.hack//黄昏の腕輪伝説
エピソード
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伝説の勇者
「せっかく当たったんだから一緒にやろうよ!」偶然にも同時に当選した<限定キャラ>を切っ掛けに、“レナ”は双子の兄“シューゴ”を誘い、世界最大のネットゲーム「The World」にアクセスした。ゲーム初心者のふたりが、最初に向かったのはレベル1の初心者向けエリア。だがそこに、設定以上にハイレベルなモンスターが出現した。懸命に逃げるふたりだが、レベルの差は大きく、ついにはモンスターの攻撃がヒット。「死ぬのか…」あきらめとリスタートへの思いがシューゴを包む。その時、白衣の少女が降り立った。「世界を救うのは、あなただけ…」託された金色の腕輪と共に、シューゴとレナは、新たな冒険に踏み出す。
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カイトの腕輪
<花見イベント>会場で、シューゴが出会った一匹の犬。「飼えないのかなぁ、飼いたいなぁ」リアルで出来なかったことを「The World」でやってみたい。そんなシューゴの気持ちとは別に、会場はミレイユが目覚めさせてしまったモンスターで大パニック。呪紋も物理攻撃も効かないモンスターに焦ったシューゴは「データドレイン」を撃つ。だが、その光は四方に飛び散り、味方の技が効かなくなってしまった。その時、シューゴの背後から声が掛かる。「後はまかせろ!」そこには、最強の拳闘士のひとり“凰花”の姿があった。
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不死鳥の羽
腕輪の力をコントロールしようと、レベルアップに励むシューゴだが、じつは凰花やミレイユの後にただ居るだけ。「邪魔だ!」「シューゴは下がってて!」いつの間にかレナにも大きな差をつけられ、シューゴは自分の腑甲斐なさを感じふてくされてしまう。病気に苦しむプチグソを抱いた“ほたる”と出会ったのはそんな時だった。二人は、その特効薬を求め、無理を承知でハイレベルエリアへ向かう。だが、ゲーム初心者の二人の前にも、モンスターは容赦なく現われる。「これを使えば…ダメだ、また失敗したら」制御できない巨大な力=腕輪を見つめ呟くシューゴの決断は…。
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七夕の夜
「俺、強くなりたいんだ、レナを守るためにも」三十郎との修行で何かを掴み始めたシューゴは、ある日、レナに誘われ「七夕イベント」へ参加することにした。竹林に囲まれた特設エリア。レナたちの浴衣姿。願い事が書かれた短冊。多くのプレイヤーが集まり、いつにない盛り上がりを見せるイベント会場。だが、「織姫争奪バトルロイヤル」の最中、その事件は起きた。またしても現われた、予定外の…倒せないモンスター。織姫役のレナが待つゴールを前に、シューゴ、バルムンク、三十郎たちの剣が舞う。
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恐怖の館
レナとシューゴの周囲で連続する不可思議な事件。その異質さに不安を感じるバルムンクと三十郎だが、“The World”の楽しさを知ったばかりの二人には、その声は届かない。そんなある日、腕輪をくれた少女からと思われるメールが届いた。「如何にも何か出そうな感じだな」「一瞬たりとも油断するでないぞ」メールに書かれたエリアにたたずむ不気味な洋館内で、レナに襲いかかる悪意の刃。「お兄ちゃん…」レナのかすれゆく声に向かい伸ばしたシューゴの腕が空を切る。
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湯けむりの罠
レナが消えたのは“限定イベント”だと信じるシューゴたちは、差出人不明のメールに望みを掛け、指定されたエリアに向かう。「・・・何でこんなものが?」The Worldで初めて見る温泉に喜ぶミレイユたち。その時だった。レナの無事を祈るシューゴの思いが届いたのか、湯けむりの向うからレナの声が聞こえて来た。「信じてた・・・。きっとお兄ちゃんが来てくれるって」「違う。お前誰だ?」妹を思う心を踏みにじられたシューゴに、怒りが込み上げる。
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黄昏の月
「このエリアでレナが消えた…」「レナさん…いったいどこへ」それはゲーム内だけのことでは終らなかった。ほぼ同時に、怜奈がリアルで原因不明の昏睡状態に陥っていたのだ。「なんでログアウトできないんだよ!」バルムンクは4年前にあった事件を思い起こす。記録から消された、多くのユーザーを巻き込んだ今回と同様の事件。敵の狙いは“カイトの腕輪”なのか。「もし、行方不明のレナを見つけることができれば、リアルの怜奈も意識が戻るかもしれない…」一筋の希望を胸に抱き、シューゴはひとりゲートをくぐる。
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孤高の騎士
「大人しくしていれば、レナが見つかるっていうのかよ!」派手な動きはするなという三十郎たちを振りきり、シューゴは、レナへ繋がる唯一の手掛かり=改造モンスターを探し始める。だが、その動きはシューゴを狙う“邪悪な意志”だけでなく、今回の事件を捜査する碧依の騎士団にも捉えられていた。掛けられた違法なデータ改ざんの容疑。迫り来る包囲網。絶体絶命のシューゴの前に、かつて騎士と呼ばれた赤い目の男が現れる。
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崩壊の足音
レナから届いた一通のメール。だが、そこから何の手掛かりも導き出せず、シューゴたちは失望に包まれ始めていた。その時、意外な人物が訪れる。「考えられるのは、開設前のサーバーに入れるほどのハッカーってことぐらいだな」敵対関係にあるはずのレキから知らされる糸口、手渡されたリスト。「このどこかにレナはいるのか!」「きっと黒幕もね」腕輪に秘められた新たな力を使い、シューゴは禁断の地・プロテクトエリアに飛ぶ!そこに、罠と戦いが待っているとは知らず…。
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幻の都
「事件の幕引きを切に願う」多くの社員が倒れ、ついにCC社が公表した事件の真相。だがそこには自社の保身を考えた言葉が並んでいた。このままでは事件は消え、レナは戻らない。焦るシューゴだがそれはシューゴに関わった他の者たちも同様だった。「無理に動けば、碧衣の騎士団の二の舞だ」「じゃぁどうしろってんだよ」今自分がすべきこと、出来ることは何か。決意を新たにカオスゲートへ向かうシューゴに三十郎、凰花、ミレイユ、ほたるが合流する!「The World」でありながら、その常識が通用しない街・ネーベルモント。「このサーバーのどこかに…レナはいる!」シューゴの腕輪が輝いた時、AI“モルティ”が再び現われる!
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世界の終わり
ゲートハッキングを使い、ネーベルモントへアクセスしたシューゴ。だが、そこで待っていたのはレナではなく、放浪AI“モルティ”だった。「ここは、私の世界…」エリアにある全ての物象、天候。そしてNPCまでも操る敵。倒すにはデータドレインしかない。だが、レナとの唯一の糸、そして最後の糸をシューゴには切れなかった。「私は本当の“死”というものが知りたい」「The World」内の中でモルティが望む“完全な死”。その目的のため、全ては行われ、レナは狙われたのか。改造モンスターに捕われたレナを前に、シューゴたちは、モルティに作られたウィルスに汚染されていく…。
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伝説のはじまり
ウィルスに侵され、使えない魔法と装備品。効果の少ないアイテム攻撃の数も残りわずか。モンスターに捕われたレナとアウラを救うため、シューゴたちは、自らデータドレインを受ける覚悟を決める!動けなくなった、バルムンク、神威、三十郎、凰花…。「絶対に倒せないモンスターは存在しない」「勝てるのか、俺たちだけで…」ミレイユ、ほたる、シューゴによる最後の攻撃。その時、捕われていたアウラの口が開く。「どうしても、データドレインをかけるなら…」今、渾身のデータドレインがシューゴの右腕から放たれる!
スタッフ
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アニメーション制作
Bee Train -
キャラクターデザイン
菊地洋子 -
コミック原作
依澄れい 浜崎達也
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シリーズ構成
西園悟 -
原作
Project .hack -
掲載誌
月刊コンプティーク(角川書店) -
監督
澤井幸次 -
総監督
真下耕一 -
製作
バンダイビジュアル 読売広告社 -
音楽
上野洋子 吉野裕司 -
音楽制作
ビクターエンタテインメント
キャスト
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アウラ
坂本真綾 -
コミヤン三世
菊池正美 -
シューゴ
皆川純子
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バルムンク
檜山修之 -
ほたる
川澄綾子 -
ミレイユ
松岡由貴 -
レキ
保志総一朗 -
レナ
中原麻衣 -
凰花
甲斐田ゆき -
砂嵐三十郎
増谷康紀 -
神威
玉川紗己子 -
美智
浅野真澄 -
銀漢
千葉一伸