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音楽。 それは人と人を繋ぐもの―― 数多の障壁を乗り越え、想いを人に伝えるもの―― その力は、人ならざるヴァンパイアをも―― 変えるかもしれない―― ヴァンパイア――。高い知性と美貌を備え、永遠の命を有する存在。 彼らは闇に生きながら、音楽を愛し、歌をうたい、様々なものを生み出した。 人間たちは、多くのアーティストが人ならざるモノだとは知らないまま、 彼らの音楽に熱狂してきた。 “ヴィジュアル系”と呼称される様式もその一つであった。 ――そして現代。ヴァンパイアたちは日本・東京のハラジュクに集結していた。 年に一度のヴァンパイアの宴『ヴィジュアルプリズン』の開催場所を示す〝紅い月〟の下へ。 〝紅い月〟の下、ヴァンパイアの能力は高まり、彼らはプリズンと呼ばれる結界を展開して、 舞台を生み出し、パフォーマンスで観客を魅了する。 そして毎年10月の宴の日に、〝最も美しい歌〟を〝紅い月〟に捧げた者が、 強大な力を授かるのだ。 願いを叶えるため、己の音楽を示すため、 愛する人のため、様々な思惑を 抱えたヴァンパイアたちが集うハラジュクに、 今、奇跡の歌が響く―――
勇次郎は、いつか歌舞伎の舞台に立つことを夢見て稽古に励んでいたが、後継者には選ばれず道が絶たれてしまう。一方、歌うことが好きな愛蔵は、一緒に暮らす母や兄の奔放な姿にイラだちを覚える日々を送っていた。そんな2人はある日、ふとしたキッカケでアイドルオーディションに応募する。会場で出会った勇次郎と愛蔵は、些細な事から言い争いに。最悪の出会いをした2人だったが、オーディションの結果は合格! しかし、喜ぶ2人に田村社長がデビューの条件を告げた――。「ユニットを組んでデビューしてもらいます」 ――これは、正反対の2人が、大人気アイドルになるまでの物語。
はるか未来、地球と呼ばれていたかもしれない惑星。そこでは全身を機械化したサムライ達が、長きにわたり戦を行い、大地は焦土と化していた。ようやく大戦が終わり、人々は再び田を耕し、生きていくには困らない程度の米を生産できるようになったそんな時代――。深い山々にかこまれ湿潤な気候に恵まれたカンナ村も大戦時の痛手から立ち直り、米の収穫に恵まれていた。だが、村人たちは、米の出来ばえに喜んでばかりもいられなかった。毎年やってくる黒い脅威、「野伏(のぶ)せり・・・かつて戦場を彩っていた機械化されたサムライ達のなれの果て」が襲ってくるのだ。戦争の終わった今、彼らは生きる目的を失い、徒党を組み、村々を蹂躙し容赦なく米を奪っていく。抵抗には死!米を作ることしか知らない農民たちは野伏せりたちの襲撃を受け入れる以外、生きる術を持たなかった。だが、カンナ村の長であるギサクは、稲穂の実りを視察に来た野伏せりに対して、徹底抗戦を唱える。村人からあがる反対意見。しかしギサクには野伏せりを撃退する妙案があった・・・。
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