NARUTO -ナルト- 疾風伝

エピソード
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帰郷
木ノ葉に帰還するナルトたち。万華鏡写輪眼のダメージが抜け切らないカカシは病院に収容され、一週間の安静を言いつけられる。しかし大蛇丸の部下との接触の機会は四日後と迫っていた。ナルトは補充メンバーを探すべく里に繰り出すが、途中謎の少年サイの襲撃を受ける!
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暁、始動
「人柱力であるナルトを“暁”絡みの任務につけるべきではない」と主張する、里のご意見番・ホムラとコハル。今後ナルトへの監視と護衛を強化すべきという提案を断る綱手だが、ご意見番は交換条件として、綱手にとって対抗勢力にあたるダンゾウの推薦する人物をカカシ班の追加要員とする事を要求する。
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修行の成果
先の襲撃はサイによる力試しだった事を知り憤るナルト。早くも結成したばかりのカカシ班に険悪なムードが漂い始める。一方、木ノ葉病院のカカシの病室。自来也は過去のナルトの暴走の様子を報告し、ヤマトに注意を喚起する。同じ頃、サイは「根」の者より謎の封筒を手渡されていた。サイに下された極秘任務とは?
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砂の人柱力
天地橋を目指す新カカシ班。「サイはサスケ不在の間の穴埋め」と考え、あくまで班員として認めようとしないナルトに対し、サイがサスケを侮蔑した事から対立はついに決定的になる。力づくでその場を収める隊長のヤマト。彼は初代火影のみが使用したとされる伝説の「木遁忍術」の使い手だった。
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風影として…!
暁の待ち伏せを警戒しつつ、天地橋への道のりを急ぐナルト達。あくまで「サソリのスパイの拘束」を目的とする今回の任務の難しさを知るヤマトは、万一戦闘に突入した場合に備え、作戦中は二人一組のバディシステムで動く事を提案する。
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ノルマクリアー
天地橋での本番を前に、チームプレイのシミュレーションを行うカカシ班。サイはナルトを見捨てる事で任務を成功させる。噛み付くナルトだが、逆に戦闘力の低さを指摘される羽目に。衝突は必至と思われたが、ナルトは「サスケを救う為なら、サイとでも組んでやる」と宣言。
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疾走れカンクロウ
遂に訪れるスパイ拘束の日。かねてからの作戦通り、サソリに変化したヤマトが待ち受ける中、姿を見せる“暁”のスパイ。だがその正体は薬師カブトだった。驚きを隠せないナルト達だが、更にカブトを尾行してきた大蛇丸が突如参戦し、怒涛の急展開に突入する!
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出撃、カカシ班
仇敵である大蛇丸の出現に、いきなり九尾の力を解放するナルト。その驚異的な力を目の当たりにしたヤマトはナルトの四本目の尾を見て命を落としかけたという自来也の話を思い出していた。ナルト自身の体をも蝕む九尾のチャクラを押さえ込む事こそヤマトに託された使命だったのだ。
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人柱力の涙
三本目の尾を発動し、大蛇丸のみを標的として追うナルトの目に仲間の姿は映らない。激しさを増す戦いに巻き込まれ、意識を失うサクラ。サクラ救出に手を差し伸べるヤマトの隙をつき、サイは遂にダンゾウから託された極秘任務をスタートさせる。
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封印術・幻龍九封尽
四本目の尾の発動により完全に自我を失い、破壊衝動に支配されるナルト。ようやく近付いたサイとヤマトの分身が目にしたのは、大蛇丸と九尾ナルトの人知を超えたおぞましい戦いだった。ぶつかり合う「三重羅生門」と高密度のチャクラが生み出す爆風の中、ナルトの力と姿は更に妖魔・九尾の妖狐へと近付いていく。
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医療忍者の弟子
化物の姿と成り果ててもサスケへの想いを手放さないナルト。その姿にサクラはヤマトの制止を振り切ってナルトに駆け寄り、傷を負ってしまう。だがその隙をつきヤマトはようやく木遁忍術にて九尾の暴走を止めることに成功するのだった。一方その頃、戦線を離脱しようとしていた大蛇丸の前にサイが現れ……。
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隠居ババアの決意
戦闘の混乱に乗じて大蛇丸との接触を果たすサイ。ダンゾウからの伝言に大蛇丸はサイを受け入れ、アジトに連れ帰ることを決める。一方、ヤマトによって暴走を止められたナルトだが、その肉体は深刻なダメージを受けていた。己の無力さを噛みしめるサクラの姿に、ヤマトはサクラのある想いを感じ取る。
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因縁あいまみえる
ダンゾウの目的が「大蛇丸と組んでの第二の木ノ葉崩し」と知り戦慄するナルト達。早速追跡を開始するがサクラの脱落により休止を余儀なくされる。九尾化したナルトから受けた傷は思いのほかサクラを苦しめていたのだ。一方、分身ヤマトの追尾に気付いた大蛇丸一行は追っ手をまくために、サイを使ったある手段に出るが……。
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ナルトの成長
周辺を破壊しサクラを傷つけた犯人は九尾解放時の自分と知らされ、ショックを受けるナルト。ヤマトは九尾に頼らずに自分の力で仲間を取り戻すようナルトを諭す。一方、サイの残した絵本を見ていたサクラはそこに描かれた奇妙な物語に疑問を抱いていた。内容はサイとサイの「兄さん」についてのものと思われるのだが……。
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隠し玉 名付けて…!
大蛇丸のアジトにてサスケと対面するサイ。貴重な情報と引き換えに大蛇丸の下についたサイだが、信用が完全なものとなるまで軟禁されることに。部屋に一人きりになったサイは、謎の冊子を口寄せする……。一方その頃、ヤマトから渡された発信機を飲んだナルト達は、アジトへの潜入を開始していた。
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人柱力の秘密
ヤマトの先導によってサイの居所を突き止めるカカシ班。早速ダンソウによる「木ノ葉崩し計画」について問い詰めるが、不思議な事にサイはあっさりと計画の全貌を暴露する。全く悪びれない態度に苛立つナルト達だが、根の者であるサイは「自分は存在しない者」と言い放つ。
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我愛羅死す!
いち早く異変に気づいたカブトに襲撃を受けるカカシ班。不意打ちの形でサイを奪還されてしまうが、サクラに矛盾を指摘されたサイの心にはある変化が生まれていた。戦闘態勢に入ったナルト達を驚かせるサイの驚愕の行動とは……!?そして捕縛したカブトからの情報により、サスケの探索はついに大詰めを迎える。
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突入!ボタンフックエントリー
懸命にサスケを探し続けるナルトの姿に兄への気持ちを思い出し、遂に未完成の絵本を完成させたサイ。しかし大蛇丸の襲撃が束の間の平穏を打ち壊す。「サスケ君は必ず助け出す」と約束し、その場をナルトに任せて消えるサイ。しかし駆けつけたヤマトはサイが残した荷物の中に恐るべき真実を発見する。
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罠(トラップ)作動!ガイ班の敵
サイに課せられた本当の任務が「サスケ暗殺」だったと知り、愕然とするカカシ班。サイが見せた笑顔を本物と信じたいナルトだが、芝居の可能性も否定できない。一方その頃、サイはサスケのもとに辿り着いていた。暗殺か救出か……根の者であるサイが選んだ結末とは!?
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ヒルコvs二人の女忍者(くのいち)
遂にサスケとの再会を果たしたナルト達。しかしイタチへの復讐を第一の目的に据え、ナルト達とのつながりはすでに断ち切ったと告げるサスケは、容赦なくナルト達に切りかかる。宿主の劣勢を感じ取った九尾はナルトに加勢を呼びかけるが、サスケは写輪眼の力でナルトの内面世界に侵入。九尾の狐を打ち砕いてしまう。
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サソリの素顔
必死に呼びかけるナルトの思いもむなしく、サスケの復讐への覚悟が翻る事はなかった。これ以上の説得は無意味と判断するヤマトは実力行使でサスケ拘束を試みるが、大蛇丸の介入により事態は急激に終結を迎える。
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チヨの奥の手
「自らが傷ついても必ずサソリを捕まえ、大蛇丸のことを吐かせる」と宣言するサクラの猛々しい覚悟はチヨバアの心に大きく響く。サソリの攻撃にさらされるサクラを守るため、チヨバアはこの戦いのためにだけ持ち出した、因縁の傀儡を口寄せする。
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「父」と「母」
チャクラを磁力に変えるという特殊能力を持つ三代目風影の人傀儡を前に、不利と読むチヨバアはサクラに退避を促す。だがときすでに遅くサソリの猛攻撃が開始。サクラを庇いつつ戦うチヨバアだが、瞬く間に「父」と「母」を砂鉄で封じられ、傀儡を失ってしまった。絶体絶命の窮地の中で、サクラは一つの決断をする。
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三代目風影
三代目風影の砂鉄攻撃を怪力で押し返すサクラ。短時間の戦闘にもかかわらず、早くもサソリの攻撃パターンを見切り始めていた。このままでは時間を食うと判断したサソリは、チャクラ消費を覚悟で広域で標的を捉える「砂鉄界法」を繰り出す。空間を覆いつくす絶対不可避の攻撃は、ついにサクラに毒を伴う手傷を負わせ…!?
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生と死の三分間
隠し玉の解毒薬にて三代目風影を破壊したサクラ。驚愕のチヨバアにサクラは解毒薬の説明をする。解毒効果が持続する時間は約三分。チヨバアとサクラは何としても制限時間内にサソリを倒そうと決意する。ここにきてサクラの実力を認めざるをえないサソリは、ついに奥の手のカラクリを披露して…。
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十機vs百機
なんとか制限時間内に倒したものの、傀儡であるサソリは再び蘇ってしまう。この戦いを幕引きとするため、チヨバアは己で禁じていたカラクリ「白秘儀・十機近松の集」を口寄せ、対するサソリは「赤秘儀・百機の操演」の構えに入る。解毒剤が切れたサクラも加わり、両勢力は終劇に向けた最後の戦いに突入する。
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叶わぬ夢
身を挺して自分の危機を救ったサクラのため、同じく毒に侵されたチヨバアは迷わず最後の解毒薬を使った。互いを思いやるくノ一たちの行動をせせら笑うサソリがチヨバアにとどめを刺そうとした瞬間、チヨバアの最後の反撃がついにサソリを打ち倒す。しかし毒刃を急所に受けたサクラは瀕死の状態だった。
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蘇る獣たち
未だガイ班の戦闘は続いていた。時間とともに疲労の色を見せる本体とは逆に、出現時の動きをキープし続ける偽者に追い込まれていく。しかし無線越しにリーが唱えた逆転の秘策が、しぼみかけた闘志に火をつける! 一方、デイダラを追うナルトたち。激しい追走の最中でもカカシの新術の準備は着々と進められていた。
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カカシ開眼!
すべての準備を終え、ついに発動するカカシの「万華鏡写輪眼」。その術は瞳に捕らえられた空間をべつの空間に転送してしまうという脅威の瞳術だった。術を食らったデイダラの隙をつき、ようやく我愛羅奪還に成功するナルト。しかし変わり果てた我愛羅の姿はナルトの怒りに火をつけ、凶暴な感情を呼び起こす。
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瞬間の美学
怒りに己を失い九尾に支配されゆくナルト。自来也の忠告を受けていたカカシは、すんでのところで九尾の暴走を抑える。サクラたちが合流したことでサソリの敗北を知るデイダラだが、時を同じくして駆けつけたガイ班に退路を塞がれる。デイダラは最後の手段として、木ノ葉勢を巻き込んだ自爆を図るのだった。
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継がれゆくもの
ナルトの力を借り、我愛羅に転生忍術を施すチヨバア。術の代償を知るサクラは涙をにじませるが、チヨバアはしっかりとした言葉で若き忍たちに未来を託す。やがて目覚めた我愛羅が目にしたのはナルトたちの他、我愛羅を慕い駆けつけた多くの砂忍たちの姿だった。
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風影の帰還
我愛羅とともに砂隠れに凱旋するナルトたち。しかしサソリから得た情報を報告するため、直ぐに木ノ葉に戻る必要があった。別れを惜しむ一同。一方、森はずれの荒野では“暁”のゼツと手下トビの前に、満身創痍のデイダラが現れる。さらに木ノ葉では謎の少年サイをカカシ班に潜入させようという動きが…!?
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新たなる目標(ターゲット)
木ノ葉に帰還するナルトたち。万華鏡写輪眼のダメージが抜け切らないカカシは病院に収容され、一週間の安静を言いつけられる。しかし大蛇丸の部下との接触の機会は四日後と迫っていた。ナルトは補充メンバーを探すべく里に繰り出すが、途中謎の少年サイの襲撃を受ける!
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結成!新カカシ班
「人柱力であるナルトを“暁”絡みの任務につけるべきではない」と主張する、里のご意見番、ホムラとコハル。今後ナルトへの監視と護衛を強化すべきという提案を断る綱手だが、ご意見番は交換条件として、綱手にとって対抗勢力にあたるダンゾウの推薦する人物をカカシ班の追加要員とすることを要求する。
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画蛇添足
先の襲撃はサイによる力試しだったことを知り憤るナルト。早くも結成したばかりのカカシ班に険悪なムードが漂い始める。一方、木ノ葉病院のカカシの病室。自来也は過去のナルトの暴走の様子を報告し、ヤマトに注意を喚起する。同じ頃、サイは「根」の者より謎の封筒を手渡されていた。サイに下された極秘任務とは?
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偽りの笑顔
天地橋を目指す新カカシ班。「サイはサスケ不在の間の穴埋め」と考え、あくまで班員として認めようとしないナルトに対し、サイがサスケを侮蔑したことから対立はついに決定的になる。力づくでその場を収める隊長のヤマト。彼は初代火影のみが使用したとされる伝説の「木遁忍術」の使い手だった。
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無題
暁の待ち伏せを警戒しつつ、天地橋への道のりを急ぐナルトたち。あくまで「サソリのスパイの拘束」を目的とする今回の任務の難しさを知るヤマトは、万一戦闘に突入した場合に備え、作戦中は二人一組のバディシステムで動くことを提案する。
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模擬戦闘訓練(シミュレーション)
天地橋での本番を前に、チームプレイのシミュレーションを行うカカシ班。サイはナルトを見捨てることで任務を成功させる。噛みつくナルトだが、逆に戦闘力の低さを指摘される羽目に。衝突は必至と思われたが、ナルトは「サスケを救うためなら、サイとでも組んでやる」と宣言して…。
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天地橋
ついに訪れるスパイ拘束の日。かねてからの作戦通り、サソリに変化したヤマトが待ち受ける中、姿を見せる“暁”のスパイ。だがその正体は薬師カブトだった。驚きを隠せないナルトたちだが、更にカブトを尾行してきた大蛇丸が突如参戦し、怒涛の急展開に突入する!
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九尾解放!!
仇敵である大蛇丸の出現に、いきなり九尾の力を解放するナルト。その驚異的な力を目の当たりにしたヤマトはナルトの四本目の尾を見て命を落としかけたという自来也の話を思い出していた。ナルト自身の体をも蝕む九尾のチャクラを押さえ込むことこそヤマトに託された使命だったのだ。
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極秘任務スタート
三本目の尾を発動し、大蛇丸のみを標的として追うナルトの目に仲間の姿は映らない。激しさを増す戦いに巻き込まれ、意識を失うサクラ。サクラ救出に手を差し伸べるヤマトの隙をつき、サイはついにダンゾウから託された極秘任務をスタートさせる。
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大蛇丸VS人柱力
四本目の尾の発動により完全に自我を失い、破壊衝動に支配されるナルト。ようやく近づいたサイとヤマトの分身が目にしたのは、大蛇丸と九尾ナルトの人知を超えたおぞましい戦いだった。ぶつかり合う「三重羅生門」と高密度のチャクラが生み出す爆風の中、ナルトの力と姿は更に妖魔、九尾の妖狐へと近づいていく。
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サクラの涙
化物の姿と成り果ててもサスケへの想いを手放さないナルト。その姿にサクラはヤマトの制止を振り切ってナルトに駆け寄り、傷を負ってしまう。だがその隙をつきヤマトはようやく木遁忍術にて九尾の暴走を止めることに成功するのだった。一方その頃、戦線を離脱しようとしていた大蛇丸の前にサイが現れ…。
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戦いの顛末
戦闘の混乱に乗じて大蛇丸との接触を果たすサイ。ダンゾウからの伝言に大蛇丸はサイを受け入れ、アジトに連れ帰ることを決める。一方、ヤマトによって暴走を止められたナルトだが、その肉体は深刻なダメージを受けていた。己の無力さを噛みしめるサクラの姿に、ヤマトはサクラのある想いを感じ取る。
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裏切りの果て
ダンゾウの目的が「大蛇丸と組んでの第二の木ノ葉崩し」と知り戦慄するナルトたち。早速追跡を開始するがサクラの脱落により休止を余儀なくされる。九尾化したナルトから受けた傷は思いのほかサクラを苦しめていたのだ。一方、分身ヤマトの追尾に気づいた大蛇丸一行は追っ手をまくために、サイを使ったある手段に出るが…。
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未完の頁
周辺を破壊しサクラを傷つけた犯人は九尾解放時の自分と知らされ、ショックを受けるナルト。ヤマトは九尾に頼らずに自分の力で仲間を取り戻すようナルトを諭す。一方、サイの残した絵本を見ていたサクラはそこに描かれた奇妙な物語に疑問を抱いていた。内容はサイとサイの「兄さん」についてのものと思われるのだが…。
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潜入!毒蛇の巣窟(アジト)
大蛇丸のアジトにてサスケと対面するサイ。貴重な情報と引き換えに大蛇丸の下についたサイだが、信用が完全なものとなるまで軟禁されることに。部屋に一人きりになったサイは、謎の冊子を口寄せする…。一方その頃、ヤマトから渡された発信機を飲んだナルトたちは、アジトへの潜入を開始していた。
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つながり
ヤマトの先導によってサイの居所を突き止めるカカシ班。早速ダンソウによる「木ノ葉崩し計画」について問い詰めるが、不思議なことにサイはあっさりと計画の全貌を暴露する。全く悪びれない態度に苛立つナルトたちだが、根の者であるサイは「自分は存在しない者」と言い放つ。
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大切なモノ
いち早く異変に気づいたカブトに襲撃を受けるカカシ班。不意打ちの形でサイを奪還されてしまうが、サクラに矛盾を指摘されたサイの心にはある変化が生まれていた。戦闘態勢に入ったナルトたちを驚かせるサイの驚愕の行動とは…!? そして捕縛したカブトからの情報により、サスケの探索はついに大詰めを迎える。
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絵本が語る物語(ストーリー)
懸命にサスケを探し続けるナルトの姿に兄への気持ちを思い出し、ついに未完成の絵本を完成させたサイ。しかし大蛇丸の襲撃が束の間の平穏を打ち壊す。「サスケ君は必ず助け出す」と約束し、その場をナルトに任せて消えるサイ。しかし駆けつけたヤマトはサイが残した荷物の中に恐るべき真実を発見する。
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再会
サイに課せられた本当の任務が「サスケ暗殺」だったと知り、愕然とするカカシ班。サイが見せた笑顔を本物と信じたいナルトだが、芝居の可能性も否定できない。一方その頃、サイはサスケの元に辿り着いていた。暗殺か救出か…、根の者であるサイが選んだ結末とは!?
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うちはの力
ついにサスケとの再会を果たしたナルトたち。しかしイタチへの復讐を第一の目的に据え、ナルトたちとのつながりはすでに断ち切ったと告げるサスケは、容赦なくナルトたちに切りかかる。宿主の劣勢を感じ取った九尾はナルトに加勢を呼びかけるが、サスケは写輪眼の力でナルトの内面世界に侵入。九尾の狐を打ち砕いてしまう。
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題名(タイトル)
必死に呼びかけるナルトの思いもむなしく、サスケの復讐への覚悟が翻ることはなかった。これ以上の説得は無意味と判断するヤマトは実力行使でサスケ拘束を試みるが、大蛇丸の介入により事態は急激に終結を迎える。
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悪夢
サスケ奪還失敗より数日後、奇妙な悪夢がナルトを襲う。目覚めた後も不思議な余韻に捕らわれるナルト。次の日、図書館を訪れたサクラは、人間関係についての本を読み漁るサイに遭遇。皆に馴染もうとする努力を見て取り、カカシの見舞いにサイを誘う。病院を訪れたナルトたちだが、そこでカカシはナルトにある提案をする。
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旋風(かぜ)
待ちに待ったカカシとの修業に入るナルト。「螺旋丸を超える、ナルトだけのオリジナル忍術」を開発するため、病床にてカカシが編み出したとっておきの修業方法とは。そのための強力な助っ人の登場にテンションがあがるナルトは、さらに新術開発に必要になる己の「チャクラの性質」を調べることになるが…。
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うごめく
自分のチャクラが「風」の性質を持つことを知り、修業に熱が入るナルト。しかしなかなか進まない状況に業を煮やしたナルトは、同じ「風」のチャクラを持つアスマにコツを聴きに行くことに。一方その頃、国境付近の村で起きた襲撃事件についての報告を受けた綱手。敵が“暁”である可能性を考慮し、調査開始を命ずる。
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奪われた永眠(ねむ)り
カカシ班に命じられたのは火の寺で頻発している「墓荒らし事件」の解決だった。犯人の狙いは火の寺周辺にある「四つの隠し墓」に葬られた忍の遺体ではないかと睨むヤマト。早速、隠し墓の周辺で火の寺の僧、地陸と待ち合わせることになるが、乗り気ではないナルトは、こっそりと一人修業に励むうち仲間たちとはぐれてしまう。
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孤独
火の寺にて待機するカカシ班に、地陸は隠し墓の主が火の国大名の直属組織「守護忍十二士」であること、そして、かつて地陸とアスマも組織に属していたことを明かす。驚く仲間たちは更に、守護忍十二士たちがかつて起こした事件について知ることになる。一方、ナルトは寺の僧たちとソラの間に漂う微妙な空気に疑問を抱く。
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新たな敵
最後の隠し墓が暴かれたとの連絡を受け、急ぎ柩の行方を追うナルトたち。しかしそれはナルトたちを呼び込むための敵の罠だった。柩を強奪するのみならず、戦闘に持ち込もうとする敵の真意を測りかねるヤマトだが、有無を言わさず戦闘が開始される。
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有為転変
敵の「土地寄せの術」によって分断されたナルトたち。個々を襲う刺客との戦闘を余儀なくされるが、圧倒的に地の利がある敵に苦戦を強いられてしまう。打ち込まれたマーカーにより動きを読まれたサイは、サクラを庇ってその身に毒を受ける。一方その頃、ナルトは最低三つの属性を持つくノ一、フウカに追い詰められていた。
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接触
隠し墓を襲った謎の男、フリドとの戦闘になだれ込むソラ。ソラの人並みならぬ力を賞賛するフリドは、自分がソラの父の旧知であることをにおわせて姿を消してしまう。一方、全ての属性を操り、致命傷を受けてもなお立ち上がるフウカに絶体絶命の危機に追い込まれるナルト。そこに駆けつける助っ人とは…。
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チームメイト
しばし戦列に戻れないサイの代わりを理由にソラを臨時のカカシ班員として迎え入れることを決めたヤマト。気乗りしないナルトだが、ソラの面倒を丸ごと押しつけられてしまうことに。次々とトラブルを起こし、挙句の果てにキバやチョウジまで巻き込んでの乱闘騒ぎにもつれ込んだソラを止めたのは意外な人物だった。
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二つの玉
ひょんなことからアスマに修業を見てもらうことになるナルトとソラ。アスマの鉄拳指導の下、二人は風の属性修業に没頭していく。木ノ葉での生活に安らぎを見出しつつあるソラだったが…。一方、地陸からの手紙を受け取る綱手。そこにはソラが十年前に起こした事件の詳細がしたためてあった。
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漆黒の狼煙
雨隠れの忍との密会という、不審行動をとるダンゾウを拘束する綱手。しかし、密会の相手は木ノ葉の草であった。情報によると墓荒らしの四人組の狙いはソラであるらしい。一方、アスマこそが父の仇であるという確信を得て、憎悪に駆られるソラはフリドの導きのままに一度は心を許しかけた、木ノ葉へと刃を向けてしまう。
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暗黒の施錠
遂にフリドたちによる木ノ葉襲撃が幕を開ける。警戒態勢に入る木ノ葉だが、フリド勢の防御結界により、住人全員が里内に閉じ込められる事態に。混乱の中、逃亡を図るソラに追いつくナルトとアスマ。怒りを爆発させるソラの言葉にアスマは、里に迫りつつある大きな危険に気づくのだった。
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黄泉がえる魂
最悪の事態を阻止すべく、発電施設に向うアスマ。そこで目にしたのは蘇生忍術により再び生を得た、墓を暴かれた守護忍十二士たちの姿だった。フリドの目的は雷遁四人衆の術で里を焼き尽くすことだったのだ。アスマは駆けつけたサクラとヤマトを雷遁四人衆の阻止に向わせ、その場に残った元十二士のキタネとの戦闘に突入する。
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それぞれの死闘
フリドの狙いが玉である火影抹殺のみならず、木ノ葉の里の徹底殲滅である事を知り、絶句するソラ。フリドを止めようとするが、圧倒的な力量差で押さえ込まれてしまう。そのころ里のいたるところでは忍達の死闘が繰り広げられていた。死人の跋扈を防ごうと大門付近で策を尽くす木ノ葉の仲間たち。フウカ、フエン、フドウとの因縁の対決を強いられるナルト、サクラ、ヤマト。蘇ったかつての同胞キタネと対峙するアスマ――混乱を極める騒乱の中、刻一刻と木ノ葉に雷夢雷人の危機が迫る。
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覚醒(めざ)めの刻
木ノ葉殲滅まであとわずかという危機の中、アスマはキタネを止めるため、力を振り絞る。「結局、玉とは何だったのか」というキタネの問いに対するアスマの答えは…。一方その頃、ナルトは全属性を駆使するフウカの不可思議な術に劣勢を強いられていた。そして同じ頃、フリドに捕らわれたソラの体に起こり始めたある異変とは!?
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絶望
ソラの元に辿り着いたナルトとアスマが目にしたのは、禍々しいチャクラに全身を覆われた、変わり果てたソラの姿だった。ソラの中には十年前ナルトの中に封印し切れなかった、九尾のチャクラが植えつけられていたのだ。信じたものに裏切られ続けた絶望の中で、ソラは自暴自棄な破壊衝動に身を任せてしまう。
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共鳴
フリドの正体は死んだはずの守護忍十二士のクーデター首謀者、カズマだった。アスマは己の義をかけ、十年の時を超え、再びフリドと対決する。一方、暴走し始めるソラを押さえ込もうとするナルトだが…そこで誰も予想しなかった最悪の事態、ソラとナルトの二つの九尾による、チャクラの共鳴現象が起こってしまう。
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友よ
前に出ようとする九尾を懸命に抑えつつ、懸命にソラの心を呼び戻そうとするナルト。ソラのまとう九尾のチャクラにより、一切の手出しができない仲間たちは、ただ固唾を飲んで戦いを見守る。果たしてナルトの命がけの制止はソラの心に届くのか? 一方、ソラの暴走を見届け、戦線離脱を図ろうとするフリドとアスマの戦いも決着の時を迎えていた。玉とは、義とは、親子とは――壮絶なる戦いを繰り広げた元守護忍十二士がたどり着く結論とは――。だがその頃、遠く離れた地では『二尾』狩りを開始する暁の二人、飛段と角都の姿があった。
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忍び寄る脅威
自来也との調査から戻ったカカシは、綱手に“暁”が動き出した旨を報告していた。新術開発が中断したままのナルトの身を案じる綱手だが…。その頃、雷の国の雲隠れの里では飛段と角都による二尾狩りが終盤を迎えつつあった。
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“暁”侵攻
再開される新術開発に張り切るナルト。性質変化の修業は次段階に入り、今度は風のチャクラのみで滝を切ることに。一方、捕縛した二尾をゼツに託した飛段と角都は、九尾を求めて火の国に向うことに。九尾のいそうな場所をしらみつぶしにする二人が最初に訪れたのは火ノ寺だった。“暁”を迎え撃つ地陸の辿る運命は…?
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星空の下で
生き残った僧により木ノ葉にもたらされる、火ノ寺全滅の報せ。綱手は国内で“暁”を討つべく、新編成した二十小隊を対暁戦へと差し向ける。一方その頃、ナルトは滝を切る修業に懸命に打ち込んでいた。常人では成し得ないハードな修業を見守るサクラは、もはや修業では追いつけない力の差を感じとる。
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老僧の祈り
“暁”を追い、包囲網を敷く木ノ葉。しかし一向につかめぬ足取りに、綱手の苛立ちはつのってゆく。一方その頃、アスマ班は壊滅した火ノ寺に到着していた。地陸の遺体だけが見当たらないことから、“暁”の目的は地陸にかかっていた賞金ではないかと推測するアスマたち。早速、近隣の換金所に向かうことにする。
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次なる段階
風遁属性を入手したナルトはカカシに新術開発の難しさを告げられていた。螺旋丸に属性を組み込むことは四代目火影にさえ成せなかったことだが、カカシの言葉に背を押され、渾身の力で打ち込んでいく。一方、“暁”の二人は換金所で地陸を倒した賞金を受け取っていた。同じく換金所に向かう木ノ葉たちの運命は…!?
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棒銀
遂に“暁”の飛段との戦いになだれ込むアスマ班。隙を突いて先手を取るも、次第に明らかになる飛段の能力に戦慄する一同。そこにもう一人の“暁”、角都も登場し、木ノ葉勢は絶体絶命の窮地に立たされる。撤退すら不可能と悟り、厳しい表情で皆に作戦を言い渡すアスマだが…。
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下された裁き
飛段の不可解な術によって、全ての攻撃をわが身に受けてしまうアスマ。その術は飛段とアスマの体をリンクさせるというものだった。間一髪、影首縛りで飛段の動きを止めるシカマルだが、その効力は長くは持たない。圧倒的窮地の中、飛段の術の分析を進めるシカマルは、時間内にその秘密を暴くことができるのか!?
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届かぬ絶叫
シカマルが術を見破ったことにより、飛段に渾身の一撃を叩き込むアスマ。しかし、首を切断されたにもかかわらず飛段は生き続けていた。唖然とする木ノ葉たちの前で、今まで静観を決め込んでいた角都が参戦を宣言する。賞金首を狩りにかかるノーダメージの“暁”二人からアスマを救おうとする木ノ葉勢だったが…。
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最期の言葉
“暁”によって窮地に追い込まれ、絶体絶命のシカマルたち。そこに駆けつけたのは、イノとチョウジをはじめとする増援部隊だった。仲間たちを救出し、再び“暁”とにらみ合う木ノ葉たちだが…。何者かの突然の介入により、“暁”たちは突如撤退してゆく。だが、急所を貫かれたアスマには最期の時が迫っていた。
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悲しき報せ
木ノ葉では帰還したシカマルたちが綱手に任務報告をしていた。紅の心中を慮る綱手だが、シカマルは自らアスマの死を紅に告げる役を買って出る。一方、困難を極める新術開発に行き詰まりを感じているナルトは、カカシの助言をきっかけに思わぬヒントを得ることになるが…。そこに、アスマの訃報が飛び込んでくる。
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第十班
アスマの葬儀を欠席したシカマルは、深い喪失感から立ち直れずにいた。失意の第十班それぞれが冷静に己を見つめなおした時、見えてくる「通すべき筋」とは…。自らの意思で「“暁”拘束任務」の続行を決める第十班。綱手に無謀な出撃を反対されるが、そこに思わぬ救いの手が差し伸べられる。
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標的捕捉(ターゲット・ロックオン)
“暁”拘束に出発した十班とカカシ。連携のとり易さから、増援はナルトたち七班が最適と考える綱手は、ナルトに24時間以内に新術を完成させるように命じる。一方、全ての策を確認し終えたシカマルたちは、角都、飛段との対決の時を待っていた。いのの心転身の術で飛段たちを発見し、遂に戦いの火蓋が切って落とされる。
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角都の能力
先制攻撃を仕掛けるものの、物理攻撃一切を無効化する角都の能力に戦慄するシカマルとチョウジ。そのカラクリを看破したカカシにより、角都はあっけなく倒されるが…。そこに起こるある異変とは? 一方その頃、オリジナル忍術を完成させつつあるナルトは、ヤマトより「五大性質変化の優劣関係」について説明を受ける。
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恐るべき秘密
「頭刻苦」の猛烈な火遁攻撃をかろうじてかわすシカマルたち。だが、写輪眼と雷切を連続で使ったカカシには疲労が蓄積していた。不死身である飛段と角都を倒すためには、敵を分断するしかないと判断するシカマルは自ら陽動役を買って出る。シカマルに飛段を任せ、角都の相手を引き受けるカカシだが…。
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シカマルの才
一人森の奥で飛段と対峙するシカマルは、飛段に血を取られ絶体絶命の危機を迎えていた。同じ頃、カカシもまた角都の猛攻撃を受け、遂に捕らわれてしまう。潰した心臓の代替品として心臓を抜き取られる寸前のカカシだが…。その時、角都にある異変が起きた。今、シカマルが考えぬいた作戦の全貌が明らかになる!
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人を呪わば穴二つ
間一髪のタイミングでカカシ班の増援に駆けつけたナルトたち。サクラとサイはカカシの指示で孤軍奮闘するシカマルの援護に向かう。その頃、飛段に追い詰められたかに見えたシカマルには、勝負の時が迫っていた。不死身の飛段を倒すべく、シカマルが周到に用立てたモノとは…。
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風遁・螺旋手裏剣!
ナルトの新術の威力に驚くイノとチョウジ。角都もまた本能的にその危険性を察知するが、発動時間の短い新術は角都に当たる手前で消滅してしまう。しかしナルトはもう一度やらせて欲しいと仲間たちに懇願する。遠距離タイプに形態を変化させる角都に、ゼロ距離で当てなければならない「風遁・螺旋手裏剣」は届くのか?
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力の代償
アスマの墓前で妊娠中の紅に会ったシカマルは、アスマの残した「玉」を今度は自分が守ると宣言するのだった。一方、角都戦で痛めたナルトの右腕は思いの他重症だった。風遁螺旋手裏剣の危険性に綱手は、二度とナルトに新術を使わせないよう警告する。その頃、遠方の地では大蛇丸の次なる計画が動き出そうとしていた。
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忍の決意
束の間の平和を打ち破る、大蛇丸のアジト発見の報。綱手は直ちにカカシ、ヒナタ、シノ、キバによる探索班を結成する。一方ナルトは、自来也に新たな術を伝授してもらうため、ともに温泉郷へと旅立つ。その頃、遠く離れた地では大蛇丸の女配下、紅蓮が大蛇丸から与えられた任務遂行のため、部下の選抜を開始する。
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発見 大蛇丸のアジト
温泉地に着いたナルトと自来也。自来也はナルトに風遁螺旋手裏剣に代わるガマとのコラボ忍術を提案する。ところが相棒のガマとして口寄せされたのは、三年間の修業期間でナルトと決定的にウマがあわなかった忍ガマのガマ力さんだった。一方、紅蓮の後をひそかに追尾するカカシたちだが…。
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遭遇(であい)
三尾召還実験をするカブトと幽鬼丸。消耗の激しい幽鬼丸を癒すため、カブトは温泉に立ち寄ることにする。そこにはナルトと自来也が滞在し、ガマ吉、ガマ竜とのコラボ忍術修業に励んでいた。敵とは知らず、幽鬼丸との出会いを果たすナルト。その頃、紅蓮たちの追尾を続けるカカシは戦況の変化を伝えるため、木ノ葉へ伝令を放つ。
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通いあう心
“暁”の動向を探るため旅立ってしまう自来也。ナルトは里に戻り、修業の続きを行うことに。木ノ葉では、綱手が謎の結晶の調査を開始していた。一方、大蛇丸配下の者たちの探索を続けるカカシたちだったが、シノが晶遁で死滅したと思われていた寄壊蟲の生き残りの気配を察知する。シノは皆と別れ、蟲の探索を開始するが…。
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雨一夜
アジトに残された麟児とゴズは、自分たちを追尾する忍の存在を感じ取っていた。時を同じくして、敵が周辺を監視していることに気づくカカシたち。両勢力は互いの存在を意識しつつ、動きを探りあうことに。その頃、幽鬼丸を連れて部下の元に急ぐ紅蓮だったが、道中、幽鬼丸が熱を出し看病せざるを得なくなってしまう。
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ふたつのお守り
カカシたちが大蛇丸のアジト探索任務に当たっていることを知り、居ても立ってもいられないナルト。一方、カカシたちは蟲を連れ帰ったシノと合流するが、シノは晶遁に対する免疫を持つ寄壊蟲を増やすため、一度戦線を離脱することに。引き続き探索続行を決意するキバとヒナタに、カカシが提案した新たなる追尾手段とは…。
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見えざる敵
カカシ班の援護に出発するヤマト班。ナルトは出発直前にガマ竜の腹に入ることで新術へのヒントを掴むのだった。一方、手がかりのない中、追跡任務を続けていたカカシたちだが、間一髪の差で気取られ、そのまま紅蓮配下たちとの予定外の戦闘へとなだれ込んでしまう。
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乱反射の迷宮
結晶化した寄壊蟲の解析結果により、カカシたちが戦っている相手は「晶遁」という稀少な術の使い手であることが判明。一方、ゴズとリンジを退けた探索班だが、シノの寄壊蟲の包囲網ごと、結界忍術に捕らわれてしまう。それは紅蓮の翠晶迷宮の術だった。その頃、カカシ班を追いかけるナルトは、幽鬼丸と再び遭遇する。
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現れた標的
ガマとのコラボ忍法を成功させ、結界を粉砕してカカシ班の元に駆けつけたナルトたち増援班。しかし、ナルトの新術は流体を結晶化させる紅蓮の能力により返り討ちになってしまう。戦況を不利と判断するカカシは増援班の協力の元、盾に取られたヒナタを奪還し、辛くも戦闘から離脱することに成功する。
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荒れ狂う尾獣
蝙蝠を使って、紅蓮たちを追尾する木ノ葉。その行く先に現れた麟児たちとの交戦に入る直前に、カカシはナルトを湖に向かわせる。その頃、湖では紅蓮たちによる三尾捕獲作戦が展開していた。幽鬼丸の消耗により制御不能となる三尾を力づくで押さえつける紅蓮。紅蓮に危機が迫った時、幽鬼丸が発揮する力とは…?
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霧の中で
濃霧の中、ナルトとの合流を果たす木ノ葉たち。湖を覆う霧に幻覚作用があることを知り、仲間たちは警戒感を強めてゆく。ナルトの報告により、敵の狙いが三尾であることを知るカカシは、想定外の事態に綱手の判断を仰ぐことに…。一方、幽鬼丸とともに取り残された紅蓮は、三尾の吐き出す霧の作用で不思議な幻覚に捕らわれる
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それぞれの想い
幽鬼丸を探して霧の中に入ってゆくナルト。動けない幽鬼丸を守るべく、警戒を強める紅蓮。幽鬼丸を巡り両者が相対する、その一触即発のギリギリの緊張を打ち破ったものとは…? 一方、姿を消したナルトを探す、木ノ葉の仲間たち。敵の尾獣捕獲手段を考察するカカシはナルトの話から、ある推論に辿り着いていた。
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再編成!
木ノ葉より増援部隊が到着した。綱手より下された新たな任務は「三尾を誰の手にも渡らぬよう封印すること」と「尾獣に関わる能力を持つ幽鬼丸を保護すること」。チャクラコントロールに長けたヒナタ、サクラ、いの、シズネで封印班を組み、残りの仲間たちは二班に別れ、封印班を護衛することに。
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結界四方封陣
三尾を封印したい木ノ葉側と、何としても阻止したい紅蓮側。それぞれの思惑を抱き、作戦を開始する両陣営。三尾捕獲のための結界四方封陣を発動し、三尾の探索を開始するシズネたち封印班と、それを護衛するヤマト班とカカシ班。それぞれの元にリンジ班、紅蓮班が現われた時、遂に再戦の幕が上がる。
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晶遁崩し
三尾封印のための結界四方封陣を守るべく紅蓮との死闘を繰り広げるカカシとナルトだが、紅蓮の圧倒的な晶遁の威力に劣勢に追い込まれる。一方、遂に三尾の居場所を探し当てる封印班たち。チャクラコントロールに全神経を集中させるが、護衛班が迎撃に出払い、無防備になったその側面に敵の影が忍び寄る…。
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結界攻防戦
幽鬼丸の力を使って三尾を暴れさせ、内側から木ノ葉の結界四方封陣を破ろうと考えるカブト。カブトに弱みを握られ、逆らうことが出来ない紅蓮だが、もう一度だけ自分に結界四方封陣を壊すチャンスをくれと進言する。そこでカブトが提示した条件とは?
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赤い椿
怒れる三尾から紅蓮の身を守ろうと、限界を超えた力を発揮する幽鬼丸。その決意に心を打たれる紅蓮は、幽鬼丸の母を殺した己の罪を心から悔いる。しかし幽鬼丸が力尽きるのと同時に、コントロールから解き放たれた三尾は己を操る幽鬼丸に激しい怒りをぶつけ、亡き者にしようと攻撃を加えるのだった。
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呉越同舟
幽鬼丸を守るための共闘の果てに、三尾に飲み込まれてしまったナルトと紅蓮。そこはどこまでも鍾乳洞が広がる異様な世界だった。一方、戦いの中、幽鬼丸を保護するも、ナルトの姿を見失ってしまった木ノ葉の仲間たち。幽鬼丸の治療に当たるサクラに目覚めた幽鬼丸が告げた驚くべき言葉とは…。
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椿の道標
ナルトが三尾の中にいると聞かされる木ノ葉の仲間たち。幽鬼丸の不可思議な感覚を信じるしかないカカシたちは導きに従い、救出作戦を試みることに。その頃、三尾の内部では襲い来る小型三尾の攻撃にさらされたナルトと紅蓮が窮地に陥っていた。霧に包まれた峡谷で二人が目の当たりにする恐るべきものとは…?
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呪印の逆襲
目覚めてしまった三尾に対抗するため、再び封印班は結界四方封陣を試みることに。危険な場所から幽鬼丸を遠ざけようとするサイだが、カブトの術によって強化されたヌラリ、キホウ、キギリの突然の奇襲を受け、幽鬼丸を奪われてしまう。だが、木ノ葉による三尾封印が完成しかねない状況に、カブトが取った行動とは?
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罪の記憶
幽鬼丸の全ての力と命を使い切り、三尾に木ノ葉を叩かせようと目論むカブト。三尾の凄まじい力に封印を破られそうになるシズネたちの危機を救った意外な存在とは。一方、憔悴する幽鬼丸の元に駆けつけるナルトと紅蓮。紅蓮の懸命の呼びかけに意識を取り戻す幽鬼丸だが、麟児は幽鬼丸に、母親の死の真相を暴露してしまう。
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砕かれた約束
遂にナルトの前に姿を現したカブト。紅蓮と幽鬼丸の気持ちを利用した大蛇丸の計画を聞かされ激昂するナルトは、カブトとの戦闘に突入する。衰弱した幽鬼丸とともに、その場から脱出を図る紅蓮だったが、カブトに操られた麟児がその前に立ちはだかる。幽鬼丸を守るため、紅蓮が取った戦術とは…。
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帰るべき場所
昏睡する幽鬼丸を診るシズネだが、幽鬼丸は二度と三尾を操れぬ体となっていた。任務続行は不可能と判断した綱手は、皆に帰還命令を出す。その夜、幽鬼丸は一人姿をくらましてしまう。追いかけるナルトが月明かりの中で目にしたものとは…? そしてナルトたちの出立の日、湖には“暁”のデイダラとトビの姿があった。
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大蛇の瞳孔
アジトでもがき苦しむ大蛇丸。その肉体を永らえさせるにはもはやレベル10の薬が必要だった。しかしやまぬ激痛の中、転生への気力を漲らせる大蛇丸。一方、サスケもまた転生の時が近いことを感じていた。里抜けから三年という歳月を経て、サスケが出した結論とは? ――今存在の全てをかけて、鷹と大蛇が激突する。
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鷹の瞳
古き肉体を脱ぎ捨て、白大蛇の姿と化す大蛇丸。サスケの肉体を得ようと襲い掛かる大蛇丸の脳裏に、両親の墓前で見た白蛇の抜け殻の思い出がよみがえる。写輪眼への渇望に突き動かされるまま、遂にサスケの自由を奪う大蛇丸。やがて始まる、誰も抗えない「転生の儀式」とは…。
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再不斬の大刀
大蛇丸を倒したサスケは水槽に捕らわれていた男――水月に自由を与える。しかし水月は、自分と一緒にくるようにとのサスケの申し出を簡単には受け入れない。サスケがかつて百地再不斬を倒した小隊に属していたと知る水月は、「自分が再不斬の大刀を手に入れられたら、サスケに付いてもいい」と条件を出すのだった。
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鉄壁の番人
南アジトを訪れるサスケと水月。アジトの警備の手薄さに驚く水月だが、囚人たちが逃げられないのは香燐の能力ゆえだという。同行を渋る香燐を「牢番」という役割から解放するため、囚人たちを水月に解放させてしまうサスケ。取り残された密室でサスケを見つめる香燐の脳裏には、数年前の出会いの光景がよみがえっていた。
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北アジトの重吾
次なる同行者、重吾を連れにいくため、北アジトに向かうサスケたち。道行き、香燐は北アジトが恐るべき人体実験場であることを告げる。重吾は異常な殺人衝動を持つ忍で、大蛇丸の呪印の元となる酵素を持つ、唯一のオリジナルだという。辿り着いた北アジトでは、大蛇丸死すの情報を受けた実験体たちが暴動を起こしていた。
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結成!
重吾の元に辿り着くサスケ。しかし重吾は連れ出されることを断固拒否する。このままのたれ死んだとしても絶対にアジトを出ないと、頑なに心を閉ざす重吾だが、湧き上がる殺人衝動に身を任せ、サスケとの戦闘に突入してゆく。水月が加わり、更に熾烈を極めてゆく戦いの中で、重吾の脳裏に蘇る懐かしい面影とは…。
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カカシ外伝~戦場のボーイズライフ~(前編)
十数年前、大陸では忍五大国の統治が揺らぎ、全土を巻き込む第三次忍界大戦が勃発していた。後の四代目火影であるミナトの小隊に属する少年カカシは、うちは一族のオビトと医療忍者リンとともに、神無毘橋での任務に赴く。ことあるごとに掟を振りかざすカカシを鬱陶しがるオビトだが、カカシのこだわりにはある理由があった。
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カカシ外伝~戦場のボーイズライフ~(後編)
岩忍に攫われたリンを救出すべく、任務続行を主張するカカシと別れ、一人敵のアジトに向かうオビト。だが敵に動きを察知され、返り討ちにあったオビトを救ったのは、駆けつけたカカシだった。しかしオビトを庇ったせいでカカシは左目を失ってしまう。自分のふがいなさを噛み締めるオビトに訪れるある変化とは…。
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動き出すものたち
四尾を狩り終えたイタチと鬼鮫を呼びつける“暁”のリーダー。一堂に会したメンバーたちに、リーダーは大蛇丸の死と、それを倒したサスケが今後“暁”を標的に動き出すであろうことを忠告する。一方、同じ報せを受けた木ノ葉たちはサスケを止めるため、サスケの標的である“暁”メンバー、イタチを拘束するための準備に動き出す。
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探索
自来也の書いた小説に読みふける綱手。するとその小説はナルトの少年時代を描いており、ミナトやクシナ、イタチなどが生きているもう一つの木ノ葉の里の物語だった。突如、手練れの中忍や上忍が行方不明になる事件が発生し四代目火影・ミナトの命により行方不明者の探索任務にガイ班や紅班など下忍たちが出撃する。カカシ率いる第七班も出撃するのだが、主人公であるうずまきナルトは火影の息子にも関わらず、落ちこぼれのレッテルを貼られていた。
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激突!
遭遇と同時に、戦闘に突入するサスケとデイダラ。サスケの能力を確認したデイダラは、十八番の一つであるドラゴンで、上空から一方的な遠距離攻撃を仕掛けてゆく。更にトビのサポートにより、辺りはサスケにとって圧倒的不利なバトルフィールドと化してしまう。サスケは空に逃れて攻撃をやりすごそうとするが…。
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芸術
ヤマトたちがいる場所は、雲隠れが昔から飼っている島ほどもある巨大な大亀だった。その甲羅の中で、S級任務だと思い込み生態調査を続けるナルト。しかし、外ではナルトを奪いに来たカブトとデイダラ、それを阻止しようとする土影たちとの戦いがすでに始まっていた。大亀をひっくり返してしまう程のカブトの激しい攻撃と、デイダラの爆弾攻撃に苦戦する土影たち。激しい戦いが繰り広げられる中、黒ツチの活躍によりカブトを捕らえることに成功するが…?
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消失
デイダラの自爆に巻き込まれ、消息を絶つサスケ。サスケの異変に気づいた重吾、香麟、水月は急ぎサスケの元に向かう。そこで「蛇」の面々が目にしたものとは――。一方、探索を続けるナルトたちも巨大な爆発に気づいていた。駆けつけた爆心地にサスケのニオイを嗅ぎ取るキバは、その行方を追跡しようとするが…。
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黄昏
木ノ葉の追っ手の存在を察知した香麟の報告により、サスケたちは急ぎ宿を後にしていた。木ノ葉をかく乱する香麟の策に翻弄されるも、多重影分身の術を使って、手当たり次第にサスケを探そうとするナルトの前に、うちはイタチが現れる。一方その頃、遠く離れた木ノ葉の里では、自来也が“暁”のリーダーの所在を掴んでいた。
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ド根性忍伝~自来也忍法帖~(前編)
時は二代目火影の統治時代。下忍になったばかりの少年自来也は、時空間忍術修業にのめりこむうちに妙木山に迷い込んでしまう。幼少ガマブン太とともに大蝦蟇仙人に謁見した自来也は、自分があらかじめ来訪を予言された存在であることを知り、大蝦蟇仙人の予言を待ちながらフカサクを師に、仙人修業にはげむことになるが――。
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ド根性忍伝~自来也忍法帖~(後編)
第三次忍界大戦勃発のため、弟子探しの旅を中断し、木ノ葉の忍として綱手、大蛇丸とともに雨隠れでの戦闘に参戦する自来也。渡り合った雨忍山椒魚の半蔵により、「木ノ葉の三忍」の名を与えられた自来也たちが帰途に着こうとした時、その目前に腹をすかせた三忍の子供たち長門、弥彦、小南が現れる。
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潜入!雨隠れの里
雨隠れへの潜入を果たす自来也。里人たちは前の里長、山椒魚の半蔵の影が一切払拭された街でペインを長とあがめていた。違和感を覚え、半蔵の所在とペインの情報を求める自来也は、下忍二人を拘束し、尋問する。しかし自来也の動向は、既に雨隠れの新里長である“暁”の首領、ペインに察知されていた。
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神となった男
戦闘に備え、体内からナルトの八卦封印の鍵を司る巻物蝦蟇を蔵出しする自来也。捕らえた下忍の一人をガマ五郎に託し、自分は下忍の姿を借りて偵察任務を再開する。しかしその動きはペインに察知されていた。突如、自来也に襲い掛かる紙ふぶき。眼前に現われたのはかつての弟子の一人、小南だった。
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発動!仙人モード
歪んだ思想に捕らわれた弟子を倒すため、戦闘に突入する自来也。巨大蝦蟇ガマケンを口寄せし、口寄せを使うペインに対抗しようとする。伝説の輪廻眼を持つ敵を前に、奥の手である「仙人モード」を使うことを決心する自来也。しかし不穏な術を察知したペインは次々と口寄せを繰り出し、自来也の術を妨げる。
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ペイン六道、見参
仙人モードを完成させ、三人のペインとの戦いに突入する自来也。二大仙人、フカサクとシマとともに攻撃を繰り出すも、忍術はことごとく消し去られ、体術もペインたちの謎の連携によって阻止されてしまう。何らかの方法でペインたちが視界を共有しているのではと推測するフカサクは策を練るため、自来也に一時退却を呼びかける。
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自来也豪傑物語
片腕を失い、劣勢に立たされる自来也の前に現れる六人のペイン。うち一人、天道と呼ばれるペインはかつての自来也の教え子、弥彦だった。深まる輪廻眼の謎に困惑する自来也だが、思案の間もなく激戦へと突入していく。結界に引きずり込み、何とか内一人を倒すことに成功する自来也の脳裏に閃く、一つの可能性とは――。
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宴への誘い
イタチを追いかけるサスケは“暁”のアジトの一つに到達していた。仲間たちを残し、潜入を試みるサスケの前に、遂に兄のイタチが姿を現す。しかしそれは幻術によるものだった。イタチはサスケに、うちはのアジトにくるように告げる。一方、サスケの位置を掴んだナルトだが、追尾しようとするその眼前に“暁”のトビが現れる。
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長き瞬間の中で…
うちはのアジトにてサスケを待つイタチ。その胸中には木ノ葉を出奔するに至った過去の出来事がよみがえっていた。サスケの到着とともに、二人は因縁の兄弟対決へと突入する。激しい体術の応酬の中、サスケはかねてよりの疑問をイタチにぶつける。イタチは三人目の写輪眼を持つ男について言及するが――。
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万華鏡写輪眼の光と闇
写輪眼による凄まじい幻術合戦の後、イタチは最強の瞳術である万華鏡写輪眼の秘密と、うちは一族の歴史を語り始める。それは力を求め、互いに血を流し合うさだめを負った呪われた歴史であった。「永遠の瞳力」を求めるため、サスケの写輪眼を奪うと宣言するイタチ。遂に兄弟の死力を尽くした、本格戦闘が開始される。
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天照(あまてらす)
力ずくで「月読」を破ったサスケは、ダメージを受けたイタチに怒涛の反撃を開始する。サスケの成長とセンスに驚愕するゼツ。しかしイタチは更なる強力な瞳術「天照」でサスケを迎えうつ。チャクラの限界を超えた凄絶な勝負に憔悴してゆく兄弟。だが、サスケの中ではある計画が進行していた。
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終焉
自然界の力を利用し、イタチに最後の大術「麒麟」を放つサスケ。雷による絶対不可避の攻撃を受けるイタチだが――その体は謎の術「須佐能乎」によって守られていた。最後の切り札を破られ、唖然とするサスケ。しかしその時、突然サスケの体に、とある異変が訪れる。
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トビの謎
ナルトたちはトビによる足止めに手を焼かされていた。幻術では説明のつかない不可思議な術で、すべての攻撃は届かず、かわされてしまう。しかしそこに突如ゼツが現れ、サスケとイタチの戦いが終結したことを告げるのだった。驚く木ノ葉たちをあざ笑うかのように姿を消してしまうトビとゼツ。ナルトたちはサスケの元に急ぐが…。
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因縁
“暁”のアジトにてマダラと対面するサスケ。マダラは自分こそがあの夜の協力者であることを明かし、「イタチの真実」について語ろうとする。極度の疲労状態の中与えられた新たな情報に混乱するサスケ。しかし話を聞くことこそサスケの義務だと言い切るマダラは、うちは一族と千手一族の因縁について語り始めるのだった。
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真実
うちは一族はクーデターを企てていた――。マダラから語られる信じがたい話に、絶句するサスケ。その優秀さゆえに、木ノ葉とうちは一族の間に板ばさみになったイタチは、地獄のような日々を送っていた。幼くして戦争を経験し、そのトラウマから何よりも平和を愛するようになったイタチを待っていた、残酷すぎる運命とは。
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雲雷峡の闘い
『天照』の炎が残る戦闘跡地で懸命にサスケの捜索を続けるナルト達。しかし探索チームの能力を持ってしても痕跡を見つける事はできなかった。出来る限りの手を打ったと判断するカカシは、里への引き上げを決める。一方、イタチの真実を知ったサスケはその写輪眼を移植する事を拒否し、木ノ葉を潰す事を次なる目標と定め、利害が一致する暁と手を組むのだった。
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「八尾」対「サスケ」
“暁”と手分けして尾獣を狩るため、雷の国の雷雲峡にて八尾のキラービーと対峙する「鷹」の面々。雷遁に加え、七本の刀を操るキラービーとの戦闘に苦戦を強いられる。更に尾獣のチャクラをまとう特殊攻撃に、瀕死の重傷を負ってしまうサスケ。絶体絶命の窮地の中、八尾の全貌とサスケに宿った新たなる力が明らかになる。
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風来坊
ヤマトを隊長にした第七班に、火急の護衛任務が入る。先の大戦時、莫大な力を持つ土蜘蛛の秘術を危険視した三代目火影はそれを禁術とする代わりに、一族に危機が迫った時は木ノ葉が駆けつけるという約束を交わしたのだ。早速、何者かに襲われた砦に駆けつけるが――ナルトはそこで謎の男、ウタカタと戦うことになる。
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禁術の継承者
土蜘蛛一族の役の行者の孫娘、ホタルを警護することになったナルトたち。しかしホタルはナルトたちと交代する形で別れたウタカタに未練を残していた。ウタカタに弟子入りしたいと願うホタルだが、ウタカタは拒絶するのだという。一方その頃、禁術の強奪に失敗した賞金稼ぎのマガキ衆と頭領のシラナミは次の策を練っていた。
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継承者の想い
土蜘蛛一族の里に到着し、ナルトたちと別れたホタル。しかしそこには既にマガキ衆の手が回っていた。追い詰められ禁術を渡すように迫られるホタル。絶体絶命のその時、現れたのはウタカタだった。シラナミはウタカタが霧隠れのビンゴブックに乗っている賞金首であることに気づくが…。
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抜け忍の過去
相手が霧の追い忍と悟り、ためらうヤマトとサイ。しかし問答無用でナルトは戦闘に突入してしまう。霧隠れの追い忍たちはホタルと引き換えに抜け忍であるウタカタの身柄を要求するが、ヤマトはこれを拒否。泥沼の争いに突入するかと思われたその時――両勢力の間に追い忍たちのリーダー、ツルギが割って入る。
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闇の後継者
土蜘蛛の禁術がホタルの背中に埋め込まれていることに憤り、遁兵衛に詰め寄るナルト。遁兵衛は、孫の身を案じた役の行者が、ホタルから禁術を抜く術を残していったことを明かす。禁術を葬ることを促す一同だが、ホタルはこれを拒否。遥か昔に姿を消した兄弟子、シラナミならば禁術を守れるはずだとナルトに打ち明ける。
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別離
現れたシラナミの言葉を信じ、ウタカタ宛の別れの手紙を残して葛城山を後にするホタル。一方、シラナミを探すナルトは、策に嵌められ、マガキ衆の罠に捕らわれていた。そこに突如ウタカタが現れた事により辛くも難を逃れる。ホタルが再会を願う「シラナミ」こそが、葛城山を襲った盗賊と同一人物だと悟るナルトとウタカタは、消えたホタルの身を案じ、共に追尾を開始するが……辿り着いた土蜘蛛一族の里は、シラナミの術によって恐るべき変貌を遂げていた。
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禁術発動
サクラ、サイ、ヤマトの活躍により、土蜘蛛の里への潜入を果たしたナルトたち。自然界のチャクラが不穏な動きをするのに気付いたウタカタは、ナルトとともにその中心地である洞窟に乗り込む。そこでは字縛術によってホタルの自由を奪ったシラナミが、外部から禁術を発動させようとしていた。
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師弟
シラナミに操られ、ナルトとウタカタに禁術を向けてしまうホタル。その力に歓喜するシラナミの傍らで、ホタルは深い絶望に捕らわれていた。完全に心を閉ざしたホタルは禁術を暴走させてしまう。このままでは周囲一帯が吹き飛ぶと判断し、逃走するシラナミ。その時、ホタルのことを託されたウタカタが取った行動とは…。
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悲報
任務から帰ったナルトはイタチとの遭遇時に起こった不可解な出来事を回想していた。既に死んだとされるイタチが何を言いたかったのか。考え込むナルトの元に、突如尋ねてくるカカシ。有無を言わさず火影邸への呼び出しを受けるナルトに告げられた衝撃の知らせとは…。一方、その頃サスケは捕らえた八尾をトビに引き渡していた。傷を癒し、木ノ葉に向かうと宣言するサスケの背に、トビはサスケと交わしたある会話を思い出していた…。
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師の影を追って
自来也を失った深い悲しみの中、木ノ葉の町をさ迷い歩くナルト。深い喪失感から立ち直れずに、自来也との懐かしい思い出を辿っていく。失意の中にいるナルトを立ち直らせたものとは…。一方、綱手もまた盟友の死に衝撃を受けていた。しかしフカサクより自来也が遺したペインの情報を託され、ペイン攻略の手がかりを掴むことを誓うのだった。
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暗号解読
自来也の遺した暗号の解読に取り組むナルトたち。ナルトが持っていた情報をきっかけとして、ついに自来也の遺したメッセージにたどり着くナルトたち。さっそくフカサクを呼び出すが、その情報だけではペインの謎を解くことは難しかった。雨忍の尋問と持ち帰ったペインの死体の解剖を待つことになる一同だが…。自来也の仇を討つという決意を滲ませるナルトに対し、フカサクは意外な提案を持ちかける。
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第一の課題
妙木山にて、フカサクより仙術の修業を受けるナルト。その第一の課題は『動くな』と言うものだった。自然エネルギーを取り込むには膨大な時間がかかるという。修業時間の制限があるナルトが難色を示すと、フカサクは時間短縮のための秘策を提案。しかしその修業法にはとんでもない危険が潜んでいた。ナルトは無事修業を続けることができるのか。そして仙人になれる者の条件とは…。
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師を超えるとき
妙木山にて仙人修業を続けるナルト。しかしなかなかはかどらない修業に業を煮やしたフカサクは、ナルトに次なる修業を提案する。それは若き日の自来也もこなしたという過酷な修業だった。俄然やる気になるナルトだが、果たして仙人モードを完成させることができるのか…。一方その頃、遠方では八尾を狩り終えた鷹の面々が休息を取っていた。しかしその行動は雷の国の忍・ジェイにより監視を受けていた。弟の八尾をさらわれたと知り、激怒する雷影だが…。
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木ノ葉襲撃!
自来也が持ち帰った情報の解析を待つシカマルたち。情報解析を進める木ノ葉の面々だが、その時、里の各地で異変が起きる。白昼堂々、木ノ葉の結界を破ってペイン六道が襲撃を開始したのだ。突然の来襲に事態が飲み込めず、騒乱に飲み込まれてゆく木ノ葉の住人たち。忍たちも反撃を開始するが、ペインたちの攻撃はあまりにも強力だった。一方その頃、妙木山ではナルトがフカサクより無敵に見える仙人モードが抱える、重大なリスクについての説明を受けるが…。
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信じる力
ペインと小南の激しい攻撃にさらされる木ノ葉の里。暁による襲撃の報を受けた綱手は、フカサクに連絡を取ろうとする。しかしダンゾウに炊きつけられたご意見番のホムラとコハルはナルトを呼び戻すことに強く反対するのだった。あくまでナルトを戦争抑止の道具とみなそうとするホムラたちの言動に激怒する綱手は反対を押し切り、木ノ葉を守る一人の忍として、うずまきナルトを呼び戻すことを決めるが…。
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ペインVSカカシ
里の一角でペイン天道との戦いに突入するカカシ。しかし天道の不可思議な攻撃を前に苦戦を強いられる。さらにそこに修羅道が加わり、二対一の不利な戦いに追い込まれていくが、窮地を救ったのは駆けつけた秋道チョウザ率いる小隊だった。闘いの中で天道の能力は『引力』と『斥力』であることを見抜くカカシはチョウザ、チョウジ親子と連携して、二体のペイン攻略作戦を決行する。カカシが見抜いた天道の術が持つ弱点とは…。
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ペインの謎
暁の猛攻にさらされる木ノ葉の里。その地下ではダンゾウが己の野望のため、行動を開始していた。一方、情報部にて雨忍の脳内を探っていた山中いのいちは、重大な情報を掴もうとしていた。駆けつけたシズネが持つ情報と照らし合わせ、ペインの正体の謎に迫ろうとするが、突如、畜生道と人間道が情報部の襲撃を開始する。ペインの正体に迫るため、暗号部の元へ急ごうとするいのいちとシズネに代わり、イビキ率いる暗部の精鋭が畜生道の前に立ち塞がる。
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姓は猿飛、名は木ノ葉丸!
故郷の惨状に衝撃を受ける木ノ葉丸とモエギとウドン。しかし下忍としての責務――人々を安全な場所に誘導する――を果たすため、それぞれ走り出してゆく。瓦礫の下から里人を救出する木ノ葉丸だが、その先でペインの一人、地獄道と鉢合わせしてしまうことに。地獄道の恐ろしい術に度肝を抜かれる木ノ葉丸。しかしその危機に駆けつけたのは、木ノ葉丸の師であるエビスだった。木ノ葉丸を逃がすため、命を賭して戦うエビス。その姿を見た木ノ葉丸の胸に、ナルトと交わしたある約束が蘇る…。
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世界に痛みを
火影邸の屋上にてペイン天道と対峙する綱手。九尾を渡すよう迫るペインの要求を拒否する綱手だが、ペインは遠く離れた人間道の能力を使い、ナルトの居所は妙木山であることを看破する。次々と増えてゆく木ノ葉の犠牲に歯がみする綱手。しかし大国である木ノ葉の思い上がりを責めるペインは、真の痛みを思い知らせるため――木ノ葉に壊滅的ダメージを与えることを選択する。
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爆発!仙人モード
異変を察知し、フカサクとともに妙木山から駆けつけるナルト。しかしそこで目にしたのは原形をとどめることなく破壊しつくされた木ノ葉の里の姿だった。あまりに甚大な被害に我を忘れ、激昂する綱手だが、既にそのチャクラは里人の命を救うカツユの術によって底をついてしまっていた。仙術の力によって遠く離れたカカシの死を感知したナルトは極限の怒りと悲しみを胸に――ついにペインとの闘いに身を投じてゆく!
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危機(ピンチ)!消えた仙人モード
仙術により完成した、風遁螺旋手裏剣を叩きつけるナルト。ペイン人間道を倒すことに成功するが、残りの複数のペインたちがナルトの前に次々と立ちはだかる。シカマルら仲間たちはナルトの戦いに気づくが、加勢しようにも、仙術を身につけたナルトの側で戦うことは足手まといに他ならず、静観を余儀なくされてしまう。畜生道の巨大口寄せ動物の攻撃をガマブン太、ガマヒロ、ガマケンが迎え撃ち、フカサクとシマが輪廻眼の繋がりを断ち切るために動き出すが――そんな中、ナルトの仙人モードが切れる瞬間が刻一刻と迫りつつあった…。
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九尾捕獲完了
ガマブン太たちが倒され、ついにペインに押さえ込まれてしまうナルト。仙人モードで対抗しようとするが、餓鬼道にチャクラを吸収され、仙人モードを強制解除されてしまう。フカサクは自来也の時同様に、ペインの輪廻眼の繋がりを断ち切るため、シマとともに幻術の準備を始めるが…。一方、シズネの死に報いるためにも、ペインの本体を見つけ出すことを固く誓うシカマルたち。さらなる情報収集を始めようとしたその時、山中いのいちが気づいた重大な事実とは…。
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告白
フカサクが倒され、シマが倒され、ついに天道によって完全に捕らわれてしまうナルト。絶体絶命と思われたその時――天道の前に躍り出たのは、白眼で戦いの行方を見守っていたヒナタだった。逃げろ、と叫ぶナルトの制止を振り切り、戦闘の構えを取るヒナタ。自分の行動を独りよがりだと説明するヒナタは胸に秘めていた想いを静かに語り始める。一方その頃、ガイ班は嫌な予感を胸に木ノ葉へと帰路を急いでいた。その時ネジは前方に、ある異変を感じ取るが…。
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地爆天星
目前でヒナタを倒された衝撃に我を忘れるナルト。かつてない怒りが引き金となり、九尾のチャクラが大暴走を始めてしまう。カツユを介し、ナルトの九尾化を知る仲間たちだが、暴走を止めることができる可能性のあるヤマトははるか遠方で任務についていた。初代火影の首飾りが持つ封印術を完全破壊し、衝動の赴くまま、戦闘を開始する九尾ナルト。対抗する術で九尾捕獲を開始する天道。全てを薙ぎ払う人知を超えた戦いの中、ナルトの尾の数は、ついに八本に届こうとしていた…。
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四代目火影
精神世界にて、四代目火影・波風ミナトと遭遇するナルト。ミナトはナルトが八本目の尾まで封印を解除すると意識の中に出てくるよう、あらかじめ細工をしていたのだという。自分こそが父親だと告げるミナトの言葉に衝撃を受けるナルトは、悲喜こもごもの複雑な感情を父親にぶつけるのだった。父の言葉に背を押され、全ての迷いを振り切ったナルトは――自来也の探していた答えを見つけるべく、ペインの待つ現実世界に舞い戻る…!
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ふたりの弟子
憎しみの連鎖を断ち切るため、ペインの本体の居所を目指して駆けるナルト。だが途中、シカクといのいち率いるペイン探索隊に遭遇してしまう。「一人で本体の元に向かい、話をしたい」というナルトの主張に驚愕し、反対するいのいち。しかし息子シカマルの言葉を思い出したシカクは、いのいちを諫め、ナルトのために道を譲るのだった。そしてついにナルトは、かつて同じ師・自来也の元で学んだ兄弟子、長門との対面を果たす…。
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大冒険!四代目の遺産を探せ(前編)
時はさかのぼって中忍試験本戦前。来るべき試合に向けて修業に励んでいたナルトは、自来也の口から「四代目の遺産」という謎の言葉を聞く。どうやらそれは四代目が残した究極の忍の極意のことらしい。七班の中忍試験突破のため是が非でも手に入れようと張り切るナルトとサクラ。それを聞きつけたチョウジら十班が道行に加わり、『究極の極意』を巡る過酷なる冒険が幕を開ける…!
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大冒険!四代目の遺産を探せ(後編)
四代目が残した記録を破り、極意を入手するため、襲い掛かる難題に挑んでいくナルトたち。しかし先を急ぐナルトの行動は仲間たちに度々ピンチを招いてしまう。さらに極意を狙う雨隠れの襲撃により、窮地に追い込まれる仲間たちの元に現れたある人物とは…。果たしてナルトたちは四代目が残したという、忍の極意を手に入れることができるのか…?
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出逢い
辿りついたナルトを迎える、長門と小南。世界にはびこる憎しみとどう向き合うか――長門の話を聞いてから、その答えを出すというナルトの言葉に応じる長門は、静かに過去の出来事を語り始める。大国に巻き込まれ戦場となった雨隠れに暮らしていた幼い長門は、両親を木ノ葉の忍に殺され、天涯孤独となった。わずかな食料も底をつき、ついに行き倒れた長門の前に現れたのは、同じく戦争孤児である小南と弥彦だった。三人は身を寄せ合い、乱世を生きのびようとする。
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ペイン誕生
弥彦の夢をかなえるため、戦地を潜り抜け、自来也の元に辿りつく長門、弥彦、小南。自来也の元で成長した三人は、弥彦をリーダーに据え組織を立ち上げ、極力武力に頼らない平和を構築しようと活動を始める。しかしその頃、世界では岩・木ノ葉・砂の三大国間の戦争が行われていた。雨隠れの長・半蔵は長門たちの組織に、平和のために手を組もうと持ちかけるが…。
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うずまきナルト物語
長門の語る痛みの記憶に圧倒され、ただ俯くナルト。この呪われた世界に本当の平和など存在しない、自来也の言葉は全て虚構だと切り捨てる長門は、ナルトに投げかけた問いの答えを促す。全てを聞いたナルトが導き出した平和への答えとは…? 苛立ち、ナルトの答えを否定しようとする長門だが…。その脳裏に、遥か昔に忘れ去った自来也との会話が蘇る。
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木ノ葉の英雄
ナルトの選択に共感し、全てを賭けると決めた長門は最後の大術「外道・輪廻転生の術」を放つ。それは長門の命と引き換えに、この戦いで命を落とした忍たちの魂をこの世に呼び戻す、禁断の術だった。息絶えた長門と弥彦の遺体を連れ帰ろうとする小南。弥彦と長門の夢を受け継いだナルトは、師匠と兄弟子から貰った大切なものを胸に、変わらずに平和を掴み取ってみせると小南に約束する。
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新米教師イルカ
ペイン戦で瓦礫の山と化してしまった木ノ葉の里。復興のため、アカデミー跡地を片づけようとするイルカは、校門前にあったブランコのついた木が無事であることに気づく。それはいたずらっ子だったアカデミー時代のナルトがよく乗っていたものだった。イルカは当時のことを懐かしく思い出す。当時新米教師だったイルカは、火影・ヒルゼンより押しつけられた問題児ナルトに手を焼いていた。九尾に両親を殺された過去を持つイルカだが、憎しみを押さえ込み、あくまで一生徒として距離を置いてナルトに接しようとするが…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ イルカの試練
ことあるごとに優等生のサスケに噛みつき、逆にクラスの笑いものになる日々を送っているナルト。しかしイルカは自分の両親を奪った16年前の九尾襲撃事件のトラウマから、ナルトに教師としてうまく接することができないでいた。たわいない悪戯を上手にいさめることができず、ついにナルトは「もうアカデミーにはいかない」と宣言し、学校に来なくなってしまう。自信を失い、三代目に担任を外してくれるよう頼むイルカだが…。しかしヒルゼンはそんなイルカを冷たく突き放すのだった。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ イルカの決意
木ノ葉の森では昨晩、侵入しようとした他国の忍との戦闘があった。まだ森が危険な状態にあるとも知らず、ナルトはクラスメイトたちの「仲間」に入れてもらうため、忍者の死体から戦利品を奪おうと森に入ってしまう。すぐに追いつき、連れ帰ろうとするイルカだが、ナルトは激しく拒絶する。ナルトの抱える孤独を垣間見、ハッとするイルカだったが…。その時、仲間の密書を探していた敵の忍たちがナルトとイルカに襲い掛かる…!
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 担当上忍はたけカカシ
ペイン戦直後、火の国の大名殿では、大名の前にご意見番、ダンゾウ、シカク、などの重役が集まり、木ノ葉の里復興のための会議が行われていた。ダンゾウは倒れた綱手に代わる新たな火影を選出すべきと提案するが…。一方、木ノ葉の里ではカカシとナルトが綱手の見舞いに訪れていた。意識が戻らない綱手を案じるナルト。その横顔を目にしたカカシは第七班結成直前の、とある出来事を思い出す。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ イナリ、試される勇気
手分けして、里の復興作業に取り掛かる忍たち。ヤマトの木遁忍術で更地に建物を建築してゆくも、再生までの道のりは遠く思えた。そんな中、ナルトとサクラは懐かしい人物に遭遇する。それはかつて波の国で出会った大工、タヅナとイナリだった。二人は他の大工仲間とともに、木ノ葉復興のため、駆けつけたのだという。再会を喜ぶナルトたちは波の国の任務直後に起こったある事件に想いを馳せる。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ ナルト、仇討ち指南塾
イナリ、タヅナと久々の再会を喜び合うナルトとサクラ。二人は波の国の任務のすぐ後に巻き込まれたある出来事を思い出す。約三年前、「逃げ出したダチョウを捕まえて連れ戻す」というD級任務を終えた第七班が立ち寄ったとある宿場町では、無念の死を遂げた親戚の仇を討つべく、ツカドという男が犯人の男(カタズ)に仇討ちを仕掛けようとしていた…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 我愛羅『絆』
木ノ葉壊滅の報は砂の国にも届いていた。自国に有事が起こった場合に備え、一人黙々と傀儡を仕込むカンクロウ。するとそこに我愛羅とテマリがやってくる。同盟国である木ノ葉の惨状を案じるカンクロウとテマリに、「あの里にはうずまきナルトがいる」と呟く我愛羅。その脳裏に、木ノ葉崩し後にナルトたち木ノ葉の第七班と共同で行った、ある任務での出来事が蘇る…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ ナルト・アウトブレイク
綱手の看病をしているサクラの元を訪れるナルト。戦いでの疲れを微塵も感じさせないナルトの元気な様子に、サクラは昔里で起きたある騒動のことを思い出す。三年前、サクラが突如高熱に襲われ、倒れたことがあった。その症状はある村で発生した「忍のチャクラを熱に変えてしまう謎のウイルス」による症状と酷似しており――最後にサクラと接触したナルトには、その村を訪れた記録があったのだ…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 出撃!テンテン班
里の復興のため、必要な忍具を調達しに「木ノ葉忍具研究所・分室」を目指すテンテンとネジ。人里離れた山中にある施設を目指す二人は、かつて研究所を訪れた時に起きたある事件のことを懐かしく思い出す。当時、怪我の治療のため任務につけないリーの代わりにナルトを加えた三人一組で研究所に赴いたテンテンとネジは、風変わりな忍具研究者イオウとその助手ショウセキに迎えられるが…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ アニマル番外地
とある森の中、ひしめく子供ダチョウを前に立つ風格ある一羽のダチョウ――名はコンドル。コンドルはかつてナルトたち第七班が捕獲したダチョウである。しかし逃亡を繰り返し、修業を重ねたコンドルは今では人語を操る忍ダチョウに成長していた。興味津々の子ダチョウたちを前に、コンドルはナルトと繰り返した闘争の歴史を語り始める…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ ああ、青春の漢方丸
中忍試験で我愛羅戦に受けた傷が癒えず、ロック・リーが入院生活を余儀なくされている頃。ふとしたことから、ナルトはリーのためにガイが作成した特性青春ドリンクを飲み干してしまう。慌ててガイにドリンクの追加作成を依頼するが、そのために必要な薬『徐福草』の在庫は切れてしまっていた。次の任務の行き先が徐福草の生息地だと知ったナルトは、リーのため、徐福草の入手を決意するが…。
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ド根性師弟忍風録(前編)
里を抜けたサスケを取り戻すため、暁から己を守る術を身につけるため、自来也とともに修業の旅に出たナルト。写輪眼が得意とする幻術への対抗策を身につけさせようと考える自来也は、昔世話になったという村へナルトを連れて行くことにする。村を囲む樹海には特殊な磁場があり、脳内のチャクラに影響を与え人々を幻術に似た状況に陥れるのだ。到着した自来也は顔見知りの少年タニシと再会するが…。
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ド根性師弟忍風録(後編)
村は雨隠れの半蔵の右腕であった忍、カンダチによって人質を取られ、完全に支配下に置かれていた。村を救おうと立ち上がるナルトと自来也だが、雨忍の報復を恐れたタニシがナルトたちの正体をばらし、作戦を台無しにしてしまう。怒り狂い、人質を口寄せの生贄にしようとする雨忍たち。力を合わせ、村人たちを救おうとするナルトと自来也だが、カンダチの口寄せ・貝螺王の能力に追い詰められていく…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ サスケの肉球大全
猫科の肉球スタンプを集めた書『肉球大全』を完成させるため、サスケたち第七班に最後の一枚を取ってくるよう依頼する武器商人の猫バア。Dランク任務のため、カカシ抜きの七班が任務に向かうことになるが、その最後のターゲットというのは忍猫界の裏を仕切る超大物・猫又だった。難攻不落の砦に守られ、数多の忍猫を従える猫又の元に潜入するため、ナルトたちがとった秘策とは。そしてその任務には衝撃の秘密が隠されていた…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ ナルトと老兵
時は里が木ノ葉崩しを受けた直後の頃。虎視眈々と里を狙う他国の忍たちへの牽制のため、ナルトは上忍ハヤマの隊に参加し北の国境パトロールに赴くことになる。しかし隊には、とても忍には見えない鉄鍋を背負った老人がいた。名はコスケ。万年下忍の異名をとるコスケは五十年も下忍として働いているのだという。夜営を続けながら警戒を続けるナルトたちだが――襲撃をかけてきた敵の規模は、予想を遥かに超えるものだった。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ カカシ恋歌
任務帰りのナルトたち第七班は、暗部に引っ立てられて行く美しい女性を目撃する。名はハナレ。女芸人に扮して木ノ葉の情報を探ろうとしていたくノ一だという。ハナレの任務内容と背後にある里を調べるべく、早速情報部の面々によって、ハナレの尋問が開始されるが、強情ハナレはけして口を割ろうとしない。ならばといのいちが直接ハナレの脳内に探りを入れると、そこにはなぜか幼い頃のカカシの姿が映り込んでいた…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ ネジ外伝
中忍試験本選の最中、ナルトに敗北したネジは医務室で傷を癒していた。気遣ったテンテンが見舞いに訪れたその時――大蛇丸による木ノ葉崩しが勃発する。里が混乱の坩堝と化す中、客席に駆けつけるネジとテンテンは傷つき倒れた日向の長老を発見する。長老は試合観戦に来ていた雲の忍二人組によってヒナタが連れ去られたことを告げ、ネジに白眼の奪還を命じる。テンテンと、キバと赤丸が任務に加わり、基本小隊でのAランク任務がスタートする。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 二度死んだ男
自主練を終えた帰り道、岩に張られた奇妙なお札を発見するナルト。深く考えずに剥がして帰るが、その晩寝ていると、枕元に男の幽霊が現れる。ビックリするナルトだが、幽霊のほうも自分がお化けになっていることに驚いている様子。なんと幽霊は記憶喪失だったのだ。お札に残っている文字から幽霊の名が「寄介」であることはわかったが…。一方その頃、木ノ葉の里では新たな警備網を実現すべく、重大な会議が行われていた。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 最悪の二人三脚
大名の妹が大切にしている黄金像を取り戻すため、盗賊を追う第七班。二手に分かれる必要があるため、連絡手段を残してカカシが去った所で、件の盗賊団が目の前に現れた。指示通りカカシに連絡しようとするサクラだが、功を焦ったナルトとサスケが飛び出してしまう。結果、黄金像は取り戻せたものの、連絡手段は奪われ、サクラが人質となってしまった。さらにまずいことに、敵の術によってナルトとサスケの手はゴムボールに包まれ、完全に繋がってしまい…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 連携、第十班
長年盗賊弾の被害に悩まされているとある村に派遣される、第七班と第十班の面々。断崖にあり、天然の要塞と化した盗賊のアジトを叩くため、上忍のカカシとアスマは潜入ルートの確保に出向く。残された下忍たちだが――その目前で、寝返った元盗賊団のトウフウが敵にさらわれてしまう。のっぴきならない事態に緊張する下忍たち。知将と呼ばれるバジ率いる数十人の盗賊と、人質、頑強な砦を前に「策士」シカマルが打った手とは…。
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過去篇~木ノ葉の軌跡~ 闇への疾走
ナルトの驚異的な成長に焦りを覚えるサスケ。イタチに歯が立たなかった己のふがいなさに苛立ち、ナルトとの対立を深めつつあった。このままでは任務に支障をきたしかねないという綱手の判断で、サスケとナルトに別々の任務を与えて、冷却期間を設けることに…。ナルトとサクラは大名縁者の娘ナホを村まで送るという任務につくが、何故かナホは護衛をサスケに頼みたいと駄々をこねる。一方、火の国領内に入り込んだ忍の偵察に出るサスケとカカシは、とんでもない事実に突き当たっていた。
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六代目火影ダンゾウ
跡形もなく崩壊した木ノ葉の様子に唖然とする雲隠れのサムイ小隊。ともかく雷影より預かった書状を火影に渡そうとするが、現れたダンゾウは自分が新たな火影であることを告げ、書状を受け取るのだった。一方、駆けつけたキバにより、倒れた綱手のかわりにダンゾウが火影になったこと、さらに抜け忍としてサスケを始末する許可を出したことを聞くナルトとサクラ。憤り、ダンゾウに撤回させようとする二人だが、カカシは逸る二人を制止する。
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五影会談前夜
雲隠れのカルイ、オモイに連れられ、サスケについての情報を渡せと迫られるナルト。二人が師匠を想う気持ちに打たれ、一度は情報を渡すことを了承したものの、やはり仲間を売ることはできないと思いとどまる。その代わり、気がすむまで殴ってくれと申し出るナルトに向かって、容赦なく拳を叩き込んでいくカルイ。無抵抗に殴られ続けるナルトを見つめる、サイの胸中にあるものとは…。一方、火影となったダンゾウは五影会談に出席するため、根の者の中から手練れの護衛を呼び出すのだった。
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五影登場!
各里の人々に見送られ、五影会議へと旅立っていく五影たち。同じく議場へと向かうダンゾウは、道中、謎の忍たちの襲撃を受ける。戦闘にてこれを殲滅するダンゾウは、なんとしても今回の会談を成功させ、火影としての足場を固めようと考えていた。一方、雷影にサスケの助命嘆願をするため、ヤマト、カカシとともに旅立つナルト。五影会談の開催前に雷影に接触すべく、サムイたちの尾行を開始するが…。
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ナルトの嘆願
雷影と対面するナルト、カカシ、ヤマト。サスケ抹殺に始まる復讐の連鎖を食い止めるべく、土下座してサスケへの処分撤回を嘆願するナルトだが、雷影はまったく取り合わなかった。無力感の中、涙を流しうなだれるナルト。一方、五影会議開催国である鉄の国に次々と到着する五影たち。それぞれの思惑を腹に抱えたまま、互いを訝る剣呑なの空気の中、五影会議が幕を開ける。
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苦渋の決断
暁に対抗するため、忍連合軍の結成を呼びかけるミフネ。連合軍の指揮を火影に持たせたいと提案するが、それはダンゾウの策略によるものだった。ダンゾウは右目に人を意識下で操る瞳術の使い手であった、うちはシスイの瞳を隠していたのだ。一方、木ノ葉の里ではサクラの元をサイが訪れていた。告げられたナルトの行動に驚くサクラに、サイはサスケ同様、サクラもまたナルトを苦しめているのではないかと問いかける。
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疾走(はし)る雷(いかずち)
突如、ナルトの前に現れたマダラ。カカシとヤマトは戦闘に突入するが、ナルトに興味が出てきたと語るマダラは、ナルトたちにイタチの身に起きた真実を語り始める。一方、鉄の国ではサスケたちの侵入に気づいた侍たちと鷹の面々の戦いが繰り広げられていた。次々と侍たちを薙ぎ払いながら、標的であるダンゾウを探すサスケだが…。その眼前に、怒りを滾らせた雷影と雲隠れの忍たちが立ちはだかる。
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サスケの忍道
マダラからイタチの真実を聞かされ、茫然とするナルトたち。更にマダラは伝説の六道仙人とその後継者である二人の息子に端を発する、永劫に続く憎しみの呪いとうちは一族の関係を明かすのだった。一方、鉄の国ではダンゾウを狙うサスケと迎え撃つ雷影が、互いの身を削る、激しい死闘を繰り広げていた。『天照』の黒炎をものともせずに攻撃を仕掛ける雷影だが、突如両者の間に風影・我愛羅が割って入る…。
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五影の実力(ちから)
我愛羅、テマリ、カンクロウ、ダルイによる総攻撃を『須佐能乎』で防ぎ、フロアそのものを破壊するサスケ。感知能力を持つ香燐を引きつれダンゾウのいる会場を目指すが、襲撃の混乱の中、ダンゾウ一行は会場から姿を消してしまう。すぐさま追おうとするサスケだったが、その前に水影が立ち塞がった。水影と土影の二人を前に、サスケは新たな戦いへと突入する。
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宣戦布告
突如、目の前に現れたうちはマダラに驚く四人の影たち。マダラは救い出したサスケを時空間忍術で隔離すると、自らが掲げる『月の眼計画』の詳細について語り始める。マダラは九匹の尾獣のもととなった化物『十尾』を復活させ、自らその人柱力となり、世界を幻術にかけるつもりだという。「残り二匹の尾獣を差し出せ」との要求を拒否する四人の影たちに、マダラは第四次忍界大戦を宣戦する。
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サクラの想い
マダラの宣戦布告を受けた影たちは雷影を長とし、忍連合軍を結成。早速、大名の承認を求めることになる。その頃、鉄の国の宿屋ではナルトの元にサクラたち一行が到着していた。サクラがナルトに切り出した「大事な話」の内容に驚くナルトだが…。また同じ頃、遠方の地では演歌忍者キンちゃんに弟子入りしているキラービーの元に招かれざる客、暁の干柿鬼鮫が到着していた…。
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尾獣VS尾のない尾獣
八尾入手のためにやってきた鬼鮫との死闘を繰り広げるキラービー。尾獣のチャクラをまとい戦うが、大食いの鮫肌は次々とビーのチャクラを喰らい、刀身を巨大化させてしまう。鮫肌は敵対する者のチャクラを奪い、刀の持ち主のスタミナにする能力を持っていたのだ。鮫肌より強大なスタミナを得た鬼鮫は、『尾のない尾獣』の真の実力を見せつける。一方その頃、逃げたダンゾウを追う青は、ダンゾウ配下のフーが仕掛けた恐るべき罠に捕らえられていた。
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親友(とも)として
サイの墨分身からサクラが言えなかった真実を聞くナルトたち。サスケを想うが故に、一人でサスケを殺すことを決意したサクラの壮絶な覚悟にナルトはただ絶句する。そこに到着し、五影会談で起きた事件のあらましを伝える砂の三兄弟。我愛羅は自らの方針を伝え、「サスケの友としてナルトがすべきこと」を問いかける。一方その頃、追っ手から逃れ先を急ぐダンソウたちの前に、突如マダラが現れた。
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ダンゾウの右腕
風影たちからの情報を受け、今後の行動を決めるカカシたち。カカシがサクラを止めに向かい、ヤマトとナルトは先に里に戻ることになるが、一連の出来事に苦悩するナルトは過呼吸の発作を起こし、倒れてしまう。その頃、サスケは因縁の敵ダンゾウと対峙していた。ダンゾウの右手から現れたあまたの写輪眼に激怒するサスケは「イタチにうちは一族を抹殺させたのは本当か」と真実を確かめようとする。
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禁じられた瞳術
攻撃が通じない、ダンゾウの不可思議な術に翻弄されるサスケ。途中ダンゾウの呪印に動きを封じられるも、須佐能乎を完成させ、さらなる攻撃を仕掛ける。その中にできた一瞬のヒントに注目し、ダンゾウの術分析を始める香燐。間違いないと確信を得るマダラ。ダンゾウが用いているのはうちは一族の中でも禁術とされていた瞳術イザナギ…。代償と引き換えに幻と現実の狭間をコントロールできる究極の幻術だったのだ。
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志村ダンゾウ
ぶつかり合い、互いに刺し違えたかのように見えたサスケとダンゾウ。勝負はイザナギを使うダンゾウの勝利に見えたが、ダンゾウは一瞬の隙を突いたサスケの幻術に落ちていた。イザナギの有効時間が既に尽きていたことを知らず、深手を負うダンゾウ。そして制御できなくなった初代火影の細胞が暴走を始める。目的のため何とか生きのびようとするダンゾウは、香燐を人質に取るが…。
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サクラの覚悟
仲間たちとともにサスケの行方を捜すサクラたち。鋭い嗅覚でサスケの居所を突き止めるキバ。するとサクラは突如、皆を眠り玉で眠らせようとする。サクラが始めからサスケを一人で倒す気でいたことを知り、憤るキバとリー。しかしサイがカカシの命によりサクラ、リー、キバをその場にとどめようとしたことから仲間割れが起きてしまう。だがその隙を突いて動き出すサクラ。サスケの元にひた走るサクラの胸に、懐かしい思いが蘇る。
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失われた絆
過呼吸の発作から、宿での休息を余儀なくされるナルト。友としてサスケにすべきことはなんなのか。じっと考え込むナルトの脳裏に、少年時代から続く、さまざまな出来事が思い起こされる。今は何も知らなかった少年時代とは違う。大切なモノを得た喜びと、それを失う痛みを経験したナルトが導き出す答とは…。ナルトは宿を抜け出し、サクラとカカシの後を追ってサスケの元に走り出す。
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背負うべき重荷
サスケの元に辿りつき、サスケに同行して里を抜けると宣言するサクラ。その行動を疑うサスケは「自分の望みは木ノ葉を潰すこと」と伝えた上で、瀕死の香燐に止めをさしたならサクラの行動を信じると提案する。代わり果てたサスケの言動に息を呑むサクラ。クナイを握り締め、香燐を前に逡巡するその背中に、突如、殺意のこもったサスケの千鳥が襲い掛かる。しかし、間一髪でカカシが駆けつける。
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宿命のふたり
あわやという所で、サスケからサクラを奪い返すナルト。サスケの行動をとがめるナルトに、サスケは自らの手でダンゾウを殺めたことを告げる。うちは一族を穢した木ノ葉の全てを殺しつくし、うちはを浄化すると宣言するサスケ。その闇の深さに言葉を失うサクラ。カカシは師である者の勤めとして二人を逃がしサスケと闘おうとするが、隙を突かれてナルトに止められてしまう。制止を無視して、サスケ目掛けて突っ込んでいくナルト。迎え撃つサスケ。今、渾身の螺旋丸と千鳥がぶつかりあう。
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一流の忍
「一流の忍同士なら拳を交えただけで互いの心の内がわかる」 かつて週末の谷でのサスケの言葉のままに、サスケの心の内を読み取るナルト。それはサスケも同様だった。自分たちは一流の忍となったと告げるナルトは自分たちが戦えば二人とも死ぬのだと告げる。死の覚悟を持って憎しみの全てを自分にぶつけろと語るナルト。苛立ちを噛み締めるサスケの問いかけに対する、ナルトの答えとは…。
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潜入者
雷影に連れられ、雷の里に帰還するビー。感涙するオモイとカルイと久々の対面を果たす。ビーに懐き、側を離れようとしない鮫肌だが…、その行動の影には暁の思惑があった。一方その頃、香燐を連れ、眠らせた仲間たちを回収して木ノ葉へ向かおうとするナルトたち。しかし目覚めたサイの舌からは呪印が消失していた。ダンゾウが死んだため、術が解けたのだ。同じ理由でダンゾウの死に気づく木ノ葉の根の者たち。木ノ葉に静かな動揺が広がってゆく。
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動き出す大国
中継会談で忍連合軍を承認する五大国の大名たち。影たちはそれぞれの里へ帰還し、すぐさま戦争の準備へと動き出す。上役たちに召集をかけ、これまでの経緯を説明する我愛羅。五影会談に容易く潜入した暁の力と、ダンゾウの死の報告に戦慄する忍たち。我愛羅はマダラの抱く野望を語り、この戦いに勝たねば世界は終わると告げる。同じ頃、木ノ葉に到着するナルトたち。ナルトは出迎えるシカマルに、仲間たちを集めるよう頼む。
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火影はたけカカシ
集めた仲間たちにサスケは自分一人で倒すと宣言するナルト。釈然としない仲間たちだが、ナルトはそれ以上を語らない。一方そのころ、カカシは火影不在の事態を打開するため、木ノ葉の上役たちから正式に火影就任の打診を受けていた。そこへカカシを永遠のライバルと呼ぶガイがやってくる。久々に真剣勝負をカカシに持ちかけるガイ。しかしそれは深い覚悟故のことだった。激しく火花を散らす、上忍二人。その勝負の果てに待ち受けるものとは…?
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大ガマ仙人の予言
妙木山にて、自来也より託された四象封印の鍵をどうするべきか話し合う、ガマ寅、フカサク、大ガマ仙人。鍵であるガマ寅がナルトに蔵入りするのが自来也の遺言ではあったが、それは九尾が暴走しかねない危険な行為でもあった。答を得るため、ナルトを呼び寄せ、予言を与えることにするが…。その頃、昏睡から目覚めた綱手は事態を把握し、戦争への準備を開始する。
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蔵入り
妙木山にて予言を受け、ガマ寅を自分の中に蔵入りさせることになるナルト。しかし、蔵入りを前に不安を覚え、思わず手を止めてしまう。九尾のチャクラには憎しみの塊である九尾の意志がついてくるものであり、自分を強く保とうとしてもそれを制するのは容易ではない。ナルトが負ければ、この世に九尾が完全復活してしまうのだ。恐れ、逡巡、後悔、決意。そしてナルトが選び取る選択とは…? 一方その頃、遠方の地ではマダラとカブトが接触を果たしていた。
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五影の決断
綱手より第四次忍界大戦の開始が近いことを告げられるサクラ。迫り来る戦争の気配を察しているチョウジに、開戦が近いことを告げるシカマル。木ノ葉の面々それぞれが、来るべき戦争を前に、守るべきもののため、静かに覚悟を決めていく。その頃、雲隠れの里では五影が集まり、今後の方針を相談していた。全体決定として人柱力を隠す条件を飲む代わりに、綱手が雷影に願ったこととは…。
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青年と海
「人柱力を隠す」という作戦をナルトに気取られぬよう、建前上ナルトに極秘任務を与えて旅立たせる綱手。予言のタコ探しに胸を躍らせつつ、ヤマト、ガイ、アオバとともに船旅に出るナルトだが、突如その前に難題が持ち上がる。出航する湾の出口に船を襲う化物が出現するため、船乗りたちが船を出さないのだという。先を急ぐため、化物退治を引き受けるナルトたちだが…。その最中、ナルトたちは化物に果敢に立ち向かおうとする一人の青年に出会う。
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紅州の商忍
なれない船旅のせいで船酔いになってしまったナルト、ヤマト、ガイ、アオバの一行。特にひどいのはガイで、一行はひとまず付近の無人島に立ち寄ることにする。ナルトたちはその島で、サクラ、いの、チョウジと出会う。この島は薬草の宝庫といわれる島で、サクラたちは綱手の指示で薬草を集めに来たのだ。ナルトはガイが回復するまでの間、サクラたちの薬草集めを手伝うことにするが、見つかるはずの薬草が見つからない。それもそのはずで、薬草はすでに紅州(ベニス)という小国の商忍たちがあらかた採集したあとだった。手ぶらで里に帰ることもできないサクラたちだが、商忍たちも多くの薬草を手に入れようとあらゆる手段を駆使してくる…。
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呪われた幽霊船
たちこめる濃霧のために、ナルトたちが乗る船は、海上で立ち往生を余儀なくされていた。暇をもてあました一行は、なぜか怪談話で盛り上がるが、お化けや幽霊の話が大嫌いなナルトは、強がってはみるものの怖くてたまらない。そんな中、霧の中から一隻の船が現れる。ナルトはそれが、先ほどの怪談話で聞いた幽霊船ではないかと思いおびえるが、乗っていたのは幽霊ではなく、ヒシャクという名前の少年水夫だった。だが、それなりの大きさの船でありながら、その船にはヒシャク以外の乗組員が一人もいない。不審に思ったヤマトがその理由をたずねてみると…。
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戦艦の島
航海の途中、突然、砲撃にさらされるナルトたちの船。砲撃は巨大な戦艦を思わせる島からのもので、そのあまりの激しさについにナルトたちの船は大破してしまう。この島は、付近の海を荒らしまわる海賊たちのすみかだったのだ。金になるものは鉄くずから人間まで根こそぎ奪い去ろうとする海賊たち。その追っ手から逃れるため、ヤマトが木遁で作り出した即席の潜水艇で海中を進む一行は、偶然、見つけた海底洞窟に、一旦、身を隠すことにする。そこでナルトたちは驚愕の光景を目にする。非道な海賊に怒るナルトは、ヤマトたちとともに奇策を使って海賊に挑む。
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忘却の島
相変わらず船酔いがひどいガイが、飛んできた巨鳥に連れ去られた。ガイを助けるため、巨鳥が飛び去った方向にある島へと上陸するナルト、ヤマト、アオバ。早速、ガイの捜索を始めようとするが、その時三人は一人の女性を見かける。話を聞こうと声をかけるアオバ。だが、なぜか女性は逃げるようにその場から立ち去ってゆく。思わず後を追ったアオバは、辿り着いた廃墟にあった資料から、この島に隠された恐ろしい秘密を知る。一方、アオバと別れ、別の方向を進んでいたナルトとヤマトは、次々と現れる巨大生物やバケモノたちを相手に悪戦苦闘していた。
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闘えロック・リー!
それは昔、ガイの愛弟子・リーが、必殺技・裏蓮華を習得したお祝いをした翌日のことだった。あまりの喜ばしいできごとに、ハメをはずして飲みすぎたガイは、途中から記憶をなくしていた。それはなぜか夕べ一緒にいたリーも同じで、二人とも必死で記憶の糸をたぐりよせる。そしてガイは、漠然と思い出した記憶の中からある結論に辿り着く。どうやら自分はお祝いの席に選んだ店で、酔っ払った挙句、大暴れをするという醜態をさらしたらしい。何とかして師匠の面目を保ちたいガイは、リーの記憶が戻らないようにと、いきあたりばったりのでたらめな修業に巻き込み、気をそらそうとする。
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食うか食われるか!踊るキノコ地獄
水と食料の補給のため、ナルトたちの船はとある港に立ち寄った。ヤマトの指示で食料調達に向かったナルトは、そこで一人の野菜売りと出会い、すすめられるまま珍しいキノコを買う。ところが、港での補給を終え、次の航海へと出発した船をとんでもない悪夢が襲う。 はじまりは急に体調を崩したヤマトが倒れたことだった。その後、食糧倉庫に見たこともない毒々しいキノコが大繁殖し、食料はおろか水までもが浸食されていることが判明。だが現在いる海域の特殊な海流のせいで、先を急ぐことも陸に立ち寄ることもできない。ナルトたちのサバイバル生活が始まった!?
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影の逆襲
数日間続く嵐に翻弄されているナルトたち。ナルトは影分身を動員して膨大な仕事を片付けていくが、散々いいようにこき使われ、挙句上から目線の本体ナルトの態度に、影分身たちの不満が一気に爆発。本体ナルトを監禁し、待遇改善を要求すべく反乱を起こしてしまう。慌てて影分身を解こうとするナルトだが、術はなぜか解けず…。仕方なくヤマト、アオバ、ガイら上忍による救出作戦が開始されるが…。
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閉ざされた航路
大戦を控え、仲間たちの命を預かる責任を重く感じているシカマル。その考えを見透かしたように、シカクはシカマルを遠方の任務に送り出す。それは航路の途中の藻屑島にて、ナルトたちと合流し、物資を補給する任務だった。無事目的を果たし、島を出ようとする一行だが、突如船は霧に包まれ、羅針盤の動きが狂い始める。そして襲い掛かる幾つもの危難…。なんとかやりすごして海域から脱出しようとするナルトたちだが、船は同じ場所を回るばかり。しかもこの現象は幻術ではなかった。
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木ノ葉の女子会
日向一族の集まりに召集されるヒナタ。当主のヒアシは集めた面々に、第四次忍界大戦に向けた一族の体制について説明する。ヒアシは後詰め、ハナビは若すぎるとの理由から、前線ではネジが一族を纏めるよう指示するヒアシ。宗家の嫡子を飛び越えての人選にざわめく日向家の面々をよそに、紅の見舞いに向かうヒナタ。見送るネジの脳裏には、この三年間ヒナタとともに行った修業の日々が蘇っていた…。
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参上、偽?ナルト
海からはなれ、久しぶりに陸を進むナルト、ヤマト、ガイ、アオバの前に「木ノ葉隠れのうずまきナルト」を名乗る盗賊が現れた。しかしその見た目は当のナルトには似てもに似つかない。本人を前に正体がバレ、やぶれかぶれでナルトに戦いを挑む盗賊。そこへ盗賊を追っているという忍者が現れた。実はこの二人は仲間で、出世を夢見て名前を売るため、あちこちで自作自演の大捕り物を繰り返していた。そんなこととはつゆ知らないナルトたちは、現れた男に盗賊の身柄を渡し先を急ぐ。だが、「盗賊・うずまきナルト」のウワサは思いのほか広がっており、そのせいでナルトをかたる二人は窮地に立たされる。
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ナルトの愛弟子
大戦を前に、木ノ葉隠れの里は準備に追われていた。緊張感の高まる里の様子にいつになく気持ちがたかぶり、自分も先輩忍者たちとともに戦場で敵と戦い手柄を立てようと意気込む木ノ葉丸。だが、まだ若く、見習いの身である下忍の木ノ葉丸が戦場にかりだされるはずもない。そこで、仲間のウドンやモエギを巻き込んで、どうしたら手柄を立てられるかについてサクラやシマカルたち先輩忍者の話を聞こうとする。だが、誰一人として取り合ってくれず悔しい思いをするのだった。ウドンとモエギは功を焦る木ノ葉丸のことを心配するが…。
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撫子のくノ一
とある港に辿り着いたナルトは、女性ばかりの忍者の里・撫子の里の次期里長・シズカとその従者・トキワと出会う。聞けば二人は自来也の弟子を探しているという。撫子の里では、里長になるくノ一が、自分と戦って勝った男を婿にむかえるというならわしがあり、数十年前には自来也が、先代里長の婿候補となったことがあった。だが、その時は戦いの決着がつかず、二人は勝負を自分たちの弟子に託した。師匠たちの勝手な取り決めにより、シズカと戦うことを強要されるナルト。だが、お互いの気持ちを無視した婿選びのやり方に納得がいかず…。
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仲間の背中
木ノ葉隠れの里で忍者アカデミーの生徒たちを指導するシノは、生徒の質問に答えるため、自分がまだ下忍だった頃の思い出を話し始めていた。ある時シノたち第八班は、ターゲットの盗賊忍者を追い詰めたものの取り逃がしたことがあった。その原因の一つは、シノが敵に弱点をつかれたことだった。三人に恩師の紅は里の温泉地に行くよう指示する。温泉地でキズを癒しながら、キバやヒナタと修業に励み、苦手だった接近戦にも対応できるようになってゆくシノ。そんな時、シノたちが取り逃がした敵が近くにいるとの報せが入る。だが、自分のいたらなさで任務に失敗したことを気にするシノは、キバやヒナタの仲間として戦うことにまだ迷いがあった…。
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ああ、憧れの綱手様
大戦に備え、リーの八門遁甲を強化する修業につき合うテンテン。テンテンが放った金属人形を持ち上げるべく、滝つぼに飛び込むリーだが、なかなか水面に浮上してこない。「さっさと上がってきなさいよ、リー!」と仲間の力を信じ、声の限りに激励するテンテン。滝つぼを見つめるテンテンの脳裏には、少女時代に描いていた夢と、努力と熱血で走り続けたこれまでの日々が蘇っていた。
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サイの休息
束の間の休息に、復興途中の里の散策をするサイ。壊れた民家に咲く見事な梅の花に誘われ、敷地内に入って行くと、縁側に詰まれた古い白地の襖が目に入った。その解体を待つ屋敷のふすまを前に、思いついて墨と絵筆を構えるサイ。サイはサクラやナルトと過ごした今までの日々、そして第七班の本当の仲間となった、とある任務のことを思い出していた。
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伝説の猪鹿蝶
偶然出くわした子供たちのけんかを、見事な連携で止めるいの、チョウジ、シカマル。すると一部始終を見ていた老下忍のコスケが三人の連携を褒める。以前、コスケはアスマ率いるいのシカチョウの連携術に危うい所を救われたことがあったのだ。当時を懐かしむシカマルたちに、コスケは木ノ葉崩しの最中にコスケの命を救った、もう一つの「フォーメーションいのシカチョウ」の話を聞かせるが…。
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キバの決意
いつの間にか大きく開いてしまった『里の英雄』ナルトとの差に、歯がみするキバ。差を縮めるべく赤丸とともに修業に励むが、なかなか成果が出ない。思い余って、通りかかったカカシに修業を願い出るが、生憎カカシは所用に追われていた。しかしキバの思いを汲んだカカシはキバの修業相手とするために八忍犬を口寄せする。拍子抜けするものの、早々に八忍犬を倒し、カカシ本人に修業をつけてもらおうと意気込むキバはパックンたちに挑んでゆくが…。
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カカシ、我が永遠のライバルよ
最後の補給地を前に、旅の終わりが近いことを感じるナルトたち。ここまで来ればもう安心だと安堵するガイとアオバだが、油断は禁物だと注意を促すヤマト。噂では最近、チャクラまでもコピーする変化の術があるという。気を引き締め、見張りに立つガイだったが…。その晩、うたた寝しているガイの元に現れたのは…。
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ナルトの誓い
水の国領内の小島にて最後の補給を行うナルトたち。同じ頃、土隠れの赤ツチと黒ツチは水影宛の書状を携え、土影の使者として同じ島に降り立っていた。しかしそこへ突如、霧隠れの忍たちが襲い掛かる。通りかかったナルト、迎えに来た長十郎が助太刀に入るが、仲間の一人が深手を負ってしまう。この襲撃を企てたのは霧の上忍、巌流。巌流はヨスガ峠の悲劇と呼ばれる、ある事件の生き残りだった…。
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上陸!楽園の島?
ナルトたちは海での長旅を終え、ついに目的の島にたどり着いた。いよいよ大ガマ仙人の予言のタコに会えると大喜びのナルトだが、島に到着して早々、現れた化け物イカにナルトが捕らえられてしまう。それを助けてくれたのは、タコならぬ八尾の人柱力・キラービーだった。キラービーが尾獣を完全にコントロールした人柱力であると聞いたナルトは、自分も九尾の力をコントロールするために修業をつけてもらおうとするが、キラービーはあっさり拒否。仕方なく島での世話役・モトイにキラービーの修業についてたずねると、モトイはナルトを「真実の滝」と呼ばれる場所に連れてゆく。
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キラービーとモトイ
モトイから、今のままでは尾獣を操るための修業に進むことができないと聞かされたナルトは、何かのヒントになるかもしれないと、キラービーについて詳しく話を聞くことにする。ナルトの気持ちを察したモトイは、かつて自分がキラービーに対して抱いていた気持ちと、自分が犯した過ちについて話し始める。キラービーとモトイがまだ子供だった頃、八尾はほかの尾獣同様、人間には従わず、暴走を繰り返し、そのせいで多くの犠牲者が出ていた。そんな中、モトイの父親が犠牲者の一人となり…。
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さらなる試練!ナルトVS九尾!!
キラービーという新たな師匠を得たナルトは、早速、尾獣の力をコントロールするための修業に取りかかる。キラービー、ヤマトとともに真実の滝の奥にある遺跡にやってきたナルトは、尾獣と対話できるシステムになっているという領域で、自らに封印された九尾と対峙。自来也から託された封印のカギを開ける。九尾の力をコントロールするためには、戦ってそのチャクラを自分のものにしなければならないのだ。ナルトと解放された九尾の戦いが始まった。
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オレンジ色の輝き
九尾の力をコントロールするため、自らの精神世界で戦いを繰り広げるナルト。それを現実世界で見守るキラービーとヤマトは、ナルトに現れた変化に焦りを隠せないでいた。憎しみの塊である九尾の影響を受け、一度はおさえ込んだはずの「闇」の感情が再びナルトの心の中に甦ってきたのだ。必死で抵抗するナルトだが、憎しみや絶望の感情は徐々にナルトを飲み込んでゆき…。だがその時、ナルトの前に思いがけない人物が現れる。
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狙われた九尾
時はさかのぼり、木ノ葉隠れの里の長が、四代目火影だった頃。四代目火影・ミナトとその妻・クシナの間には、まもなく子供が生まれようとしていた。だがこの出産は、喜びと同時に大変な危険が伴うものでもあった。出産が迫ったある日、クシナは、三代目火影・ヒルゼンの妻に案内され、里から少し離れた場所に移動させられる。厳戒態勢の中、夫・ミナトに付き添われ、出産へとのぞむことになるのだが…。時を同じくして、木ノ葉隠れの里に不吉な影が近づいていた。
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四代目の死闘!!
突如現れた「仮面の男」に生まれたばかりの息子・ナルトを人質に取られ、強引に「飛雷神(ひらいしん)の術」で別の場所へと移動させられたミナトは、安全な場所にナルトを避難させ、クシナの元へと急ぎ戻る。仮面の男のターゲットはクシナだったのだ。瀕死のクシナを救い出し、仮面の男との戦いに突入するミナト。だが、強力な結界と厳重な警備をくぐり抜けるほどの力を持つ男との戦いは熾烈を極める。同じ頃、木ノ葉隠れの里では、封印を解かれた九尾の妖狐の襲来を受け、多くの忍たちが死闘を繰り広げていた。
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ありがとう
里への被害を最小限に抑えるため、自らの時空間忍術を使い、九尾ごと別の場所へと移動したミナトだったが、今の状況で使えるチャクラは残り少なくなっていた。そんなミナトに、やはり残されたチャクラの少ないクシナが力を貸す。クシナは九尾を道連れにして死ぬことで、夫や息子を救おうとしていたのだ。だがミナトにはクシナの覚悟が納得できない。生まれたばかりの息子を思う気持ちと互いを思い合うがゆえの言い争いの末に、ふたりはひとつの決断を下す。
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珍獣VS怪人!楽園の戦い!
ナルトが九尾のチャクラをコントロールするための修業に挑んでいることを聞いたガイは、自分も何か手助けできないかと真実の滝へとやってきた。そんなガイの前に突然、奇妙な虫のようなものが現れる。それは大刀・鮫肌と同化した“暁”の鬼鮫だった。鬼鮫は、鮫肌と同化することでキラービーに近づき情報を集めていたのだ。集めた情報を“暁”に届けるため逃走する鬼鮫。その鬼鮫にガイが追いすがる。鬼鮫はこれまで何度となく戦いを繰り広げ、その実力を知るガイに対し強力な術を発動するが、ガイにも隠された大技があった。
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鬼鮫という男
ガイとの激闘の末、ついに捕らえられた鬼鮫。アオバはその鬼鮫から“暁”の情報を抜き取ろうと記憶の中へと入り込む。かつての鬼鮫は、霧隠れの里で、仲間殺しなど裏の仕事をこなしてきた。仲間にとって敵なのか味方なのか、どこに向かっているのかもわからない自分を「偽りの存在」であると考えていた鬼鮫は、密かに霧隠れに潜入していたマダラに誘われるまま、“暁”のメンバーとなる。そして、自分と同じ同胞殺しのイタチとコンビを組むことにするのだが、鬼鮫の心には、いつかイタチの言った一言が印象深く残っていた。
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死へいざなう天使
木ノ葉隠れの里で出会ったナルトに希望を託し、長門と弥彦の亡骸とともに、故郷である雨隠れの里に戻った小南の前にマダラが現れた。マダラは、力を得るために長門の輪廻眼を狙っていた。マダラが自らの野望のため、いずれ自分の前に現れるであろうと予想していた小南は、この時に備えて周到な秘策を用意していた。仲間の亡骸とその思いを守るため、世界を混沌に陥れようとするマダラの野望を阻止するため、小南、決死の戦いが始まった。
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平和への懸け橋
やっとのことで追い詰めたものの、禁術を使い致命傷を免れたマダラに衝撃を受ける小南。その時ふいに、奇跡のような光景が目の前に広がる。やむことのなかった雨隠れの雨がやみ、美しい虹が現れたのだ。それを目にした小南の心に、再び希望がよみがえる。平和な世の中を目指して戦い、死んでいった仲間たちの思いを受け継ぎ、つないでゆけるのはナルトしかいないと考える小南は、その妨げになるであろうマダラを葬り去るため、さらなる戦いを挑む。
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ドS級極秘任務
鬼鮫に情報を盗まれ、自分たちの居場所が特定されてしまうと危惧するヤマトたち。ナルトとビーを移動させたいが、戦争のことを知られないよう、“動物たちの生態調査の極秘任務”として騙している以上、外に出す訳にはいかない。「移動はさせるがこの島にいてもらう」と言うモトイの秘策に従い、アオバはさらにS級ランクの極秘任務をナルトに与えて騙そうとする。一方、情報が盗まれたと報告を受けた忍連合本部は、敵がナルトを奪いにくると予測し、増援を島に送ることにする。その増援に名乗りを上げた人物とは…?
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芸術家再び
ヤマトたちがいる場所は、雲隠れが昔から飼っている島ほどもある巨大な大亀だった。その甲羅の中で、S級任務だと思い込み生態調査を続けるナルト。しかし、外ではナルトを奪いに来たカブトとデイダラ、それを阻止しようとする土影たちとの戦いがすでに始まっていた。大亀をひっくり返してしまう程のカブトの激しい攻撃と、デイダラの爆弾攻撃に苦戦する土影たち。激しい戦いが繰り広げられる中、黒ツチの活躍によりカブトを捕らえることに成功するが…?
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集結!忍連合軍!
ナルトを守り抜いた土影たちだったが、ヤマトが敵の手に捕らえられてしまう。外のことが気になり始めるナルトだが、ビーの機転により、尾獣のチャクラコントロールの修業に集中し始める。一方、マダラの居場所を突き止めた忍連合軍は先手を打つため、各部隊に召集をかけ大勢の忍たちを一箇所に集結させる。マダラ率いる“暁”も大量の白ゼツを用意し、手だれの忍たちを穢土転生で蘇らせ戦いの準備を進めていた。
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放送10周年4週連続特別企画「出会い」
ナルトとサスケ、二人が出会った頃。ナルトには両親がおらず、里の人々から九尾の化け狐と毛嫌いされ、孤独な日々を送っていた。一方サスケも、両親を殺した兄、うちはイタチへの復讐を胸に、孤独な日々を送っている。違うようで、似たような気持ちを抱えた二人。仲が悪いながらも、サクラやカカシという仲間と出会い、絆が芽生えてゆく。しかし、サスケは“うちは”の血を引く天才忍者。サスケとの実力の差に、ナルトは焦りを感じ始めていた。
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放送10周年4週連続特別企画「ライバル」
ケンカばかりのナルトとサスケだが、死の森での中忍試験では力を合わせ合格を目指す。しかし強敵、大蛇丸を前に足がすくんでしまったサスケは、信じられない力を発揮して戦うナルトを見て焦りを感じる。雨隠れの忍との戦いでも力を合わせて立ち向かうが、ナルトの予想以上の実力でピンチを切り抜ける。急激に成長していくナルトの存在を、無視することができなくってきたサスケはナルトに負けたくないという想いとともに、自分は復讐者であることを改めて心に誓う。
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放送10周年4週連続特別企画「亀裂」
サスケは仲間のために尾獣化した我愛羅と戦うが、力でも憎しみの強さでも太刀打ちできなかった。さらにイタチが現われ復讐に燃えるサスケだが、まったく歯が立たず、イタチへの復讐を果たすためだけに生きてきたサスケは絶望に打ちひしがれてしまう。自分の知らないところで異常なまでに強くなってゆくナルトに、自分の弱さを見せつけられるサスケ。さらなる力を求め、心が復讐の闇に染まり始めてゆくサスケの前に、大蛇丸からの使いが現れる。
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放送10周年4週連続特別企画「離別」
木ノ葉を抜け、大蛇丸の元へ向かってしまうサスケ。仲間だと信じ、命がけで助けようとサスケを追いかけるナルト、シカマル、チョウジ、キバ、ネジの五人だが、大蛇丸の使いである音の四人衆がそれを阻止しようと立ちはだかる。サスケのために傷つき倒れてゆく仲間たちの想いを胸に、サスケに追いついたナルト。ナルトは友であるサスケを止めるために。サスケはさらなる力を手に入れてイタチへの復讐を果たすために、終末の谷で、二人の想いが激突する!!
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友のために
それぞれの想いを胸に、テラスの上に立つ各部隊の隊長たちを見つめている戦闘大連隊の8万もの忍たち。一方、潜入偵察小隊がマダラのアジトを監視する中、ついに穢土転生部隊と10万もの白ゼツの大軍が出撃する。しかし、戦闘が始まるのは時間の問題というさなか、集結した各里の忍たち同士によるいざこざが起こってしまう。まだお互いを信用しきれていない忍たち。その対立の波紋が広がってゆく中、連隊長兼、第4部隊長の我愛羅が演説を始める。
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開戦!
上空から敵の領地内に入ったカンクロウを隊長とする奇襲部隊のサイやオモイたちは、森の中に本拠地を設営する。一方、領地内から逃げている潜入偵察小隊は“暁”側の奇襲部隊、デイダラとサソリたちの襲撃を受けていた。命からがら逃げ延びてきた偵察部隊のムタがカンクロウたちの前に現れるが、デイダラたちもやってきてしまう。味方の忍を操り、さらに穢土転生でかつての味方を蘇らせて攻撃してくる“暁”。奇襲部隊同士の激突により、戦争の幕が切って落とされる!
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サイとシン
穢土転生部隊との戦いを繰り広げる奇襲部隊のカンクロウやサイたちの前に、蘇ったサイの兄・シンが立ちはだかる。傀儡使い同士カンクロウはサソリと戦い、サイは不死身のシンの体を利用したデイダラの爆弾攻撃にかつてない怒りを見せる。戦いのさなか、サイの絵を見て少年時代を思い出すシン。幼い頃から生活をともにさせ兄弟のように育ててから、最後に殺し合いをさせて感情を殺す「根」のシステムの中で生きてきたサイとシンの過去が語られる。
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穢土転生の秘密
九尾チャクラモードのコントロールに慣れてきたナルトは、ビーの指導により人柱力が使う最強の術を覚えるため、尾獣の修業の最終段階を迎えていた。一方、みたらしアンコを生かしていたカブトを信用していないマダラは、穢土転生の術には本当に生きた体が必要なのか、その術のすべてを説明しろとカブトに問い詰める。輪廻眼を手にしたマダラを相手にするのは不利だと悟ったカブトは自分の思惑を胸に、穢土転生の術の説明を始める。
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宿敵との再会
上空をゆくサイとオモイたちを白が襲撃し、穢土転生で蘇った砂のパクラ、岩のガリ、そして桃地再不斬の血継限界の忍たちが迎え撃つ。そんな強敵を相手に窮地に陥るサイたちだが、カカシ小隊とサクラたちが駆けつける。カブトに操られている白は、もう一度私たちを止めて下さいとカカシに頼むが、大蛇丸のチャクラを手に入れ強化されたカブトの力により意識が完全に縛られたかつての強敵、再不斬と白がカカシたちに襲いかかる!
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最初の敵、最後の敵
敵の手の内を読み反撃に出ようとするカカシたちだが、カブトの穢土転生の術により歴代のどの忍よりも強いとされる者から選ばれた霧隠れ忍刀七人衆が出現し暴れまわる! カカシ小隊にも犠牲者が出る中、過去に決着のついたはずの再不斬と白との無意味で悲しい戦いに終止符をうつため、想いをぶつけあった彼らの死に様を守るため、カカシは決死の作戦をたて完全に意識を縛られた再不斬と白に挑み、かつての戦いの光景が再現される。
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木ノ葉の天才軍師
我愛羅率いる第四部隊が待機する砂漠の一角に、カブトの穢土転生によって二代目土影、二代目水影、三代目雷影、四代目風影の歴代の影を冠する四人の忍が出現する。さらに臨戦態勢のダルイ第一部隊がいる海岸線には大量の白ゼツとともに、かつての仲間、かつての強敵が現れる。それを感知した忍連合軍本部は困惑し総大将の雷影自ら出撃しようとするがシカマルの父、奈良シカクがそれを阻止し冷静な分析と高い頭脳によって戦況を見極め的確な作戦を立てる。
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それぞれの激戦!!
海沿いの戦場ではダルイ第一部隊と数百もの白ゼツたちがダルイの放った嵐遁(らんとん)の術を合図に一斉に戦いを始める。無数のクナイが飛び交う中、大量の白ゼツに紛れて蘇った木ノ葉の忍・ダンや日向ヒザシ、アスマたちが襲いかかってくる。かつて知り合いだった者や因縁のある者同士、チョウザはダンとアスマを、日向ヒアシは弟・日向ヒザシを迎え撃ち戦場が混沌と化していく中、さらに追い討ちをかけるように最強最悪の大罪人、金角銀角兄弟が立ちはだかる!
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NGワード
雷影も驚愕する程の金角銀角兄弟が戦闘に加わり、雲隠れの忍のアツイとサムイ、そしてダルイがそれに立ち向かう。しかし金銀兄弟は六道仙人の宝具と呼ばれる五つの忍具を操り、過去に二代目火影を瀕死にまで追い込んだ恐ろしい強さを持つ忍だった。果敢に金銀兄弟に立ち向かうアツイとサムイだがその忍具の前に打ち倒されてしまう。一人残され窮地に追い込まれたダルイは強敵を相手に死闘を繰り広げるが、金銀兄弟にはさらに恐るべき秘密が…。
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金色の絆
死闘の末、銀角を封印することに成功したダルイだったがそれに激怒した金角が恐るべき姿に変身する。それはまさに九尾化した人柱力の姿だった! 忍連合本部の綱手も驚愕し、どう金角を押さえるか手をこまねくが雷影には秘策があるという。それは金銀兄弟の宝具を逆に利用し封印する作戦だった。しかしそれだけでは封印するのは難しいと悟ったシカクは瞬時に作戦を考え、ある忍たちに指令を送る。その指令を受けたのは木ノ葉の忍、猪鹿蝶の三人だった。
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映画公開記念!ROAD TO SAKURA
突如、空中から現れて落ちていくサクラ。偶然それを目撃したいのが助けるも、森に落ちた衝撃でサクラは記憶を失ってしまう。里のこともナルトのことも忘れてしまってはいるが、ぼんやりとしたイメージだけは覚えているらしい。サクラが記憶喪失になったことを聞きつけた里の仲間たちは、その微かな記憶を頼りにサクラの記憶を取り戻そうと一致団結するが…?
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ミフネVS半蔵
森を逃げる奇襲部隊員たちを蘇ったチヨバアと君麻呂、半蔵らが追撃する。一気にケリをつけようと半蔵が放った毒をくらい追い詰められるカンクロウだが第五部隊の侍とともに侍頭領ミフネが助太刀に現れる。かつては圧倒的な差でミフネを打ち負かした半蔵だが、今は全く太刀打ちすることができない。それは“貴殿が己の信念を曲げたからだ”と言うミフネの言葉に半蔵はかつての自分を思い出し、侍と忍、互いの信念と信念を懸けた熱き思いが火花を散らす。
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誓いの時~さらば猪鹿蝶!!~(前編)
いの、シカマル、チョウジたちの目の先には忍連合の忍と戦うかつての師・アスマの姿があった。アスマの元部下でありアスマの事なら誰よりも知っている猪鹿蝶に一番勝機があると見たシカクは3人に過酷な指令を下す。アスマが命を落とした時の最後の言葉を思い出し戦う覚悟を決める3人。いざアスマと対峙し再会を懐かしむ間もなく戦闘が始まり果敢に挑むが、覚悟が鈍り攻撃する事ができないチョウジはかつてアスマと組手をした事を思い出す。
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誓いの時~さらば猪鹿蝶!!~(後編)
アスマに叱咤激励され勇気を振り絞り殴りかかろうとするが、完全に戦意を喪失し攻撃する事ができないチョウジ。いの、シカマル、父のチョウザはそんなチョウジを奮い立たせるために自分の思いやアスマが託したもの、そして猪鹿蝶の一族に代々伝わる“耳飾のしきたり”の事を思い出させる。いのやチョウザが自分のために身を挺して戦う中、アスマを殴らない事は優しさではない、そして自分はまさに今変わらなきゃいけないと決意したチョウジは…?
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心の中の手紙
チャクラを遮断する部屋で修業をしているにもかかわらず、ナルトはチャクラモードにより金角の九尾のチャクラを感じ取った。外のことが気になり始め、部屋から出ようとするが意外な人物・イルカがそれを止めようと現れる。かつて自分を認めてくれた人物の説得でもナルトは止まろうとせず外に飛び出てしまうがその瞬間、仙人モードの感知能力によって各地で戦う仲間たちのイメージが意識の中に流れ込み、ついにナルトは戦争のことを知ってしまう。
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外道魔像の襲来
ナルトが外に出てきたことを知ったマダラがついに動き出す…! 戦場ではダンを結界に閉じ込めることに成功。さらにヒザシや角都も打ち倒すことができ封印するだけの状態となった。そして何百もいた白ゼツもいよいよ残り一人となり忍たちを勝利のムードが包み込む。が、しかしその戦場に静かに現れたマダラの口寄せの術により突如巨大な外道魔像が姿を現す。恐るべき力で大地を踏み砕き激しい衝撃で大地を削りその場にいる忍たちを次々と吹き飛ばしてゆく。
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和解の印
互いの渾身の術をぶつけ合い、激しい巨大な光のエネルギーに包まれるナルトとサスケ。そして二人が気が付くと目の前には、子供の頃過ごした光景が広がっていた。ここは精神世界なのか、それとも死後の世界なのか――。ナルトは九尾を封印されたことにより、そしてサスケはうちは一族惨殺事件によって木ノ葉隠れの里の者たちから忌み嫌われていた。似たような過去を持つ二人の意識が次第に交錯し、ナルトとサスケは互いの想いを語り始める。
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狙われた医療忍者
医療部隊テントのサクラとシズネは戦場で負傷した大勢の忍たちの治療に追われていた。そんな医療部隊の元に白眼を使いすぎ、力を使い果たしたネジがやってくる。サクラの治療を受け一時の休息をとるネジ。しかし、チャクラでの本人確認が徹底されているにも関わらず、次々と上忍医療忍者が何者かに暗殺されてゆく。仲間の中にスパイがいるかもしれないという疑念により医療忍者たちが混乱する中、この目にかけて犯人を見つけ出すとネジは決意するが…?
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白ゼツの罠(トラップ)
キバ、シノ、ヒナタたちのいる部隊にも白ゼツが現れた。部隊の周囲には結界が張られ簡単には侵入できないはずだが、近くの炭鉱で結界が漏れている場所があるらしい。そこへ探索に来たキバたちは侵入してきた白ゼツに襲われ、戦いで起こった爆発によりはぐれてしまう。何とか無事再会した三人であったが“この中にニセモノがいる可能性がある”というシノの言葉によりお互いを信用できなくなったキバたちは、再び別々に行動することになってしまう。
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芸術家の美学
夜を迎え、第五部隊の侍たちが見張るカンクロウの傀儡の中にデイダラは捕らえられたままだった。捕虜となったデイダラと交渉するため訪れた黒ツチにより、デイダラはかつての戦いでサスケが死んでいないことを知らされる。それにショックを受けたデイダラは、侍に扮した白ゼツの協力により傀儡から逃げ出す。デイダラを追いかける黒ツチ、ミフネ、カンクロウ。だが、さらなる超究極芸術を完成させるため、逃げるデイダラの目の前に意外な人物が現れる。
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母ちゃん連合軍!!
第四次忍界大戦により忍たちが出払ってしまった木ノ葉の里では、木ノ葉丸が里の留守を守ろうと躍起になっていた。しかし、里に残った母親たちはいつも通りにしていればいいと言う。それでいいのだろうか…? と疑問に思う木ノ葉丸の元に次々と木ノ葉の里を狙っている恐ろしい忍たちの目撃情報が入ってくる。里を守るため、火の意志を守るため、木ノ葉丸は立ち上がる! がしかし、里の母親たちはそんな木ノ葉丸の言葉を信じようとはしないのだった。
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秘話・最強タッグ!!
戦場へと走るナルトとビーの前に、二人を止めるため綱手と雷影が現れる。ナルトを行かせてやってくれと雷影を説得するビー。皆が死んで自分だけ生き残っても意味がないと自分の思いをぶつけるナルト。がしかし、行かせるくらいならばお前を殺す! と繰り出す雷影の拳を、ナルトをかばってビーが受け止める。ぶつかり合う二人の拳。“拳を合わせてもオレの心が読めなくなっちまったのか?”と言うビーの言葉に雷影は、二人が出会った頃のことを思い出す。
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二つの太陽!!
ナルトを行かせまいとする雷影との戦闘が始まってしまう。しかし、綱手はナルトを行かせる事を決意し、ビーはブラザーからもらった捨てられない言葉がある限りマダラにやられはしないと訴える。そしてナルトは父と母から未来を託された。「だから絶対に負けはしない!」と雷影に思いをぶつける。が、チャクラをマックスモードにしナルトを試すため殺す気で拳を繰り出す雷影。果たしてナルトは雷影を認めさせ、仲間の元へ向う事ができるのか!?
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兜割!通草野餌人
夜が訪れるとともに姿を消した忍刀七人衆だが、カカシ第三部隊の面々はいつ襲ってくるかもわからない敵に警戒しながら休息を取っていた。疲弊しきった封印班の代わりに“根”の封印術が使えるサイにこれからの封印を頼むカカシ。しかしその術は失敗すると自分自身を封印してしまうため、サイはそれを使うことをためらう。そして夜が明ける頃、再び穢土転生の術により通草野餌人が現れ、鈍刀“兜割”によって次々と忍たちが倒されてしまう。
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灼遁使い!砂隠れのパクラ
忍刀七人衆を撃破するために分散した小隊の一つ、オモイと封印班のマキがいる部隊はかつて大刀“鮫肌”を扱った西瓜山河豚鬼と爆遁の使い手・ガリと遭遇してしまう。ガリと奮戦するその小隊の隊長だが、突如放たれた灼遁の術により命を落としてしまう。そんなマキたちの前に現れた灼遁の使い手パクラは、マキにとっての砂隠れの英雄であり忍としてのかつての師でもあった。霧隠れの忍を恨み操られているパクラを止めるべく、マキの戦いが始まる。
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秘話・綱手&雷影~二人が賭けたもの~(前編)
ナルトと綱手が厚い信頼で結ばれていると感じたビーは、そのいきさつが気になっていた。一方、本部へと戻る雷影もまた“私はナルトに賭ける!”という綱手の言葉にある事を思い出す。それはナルトと綱手が出会う前。綱手はとある繁華街で最愛の人を失った痛みから立ち直れず賭け事と酒におぼれていた。一方、数人の部下と共にそこへ任務で赴いていた雷影。二人は実はそこで出会っていたのだった!ナルトをきっかけに語られる、綱手と雷影の過去とは!?
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秘話・綱手&雷影~二人が賭けたもの~(後編)
雷影の部下・カライが敵の忍術により命の危機に陥ってしまった。早く治療しなければ爆発してしまうが、アマイの医療忍術では治す事ができない。部下を見捨てる事のできない雷影は、この街にいる医療のエキスパート・綱手に助けを求め、腕相撲でお前が勝ったら協力するという申し出に雷影は見事勝利した!雷影に協力する事になった綱手だが“軒猿衆”の術でやられたと聞いて驚愕する。綱手は血液恐怖症。果たして、部下を無事救う事ができるのか…!?
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脅威、甚八・串丸コンビ!!
カカシ第三部隊に忍刀七人衆が襲いかかる! 七人衆が現れたとの情報をうけ、その場に駆けつけたカカシの目の前に長刀“縫い針”を操る栗霰串丸と、爆刀“飛沫”を振り回す無梨甚八が立ちはだかる。殺戮を楽しむ非情な二人に怒りをあらわにするカカシだが、一人では太刀打ちできず追い詰められ、危機に陥ってしまう。しかし、そんなカカシの元にさっそうと気高き“碧い猛獣”マイト・ガイが駆けつけて、友情コンビVS非情コンビの激闘が始まる!
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雷刀!!林檎雨由利
忍刀七人衆、雷刀“牙”の使い手、林檎雨由利がオモイの部隊に迫り来る! 雨由利の攻撃で仲間のユルイを殺されたオモイは反撃に出ようとするが、部隊を指揮するヌルイはそれを許さず撤退命令を出す。ただひたすらに逃げるだけのオモイたち。それに嫌気のさしたオモイは命令を無視して、ユルイの仇をとるため雨由利と戦闘を始めてしまう。しかし、雷刀“牙”から繰り出される雷撃に手も足も出ないオモイは、かつてビーから教わった剣術を繰り出すが!?
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