烈火澆愁
エピソード
-
人魔召喚
時は現代。赤淵という原生林が茂る大峡谷の景観地区で突然、大樹が変異し観光客を襲うという事件が発生する。宣璣は友人の肖征より異常現象・特殊個体対策センターでの職を紹介されるが、善後処理班の班長代理の職務に就いて早々赤淵の現場へ向かうよう指示を受ける。異対センターには特殊能力を持つ職員が数多く所属し、善後班にも個性豊かな特能を持つメンバーが揃っていた。宣璣は異変発生当時に現場にいた不審人物に接触を試みるが…。
-
千霊法陣
盛霊淵と名乗る人物は人魔だった。宣璣は人魔が現れたのは千霊法陣による可能性が高いと肖征に伝える。千霊法陣は千人の生霊で魔物を召喚する禁断の術で、1人目の生霊を捧げてから1か月以内に千人の霊を献上しなければならず、そのタイムリミットは今夜。異対センターは生霊の証である霊紋を持つ子供を特定し、対象者が特殊な蝶に寄生され体を乗っ取られていることに気付く。タイムリミットが迫る中、盛霊淵は宣璣にあるヒントを与えて…。
-
鏡花水月蝶
奮闘も虚しく千霊法陣は完成してしまった。人魔・盛霊淵はその力を解き放たれて忽然と姿を消し、残された宣璣は狙撃された男が人魔の召喚者ではなく、千霊法陣を完成させるための最後の生霊だったと推理する。では真の召喚者は一体誰なのか。宣璣は肖征に真の容疑者の逮捕を求めるとその場を去り、肖征は宣璣の報告からある人物の経歴を調べ始める。事件の背景には、異対センターの秘密が大きく関わっていた。
-
神識結合
畢春生との契約を反故にした盛霊淵。すると強烈な陣の力が跳ね返って盛霊淵を直撃し、畢春生の死体も見つからないままだった。後日、善後班に復帰した宣璣は肖征に少年の体から分離した鏡花水月蝶を見せてもらうが、それは異対センターに保管されていた蝶とは別の変異種。少年に鏡花水月蝶を寄生させた季清晨がどこで変異種を手に入れたか探るため、宣璣らは東州へと向かい、季清晨と共に大師と偽っていた詐欺師に接触を試みるが…。
-
追跡
詐欺師と共に暗黒の空間に引きずり込まれた宣璣と盛霊淵。空間には無数の骨が転がり、盛霊淵曰くかつてこの地に存在した兀族の宗祠だという。宣璣が詐欺師のあとを追っていくとなんと眼前に鏡花水月蝶の大群が現れ、奥には洞窟が続いていた。盛霊淵が止めるのも聞かず宣璣は洞窟内に入っていくが、洞窟を抜けるとそこは宗祠の中心で、棺の周囲には千霊法陣らしきものが。すると盛霊淵は誰が棺を開けたのかと激高し…。
-
秘術遡洄
兀族の術で再び肉体が蘇った盛霊淵。盛霊淵は遥か昔に人族と妖族の間で繰り広げられた戦乱、人族と兀族の関係について宣璣に語るが、その時洞窟内に何者かの声が響きわたる。声の主は盛霊淵を霊淵兄さんと呼び、盛霊淵は彼を阿洛津と呼ぶ。宣璣は盛霊淵と阿洛津の会話から盛霊淵の正体を予想するが、阿洛津の更なる術により盛霊淵と共に記憶の渦へと入り込んでしまい…。
-
桃源郷
秘術遡洄により兀族滅亡までの記憶をたどる宣璣と人皇・盛霊淵。幼き日の阿洛津は兀族に身を寄せる人族の太子・盛霊淵に繰り返しちょっかいを出していたが、盛霊淵に命を救われたことで彼を霊淵兄さんと慕い始める。その後、人族に戻った盛霊淵は妖族に対して反撃に転じ、阿洛津も兀族が暮らす東州を離れて共闘することに。しかしやがて、ある事件によって阿洛津の妖族への憎しみは爆発。それが大きな悲劇へと繋がる。
-
真相
兀族を連れて兀人宗へと逃げ込んだ阿洛津だったが、兀人宗はすでに人族の兵に包囲され、盛霊淵が到着した時には悪呪によって発生した大量の人面蝶が兀族の人々の体を乗っ取っていた。自らの師である丹離が放った純白の火に焼かれる兀族を目の当たりにし、盛霊淵はついに…。そして、その3000年前の情景を淡々と宣璣に語っていた盛霊淵は突然、丹離の炎と宣璣の身の上を関連づける。
-
脱出
宣璣を探して山小屋で待機していた善後班のもとに肖征から派遣された風神メンバーがようやく合流するが、同じ頃、月徳公の指令を受けた者たちがまだ開発段階の破壊兵器を持ち出して山もろとも証拠隠滅を図っていた。その砲撃の反動で井戸に落ちてしまった楊潮。落ちた先は宣璣や盛霊淵がいる地下空間だった。3人は楊潮の落ちてきた井戸から地上へと脱出、善後班や風神メンバーと合流する。宣璣はあえて盛霊淵の正体を明かさずにいたが…。
-
守護者
東璧山区での任務を終え市街地に戻る道中、盛霊淵は宣璣の記憶を探ろうとするが未遂で終わった。そのあと東州のホテルに戻り同じ部屋に泊まることになった二人だったが、再び盛霊淵が宣璣の記憶に入り込み、会話は不愉快に終始する。宣璣はホテルの部屋から飛び出すが、その頃、兀人宗の跡地では肖征たちが調査を進めており、阿洛津の眠る棺は跡形もなく消失。更に現場には現像術が施されていて…。
-
再戦
またも黒幕の手で目覚めた阿洛津は、東州ホテルまで追ってくると南明の由来や宣璣が何者であるかを明かす。宣璣は一般人に被害が及ばないよう風神と共に阿洛津を郊外へと誘導。その頃、盛霊淵はホテルでエレベーターを破壊し、警察に不審人物と見なされ包囲される。その様子を見ていた善後班のメンバーは肖征に電話を入れるが、肖征らが遺跡を調査していた現場では現像術とともに仕掛けられた第二の術が炸裂しようとしていた。
-
暫離
現場にかかってきた謎の電話。そのカラクリで陣の拘束を逃れた阿洛津は宣璣を攻撃するが、盛霊淵が身を挺してかばう。ダメージが残る盛霊淵を連れてホテルへと戻った宣璣は、盛霊淵の髪を洗ってやることに。翌日、宣璣は遺跡を調査中に落雷に遭った肖征の入院先を訪れ、千霊法陣の黒幕は一般人と特能人を反目させようという狙いがあるのだろうと告げる。その後、宣璣は王沢から元風神隊長の刀霊が暴走した事件について聞き…。
スタッフ
-
3DCG監督
陳路加 -
原作
「烈火澆愁」 priest -
日本版制作
ソニー・ミュージックソリューションズ
-
監督
王淼 -
総作画監督
高芳 -
美術監督
趙国華 -
脚本
黎嘉潔 -
音楽
楊秉音
キャスト
-
宣璣
小野賢章 -
平倩如
高橋李依 -
張昭
増田俊樹
-
王沢
杉田智和 -
畢春生
定岡小百合 -
盛霊淵
福山潤 -
羅翠翠
岡本信彦 -
肖征
諏訪部順一 -
谷月汐
石川由依 -
阿洛津
山下大輝