墓場鬼太郎
エピソード
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鬼太郎誕生
ある病院で入院患者が幽霊になった。この原因究明を託されたのが会社員の水木。 調べていくと“幽霊族最後の生き残り”と称する夫婦に行き着いた。 しかもその幽霊族は、死に瀕しながらも妊娠しているという。会社に真相を報告するべきか迷っていると、「病院にいた幽霊が死んだ」との連絡が入った…。
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夜叉対ドラキュラ四世
永い眠りについていた夜叉の墓が暴かれた。 時を同じくして、吸血鬼ドラキュラが日本にやってきた。 夜叉と吸血鬼がひとりの獲物を奪い合う! その獲物とは、ある会社の社長、水木に幽霊患者の原因究明を命令した張本人であった。行方不明になった水木のせいで、社長は倒産寸前の憂き目にあっていた。
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吸血木
地獄から戻ってきた水木。 そんな水木とひょんなことから出会った歌手・トランプ重井は、鬼太郎という不吉な子供 の存在を知る。 ある夜、ねずみ男が重井に吸血木の種を植えた。 人間が木になるという種で、ねずみ男はこの種で金儲けを企んでいた。怯えるトランプ重井の身体は、次第に木になっていく…。
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寝子
鬼太郎が恋心を抱く女の子・寝子。鬼太郎には怪しい影が忍び寄っている。誰かが鬼太郎を貶めようとしているのだ。寝子の夢である歌手への道。鬼太郎はそれを実現させるために尽力する。トランク重井の支援もあり、一気にスターに上り詰める寝子。しかし、何者かが寝子のステージにドブネズミを放つ。
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ニセ鬼太郎
鬼太郎の初恋の相手・寝子が死んだ。失意の底に落ちた鬼太郎は寝子に会いに地獄に行こうとするが、何者かにチャンチャンコを盗まれる。 犯人はニセ鬼太郎だ。そのチャンチャンコで地獄をさまようニセ鬼太郎は、ねずみ男と画策して大金をせしめようと企む。目玉親父は地獄を訪れ、寝子を連れ戻そうとするが…。
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水神様
鬼太郎は神と崇められている水神様を侮辱する。鬼太郎を追って東京にやってきた水神は近代社会を大パニックに陥れる。しかも水神は“水”なのでどこに潜んでいるのか分からない。鬼太郎はなすすべもなく…。
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人狼と幽霊列車
ガマ令嬢を恋慕する謎の紳士とねずみ男。その恋路を邪魔した鬼太郎は、ふたりの手によって、海底へと沈められる。鬼太郎、死す…。ところが、その夜、鬼太郎から呪いの小包が届く。いったいどこから? そして、幽霊列車が走り始める…。
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怪奇一番勝負
裏社会を生きる金丸の家に幽霊が住み着いた。金丸は幽霊の正体・鬼太郎を冷蔵庫へ閉じ込めて退治する。だが、そのとき切り落とした鬼太郎の片手が、復讐のために動き始める。鬼太郎の手は、闇夜の家中を徘徊し始める…。
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霧の中のジョニー
鬼太郎は政府から、吸血鬼ジョニーを退治するよう依頼された。一方、ねずみ男はジョニーに雇われ、鬼太郎退治を命じられる。ニヒルで冷徹なジョニーは、鬼太郎をいとも簡単に殺してしまう。それを目にしたねずみ男は…。
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ブリガドーン
台風のような超常現象・ブリガドーンが東京を襲った。そこには妖怪だけが暮らす世界があった。唯一取り残されてしまった人間・水木一家は、貧しかった人間社会では味わえなかった楽しさを体験していく。そして、奇怪な騒乱の一時が始まる。
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アホな男
鬼太郎は“あの世保険”という保険詐欺を始める。ねずみ男は不老不死の薬を売り歩く。そんなふたりの口車に乗せられた権力者、金持ち、貧乏人が、次々に地獄にやって来る。生きる幸せとは何なのか…そして物語は終焉を迎える。
スタッフ
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CGディレクター
森田信廣 -
アニメーション制作
東映アニメーション -
キャラクターデザイン・総作画監督
山室直儀
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シリーズディレクター
地岡公俊 -
シリーズ構成
成田良美 -
原作
水木しげる -
美術ボード
倉橋隆 -
美術設定
本間禎章 -
色彩設計
辻田邦夫 -
音楽
和田薫
キャスト
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ドラキュラ四世
大友龍三郎 -
トランプ重井
ピエール瀧 -
ニセ鬼太郎
伊倉一恵
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ねずみ男
大塚周夫 -
夜叉
堀秀行 -
寝子
中川翔子 -
水木
大川透 -
水木の母
真山亜子 -
物の怪
塩屋浩三 -
目玉親父
田の中勇 -
鬼太郎
野沢雅子 -
鬼太郎の母
鈴木れい子 -
鬼太郎の父
郷里大輔