ケモノヅメ
エピソード
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初めての味
古来より食人鬼を倒してきた「鬼封剣」。そのリーダーの息子である桃田俊彦は、弟の一馬に挑まれ、跡継ぎの座を賭けた勝負をする事になった。決闘に乱入したサルを追いかけた俊彦は、運命の女性・上月由香に出会う。
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辛酸の決別
俊彦は由香とのデートを重ねる。二人の愛情は深まっていくが、由香は何かを隠しているようだ。俊彦が、彼女を父親の十蔵に紹介しようと思った矢先に、十蔵が食人鬼に殺されてしまった。彼を殺したのは一体誰だ?
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しょっぱい新月の夜
俊彦と由香の逃避行が始まった。電車の中で鬼封剣の関係者と出逢ったが、俊彦の静止術のお陰で、何とか逃げおおせる。二人はラブホテルで愛しあうが、由香は興奮し過ぎたため食人鬼に変体してしまう。更に……。
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過去の苦み
二十五年ほど前。桃田十蔵、柿の木刃、大葉久太郎は鬼封剣道場の三羽烏と呼ばれていた。三人はチンピラに絡まれていた上月春美を助け、行く当てのない彼女は道場で働く事になった。だが、春美の正体は食人鬼だった。
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女の隠し味
館長となった一馬は、鬼封剣の近代化を進めていた。幹部候補の梅田はイメクラ嬢の姫子に入れあげていたが、彼女に食人鬼の疑いがかかる。梅田は姫子を連れて逃亡。一方、利江は隠し部屋を発見し、十蔵の日記を読んでしまう。
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辛口バースディ
俊彦と由香の逃避行は続いていた。由香は誕生プレゼント代わりに、俊彦に静止術を教えてもらった。その術が効いて俊彦の身体が動かなくなった時、あの巨大な男が二人の前に現れた! 彼はやはり追っ手だったのだ。
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利江の甘い香り
政府に自分達の価値を認めさせたい一馬は、食人鬼の増加に合わせ、鬼封の回数を増やしていた。鬼封剣メンバーは疲弊し始め、一馬に不満を持つ者も現れた。一方、俊彦の許婚だった利江は、彼への想いを募らせていた。
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監禁は鉄の味
俊彦達を監禁したのは、鬼封剣と戦おうとしている食人鬼の武闘派組織。そのリーダーは、由香のかつて恋人の頬張岳人だった。俊彦は数日間、飲まず喰わずのまま放置され、更に恐ろしい拷問にかけられるのだった。
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甘い夢
俊彦と由香は再び逃避行を続けていた。喧嘩をしていた二人の前に、ワゴン車で旅する老夫婦が現れる。俊彦は彼らを追っ手ではないかと疑うが、誘われてワゴン車に同乗する。老夫婦との出逢いは二人に何をもたらすのか。
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人の不幸は密の味
由香を追いかけていた俊彦の前に現れたのは大葉久太郎だった。鬼封剣に協力してきた彼が、その正体を現して牙をむく。一方、自分の息子を鬼封剣の社長にしろという大葉の指示を、一馬は拒否。そして、大葉は……。
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その雨は苦かった
鬼封剣から大半のメンバーが離れていってしまった。これでは鬼封剣は崩壊したも同じだ。組織を立て直すため、利江は大葉のビルに向かった。彼女はケモノヅメの手術を受けて、超人的な力を手に入れようと考えたのだ。
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珈琲味のキビ団子
自分の正体を知り、仲間を手にかけてしまった一馬は、大葉のビルに走った。そこで彼を待ち受けていたものとは? その頃、俊彦達はビルの地下で、かつて鬼封剣三羽ガラスの一人であった、柿の木刃と出逢っていた。
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味は関係ない
俊彦は大葉に戦いを挑むが、ケモノヅメの力を使いこなす彼の力は、俊彦を圧倒する。そして、大葉は、日本中の人間を食人鬼に変える計画を始動させる。何とかしてそれを止めなくては。由香はある事を俊彦に提案する。
スタッフ
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アニメーション制作
マッドハウス -
キャラクターデザイン
伊東伸高 -
シリーズ構成・監督
湯浅政明
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原作
湯浅政明、マッドハウス -
撮影監督
笹川恵介、斉藤寛 -
編集
武宮むつみ -
美術監督
河野羚 -
色彩設計
大武恭子 -
製作
ケモノヅメ製作委員会 -
音楽
若草恵 -
音響監督
中嶋聡彦
キャスト
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いちぢく弓八
矢部雅史 -
すすり
志村知幸 -
つつじないふ
吉田裕秋
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ほおずき信
勝杏里 -
上月春美
佐久間レイ -
上月由香
椎名へきる -
吸付
豊川功弘 -
大葉久太郎
内海賢二 -
大葉大治
郷里大輔 -
姫子
南央美 -
子供利江
高橋まゆこ -
杉村縄男
明平鉄平 -
柏久作
魚建 -
柿の木利江
柿沼紫乃 -
桃田一馬
吉野裕行 -
桃田俊彦
木内秀信 -
桃田十蔵
筈見純 -
桜井剣也
吉田健司 -
梅枝封助
吉田裕秋 -
梅田槍一
押田浩幸 -
甘噛
百々麻子 -
谷川
志村知幸 -
頬張岳人
梁田清之