Genius Party Beyond
作品情報
『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』『THE ANIMATRIX』など、斬新な話題作を次々と放ってきたビジュアルクリエイティヴ集団・STUDIO4℃。 彼らによる意欲的プロジェクトが、この『Genius Party』である。 「制約=ゼロ」というコンセプトのもと、才能溢れる多彩な監督たちが短編アニメーションを競作。第1弾では、7人の作家陣が無限のクリエイティヴィティを軽やかに披露した。そして1年後、待望の第2弾がそのヴェールを脱いだ。題して『Genius Party Beyond』。 前作で示された広大なアニメーションの表現領域から、さらに彼方(Beyond)へと突き抜ける鮮烈な傑作群がここに集結した。 それらはまさに、アニメーションの歴史に新たなマイルストーンを打ち立てる珠玉のフィルムたち。その衝撃を目撃できる至福に震えてほしい。
エピソード
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Genius Party Beyond
#1「GALA」神々の暮らす地に突如として現れた巨大な物体。その内に秘められた生命の鼓動に感応した者たちは、目覚めを促すために盛大な宴を催す。祝祭の歓びを高らかに謳う神話的な物語。/#2「MOONDRIVE」月面都市に悪名を轟かせる4人の無法者、ジーコ、ユキ、ミッチー、ペケペケ。お宝の噂を聞きつけた彼らは、ある時計屋から1枚の古ぼけた地図を手に入れる。それは伝説の宝の地図を探すための地図だった。/#3「わんわ」 お母さんへの「ありがとう」の気持ちをこめて…。小さな男の子の夢冒険へ出発進行!!/#4「陶人キット」巨大な工場に飲み込まれたかのような集合住宅。その一室に暮らすひとりの若い女。彼女は奇妙な機械を使って、人形に“陶虫”と呼ばれる謎の生き物を埋め込み、命を与えていた。ある日、通報を受けた管理局の捜査官・島田とグラスヘッドたちが部屋に踏み込んできた。/#5「次元爆弾」蛹を被った少年シンは、ある時、クウという少女に出会った。他の誰にも似ていない、自由奔放な彼女との日々は、シンの心を変えていった。あてどなく暴走し、浮遊する魂と体。温かくて冷たい、楽しくて悲しい、天使のようで悪魔のような彼女は、今どこにいるのだろう。少年は蛹の殻を突き破り、前に進むことができるのだろうか。