マイ・聚楽

      聚楽第の豊臣秀吉屋敷が完成した。秀吉はいまだ九州より戻っていない。鬼のいぬまの何とやら。秀吉の留守をいいことに数奇に通じた織田長益が屋敷に入りその意匠を見物する。いっぽう秀吉は筑前・千代の松原において利休の茶をたんのうする。同席した織部も目を見張るような大胆な野点である。その茶席にて、高山右近の一件により日の本の美を再認識したという秀吉は、利休に対し、空前絶後の大茶会を開くと言い出すのだった。

    • 私を北野に連れてって

      私を北野に連れてって

      独眼竜の異名を持つ奥州の覇者、伊達政宗が、軍師の片倉景綱を相手にボヤく。秀吉が催す北野大茶会に行きたくて仕方がないのである。その大茶会において秀吉は新たな茶頭を決める腹づもりだ。利休を信奉する弟・秀長の思いは複雑である。いっぽう織部は三成とともに丿貫を訪ねた。大茶会に出るようにと丿貫を説得するためだ。しかし丿貫はかたくなに拒む。ならばと三成が刀を抜いた。それをみた織部は――。

    • 一から出直します

      一から出直します

      北野大茶会にひょっこりと現れた丿貫はそのひょうひょうたる茶席によって、かたくこった秀吉の心をあっさりと解きほぐしてしまう。すっかり感じ入った秀吉は、丿貫こそ天下一の茶人であると評そうとするが、駆けつけた織部が待ったをかける。恥をしのんで泣きの土下座。敗者復活戦を望む織部。秀吉はその意をくんで場を収め結論を後日にもちこす。かくして丿貫VS織部の茶の湯対決の始まりだ。果たして勝つのは織部か!丿貫か!

    • 呪われし夜

      呪われし夜

      利休が丿貫のもとを訪ねた。天下一の茶人として認められた以上、関白からの褒章を受け取って欲しいと説得するためだ。かたや丿貫は利休ではなく、その本名である田中与四郎に対して語りかける。かたやスランプに陥った織部は上田左太郎をお供に「物欲し探訪」を開始。「物欲し探訪」とはその名のとおり肚(はら)から欲しくなるブツを探して、古き良きものを訪ねるというものである。

    • アナーキー in 日の本

      アナーキー in 日の本

      お茶々懐妊! 待ちに待った世継ぎができたとあって秀吉の喜びは大きい。そんな浮かれ気分に利休が水を差す。茶頭筆頭の務めを辞めたいと申し出たのだ。その胸中に一糸の乱れもない。 あきらめの境地を会得したのである。かたや織部は来るべき北条との戦に心を傾けつつも長谷川等伯と再会し作陶に思いを巡らせる。そして、大茶湯から一年を経て、織部は利休に招かれる。果たして利休はいかなる腹づもりでこの茶会を開いたのか?

    • 古田織部とファイヤーズ

      古田織部とファイヤーズ

      相模国に流れ着いた山上宗二は北条氏直に謁する。氏直と家臣たちの実直な態度は宗二のかたくなな心をゆっくりとほどいていく。いっぽう京では利休の寄進により大徳寺山門が完成。また方広寺数奇屋においても利休の才能がいかんなく発揮される。対する織部も負けてはならじと陶房へ猛ダッシュ。加藤景延以下集まった陶工たちを前に、新たなる趣向を加味した染付志野茶碗で数奇の天下を獲らんと声高らかに宣言するのだった。

    • 関東サーヴァイヴ

      関東サーヴァイヴ

      「瀬戸物」の完成に固執する織部は北条攻めの中にあっても我が身が第一であった。その戦に同行した利休は出奔した山上宗二と再会する。北条との出会いによって新たな境地を拓いた宗二にかつての不そんな態度は皆無であった。利休は北条方についた宗二を助けるべく秀吉に助命嘆願を決意。かくして秀吉からせん議をうける宗二であったが、同席する石田三成のその手には、以前、宗二がしたためた一冊の書があった。

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      EDOフロンティア

      徳川家臣・本多忠勝から「へ垂れ大名」とそしられた織部は世田谷城の調略にむけて動き出す。いっぽう徳川家康は海路にて新たな領国となる江戸を眺める。秀吉は家康に謀反の意の有無を問う。その夜、家康は陣所に天海僧正をまねいた。家康は江戸を日の本一の巨大都市にすべく天海の協力を仰いだのだ。そのころ織部は、豊嶋郡の名もなき里に来ていた。なにもない荒れ果てたその地には、まるで並ぶがごとく七本の松があった。

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      無口で御・免

      利休の考案した茶室「天正庵」がまたも秀吉のどぎもを抜く。しかし利休は秀吉に対して無言を貫いた。そんな利休に舞いを強要する秀吉。双方の溝が深さを増していく。そのころ織部は金時山のふもとで東北の覇者、伊達政宗から襲撃を受ける。双方の対立は高山右近の登場によってどうにか収まった。関白の機嫌をそこねた政宗はどう対処すべきかを織部と右近に相談。それに対して織部が驚くべき知恵を授けたのだったナヒヒヒヒヒ!

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      数奇者のクロスロード

      忍城を水攻めする石田三成は、あと一歩というところで堤防が決壊したため自軍に多くの被害を出した。これに巻き込まれた織部は三成の不備を指摘する。いっぽう石垣山には秀吉の城が完成。それを目にした北条氏直は敗北を認め、戦は終えんを迎える。戦後、織田長益は茶々に招かれた。関白の領地替えに逆らう長益の主・織田信雄を説得するための裏工作である。長益の長年抱いていた茶々への我慢が、ついに限界を超える。

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      暗黒のTea-王

      寄せては返す波が白浜に美しい模様を描いている。相模国由比ヶ浜。おりしも波に沿って走る騎馬の一団があった。その先頭をいくのは千利休と古田織部だ。利休が馬を止めしばし辺りを眺める。打ち寄せる波の景を風炉の灰形にいかせぬものかと思っているのだ。いついかなる時も数奇心を忘れぬ宗匠の生きざまに織部は感服する――だが利休は本能寺の真実を織部に明かす腹づもりであった。

    • 日輪のクライベイビー

      日輪のクライベイビー

      大名物「橋立の茶壺」とまな娘お吟を献上せよ――関白の命令をとうてい飲めぬと憤る利休であったが、娘のお吟はそんな父をもしのぐ強い意志の持ち主であった。いっぽう織部は新たに完成した染付志野茶碗を利休に見せてその真価を仰ぐ。利休の評価は織部という人間の生き方にまで言及する内容であった。そのころ陸奥国では伊達政宗と蒲生氏郷が大激突。そんなおり大坂城に異国の使者がやって来た。

    • 新・ギルティパートナー

      新・ギルティパートナー

      織部は染付志野茶碗を瀬戸屋にて公にひろめた。見せはするが売らずという利休の方法にならったやり口である。茶碗の評判は上々であった。東国では徳川家康が江戸城を築き、肥前では加藤清正が名護屋城の築城にちょっちゅねと汗を流す。新たな美、新たな国が形づくられていく中、病に伏した豊臣秀長のもとに黒田如水の姿があった。如水の言葉に利休の真意を察した秀長であったが、彼にはもう多くの時は残されていなかった。

    • 本命はお前だ

      本命はお前だ

      秀長の死によって豊臣の家中では石田三成が権勢を強めた。関白から利休の処遇をまかされた三成は、大徳寺三門に利休像が安置されていることを不そんとして、古渓宗陳と利休にその責任を問う。織部は茶碗の見立てにうつつを抜かしつつも三門の一件を案じている。関白に見切りをつけた利休は、新たに咲かせる世の花として徳川家康を選んだ。家康を招いての茶会において利休は一命をかけて交渉にのぞむ。

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    スタッフ

    • アニメーションプロデューサー

      来本克弘
    • アニメーション制作

      ビィートレイン
    • キャラクターデザイン

      津幡佳明、山下喜光
    • シリーズ構成・脚本

      川崎ヒロユキ
    • モーニング

      講談社
    • 制作

      総合ビジョン
    • 制作・著作

      NHK
    • 制作統括

      柴田裕司
    • 原作

      山田芳裕
    • 掲載誌

      モーニング(講談社)
    • 撮影監督

      堀内美咲
    • 監督

      真下耕一
    • 編集

      黒澤雅之
    • 美術監督

      海野よしみ
    • 色彩設計

      小島真喜子
    • 音楽

      大谷幸、cro-magnon
    • 音響監督

      なかのとおる
    • モーニング

      講談社

    キャスト

    • 千宗易

      田中信夫
    • 古田左介

      大倉孝二
    • 徳川家康

      鶴見辰吾
    • 明智光秀

      田中秀幸
    • 織田信長

      小山力也
    • 羽柴秀吉

      江原正士

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    とある魔術の禁書目録

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    舞台は総人口230万人弱、東京西部の大部分を占める巨大な都市。その人口の約8割が学生ということから、『学園都市』と呼ばれていた。学園都市の生徒達は、超能力を発現させるための特殊なカリキュラムが組まれていて、その能力によって、『無能力』(レベル0)から『超能力』(レベル5)までの6段階で査定されていた。主人公・上条当麻(かみじょうとうま)は、学園都市の高校生だが、その評価は落第寸前の無能力(レベル0)。なぜなら彼の右手には、“異能の力ならなんでも打ち消す”『幻想殺し』(イマジンブレイカー)と呼ばれる能力が宿っていたからだ。そして彼はこの右手のおかげで、“神のご加護”まで打ち消してしまい、常に不幸な人生を送っていた。しかし、そんな日常に突如変化が訪れる。夏休みに入ったばかりの日、彼の部屋に、純白の修道服のシスターがいきなり空から降ってきた。不思議少女が空から登場という展開に「ありえねぇ……」と上条当麻はつぶやくが、その少女はこう言った。自分は“魔術”の世界から逃げてきた――と。そして彼女は自らを『禁書目録』(インデックス)と名乗る。ここは“超能力”が一般(あたりまえ)として認知された、“科学”の象徴である学園都市。どう考えても偽名な少女のオカルト発言に、上条はいぶかしむが――――次の瞬間。上条の前にインデックスを追ってきたという“魔術師”が現れた。異能を打ち消す右手を持つ少年の、少女を守る戦いが今始る……!

    2008年

    映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ

    映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ

    かいとうUの予告状が、年中風が吹く島、スフーレ島に届いた。彼のねらいは島の宝「風のみちしるべ」。おしりたんていはワンコロけいさつと共に島を訪れ、空を自由自在に飛び回る少女ルルと出会う。ルルは島の外の世界を夢見ているが、島の人々の生活に欠かせない大灯台を守るという家のきまりにしばられていた。かいとうUが予告した満月の夜、おしりたんていたちはかいとうUから「風のみちしるべ」を守ろうとするが、かいとうUには“秘策”があった…。おしりたんていの名推理が光るとき、島にかくされた秘密が明らかになる!

    2021年

    じょしらく

    じょしらく

    落語家のお仕事は、もちろん寄席で一席ぶつこと。でも寄席が終わった後に楽屋でだらだら続ける雑談の方が面白いかも……そう思えるような五人の女性落語たちがいた。ツッコミ役の姉御肌だけど体型は子供の魔梨威。みんなの暴走をおさえる気配り上手の手寅。かわいらしい外見とは裏腹に腹黒い内面がちらほら見える木胡桃。シニカル武闘派メガネっ娘の丸京。妄想力抜群なダークサイドの住人・苦来。彼女たちが繰り広げる会話は、ときにまったり、ときに暴走。気づいてみれば放送コードギリギリのラインを突っ走り、たまにラインの向こうへ抜けてしまって帰ってこない。そんな彼女たちの会話は、はたしてちゃんとテレビで放送できるのか……?

    2012年

    UN-GO

    UN-GO

    探偵は二人組。人呼んで最後の名探偵、結城新十郎。そして、相棒の因果。わけあって世の謎と真実を解き明かす探偵業。西に刺殺された金持ちあれば行って犯人をあぶり出し、東に呪いで死んだ男あれば呪いではないと証明する。因果の協力と新十郎の推理。二人の不思議な絆が力を発揮する時、解けない謎はない。――なんて、いつもカッコつけちゃいるけれど、なかなか思うようにならないことも多かったりして。それでも二人は吸い寄せられるように事件に立ち向かっていく。「しかし私が呼ばれたってことは、なにか事件が起きるということですよ。大事件がね。」

    2011年

    血液型くん!2

    血液型くん!2

    全員が同じ容姿の2頭身で顔面に着けた円形のお面に自身のABO式血液型を記しており、体色の違いで男女を表わし髪や装身具で個人を分けて描かれる場合もある。なお、テレビアニメの担当声優はそのキャラクターと同じ血液型となっている。第1期は男性キャラがメインだったが、第2期からは女性キャラである血液型ちゃんも登場する。

    2015年

    グラスリップ

    グラスリップ

    ガラス工房を営む一家の娘・深水透子は、友人の家にあるカフェ「カゼミチ」を友人たちとの憩いの場所にしている。高校3年の夏休み、彼女たちの前に現れた転校生の少年・沖倉 駆は、透子に、自分には未来の声が聴こえると語りかける。もし、あらかじめ未来を知ることができるのなら、自分は何を望むのだろう? 感じたことのない動揺を覚えながらも、透子は胸の中に、放っておけない感情が生まれていることに気が付く...。

    2014年

    みなみけ

    みなみけ

    しっかり者の長女・春香、バカ野郎日本代表と千秋に呼ばれている次女の夏奈、辛辣な言葉を吐く小学生・三女の千秋という南家三姉妹を平凡な日常を中心に送るゆるゆる日常ギャグ漫画。

    2007年

    悶えてよ、アダムくん

    悶えてよ、アダムくん

    これは40億人のイブから迫られる、 たった1人のアダムくんの物語。パンデミックで全人類がED化した世界、 男子学生・一樹は唯一ED化を免れた特別な存在だった。 バレたら一生モルモット生活…そんなの嫌だ! 秘密を守るべく転校した先はまさかの、 女だらけハーレム学園!?親切で気さくな先輩、欲求不満な女教師、学園の王子様、 財閥の令嬢、どんな女性も虜にできる 一樹が選ぶのは果たして――

    2024年

    ef - a tale of memories.

    ef - a tale of memories.

    幼馴染の紘に恋心を抱く少女・景。だが、その紘は自由奔放な少女・みやこに振り回されていく…。景に興味を持った映画研究部員の京介。景の映画を撮るため、京介は彼女を追う…。建築家の父親を持つ蓮治。彼は駅のホームで景の双子の妹・千尋と出逢う…。音羽という街を舞台に少年少女たちが織り成すさまざまな恋物語。

    2007年

    南国少年パプワくん

    南国少年パプワくん

    殺し屋組織・ガンマ団から、構成員の一人シンタローが、謎を秘めた“秘石”を奪い逃亡した。シンタローはやがて孤島に・パプワ島に辿り着き、謎の少年パプワと犬のチャッピーに遭遇する。シンタローは彼らの訳の分からない強さの前に屈服し、秘石も取り上げられて下働きの身分にされてしまう。おまけにこの島には、オカマの巨大カタツムリなど不気味な生物(ナマモノ)が住んでいた。シンタローは気の休まる日もなく暮らしていたが、ついにそこにガンマ団の魔の手が伸びて来る。月刊「少年ガンガン」連載の異色ナンセンス漫画をアニメ化したギャグシリーズ。

    1992年

    黒ギャルになったから親友としてみた。

    黒ギャルになったから親友としてみた。

    「女になったシオンとか…超興奮すんだけど」シオンとルイはナンパ成功率No.1を誇る黄金ペア。今夜も女の子とイチャイチャするはずが、シオンは謎の女に薬を盛られてしまう。そして数時間後、ふと目を覚ますと女のカラダになっていた!?一方、いつまでも戻ってこないシオンの様子を見にきたルイは女の姿のシオンを見るなり、雄スイッチON。中身がシオンだと気づかぬまま口説き始めて…。アホで可愛い女体化ラブコメスタート!!

    2021年

    黒執事 Book of Circus

    黒執事 Book of Circus

    街を賑わすサーカス団。しかし、彼らの移動とリンクするように街では子どもたちが消えていた。調査のためサーカス団に団員として潜入した、セバスチャンとシエル。そこで思いがけない人物に遭遇する。サーカス団の隠された目的とは!?

    2014年

    フルメタル・パニック?ふもっふ

    フルメタル・パニック?ふもっふ

    世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織、ミスリル。特殊な「力」を持つ女子高生・千鳥かなめを各国諜報機関から守るために彼らが派遣したボディーガード・相良宗介は、戦争ボケの危険な男だった!今、かなめに隠された壮大な秘密をめぐり、正義とボケ、涙と笑い、そして愛と感動の大変迷惑な戦いが始まった!!

    2003年

    ビリ犬

    ビリ犬

    犬に似た外見で、翼のような大きな耳で空を飛び、人間と犬の言葉がわかる不思議な生物・ケン族。その一人、ビリ犬が町にやって来て、雨森タツオとテツオの兄弟の家に居候することになった。ビリ犬の後を追ってきた親友のガリ犬たちも加わって、町の人々と、その飼い犬たちをめぐって起きる様々な問題を、愉快に解決していく。

    1988年

    ブラッドラッド

    ブラッドラッド

    魔界のとある地区で“ナワバリボス”をしている吸血鬼スタズ。吸血鬼然としている事が嫌いで、ジャパニーズカルチャーを愛する彼のナワバリにある日、日本人の少女柳冬実が迷い込んでくる。ナマの人間、しかも日本人に会えたスタズのロマンチックは止まらない!だが、ちょっとナワバリを狙った侵入者を退治している間に、冬実がモンスターに食べられて死んでしまった!!幽霊となってしまった冬実を前に、必ず生き返らせると血意したスタズだが!?クールなのに熱過ぎるキャラクターたちが巻き起こす、魔界的吸血鬼アクション、開幕!!

    2013年

    踏切時間

    踏切時間

    「カンカンカンカン……!」今日もどこかで『踏切』が降り、誰かが足止めされている。『踏切』の待ち時間に繰り広げられる青春、エロス、芸術、初恋……etc。オール踏切の、日常系オムニバスショートストーリー!

    2018年

    うらみちお兄さん

    うらみちお兄さん

    教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん、表田裏道。 通称“うらみちお兄さん”は子どもたちに笑顔を振りまく優しいお兄さん。 でも、ときどき垣間見えちゃう“裏”の顔。 しんどい、辛い、何もしたくない。 不安定なメンタルからポロッと漏れる大人の闇に、子どもたちもドン引き気味……!? それでも大人は前を向く。 世の中に希望はなくても、社会の仕組みに絶望しても……! 「教育番組のお兄さんとして、その期待に……応えたい」 大人になったよい子に贈る、“後ろ向き”の人生讃歌。 いよいよ2021年7月より放送スタート!

    2021年

    劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

    劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

    「スタァライト」――それは遠い星の、ずっと昔の、遙か未来のお話。 この戯曲で舞台のキラめきを浴びた二人の少女は、運命を交換しました。 「二人でスタァに」「舞台で待ってる」

    2021年

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