ワールド・デストラクション~世界撲滅の六人~
エピソード
-
勇者には二通りある
小さな港町の食堂で働く青年キリエの前に、世界を滅ぼすと言い伝えられている秘宝「デストラクト・コード」を持つ少女・モルテが現れる。指名手配中のモルテに巻き込まれ、共に世界救済委員会に追われる事となったキリエ。そこにチビクマ族の獣人・勇者トッピーが現れて――。
-
世界には二通りある
追っ手から逃れて、砂海を漂流していたキリエたちは通りすがりの運び屋アガンに助けられ、非合法カジノがある快楽船ジフニールにたどり着く。一方、彼らを追う世界救済委員会のナジャとリ・アも、ジフニールを目指していた。
-
獣人には二通りある
キリエ、モルテ、トッピーの三人は流れ着いた先で捕らえられ、世界救済委員会へ引き渡される日が刻々と迫っている。共に行動していただけのキリエたちは、この非常事態に団結し脱獄を図る。時を同じくして囚人アヤの脱獄計画が密かに進行していたのだが。
-
人間には二通りある
春の大陸のカエル師が治める街。丘の上にある桜の木には「傷つけると災いが降りかかる」という伝承があった。桜の木の下で穏やかなひと時を過ごす三人だったが、キリエが誤って枝を折ってしまう。そんな災いを恐れるキリエは青年と出会い、伝承に隠された秘密を知ることに。
-
漢には二通りある
獣人たちの見世物として、コロシアムでは日夜人間の剣闘士たちの命がけの戦いが行われていた。旅の途中でキリエたちとはぐれてしまったトッピーは、旧友ヤッピーと数十年ぶりに再会。そして、最近コロシアムに連れ込まれた二人の人間の噂を耳にする。
-
夏には二通りある
焼け付くような夏の大陸にたどり着いたキリエたちだったが、長旅の疲れがたたりキリエは倒れてしまう。彼が病院で目覚めたとき、看病していたのは病院長の獣人・ゾウ師であった。順調に回復に向かうキリエであったが、モルテはゾウ師に疑いの目を向けていた。
-
仲間には二通りある
夏の大陸のある街――。身に覚の無い「世界撲滅委員会の悪行」の噂を耳にするキリエたち。トッピーは真相を解明するため調査を始める。やがて世界撲滅委員会を名乗る一行の正体が明らかになるが…。
-
運び屋には二通りある
キリエたちは運び屋アガンのサンドシップに便乗し秋の大陸を目指していた。しかし、砂海の中を潜航していた世界救済委員会の潜砂艦が突如襲いかかり、三人は連行されてしまう。逃走を試みるも、彼らのいる潜砂艦は深い砂海の底。果たして彼らの運命は!?
-
秋には二通りある
秋の大陸、学園都市ガロア。そこは人間と獣人が共存する希少都市だった。世界撲滅を志すモルテはこの街に強い違和感を覚え、孤独感をつのらせる。そこでモルテが出会ったのはエオルという名の獣人の青年。モルテはエオルに亡き弟の面影を重ね合わせるが…。
-
カラクリロボには108の原則がある
秋の大陸、クロックタウン。そこはデストラクト・コードの研究家と知られるワニ師が支配し、カラクリロボットが街中を行き交っていた。その地に足を踏み入れてほどなくして、カラクリ兵団がキリエらに襲いかかる。追い詰められた彼らだったが…。
-
力には二通りある
なかなかキリエたちを捕らえることが出来ないナジャとリ・ア。業を煮やした世界救済委員会を治めるワシ師は、自らが世界撲滅委員会討伐に乗り出した。そのころキリエらはデストラクト・コードが示した地、冬の大陸にある竜の谷に向かっていたが…。
-
過去には二通りある
追っ手から逃れ、キリエらが逃げ込んだ洞窟。そこは記憶の迷宮への入り口であった。頭の中で数々の記憶がフラッシュバックし、三人はいつしか夢幻の世界に迷い込む。モルテが取り込まれたのは、安らぎに満ちた幼い頃の記憶の中。モルテは現実の世界へかえることを拒絶するが…。
-
未来には二通りある
時は満ち、失われた記憶がよみがえり、デストラクト・コードが発動。モルテの願いは現実のものとなった。崩れゆく景色の中、モルテの瞳に映るのは、トッピー、ナジャ、リ・ア、アガン、そして燃えるような赤い髪をした青年。「…このまま世界が滅びてもいいの?」世界撲滅をめぐる戦いが今、終焉を迎える――。
スタッフ
-
アニメーション制作
Production I.G -
キャラクターデザイン
松本圭太 -
シリーズ構成・脚本
横谷昌宏
-
原作
セガ -
監督
多田俊介 -
製作
WD製作委員会 -
音楽
池頼広 -
音響制作
テクノサウンド -
音響監督
中嶋聡彦
キャスト
-
アガン・マードル
吉野裕行 -
キリエ・イルニス
宮野真守 -
トッピー・トプラン
古谷徹
-
ナジャ・グレフ
小野大輔 -
モルテ・アーシェラ
坂本真綾 -
リ・ア=ドラグネール
小林ゆう