おすすめ鬱アニメの紹介
おすすめ鬱アニメのあらすじや出演声優、レビューなど詳しくご紹介します。
作品紹介:魔法少女まどか☆マギカ
- 放送期間
2011年1月~4月 - 制作会社
シャフト
〇出演声優
- 鹿目まどか (cv.悠木 碧)
- 暁美ほむら (cv.斎藤千和)
- 巴 マミ (cv.水橋かおり)
- 美樹さやか (cv.喜多村英梨)
- 佐倉杏子 (cv.野中 藍)
〇あらすじ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。市立見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
dアニメストアより
〇感想・レビュー
魔法少女ってこんなに悲しいものなのかと愕然とした作品です。というのも、みんな死んでいくからです。最初にショックだったのは巴マミさんが死亡した時です。マドカ達より先に魔法少女になっていた先輩ですけど、面倒見はいいし包容力があって素敵なお姉さんという感じ。それがこんなにあっけなく・・と驚きました。さらに不幸は続きます。親友のさやかは入院中の幼馴染を助ける為に魔法少女になったのに、まさか親友に寝取られるなんて。しかも肝心のさやかはその為に人間をやめてしまったというのに。さやかは超落ち込んでましたけど、そりゃあ落ち込むわなと同情しました。最後の展開もなかなか悲惨でしたし、鬱アニメといえばコレ!だと思います。
主人公・鹿目まどかは猫のようなかわいらしいマスコットキャラクター・キュウべぇに「君も魔法少女になってよ!」と魔女との戦いに誘われます。先輩魔法少女・巴マミさんのかっこいい戦闘姿にも惹かれ、ここから華々しい魔法少女生活がスタート!…かと思いきや、一転。そこから魔法少女の向かう先、魔女の生まれる理由…様々な残酷な背景が明かされていきます。まどかを魔法少女にさせまいと現れる暁美ほむらも現れ、まどかはどんどん世界に巻き込まれていきます。萌え系のかわいらしい絵からは想像もつかない残酷なストーリー展開で、イッキ見してしまいます!
よくあるふりふりの衣装を着た可愛らしい女の子が「魔女」と呼ばれる怪物と戦う話。たが、三話以降話の流れが変わり、1人の魔法少女の死をきっかけに魔女や魔法少女がどのようにして生まれたのか、それらはどうして生み出されたのかといった真実が明らかになっていくという話です。シナリオの完成度が高く、それでいて可愛いらしい少女たちが恐ろしい目に合うというギャップが衝撃的でした。それでいてエンディングもバッドエンドではないものの決してハッピーエンドではない少々ビターなものとなっているため、見応えがありました。
最初は子ども向けのアニメなのかと思っていましたが、いい意味で裏切られました。メインキャラクターでも普通に死んでしまったりするので、心が追いつきません。でも、そこが今までのアニメとは違って面白いんです。しかも、キャラクターが全員、普通に可愛いのも魅力だと思います。だからこそ、ダークな部分やシリアスな展開が、すごくギャップがあって面白く感じてしまうんです。けっこう昔のアニメですが、今見ても充分に面白く感じました。オタクアニメだと思って敬遠している人がいたら、それは間違いなので、ぜひ騙されたと思って見てみて欲しいです。
ターゲット層が限定された『魔法少女』ヒーロー・ヒロインもののキラキラ作品かと思って見てたら、大人のアニメでした。魔法少女の苦悩とか恐怖とか、魔法少女の見えない部分をなんか色々知ってしまった感がある作品です(笑)作画は「魔法少女」というタイトル通り可愛らしいキャラがたくさん出てきます。かわいいマスコット的なキャラクターも当然います。カワイイと気を抜いて見ていると、痛い目を見るような怖さがあって、とても面白い作品です。『魔法少女 まどかマギカ』の世界観は、本当に良く出来ているなと思います。夜、一人で見ていて怖くて泣きそうになった、初めての魔法少女アニメです。
作品紹介:RE:ゼロから始まる異世界生活
- 放送期間
2016年4月~9月(第1期)
2020年7月~9月(第2期前半クール)
2021年1月~3月(第2期後半クール)
2024年10月~(第3期) - 公式サイト
http://re-zero-anime.jp/tv/ - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- ナツキ・スバル (cv.小林裕介)
- エミリア (cv.高橋李依)
- パック (cv.内山夕実)
- レム (cv.水瀬いのり)
- ラム (cv.村川梨衣)
〇あらすじ
無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す”死に戻り”の力。
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
主人公のナツキスバルは異世界転移時に死に戻りスキルを授かっていたわけですけど、これがなかなかに鬱でした。セーブロードならともかく、毎回死なないと戻れないわけですし。当然死ぬときは痛いですし、スバル悲惨すぎるって感じました。中でもえぐかったのは魔女教の時ですね。何度死に戻っても助かる道は見えませんし、死ぬまでの展開もエグ過ぎました。中でも酷かったのはレム対大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティのシーン。思い出しただけでトリハダが立つというか、凄くいや~な気分になるほど。途中でスバルは心が折れかかっていましたけど、そりゃあ弱音も吐きたくなるよなと思いました。
作品紹介:アカメが斬る!
- 放送期間
2014年7月~12月 - 公式サイト
http://akame.tv/ - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- アカメ (cv.雨宮 天)
- タツミ (cv.斉藤壮馬)
- マイン (cv.田村ゆかり)
- レオーネ (cv.浅川 悠)
- シェーレ (cv.能登麻美子)
〇あらすじ
人が次第に朽ちゆくように国もいずれは滅びゆくーーーー
千年栄えた帝都すらも今や腐敗し生き地獄人の形の魑魅魍魎が我が物顔で跋扈する
天が裁けぬその悪を闇の中で始末する我等全員、殺し屋稼業ーーーー。
帝歴1024年。帝国の圧政によって苦しむとある村の少年剣士・タツミは、村を救う希望とお守りを胸に、幼馴染みと共に帝都へ出稼ぎに出発する。道中、夜盗の襲撃に遭い散り散りになりながらも、たった1人帝都に辿り着いたタツミを待ち受けていたのは、絶句するほどに腐敗しきった帝都の真の姿だった。
「最近、帝都の重役や富裕層の人間を狙う恐るべき殺し屋集団がいる。」一方でそういった噂を耳にしたタツミは、身をよせた貴族の家で闇夜に潜む彼らの存在に気づく。
殺し屋集団ーーーーーーナイトレイドたちの存在に。
公式サイトより
〇感想・レビュー
最初はただのバトル作品かと思いきや、悲し過ぎる展開が印象に残った作品です。基本的に革命軍と帝国軍のバトルを描いた内容なんですけど、敵味方ガンガン死んでいくんですよね。少し会話した程度の仲間ならいいんですけど、主人公のタツミを可愛がってくれたキャラがどんどん死んでいきます。となれば仲間達を殺す帝国軍憎し!と思いたくなるんですけど、帝国軍にも色々あるんですよね。帝国軍には帝国軍の事情があるわけですし。下手にタツミが帝国軍に潜入してしまった為、そういう人間模様が見えてしまったのが問題でした。帝国軍にも事情があるとわかってしまった為、憎しみや恨みを一方的にぶつけるわけにはいかなくなってしまったわけですから。結局やるせない思いを抱えながら、敵と戦う。なんとも悲しいバトル作品でした。
ある村の少年剣士・タツミが殺し屋集団ナイトレイドにひょんなことから所属することになり、腐敗しきった帝都に戦いを通して抗う物語。なんといっても、敵味方問わず、キャラクターがどんどん死んでいく鬱展開に驚くとともに、テンポの良いストーリー展開に引き込まれていきました。戦闘シーンは迫力があり、帝具はそれぞれに固有能力があるため、奥の手を含めて、こんな使い方もあるのかと発想にも驚きました。個性的で可愛い女性キャラクターも多く出てきて、恋愛要素もあるのもポイント高いです。今までにありそうでなかったアニメだと思いました。
作品紹介:School Days
- 放送期間
2007年7月~9月 - 公式サイト
https://www.marv.jp/special/schooldays-anime/ - 制作会社
ティー・エヌ・ケー
〇出演声優
- 伊藤 誠 (cv.平川大輔)
- 桂 言葉 (cv.岡嶋 妙)
- 西園寺世界 (cv.河原木志穂)
- 清浦刹那 (cv.井本恵子)
- 加藤乙女 (cv.永見はるか)
〇あらすじ
伊藤 誠(いとう まこと)が“桂 言葉(かつら ことのは)”と出合ったのは榊野学園の入学式のとき。言葉は誠の隣のクラスで、同じ沿線から通っていて、毎日同じ時刻の電車に乗り本を読んでいる。気にはなるけど、遠くから眺めているだけ…。ただ、それだけの存在だった。携帯電話のおまじない…「好きな人の写真を待ち受けにして3週間、誰にもバレなかったら恋が成就する」誠はばかばかしいと思いながらも、電車で出会う言葉の姿を携帯電話の待ち受けにする。だが、そんな誠の待ち受け画面に映った言葉の写真を同じクラスで隣の席の“西園寺世界(さいおんじ せかい)”に見られてしまう。おまじないを始めて1日目ではかなく散ってしまった淡い期待だったが、世界が勝手に誠の待ち受けを見てしまったお詫びにと、誠と言葉の仲を応援したいと二人の間を取り持つ事に…。その日から誠の退屈だった日常が大きく動き始める。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
鬱アニメを語るなら本作は見ておかないとダメだろう。そう感じさせる程の超鬱アニメでした。原作はセクシー系のゲームというだけあり、お色気青春アニメかな~とお気楽に構えてみていました。でも中盤以降、話は急展開。ヒロインはヤンデレ全開の鬱状態になりますし、ラストはまさかの展開に。こんなひどい結末ってあるのか!と驚きました。思わず最終話は二回見てしまったほど。まあSNSを利用してリアルで繋がりのない女性達と関係を持っていくのならいざしらず、学校内という閉鎖された空間で色んな女性と関係を持ったらこうなるよな。ハーレムはゲームだから許されるわけで、リアルだとこうなって仕方ないわなと感じました。
学園恋愛物語ですが、リアルにあり得る鬱展開が有名な作品です。何より各キャラの心理描写が丁寧に描かれており、じっくり感情移入できる作品です。携帯に3週間好きな人を待ち受けにしてバレなければ恋が叶うと言う青春らしいおまじないをしていた主人公ですが、同じクラスの子に見つかります。勝手に観たお詫びに恋を応援するクラスメートですが実は密かに主人公の事が好きだったと言うはじまりです。その後は主人公が三角関係に発展したり多くの女性と肉体関係を持ったりと、ものすごいうらやましい展開になっていきますが、女性の嫉妬や独占欲、狂気をその後知る事になる鬱アニメです。
作品紹介:新世紀エヴァンゲリオン
- 放送期間
1995年10月~1996年3月 - 公式サイト
https://www.evangelion.co.jp/ - 制作会社
タツノコプロ、GAINAX
〇出演声優
- 碇シンジ (cv.緒方恵美)
- 葛城ミサト (cv.三石琴乃)
- 赤木リツコ (cv.山口由里子)
- 碇ゲンドウ (cv.立木文彦)
- 渚カヲル (cv.石田 彰)
〇あらすじ
西暦2015年。第3新東京市に、さまざまな特殊能力を持つ“使徒”が襲来した。主人公・碇シンジは、人類が“使徒”に対抗する唯一の手段である人型決戦兵器エヴァンゲリオンの操縦者に抜擢されてしまう。今、人類の命運を掛けた戦いの火蓋が切って落とされる。果たして“使徒”の正体とは? 少年たちと人類の運命は?
公式サイトより
〇感想・レビュー
有名アニメではありますけど、私的にはかなりの鬱アニメだと思います。何しろ主人公の碇シンジからして終わっています。当時話題になっていたから頑張ってみましたけど、1~3話までの煮え切らなさにはイライラさせられたものです。シンジは暗いし、ヒロインキャラの綾波レイは無口でしゃべらないし、どうなっているの?と感じました。そんな妙な空気が流れる中、陽キャラ感全開のアスカが参入。これでバランスが取れてきたと思ったら、ムードメーカーだったトウジが悲惨な結末を迎えることに。またアスカの方も使徒から受けた精神攻撃でおかしくなってしまいますし。そして渚カヲルとの決着もなんともいえないものに。作中でシンジくんが何度も精神崩壊起こしそうになってましたけど、そりゃあおかしくもなるわな・・と同情してしまう程でした。
鬱アニメの代表といってもいいくらいのアニメだと思います。まだ少年のシンジたちには、あまりにも可哀想な現実が多くて、見ていて暗い気持ちになってしまうからです。ですが、そんな気持ちの中でも人との繋がりなどいろいろ考えることのできる良作だと思います。アニメの最終回は正直、えっ?どういうこと?と思ってしまいましたが、そこも含めて色々考えさせられるのが、このアニメの面白い所です。いろんな解釈の仕方があるので、見た人にしか味わえない面白さがあると思います。鬱アニメが苦手な人でも比較的見やすいし、1度は見るべき世界に誇れるアニメだと思います。
作品紹介:剣風伝奇ベルセルク
- 放送期間
1997年10月~1998年3月(第1期) - 制作会社
OLM TEAM IGUCHI
〇出演声優
- ガッツ (cv.神奈延年)
- グリフィス (cv.森川智之)
- キャスカ (cv.宮村優子)
- コルカス (cv.西村朋紘)
- ピピン (cv.天田益男)
〇あらすじ
主人公・ガッツの生い立ちから幼年期、そして親友でありのちに終生の敵となるグリフィスとの出会い、さらに蝕とよばれる天地異変を経てガッツが復讐の旅に出るまでのいわゆる「黄金時代」と呼ばれる部分が描かれたもの。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
ダークファンタジー系のバトルアニメですけど、展開が鬱過ぎるなって感じる作品でした。対人間の時はそこまで鬱とは感じませんでした。でも人ならざるものと対峙するようになってから、エグさが増していきます。中でも衝撃的だったのは蝕の時でしょう。蝕前にライバルだったグリフィスが拷問を受けている時もそうでした。ただ痛みを与えるだけでなく、手足の腱を切って身動き出来なくしてしまっていたわけですから。脇役ならともかく準主役のグリフィスをここまでするの?と感じたものです。この時点でも鬱全開だったのに、ここからさらにひどくなっていくんですよね。あまりのショックにキャスカは精神崩壊して幼児化してましたけど、そりゃあそうなるわな・・と思う程の鬱展開でした。寝取られ要素もあるので、耐性のない人は注意です。
作品紹介:王様ゲーム
- 放送期間
2017年10月~12月 - 制作会社
セブン
〇出演声優
- 金沢伸明 (cv.宮野真守)
- 安達信吾 (cv.浜添伸也)
- 阿部利幸 (cv.松岡禎丞)
- 石井里美 (cv.辻 美優)
- 井上浩文 (cv.成澤 卓)
〇あらすじ
遠く離れた高校に転校してきた金沢伸明は、前の学校で経験したある出来事が原因で、クラスメイト達と親しくなることを恐れ、心を閉ざしていたが、体育祭でのクラス対抗リレーをきっかけに打ち解けはじめていた。そんな中、クラスメイト全員の携帯に「王様」と名乗るモノからの一通のメールが届く。単なるいたずらだと思って真面目に受け止めないクラスメイト達だったが、その意味を知る伸明だけは、これから始まる「死」のゲームに立ち向かおうと葛藤するのだった…。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
小説を読んだ後にアニメを見たのですが、いざ、映像として見たときの王様の理不尽さ、グロさで心が痛くなる展開でした。王様が気になって結局全部見たのですが、終始王様がなぜこんな残酷なことをしたのか、なぜ伸明たちはこのような目に遭う必要があったのかと思ってしまうような展開でした。グロい場面はストーリー的に多いですが、作画もよくグロテスクさを表現していて、個人的には好きでした。主人公の声優も宮野真守さんで、有名な声優さんも出ているので、鬱展開とは少し違うかもしれませんが、私が過去1でハマったアニメなのでぜひ見てください。
作品紹介:東京喰種
- 放送期間
2014年7月~9月(第1期)
2015年1月~3月(第2期)
2018年4月~6月(第3期)
2018年10月~12月(最終章) - 公式サイト
https://www.marv.jp/special/tokyoghoul/first/index.html - 制作会社
studioぴえろ
〇出演声優
- 金木 研 (cv.花江夏樹)
- 霧嶋董香 (cv.雨宮 天)
- 月山 習 (cv.宮野真守)
- 芳村 (cv.菅生隆之)
- 笛口雛実 (cv.諸星すみれ)
〇あらすじ
「この世界は間違っている――」
東京に潜む『絶望』。それは、人々に『死』以上の恐怖を与える怪人――“喰種”(グール)。
彼らはヒトに紛れ、ヒトを狩り、その死肉を喰らう。食物連鎖の頂点に君臨する“喰種”に怯えながら、人間たちはこの『間違った世界』を生きていた。読書好きの大学生・カネキは、行きつけの喫茶店「あんていく」にて、リゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も同じという事で、急接近する二人だが……
僕は小説の主人公でも何でもない… だけど…もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば ――それはきっと、“悲劇”だ
『赫子』と呼ばれる捕食器官を用いて人間を襲い、その殺傷能力の高さから「化け物」と恐れられる“喰種”だが、彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外に存在しない。カネキは、この歪んだ世界に疑問と葛藤を抱きながら、逃れようのない負の連鎖に巻き込まれていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
あるハプニングから人の肉を食べて生活する喰種と人間のハーフになった主人公金木研が、喰種は悪いものだと決めつける人間と戦う中で、生きる難しさを感じていく流れが、刺さりました。金木研は、人の肉を食べて生活をすることになりますが、人を襲うことは良くないと感じる人間らしさもあり、色々な人が色々な生き方をしているという意味では、鬱になりつつも、現代を生きる教訓になったと感じています。様々な背景を持つ人々が様々な生き方をしている多様性が重んじられている世の中で、一度は見るべき作品だと思います。ぜひ見て見てください。
作品紹介:進撃の巨人
- 放送期間
2013年4月~9月(第1期)
2017年4月~6月(第2期)
2018年7月~10月(第3期 Part.)
2019年4月~7月(第3期 Part.2)
2020年12月~2021年3月(第4期 Part.1)
2022年1月~4月(第4期 Part.2)
2023年3月4日(第4期 完結編 前編)
2023年11月5日(第4期 完結編 後編) - 公式サイト
https://shingeki.tv/final/ - 制作会社
WIT STUDIO(第1~3期)
MAPPA(第4期)
〇出演声優
- エレン・イェーガー (cv.梶 裕貴)
- ミカサ・アッカーマン (cv.石川由依)
- アルミン・アルレルト (cv.井上麻里奈)
- リヴァイ・アッカーマン (cv.神谷浩史)
- ジーク・イェーガー (cv.子安武人)
〇あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた…。
まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。
だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
鬱展開といっていいのかわかりませんが,生きる難しさを1番に感じた作品かもしれません。最初は人間対巨人との戦いの中で、巨人の理不尽さに負けずに生きる人間の中で鬱展開になりましたが、作品が進むにつれて、巨人が生まれた背景や人間の中での様々な争いに鬱になっていく展開でした。また、作画もとても綺麗で、迫力のあるものでした。そのうえ、声優さんも梶祐貴さんをはじめとする豪華な方が揃っており、漫画よりもアニメの方が見応えがある作品だと思います。世界的に有名な作品ということもあり、一度は見てみることをお勧めします。
とにかく謎が多くて面白いです。後半になるにつれて、伏線回収もされていくので、そのへんはスカッとします。そして、とにかく巨人のアニメーションがグロくて見応えありです。漫画も読んでいましたが、アニメの方が迫力があると感じました。巨人たちが走る音とか、エレンたちが戦う戦闘シーンとかは、リアルな感じがあるのでオススメです。ストーリー的には、後半にいけばいくほど、壮大で複雑な話になっていきます。登場人物も多いので整理するのは大変ですが、何度も見ているうちに分かってくるので、ぜひ見返して見てほしいです。仲間と思っていた人が敵だったりもするので、そのへんも分かったうえで最初から見返すとより面白く感じます。
作品紹介:PSYCHO-PASS サイコパス
- 放送期間
2012年10月~2013年3月(第1期)
2014年10月~12月(第2期)
2019年10月~12月(第3期) - 公式サイト
https://psycho-pass.com/ - 制作会社
Production I.G、タツノコプロ
〇出演声優
- 常守 朱 (cv.花澤香菜)
- 狡噛慎也 (cv.関 智一)
- 宜野座伸元 (cv.野島健児)
- 六合塚弥生 (cv.伊藤 静)
- 唐之杜志恩 (cv.沢城みゆき)
〇あらすじ
最後に、罪を裁くものは、誰かーーー。
人間のあらゆる心理状態を数値化し管理する巨大監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が人々の治安を維持している近未来。あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』。10周年を迎えたシリーズ最新作であり集大成となる本作は、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』と第三期TVシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をつなぐエピソード。これまで〈語られなかった物語〉がつむがれる。常守朱と狡噛慎也、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフをつなぐミッシングリンク。変わりゆく時代の中で、人々が貫く正義とは――。
公式サイトより
〇感想・レビュー
ヒロイン常守あかりが、銃を持ったシーンで、人を打ちたくないと言う気持ちを持つ所が、立派でした。主人公狡噛しんやがまきしまと戦うシーンがかっこよかったです。3期では、主人公しんどうあらたが、父親の事を考えて行く所も、深かったです。エンディングテーマ曲の名前のない怪物も、アニメと音楽が合っていて、良かったです。出てくるキャラクター達のバトルシーンが、迫力がありました。演じられている豪華声優陣が、素晴らしかったです。命に変えても必死で戦って行く所が、印象的でした。バトルシーンの挿入歌も、素敵でした。
近未来的な世界観で、いつかこんな世界がやってくるかも?!とゾッとしつつも有り得えそう…と納得するような気持で見ていました。ストーリー展開はサスペンス的な要素が強く、グロテスクな表現もあります。作画は美しく、ハリウッド映画の冒頭でよくありがちな雰囲気で始まります。洋画にカブレた作品かな?と、ちょっと不安になりましたが、全くチープさは見られず、ヒリヒリとした緊張感が続く作品ですごく良かったです!登場するキャラクターはみんな個性的でドハマりしました!この世界の特殊拳銃「ドミネーター」でさえ強烈なインパクトがあります。ドミネーターと並んでインパクトが強い槙島聖護。1期は何度も見たくなってしまうくらいクセになる大好きな作品です。
時は22世紀人々の精神が科学的に解析可能になった近未来の日本が舞台です。その世界では人々は常に己の心理状態を色で表した色相を気にしながら生きていました。基本的にこれが濁ると犯罪を起こしやすい状態となり、酷くなると犯罪係数と呼ばれる数値が計測され一定以上の係数が出ると拘束されます。このような世界で起こる凶悪犯罪に対処する為主人公が所属する公安局刑事課では執行官と監視官が日々任務にあたるという内容です。独特な世界観と完成されたシナリオで仲間の死やその社会の歪さなどを描いた秀逸な作品です。特に主人公の常守朱の序盤と終盤の成長ぶりには目を見張るものがあります。
人格が数値化できるようになった未来で刑事課に配属された常守朱に手渡されたのは「犯罪係数」という数値によって犯罪者を裁くドミネーター、それを支配・管理するシビュラシステム。ストーリーが進むにつれ、シビュラシステムの正しさに疑問を感じるようになる朱の苦悩は、アニメを見ている視聴者も共感できる部分が多かったです。シビュラシステムは、現代でいう法律みたいなものなので、正しさに疑問を持っても、一個人ではどうしようもないこと。また、戦闘シーンはスタイリッシュでかっこよく、ストーリーも丁寧に作りあげられたものであり、劇場版やOVAも非常に面白かったです。
人類は人工知能に職業やパートナーを振り分けられ、精神状態を定期的に計測され、犯罪を犯す恐れのある者は「潜在犯」という犯罪者予備群として扱われます。自由意志の無い社会で、システム側が精神異常を感知できない特異体質の男がシステムに挑戦を挑みます。この男は自由意志を証明するため、不満を持つ者達に犯罪のコンサルを行います。この男は「槙島聖護」。そして有能な監視官(キャリア組の警察官)でしたが、捜査中に部下を殺されて精神異常を来し潜在犯になった「狡噛慎也」。狡噛は部下を殺された過去にとらわれ、猟犬として犯罪者を裁き続けていましたが、新人の常守朱と現場をこなす内に刑事としてのプライドを取り戻します。そんな中、狡噛の部下を死に追いやった槙島が姿を表しますが、彼は特異体質で犯罪者として裁けません。狡噛は仇討ちか、刑事を続けるかを選ばなければなりません。
作品紹介:地獄少女
- 放送期間
2005年10月~2006年4月(第1期)
2006年10月~2007年4月(第2期)
2008年10月~2009年4月(第3期)
2017年7月~9月(第4期) - 公式サイト
https://www.jigokushoujo.com/archive/(1~3期公式サイト)
https://www.jigokushoujo.com/(4期公式サイト) - 制作会社
スタジオディーン
〇出演声優
- 閻魔あい (cv.能登麻美子)
- 一目 連 (cv.松風雅也)
- 骨女 (cv.本田貴子)
- 輪入道 (cv.菅生隆之)
- きくり (cv.酒井香奈子)
〇あらすじ
世間では、ある都市伝説めいた噂が流れていた。「午前零時にだけアクセス出来るウェブサイト『地獄通信』に晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に流してくれる」。しかし、その噂は真実だった。
怨みを持った者が「地獄通信」に書き込んだ直後、依頼者の前にセーラー服を着た長い黒髪に赤い瞳をした地獄少女・閻魔あいが現れる。あいは依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「人形の首にかかる赤い糸を解けば、契約は成立し、憎い相手は地獄へ流される」という。ただし、「その代償として自分自身も、死後は地獄で永遠に苦しむことになる」と告げるのであった。
依頼者は、その糸を解いて怨みを晴らすのか、それとも思い直して踏み留まるのか、葛藤の中で決断を迫られる。契約が執行される際には、閻魔あいに付き従う「三藁」の一目連、骨女、輪入道らが現世での罰を与え、最後に地獄少女により「地獄流し」が行われる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
1期で、一人の少女が、学校で集めたお金を持っていた時、それをクラスで気取り屋の少女がお金を盗み出したシーンが、凄かったです。その少女に嫌がらせをさせるシーンが、最低でした。ヒロインめんまあいが、水につかっている時、家からおばあちゃんがななじゅばんを置いていくよと言い、それを聞いたあいが、ありがとうおばあちゃんと言い、着物に着替えるシーンも、印象的でした。あいが、嫌な人間たちに向かって、いっぺん死んでみると言い、着物の花で、人を飲み込むシーンも、迫力が、ありました。おばさんの家で少女の愛犬が殺されてしまったシーンも可愛そうに見えました。
漫画から見始めた作品ですが、漫画よりもずっと作風が怖いと感じたアニメです。この作品は真夜中の12時にしかアクセスできないサイトに殺したい相手の名前を入れると地獄に落とすことができるといった作品です。1話完結型なので、様々な登場人物が出てくるのですが、どの内容も小学生向けの作品(漫画は少女向けです)とは思えないほど内容が重く、大人になって見ると、凄く胸が苦しくなる話ばかりです。特に私は主人公のきくりが好きなのですが、アニメ版だと幼い容姿と声なのでそれがより一層アニメの怖さを引き立てる作品です。
作品紹介:ひぐらしのなく頃に
- 放送期間
2006年4月~9月(無印)
2007年7月~12月(解)
2020年10月~2021年3月(業)
2021年7月~9月(卒) - 公式サイト
http://www.oyashirosama.com/web/top/(無印版公式サイト)
http://www.oyashirosama.com/web/kai/character/index.htm(解版公式サイト)
https://higurashianime.com/index_gou.html(業版公式サイト)
https://higurashianime.com/index.html(卒版公式サイト) - 制作会社
Studio DEEN(無印・解)
パッショーネ(業・卒)
〇出演声優
- 前原圭一 (cv.保志総一朗)
- 竜宮レナ (cv.中原麻衣)
- 園崎魅音 (cv.ゆきのさつき)
- 北条沙都子 (cv.かないみか)
- 古手梨花 (cv.田村ゆかり)
〇あらすじ
昭和58年、のどかな山村・雛見沢村。この地に都会から転校生・前原圭一が引っ越してきます。彼は新しい環境にすぐなじみ、多くの友人と打ち解けていきました。
雛見沢は毎年6月に行われる夏祭り、「綿流し」が有名な村。この「綿流し」には奇妙でおぞましいうわさがささやかれていました。それは毎年「綿流し」の日になると、必ず1人が死んで1人が消えるというもの。偶然にもここ4年連続で発生している一連の事件は、「オヤシロの祟り」と呼ばれていました。
うわさを知った圭一は仲間たちに詳しく聞こうとしますが、彼らはみな口をつむぐばかり。何が正しくて何が嘘なのか、彼は次第に疑心暗鬼に陥ってしまいます。そうしてやってきた昭和58年の「綿流し」、ついに5年目の犠牲者が出てしまいました。
祟りは果たして本当なのか、彼を中心に雛見沢の秘密が明らかになっていきます。
『ひぐらしのなく頃に』を徹底解説!難解ストーリーの結末は【ネタバレあり】より引用
〇感想・レビュー
主人公けんいちが、田舎の学校で少女たちと出会って友達になって行くシーンが、良かったです。祭りの夜、親友のりかが、巫女姿になったシーンが、可愛かったです。夕方、少女が捨てられていた人形が欲しいと言い、けんいちが、拾ってあげるシーンも、かっこよかったです。かなことりかが高校に進学したシーンで、二人の仲が破れてしまったシーンも驚きでした。かなことりかが、シャンデリアの下敷きになったシーンも迫力が、ありました。youの歌もアニメとイメージが違うのにいい曲に見えました。人を殺すシーンが残酷でした。
ミステリーホラーの分類に入るであろう作品ですが、ループものなのでそれぞれの編で起こる内容によっては鬱展開もある作品です。特に鬼隠し編は最たるものです。全編通して薄気味悪い村の秘密が描かれているのですが、和やかな日常が崩壊していく展開が描かれます。その不可思議な出来事に抗う為に努力しますが、その努力が実は無駄だったなんて展開もあり、どうしても狂気じみた展開しかならない所が面白く視聴者の精神をえぐってくれます。展開はそれぞれの話で変わりますが、必ず誰かが死んだり救えない状況に追い込まれますので、覚悟は必要です。
序盤の伏線の張り方が見事で、後半になって伏線回収がどんどんできていく所に爽快感を覚えました。初めは、どういう意味なんだろうと理由のわからないシーンが多いんですが、諦めずに最後まで見てほしいアニメです。内容的にはサイコパスがいたり、ちょっとグロいシーンが多かったりと見るのが大変でした。たぶん、そういう系が好きな人じゃないと楽しめないかもしれません。私は大人になってから見たので良かったですが、学生時代に見ていたらトラウマになっていたかもと思うレベルです。ただ、登場人物は可愛い子も多くて、そのギャップは面白く感じました。
作品紹介:グッドナイト・ワールド
- 放送期間
2023年10月~ - 公式サイト
https://gnw-anime.com/ - 制作会社
NAZ
〇出演声優
- 有間太一郎 (cv.廣瀬大介)
- 有間明日真 (cv.島﨑信長)
- 有間小次郎 (cv.大塚明夫)
- 有間 雅 (cv.遠藤 綾)
- 有間 綾 (cv.水瀬いのり)
〇あらすじ
このクソみたいな世界で繋がる、家族の物語。
ネットゲーム「プラネット」において最強と呼ばれる4人組がいた。4人組の名前は“赤羽一家”。彼らはネットゲーム上の疑似家族だった。
互いには知らないが、彼らの正体は現実世界で崩壊した本物の家族である。
引きこもりの長男、優等生の次男、我が子から尊敬されない父親、家庭を顧みない母親。彼らは家族のぬくもりを知らない。ネットゲーム上の家族が仮初めのぬくもりである事も知らない。そして互いが本当の家族である事も知らない。
赤羽一家を中心としてネットゲーム『プラネット』の中で繰り広げられる、モンスターとのバトル、ギルド同士の戦い、そして最終標的“黒い鳥”をめぐる権謀術数。
物語は現実世界を、そして現実の家族を巻き込んで大きく動き出す―― 。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この物語はゲームの中で偽装家族を演じる家族をメインとした作品です。私は最初は漫画から読み始めて、その後はアニメを見始めたのですが、作画が大変良くて、曲もカッコ良くて好きです。この作品はゲーム内の世界と現実世界が描かれており、その世界に生きる主人公の葛藤や成長が描かれています。そして主にシリアスメインの作品で、中盤では鬱展開が待っているので、見るのが辛い場面もあるのですが、内容が面白いので続きが凄く気になるおすすめ作品です。
作品紹介:BANANA FISH
- 放送期間
2018年7月~12月 - 公式サイト
https://bananafish.tv/ - 制作会社
MAPPA
〇出演声優
- アッシュ・リンクス (cv.内田雄馬)
- 奥村英二 (cv.野島健児)
- マックス・ロボ (cv.平田広明)
- ディノ・F・ゴルツィネ (cv.石塚運昇)
- ショーター・ウォン (cv.古川 慎)
〇あらすじ
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。
公式サイトより
〇感想・レビュー
漫画だと1980年代の時代を描かれているのですが、アニメだと現代風に描かれているので、とても見やすい作風となっています。簡単に説明すると日本人大学生の主人公である英二はカメラマンのアシスタントとしてアメリカに来たいたのですが、そこで偶然出会ったストリートキッズのボスであるアッシュに出会い、性格も生きている環境も全く違う二人が「バナナフィッシュ」という謎の名前を巡ってマフィアや国家の陰謀に巻き込まれる話です。笑える部分ももちろんあるのですが、鬱な展開が多く、最終回を見た時は数週間落ち込んでいました。
作品紹介:蒼穹のファフナー
- 放送期間
2004年7月~12月(第1期)
2015年1月~4月(第2期第1クール)
2015年10月~12月(第2期第2クール) - 公式サイト
http://fafner-exodus.jp/ - 制作会社
XEBEC(第1期)
XEBECzwei(第2期)
〇出演声優
- 皆城総士 (cv.喜安浩平)
- 真壁一騎 (cv.石井 真)
- 遠見真矢 (cv.松本まりか)
- 小楯 保 (cv.高瀬右光)
- 日野弓子 (cv.ゆかな)
〇あらすじ
“あなたは、そこにいますか?”
西暦2150年。遠い宇宙から来たシリコン型生命体・フェストゥムとの戦いは、新たな局面を迎えていた。
第一次蒼穹作戦で砕かれた北極ミールは、その欠片を世界中にまき散らした。それらはやがて、独立したミールとして、個別の活動を始めた。大半のミールは人類への憎しみを抱き、戦いを挑んできたが、一部のフェストゥムは人類との共生を選択した。
同じ思想を持つ者は、人類のなかにも存在した。彼らは人間であり、フェストゥムでもあった。その存在が戦局を混乱させ、より多くの憎しみを生んだ。戦いはもう、人類対フェストゥムという単純な構図では語れなくなっていた。
そんななか、竜宮島だけは戦いの表舞台から姿を消し、沈黙を守っていた。2年前の来主 操との邂逅で、島はミールと対話する手段を手に入れた。それは島に、可能性をもたらした。アルヴィスの子たちは、戦いの準備を整えながら、敵を理解する術を模索していた。
公式サイトより
〇感想・レビュー
宇宙から来た謎の敵フェストゥムと戦う少年少女たちを描いた作品です。正体も分からない敵と戦うコズミックホラー要素を持ちつつ、今まで自分が生きてきた町が信じられなくなるという2つの側面のホラー要素が強く、戦うと死に近づくという設定も非常に鬱々としています。非常に残酷な世界観であり、戦う内にいなくなるキャラも存在します。それらとちゃんと向き合いつつ、自分の存在をしっかり認識していく展開が悲しいながらも熱い作品です。OP歌の仕掛けが作品をよく表しており、序盤と終盤で歌詞の意味が変わってくるのも見事です。暖かさと鬱々しさを求めている方にオススメです。
作品紹介:機動戦艦ナデシコ 劇場版機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-
- 放送期間
1998年8月8日 - 制作会社
XEBEC
〇出演声優
- ホシノ・ルリ (cv.南央美)
- テンカワ・アキト (cv.上田祐司)
- ミスマル・ユリカ (cv.桑島法子)
- マキビ・ハリ (cv.日高のり子)
- 高杉三郎太 (cv.三木眞一郎)
〇あらすじ
西暦2201年。ボソンジャンプ航行の鍵となる古代遺跡が、地球と木星の政治体制転覆を企む「火星の後継者」の手に落ちた。人類の歴史最大規模のクーデターに対し、発進する新・機動戦艦ナデシコ。しかし、艦長ホシノ・ルリ達の前に現れたのは、一度はルリの育ての親となったテンカワ・アキトの復讐鬼と化した姿だった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
木星から侵略する謎の敵木星トカゲとそれと戦う戦艦ナデシコのメンバーたちを描いた作品です。基本的にギャグテイストで明るい雰囲気で進行しますが、要所要所でキャラの死や木星トカゲの真実などで鬱々とした展開が出されます。とにかく緩急の激しい作品であり、スッっと飲み込めるにも関わらず気づくと心にダメージを負っています。そして劇場版では特につらい展開が続きます。アニメ本編で守ったものが歪められていくような展開は非常に心が苦しく、失った物、変わらない物と向き合う展開が非常に響きます。緩急の激しい作品を求めている方にオススメです。
作品紹介:結城友奈は勇者である
- 放送期間
2014年10月~12月(第1期)
2017年10月~2018年1月(第2期)
2021年10月~12月(第3期) - 公式サイト
https://yuyuyu.tv/season1/ - 制作会社
Studio五組
〇出演声優
- 結城友奈 (cv.照井春佳)
- 東郷美森 (cv.三森すずこ)
- 犬吠埼風 (cv.内山夕実)
- 犬吠埼樹 (cv.黒沢ともよ)
〇あらすじ
結城友奈、13歳。勇者部に入ります。
結城友奈は朝起きて、支度して、学校へ行き、授業を受けて、部活して、友達と遊んで…。そんな普通の日常を過ごしている中学2年生。
あえて特殊な点をあげるなら、彼女の所属する部活は「勇者部」。その活動内容とは?不思議な存在、バーテックスとは?
神世紀300年、少女たちの物語ーー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
通称ゆゆゆシリーズと呼ばれている作品です。世界をつかさどる神樹を守るため、謎の敵バーテックスと戦う中学生の少女たちが戦う作品です。魔法少女テイストめいた作品であり、主人公となる少女たちは「勇者部」という人助けを目的とした部活動をしており、非常に優しく魅力的なキャラクターです。しかし敵と戦うにつれ、特にパワーアップである満開を使うと身体機能がどんどん失われていくというつらい内容になっており、それでも戦いを続けるのか逃げ出そうとするかといった葛藤が描かれており非常に心にきます。明るい少女たちがどういう決断をし、どういう結末を迎えるのかが気になる方にオススメのアニメです。
一見普通の女子中学生の主人公”結城友奈”ですが、彼女は勇者部という部活に所属しています。未知のウイルスから人類を守ってくれている神樹と、神樹を破壊しようとするバーテックスという謎の存在に、結城友奈含む勇者部のメンバーは巻き込まれていきます。不思議な力を用いてバーテックスと戦う「勇者」となったメンバーでしたが、「満開」という必殺技を使うことで代償を払うことになります。この代償の設定がかなり鬱であります。耳が聞こえなくなったり、声が出なくなったり、足が不自由になったりと、かなり救いようのない設定です。自らの身体機能と引き換えに人類を守ろうとする姿に、感動と気味の悪さを覚えました。最終的にはハッピーエンドですので、満足感のある鬱アニメが観たい方におすすめです。
作品紹介:メイドインアビス
- 放送期間
2017年7月~9月(第1期)
2022年7月~9月(第2期) - 公式サイト
http://miabyss.com/ - 制作会社
キネマシトラス
〇出演声優
- リコ (cv.富田美憂)
- レグ (cv.伊瀬茉莉也)
- ナナチ (cv.井澤詩織)
- オーゼン (cv.大原さやか)
- マルルク (cv.豊崎愛生)
〇あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇々怪々な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い・・・?
公式サイトより
〇感想・レビュー
開拓・探索されつくした世界で、唯一の未開の地「秘境の大穴・アビス」が舞台です。アビスは、未知の遺物や高価なお宝が眠っている反面、非常に身体に負荷のかかる過酷な環境です。そんなアビスに主人公のリコや、相棒のレグが挑む作品となっています。かわいらしいイラストをしていますが、話の内容や描写がかなりえげつないという、非常にギャップのあるお話です。救いのない後味の悪いエピソードや、グロテスクな描写がかなり多いので、人によってはリタイアしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、それらを補って余りある世界観やストーリーの完成度がありますので、満足感の高い作品でオススメです。
誰もがこの絵柄でこんな展開になるとは思わないだろう作品です。謎の巨大竪穴アビスを探検する探窟家を目指すリコと、不思議なロボ少年のレグの冒険を楽しめます。ただこのアビスはただの縦穴ではなく浮上すると特有の呪いを受けると言うアビスの呪いがあるのです。それを知った上で未知を解明する探検に挑戦する作品なのですが、その呪いの成れの果てがエグいのです。ナナチと言う少女にアビスで出会う辺りから、アビスの呪いや生態系の恐怖、それに他の探窟家の異常性が描かれていくので、可愛い絵柄なだけに非常に精神にくる描写が視聴者に待ち受けているでしょう。謎を解明していくワクワク感も味わえるので、一気に観てしまう事でしょう。
いつか母のような探検家になることを夢みる少女・リコは、探索しつくされた世界で唯一謎がのこる大穴・「アビス」に挑みます。人間の見た目をしたロボット・レグに出会い、奇妙な生物と出会い別れを繰り返しながらアビスを探索していくリコ。鬱回といえば、なんといってもやはりナナチ回です。ナナチは親友のミーティとともに研究者・ボンドルドの実験台にされ、ミーティは恐ろしい怪物の姿になってしまいます。そのえげつない残酷さとグロさ・鬱展開は、かわいらしいロリ系の作画だからこそより引き立ちます…!
作品紹介:宝石の国
- 放送期間
2017年10月~12月 - 公式サイト
http://www.land-of-the-lustrous.com/ - 制作会社
オレンジ
〇出演声優
- フォスフォフィライト (cv.黒沢ともよ)
- シンシャ (cv.小松未可子)
- ダイヤモンド (cv.茅野愛衣)
- ボルツ (cv.佐倉綾音)
- モルガナイト (cv.田村睦心)
〇あらすじ
これは、成長の物語ー
宝石たちの中で最年少のフォスフォフィライトは、硬度三半とひときわ脆く、靭性も弱くて戦闘に向かない。また、他の仕事の適性もない。そのくせ口だけは一丁前という、まさに正真正銘の落ちこぼれだった。そんなフォスに、三百歳を目前にしてやっと初めての仕事が与えられる。それは、博物誌編纂という仕事。地味な仕事に不満なフォスだったが、彼はその目で世界を見、様々なことを経験する中で、しだいに大きなうねりに飲み込まれてゆく。そしてついに、彼は望まぬかたちで、欲しかった“強さ”を手にするのだが──。
これは、友情の物語ー
フォス以上の特異体質をもつのが、シンシャ。ただそこにいるだけで体から毒液を撒き散らしてしまうシンシャは、周りに迷惑を掛けまいと、独り夜に引きこもり心を閉ざしていた。ある日、月人に攫われそうになったところをシンシャに助けられたフォスは、「次は自分が君を救ってみせる」と約束する。博物誌の編纂に奔走しながら、シンシャが明るい世界に出てこられるよう、彼向けの仕事を探そうとするフォス。果たしてフォスの想いはシンシャに届くのか? そして、二人の約束が果たされる日は来るのか──?
これは、戦いの物語ー
月から飛来する謎の敵“月人”。彼らは宝石たちを装飾品にしようと、特に美しい宝石を好み、一人また一人と宝石を攫っていくが、その正体は不明。しかも攫われた宝石は加工されて武器となり、宝石たちを苦しめる。さらに月人はどんどん改良され、強力になってゆく。次々と現れる月人に、二十八体の宝石たちは勝利することができるのか? 彼らの真の目的とは何なのか? この終わりのない戦いに、終止符は打たれるのか?
公式サイトより
〇感想・レビュー
実在する宝石が、人の姿をした生物となって暮らしている世界のお話です。それぞれの宝石の硬度や特性が反映されているキャラクターたちが、宝石たちをさらいにくる謎の存在”月人”と対峙していきます。主人公は”フォスフォフィライト”というあまり硬度が高くない無垢な宝石なのですが、このフォスフォフィライトの変貌がおぞましく、鬱な展開へと進んでいきます。戦闘で負った傷を修復するたびに、記憶や自我を失い姿が変貌していく過程は、視聴者からすればかなりキツイものがあります。また、フォスフォフィライトの信念や行動も、全く報われないという後味の悪さがあります。
人類がはるか昔に滅んだ世界が舞台で繰り広げられる宝石たちの物語。タイトルにもあるようにこの世界の登場人物はみな宝石であり、それゆえ各々の硬度が違うため割れやすいものや割れにくいものに別れていきます。また、基本的に宝石たちは不老不死であるが唯一の例外として月人と呼ばれる存在に連れて行かれた場合二度と帰ってくることはありません。このように本来は不死である宝石も死に近いことが起こり得るため、個性豊かなキャラクターたちがあっさりと連れて行かれた時はショックを受けました。また、本作は3dcgによって描かれていますがそれが宝石らしさをより際立たせているアニメとなっていました。
作品紹介:ぼくらの
- 放送期間
2007年4月~9月 - 公式サイト
https://www.gonzo.co.jp/archives/bokurano/index01.html - 制作会社
GONZO
〇出演声優
- ウシロ(宇白順) (cv.皆川純子)
- カナ(宇白可奈) (cv.阿澄佳奈)
- カンジ(吉川寛治) (cv.野島健児)
- マチ(町洋子) (cv.三瓶由布子)
- アンコ(往住愛子) (cv.牧野由依)
〇あらすじ
「終焉」アニメ版で迎えるもうひとつの結末。
夏休み――自然学校にやってきた15人の少年少女。そこで、小学生の宇白可奈を除く14人の中学1年生は、ココペリと名乗る謎の人物と突然、契約を結ぶ。
その契約は戦いに負けたり、勝負がつかず48時間経過すると、地球は破壊され、全人類のみならず地上の全生物が死滅する。操縦者は、事前に契約した者の中から選ばれた1名がなる。操縦は一人で行い、勝手に変更する事は許されない。ロボットは人の生命力で動く。一戦闘する代わりに、操縦者の命を奪う。
世界の滅亡か ぼくらの死か。
公式サイトより
〇感想・レビュー
ぼくらのは鬱アニメの代表作とも言える程の有名な作品です。少年少女が偶然ロボットに乗って世界の為に戦う話です。そのロボットに乗って戦う際には代表者1名がランダムに選ばれるのですが、戦うと必ず死ぬと言う話です。戦わないと当然死ぬので選択肢がほぼない状況を、大人ではなく少年少女が受け止めるなんとも言えないやるせなさが終始漂う傑作です。死と言う誰もいづれは自身に起きるけど、考えない様にしているテーマを、今すぐ結論を求められる少年少女達の命に対する葛藤を楽しむ作品です。覚悟を決めていく姿に涙なくして視聴し続けられません。
15人の子供たちが、地球を攻撃しにくる巨大ロボットに毎日1人ずつ応戦していく物語です。選ばれるのはランダムで、応戦用のロボットに乗り込んだら最後、敵に勝てても搭乗した子どもは死んでしまいます。ココペリという一見かわいらしい(その実は残酷な)マスコットキャラクターに導かれ、訳のわからないまま1人、また1人と命を落としていきます。次の搭乗を予告された子どもは、死を前に心の闇に向かい合う姿が描かれるのですが、その残酷さとまさに「鬱」と言えるエピソードの数々と、絵の繊細なタッチとのギャップが怖すぎてたまりません…!
異色のロボットアニメです。少年達がロボット「ジ・アース」に乗り込み戦う話・・というと典型的なロボットアニメかと思うが、戦うには条件があり・・という話です。ロボットが戦う話というより、パイロットである少年・少女達の背景が中心と言ってもいいほど内面に深く切り込んだ内容となっています。原作版とはラストが変更されており、ラストはそこまで重くはないものの「出口が見えない」「救われない」感じは鬱アニメそのものです。この頃のアニメは救われない形の重々しいものが多い(まどまぎ等)が「ぼくらの」も同系統のものなので、この年代のアニメが好きな人にお勧めです。
作品紹介:東京マグニチュード8.0
- 放送期間
2009年7月~9月 - 公式サイト
https://tokyo-m8.com/index.shtml - 制作会社
ボンズ×キネマシトラス
〇出演声優
- 小野沢未来 (cv.花村怜美)
- 小野沢悠貴 (cv.小林由美子)
- 日下部真理 (cv.甲斐田裕子)
- 小野沢誠司 (cv.中博史)
- 小野沢雅美 (cv.井上喜久子)
〇あらすじ
夏休み、東京を襲った大地震、すべてが一変した世界。絶望に立ち尽くす姉弟と、一人娘を案じるシングルマザー。大切な家族の待つ我が家へー 3人は歩き始めた。
夏休みに入ったばかりのお台場。中学1年生の未来は、弟の悠貴に付き合わされロボット展を見に来ていた。はしゃぐ弟を横目に、反抗期真っ盛りの未来は退屈そうにケータイをいじっている。「毎日毎日ヤなことばっかり…。いっそのこと、こんな世界、壊れちゃえばいいのに」そう思った瞬間、突然地面が激しく揺れた。
東京を襲った、マグニチュード8.0の海溝型大地震。
連絡橋は崩れ落ち、東京タワーは倒壊―。一瞬にしてすべてが変わった東京。未来は悠貴の手をひき、お台場で出会ったバイク便ライダー・真理の力を借りながら世田谷にある自宅へ向かう。
果たして3人は無事に家に帰ることができるのか―。
公式サイトより
〇感想・レビュー
日本では誰もが共感したり、もし自分に起こったらと感情移入しちゃう大地震に被災した後の話です。中学1年の主人公は弟と被災し、世田谷にある実家に力を合わせて目指すのですが、様々な壁が2人を阻むと言う話です。しかしこのアニメの鬱展開は最後にあります。それを知った後には必ずアニメを最初から観る事になるでしょう。それほど作りこまれているのですが、鬱展開もですが何よりも家族の絆こそがこのアニメのテーマだと思います。最終回は涙を流す事は必須なので、ハンカチと水分補給は忘れずに観る事が推奨されます。
作品紹介:無限のリヴァイアス
- 放送期間
1999年10月~2000年3月 - 公式サイト
https://www.sunrise-inc.co.jp/ryvius/ - 制作会社
サンライズ
〇出演声優
- 相葉昴治 (cv.白鳥 哲)
- 相葉祐希 (cv.保志総一朗)
- 尾瀬イクミ (cv.関 智一)
- 蓬仙あおい (cv.桑島法子)
- 和泉こずえ (cv.丹下 桜)
〇あらすじ
22世紀初頭。人類はその居住地域を太陽系全体へと広げ、各惑星圏は経済的に独立した地域として繁栄していた。だが、ある時、突如として太陽を中心に発生したプラズマの嵐によって、太陽系の半分は魔の海 ”ゲドゥルト・フェノーメン”(ゲドゥルトの海)に呑み込まれ、人類の多くが死滅した…。それから約80年後、復興を成し遂げた人類は、太陽系全ての星へ進出していたが、ゲドゥルトの海は膨張を続けており、それに対する解決策はまだ見つけられないでいた…。西暦2225年、航宙資格教程の訓練用ステーション”リーベ・デルタ”で16歳の少年、相葉昴治は弟の祐希や幼なじみのあおいたち仲間たちと教習を受けていた。ある日、”リーベ・デルタ”がエネルギー補給のためゲドゥルトの海に降下した。その時事件は起きた。突然、”リーベ・デルタ”が制御を失い、ゲドゥルトの海へ沈没し始めたのだ!生死に追いつめられたアイヴァとその仲間の少年たちは、脱出を図ろうと奔走していたとき、見たこともない可潜艦”リヴァイアス号”を発見した…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
心をえぐる程の作品ではなく、じわじわと心を蝕まれる感覚を味わえる鬱アニメの傑作です。学生だけで宇宙を漂流する事になるのですが、その宇宙船には最新鋭の秘密があると言う設定ですが、楽しむのは学生たちが閉鎖空間でどの様になっていくのかの展開です。極限状態に置かれると人はどの様な行動にでるのかを、本当にリアルに描かれており、当然パニックや絶望展開が待ち受けているので心にくるものがあります。人間の心の闇だけでなく、複雑に混ざり合う政治や人間模様の表現が逸脱で、ストーリーに没頭できる作品です。20年以上前のアニメですが、今観ても古いと感じる事はないでしょう。人の心の闇は今も昔も変わりません。
作品紹介:鋼の錬金術師
- 放送期間
2003年10月~2004年10月 - 公式サイト
https://www.hagaren.jp/ - 制作会社
ボンズ
〇出演声優
- エドワード・エルリック (cv.朴璐美)
- ヴァトー・ファルマン (cv.室園丈裕)
- アルフォンス・エルリック (cv.釘宮理恵)
- ショウ・タッカー (cv.永井誠)
- ピナコ・ロックベル (cv.麻生美代子)
〇あらすじ
エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。
己の右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。
エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。
右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ—。
公式サイトより
〇感想・レビュー
同名の原作のアニメ化作品は2つあり、2003年に放送されたものと2009年に放送されたものがあります。2003年版の方は原作からストーリーが大幅に変更されており、人体錬成の禁忌についてより掘り下げている内容となっています。原作よりも暗い雰囲気で進行し、特に罪というテーマ性が強いです。人を作ろうとした罪、人を殺した罪と向き合い、どういう答えを出すかは必見です。マスタング大佐やスカーのキャラ性は別物と言ってよく、原作読破済みの視聴者でも驚きを持って見れる作品となっています。原作よりもダークファンタジー系の作品となっており、そういう作品が見たい方にオススメです。
作品紹介:ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
- 放送期間
2017年7月15日 - 公式サイト
http://ngnl.jp/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- リク (cv.松岡禎丞)
- シュヴィ (cv.茅野愛衣)
- コローネ・ドーラ (cv.日笠陽子)
- ジブリール (cv.田村ゆかり)
- ノンナ・ツェル (cv.井口裕香)
〇あらすじ
願ったのは、共に生きることーー。
それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる《盤上の世界(ディス・ボード)》が創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、終わりの見えない大戦が続いていた時代。天を裂き、地を割り、星さえも破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、擦り減らす日々が続くある日、リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことでエラーを起こしてしまい、仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、エラーを修正するため、リクに《人間の心》を教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。
公式サイトより
〇感想・レビュー
テレビシリーズのノーゲーム・ノーライフの前日譚を描いた作品です。本編の世界がどうやって作られたかという話を展開しており、テレビシリーズを見ていなくても十分に楽しめます。他種族が戦争しあう世界で最も弱小な人間が必死に生き延び戦争の勝利をかすめ取るまでの話がしっかりと描かれており、頭脳戦で他種族を出し抜いていく様子が非常に面白いです。一方で主人公のリク、ヒロインのシュヴィの恋愛模様は非常に悲しく、お互いに自分を犠牲にしても勝とうとする姿は涙なしには見れません。ハッピーエンドでありつつ、悲しい結末が好きな方にオススメです。
作品紹介:Vivy -Fluorite Eye’s Song-
- 放送期間
2021年4月~6月 - 公式サイト
https://vivy-portal.com/ - 制作会社
WIT STUDIO
〇出演声優
- Vivy (cv.種﨑敦美)
- マツモト (cv.福山 潤)
- エステラ (cv.日笠陽子)
- グレイス (cv.明坂聡美)
- オフィーリア (cv.日高里菜)
〇あらすじ
“ニーアランド”、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。
――「歌でみんなを幸せにすること」。自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。
ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。
マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。
果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。
これは<私>が<私>を滅ぼす物語――AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。
WIT STUDIO×長月達平×梅原英司エンターテイメントの名手たちが、引き寄せあった絆で紡ぐSFヒューマンドラマ、ここに開演。
公式サイトより
〇感想・レビュー
AIが一般化した世界、突如AIが暴走し人々を殺し始めた世界で歌姫型AIのヴィヴィが何を選択するのか、歌うとは何か心とは何かを問い続ける物語です。歌で人を幸せにする使命を与えられたヴィヴィと謎の立方体のメカマツモトと過去に戻りシンギュラリティを解消していく珍道中は面白い一方、AIと人との関わりに触れ、ヴィヴィが悩み苦しむ姿は非常に考えさせられます。最後にヴィヴィがどのような決断をするのかは必見です。歌をテーマとしており、挿入歌などの演出も見どころの一つです。SFで悲しい話を求めている人にオススメです。
作品紹介:モノノ怪
- 放送期間
2007年7月~9月 - 制作会社
東映アニメーション
〇出演声優
- 薬売り (cv.櫻井孝宏)
〇あらすじ
「真(まこと)」「理(ことわり)」「形(かたち)」を見極め、モノノ怪を斬ることのできる退魔の剣を持つ、謎の男「薬売り」。真とは事の有様、理とは心の有様。そして、ものの形を為すのは、人の因果と縁(えにし)。剣に導かれてか、己の意思か、薬売りの行く手には必ずモノノ怪が剣が抜き放たれ、あまたの妖異と対峙するとき、浮かぶこの世のあはれとは・・・?人の心とアヤカシが生み出す凄絶なる惨劇を、薬売りの男と退魔の剣が断つ!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
和風ながらポップでモダンな作画、独特な演出が素晴らしいです。「日本の怪談」の有名エピソードがオムニバス形式で語られていきますが、そこだけが普通で、モノノ怪の世界観で語られる『怪談』は、一瞬、何を見ているのか分からなくなる位新鮮でした。これほどいい意味で裏切られたアニメはないかもしれません。「薬売り」さんの怪しげな魅力もこの作品に絶対欠かせません!映像の斬新さだけではなく、『怪談』ならではの世の無情、ジメジメとした恨めしさもしっかりと描かれているのでめちゃめちゃおススメ!大絶賛の作品です!
作品紹介:バビロン
- 放送期間
2019年10月~2020年1月 - 公式サイト
https://babylon-anime.com/ - 制作会社
REVOROOT
〇出演声優
- 正崎 善 (cv.中村悠一)
- 九字院偲 (cv.櫻井孝宏)
- 文緒厚彦 (cv.小野賢章)
- 瀬黒陽麻 (cv.M・A・O)
- 守永泰孝 (cv.堀内賢雄)
〇あらすじ
東京への一極集中緩和を目的として、東京都西部に新設された『新域』。その実態は、新法の試験運用を実施する「国家の実験場」としての役割を有し、政令指定都市を上回る権限が付与され、「第2の東京」と位置付けられていた。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
正義感のあふれる検事の主人公です。とある脱税の検挙からとある事件に巻き込まれていきます。最初は怪しくもセクシーな謎の女性の登場でジメッとしたミステリーの世界観に飲み込まれます。しかし話が進むにつれて登場人物がどんどん命を落としていきます。しかも犯人と思われる人物は直接的に手を下すわけでなく、被害者たちと会話をしただけで命を自らたっていくという展開に主人公はなすすべがないです。犯人もなんのためにそんなことをするのか動機らしいものもなく、ただ人が死んでいくのを楽しんでいる様子で犯行の理由も、犯行の実行の仕方も、解決策もわからなないなかどんどん追い詰められる主人公が見ものです。
作品紹介:86―エイティシックス―
- 放送期間
2021年4月~6月(第1期)
2021年10月~2022年3月(第2期) - 公式サイト
https://anime-86.com/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- シンエイ・ノウゼン (cv.千葉翔也)
- ヴラディレーナ・ミリーゼ (cv.長谷川育美)
- ライデン・シュガ (cv.山下誠一郎)
- セオト・リッカ (cv.藤原夏海)
- アンジュ・エマ (cv.早見沙織)
〇あらすじ
星歴2148年。サンマグノリア共和国は隣国ギアーデ帝国が投入した完全自律型無人兵器「レギオン」の侵攻に対し、同様の無人兵器「ジャガーノート」を投入。流血無き戦場を作り上げる事で脅威を退けていた。しかし、その実態は多数派民族である白系種以外を人間と見做さない狂気の差別思想から生み出された「有人搭乗式無人機」であり、搭乗させられた少数派民族は共和国85行政区の外へ追いやられた人型の家畜、「エイティシックス」と蔑まれながら絶死の戦場を戦い続けていた。そんな中、白系種でありながら軍内で差別政策撤廃の活動を行う士官ヴラディレーナ・ミリーゼは、管制担当者に多数の退役者や自殺者を出し「死神」と呼ばれるエイティシックスが居る部隊の管制を任され、自国が目を背け続けていたレギオンの真実を知る事になる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
ロボット兵器の出現で、もう兵隊が命を落とすことはないという軍事国家でじつは戦っているのは、自国民と認識されていない若者たちがロボットに乗り込み戦っているという設定からの鬱展開。しかも長年の戦いの末、今戦っているのは若者やこどもたち。戦いで勝利をすれば国民になれるという条件下で人を集めているが、現状は生き残るものはほとんどいなくて、兵士たちに希望はないです。そんな中やっと生き残れて、普通にすごしてよいと言われたのに、結局戦場でしか生きるすべがなくて、死んでいった仲間に申し訳なくて戦地に戻る決意をする登場人物たちが悲しすぎて涙なしには見れないです。
作品紹介:ノラガミ ARAGOTO
- 放送期間
2015年10月~12月 - 公式サイト
https://noragami-anime.net/ - 制作会社
ボンズ
〇出演声優
- 夜ト (cv.神谷浩史)
- 壱岐ひより (cv.内田真礼)
- 雪音 (cv.梶 裕貴)
- 毘沙門 (cv.沢城みゆき)
- 兆麻 (cv.福山 潤)
〇あらすじ
黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”は、祀られる社の一つもない貧乏でマイナーな神様。自分の社を築くべく、賽銭〈5円〉で人助けをする、自称“デリバリーゴッド”である。交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとしたことがきっかけで、“半妖(魂が抜けやすい体質)”となった良家の令嬢・壱岐ひより、さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった少年“雪音”と共に、人間に害を与える“妖”と戦いを繰り広げながらも、その三人の絆は深まっていった。一方で、七福神の一柱(ひとり)で最強武神である“毘沙門”から命を執拗に狙われ続けている夜ト。ふたりの間に秘められた過去、そして、因縁の対決の行方は…
公式サイトより
〇感想・レビュー
第一期目から暗い話がちらほらあったけれど、第二期はもっとダークな展開になります。神の使いたちは元は人間であったため心の不安定さがあって、それが心を蝕んでいき、その蝕んだ心が他の使いを蝕んで、ついには主である神の体を感染症のように蝕んでいきます。しかも神は生まれ変わってやり直しがきくことが判明して、なにかあっても代わりがいるから大丈夫ですよという使いたちの本心が怖かったです。使いたちは神を敬っている、神は使いたちを助けてやりたい、養ってやりたいと思っているのに根本的に違いすぎてわかりあえない様が少しずつしかし、確実にどんどん自体を悪化させていって、ジメジメした展開が良いです。
作品紹介:ギルガメッシュ
- 放送期間
2003年10月~2004年3月 - 制作会社
ジャパンヴィステック、グループ・タック
〇出演声優
- 円竜也 (cv.浪川大輔)
- 円紀世子 (cv.中村千絵)
- 伯爵夫人 (cv.斎賀みつき)
- 藤崎イサム (cv.伊藤健太郎)
- 御室風子 (cv.小林沙苗)
〇あらすじ
197X年、円竜也とその姉・紀代子はおじの研究所に呼び出される。そこにはクローン技術により作り出された10人の擬瑠亀主(ギルガメッシュ)がいた。彼らは悪魔族の一味である円盤族(UFO族)に科学技術で対抗するべく、研究に研究を重ねていた。
研究所の場所を知った円盤族らは研究所を襲い、竜也やギルガメッシュを殺そうとするが、竜也はその祖父にあたる円鬼堂(エンキドゥ)に救われる。鬼堂は円竜也ら円家と、ギルガメッシュたちは同じ祖先、宇宙人である事実を打ち明ける。円竜也ら超能力を使える者達とギルガメッシュたちは一致団結して円盤族に対抗していく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
タイトル・原作は石ノ森章太郎の同名漫画であるが、アニメ版は大きく内容が変更されています。モチーフこそ石ノ森章太郎の漫画から来ているものの、鬱要素・ダークな要素はアニメ版の方が強いです。2003年作ということでまだ2000年問題が騒がれていた年から数年しか経っていないこともあり、テクノロジーに対する不信感・恐怖感が見て取れる内容となっています。これを書いている現在もテクノロジーの発展は目覚しい一方で、AIに対する脅威と言ったような社会的な不安が多く見て取れます。本作品はクローン技術や高度な文明によって引き起こされた科学的な事故といったテクノロジーの持つ「怖さ」のようなものが多く見て取れるのだが、それらは普遍的なものでありいま現在このアニメをみてもまったく色あせている感じはしないです。
作品紹介:シグルイ
- 放送期間
2007年7月~10月 - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 藤木源之助 (cv.浪川大輔)
- 伊良子清玄 (cv.佐々木望)
- 岩本三重 (cv.桑島法子)
- いく (cv.篠原恵美)
- 岩本虎眼 (cv.加藤精三)
〇あらすじ
時は江戸時代初頭、天下太平の世の中。駿河大納言・徳川忠長の命により、通常は木剣によって行われるべき御前試合が、真剣をもって行われようとしていた。この御前試合で対決する、藤木源之助と伊良子清玄。藤木は片腕を失い、伊良子は盲目であった。この二人は、不世出の剣士とうたわれた岩本虎眼の道場でのかつての同門。異様な構えを取る伊良子…。二人が出会い、頭角を現し、虎眼道場の跡継ぎとして目指す武士道の頂点。しかしその頂点に立てるものは一人しかいない。この二人の葛藤を縦軸に、数奇な運命を横軸に、織り上げた運命の物語。
公式サイトより
〇感想・レビュー
(良い意味で)こんなものよく放送できたなというアニメです。地上派での放送ではなかったため自由度が高かったと思われます。グロテスクな描写が多いものの、どこか美しさを感じました。強さをひたすらに求める剣豪、武家社会における不条理さを美化せずによく書けていました。常識的な人間が一人も出てこないのには理由があるのでしょう。極限まで強さを追い求めると人は人ではなくなってしまう、人間性を失ってしまうのです。劇中に登場する「この日産まれし怪物は一匹、いな二匹・・」というセリフに代表されるように。残念なのはアニメは途中で終わってしまいそのまま続編が作られていない点です。評価も高いアニメで原作も素晴らしく、原作はとうの昔に完結済なのになぜか二期が作られていません。望む声が多ければその内つくられる気がするので是非見ていただきたいです。
作品紹介:ハッピーシュガーライフ
- 放送期間
2018年7月~9月 - 公式サイト
https://archive.genco.co.jp/happysugarlife/ - 制作会社
Ezo’la
〇出演声優
- 松坂さとう (cv.花澤香菜)
- 神戸しお (cv.久野美咲)
- 神戸あさひ (cv.花守ゆみり)
- 三星太陽 (cv.花江夏樹)
- 飛騨しょうこ (cv.洲崎 綾)
〇あらすじ
誰も愛したことがなかった少女・松坂さとう。そんなさとうが初めて愛した少女・神戸しお。寄り添う二人の少女、甘く幸せな生活。それを脅かすものを――松坂さとうは許さない。愛のためなら脅迫も監禁も殺人さえも。甘くて痛い、真実の純愛サイコホラー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
主人公の女子高生”さとう”と少女”しおちゃん”の生活を描いたほのぼのアニメ。かと思いきやとんでもないヤンデレなさとうちゃんがとにかくしおちゃんを可愛がって、守り抜こうとするお話です。精神的にやばいやつがゴロゴロ出てくるアニメで、絵柄の可愛らしさの反面ぞっとするようなキャラが多く、日常にこんなことが潜んでいる可能性を考えるとおそろしくなってきます。でも心のどこかでさとうちゃんとしおちゃんの二人の生活が壊れてしまわないように応援してしまう部分もあり、すごく複雑な気持ちで見続けるアニメです。サイコホラーが好きな人には絶対はまる、可愛くも恐ろしいアニメ。
作品紹介:ID:INVADED
- 放送期間
2020年1月~3月 - 公式サイト
https://id-invaded-anime.com/ - 制作会社
NAZ
〇出演声優
- 名探偵・酒井戸 / 鳴瓢秋人 (cv.津田健次郎)
- 百貴船太郎 (cv.細谷佳正)
- 富久田保津 (cv.竹内良太)
- 本堂町小春 (cv.M・A・O)
- 白岳仙之介 (cv.近藤 隆)
〇あらすじ
監督・あおきえい×脚本・舞城王太郎が創り出すオリジナルSFミステリーComing in 2020
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。
そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
津田健次郎さんが主役の声優さんをつとめるアニメです。連続殺人犯の残留思念からイドという世界に主人公がもぐり探偵となって殺人犯の招待を暴いていく話なのですが、主人公は元警察官ですが、家族を殺した殺人犯を殺し、その他の連続殺人犯をも殺してしまっているため捕まっている状態で、イドの世界では若く利発でしっかりした印象の主人公が現実世界へ戻ると歳も重ねており、暗く、鬱々とした雰囲気に戻ります。その現実とイドの世界のギャップが見ていて面白くもあり、悲しくもなる部分です。基本的には連続殺人犯を作りあげている帽子の男の正体を暴いていくことが目的ですが、イドに関する秘密や、主人公の苦悩がリアルに描かれており、涙なくしては見られない良作です。
作品紹介:がっこうぐらし!
- 放送期間
2015年7月~9月 - 公式サイト
https://gakkougurashi.com/ - 制作会社
Lerche
〇出演声優
- 丈槍由紀 (cv.水瀬いのり)
- 恵飛須沢胡桃 (cv.小澤亜李)
- 若狭悠里 (cv.M・A・O)
- 直樹美紀 (cv.高橋李依)
- 佐倉 慈 (cv.茅野愛衣)
〇あらすじ
学校に寝泊まりする”学園生活部”の4名、ムードメーカーのゆき、シャベルを愛する(?)くるみ、皆をまとめるりーさん、しっかり者の後輩みーくん。おっとりとした顧問のめぐねえに見守られながら、朝ごはんに乾パンを食べたり、屋上の菜園でプチトマトを収穫したり、部屋から逃げ出した犬”太郎丸”を追って学校中を走りまわったり……時に大変なこともあるけれど、それ以上に楽しさがあふれている、みんなと一緒に暮らす日々彼女たち”学園生活部”は、今日も元気いっぱい活動中!「わたしたちは ここにいます」
公式サイトより
〇感想・レビュー
アニメでも漫画でも衝撃の第一話とネットでも話題になった「がっこうぐらし!」アニメの1話目はただただ楽しそうに学校での日々を送っている主人公”ゆき”の姿が描かれますが、最後のシーンでゾンビがはびこっているカットが入り、EDでは廃校と化した学校が写るという演出がよかったです。ゾンビがたくさんいる状況から自分の心を守るために、普段通りの学校だと思いこんでいるゆきちゃんの姿も痛々しいですが、まわりの女の子たちもそのゆきちゃんを守るために話を合わせ明るくふるまう中でどうにか正常な精神を保てているというなんともギリギリのラインで成り立っている状況・・・かわいくどうにか皆元気に生き残って欲しいと願いながら見るアニメです。
作品紹介:未来日記
- 放送期間
2011年10月~2012年4月 - 公式サイト
http://www.future-diary.tv/ - 制作会社
asread.
〇出演声優
- 天野雪輝 (cv.富樫美鈴)
- 我妻由乃 (cv.村田知沙)
- 火山高夫 (cv.土門 仁)
- 来須圭悟 (cv.田中正彦)
- 豊穣礼佑 (cv.真田アサミ)
〇あらすじ
「刺せないよ、そういう”未来”だもの―――」未来予知能力者12人によるサバイバルゲーム勃発!
「未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記」の所有者間で繰り広げられる殺人ゲームに巻き込まれてしまった中学生・天野雪輝が主人公のサスペンス・アクション。内向的で冷めている雪輝の成長、雪輝を盲目的に愛する最強のヒロイン・我妻由乃の動向、そして個性的な12人の未来日記所有者によるバトルなどが見所。
公式サイトより
〇感想・レビュー
未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記を所持する来予知能力者12人によるサバイバルゲーム!内向的で冷めている中学生・天野雪輝が成長していく姿と雪輝を愛する最強のヒロイン・我妻由乃の動向、そして個性的な12人の未来日記所有者によるバトルなどが見所です。未来日記はそれぞれ能力が異なり、戦い方も様々で、日記所有者がそれぞれ抱えている暗い過去は、同情してしまうほど闇が深いものが多かったです。また、最初は敵だった人が味方になったり、逆に味方だった人が敵になったりとストーリーについていくのがやっとでした。そして、最後の結末もかなり衝撃的でした。
後半になるにつれて、どんどん話が複雑になっていくんですが、全体的に面白いです。未来日記を所有している人たちでバトルになっていくんですが、その様子も面白く見れました。登場人物一人ひとりのキャラも濃いので、見ていて応援したくなるキャラクターも出てくると思います。個人的には、ヒロインの由乃ちゃんがオススメです。ちょっと猟奇的な部分もあるのですが、後にその理由も分かってきます。ドラマ化もされてましたが、やっぱりアニメの方が詳しくキャラも描かれているのでより面白かったです。また、アニメのオープニング曲の空想メソロギヰも大好きでした。
作品紹介:機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
- 放送期間
2015年10月~2016年3月(第1期)
2016年10月~2017年4月(第2期) - 公式サイト
https://g-tekketsu.com/ - 制作会社
サンライズ
〇出演声優
- 三日月・オーガス (cv.河西健吾)
- オルガ・イツカ (cv.細谷佳正)
- ビスケット・グリフォン (cv.花江夏樹)
- ユージン・セブンスターク (cv.梅原裕一郎)
- 昭弘・アルトランド (cv.内匠靖明)
〇あらすじ
無人機動兵器モビルアーマー (MA)の暴走に端を発した大戦争、厄祭戦が終結してから約300年後のP.D.(Post Disaster)323。地球圏は、大戦の英雄アグニカ・カイエルと同志である7つの家門セブンスターズが創設した治安維持組織ギャラルホルンの監視のもとで、4つの経済圏による分割統治に移行していた。しかし長きにわたる平和はギャラルホルンを腐敗させ、その余波は地球から遠く離れた火星にも差別や貧困というかたちで蔓延していき、過酷な労働に就く孤児たちや、人身売買されるヒューマンデブリを生み出す要因となっていた。
公式サイトより
〇感想・レビュー
使い捨ての少年兵達が、既得権益を有する大人(ギャラルホルン)達に反旗を翻します。タイトルの通り、孤児達の物語です。主人公はオルガや三日月といった使い捨てにされていた民間警備会社の少年兵達で、相手は超巨大な勢力です。言ってみれば暴走族と警察位に力が違います。始めから負けが見えている闘いなのですが、理不尽さに立ち上がらざるを得ない姿に胸が締め付けられます。これは現代のアメリカン・ニューシネマです。負ける(死ぬ)事は分かっている、それでも一矢報いるという彼らの心意気に触れる度、涙が止まらなくなるのです。
作品紹介:Fate/Zero
- 放送期間
2011年10月~12月(第1期)
2012年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://www.fate-zero.jp/ - 制作会社
ufotable
〇出演声優
- 衛宮切嗣 (cv.小山力也)
- セイバー (cv.川澄綾子)
- アイリスフィール (cv.大原さやか)
- 遠坂時臣 (cv.速水 奨)
- 言峰綺礼 (cv.中田譲治)
〇あらすじ
これは始まりに至る物語―――
奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め、七人の魔術師が七人の英霊を召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇……聖杯戦争。
三度、決着を先送りにされたその闘争に、今また4度目の火蓋が切って落とされる。それぞれに勝利への悲願を託し、冬木と呼ばれる戦場へと馳せ参じる魔術師たち。だがその中でただ独り、己の戦いに意味を見出せない男がいた。
彼の名は――言峰綺礼。運命の導きを解せぬまま、綺礼は迷い、問い続ける。なぜ令呪がこの自分に授けられたのか、と。だが戦いの運命は、やがて綺礼を一人の宿敵と巡り合わせることになる。
それが――衛宮切嗣。誰よりも苛烈に、誰よりも容赦なく、奇跡の聖杯を求め欲する男だった。
大人気ゲーム『Fate/stay night』では断片的に語られるのみだった、10年前に起こった「第四次聖杯戦争」の真実。士郎の養父が、凛の父が、そして若き日の言峰綺礼が繰り広げた戦いの真相が、いま明らかになる!
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品はどんな願いも叶える聖杯を巡り、魔術師達が過去の英霊を召喚し、死闘を繰り広げます。主人公の衛宮切嗣は正義のヒーローを目指す少年でしたが、数々の闘いの中で「大きな災いを避けるために、より小さな災いを選択し続ける事」が世界を良くするとの考えに至り、目的の為には手段を選ばないマキャベリストに成り果てています。この闘いで使役されるのは過去の英霊なので、切嗣の召喚した英霊も誇り高く、切嗣の闘い方に反発します。そして、結局はお互いに分かり合えないまま闘いは終盤に至ります。誰よりも正義と平和を求めた男は、誰よりも卑劣に闘い勝ち残ります。彼は果たして世界平和を実現できるのか、おすすめ作品であり、見どころです。
作品紹介:Another
- 放送期間
2012年1月~3月 - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 榊原恒一 (cv.阿部 敦)
- 見崎 鳴 (cv.高森奈津美)
- 赤沢泉美 (cv.米澤 円)
- 勅使河原直哉 (cv.前野智昭)
- 望月優矢 (cv.山本和臣)
〇あらすじ
死者は、誰――? その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない“秘密”がある――1998年、春。 夜見山北中学に転校してきた 榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女、見崎鳴に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、予想もしなかった惨事が!・・・・・・この“世界”ではいったい、何が起こっているのか・・・? “新本格ミステリ”ムーブメントの旗手・綾辻行人がおくる、いまだかつてない学園ミステリ&ホラー「Another」驚天動地の学園本格ミステリホラーがついにTVアニメ化!キャラクター原案は「涼宮ハルヒの憂鬱」などの大ヒット作品を手掛ける【いとう のいぢ】が担当!監督:水島努、キャラクターデザイン:石井百合子、そして…アニメ制作:P.A.WORKS大ヒットを連発しているスタッフ&スタジオが、超豪華チームを結成し、ホラーアニメの決定版に挑む。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
26年前の事故がきっかけで起こっていくサスペンスミステリーなんですが、とっても面白いです。アニメなんだけど、ストーリーと設定がめちゃくちゃ凝っています。三年三組の悲劇がなかなか終わらないから、またシーズン2とか作ってくれないかなと期待しているアニメです。けっこう死んでしまうグロテスクなシーンが多いので、見ていて気持ちが沈んでしまうこともあるけど、でも死んでいく謎を解きたくて最後まで怖いもの見たさで見てしまいました。結局、謎は解けるけども三年三組の呪いは解けないまま終わってしまうので、その奇妙さもまた良かったです。