ベイビーステップ
エピソード
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世界と壁
プロを目指し、強くなりたいと願う栄一郎(えいいちろう)は、短期留学のためフロリダのテニスアカデミーにやってきた。テニスのためだけにすべてがそろう施設を目の当たりにした栄一郎は胸を高鳴らせる。そこへ笑顔の美しいマーシャという少女がやってきた。コーチの計らいで打ち合いをすることになったふたり。予想以上の力強いショットを打ち込んでくるマーシャだったが、だんだん不機嫌になってしまい…。
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悪循環がラッキー
練習初日、プロ選手のアレックスに練習試合を断られる栄一郎(えいいちろう)。しかし、栄一郎と同い年でプロの池爽児(いけそうじ)が、栄一郎に勝った者と試合をすると言い出した。そのおかげで、池と試合をしたいアレックスや多くの選手が栄一郎と試合をする事に…。アカデミーの選手たちの重いボールに苦戦する中、栄一郎は得意のコントロールを武器に戦うが、勝つことができない日々が続く。思い悩む栄一郎は…。
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未来のデータ
スランプから抜け出した栄一郎(えいいちろう)はついに1勝し池爽児(いけそうじ)と試合をする事に。以前よりも自分は成長したと信じて池に挑む栄一郎だが、試合は池の一方的な展開で完敗してしまう。トップレベルのプロの世界に触れた栄一郎。そして次の試合の相手は、前回勝つ事ができなかったアレックスに決まる。プロの壁にぶつかり悩むアレックスと、プロになりたいと強く思う栄一郎は…。
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シンプルで覚醒
栄一郎(えいいちろう)対アレックスの試合。ノートを取りながら試合をする栄一郎のスタイルに脅威を感じるアレックス。しかし、データで攻める栄一郎にアレックスは冷静に対処し、プレースタイルを変えるという方法で攻め立てる。これまでのデータが使えなくなり、考えるより目の前のアレックスに集中する栄一郎。本能に任せることで自然と身体が反応する事に気がつき始めた栄一郎は、次第に動きがよくなっていく。
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タクマの決意
フロリダ短期留学を終え、帰国した栄一郎(えいいちろう)は、久しぶりにSTC(南テニスクラブ)で奈津(なつ)や諭吉(ゆきち)たちと再会する。喜びもつかの間、神奈川県ジュニアテニス大会へ向け、厳しい練習が始まる。そして青井(あおい)コーチに促され、逞(たくま)に試合を申し込んだ栄一郎は、機嫌が悪い逞に、「完膚なきまでにたたきのめす!」と威圧されてしまう。留学で磨いたテニスを信じて、栄一郎は試合に挑む。
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偵察で初遭遇
逞(たくま)との戦いでサーブの重要性に気づいた栄一郎(えいいちろう)は青井(あおい)コーチと特訓に励む。そして、3学期が始まり進路について考える栄一郎は、両親と全日本ジュニアで優勝できなければプロを諦めると約束したことを思い出し、決意を新たにする。そんな中、栄一郎は全日本ジュニア選抜室内選手権の偵察に行き、試合を見てさらに気合いが入る。そこで偶然、奈津(なつ)のライバル・亜希(あき)と出会う。
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正念場のリベンジ
栄一郎(えいいちろう)の人生を懸けた挑戦の第一歩、神奈川県ジュニアテニス大会が始まった。1回戦の相手は栄一郎のライバル荒谷(あらや)の後輩西村(にしむら)。栄一郎の情報を西村に徹底的に伝授したと脅す荒谷の言葉に戸惑う中、試合は始まる。一方、やはり栄一郎のライバルである宮川(みやがわ)は、試合を見ながら、栄一郎がかつてより強くなったと実感。自分が成長した確かな答えを得るために打倒・栄一郎を決意する。
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進化のスピード
2回戦の相手は、自身の将来を懸けて大会に臨んでいる宮川(みやがわ)。今までの自分から変わるため手に入れた新しい武器(ショット)で攻めてくる。そんな宮川の強さを再認識する栄一郎(えいいちろう)。先にゲームをブレイクをした方が絶対的に有利な1セットマッチの試合は、緊迫した戦いが続く。予想以上に早い栄一郎の進化に、1年前とは別人だと感じた宮川は集中力を高め気持ちを切り替えるため持参したコブ茶を取り出す。
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感覚で困惑
榊原(さかきばら)コーチの提案により、栄一郎(えいいちろう)と奈津(なつ)は練習試合をすることに…。戸惑う栄一郎だが奈津と試合をすることで、感覚的なテニスを吸収してほしいと説明する青井(あおい)コーチ。栄一郎にとっては精神面の強化。奈津にとってはライバル亜希(あき)対策のため。お互い成長するためにふたりは真剣に戦いに挑む。一方、プロを目指す荒谷(あらや)もまた、強い意気込みで練習に臨んでいた。
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雄たけびでスタート
荒谷(あらや)と栄一郎(えいいちろう)の2度目の戦いが始まった。強じんな肉体から生み出される圧倒的パワーとスピードを武器にブレイクをもぎ取ろうとする荒谷と、コントロールを武器にブレイクを狙う栄一郎。荒谷は昨年の対戦からスピードもパワーもレベルアップし、弱点だった精神面の問題も克服していた。栄一郎は前回の対戦データと照らし合わせ対策を重ねていくが…。全く対照的な二人の戦いはかつてない熱を帯びていく。
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選択肢と爆発力
これまでの苦戦の理由は、荒谷(あらや)が左利きである事によるものだと気づいた栄一郎(えいいちろう)。持ち前の分析力で左利きに対する対策を練り、次第に相手の意表をつく攻撃を開始する。それにより栄一郎の戦略に選択肢が増え、荒谷は徐々に追い詰められていくことに…。思いどおりにプレーできない荒谷は次第にイライラを募らせていき、その怒りはついに頂点に達する。そんな荒谷がとった意外な行動とは?
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逆境に全力
ついにファイナルセットを迎えた栄一郎(えいいちろう)対荒谷(あらや)の熱戦。このセットを取った者が優勝を手にする。調子を上げてきた荒谷はケタ違いのパワーとスピードで攻めたてる。対する栄一郎はコントロールを武器に攻撃の選択肢を増やし、それを迎え撃つ。力と技の激しい攻防。そしてプロを目指す者同士の戦い。両者一歩も引かないままゲームは終盤を迎え、決着の時が近づいていく。果たして、優勝を手にするのは…!?
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ライバルが集結
熱い試合を終え、心底テニスを楽しいと感じた栄一郎(えいいちろう)に「今度の全日本ジュニアで優勝できなかったらプロを目指すことをやめられるのか?」という思いがよぎる。そんな中、STC(南テニスクラブ)では他のクラブとの交流練習が行われることに…。荒谷(あらや)、宮川(みやがわ)、岩佐(いわさ)らが集結し、実戦さながらの練習が始まる。そしてその中には、久々に再会する亜希(あき)の姿もあった。
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月明かりと波音
全日本ジュニア出場への最後の関門、関東ジュニアが迫る。「負ければプロを諦める」と両親に約束したことを再確認し、栄一郎(えいいちろう)は気合を入れる。そして千葉で行われる大会にむけ、STC(南テニスクラブ)のなかまと出発する。翌日の試合に備え、練習を終えた栄一郎たちは、宿舎で一息。そんな時、夜のロビーで奈津(なつ)と偶然出会った栄一郎は、「いいもの見せてあげる」と誘われるまま二人で出かけることに…。
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ヒーローと大歓声
ついに関東ジュニアテニス選手権大会が始まる。栄一郎(えいいちろう)の1回戦の対戦相手は矢河辺忠則(やかべただのり)。1年前の試合ビデオを見て研究はしていたものの、この1年で急激に伸びた高い身長と、見たことのない新たなプレースタイルに栄一郎は戸惑う。予想外の展開ばかりが続き、情報をすべて白紙に戻すべきかどうか迷う栄一郎。果たしてどう戦うのか?
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スパッでギューン
井出(いで)への大歓声に栄一郎(えいいちろう)が困惑する中、井出との対決が始まる。感覚でプレーする井出の行動が読めず苦戦する栄一郎だったが、奈津(なつ)との試合を思い出し、目で見て感じた事を重点に対処し始める。一方、ペースを変える栄一郎の攻撃に合わせる事ができない井出は次第に追い詰められ、突然ブツブツと小声で何かをつぶやき出すと周りの音が一切聞こえていないかのように集中し始めた。
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天性でドラマチック
天才的な適応力を発揮しどんどん調子をあげてくる井出(いで)。何をやっても一瞬で返されてしまい、苦戦する栄一郎は、改めてノートを見直すことで集中する。それをきっかけに動きが良くなり、レベルの高いラリーを繰り広げ、会場はさらに盛り上がっていく。どちらも一歩も譲らないキープ合戦だが、状況はわずかに井出の優勢。華のあるプレーで会場の観客を味方にしてく井出に、栄一郎はどう対抗する・・・。
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プレッシャーをイメージ
井出(いで)への大歓声を気にせずプレーしていたはずの栄一郎だが、体は思った以上にプレッシャーを感じていた。井出中心のドラマチックな展開に、気付かないうちに飲まれていたのだ。この状況を打開するにはどうすればいいのか?考え抜いた栄一郎は自分が感じているプレッシャーをノートに書き、目をそらしていたものと向き合い始める。応援を背に絶好調な井出と、勝利の道を模索する栄一郎との試合の行方は!?
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失礼が初対面
激戦の末、井出(いで)戦を制した栄一郎は、ついに全日本ジュニアへの出場を決めた。青井(あおい)コーチは栄一郎がゲームの終盤、理想的な精神状態「ゾーン」に入ることができていた、と説明する。次の相手は千葉県大会ベスト4の小野(おの)。そろって3回戦へ進出した諭吉(ゆきち)は、難波江(なばえ)と同じクラブで、難波江も一目置く謎の第4シード・高木(たかぎ)と激突する。高木の強さの秘密とは一体?
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心理戦と自制心
全日本ジュニアランキング1位の難波江(なばえ)にも勝ったことがあるという高木(たかぎ)との対決が始まった!諭吉(ゆきち)が「イヤなやつだから気をつけてください」と言っていたとおり高木のプレーは独特。あらゆる手段で栄一郎の精神を揺さぶってくる。調子を狂わされペースを握ることができない栄一郎。上位の実力を持っている高木だが、どんなことをしてでも勝とうとするその訳とは?
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善悪と規則
時にはマナー違反をおかしてでも、とにかく相手のペースを乱すことに特化した独特なテニスを展開する高木(たかぎ)に、栄一郎は苦戦を強いられてしまう。いくら冷静になろうとしても結果につながらないため、今度は逆に怒りを力に変えて戦おうとするがうまくいかず、栄一郎は次第に追い込まれていく。冷静になろうと精神統一に努めるが、今度は審判に時間超過の警告を受けてしまい・・・。
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存在が原動力
高木(たかぎ)を下し、栄一郎が準決勝に進出すると、女子の部門で奈津も圧勝して準決勝進出を決めた。その試合を見て、栄一郎は気持ちを新たにするのだった。次の対戦相手は身体面、精神面とも欠点のないオールAテニスの難波江(なばえ)。そんな強敵を相手に戦略で悩んでいる栄一郎に逞(たくま)は、子供のころの難波江の弱点を教える。最強の敵である難波江との戦いが今始まる!
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積極的で理想的
試合開始早々、ゾーンに近い状態に入る栄一郎。井出(いで)戦の時のような最高の状態となり、難波江(なばえ)に反撃するチャンスも与えず、早くもブレイクをもぎ取る。栄一郎の圧倒的なプレーに驚く難波江だが、冷静に思考を巡らし相手の動きや攻撃パターンを観察しデータを蓄積していく。しかし栄一郎の勢いは止まらない。このままファーストセットを取ると思われた栄一郎だったが・・・。
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無謀と意外性
こん身のフラットサーブを、難波江(なばえ)にあっさりと返されて、栄一郎は戦慄する。このままでは勝てないと感じた栄一郎は、リスクを覚悟の上で強引な攻撃を試し始める。難波江の虚を突いたことで、いったんは成功するが、この奇襲とも言える攻撃は、無謀と言っていいほど危ういものでもあった。冷静沈着なプレー姿勢を崩さない難波江に対して、栄一郎の強引なテニスは果たして通用するのか!?
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ファイナルセット
ついに試合は最終局面を迎える。難波江(なばえ)に勝つビジョンを必死に思い描き、負けを覚悟で新しい戦法に打って出る栄一郎。過去のデータから、追い詰められたときの栄一郎は危険だと判断した難波江は、早めにたたこうとする。何かを新たに創造し変化する栄一郎と、徹底した冷静さと技術で王者に君臨する難波江。両者の息をのむ接戦に会場の盛り上がりも最高潮に達していく。プロを目指す栄一郎に勝利の女神はほほえむのか!?
スタッフ
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アニメーション制作
ぴえろ -
キャラクターデザイン
甲田正行 -
シリーズ構成
千葉克彦
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制作
NHKエンタープライズ -
制作・著作
NHK -
原作
勝木光 -
掲載誌
週刊少年マガジン -
撮影監督
横尾和美 -
監督
むらた雅彦 -
美術監督
稲葉邦彦 -
色彩設計
岡亮子 -
週刊少年マガジン
講談社 -
音楽
山田航平 -
音響監督
高桑一
キャスト
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アレックス
神谷浩史 -
クリシュナ
花江夏樹 -
ケビン
加藤亮夫
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マーシャ
潘めぐみ -
マイク
堀内賢雄 -
三浦コーチ
楠大典 -
丸尾栄一郎
村田太志 -
井出義明
KENN -
佐々木姫子
瀬戸麻沙美 -
大林良
前野智昭 -
宮川卓也
柿原徹也 -
岡田隆行
伊藤健太郎 -
岩佐博水
浅沼晋太郎 -
平敦士
江口拓也 -
影山小次郎
寺島拓篤 -
江川逞
浪川大輔 -
池爽児
細谷佳正 -
深沢諭吉
下野紘 -
清水亜希
石原夏織 -
田島勇樹
優希 -
荒谷寛
羽多野渉 -
越水成雪
下妻由幸 -
難波江優
櫻井孝宏 -
青井コーチ
鳥海浩輔 -
高木朔夜
森田成一 -
鷹崎奈津
寿美菜子