無限の住人
エピソード
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罪人
戦国の世も遠く過ぎ、永き泰平が続く中、自らの主と追手99人、そして義弟を殺め、追われる一人の侍がいた。侍の名は万次。謎の老婆に究極の延命術“血仙蟲”を埋め込まれ、死ぬことも出来ぬ身となった・・・
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征服
父を殺し、母を攫った剣客集団『逸刀流』に復讐を誓う少女・浅野凜は、「百人斬り」の異名を持ち、己の身体に血仙蟲という虫を寄生させることで不死の肉体を持った剣士・万次を用心棒として雇い、仇討ちの旅に出る-!
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恋詠
浅野道場襲撃から二年、ついに凜は父を刃にかけた逸刀流剣士のひとり、黒衣鯖人への復讐に挑む。一方、あの惨劇以降、凜に恋慕の念を抱き続けていた鯖人は、彼女を斬ることで“ある究極の愛”を成就しようとしていた。
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天才
凜は、更なる味方を求めて巷で人気の町絵師・宗理のもとを訪れる。亡父の友人である宗理は、幼少の頃から知る凜の身を案じて逸刀流への復讐を諦めるように諭すが、凜は耳を貸さない。
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執人
激戦を経た万次の得物に本来の斬れ味を取り戻すため、町の腰物研屋を訪れた凜は店先にあった一振りの刀に目を奪われる。その刀は二年前、父が殺された際に強奪された、浅野道場の宝刀・クトネシリカであった。
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蟲の唄
天津影久の居場所を探して江戸の町道場を訪ね歩いていた万次と凜は、道中の茶屋で虚無僧の逸刀流剣士・閑馬永空と出会った。凶から万次の秘密を聞いた閑馬は、二人で手を組み逸刀流を簒奪することを持ちかけてくる。
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三途
血仙蟲を封じる毒を盛られ、万次の身体は激痛とともに崩れていく。凜は万次を救う術を探しに夜の町へと駆け出した。そこで八百比丘尼と再会した凜は、解毒剤を得るため彼女の案内する場所へと向かう。
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爪弾
今際の際に閑馬永空が残した言葉を信じて、万次と凜は天津影久が居るとされる深川を訪れた。凜が離れた隙に、万次は声をかけてきた遊女に扮した逸刀流の剣客、乙橘槇絵と路地裏で対峙することとなる。
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夢弾
女として、剣士として逸刀流最強の剣士、乙橘槇絵は二つの道の狭間で心を揺らしていた。だが統主、天津影久との逢瀬が彼女を修羅の道へと引きずり戻す。再び万次の前に現れた槇絵は、以前の彼女ではなかった。
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變面
血塗られた復讐の日々に一時の癒しを求め、凜は万次とともにとある神社で催されていた縁日を訪れた。祭りの賑わいのなか、ふとしたきっかけで凜は練造という少年と、万次は異様な気配をまとった面屋と知り合う。
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羽根
練造の家を訪れた凜は両親の仇である新夜と対面する。そこで新夜の父としての一面を垣間見た凜は、二年前の出来事について語るも、ただ両親を殺した非道の詫びのみを求めた。
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斜凜
逸刀流との戦いに備え、万次と剣の稽古に励む凜。稽古を通じて自分の未熟さを思い知った凜は、山中で目撃した舞のように異形の刀を振るう剣士の姿に心を奪われる。その剣士が振り返った時、凜の瞳に映ったのは憎き仇の顔だった。
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風
山中で天津影久から投げかけられた言葉に、凜の心は砕かれ、復讐に対する惑いが生じつつあった。その頃、天津は逸刀流と志を同じくする流派の存在を知り、江戸を離れる準備を進めていた。
スタッフ
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アニメーション制作
Bee Train -
アニメーション制作協力
Production I.G -
キャラクターデザイン
山下喜光
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シリーズ構成
川崎ヒロユキ -
原作
沙村広明 -
得物デザイン
肥塚正史 -
掲載誌
月刊アフタヌーン(講談社) -
撮影監督
斎藤仁 -
月刊アフタヌーン
講談社 -
特殊効果
加茂あゆみ -
監督
真下耕一 -
美術監督
海野よしみ -
色彩設計
小島真喜子 -
製作
講談社・浅野道場復興会 -
音楽
大谷幸 -
音響効果
浦畑将 -
音響監督
なかのとおる -
月刊アフタヌーン
講談社
キャスト
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万次
関智一 -
偽一
森川智之 -
凶戴斗
中井和哉
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天津影久
野島裕史 -
尸良
三木眞一郎 -
川上新夜
浪川大輔 -
槇絵
能登麻美子 -
浅野凜
佐藤利奈 -
町
坂本真綾 -
百琳
豊口めぐみ -
閑馬永空
小西克幸 -
黒衣鯖人
江原正士