京騒戯画
エピソード
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第一弾 本編
京都であって、京都ではない、鏡都へ、黒い兔を捜し求め、時空の狭間から落ちてきた少女・コト。彼女の前には、液晶の追っ手や妖怪たちが立ちふさがるが、巨大化するアラタマでなぎ払い、式神の阿・吽とともに都を毎日のようお祭り騒ぎにしてしまう。都を統べる三人議会のひとり、明恵の元に居候するコトたちは、騒ぎの後には決まって明恵に叱りつけられるが、そんな毎日を存分に楽しんでいた。一方、両親との再会を願い続ける三人議会の残りのふたり、巨大ロボ・ビシャマルをはじめとする科学の力を駆使する鞍馬と、妖怪たちの女王として君臨する八瀬は、鏡都のまちで“みやこ様”として祀られ、彼らの母親でもある古都さまを、コトの身を依り代とすることで呼び戻そうと計画していた…。
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第二弾 1話 コト、主人公かく語りき
京都・高山寺に暮らす明恵上人とその妻・古都と三人の子供達は、世間に気味悪がられ、鏡都に移り住むことになった。一家は幸せだったが、古都が見る夢は将来必ず起こる災いであったため、夫婦は子供たちを置いて鏡都を去った。両親が去り、三人が治める鏡都に、ある日コトと名乗る少女が現れた。
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第二弾 2話 ショーコ、科学者慌て窮す
過去・コトは神社世界で宮司直轄部隊の兵で師匠でもある稲荷と暮らしていた。自分と稲荷が実は本当の親子であること、絵に描かれた黒兎が母ではないかと直感的に気づいていたが、そのことは秘密にしていた。現在の鏡都では、三人議会が母と同じ赤い眼をしたコトを両親帰還の兆しと考えていた。
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第二弾 3話 八瀬、妖怪鏡都通信
実質的に鏡都を管理している鞍馬は、コトに自分たちの母が黒兎であることを教えた。彼は幼い頃から知的好奇心が強く、発明を手がけ、父に褒められる事を誇りにし、鏡都以外の場所で自分自身の価値を確かめたいと思っていた。研究所の仲間・ショーコ博士の性格と伏見の素性が明らかになる…。
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第二弾 4話 明恵、坊主かく語りき
鏡都では、要らなくなったものを捨てる行事・駅開きが始まり、八瀬の大事なカップが捨てられてしまった。母・古都との思い出の品に囲まれて生きてきた八瀬のためにコトはカップを取り戻そうとするが…。鞍馬と八瀬の因縁を解消しようとしたコトに、母とのつながりを感じる兄姉だった。
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第二弾 5話 古都、黒兎回想録
三人議会をサボっていた明恵。彼は鏡都を楽しんでいるコトに苛立ちを感じていた…。だが、明恵の苛立ちは本当はコトに対してではなく、自分自身、薬師丸と呼ばれていた彼自身の今のありように向けられていたものだった。コトを乗せバイクで禁足地に出かけた明恵は、コトにある提案をもちかけた。
スタッフ
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アニメーション制作
東映アニメーション -
キャラクターデザイン・作画監督
林裕己 -
主題歌
TEPPAN
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企画
バンプレスト 京騒戯画プロジェクト 東映アニメーション -
原作
東堂いづみ -
監督
松本理恵 -
美術デザイン・美術設定
倉橋隆 -
美術監督
加藤浩 椿ヒロツグ -
脚本
丸尾みほ -
色彩設計
秋元由紀 -
音楽
高木洋
キャスト
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げじげじ
矢尾一樹 -
コト
釘宮理恵 -
久川綾
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ショーコ博士
斎藤千和 -
パクパク
原嶋あかり -
伏見
竹本英史 -
住職
中原茂 -
八瀬
喜多村英梨 -
明恵
鈴村健一 -
阿吽兄弟 吽
白石涼子 -
阿吽兄弟 阿
日髙のり子