逮捕しちゃうぞ フルスロットル
エピソード
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激走のプロローグ
小早川美幸はアメリカでの科学捜査班の研修を終え、日本へ向かうべく、ロサンゼルス空港にいた。彼女はそこでハーフの少年・ランディと出会う。少年は母方のおじいさんに会いに行くため日本に行くという。二人は無事に成田空港に着くが、ランディは歩いて東京に向かおうとする。美幸はそんなランディに、一緒に行こうと誘うが、二人の前にランディを探していたという怪しい黒服の男が現れ、彼を連れ去ろうとするのだった。
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小さなサムライ
墨東署に響く課長の怒鳴り声。夏実、美幸が研修に行く前と変わらない、墨東署ではおなじみの日常がそこにあった。課長は「ランディを保護したことは良いが、その方法が間違っていたのではないか」といって夏実を諭すが、夏実は「悪いのはあいつらと」といって反省の色もない。課長は以前と何も変わらない夏実のそんな態度に深い溜め息をつくのだった。一方、美幸は、ランディと日本に住むというランディの祖父を会わせようと、行動を開始する。
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豪腕!駐禁レスラー
夏実と美幸は久方ぶりに走る街中を見ながら、再びコンビを組んだことを実感していた。そんな中、いつしか二人の話題は、差し入れでもらったたい焼きの話になる。美味しかったのでもっと食べたいと意気投合した二人は、たい焼き屋に寄って行くことに。そんな二人を待っていたのは、「駐車禁止」の文字とともに車が立て掛けられているという異様な光景だった。夏実は自慢の怪力で、その車を元に戻すが、その姿をジット見ている怪しい影があった…。
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墨東署スネークパニック
無線の向こうから聞こえる、頼子と葵の悲鳴。断片的に伝わる情報から、凶暴な怪獣が二人の乗るミニパトに入り込んだと断定した墨東署の面々。いざ、二人を救おうとミニパトを囲む墨東署の面々の前に現れたのはイグアナだった。そんな中、ユカリ(自称ユカポン)という女性が、そのイグアナの飼い主として名乗り出る。再会を喜ぶユカリとイグアナ。夏実と美幸は、またイグアナが逃げ出してはいけないからと、ユカリたちを自宅まで送って行くことになる。
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カーロック・ベイビー
車上荒らしが頻発しているとのことで交通課に協力要請があった。その手口は非常に巧妙で、ありとあらゆる場所に出没するため、捜査課だけでは対処しきれないとのことだった。そんな時、コインパーキングで火災が発生したとの連絡が交通課に入る。夏実たちは現場に急行するが、到着した時には、火災はすでに鎮火されていた。火災があったことをききつけ、車の持ち主たちが駐車場に戻ってくるが、彼らの車からは現金が抜き取られていた。そして、一人の女性が車の中にいたはずの赤ん坊がいなくなったと夏実たちに訴えるのだった。
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葵ちゃん漢になる!?
ある日、墨東署交通課に『宇多村熊之助』が挨拶にきた。警察官OBである彼はこの度、交番相談員として駅前交番で勤務することになったというのだ。しかし、その中に葵の姿がなかった。実は、宇多村は葵の昔の上司で、女装している葵を男らしくすることを自分の使命と思い込み、葵を見るたびに「男らしくしてやる」と追い掛けていたことがあったため、葵は宇多村から隠れていたのであった。
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謎のタクシーを追え!!
最近、タクシーを装い、乗客から金品を強奪する事件が多発していた。刑事課からの要請で、交通課も犯人捜査に協力することになるが、犯人の手がかりをつかむことが出来ずにいた。そんな時、美幸は先日、荒川土手で、暴走するタクシーが原因で、交通事故が起こったことを思い出し、何か今回の事件と関係があるかもしれないと思い事故現場へ急ぐのだった。
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課長と少女とピクニック
今朝の交通課は課長の話題から。夏実が課長の後を歩いていただけで、必要以上に警戒されたことから、誰かに恨まれているのでのはないかと勝手な推測をする交通課の面々。そんな話があったこところに、課長の娘を名乗る女の子がやってくる。あまりの衝撃に固まってしまう交通課の面々。その子が課長にとてもなついていることと、課長がはっきりと否定しないこともあり、疑惑は深まるばかり。そんな中、夏実と美幸は真相を聞くべく、少女を屋上へ連れ出すのだった。
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二階堂頼子はお年頃
頼子の元に、田舎の母親がお見合いの話を持ってきた。頼子の年齢で独身であることを心配する母親に対して、東京では普通のことと強がる頼子だったが、内心では不安で、お見合いをしてもいいかも、などとも思うのであった。そんな頼子に、特別任務の辞令が下る。その任務とは…。
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夏実ロボットになる?
墨東署に科学捜査研究所の職員とその共同開発企業の担当社員がやってきた。最新型のロボットを人命救助に役立てたいということで、その実験のパイロットとして夏実と美幸が選ばれたのだ。何とも腑に落ちない二人だったが結局引き受けることに。そんな二人をよそに、見守る面々は、白バイがロボットに変形したら、など思い思いのロボット像を描いていた。そんな中ロボットを積載した巨大なトレーラーがものものしくやってくるのだった。
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世界で一番大事な君へ
墨東署では、海外ドラマが大流行。「ありきたりじゃないか」「演出が古い」という人がいれば、「そこが良い」という人もいて評価は人によって分かれるところだが、概ね好評の様子。女性の間ではこんな評価だが、このドラマを観て号泣する人が一人。墨東署の白き鷹こと「中嶋剣」その人。ドラマの影響を受けた中嶋はさっそく普段より思いを寄せる小早川美幸宛にラブレターを書くのだが…。
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対決!刑事課VS交通課
墨東署は、地元の墨東東高校が甲子園で二回戦進出を決めたことで大盛り上がり。一方、その脇では、課長が徳野刑事に囲碁で30連敗目を喫していた。もう一局と、再戦を申し込む課長だったが、夏実に、これ以上の連敗は交通課全体の恥じとたしなめられる。そして夏実は、交通課の汚名をすすぐため、交通課と刑事課の野球勝負を申し込むのだった。
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呪いのゴミ工場
最近になって、墨東署近辺でのゴミの不法投棄が増えており、通行の妨げになっているとのことで、交通課にその実態調査の依頼がある。そんなこともあり、交通課で不法投棄の調査をしていたところ、夏実と美幸に頼子から応援依頼が届く。二人が急行した場所は廃工で、なんでもお化けが出そうなので、二人に応援を頼んだとのこと。そんなことで呼ばれたのかとあきれる夏実たち、特に美幸は、お化けなんて非科学的なものは絶対に認めないと、強気な態度だったが…。
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二千人の容疑者
パレード警備の準備をする交通課の面々。夏実はパレードで使うガイコツのマスクで美幸を驚かせたりと、いつものようにリラックスムードだったが、そんな時、ひき逃げ事件が発生したとの緊急連絡が入る。夏実と美幸は現場に駆けつけるも、犯人につながる手掛かりを得ることはできなかったが、現場に残されていた犬になつかれ、その面倒を見ることになる。
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激撮!墨東署24時
墨東署にドキュメンタリー映画への撮影協力依頼があり、交通課が協力することになった。はじめは、交通課のありのままの日常を撮影すると意気込んでいた監督だったが、大きな事件もない平凡な日常を撮ることに飽きてきて…。
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サルとキノコと時限爆弾
大人気アイドル「サユリ」が司会をつとめる「墨東チャリティーイベント」の爆破予告があったとのことで、夏実たち墨東署交通課女性警察官の面々がイベントの警備を行なうことになった。なぜ、交通課の女性の面々かというと、子供がたくさんくるので、強面の男性警察官では子供たちをこわがらせてしまうとの主催者側の配慮とのこと。そしてそれに加えて警備にあたっての、特別な衣装が用意されていた…。
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夢の中までぶっとばせ!
いつものように風呂上りのビールを飲む夏実だが、今日はビール一本で酔いつぶれてしまった。美幸が心配し、そばによるとすごい熱で、どうやら風邪をひいてしまった様子。だが、当の本人はアルコールで消毒すれば大丈夫、風邪のウィルスなんかに負けるはずはない、と強気に振舞うが、結局、寝込んでしまうことになり…。
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ビーチサイド ラン
ある暑い夏の日、夏実たち墨東署の女性たちは、海水浴を楽しもうと、海にきていた。現地では、以前墨東署に勤務し、城北署へ異動となっていた沙織と合流し、それぞれに海を満喫していた。一方、中嶋は美幸の水着姿を見ようと、海に向けバイクを走らせていた。その頭の中は、どうすれば怪しまれずに美幸たちと合流できるのか、そんな考えで一杯だった。
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ゆずれない絆
ある日の朝、中嶋が出勤したところ、交通課では夏実と美幸がいい争いをしていた。普段仲の良い二人がいい争いをしていることに驚く中嶋だったが、どうにかして場を取り繕うとするも、美幸に冷たくあしらわれてしまう。呆然とする中嶋に、頼子が語るいい争いの原因とは…。
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墨東純情忌憚
一見、普段の墨東署のようだが、中嶋だけが激しく落込んでいた。なぜなら、同僚の小早川美幸が、同級生の結婚式に呼ばれ、沖縄に行っているからだった。普段、中嶋と美幸の仲を歯痒く思っていた周りの同僚たちは、そんな中嶋に対し今頃久しぶりに再会した初恋の人といい感じになっちゃってるんじゃないの?などと思い思いのことをいって盛り上がるのだった。
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追撃!レッドファントム
最近になって、墨東署管内を暴走車が我が物顔で走り回っていた。連日、交通課に苦情が殺到し、夏実たちも何とか取り締まろうとするも、彼らの巧みな妨害工作によって成果を上げられずにいた。そんなある日、夏実たちが暴走車を追跡していたところ、突然、謎の赤い車が現れ、車両に仕込まれた特殊な煙を噴出し、暴走車の一団を壊滅させるのだった。
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運命のフルスロットル
レッドファントムと呼ばれるようになった謎の赤い車を追跡した夏実たちだったが、あと一歩のところで取り逃がしてしまった。自分のせいで中嶋が負傷してしまったと自責する美幸は、警察官としての誇りをかけ、何としてでもレッドファントムを捕まえようと、決意を新たにするのだが…。
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逮捕しちゃうもん(番外編)
いつものように頼子と葵が給湯室でお茶をくみながら話をしていた。その話題は、夏美と美幸が違法車両を捕まえたこと。墨東署のスーパーコンビの活躍に感心する一方、私たちも負けてられない、二人以上のスーパーコンビになろう!と誓い合うのだった。そんな二人は、夏美と美幸の活躍の秘密を探ろうと調査を開始するが…。
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わたしたちの居る場所
夏実は、美幸と初めて出会った時の夢を見た。懐かしい気分に浸りながら墨東署へ行くと、課長に呼ばれ、新人の高野かおりと藤枝さくらが今日から交通課で研修することになったといわれる。そこで、夏実と美幸は、新人の指導係を任されることになったのだが…。
スタッフ
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アニメーション制作
スタジオディーン -
キャラクターデザイン
中嶋敦子 -
シリーズ構成
高橋ナツコ
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メカニックデザイン
村田峻治 -
原作
藤島康介 -
撮影監督
川口正幸 -
監督
大畑晃一 -
編集
松村正宏 -
美術監督
池田繁美 -
色彩設計
松本真司 -
製作
墨東署交通課、TBS -
製作協力
講談社 -
音楽
西田マサラ -
音楽制作
JVCエンタテインメント -
音響制作
ダックスプロダクション -
音響監督
はたしょうじ
キャスト
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シート男
中村悠一 -
タクシー男
高木渉 -
ランディ
渡辺久美子
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中嶋剣
島田敏 -
二階堂頼子
小桜エツ子 -
宇多村の妻
滝沢久美子 -
宇多村熊之助
立木文彦 -
小早川美幸
平松晶子 -
徳野警部
沢木郁也 -
母親
柚木涼香 -
葵双葉
松本梨香 -
課長
政宗一成 -
走子
こじまかずこ -
走子の祖母
沢田敏子 -
車上荒らしの男
広瀬正志 -
辻本夏実
玉川紗己子 -
雄太
あおきさやか