進撃の巨人 Season3
エピソード
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狼煙
エレンたち104期兵は新たにリヴァイ班へと編入されることになった。ウォール・マリアに開けられた穴を塞ぐという当初の目標を達成するため、巨人化したエレンの体を自在に硬質化する方法を探る実験を進めるハンジだったが、そこへニック司祭が何者かに殺されたという知らせが入る。ニックの殺害が中央憲兵の手によるものと断定したハンジの報告を受けたリヴァイのもとに届く、エルヴィンからの手紙。そこに書かれていた内容とは……?
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痛み
エレンとヒストリアを乗せた馬車が襲撃され、そのまま二人が攫われてしまった。追おうとするリヴァイの前に立ち塞がる謎の男。その顔を見て、リヴァイは「ケニー」と叫ぶ。どうやらリヴァイにとって、過去に因縁のある相手らしい。二人の戦いは、まさに相手の命を奪おうとするものだった。巨人対人類ではなく、人類同士が立体機動装置を用いて行う死闘。その信じられない光景を目撃したジャンたちもまた、戦闘に巻き込まれていく。
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昔話
攫われたヒストリアが目を覚ますと、そこには彼女の父親を名乗るロッド・レイスという中年の男がいた。ロッドはヒストリアを抱きしめながら、レイス家にまつわる重大な秘密を打ち明ける。一方、ハンジも捕らえた憲兵の口を割らせて、レイス家の秘密を掴んでいた。今後の方針を決定するため、エルヴィンにレイス家の情報を伝えようとするハンジ。その頃、エルヴィンはピクシスと面会し、人類の歴史を動かす決意を表明するのだった。
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信頼
憲兵団の策により、民間人を殺害した罪を着せられてしまった調査兵団。彼らが潜伏する森の中に、見回りをしていた男女二人の憲兵、マルロとヒッチが足を踏み入れる。水汲みをしているアルミンを発見するも、逆にリヴァイたちによって拘束された二人。だが、憲兵団のやり方に疑問を感じるマルロは調査兵団への協力を申し出る。リヴァイは二人の身柄をジャンに預けるが……。
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回答
ついに調査兵団の命運が尽きようとしていた。中央憲兵に追い詰められ、エルヴィンの処刑が執行されようとしていたのだ。王の間にて、最後の裁判を受けるエルヴィン。調査兵団を失うということは、人類の矛を失うことを意味する。――エルヴィンの主張に誰も耳を貸そうとせず、処刑台へと連行されそうになった矢先に、超大型巨人と鎧の巨人がウォール・ローゼを突破したとの情報が入る。はたして、人類の未来を託すべきは誰なのか!?
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罪
どれほどの時間が経ったのか。礼拝堂の地下で目を覚ましたエレンの体は鎖で拘束され、目の前には父・ロッドに味方するヒストリアが立っていた。ロッドとヒストリアの手が背中に触れたことで、エレンの脳内に浮かび上がってくる忌まわしき記憶。それは、5年前のある夜にレイス家を襲ったという悲劇の真相だった。あの夜、ロッドから家族を奪ったのはエレンの父、グリシャ・イェーガーだというのだが……。
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願い
ロッドが語るレイス家の真実。何代にもわたって受け継がれてきた巨人の力は今、エレンの中にあるという。ヒストリアは叫ぶ。その力を手に入れ、世界の歴史を継承し、この世から巨人を駆逐することこそが自分の使命だと。一方、真実を知ったエレンは償いきれない罪を犯してしまったと涙を流し、人類の命運をヒストリアに託す覚悟を決める。そんなエレンの想いを受けたヒストリアは、ロッドの目論み通りに巨人化してしまうのだろうか?
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オルブド区外壁
ヒストリアはロッドに逆らい、エレンを連れて礼拝堂から脱出しようとする。すると、床にこぼれた薬品を体内に取り入れたロッドが巨人化してしまった。その衝撃で飛ばされるヒストリアと拘束されたままだったエレンを、駆けつけた調査兵団の仲間たちが救う。そうしている間にもロッド巨人の体は形成されていき、その大きさは超大型巨人をも超えるものとなった。仲間が危機に直面したとき、エレンは再び自分を信じることを選択する。
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壁の王
エレンは仲間を守ることができたが、同時にロッド巨人も地上に出てきてしまった。高熱を発し、周囲の木々を焼きながら、ロッド巨人はゆっくりと歩みを進める。その先にはオルブド区があるが、エルヴィンはあえて避難指示を出さずに巨人を迎え撃つ作戦を立てる。被害がウォール・シーナの中心部にまで及ぶことを防ぐためにオルブド区の住民をおとりにしつつ、ひとりも死傷者を出さないという困難な戦いに、調査兵団が立ち向かう。
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友人
ロッド巨人は倒され、自らとどめを刺したヒストリアは住民や兵士たちの前で自分が真の王であることを宣言する。その頃、礼拝堂の崩落現場から脱出したケニーは大量の血を流し、息も絶え絶えになりながら横たわっていた。ケニーの脳裏に浮かんでは消える自らの壮絶な生涯―。ふと気がつくと、目の前にはリヴァイが立っていた。ケニーは生きるための最後のあがきをするかのように、巨人化する薬品の入った注射器を取り出すのだった…
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傍観者
ヒストリアの戴冠から2か月。牧場で孤児たちの面倒を見るヒストリアは、人々から親しみを込めて「牛飼いの女神様」と呼ばれていた。調査兵団ではエレンが得た硬質化の能力に関する実験が行われ、対巨人兵器の開発に成功する。度重なる実験は体に大きな負担を強いるものだったが、エレンは、巨人を一掃できるなら自分の身が削られることなどいとわない覚悟を見せる。そして、ある人物のことを思い出すのだった。
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奪還作戦の夜
調査兵団の悲願であるウォール・マリア奪還作戦は、2日後に決行されることとなった。リヴァイは手負いのエルヴィンに対し出陣を控えるよう進言するが、エルヴィンは固辞。「この世の真実が明らかになる瞬間に立ち会わなければならない」と語るエルヴィンの強い意志に、リヴァイも納得してその場を去るのだった。その夜、兵舎で盛大な宴会が催され、英気を養う兵士たち。エレンたちはここまでの戦いを振り返り、決意を新たにする。
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壁の向こう側
グリシャが遺した手記から、世界の姿が明らかに。公表された事実に人々は動揺する。勲章の授与を待つ間、フロックたちは言い争いを始めるが...。
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進撃の巨人
"進撃の巨人"を宿した男、エレン・クルーガーによって助け出されたグリシャ。クルーガーは彼に"始祖の巨人"を持ち主から奪うよう、任務を託す。
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あの日
エレンの父・グリシャが残した本には、彼の記憶が綴られていた。まだ幼い少年であったグリシャは、ある日突然に、この世の真実と向かい合うことになる…。
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地下室
シガンシナ区の壁の封鎖には成功したものの、団員の多くを失った調査兵団。エレンは仲間とともに、巨人の謎が隠されているという自身の生家に向かう。
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白夜
黒焦げになりひん死状態のアルミンと、重傷を負ったエルヴィン団長。1本しかない巨人化の注射をどちらに打つべきか、リヴァイが下した判断は...。
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勇者
決死の覚悟で、獣の巨人に突撃する新兵たち。戦局を打開したのはリヴァイだった。一方、超大型巨人の異変に気づいたアルミンはある作戦を思いつく。
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完全試合 (パーフェクトゲーム)
超大型巨人が暴れ回り、炎に包まれるシガンシナ区。一方、壁の外にいるリヴァイたちは、獣の巨人が投げる石つぶての嵐に、後退を余儀なくされる。
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光臨
呪われた歴史に終止符を打つべく、計画を実行に移すライナー。彼が巨人化した"鎧の巨人"は調査兵団の攻撃を受け、動きを止めたかに見えたが...。
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雷槍
ウォール・マリアで巨人の大群に取り囲まれた調査兵団。エルヴィンの指揮のもと、一同は移動手段の馬を死守しながら、鎧の巨人の打倒に全力を傾ける。
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はじまりの街
ウォール・マリア奪還を目指し、夜の森を進む調査兵団。恐怖で手が震えていたところ、アルミンに声をかけられたエレンは、これまでのことを思い出す。
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Lost in the cruel world
夜陰に乗じてウォール・マリアをめざす調査兵団。深い眠りにつく巨人の横を通り抜ける一同の中で、エレンはひとり呼吸を乱していた。「もしも奪還作戦に失敗したら?」「自分は人類を救えるのか?」――震えるエレンに声をかけたアルミンは、エレンとこれまでのことを振り返る……。
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雷槍
「獣の巨人」を中心とした巨人の大群が出現し、調査兵団は完全に包囲されてしまう。彼らは足となる馬を死守しつつ、「鎧の巨人」の打倒に全力を挙げる……。
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光臨
調査兵団が開発した新兵器・雷槍による攻撃を受けて、「鎧の巨人」は活動を停止したと思っていた。そんな彼らの目の前で「鎧の巨人」は再び動き出し、咆哮を上げる……。
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完全試合(パーフェクトゲーム)
辺り一帯が火の海と化した中、さらに、シガンシナ区の内と外で調査兵団は完全に二分されてしまった。一方、エルヴィンやリヴァイらは「獣の巨人」の投擲による石礫の雨にさらされていた……。
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勇者
絶体絶命の状況の中、調査兵団の新兵たちは、エルヴィンの指揮のもと決死の覚悟で「獣の巨人」に突撃をする。一方エレンたちもまた、ある作戦を練っていた……。
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白夜
エレンはアルミンの前に立ち尽くしていた。悲しみに暮れるエレンのもとに、壁の上から2つの影が姿を現す……。
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地下室
シガンシナ区の壁上。生き残った調査兵団はわずかであった。そしてエレンは、自身の生家の地下室へと足を進める……。
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あの日
エレンの父・グリシャが残した本には、彼の記憶が綴られていた。まだ幼い少年であったグリシャは、ある日突然に、この世の真実と向かい合うことになる……。
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進撃の巨人
グリシャが残した記憶。その中でグリシャは、ある任務を託されることになる……。
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壁の向こう側
壁の外の真実と巨人の正体が明らかとなった。それを知ったヒストリアと兵団幹部たちはある決断を下す。そしてエレンは、壁の外へと思いを巡らせていた……。
スタッフ
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3DCGスーパーバイザー
籔田修平 -
3DCG監督
廣住茂徳 -
アクション作画監督
胡拓磨
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アニメーション制作
WIT STUDIO -
イメージボード
森山洋 -
キャラクターデザイン
浅野恭司 -
シリーズディレクター
肥塚正史 -
シリーズ構成
小林靖子 -
チーフ演出
田中洋之 -
プロップデザイン
胡拓磨 -
別冊少年マガジン
講談社 -
制作・著作
「進撃の巨人」製作委員会 -
原作
諫山創 -
巨人設定
千葉崇明 -
掲載誌
別冊少年マガジン -
撮影監督
山田和弘 -
監督
荒木哲郎 -
総作画監督
門脇聡 -
編集
肥田文 -
美術監督
吉原俊一郎 -
美術設定
谷内優穂 -
色彩設計
橋本賢 -
音楽
澤野弘之 -
音響制作
テクノサウンド -
音響効果
倉橋静男 -
音響監督
三間雅文 -
3DCGプロデューサー
籔田修平 -
アニメーションプロデューサー
中武哲也 -
サブキャラクターデザイン
山田歩 -
ビジュアルコンセプト
森山洋 -
別冊少年マガジン
講談社 -
助監督
若野哲也 -
巨人設定
千葉崇明 -
総監督
荒木哲郎
キャスト
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アルミン・アルレルト
井上麻里奈 -
エルヴィン・スミス
小野大輔 -
エレン・イェーガー
梶裕貴
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クリスタ・レンズ
三上枝織 -
ケニー・アッカーマン
山路和弘 -
コニー・スプリンガー
下野紘 -
サシャ・ブラウス
小林ゆう -
ジャン・キルシュタイン
谷山紀章 -
ハンジ・ゾエ
朴璐美 -
ベルトルト・フーバー
橋詰知久 -
ミカサ・アッカーマン
石川由依 -
ライナー・ブラウン
細谷佳正 -
リヴァイ
神谷浩史 -
ロッド・レイス
屋良有作 -
アニ・レオンハート
嶋村侑 -
ジーク
子安武人 -
ハンネス
津田健次郎 -
ヒストリア・レイス
三上枝織 -
ユミル
藤田咲 -
獣の巨人
子安武人