キャシャーン
エピソード
-
神話からの帰還 RETURN FROM THE MYTH
近未来。人類は新型アンドロイド、ネオロイダーの反乱によって窮地に立たされていた。彼らはリーダーのBK-1ことブライキング・ボスの統率の下、自らをアンドロ軍団と名乗って人類一掃をもくろんだのだ。その圧倒的戦力の前になす術もなく、人々は故郷を追われ、捕らえられた者はロボット工場での強制労働に従事させられた。だがそんな人類にも一つの希望があった。素手でアンドロイドを倒す救世主・キャシャーンの噂だった。ある日、人類軍の工作員として軍団と戦い続ける少女ルナがアンドロ軍団拠点・プロミスキャッスルに潜入した。日夜戦場を駆け抜ける彼女は、同時に生き別れになった恋人で、BK-1開発者・東博士の息子、鉄也を探し続けていた。
-
過去への旅立ち JOURNEY TO THE PAST
キャシャーンの次々とロボット工場を破壊されたブライキング・ボスは、軍幹部サグリアにキャシャーン抹殺を命じた。新型攻撃用ロボットを投入してこれに臨むサグリア。この危機を難なく脱するキャシャーンだったが、その身体に異変が……!?そんな彼の前に現れる、ボスのペット・白鳥ロボットスワニー。山間の湖が月光に照らし出された瞬間、スワニーは虚空の一人の女性を映し出した。一方のルナは、人類軍の命運をかけた任務を遂行していた。それは彼女の父、上月博士が開発した対ロボット用兵器MF銃のデータを人類軍本部に届けることだった。仲間を失い、絶体絶命の危機に立たされたルナを再びキャシャーンが救う。やはり彼は東鉄也だった。鉄也は数年前の日を回想する。
-
鋼鉄の戦場 BLITZ ON THE BRIDGE
次なる攻略拠点を、アルプスの小さな町フィヨルドに絞るブライキング・ボスだったが、その特異な立地条件のために軍団の輸送に苦戦を強いられていた。既に人類軍によって13もの輸送機が撃ち落されていたのだ。そこでボスはバラシンに、軍用列車による陸路を使っての侵攻を命じるが、町に通じる渓谷に架けられていた陸橋が近年、レジスタンスによって破壊されたのだ。そこでボスは捕虜にした人間たちにこの橋を補修させるよう命じる。同じ頃、アルプスを訪れていたキャシャーンは、捕らえた偵察ロボットからアンドロ軍団のデータをスキャンして衝撃を受ける。
-
復活のキャシャーン THE REVIVER
ルナによって届けられたデータから、MF兵器を量産した人類軍は、戦況を逆転させるべく大反撃計画を推し進めていた。3年間の戦いに傷つき、ネオロイダーとしての寿命がつきかけていたキャシャーンも作戦に協力し、人類軍の反撃は半ば成功したかに見えた。しかし、それを嘲笑うブライキング・ボス。人類をこのまま野放しにしていれば環境汚染が進み、やがて地球は滅びてしまう。東博士の命令を曲解して彼は、人類を根絶やしにすることなく拘束することで、環境の再生を図ろうとしていたのだ。そんな時、勝利を確信する人類軍の合流地点にスワニーが姿を見せた。精神体としてスワニーの中で生き続ける鉄也の母が、アンドロ軍団が反撃する瞬間こそ、ボスを倒す最後のチャンスであると息子に伝えに来たのだ。その身を案じ、ひき止めようとするルナ。彼女と口づけを交わした鉄也は人間として戻って来ると約束し、キャシャーンとしての最後の戦いに旅立った。
スタッフ
-
エグゼクティブ・プロデューサー
永見暁彦 -
オープニングアニメーション
佐々木守 -
キャラクターデザイン・作画監督
梅津泰臣
-
スーパーバイザー
柿沼秀樹 -
プロデューサー
木村裕史 -
企画
鈴木敏充 -
制作・著作
日本コロムビア -
制作プロデューサー
木村健吾 -
制作協力
東京キッズ -
原作
タツノコプロ -
演出
阿部雅司 -
監督
福島宏之 -
美術監督
福田和矢 -
脚本
柿沼秀樹 -
音楽
大島ミチル
キャスト
-
アクボーン
二又一成 -
キャシャーン東鉄也
草尾毅 -
サグリア
天野由梨
-
ナレーター
沢木郁也 -
バラシン
菅原淳一 -
ブライキング・ボス
内海賢二 -
上月ルナ
冬馬由美 -
東みどり
高木早苗 -
東光太郎博士
キートン山田