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南極大陸の一角に突如出現した巨大な霧状の柱。それは、未知の異星体ジャムが地球侵略用に造った超空間通路だった。地球防衛機構は、その通路の向こう側、惑星フェアリイでジャムをくい止めるべくフェアリイ空軍を設立、ジャムを惑星フェアリイ上に閉じこめた。しかし、それから30年以上たった現在も、人類とジャムの戦争は続いている。その戦いの最前線に、深井零というパイロットがいた。信じるものは愛機のみという虚無的なパイロットと、スーパー戦闘機「雪風」の存在が、膠着状態だった戦線に微妙な波紋を投げかける。この戦いに本当に必要なのは機械か、人間か? かつて人類が体験したことのない熾烈な戦いが、今始まろうとしていた。
函館に暮らす少女ハルカは、ある春休みの日、教会の尖塔の上に青く光る雪に包まれた男を目撃する。男の正体は15年後の世界のひとつ、“ラクリマ時空界”からやってきた竜騎兵・カラス。彼はハルカの幼馴染のユウの成人した姿だった。15年後の世界では、高度な科学力で人類の世界を保とうとする“ラクリマ時空界”と、全時空の消滅を図る“シャングリラ時空界”の激しい戦いが繰り広げられていた。圧倒的な力を誇るシャングリラの攻撃にラクリマが耐えきれなくなるのは時間の問題だった。その侵攻を止める鍵、「龍のトルク」の存在を探りあてたラクリマ司令部は、それを捕獲すべく15年前の世界にカラスたち竜騎兵を送り込むのだった。
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