ピアノの森
エピソード
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選ばれた手
森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った一ノ瀬海(カイ)。 ある日、カイが通う小学校に転校生の雨宮修平がやってきた。世界的なピアニストの父を持つ修平は自分もピアニストになるのが夢だ。 森でピアノを弾いているカイを見た修平は、そのことを音楽教師の阿字野壮介に話す。 阿字野は動揺し……。
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ショパンを弾くために
交通事故でピアニスト人生を絶たれたかつての天才・阿字野は、自分が手放した特注のピアノを簡単に弾くカイに運命的な何かを感じる。 一方カイは、どうしてもショパンの『小犬のワルツ』がうまく弾けない。いつもなら一度聴けばどんな曲でも再現できるのに……。 カイは悩んだ末、阿字野のもとへ向かうが……。
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モーツァルトの遺言
阿字野からの課題曲は、モーツァルトK(ケッヘル)280。「お前はお前のピアノを弾け」と阿字野は言う。カイは悩むが自分のピアノが見つからないままコンクール当日に。 優勝候補筆頭の修平は、一番のライバルはカイだと公言した。そんな彼らを、誉子という少女がにらみつけていて……。
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一番のピアノ
カイにとって初めてのコンクールが始まった。ライバルの修平や、有名なピアニストである修平の父・洋一郎、阿字野たちが見守る中、カイはステージに上がる。 “自分のピアノ”が見つからないままのカイだったが、そのすばらしい演奏は審査員たちを驚かせる。しかしカイ自身は納得できず……。
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コンクールの神様
カイの演奏は会場中を興奮させた。しかし審査員たちは認めなかった。修平も誉子もショックを受ける。もう一度、観客の前でピアノを弾きたいと強く思い始めたカイだったが、人前では悔しさを隠す。強がるカイを前に、阿字野はあることを考えていて……。
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森のピアノ
カイが大切にしてきた森のピアノも最近では音が出ない箇所が増え、まともに弾くことができなくなっていた。「ピアノが弾きたい」……ただその一心で、カイはコンクールのために使ったレッスン室を思い出し、かけ足で向かう。その途中、森にカミナリが落ちる。 消防のサイレンがけたたましく鳴る中、カイは方向をかえ森へ走りだした――。
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再会
5年の月日が流れ……。父・洋一郎の勧めもありザルツブルグに音楽留学中の修平。留学先の学校で偶然目にしたある映像が頭を離れなくなり一時帰国を決意する。修平は今のカイと向き合いたいとその行方を捜すのだが……。
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挑戦状
5年前の全日本学生ピアノコンクールで、審査員という立場からカイの才能にフタをした浪花音楽大学学長代理の佐賀とハヤマ音楽大学附属高等学院教諭の司馬だったが、いまだにカイのことを気にしていた。そんなある日、コンクール出場者名簿の中に「一ノ瀬海」の名前を見つけ……。
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ワルシャワの胎動
舞台はポーランド・ワルシャワへ。ついにショパン・コンクール本大会前の予備予選が始まった。ライバルたちが緊張してミスをする中、修平はプレッシャーをはねのけ堂々とした演奏を披露する。胸を高鳴らせ演奏を聴いていたカイは、久しぶりの再会に声を掛けようと修平に近づくが……。
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ショパン・コンクール
いよいよ、ショパン・コンクールの本大会が始まった。トップバッターのフランス出身・ソフィをはじめ、世界中から集まったコンテスタントの素晴らしい演奏が続く。そんな中、中国出身のパン・ウェイの演奏を初めて耳にしたカイは、激しい衝撃を受ける。
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ポーランドの新星
とてつもない緊張の中、修平がステージに上がる。自分を信じるため、そして自分の心の唄をカイに聴かせるため、修平はピアノを奏でた。修平の演奏を聴き、自分の出番まで緊張をほぐそうとワルシャワを走るカイ。ショパンの森に入ったところで、出場者でポーランド人のレフと出会う。
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fff(フォルティッシッシモ)
いよいよカイの演奏順がまわってきた。阿字野の「いつも通りに弾けばいい」というアドバイスに背中を押され、カイはステージへ。「よっ!ショパン。やっとここまで来たぜ!」 月のように輝くショパンのレリーフに向かってカイは挨拶をし、鍵盤に向かった――。
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世界一のピアニスト
審査結果を待つ人々の前に審査委員達が現れ、コンテスタント達の名前を発表。果たして、修平の涙の理由とは? そして、阿字野を待つ予期せぬ事態とは?
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ヒーロー
カイの演奏は大成功に終わり、ついに最終演奏者のレフがステージへ。地元ならではの後押しを受けてピアノを弾く最中、レフは姉のエミリアの声を聞く。
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ショパンの生まれた国で
姉のために優勝すると意気込むレフ。カイは、自分のピアノを世界に響かせるため、長い道のりを歩んできた。ついに、カイが最後のステージへ向かう。
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あなたが生きた証に
ゴシップ記事で過去を暴露されたパン・ウェイは、阿字野にどう思われているのか気にしていた。そんな中、本番前のパン・ウェイは、阿字野に出くわす。
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パン・ウェイの真実
ショパンアカデミーのレッスン室で一晩中ピアノを弾いたカイと修平は、早朝のワルシャワを歩く。修平は、カイの壮大な計画に大きなショックを受ける。
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君の"1番"のために
ファイナルでは、ピアニスト達がオーケストラと共演。パン・ウェイは予定時刻に姿を現さず、うわさが飛び交う。カイは、心の痛みを引きずっていた。
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レクイエム
ファイナリストの発表が終わり、カイは最悪のタイミングで修平に話しかけてしまう。翌日、修平は公園でカイに出くわし、痛む心の内をさらけ出す。
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審議は踊る
カイの演奏も終わり、ファイナリストを決めるべく審査が始まる。ある審査員はカイをファイナルへ進めることに異を唱え、他の審査員に再考を強く促す。
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約束
レフ・シマノフスキは姉のエミリアを思いながら、見事な演奏を披露。ポーランド人びいきに傾きかけた会場の空気を、カイは圧巻のピアノで一変させる。
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覚醒
勝ち残った30名の内、ファイナルに進めるのはたったの12名。出番を迎えた修平はステージに上がり、ただ1つだけの思いを胸にピアノを奏で始める。
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懸ける想い
ソフィ・オルメッソンに続き、パン・ウェイが舞台へ。そのピアノには阿字野の強い影響が表れる一方、阿字野のピアノには無い怒りと悲しみがあった。
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ショパンの旅路
ショパン・コンクール第1次予選の通過者が発表されるも、その中にアダムスキの名前はなかった。この意外な結果に、修平は激しく心を乱されてしまう。
スタッフ
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アニメーション制作
ガイナックススタジオ -
キャラクターデザイン
木野下澄江 -
キャラクターデザイン・総作画監督
木野下澄江
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シリーズディレクター
鈴木龍太郎 -
シリーズ構成
伊丹あき -
モーニング
講談社 -
原作
一色まこと -
掲載誌
モーニング -
撮影監督
臼田睦 -
監督
山賀博之 -
総作画監督
木野下澄江 -
編集
三嶋章紀 -
美術監督
栫ヒロツグ -
色彩設計
吉村智恵 -
製作
ピアノの森アニメパートナーズ -
音楽
富貴晴美 -
音響監督
長崎行男
キャスト
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J=J·セロー
島田敏 -
カロル·アダムスキ
小西克幸 -
ソフィ·オルメッソン
伊瀬茉莉也
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パン·ウェイ
中村悠一 -
レフ·シマノフスキ
KENN -
一ノ瀬怜子
坂本真綾 -
一ノ瀬海
斉藤壮馬 -
一ノ瀬海 (小学生)
白石涼子 -
一ノ瀬海 小学生
白石涼子 -
丸山誉子
悠木碧 -
亜理沙
広橋涼 -
佐賀武士
遊佐浩二 -
司馬高太郎
家中宏 -
平田光生
豊永利行 -
金平大学キンピラ
くまいもとこ -
阿字野壮介
諏訪部順一 -
雨宮修平
花江夏樹 -
雨宮修平 (小学生)
大地葉 -
雨宮修平 小学生
大地葉 -
雨宮奈美恵
三宅麻理恵 -
雨宮洋一郎
田中秀幸