GR-GIANT- ROBO
エピソード
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契約
世界各国で、謎の組織による巨大ロボットの武力テロが多発し、その圧倒的な戦力で世界は混乱に陥っていた。その頃、沖縄県・南与那国島でダイビングインストラクターのアルバイトをしている青年・草間大作は、ある日、マッケンジーと名乗る客に誘われ、古代遺跡がある立ち入り禁止海域にダイビングすることに。遺跡に向かう大作に、突如、強烈な耳鳴りが襲い掛かり白く輝く「少女」の幻影や、「業火に染まる地球」「燃え上がる地上に立つ鉄の巨人」など、世界の終末を思わせる幻影が現れた。突然パニックになった大作を、助け上げるマッケンジー。彼女は大作のパニックを理解出来ないでいた。なぜなら幻影は大作にしか見えていなかったのだ…。その日の深夜、運命に導かれるように、再び遺跡に向かおうとする大作は、浜辺で不思議な少女ヴィーと出会う。「契約しても、大作は大作だよ…」謎の言葉を残し、何処とも知れず去っていくヴィー。この謎の海底遺跡で大作を待ち受けるものとは?そしてヴィーが語った「契約」とは一体?
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襲来
南与那国島の海底遺跡に忽然と現れた巨大ロボットはマッケンジーと彼女の所属機関「UNISOM」が、発見を待ち望んだGR‐1だった。図らずもこの巨神を動かすことが出来るのは契約によりその力を手に入れた草間大作。一方、世界のGRの動向を執拗に追い続けるニュースチャンネル「BFN」から大作の存在を秘匿したいと思ったマッケンジーの前に謎の組織「GRO」が轟然と襲い掛かる!
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激突
忽然とその姿を現す鋼鉄の巨神GR‐1。これを嗅ぎ付けた謎の組織「GRO」により巨大ロボットGR-2が「UNISOM」に襲いかかる!最新兵器で迎撃するも、GR-2には全く効果が無く操縦者のいないGR‐1は猛攻撃に晒された。成す術もない鋼鉄の巨神の危機に、大作とのシンクロが始まる。刹那、GR‐1は超常的な力を発現、鋼鉄の巨神はGR-2を一蹴する。マッケンジーは、大作の存在を自身の保護下に置くべく、大作の母親が待つ東京に伴う。嘉手納基地へ搬送される鋼鉄の巨神GR-1に「GRO」は新たなGRによる総攻撃を敢行、海の藻屑となる寸前であった。
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喚起
「GRO」が送り込んだ、「ダコラー」の襲来により成す術のない「UNISOM」はGR-1を連れ去られる。同じ頃、東京の大作は、GR-1の気配を失う。呆然と街を彷徨う大作の前に、ヴィーが再び現れ、謎の言葉を。「大作が呼べばGR-1は何処にいたって大作のところに来る。」大作の呼びかけにGR-1は応ずるものの「GRO」の魔の手は大作の身に及ぼうとする!
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諜知
GR-1と大作を管理下に置きたい「UNISOM」の計略は、大作の射殺場面を「BFN」によりTV中継させる。UNISOMのエージェント「テキサス」は、潜入していた「GRO」研究施設の内部映像を持ち込む。そこには、「GRO」のオペレーターの人体実験の様とあの不思議な少女ヴィーの姿が。一方、「GRO」は、大作を失ったGR-1を手中に収めようと新戦力を投入。今、東京お台場を舞台に、GR-1と空中を飛翔する新GR「GR-3」の巨神同士の激戦がくり広げられる!!
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雷撃
大空を飛翔する「GR-3」の巧みな空中戦術に「GR-1」は成す術も無く窮地に追い込まれる。その敗北感から失意の大作にテキサスは「GR-1を奪ったGROがその気になれば地球中の人間を殺してしまうことさえ可能だ」と教える。「GR-1は…人を、…殺さない!!」大作の決意がGR-1の新しい力を覚醒させる。
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荒原
激斗の末、大作はマッケンジーらと、UNISOM研究施設のあるネバダに向かう。目的はGR-1の調査、そして大作の隔離監視にあった。マッケンジーはUNISOMの意向と、自身の感情の狭間で悩み、大作に対し、任務以上の感情が芽生えるのを恐れ、冷たくふるまう。一方の大作は、監視役であるテキサスから、ヴィーの出生の秘密を知る。大作とマッケンジー、お互いがすれ違う中、GROは次なる作戦に暗躍を始めていた。
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分身
ネバダ基地で大作を待ち受けていたのは、今は破損して動けない「GR-4」と、「ディー」と呼ばれる「ヴィー」にそっくりの少女だった。新たなGR、そして「ディー」の存在に困惑し、基地を彷徨う大作の前に「ヴィー」が現れ、再び「GR」同士の戦いを警告する。その頃、GROでは新たな力を覚醒させた「GR-2」が今、出撃しようとしていた。
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別離
GROはネバダ基地を急襲!空から来襲する「GR-2」を迎え撃つ大作と「GR-1」。しかしパワーアップ「GR-2」に苦戦!GR同士の戦いにUNISOMの面々は集中する。実はGROの真の狙いは「GR-2」を陽動にした、大作の捕獲作戦にあった。UNISOMの兵士は一人、また一人と敵に倒されていく。
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流転
GROに拉致される大作。彼は実戦部隊の指令官ホッジスと出会い、軍人らしい厳格な人柄の中に、人間らしさを発見する。一方、大作が不在のネバダ基地では、暴走しかねない「GR-1」を危惧すると共に、UNISOMで保有する「GR-4」を運用するため、「GR-1」より指令中枢を抜き取り、破損していたGR-4に移植する作業が進められていた。
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実相
大作はGRO本部でヴィーと出会う。彼女は固く心を閉ざしていた。その頃、UNISOMではGRO本部に大作奪還の準備を進めていた。そこには復活した「GR-4」とオペレーター・テキサスの姿が。一方、BFNに不信のマリアは、BFNとGROの関係を突き止めつつあった。テキサス「GR-4」は、ホッジスが駆る「GR-5」に戦いを挑む。今壮絶な戦いが始まろうとしていた。
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数奇
UNISOM襲撃に乗じて、大作はヴィーを連れ脱出を図る。基地内をさまよう大作は、そこでBFNの「ジョニー・ソッコー」と出会う。ジョニーは大作にBFNとGROの意外な真実を語る!テキサスとホッジスの因縁の決闘も決着を迎えつつあった。お互い、最後の渾身の一撃を放とうとしていた。ヴィーと脱出に成功した大作。だが突然に、ヴィーは「GR-0」に呼ばれていると語る。「GR同士が全て自滅した今、ゼロがこの星を滅ぼす…」この星の命運が尽きようとしている今、大作は「GR-1」の名を叫んだ!
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旧神
突如起こった海底地震。それは最終兵器「GR-0」の目覚めであった。ヴィーは大作の目の前で、全てを諦め、GR-0に取り込まれる。彼女を救いたいー大作の想いは動かぬはずのGR-1を起動させるのだった。大作とGR-1の最後の戦いが始まる!