時間の支配者
エピソード
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存在と虚無
「満月の夜、時計塔の下で願うと時間が巻き戻る」という街に伝わる伝説。事故で大切な兄を失った少女・小雪は、雪の降る墓地で「ヴィクト」「霧」と名乗る兄弟のような二人組に出会う。彼らには何か秘密があるようだが……。
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記憶と想起
欲望渦巻くカジノ街・セラビに突如出現した純白の計。数千年もの時間を喰らってきた強大な計の攻撃に苦戦するヴィクトと霧を助けたのは、風を操る少女・ミーナだった。しかし、霧はヴィクトと親密に接する彼女に不信感を抱く。
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偶像の黄昏
ミーナに導かれ、計と戦う秘密組織クロノスへ到着した一行。施設で自らの過去を調査したヴィクトは、時間を喰われる前の任務記録を発見する。一方、霧の前には炎を操る大悪党・ブレイズが現われ立ちはだかる。
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不安の概念
万物を支配するというクロノスの首領・アイスレーダー。決死の覚悟で対抗するヴィクトだったが、その圧倒的な力の前に為すすべも無く……。ようやく二人の元へたどり着いたミーナは、想像を絶する光景を目の当たりにする。
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善悪の彼岸
オリジナルの時の契“UNIQUE”の所有を賭けたヴィクトとアイスレーダーの一騎打ち。一流のギャンブラーが神に仕掛けるトリックとは。一方、霧とブレイズは相反する水と炎の力をぶつけ合う。それぞれの戦いにもたらされる意外な結末。
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意思と表象
アイスレーダーのテストが終わり、つかの間の平穏な日常を取り戻したヴィクトと霧は、暗号の解読に手間取りながらも任務記録の調査を進め、ヴィクト自身が残した行動記録に辿り着く。一行は新たなる目的地を定めて行動を開始する。
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哲学の貧困
12年前の任務記録から得た情報を元に、飛行機でクジュールへ向かうヴィクトたち。彼らの前に鳥獣型の計を操る男、ビル・レイダンが現れる。自らの怪我すら厭わず「現実世界はゲーム」と語るビルとのデス・ゲームの行方は……。
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事実と虚構
クジュールに到着した一行。記憶と変わらない故郷を懐かしむヴィクトだったが、街で死んだはずの両親と幼い自分に遭遇する。複雑な想いを抱えて単独で行動するヴィクトと、取り残される霧、二人の心は微妙にすれ違う。
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責任と原理
蛇型の計に誘われ、街はずれの森を進む霧とミーナ、ブレイズの三人。普段と違う計の行動から、霧はクジュールとの因果関係を怪しむ。一方、一人街に残ったヴィクトは取り乱した様子のアレクに遭遇する。
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推測と反駁
森の奥へ進む一行は時間の壁を発見する。時間が遡行するクジュール、その真相に迫ろうとする霧たちを藤林と雷虎が襲う。二人が語る「陛下」や「実験」とは何なのか。一方、傷心のヴィクトに声をかけたのは……。
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自我の超越
藤林、雷虎と激しい戦いを繰り広げるミーナとブレイズ。一方、間一髪ヴィクトの元へ駆けつけた霧は因縁の相手であるアイクスと対峙する。非情な実験によってもたらされる残酷な現実、そして過去に囚われたヴィクトが迫られる選択とは。
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過程と実在
アイクスから吐き出されていくクジュールの時間。本来の姿を取り戻しつつある街をただ呆然と見つめるヴィクトだったが、霧に促されてイフの元へと走る。イフの口から語られる27年越しの真実、そして願い――。
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幻想の未来
過ぎ去ってしまった時間は戻らない。しかし過去がすべて失われようとも、未来に希望はある。息子、両親……、これまで出会ってきた大切な人たちとの絆を信じて、ヴィクトは己の全てを賭けた最期の大勝負を仕掛ける。
スタッフ
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/少年ジャンプ+
集英社 -
3DCG
バンブーマウンテン -
アニメーション制作
project No.9
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キャラクターデザイン
飯島弘也 -
キャラクターデザイン補佐
武智敏光 -
サブキャラクターデザイン補佐
滝吾郎 -
シリーズ構成
横手美智子 -
プロップデザイン
宮川治雄 -
モーショングラフィックス
ステロタイプ -
助監督
写楽斎 -
原作
彭傑ポンジェー -
掲載誌
翻漫画 -
撮影
旭プロダクション -
撮影監督
高津純平 -
監督
松根マサト -
美術監督
池田裕輔 -
美術設計
バーンストーム・デザインラボ -
翻漫画
翻翻 -
背景美術
スタジオSuuuu -
脚本
横手美智子 -
色彩設計
長澤諒司 -
製作
「時間の支配者」製作委員会 -
音楽
Evan Call -
音楽制作
ランティス -
音響制作
スタジオマウス -
音響監督
郷文裕貴 -
/少年ジャンプ+
集英社 -
サブキャラクターデザイン補佐
滝吾郎 -
翻漫画
翻翻 -
背景美術
スタジオSuuuu
キャスト
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アイスレーダー
伊藤静 -
ヴィクト・プーチン
福山潤 -
スネーク
杉田智和
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ブレイズ
赤羽根健治 -
ミーナ・プーチン
釘宮理恵 -
霧・プーチン
石川界人