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高校時代、バレーボール一筋で頑張ってきた都留たまき。サークル活動や恋愛などで充実した、“普通の大学生活”に憧れ長崎から上京するも、入学早々とある事故でグライダーを傷つけてしまう。その弁償のために“体育会航空部”の雑用係をすることに。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境に不満を抱いていたが…、主将である倉持の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がるその美しさに魅了されていく。 「もっとたくさん飛びたい!」とだんだん《空》の世界に夢中になっていくたまき。 彼女の天真爛漫な性格は周りを明るく照らし、 気づけば、共に練習に励む先輩の空知や同期との間にも固い絆が生まれていくのであった。 そこには、確かに彼女の求める“充実した大学生活”が存在していた。 ところが、他校との合同合宿で仲たがいしていた姉・ちづると再会する。 時を経ても冷たい態度の姉に《空》の世界にいることを否定され、下を向いてしまうたまき。 更に、初めての大舞台・新人戦では強力なライバルも現れ、 周囲からのプレッシャーに動揺を隠せない。 「自分らしく飛んで来い」 倉持の言葉で上を向くことができたたまきは、 様々な人の想いを乗せて、大空での戦いに挑む。 果たして、《空》に恋した彼女は“幸せになれる風ブルーサーマル”を捕まえることはできるのか―。
忍法殺戮合戦、再び。慶長の世に起きたる三代将軍世継ぎ争いは、甲賀、伊賀の忍法殺戮合戦へと飛び火、それは凄惨を極めた。散り行く花弁たちの中にあり、愛に生きようとした男と女もまた、儚くも美しく散った――が、しかし。伝え聞くところ、服部半蔵が継子・響八郎の手によって、つかの間か、永劫か――二枚の花弁は生を与えられ、忘れ形見をまた2つ、残したという。甲賀八郎、伊賀響。それぞれに父、母に良く似た眼を持って生まれた宿命の子供たち。時は寛永、太平の世。忍びはもはや無用の長物、行く末は陰り行くのみ。“血”と“力”によってなんとかその礎を磐石なものにせんと、甲賀、伊賀の者達は八郎、響にあることを望んだ。“契り”――実の兄妹にして、二人は契りを結ぶ宿命を背負わされていた。宿命に翻弄され、迷い生きる八郎と、己の深き真情に従い、愛に生きる響。二人が織り成す生の先には、未知なる現象“桜花”が生まれ、其処に乱世の影がにじり寄る…
中学時代、同じ学校の野球部で大活躍した国見比呂と橘英雄。しかし、国見比呂は天才的なピッチング能力を持ちながらも腕の故障から野球を断念し、野球部のない千川高校に入学。千川高校の野球愛好会を野球部へと昇格させるべく奔走する。そんな中、大の野球嫌いの校長から野球部設立への条件として提示されたこと、それは、親友・橘英雄が活躍する高校野球の名門で甲子園予選大会準優勝校の明和第一高等学校との練習試合に勝利する事だった。“H”のイニシャルの男子2人の間で揺れる比呂の幼馴染の雨宮ひかりと、千川高校野球愛好会の女子マネージャー・古賀春華。イニシャル“H”の女子2人も絡んで微妙な関係が進んでいく2組の“H”。高校野球を舞台に4人の“H”をめぐるさわやかな青春ストーリー。
統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、協商連合軍による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王―― だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!? 人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、 平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。 しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは 平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。 魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する “魔王学院”に入学したアノスだが、 学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。 さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。 誰からも格下と侮られる中、 ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、 不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!! 「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、 俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」
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