ホラー/サスペンス/推理
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カミエラビ
「神様、世界は今日も健やかに狂っています。」都内私立高校に通う高校一年生のゴローには、「望み」や「夢」もなければ「野望」もない。 世界は彼にとって「無関心」なものであり、同じ学校の同級生であるホノカに淡い憧れを抱きながら、親友のアキツと変わり映えのしない退屈な日常を過ごしていた。そんなある日、ゴローのスマートフォンに奇妙な通知が届く。 「あなたは選ばれました。願いを吹き込んでください」悪質なスパムだと思ったゴローは「憧れのホノカとエッチなことがしたい」とつぶやく。 すると翌日ホノカに誘われ、人気のないゲーセンでズボンを降ろされて…。「大願成就、おめでとうございや~す!」 そこに突如現れた不思議な少女ラル。 一連の出来事に混乱するゴローに、残酷な運命を告げる。 ゴローは「大いなる意志」に選ばれ、願いを叶えるため「神様」の座をかけて、他のカミサマ候補たちと最後の一人になるまで殺しあうのだと。与えられた能力は「愚者の聖典」。 自分自身に降りかかる「不幸」を代償に、世界の因果を捻じ曲げ、この世の理を自在に操る力。真っ先にゴローを殺そうと現れた最初のカミサマ候補は、あろうことか憧れのホノカだった。 容赦なく襲い掛かってくるホノカに対して、ゴローがとった選択とは―?かくして、秘密を抱えたカミサマ候補達によるフェティッシュ・バトルロワイヤルが開幕する――!
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無能なナナ
「わたし、人の心が読めます! でも、ちょっと空気は読めません! よろしくお願いします!」 孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者――。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!
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終末のハーレム
時は近未来――2040年の日本・東京。 ある難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、 病を治すため”コールドスリープ”することに。 5年後に目を醒ますと、世界は大きな変貌を遂げていた。MK (Male Killer)ウイルスによって地球上の99.9%の男性が死滅。 地上は5人の男に対して50億の女性が存在する、超ハーレムとなっていた。 MKウイルスへの抵抗力を持つ男性”ナンバーズ”は、わずか5人。 その1人である怜人は、残された女性たちと人類の存続のため“メイティング”(子作り)することを求められる。 パンデミック後の世界に待っていたハーレム生活。 同時に、怜人はナンバーズを巡る世界的な陰謀に巻き込まれていく。 押し寄せる誘惑を乗り越え、世界を救うことはできるのか。
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金田一少年の事件簿R
あの“金田一少年の事件簿”が帰ってくる!!名探偵・金田一耕助の孫、金田一一(はじめ)。普段は冴えない高校生だが、事件が起きると幼馴染みの七瀬美雪、仲の良い剣持警部、ライバルの明智警視らと共に抜群の推理力で難事件を解決していく。原作は推理漫画の先駆けとして1992年から2001年まで、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載された「金田一少年の事件簿」。2004年からは不定期連載となり、2013年からは「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」と改題して連載されている。そして今回、ファンの熱い要望に応え、「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」として連続TVアニメが復活した。前作のキャスト・スタッフが集結し、21世紀に新たな旋風を巻き起こす!!
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おおかみかくし
16歳の少年 九澄博士(くずみ・ひろし)は、都心から離れた山間にあるニュータウン嫦娥町(じょうがまち)で暮らすこととなった。 河川が“旧市街”と“新市街”を分断するこの町は、今もまだ謎に包まれた土地文化や風習が数多く残っている。取り立てて目立つ存在ではなかった博士をクラスメイトはあり得ないぐらい気にかけてくれる。そんな環境に戸惑いつつも新しい生活を楽しむ博士だが、ただ1人、クラス委員を務める櫛名田眠(くしなだ・ねむる)だけが明らかに博士と距離を置いているのが気がかりだった。数少ない接触の中で、彼女は博士に忠告する。「旧市街には近づかないように」そこに何があるのか?・・・そして恐怖と謎が交錯する。