えいがのおそ松さん
エピソード
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えいがのおそ松さん
大人になっても童貞でニートのまま、今日もいつも通りのんびりと過ごしていた6つ子達はある日、ひょんな事から赤塚高校の同窓会に参加する事になった。早速お馴染みの青スーツを着て出席した6人だったが、実際に再会した同級生達は自分達にとって全く程遠い社会人として生活する"ちゃんとした大人"になっていた。 最初は仕事を聞かれた際にサラリーマンやホテルの従業員と嘘をついていたが、最終的にトイレから戻って来たおそ松が本当の事をあっさりとバラしてしまった為、周囲の同級生達から"ニート村"と揶揄されて冷たい目や呆れた目で見られてしまう。為す術も無いまま今の現状を次々と曝されてしまった彼らは、二次会には参加せずそっと家路に着く事に。 その後、同窓会での悲劇を経てすっかりやさぐれてしまった6つ子達はチビ太のおでん屋に寄ってから実家に帰宅後、ストックしていたお酒で鬱憤ばらしをしながら愚痴をこぼし合う夜を過ごす。その時に、ふと十四松が学生時代を思い出すきっかけとして6冊の卒業アルバムを出したり、何故か3人が覚えていた象に追われたハタ坊のエピソード(後述)も話したが、酔いが深いのか思い出したくないのか全員の当時の記憶が鮮明に蘇る事は無かった。 「一緒に生活していたにも関わらず、何故思い出によって覚えている奴とそうでない奴に分かれるのか」、「いつから今のような童貞ニートになったのか」......そんな疑問も抱きながら、6つ子達は仕舞いに泥酔で深い眠りに落ちてしまう。 翌日、ようやく酔いから目覚めた彼らには思わぬ物が目に入った。 見慣れない勉強机や椅子、更に窓の外からは本当に象に追われていたハタ坊。 6つ子達はここがいつもの部屋ではない事に気付き、その真相を確かめる為2階から外の世界へ飛び出した。 見る建物全てがある筈の建物が無い所や、まだ古い名残りの頃の所ばかり.....次々と赤塚区の街を巡る中で、彼らは次第に過去の世界に迷い込んでしまったのではないかと疑うようになる。それだけでなく、背景が少しずつドットで消えかかっていたり、人物や動物の顔がへのへのもへじになるというありえない光景も目にした。 そんな中、運良く偶然出会えたデカパンから衝撃の考察が明かされる事に。彼によると、6つ子達が迷い込んだのは過去の世界.....厳密には過去の思い出で作られた世界で、「6人の中に、この時代に大きな後悔を残している人物が居るダス」と告げられる。彼らの予想は更に確信へと変化した。 過去の時代に深く干渉し過ぎると世界が崩壊するというアドバイスも受け取った6つ子達は、その真実を確かめるべく赤塚高校に辿り着く。そこで彼らが出会ったのは......何と、18歳の過去の自分達だった。 果たして、高校時代に大きな後悔を残した人物は一体誰なのか。 そして、2つの時代を生きる6つ子達の運命は......? 『おそ松くん』と『おそ松さん』を繋ぐ新たなストーリーが今、少しずつ始まろうとしていたのであった......!
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スタッフ
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アニメーション制作
studioぴえろ -
キャラクターデザイン
浅野直之 -
原作
「おそ松くん」赤塚不二夫
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撮影監督
福士享 -
監督
藤田陽一 -
編集
坂本久美子 -
美術監督
田村せいき -
脚本
松原秀 -
色彩設計
垣田由紀子 -
製作
えいがのおそ松さん製作委員会2019 -
配給
松竹 -
音楽
橋本由香利 -
音楽制作
エイベックス・ピクチャーズ -
音響制作
楽音舎 -
音響監督
菊田浩巳
キャスト
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イヤミ
鈴村健一 -
おそ松
櫻井孝宏 -
カラ松
中村悠一
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ダヨーン
飛田展男 -
チビ太
國立幸 -
チョロ松
神谷浩史 -
デカパン
上田燿司 -
トト子
遠藤綾 -
トド松
入野自由 -
ハタ坊
斎藤桃子 -
一松
福山潤 -
十四松
小野大輔 -
松代
くじら -
松造
井上和彦