まほろまてぃっく
エピソード
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紫陽花の咲く庭で
両親を亡くし一人暮らしの生活を送る中学生の優は、家に家政婦が面接にくる日に、偶然バスジャックに遭遇してしまう。果敢に犯人に立ち向かおうとする優をかばって戦ってくれたのは、メイド服に身を包む美少女。彼女は自らを「戦闘用アンドロイド」と名乗る。狐につままれた気分で帰りついた自宅の庭で、優は、美少女と再会する。彼女こそ、派遣されてきた家政婦だったのだ。
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女教師沙織二十五歳
美里家の家政婦としてせっせと働くまほろさん。ある日、優のお弁当にデザートを入れ忘れ、学校までもっていくことに。学校では、近頃の優のお弁当が豪華なため、どんな家政婦なのか話題が沸騰していた。家政婦さんは「普通のおばさん」と言い張る優の前に、可愛いまほろさんがやってきたものだから、クラスは騒然。特に、優をお気に入りにしているクラスの担任“式条沙織”は、メラメラとまほろに対抗心を燃やすのだった。
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墓ありて儚く
「おーいまほろちゃん、今日は寄ってくんないのかい?」八百屋さんとの会話も弾み、まほろさんは町内にもすっかりなじんでいる。家に帰れば今日も式条先生が夕食を食べにやってきては、まほろさんと小競り合い(?) あいかわらずの日常である。お風呂が壊れてさくら湯に行っても、まほろさんと式条先生とのバトルは終わらない。そんなまほろさんが、優の家にやってきて初めて迎える7月20日。「まほろさん、手伝って欲しいことがあるんだ」まほろさんが連れてこられた場所は、優の父の墓であった。「夏休み初日が父親の命日だなんて、毎年気が重くて…」、毎年父の墓参りをかかさない優に、そんな言葉を聞かされたまほろの心中は…。
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ハート撃ち抜きます
毎日家事で働くまほろさんを気遣い、優が海水浴に誘う。が、「雇われの身である私が、そんな遊びに行くようなまねなど!」と働き者のまほろさんは遠慮するばかり。クラスメイトたちにも声をかけ、優は何とかまほろさんを海に連れ出すことができた。が、引率と称してついてきた式条先生が、またして大暴れ。ともあれ楽しく過ごす浜辺に、突然巨大なものが現れ、海水浴場はパニックになる。「あれは異星人の対アンドロイド用カニ型機甲歩兵、通称『CLOUD CRAB』と呼ばれる兵隊ロボットです」まほろさんの活躍はいかに!?
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8ノ634ハ元気デス
前回のまほろの戦闘についての報告がなされているヴェスパー本部に、まほろさんからの手紙が届いた。「暑中お見舞い申し上げます」。その手紙によると、ある日まほろは優の学友たちと夜の学校へ赴き、“緋立市立第四中学校の九不思議を検証せよ!”と題した幽霊探検に行くことになった。「では、八番目の不思議『赤毛の安藤さん』から調査を開始しよう」。赤毛の安藤さんは昔、校舎から落ちて亡くなった女の子で、放課後や夜、階段を登っている最中に現れるという。半信半疑の一同であったが…。
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月花愁色
緋立市での夏祭! 町内会長から、盆踊り会場中央のお立ち台で踊ってくれるよう頼まれたまほろさん。そんな彼女に優が渡したのは、自分の母が着ていた浴衣であった。お祭り当日、愛犬ぐりと一緒に、お留守番としてサポートメカ“スラッシュ”を残し、二人でお出かけ。初めての盆踊り。夜店ではしゃぐまほろさんと、優、そして深雪だったが、例によって式条先生が現れる。「さあ今夜こそ、アブノーマルでデンジャラスなファーストコンタクトを!」。優、危うし!
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過去に追われるメイドさん
優の学校にやってきた新任教師を見て優、深雪たちは驚く。“流河”。彼はその日の朝、脱獄囚のマサとノブが運転する自動車にはねられそうになった千鶴子を助けた青年だったのだ。家に帰った優は、友人たちと流河の話題をしていたが、その話に対するまほろの反応が妙である。“流河”…その名前は、かつてヴァスパーの戦士として戦った、セイント最強の戦士“リューガ”と同じではないか。まほろの街にやってきたリュウガの目的は、まほろと自分のどちらが戦士として上なのか、確かめるためだった。
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完璧な心の持ち主
優の学校に“流河濤”が赴任してきてからというもの、落ち着かない様子のまほろさん。流河の正体を勘ぐる優は、バーベキューパーティを開き、友人や式条先生とともに彼を招待した。優の推測どおり、流河の正体は、セイントの戦士“リューガ”であった。一方、式条は、彼を気にする優をみて、とんでもない誤解を…。
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ライムライト~Limelight~
「優さん、デートしましょう!」 まほろの突然の提案に驚きながらも、勢いに押されて承諾してしまう優。楽しげに出かける二人だったが、そこへ現れた式条先生は、まほろが放った言葉にあらぬ妄想を抱き、必死に優たちのあとを追いかけていく。そんな式条先生の思惑とは裏腹に遊園地や中華街で楽しい一時を過ごす優たち。しかし、まほろの心の中には一つの決意が隠されていた。
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戦士としての宿命
私がこの世界に生み出されたのは九年と五ヶ月前。戦闘用アンドロイド“V1046R-MAHORO”。それが私の正式名称…。現在は武装解除を施して、美里家のメイドとして働いているまほろさんだが、ヴェスパーでの暮らしぶりはどんな感じだったのだろうか? 戦士として誕生したまほろさんの過去が明らかにされる…。
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ぼくの大切な人間
夜のとばりに包まれた山中に立つ白い廃虚。それは、今はもう使われていない、緋立病院跡地だ。そこに、対峙する二つの影。ついにヴェスパーの戦士まほろと、セイントの戦士リューガとの戦闘が始まろうとしている。二人はそれぞれ、自分の思いを胸に抱きつつ、戦闘に突入した。その頃、優はまほろが自宅に残した手紙に気づく。「優さんへ 私は事情があって、遠くへ行かなければならなくなりました…」
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いつか夢見た風景に
無事戦闘に勝ち、優たちとの日常を続けていきたいと願う想いとは裏腹に、まほろさんの形勢は不利であった。一方、勝利を目前としているはずのリューガはこの闘いに苛立ちを感じ、互いの最終兵器で決着をつけることを望む。しかし、それは彼女にとって自らの生命を削る諸刃の剣であった。「ここで潔く破壊されるのも私の宿命かもしれない」 そう覚悟したまほろさんは、もう優のいる世界へ帰ることは出来ないのだろうか…。
スタッフ
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アニメーション制作
GAINAX SHAFT -
キャラクターデザイン・総作画監督
高村和宏 -
原作
ぢたま某 中山文十郎
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演出
佐伯昭志 -
監督・シリーズ構成・脚本
山賀博之 -
美術監督
小坂部直子 -
美術設定
佐藤正浩 -
色彩設定
三橋曜子 -
音楽
増田俊郎 -
音響監督
岩浪美和
キャスト
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スラッシュ
野田圭一 -
まほろ
川澄綾子 -
リューガ
子安武人
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佐倉深雪
菊池由美 -
大江千鶴子
真田アサミ -
大門隼人
石塚運昇 -
川原清巳
私市淳 -
式条沙織
高田由美 -
椎名永美
嶋崎はるか -
浜口俊也
荻原秀樹 -
等々力凛
水野愛日 -
美里優
瀧本富士子 -
郡司義彦
遠藤章史 -
首領
玄田哲章