おすすめ少女漫画原作アニメの紹介
おすすめ少女漫画原作アニメのあらすじや出演声優、レビューなど詳しくご紹介します。
作品紹介:ベルサイユのばら
- 放送期間
1979年10月~1980年9月 - 制作会社
東京ムービー新社
〇出演声優
- オスカル (cv.田島令子)
- アンドレ (cv.志垣太郎)
- マリー=アントワネット (cv.上田みゆき)
- フェルゼン (cv.野沢那智,堀勝之祐)
- ロザリー (cv.吉田理保子)
〇あらすじ
18世紀のフランス。ジャルジェ将軍の娘として生まれたオスカル・フランソワは、武門の家を継ぐため男として育てられ、長じて王妃マリー・アントワネット付きの近衛隊長に任ぜられる。スェーデンの青年貴族フェルゼンと出会ったマリーは激しい恋に陥るが、オスカルもまたフェルゼンにほのかな想いを寄せていた。フランス革命へ向けて揺れ動きはじめた時代の中、オスカルとともに育ったアンドレは、自らの想いを隠して彼女を見守るが……。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
私がこの作品をおすすめできるのは、少女漫画を原作にしている数多くのアニメの中でも、この作品の完成度が一番高いと思っているからです。この作品はフランス革命が勃発したころのフランスを舞台にしていているので、歴史が好きな人にもおすすめできるアニメです。当時のフランスではブルボン王朝に対する国民の反感が高まっていて、革命へと進んでいく当時のフランスの状況も、このアニメではしっかりと描かれています。このアニメのもう一つのおすすめできるポイントは、物語の主人公であるオスカル・フランソワの魅力です。彼女は女性ですが、男性のような姿をして近衛士官として働いていて、物語が進むにつれてフランス革命とも深く関わっていきます。
作品紹介:ちびまる子ちゃん
- 放送期間
1990年1月~1992年9月(第1期)
1995年1月~(第2期) - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/1578/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- さくらももこ (cv.TARAKO)
- さくらひろし (cv.屋良有作)
- さくらすみれ (cv.一龍斎貞友)
- さくらさきこ (cv.豊嶋真千子)
- さくら友蔵 (cv.島田 敏)
- さくらこたけ (cv.佐々木優子)
〇あらすじ
ちびまる子ちゃん(通称まる子)こと“さくらももこ”は、清水市(現・静岡市清水区)に住む小学三年生。父母や姉、祖父母と暮らす、どこにでもいそうな女の子だ。物語は、同じクラスの花輪くんや丸尾くん、そして仲良しのたまちゃんたちと毎日を元気一杯に過ごす、まる子のさりげない日常をユニークな視点で綴っていく。原作は集英社の少女誌「りぼん」連載の大人気マンガ。原作者の少女時代の体験を振り返った物語が、大人たちには郷愁を、子ども達には新鮮さと等身大の主人公の魅力を感じさせ、平成を代表するアニメーションとなった。現在でも放映が続く人気作品の第1期シリーズ。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品は少女漫画が原作であるアニメの中でも、特に長い期間テレビで放映されている作品の一つです。この作品は非常に幅広い世代のファンがいて、大人と子供が一緒に楽しめるアニメとしてもおすすめできます。この作品は作者のさくらももこさんの少女時代をモデルにしていて、さくらさんが亡くなった2018年以降も、アニメは放送されています。この作品の大きな魅力であったのは、主人公のまる子を演じていたTARAKOさんの演技力です。TARAKOさんの声は、まる子のキャラクターに非常に合っていたので、2024年に亡くなられたことは非常に残念でした。まる子の声は新たに菊池こころさんが担当することになったので、今後は新しいちびまる子ちゃんが見られることも、おすすめできるポイントです。
アニメは作者のさくらももこ先生自身を写した作品となっていて、小学生で起きた事や創造を交えた展開です。基本笑えて楽しめるストーリーで、毎回まる子や周りで起きる事が面白すぎます。登場人物はさくら一家を中心としていますが、スペシャルなどでは現実の方が登場したりします。色々なエピソードがあり、まる子とたまちゃんとのほっこり友情や友蔵お爺ちゃんとの面白いやり取りも最高です。アニメの時代背景は昭和で懐かしさを感じる方もいるでしょう。まる子を始めとしてたくさんの個性溢れるキャラクターがそれぞれに活躍していますので、お気に入りのエピソードを見つけるのも容易いです。ちびまる子ちゃんで翌日からの仕事を感じて辛さも現れる作品です。
国民的アニメな存在となっている本作ですけど、コミカルで面白いですね。特に面白いと感じるのはまる子とおじいちゃんの絡みです。おじいちゃんの孫大好き感が伝わってきますし、まる子のよき理解者となってくれているところにほっこりしました。有能な姉にまる子はコンプレックスを持っていますけど、そういうところも親身になって相談にのってくれていました。あとはクラスメート達も個性的で面白いです。それぞれ特徴のあるキャラクターばかりですけど、実際にいててもおかしくないかな?と感じられる程度なのもリアリティーがあってグッド。私の子供の頃と世代的に合うからか、共感できる点も多くて面白いです。
おすすめの理由は、親近感がすごく湧き、素敵な作品に感じる部分が好きで良いなと感じるからです。小学生ならではの学校で宿題として出される事の悩みだったりするものが、作品を見ていて懐かしくも共感ができる部分が新鮮で良いなと感じました。あと、私自身も祖父母の事がすごく好きで、そのようなところも自分自身と重ねて、見てしまうような部分がありまたそこで親近感を湧くように感じる素敵な作品と思っています。
小学3年生のまる子の日常が淡々と描かれていて、見ているだけで癒される作品です。こんな脱力系の主人公はなかなかいないと思いますし、まる子が人間味溢れる部分を思いきり出してくれるので、好きにならずにはいられません。複雑な設定や波瀾万丈な展開がほとんどないので、心が疲れたときに見るのがおすすめです。まる子を見ていると人間完璧じゃなくたっていいんだと思えますし、まる子の小学3年生らしからぬまるでおばあちゃんのような言動にくすっと笑えます。
作品紹介:ふしぎ遊戯
- 放送期間
1995年4月~1996年3月 - 制作会社
スタジオぴえろ
〇出演声優
- 夕城 美朱 (cv.荒木香恵)
- 本郷 唯 (cv.冬馬由美)
- 夕城 奎介 (cv.三木眞一郎)
- 梶原 哲也 (cv.成田剣)
- 大杉鈴乃 (cv.中沢みどり)
〇あらすじ
高校受験を控えた中学3年生の夕城美朱と本郷唯。受験勉強をしていた図書館で“四神天地書”という古い本を偶然見つけ、手に取った瞬間本の中に吸い込まれてしまう。そこは青龍、朱雀、玄武、白虎の四神を守護神とする4つの国が治める古代中国に似た異世界。異世界から来た少女が神獣を呼び出し、3つの願いを叶えられる巫女の力を持つという。美朱はそこで朱雀の巫女を守る朱雀七星士の鬼宿、星宿らと出会い、紅南国を守るため、現実世界への戻り方を知るために、朱雀の巫女となる。
Amebaマンガより
〇感想・レビュー
この作品の原作の漫画は、1990年代に少女コミックに連載されていました。アニメ化されたのも1990年代のことです。この作品のおすすめポイントは、普通の中学生であった主人公の美朱が、異世界に迷いこんで活躍する壮大なストーリーです。この作品の舞台となっているのは古代の中国に似ている架空の世界で、中国史が好きな人にもおすすめできます。異世界に迷いこんだ美朱は、国同士の争いに巻き込まれ、紅南国の皇帝を救うために巫女として活躍します。かっこいい男性キャラクターが多く登場することもこの作品のおすすめできるポイントで、子安武人さんが演じている星宿も人気のキャラクターです。
少し古いアニメですが、古い本の中に取り込まれてしまってそこで出会う中国風のキャラクターたちが、ヒロインに協力して本の中の世界を救っていく物語です。架空の中国っぽい世界設定ですが、エキゾチックで重厚感があり見ているうちにすっぽりと物語の中に入り込んでいきます。親友同時が敵になるお話ですが、思春期の少女特有のゆらぎや焦り愛憎みだれるストーリーはとても見応えがあります。勧善懲悪でなく、悪役側にも事情があり共感できる部分があります。絵柄もかわいらしく、男性キャラもカッコいいので見ていてドキドキしますしヒロインと一緒になって楽しめる面白いアニメです。
渡瀬悠宇先生による漫画を原作としてアニメ化されており、アニメ自体は少し古い作品ですが、隠れた名作ともいわれています。中学3年生の夕城美朱が突然、図書館で書物を開いたことにより、古代中国に似た世界へと飛ばされてしまいます。美朱は、その世界で巫女となり、朱雀七星士とともに過ごしながら、元の現実世界に戻る方法を探していくのですが、物語が進むごとに魅力的な登場人物が多数登場します。美女と間違うほどの美しさと怪力を持った青年や、極度のナルシストの皇帝など、シリアスなストーリー展開の一方で、そういった個性的なキャラクターが物語を盛り上げてくれるので、「バサラ」や「暁のヨナ」などの作品が好きな方にはおすすめです。
恋も知らない中3の受験生・夕城美朱は、ある日突然、図書館の古文書・四神天地書の中に吸い込まれてしまいます。そこで、神獣・朱雀を呼び出せばどんな願いも叶うと聞き、難関高校に合格したいという想いから、朱雀の巫女になります。そこで、巫女を守る朱雀七星士のひとり、鬼宿と恋に落ちますが、親友の本郷唯が恋敵になってしまい、彼女もライバルである青龍の巫女になります。美朱は、恋や進路に悩みながら、一国の未来を背負うという重責も加わり、数々の困難を乗り越えながら成長していくというストーリーです。最初は単なる学園ものかと思いきや、異世界と繋がり、知らない国の政治にまで関わってくるという具合に、どんどん壮大なストーリーになっていきます。序盤は現実逃避ばかりで子供っぽい美朱が、徐々に強く、美しく、巫女にふさわしい大人の女性に近づいていく過程が、すごく興味深いです。絵柄も原作と遜色なく、綺麗です。
作品紹介:君に届け
- 放送期間
2009年10月~2010年3月(第1期)
2011年1月~3月(第2期)
2024年~(第3期) - 公式サイト
https://kimitodo.com/ - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- 黒沼爽子 (cv.能登麻美子)
- 風早翔太 (cv.浪川大輔)
- 矢野あやね (cv.沢城みゆき)
- 吉田千鶴 (cv.三瓶由布子)
- 真田 龍 (cv.中村悠一)
〇あらすじ
「付き合うってどうすればいいの?」
膨らむ気持ちに戸惑いながらも自分に向き合い風早へ想いを伝えた爽子。人知れず努力し飾らない人柄の爽子を見て惹かれてきた風早も目をそらさずまっすぐに自分の想いを届けた。爽子と風早の新しい関係がここからまたはじまる。
初めてのデート 恋人になって過ごす学生生活うれしい事 はずかしい事 そして新しい悩み
初々しく ぎこちなく 少しずつだけれどもお互いの事を知っていく二人と、動き始める友人たちの恋物語
それぞれの「すき」の気持ちと、かけがえのない友人たちが織りなす、甘ずっぱくて切ない、少年少女達の物語が、再び始まる──
公式サイトより
〇感想・レビュー
主人公黒沼爽子(さわこ)は黒い髪のストレートロングで細くて白いことから「さだこ」とあだ名をつけられていました。そんな高校生活の中で風早(かぜはや)くんというみんなから好かれ、社交性抜群のイケメンのさわやか少年と出会います。風早くんは誰とでも分け隔てなく接する性格で、当然爽子にもみんなと同じように接してくれます。そのおかげでだんだんと周囲とも仲良くなります。最初は風早くんに感謝と尊敬の気持ちを抱いていた爽子でしたが、だんだんと恋心に…。風早くんと爽子の距離が縮まりそうで縮まらない、お互いピュアなのでとっても胸がキュンキュンする話です。こんな高校生活だったらよかったな~と羨ましい気持ちになりました。青春を思い出したい人におすすめです。
君に届けは、毎回見るたびに心を打たれるシーンや胸キュンするシーンが多くて、学生時代に戻って思い切り恋愛や友情を育みたいと思える作品でした。主人公の爽子が不器用ながらも、友達や好きな人に真っ直ぐな気持ちで向き合い、思いを通じ合えていく姿は、とても元気をもらえます。この作品の中で特に印象的だったのが、爽子が大好きな風早くんと話しているときの表情です。少し頬を赤らめながらも、ひたむきに風早くんと向き合おうとする爽子の姿があまりにも可愛くて、心から応援したくなりました。
おすすめの理由は、ドキドキするような物語の中に、色々な人間関係がたくさんあるような部分がよりリアルに描かれている作品だからです。あまり自分の思いや気持ちを伝えるのが苦手な主人公が、下手ながらも頑張る姿にすごく応援したい気持ちとともに自分と少し重ねるような部分があるなと、思える作品です。若い人ならではの人間関係が、どこか懐かしくも新鮮でなんだか昔を思い出すように感じる部分も少なからずありました。
作品紹介:山田くんとLV999の恋をする
- 放送期間
2023年4月~6月 - 公式サイト
https://yamadalv999-anime.com/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 木之下茜 (cv.水瀬いのり)
- 山田秋斗 (cv.内山昂輝)
- 佐々木瑛太 (cv.花江夏樹)
- 佐々木瑠奈 (cv.加隈亜衣)
- 前田桃子 (cv.大西沙織)
〇あらすじ
彼氏がネトゲで知り合った女性と浮気し、そのまま別れを告げられてしまうというサイアクな出来事に直面した女子大生の木之下茜。話を合わせるためにネトゲをはじめていた茜の元に残ったのは、彼氏との愛と共に育んでいたはずのキャラだけだった……。ストレス発散のため、ネトゲの狩り場で暴れていた茜は、たまたま遭遇した同じギルドの「山田」に失恋の愚痴をこぼすものの、「興味はないすね」と、そっけなく返されてしまう。だが、キレイになって元彼を見返そうと参加したオフラインイベントで、再びその言葉を耳にする。それが“山田”との、運命的な出会いだった――!
公式サイトより
〇感想・レビュー
オンラインゲームにはまっている主人公、木之下茜は彼氏にふられます。その彼氏のおかげでゲームにはまったのに、残ったのはゲームだけ。元彼を見返してやろうとオンラインゲームのオフ会に参加しますが、すでに元彼には彼女が。その時に出会ったのが山田秋斗という超天才ゲーマー、というお話です。オンラインゲーム上の場面がよくでてきて、主人公の恋愛模様とリンクさせた描写があり、おもしろいです。また山田は感情を表にださないので、タイトルにあるように攻略するのが非常に困難でそれに悪戦苦闘する茜がかわいいです。茜のおかげで人間らしい感情をもっていく秋斗の成長も見どころです。
山田くんが恋愛に興味がない、かなりクールな男子なのに、主人公の茜に対してはさりげない優しさを見せる姿に胸キュンが止まりませんでした。茜もおっちょこちょいなところがあり、明るくおもしろい女の子なのですが、山田くんの食生活を心配してカレーライスを作ってプレゼントしたり、思いやりのあるところがすごく魅力的で、友達にいたら最高だなと思いました。また、周囲からはイケメンゆえに外見で判断されやすい山田くんと、素直な気持ちで接していく茜の姿に、心で向き合っていく大切さを学びました。
作品紹介:美少女戦士セーラームーン
- 放送期間
1992年3月~1993年2月(無印)
1993年3月~1994年3月(R)
1994年3月~1995年2月(S)
1995年3月~1996年3月(SuperS)
1996年3月~1997年2月(セーラースターズ) - 公式サイト
https://sailormoon-official.com/ - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- 月野うさぎ (cv.三石琴乃)
- 水野亜美 (cv.久川 綾)
- 火野レイ (cv.富沢美智恵)
- 木野まこと (cv.篠原恵美)
- 愛野美奈子 (cv.深見梨加)
〇あらすじ
月野うさぎは、ちょっぴりドジで泣き虫な14歳の女の子でふつうの中学2年生。ある日黒ネコのルナから自分が月の戦士‘セーラームーン’だと告げられる。ほかのセーラー戦士とともに月のプリンセスを探して欲しいというのだ。うさぎは月の戦士セーラームーンとなって、街の人々からエナジーを奪うダークキングダムの妖魔と戦うことになった。はじめは慣れない戦いに苦戦するセーラームーン。しかしセーラームーンのそばには4人のセーラー戦士たち-水野亜美、火野レイ、木野まこと、そして愛野美奈子-が集まってくる。はたして月のプリンセスとは誰か、セーラームーンを見守るかのような謎の紳士タキシード仮面の目的は!? セーラー戦士とダークキングダムの戦いの行方は!? それらはやがて、うさぎを過酷な運命へと導いていくのだった。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
主人公の月野うさぎはある日突然、黒猫ルナから「あなたはセーラームーンだ」と告げられる。はじめは理解のできないうさぎだったが、他のセーラー戦士も続々と集まり、彼女たちとともに街のひとたちからエネルギーをうばう悪と戦っていく。幼稚園生のときに大好きでした!キラキラした変身シーンがお気に入りで、友達と一緒に何回も真似していました。武器のステッキもたくさんもっているし、うさぎの髪型を真似したり、おばあちゃんに衣装を作ってもらったりしました。主人公のうさぎがおっちょこちょいでドジなんだけど、セーラームーンのときはかっこいいというギャップにも惹かれます。セーラー戦士たちの友情、またうさぎの恋模様も見どころの一つです。
そそっかしく泣き虫な中学生である月野うさぎが主人公のアクション系アニメです。うさぎはセーラームーンとなり人々を助けて敵と戦うヒーローなのです。女性が主役となるヒーロー系は多久さんありますが、セーラームーンは最高峰と言えるでしょう。セーラー戦士が複数登場していて、人気ランキングを行う程に世間の認知は凄いです。絶対的に強い戦士ではなく、弱さもしっかりと描かれていて好感持てます。悪と戦うアニメの礎みたいな存在でもあるセーラームーンはアニメだけでなく色々と展開している作品です。変身の掛け声や技のかっこよさに真似したくなります。
あまりにも有名なタイトルだが、連載当時小学生で激ハマりしていました。特にセーラーマーズこと火野レイが大好きで大人になったら巫女さんの服を着る事が夢です。原作とアニメでキャラ設定が異なっていますが、それぞれの魅力がありどちらも甲乙つけ難い面白さです。竹内直子のキャラの描きわけや前世・未来における設定の緻密さ、外部太陽系4人の影のある魅力が特に堪りません。そして変身後のコスチュームも素晴らしく誰がセーラー服が戦闘服になると予想したでしょうか。手袋をつけるけどマニキュアを塗るなど、女の子のオシャレ心も巧みについています。まさに発想の勝利でした。
少女達が悪の組織と戦う美少女戦隊シリーズって感じの作品なんですけど、面白い作品でした。普段の日常パートではギャグ感が強くて面白いですし、終盤のシリアスなストーリーには驚かされました。こんな本格的なストーリーなのか?と。おかげで本作だけでなく、続編となるセーラームーンRやセーラームーンSまでも見てしまった程です。主人公の月野うさぎとか、バカ可愛くていいですね。他のセーラー戦士とプライベートで過ごしている時は本当に中学生?(話の内容が子供過ぎて)と感じる時もあり、それが面白いです。あとストーリーも終盤になるとかなりシリアスなものになっていきますし、ストーリー自体も面白くて楽しめました。
この作品は、日本の漫画家、武内直子によって生み出された少女漫画であり、その人気は世界中に広がっています。セーラームーンとして戦う美少女戦士たちの友情や愛情に胸を打たれること間違いありません。女子高生月野うさぎがセーラー戦士として悪を倒す姿を描いており、多くの読者を魅了しています。アニメ化作品も大変人気であり、原作を忠実に再現しつつ、より幅広い視聴者に楽しんでもらえるよう工夫されています。キャラクターの魅力やストーリーの展開は、漫画と同様に魅力的であり、視聴者を引き込んで離さない魅力があります。個人的には、新たなセーラー戦士が登場するシリーズがお気に入りです。それぞれのセーラー戦士が持つ個性や力、絆を感じることができ、何度観ても飽きることがありません。また、主人公である月野うさぎの成長も見所であり、彼女の活躍にはいつも感動させられます。
説明不要の有名作品ですが、子どもの頃から武内直子先生の原作を愛読してきた私にとって、90年代のアニメセーラームーンは漫画とは一味違うほぼ別作品です。でも、そこが魅力でもあります。キャラや主要設定や重要アイテムなどはともかくストーリーは正直60%(もっと?)ぐらいはアニメオリジナルで、原作漫画はほぼ原案となっているようなシーズンも多いです。話が進むごとにファンタジックでやや神話的になっていく漫画に比べて、アニメはひたすらポップで明るく楽しく、感動ポイントも大衆向けで分かりやすくなっています。漫画とは別物ですが別物としての物凄く強い魅力があり、テンションが自分に合い始めると大人でもハマらせてしまう、それが90年代版アニメセーラームーンです。
ごくごく普通の女子中学生・月野うさぎは、ある日、しゃべる黒猫・ルナと出会い、悪の組織ダークキングダムから地球を守る使命を与えられ、セーラー服戦士・セーラームーンに変身します。次々と新しい仲間を見つけ、謎のイケメン・タキシード仮面にもピンチを救われながら、どんどん強く、美しく勇敢な女性に成長していきます。初めて見た時、女子ばかりの戦隊ヒーローという設定が斬新でしたが、セーラー服のコスチュームも可愛くて、一気にその世界観に引き込まれました。「月に代わってお仕置きよ」という決め台詞や、タキシード仮面が登場時にバラを投げるというアニメならではの演出は、ちょっと突っ込みどころはありますが、どんどん壮大なストーリーになっていくところが、予想外の展開の連続でハラハラさせられます。
作品紹介:のだめカンタービレ
- 放送期間
2007年1月~6月(第1期)
2008年10月~12月(第2期)
2010年1月~3月(第3期) - 公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/nodame-anime/ - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 野田 恵 (cv.川澄綾子)
- 千秋真一 (cv.関 智一)
- フランツ・フォン・シュトレーゼマン (cv.小川真司)
- 峰 龍太郎 (cv.川田紳司)
- 奥山真澄 (cv.藤田圭宣)
〇あらすじ
ピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指すエリート音大学生・千秋真一は、胴体着陸の恐怖体験による重度の飛行機恐怖症に加えて海で溺れたことのトラウマのため船にも乗れないことから、クラシック音楽の本場であるヨーロッパに行くことが出来ず、将来に行き詰まりを感じて思い悩む日々を送っていた。担任の教授の教育方針に反発し、口論の末に決別。別れた彼女にもつれなくされて自暴自棄になっていた。
ある日、千秋は酔っ払って自宅の前で眠ってしまう。目が覚めると周囲にはゴミの山と悪臭、そして美しいピアノソナタを奏でる女性がいた。彼女の名前は野田恵(通称・のだめ)で、なんと千秋と同じマンションの隣の部屋に住み、同じ音大のピアノ科に在籍していたのだった。入浴は1日おき、シャンプーは3日おきというのだめだったものの、千秋はのだめの中に秘められた天賦の才を敏感に感じ取る。そしてのだめもまた、千秋の外見と音楽の才能に憧れて彼に纏わり付くようになる。この出会い以来、千秋はのだめの才能を引き出すべく、何だかんだと彼女に関わるようになる。
将来に行き詰まりを感じていたため無愛想だったが、本来は面倒見が良い性格の千秋は、のだめとの出会いを機に彼女の存在が潤滑油となり、音大の変人たちに出会い、懐かれ、順調に道を踏み外しながらも音楽の楽しさを思い出し、新しい音楽の世界と指揮者への道を一歩一歩切り拓き始める。また、千秋の存在によりのだめもより高い技術を得るための指導者や、環境に出会う機会を得て、それぞれが成長していく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
指揮者を目指すピアニストの青年と天才的ピアニストだが生活力最低の女子大学生を描いた音楽系ラブコメディーです。完璧だが傲慢気味でも人はいい主人公と問題児なヒロインとの関係性がとてもよく、どたばたとしたラブコメ具合が非常に楽しめます。主人公とヒロイン以外の登場人物もとても魅力的で金髪ヴァイオリニストやいぶし銀のオーボエ吹きなど面白いキャラクターが多いです。そしてクラシックを題材にしてるだけあって音楽に関する話が非常に多く、アニメでは実際の演奏もあるためクラシックという作品を楽しみつつ好きになれます。ラブコメや音楽が好きな方にオススメです。
恋愛系の作品ですけど、ピアノ等の音楽が上手く絡んでいて楽しく観れました。登場したキャラクター達が個性的で良かったですね。その筆頭は主人公の野田恵(のだめ)。性欲に忠実なところが笑えました。乳首当てゲームとかも良かったですね。よくこんなくだらないことを思いつくな~とニンマリしてしまいました。あとはますみちゃんとかも良かったです。所謂LGBTな方で、見た目は男性でも心は女性。だからかのだめと共感する場面が多く、二人してバカやってる場面は笑えました。そしてピアノやオーケストラ等、音楽関連のストーリーも良かったです。ムラっ気のあったのだめですが、大好きな千秋先輩に置いて行かれたくない!と音楽に真摯に向かい、ドンドン成長していくところは気持ちよいものがありました。こんな感じで音楽、恋愛共に面白い作品でした。
作品紹介:パタリロ
- 放送期間
1982年4月~1983年5月 - 公式サイト
https://www.toei-anim.co.jp/tv/patalliro/ - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- パタリロ (cv.白石冬美)
- バンコラン (cv.曽我部和行)
- ジャダ (cv.戸田恵子)
- サッチャー (cv.上田みゆき)
- ビョルン (cv.増山江威子)
〇あらすじ
南海に浮かぶ美しい小国マリネラ。世界有数の発掘量を誇るダイヤモンド鉱山を持つ、気候温暖な国マリネ ラの若き国王「パタリロ8世」ゴキブリ並みの強靭な生命力、猫族の持つ反射神経を武器に世界を股にかけ 、時空間を超越して活躍する。豊かな暮らしを約束された地上の楽園、その富を狙うドス黒い陰謀の数々は後を絶たない。噂のゴキブリ走 法、根来流手裏剣の術、耳から水を吹出す法など、18に及ぶ特技と他人をおちょくる趣味、9才にして大 学を卒業できた天才的頭脳の持ち主であり、彼はマリネラの少年国王として国を守って行く。“美少年キラー”の別名を持つ英国情報部のバンコラン少佐は彼のボディガード。美しい容姿に隠されたク ールな思考と行動力、他の追従を許さぬ射撃術で危機一髪のパタリロを救う。おちょくり、おちょくられ、 コケにし、コケにされ、バイタリティあふれたパタリロは、今日も世界の何処かを走り抜けて行く。“クック・ロビン音頭”の手拍子軽く。
公式サイトより
〇感想・レビュー
常春の国マリネラの少年国王パタリロを主人公としたコメディーアニメです。とにかく主人公がめちゃくちゃで自分の欲望や思いつきのまま行動しトラブルを起こし、最後にはしっぺ返しを食らうという流れが多く笑えます。パタリロ以外にも凄腕スパイだが美少年たらしのバンコランやパタリロ親衛隊のたまねぎ部隊など魅力的で面白いキャラクターも多く、好きになれます。ギャグだけでなくシリアス、ロマンスな展開もあり麻薬を巡ってパタリロとバンコランが協力しあう話やバンコランと殺し屋マライヒのロマンスなどもあり楽しめます。コメディーが好きな方に特にオススメです。
少女漫画が原作ながらもおすすめできるアニメで、なぜおすすめするかというと、この作品、少女漫画という枠組みの中ではものすごく珍しい分類のSF作品なんです。そのうえで、この作品、実は同性愛を称賛する部分が多々見られまして、晩ご覧の愛人の人は男性な上、SF要素が加わることで男性同士の間で子供が生まれるなどあり得ない設定があり、結構やりたい放題していたため、お勧めのアニメとしました。特にホラー要素などもあったり、お金の仕組み、株式で儲ける方法なんかをアニメで解説したりしていてかなり当時異質なアニメだと思ってました。普通、ゴールデンタイムの時間に子供たちが見るであろうアニメで、経済の仕組みなんかをアニメ、それもギャグアニメで割と真面目に解説するの?というのが面白い作品でした。
作品紹介:ヤマトナデシコ七変化♡
- 放送期間
2006年10月~2007年3月 - 公式サイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/yamanade/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- 中原スナコ (cv.高口幸子)
- 高野恭平 (cv.森久保祥太郎)
- 織田武長 (cv.杉田智和)
- 森井蘭丸 (cv.野島裕史)
- 遠山雪之丞 (cv.山内悠椰)
〇あらすじ
地味で孤独が一番、ホラー大好き根暗少女・スナコと超絶美少女4人組がおりなす、超ビジュアル系アクションホラーコメディ。「ブスは嫌いだから」という理由でふられて以来、女を捨て、暗闇でひっそり暮らすスナコ(高校1年生)。スナコの祖母の洋館に下宿する同い年の恭平、武長、蘭丸、雪之丞の美少年4人組は、祖母に「スナコを立派なレディーに仕立てたら家賃タダ」と言い残され、スナコと同居することになる。あの手この手を使ってスナコをレディーにしようと試みる4人は、天敵の「まぶしい生き物」たちとの共同生活に耐えられないスナコを、レディーにすることが出来るのか?
公式サイトより
〇感想・レビュー
陰気で根暗でホラーが好きな陰属性の主人公とイケメンな同居人たちのドタバタを描いたコメディー作品です。おもしれー女のようなロマンス的な展開もあるにはありますが、それ以上に主人公とイケメンたちのウマがとにかく合わず、お互いに牽制しあいつつ衝突する様子が非常に面白く笑えます。ヒロインは基本的に引きこもり希望なのですが、追い詰められた状況ではすさまじい度胸を発揮したり、気合を入れるととてつもなく美人になったりが面白いです。イケメンたちもイケメン故の悩みや独特の個性によるトラブルで痛い目を見たりするのが面白いですね。コメディーが好きな方にオススメです。
作品紹介:耳をすませば
- 放送期間
1995年7月15日 - 公式サイト
https://www.ghibli.jp/works/mimi/ - 制作会社
スタジオジブリ
〇出演声優
- 月島 雫 (cv.本名陽子)
- 天沢聖司 (cv.高橋一生)
- 月島靖也 (cv.立花 隆)
- 月島朝子 (cv.室井 滋)
- 月島 汐 (cv.山下容莉枝)
〇あらすじ
月島雫は、明るく読書好きな女の子。中学3年になり、受験勉強に一生懸命な周囲をよそに、いつも学校の図書館や市立図書館で本を読みふけっていた。雫はある日、図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見する。雫が読む本には必ずといっていいほど、その名前があった。やがて、雫は天沢聖司との出会いを果たすが、彼は中学を卒業したらイタリアへ渡り、バイオリン職人の修業をしようと決意していた。
雫は聖司に惹かれながらも、進路も将来も才能も全てがあいまいな状況のなか、自分へのコンプレックスと焦りに引き裂かれていた。やがて、雫は聖司の生き方に強く心を動かされ、聖司の祖父・西老人が経営する不思議なアンティークショップ「地球屋」にあった猫人形バロンを主人公にした物語を書き始める。
映画.comより
〇感想・レビュー
雫と聖司の中学生最後を描いた物語であり、ジブリの中でも人気作の一つです。アニメから原作が少女漫画という事を知りました。原作とアニメでの相違はいくつかありますが、アニメから入った事で違和感なく見られました。見る時代の中学三年をしっかりと捉えていて、自分に置き換えて二人の行く末を見守ります。出会いは色々あれど青春を多いに満喫するアニメは見ていて爽快感ありますし、感動でもあり心が満たされました。今の様に簡単に連絡取れる時代ではない世界観は当時なら懐かしく、現代ならば新鮮と楽しめます。現代ならばどうなるのかを想像して話題として上げるのも良い作品です。
作品紹介:赤ずきんチャチャ
- 放送期間
1994年1月~1995年6月 - 制作会社
スタジオぎゃろっぷ
〇出演声優
- チャチャ (cv.鈴木真仁)
- リーヤ (cv.香取慎吾)
- しいね (cv.日高のり子)
- セラヴィー (cv.泉類亨)
- どろしー (cv.大坪純子、冨永みーな)
〇あらすじ
赤いずきんがトレードマークの見習い魔女のチャチャは、世界一の魔法使いセラヴィー先生のもとで日々奮闘中。狼男のリーヤ、魔法使いの弟子のしいねたちと、一人前の魔法使いになるためにマジカルスクールで修行を重ねるチャチャだが、魔法でとんでもないものを召喚したり、大ピンチの連続!アニメでは、チャチャがマジカルプリンセスに変身するという、原作マンガには無い設定もあり、プリンセスメダリオン(ペンダント)など、魅力的な魔法アイテムと武器が登場。愛と夢と冒険、そして笑いもいっぱいのマジカルファンタジー。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
おすすめできる少女漫画が原作のアニメで、アニメ版は、チャチャがマジカルプリンセスというヒロインに変身することで主人公たちの身に降りかかる火の粉を振り払うという設定に変わっていて勧善懲悪物のアニメになっています。時代劇の水戸黄門の少女漫画版だと思ってくれるとわかりやすく、当時、リーヤというオオカミ少年役に香取慎吾さんが声優として選ばれた作品でもあるので元スマップのアイドルが声優として活動しているという点でも珍しいアニメでおすすめできるアニメです。なお、アニメ自体はコメディですので嫌な描写なんかはないです。
作品紹介:地獄少女
- 放送期間
2005年10月~2006年4月(第1期)
2006年10月~2007年4月(第2期)
2008年10月~2009年4月(第3期)
2017年7月~9月(第4期) - 公式サイト
https://www.jigokushoujo.com/archive/(1~3期公式サイト)
https://www.jigokushoujo.com/(4期公式サイト) - 制作会社
スタジオディーン
〇出演声優
- 閻魔あい (cv.能登麻美子)
- 一目 連 (cv.松風雅也)
- 骨女 (cv.本田貴子)
- 輪入道 (cv.菅生隆之)
- きくり (cv.酒井香奈子)
〇あらすじ
世間では、ある都市伝説めいた噂が流れていた。「午前零時にだけアクセス出来るウェブサイト『地獄通信』に晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に流してくれる」。しかし、その噂は真実だった。
怨みを持った者が「地獄通信」に書き込んだ直後、依頼者の前にセーラー服を着た長い黒髪に赤い瞳をした地獄少女・閻魔あいが現れる。あいは依頼主に契約の証である藁人形を渡し、「人形の首にかかる赤い糸を解けば、契約は成立し、憎い相手は地獄へ流される」という。ただし、「その代償として自分自身も、死後は地獄で永遠に苦しむことになる」と告げるのであった。
依頼者は、その糸を解いて怨みを晴らすのか、それとも思い直して踏み留まるのか、葛藤の中で決断を迫られる。契約が執行される際には、閻魔あいに付き従う「三藁」の一目連、骨女、輪入道らが現世での罰を与え、最後に地獄少女により「地獄流し」が行われる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
少女漫画が原作で、アニメ版はものすごくシリアス寄りになっていて、勧善懲悪ながら、人を陥れようとすると自分もそうなりますというのを明確に打ち出していて、地獄域が決定する人物に対しては苦痛がその場で与えられますが、地獄域を望んだものも後後、地獄に行くので覚悟してねという感じで物語が進んでいくので、完全なる勧善懲悪物でかつ、後味の悪さというのが見ものだったりします。漫画版はどちらかというと地獄に落とす人物に対してはマイルドな表現でそれほど苦痛を味あわないのですが、アニメ版はありとあらゆる方法で主人公、あいに協力する協力者が活躍するのでアニメ版のほうがおすすめで漫画版は言うほど、あいに協力する妖怪たちにスポットが当たってないです。
作品紹介:俺物語!!
- 放送期間
2015年4月~9月 - 公式サイト
https://www.vap.co.jp/anime-ore/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 剛田猛男 (cv.江口拓也)
- 大和凛子 (cv.潘めぐみ)
- 砂川誠 (cv.島﨑信長)
- 砂川愛 (cv.井上喜久子)
- 織田隼人 (cv.浪川大輔)
〇あらすじ
剛田猛男(ごうだたけお)は高校1年生。身長2m・体重120kg(いずれも推定)。
真っ直ぐで不器用で鈍感な猛男は、女子からはモテないけど、男子からは超モテモテ!
今まで好きになった子は、いつも幼馴染みで超イケメンの親友・砂川誠(すなかわまこと)の方を好きになってしまう。ある朝、猛男と砂川は通学電車の中で、痴漢に遭っていた女子高生・大和凛子(やまとりんこ)を救う。大和に一目惚れした猛男だけど・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
主人公カップルを超応援したくなった恋愛作品ですね。私は男性ですけど、親友に男性主人公の剛田猛男みたいな人がいまして。それだけに共感しまくりでした。剛田猛男みたいな人って本当にいるんです。性格は超良いし、頼りがいもあります。しかし見た目がイマイチなために女性から好かれず、彼女が出来てもいいように利用されて終わりっていう男性が。その点ヒロインの大和凛子は好印象。剛田猛男の中身を見て惚れてくれたわけで。こういう女性に好かれて良かった!と心底思いました。どちらも異性慣れしていないので、何をするにも二人は新鮮。デートを重ねる度にドンドン絆が深くなっていくシーンにはほっこりしました。
主役のいかつい角刈りの男子高校生と彼のことが大好きなヒロインの日常を描いたラブストーリー。とにかく主役の剛田のインパクトが強すぎます。曲がったことが大嫌いで、正義の味方のようなキャラでクラスの誰からも愛される存在です。特に男子生徒からは憧れのアニキとして慕われています。そんな彼がある日出会った少女。最初はいつも通りイケメンの親友を好きかと思いきや、実は自分の事が好きだった!と分かる告白シーンは何度見ても微笑まし過ぎて顔がにやけてしまいます。割と序盤でくっついてしまうが、2人が少しずつ成長する過程がギャグテイストに描かれていて飽きることはありません。あと剛田の親友がただのイケメンではなく心もイケメンで最高でした。
作品紹介:ちはやふる
- 放送期間
2011年10月~2012年3月(第1期)
2013年1月~6月(第2期)
2019年10月~2020年3月(第3期) - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/chihayafuru1/(1期公式サイト)
https://www.ntv.co.jp/chihayafuru2/(2期公式サイト)
https://www.ntv.co.jp/chihayafuru/(3期公式サイト) - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 綾瀬千早 (cv瀬戸麻沙美)
- 綿谷 新 (cv.細谷佳正)
- 真島太一 (cv.宮野真守)
- 大江 奏 (cv.茅野愛衣)
- 西田優征 (cv.奈良 徹)
〇あらすじ
姉が日本一のモデルになることが夢である小学6年生の綾瀬千早は、転校生・綿谷新に「自分 のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は、競技かるたで名人に なること。普段は大人しい新が真剣に札を払うその姿に衝撃を受けた千早は、幼なじみの真島太一も巻き込んでかるたの魅力に引きこまれていく。聴力に優れた千早の才能に、そしてかる たを一緒にできる友達ができたことに新は喜ぶが、卒業後はみな別の道を歩むのだった。
それから4年後。高校生になった千早は、福井に戻った新がかるたから離れてしまったことを 知るが、それでも、かるたを続けていれば再会できると信じ、太一と2人、 瑞沢高校かるた部を設立する。
公式サイトより
〇感想・レビュー
かるたをテーマにした恋愛作品ですけど、独特な三角関係が面白かったです。ただ真島太一がちょっと可哀そうかなって切なくなりました。その理由はヒロインの綾瀬千早が超我儘だから。太一は千早の事が大好きなので、我儘を言われると断れません。この二人が付き合っているとかならいいんですけど、残念ながらそうではありません。太一の好意に甘え、千早が太一を振り回しているっていう状態でした。その我儘で太一は大好きなサッカー部からかるた部へと所属する事になったわけですし。千早がその好意に答えてあげるならいいんですけど、千早の好意は綿谷新へと向いています。かるた大会が勝ち進めば新と会える!と千早は楽しみにいているわけで、かるたに協力すれば太一の恋愛は上手く行かなくなる可能性大。でも千早が喜ぶならと太一はサポートするしかなく、やるせない気持ちが上手く表現出来ていて面白かったです。
競技かるたをテーマにした高校生たちの青春です。競技かるたですが、かるただけでなく小倉百人一首の魅力や歴史文化など日本固有の和歌の世界が盛り込まれた素晴らしいアニメです。作者の末次由紀先生のキャラクターも安定感があり、絵柄もかわいらしく美しいです。競技かるたは勝ち負けを競うものですが、その中にも人生のドラマがあり、青春の熱い思い、負ける悔しさ、勝つ嬉しさ、老若男女問わず成長していける部分が多数あり、読む側も元気を貰えます。競技かるたというマニアックな世界ではありますが、57577の31文字のリズムは日本人に馴染みやすく、聞いていて心地よく面白い思います。
作品紹介:ゆびさきと恋々
- 放送期間
2024年1月~ - 公式サイト
https://yubisaki-pr.com/ - 制作会社
亜細亜堂
〇出演声優
- 糸瀬 雪 (cv.諸星すみれ)
- 波岐逸臣 (cv.宮崎 遊)
- 芦沖桜志 (cv.大塚剛央)
- 波岐京弥 (cv.逢坂良太)
- 藤白りん (cv.本渡 楓)
〇あらすじ
この手で「好き」って伝えたい…。
累計発行部数380万部突破(電子含む)、各種賞にランクインし、SNSなどでも多くの反響を集める森下suuが描く『ゆびさきと恋々』。
女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…⁉
聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーがはじまる。
公式サイトより
〇感想・レビュー
聴力障害者の女性と自由奔放に世界を旅する青年との恋愛作品です。周りに出てくる登場人物がみんな聴覚障害について理解が深く、見ていて救われるきもちになります。青年も大学に通いながら色んな国に飛び回り、モテモテなのに彼女に惹かれる過程などが全く無理のないストーリー運びで凄くキュンキュンしました。彼女のために一生懸命手話を覚えようとする所も微笑ましいです。なかなか進展は朝イチ2人ですが、周りの友だちの恋も同時に動いて行くため、そちらのカップルの行く末も楽しみです。個人的にはヒロインの親友役の子の恋が報われて欲しいところです。
作品紹介:夏目友人帳
- 放送期間
2008年7月~9月(第1期)
2009年1月~3月(第2期)
2011年7月~9月(第3期)
2012年1月~3月(第4期)
2016年10月~12月(第5期)
2017年4月~6月(第6期)
未公表(第7期) - 公式サイト
http://www.natsume-anime.jp/ - 制作会社
ブレインズ・ベース(第1~4期)
朱夏(第5~7期)
〇出演声優
- 夏目貴志 (cv.神谷浩史)
- ニャンコ先生/斑 (cv.井上和彦)
- 夏目レイコ (cv.小林沙苗)
- 名取周一 (cv.石田 彰)
- 田沼 要 (cv.堀江一眞)
〇あらすじ
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。
公式サイトより
〇感想・レビュー
あやかしの存在する世界を舞台にした作品ですけど、怖さよりも不思議さの強い内容で楽しめました。その要因となったのは、主人公夏目貴志のパートナー的な存在になった斑ですね。登場時は弱っていましたけど、それでも他のあやかし達と比べれば実力の差は歴然。ある意味斑が保護者的な立ち位置に立ってくれましたし、その知識も提供してもらえたのであまり危機感を覚えなかったんですよね。だからか貴志があやかしとトラブルを起こしてもどうにかなるだろうという感が強く、安心して観れました。あやかし達との出会いが切なくて良かったです。名前を返しに回るということで、祖母の面影を感じる場面が多々ありましたし。あやかし達と深く関わる作品ですけど、感傷的になれる作品で面白かったです。
第6期まで作られていて、近いうちに7期も始まります。妖怪と人間をとりまく物語ですが、おどろおどろしいところはほとんどなく、人間味あふれる優しい世界観が見る人に安らぎを与えてくれます。モデル地となっている熊本県の人吉球磨を思わせる、日本の原風景が残る描写が古き良き時代を思わせつつ、現代に生きる若者の心の揺らぎや明るさも上手く表現されています。契約を結んでいる妖怪のにゃんこ先生は大妖怪ですが、借りの姿が大変かわいらしく愛らしいので人気があります。ベテラン声優さんたちの熱い熱演が、心をときめかせてくれます。
妖怪や不思議なものが見えてしまう高校生、夏目が主人公の作品です。基本的に一話完結でどこからみても楽しめると思います。孤独だった夏目が人や不思議な存在の優しさにふれ、大人になっていく様子が丁寧に描かれます。子どもの頃のこの作品を見たときにはそこまで感動しなかったのですが、大人になってあらためて見ると、登場人物の気持ちがより一層理解でき、号泣してしまいました。子どもが見ても楽しいですが、大人にこそみてほしい作品です。また、ニャンコ先生というキャラクターがかわいくて見ているだけで笑顔になってしまいます。
作品紹介:きんぎょ注意報!
- 放送期間
1991年1月~1992年2月 - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- わぴこ (cv.かないみか)
- ぎょぴ (cv.松島みのり)
- 千歳 (cv.高田由美)
- 秀一 (cv.塩屋翼)
- 葵 (cv.飛田展男)
〇あらすじ
父親の死により貧乏になった藤ノ宮千歳は、家宝の幸運を呼ぶピンクの金魚「ぎょぴちゃん」だけを連れて、都会ノ学園から田舎ノ中学校に転校する。そこには千歳の想像を絶する世界があった。ちょー元気少女わぴこや、葵、秀一たちクラスメイトのほか、牛やブタ、ニワトリまでもが同じ教室で勉強していたのだ! そのうえ、もうすぐ廃校になると知らされる。しかし父親は千歳に莫大な遺産をのこしていた。悪徳弁護士・田中山が着服しようとしていたのをくい止め、遺産を相続した千歳は、新田舎ノ中学校を建てて理事長兼生徒会長となり、都会ノ学園の生徒会長・菅平由梨香を見返そうとする。そしてお嬢様の生活を続けようとするのだが、わぴこたちのパワーに押されて新田舎ノ中の生活になじみ、ついついギャグ顔、ギャグ等身になってしまうのだった。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
キャラクターが全員尖っています。主役のわぴこ、千歳、葵ちゃんなどはもちろん、同級生に牛とかいる時点で面白すぎました。常時ギャグテイストの絵のタッチだが、たまーにシリアスな絵になる時があります。千歳と葵のほのかな恋を応援していました。また、マスコットキャラであるぎょぴちゃんは当時一大ブームになっています。ガールフレンドのぎょぽちゃんも可愛いです。テーマソングも元気いっぱいの主題歌でついつい今でも口ずさんでしまいます。学校を舞台にした完全ギャグ漫画だが、アニメだと原作よりシリアス回も多くて緩急ついていて面白かったです。
https://www.youtube.com/watch?v=W49HWZTM-rc
作品紹介:イタズラなkiss
- 放送期間
2008年4月~9月 - 公式サイト
http://itakiss-anime.jp/ - 制作会社
トムス・エンタテインメント
〇出演声優
- 相原琴子 (cv.水樹奈々)
- 入江直樹 (cv.平川大輔)
- 入江紀子 (cv.松井菜桜子)
- 入江重樹 (cv.長嶝高士)
- 入江裕樹 (cv.朴 璐美)
〇あらすじ
落ちこぼれの女子高生・相原琴子は、斗南高校の入学式で新入生代表挨拶をした頭脳明晰な美青年・入江直樹に一目惚れするが、話す機会もないまま高校3年生に。2年間の想いをラブレターに託し勇気を出して手渡そうとするも、「頭の悪い女は嫌いだ」と受け取ってすらもらえずにフラれてしまう。その冷たい対応に、直樹への想いを断ち切ろうとする琴子。
そんなある日、新築したばかりの相原邸が震度2の地震で倒壊。琴子のために災害募金を始めた池沢金之助らにも冷めた言動を行う直樹に、琴子は怒りを露にする。結局、家を再建するまでの期間、父・相原重雄の中学生時代からの親友宅へ父娘共々居候させてもらうことになったが、なんとその居候先は直樹の住む入江家だった。
居候中も琴子は直樹から冷たくあしらわれ、傷つくことたびたび。それでもめげずに直樹を想い続け、直樹も琴子に振り回されながらいつしか琴子に惹かれていく。その後、ライバルの登場や直樹の一人暮らし・お見合い(政略結婚)など、様々な紆余曲折を経ながらも、琴子の長年の想いが実を結び、大学3年時、直樹からのプロポーズでついに2人は結婚に至る。
公式サイトより
〇感想・レビュー
多田かおるの大ヒットコミックが原作です。原作は作者急逝により未完の名作となってしまったが、アニメは琴子が医学部に上がって成長するまでのキリの良いところまで描いてくれています。この作品の魅力はなんと言っても、おっちょこちょいだけど憎めない愛すべき琴子とIQ200は超える天才イケメンの入江くんのコンビです。最初は琴子のことを馬鹿にしていた入江くんだけど、めげない琴子のガッツにほだされ、なんだかんだでくっつき、琴子の一言でお医者様にまでなってしまうと言う、ベタ惚れ状態になります。それを大っぴらに見せずにたまにデレるところが堪らないです。最高のコンビだと思います。
作品紹介:ママレード・ボーイ
- 放送期間
1994年3月~1995年9月 - 公式サイト
https://lineup.toei-anim.co.jp/ja/tv/mamaboy/ - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- 小石川光希 (cv.國府田マリ子)
- 松浦 遊 (cv.置鮎竜太郎)
- 須王銀太 (cv.金丸 淳)
- 秋月茗子 (cv.山崎和佳奈)
- 三輪悟史 (cv.大田真一郎)
〇あらすじ
小石川光希は、小石川家の一人娘、中学からエスカレーターの私大の付属高校に通う高校2年生。
新学期に胸を脹らませる光希を待ち受けていたのは、突然の両親の離婚宣言だった。なんと両親が旅行先のハワイで出会った松浦という夫婦と意気投合、パパは松浦家の奥さんとママは松浦家のご主人と恋に落ちてしまい、互いのパートナーを交換して再婚するというのだ・・・
「断固阻止!」と意気込んで両親の顔合わせに乗り込んだ光希の前に現れたのは、やさしそうな松浦夫妻と光希と同じ高2の一人息子の遊。
「パパとママが離婚してどっちかと別れなきゃなんないなんてイヤ!」と泣く光希に4人の大人たちは平然と答える。「私たち広い家を借りて6人で一緒に住もうと思ってるの・・・」
ほんっとに信じられないと思ううちに事態はどんどん進み、2家族6人の生活が始まった。あろう事か光希のクラスに遊が編入、ブツブツ言いながらも光希はそんな状況を受け入れていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
光希と遊が親同士のトレード結婚というめちゃくちゃな展開によりいきなり一緒に暮らす事になります。今思うと本当にありえない展開だと思います。年頃の高校生がいきなり一つ屋根の下に暮らせと言われたら困るでしょう。しかしこの2人は割と最初からお互いが惹かれあい、幼馴染とかモデルとか色んな当て馬は登場するものの、それを乗り越えてどんどん2人の愛が深まっていきます。アニメも原作に忠実ではあったが途中原作に追いついてしまい、わけのわからない海外編みたいなパートがあるのが笑えます。アニメならではのボイスメモとか変なグッズも出てきていて、今見るとなかなかツッコミどころ満載の内容に仕上がっていると思います。
主人公の光希が両親の離婚とダブル再婚により、再婚相手の連れ子であるイケメン男子の遊と一つ屋根の下で生活することになるというありえない設定ですが、それが少女漫画らしく、2人が恋に落ちていく様子にドキドキわくわくしました。数々のライバルが出現するのもこの作品の特徴で、ライバルが登場する度に新たなドキドキが生まれ、飽きることなく恋愛模様を楽しむことができました。成績優秀、スポーツ万能な完璧人間である遊ですが、人に興味がなく、そんな遊の冷めた心の扉を光希が徐々に開いていく様子は見ていて嬉しくなりました。
作品紹介:カードキャプターさくら
- 放送期間
1998年4月~12月(クロウカード編 第1期)
1999年4月~6月(クロウカード編 第2期)
1999年9月~2000年3月(さくらカード編)
2018年1月~6月(クリアカード編) - 公式サイト
https://ccsakura-official.com/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 木之本桜 (cv.丹下 桜)
- ケルベロス (cv.久川 綾/小野坂昌也)
- 大道寺知世 (cv.岩男潤子)
- 李 小狼 (cv.くまいもとこ)
- 月城雪兎/月(ユエ) (cv.緒方恵美)
〇あらすじ
木之本桜は、体育が得意な小学4年生。 ある日、さくらが学校から帰ると、誰もいないはずの地下の書庫に何者かの気配がしました。さくらが下におりてみると、そこには1冊の金色に光る本がありました。 中には、カードが入っていましたが、そこに書かれた文字を読み上げたとたん、激しい風が起こって、カードがバラバラに飛び散ってしまいました。 残された本の中から、ケルベロスと名のる奇妙な生き物があらわれ、本に収められていたクロウカードの封印が解かれるとき、この世に災いが起こると言います。そしてケルベロスはさくらに封印の鍵を与え、カードを捕獲するカードキャプターになるよう命じます。 その夜から、さくらは魔法を使って、実体化したカードに立ち向かうのですが…。 さくらは、カードを全部もとにもどせるのでしょうか?
公式サイトより
〇感想・レビュー
クランピングによって創作されたこの作品は、魔法少女としての成長と冒険が描かれており、多くの女性ファンを魅了しています。愛らしいキャラクターデザインや予測不能な展開が魅力的です。まず、本作品の魅力はやはり主人公のさくらちゃんの成長物語でしょう。小学生のさくらが持つ力を使って、カードを集める冒険は、子どもから大人まで幅広い年齢層の視聴者に楽しんでもらえる要素が詰まっています。また、本作品は魔法少女ものとしては珍しく、恋愛要素も随所にちりばめられているのもポイントです。さくらと友人たち、さらには封印されたカードたちとの交流が描かれる中で、それぞれの関係性が丁寧に描かれています。さらに、本作品は音楽やアートデザインにも力を入れており、丁寧に作り込まれた世界観が視聴者を魅了します。
なにより絵柄がかわいくて、ファッションや魔法の演出など含め何度も見たくなる作品です。オープニング、エンディングも繰り返し見たくなります。基本的に一話完結なのでどこからでも見やすいアニメだと思います。女の子キャラのかわいさと男の子キャラのかっこよさ、どちらも十分に楽しめます。バトルシーンもありますが残酷描写はまったくないので、老若男女だれでも楽しめる作品です。漫画は少し難解な部分があるかなぁと思いましたので、この作品に触れたことがない方はまずアニメを見てみたらいいと感じました。
作品紹介:魔法陣グルグル
- 放送期間
1994年10月~1995年9月 - 公式サイト
http://guruguru-anime.jp/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- ニケ (cv.石上静香)
- ククリ (cv.小原好美)
- キタキタおやじ (cv.小西克幸)
- ジュジュ (cv.大地葉)
- トマ (cv.藤井ゆきよ)
〇あらすじ
魔王を倒す勇者を募るというお触れを見た勇者マニアの父と母によって、半ば強制的に旅に出されたジミナ村の少年ニケ。村のしきたりに従って、村外れに住む魔法オババの元を訪ねたニケは、そこで不思議な魔法グルグルを使う少女ククリを託される。オババの話によれば、彼女はミグミグ族というグルグルを使うことのできる一族の最後の末裔で、いずれ現れる勇者を待ち続けていたのだという。
お調子者の小さな勇者と天真爛漫な魔法使いの少女が繰り広げる、「思いっきり笑えて、ちょっぴり泣ける」王道冒険ファンタジーが今、幕を開ける!
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品は、球体が舞台となっているファンタジーコメディであり、笑いと感動が詰まった作品として高い評価を受けています。主人公の少年と少女の絆が描かれている点も見逃せません。ギャグ要素が満載でありながら、冒険ものとしての要素もしっかりと盛り込まれていて、非常に楽しめる作品だと感じました。主人公のククリとギーコの冒険は、魔法陣やモンスターとのバトルシーンもあり、目が離せない展開でした。また、サブキャラクターたちも個性的で魅力的で、ストーリーを盛り上げていると思います。アニメーションも丁寧に作られており、それぞれのキャラクターの表情や動きにも気を配られていると感じました。特に、ギーコのかわいらしい動きや、ククリの勇敢な姿には、思わず笑顔がこぼれてしまいました。子供から大人まで楽しめる作品だと思いギャグが効いているので笑える部分も多いです。
作品紹介:ごくせん
- 放送期間
2004年1月~3月 - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/a-gokusen/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 山口久美子 (cv.早水リサ)
- 沢田 慎 (cv.鈴村健一)
- 熊井輝夫 (cv.杉野博臣)
- 内山春彦 (cv.増川洋一)
- 工藤 (cv.鈴木千尋)
〇あらすじ
ある年の春、「白金学院高等学校」に赴任してきた新米教師山口久美子。眼鏡にジャージで一日を過ごす、ちょっと冴えない新米教師は、とりわけ荒られくれ者がそろう有名な2年4組を担任することとなる。いつも問題ばかり起こす2年4組の不良たち。しかし彼女は何が起きてもこれっぽっちも動じない。
なぜなら彼女の実家は・・・泣く子も黙る任侠集団・大江戸一家なのです。
憧れの教師の職についた久美子、実家の家業をひた隠すが、幼き頃から心に染み込む熱き熱き仁侠道がいつでも黙っちゃあいられない。持ち前の正義感と滅法強いけんかで、学院で起こるあらゆる問題を筋を通して解決していく!
山口久美子こと通称ヤンクミ。弱きを助け強きを挫く義理人情に厚いこの教師が忘れかけた温かい人情で今日も事件を解決します。
公式サイトより
〇感想・レビュー
こんな素敵な先生が実際に自分の担任としていてくれたら、毎日笑っていられるような学校生活が送れていたのかもしれない、と考えながら見ています。でも、悪いような部分も生かしながら生徒と真剣に向き合ってくれる姿がすごくかっこよく、生徒第一に考えてくれる姿勢が本当に素晴らしい先生だなと、強く感じました。生徒がなにか悪いことをしても生徒が悪いと100パーセント決めつけないような優しさが、人間として尊敬するような部分でもあります。
作品紹介:花より男子
- 放送期間
1996年9月~1997年8月 - 公式サイト
https://www.toei-anim.co.jp/tv/hanadan/ - 制作会社
朝日放送、東映動画
〇出演声優
- 牧野つくし (cv.持田真樹)
- 道明寺司 (cv.宮下直紀)
- 花沢 類 (cv.山本耕史)
- 西門総二郎 (cv.赤井田良彦)
- 美作あきら (cv.望月祐多)
〇あらすじ
名門の筋や素封家の子弟が入学することで知られる英徳学園に、娘の玉の輿を願う母親の勧めで入学した一般庶民の牧野つくし。学校は、道明寺財閥の御曹司・司、花沢物産の御曹司・類、日本一の茶道の家元「西門流」の跡取り息子・総二郎、総合商社・美作商事の息子あきらのF4(Flower 4―“花の四人組”)に牛耳られていた。学校は、F4の親から多額の寄付を受けていたため、生徒たちはもちろん教師たちですら彼らに逆らうことが出来なかった。つくしは、それに違和感を持ちながらも平凡な高校生活を送ろうとしていた。
ところがある日、つくしはF4に花瓶の水をかけたことが原因でF4に赤札を貼られ、学校全体からいじめのターゲットにされてしまう。しかし、正義感の強いつくしは彼らの性根を叩き直さんとばかりに立ち向かって行く。
そんな中、F4のリーダーである道明寺はつくしのことを好きになってしまう。いじめられ騙され続けたつくしの人生が、このF4によって変わり始めた。次第に2人の思いは通じ合っていくが、様々な事情(司の母、楓が中心)が彼らの恋路を阻むようになる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
おすすめの理由は、主人公の芯の強さだったり、誰よりもかっこいい部分です。この作品は素晴らしくかっこいい方々がたくさん出てくるのですが、やはり一番かっこいいのは主人公だなと、感じます。自分の身分などは関係なく、ダメな時はダメとキッパリ言うような姿勢だったり、誰かを好きになったら素直に顔に出たり、態度に出たりするような部分もまっすぐで素敵だなと、すごく思います。あと芯が強く、ぶれない芯の強さは同性から見ても憧れるような素敵な方だなと強く感じています。
この作品は、登場人物一人一人が個性的でとてもおもしろいです。特に好きな登場人物が主人公の「つくし」です。つくしの姿を見ていると、正義感が強くて曲がったことが嫌いなのに、どこかお人好しで人情味があって、見習いたいなと思うところがたくさんあります。道明寺に対しても道明寺財閥の息子であることよりも、間違っていることをきちんと指摘し真っ向から立ち向かっていく姿は、本当にかっこよかったです。また、つくしとF4との関係性もとても興味深く、ドキドキしながら毎回見ていました。
作品紹介:フルーツバスケット
- 放送期間
2019年4月~9月(第1期)
2020年4月~9月(第2期)
2021年4月~6月(ファイナルシーズン) - 公式サイト
https://fruba.jp/ - 制作会社
TMS、8PAN
〇出演声優
- 本田 透 (cv.石見舞菜香)
- 草摩 由希 (cv.島﨑信長)
- 草摩 夾 (cv.内田雄馬)
- 草摩 紫呉 (cv.中村悠一)
- 草摩 楽羅 (cv.釘宮理恵)
〇あらすじ
完全新キャスト&スタッフによる全編アニメ化!
物語はついに最終章に突入ー
母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。
しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。
その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。
公式サイトより
〇感想・レビュー
原作の漫画もとても人気の高い作品でしたが、アニメも丁寧に作られており、「夏目友人帳」等が好きな方にはおすすめの作品です。舞台は現代社会で、主人公である女子高校生の透が、異性に抱き着かれると干支の動物に変身する呪いがかかった一族と、ともに「生きる」ことを考えていくようなストーリーになっています。また、この漫画はアニメ化(初代)されたことで、OPテーマの「For フルーツバスケット」を岡崎律子さんが歌っています。その歌が非常に優しく、物語に寄り添うような染み入る声で歌われたことから、フルーツバスケットを知らない人でも、この主題歌は知っているという人が多く出たほど、隠れた人気曲になりました。
作品紹介:ハチミツとクローバー
- 放送期間
2005年4月~9月(第1期)
2006年6月~9月(第2期) - 公式サイト
https://hachikuro.net/index2.html - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 竹本祐太 (cv.神谷浩史)
- 花本はぐみ (cv.工藤晴香)
- 森田 忍 (cv.うえだゆうじ)
- 山田あゆみ (cv.高橋美佳子)
- 真山 巧 (cv.杉田智和)
- 花本修司 (cv.藤原啓治)
- 原田理花 (cv.大原さやか)
〇あらすじ
おんぼろアパートで貧乏ながらも楽しい生活を送る美大生、竹本、真山、森田。
ある日3人は、彼らが通う浜田山美大の教員・花本から、彼の従兄弟の娘で少女のように小さく可憐な女の子・はぐみを紹介される。あどけないはぐみを見て、竹本と森田は一瞬にして恋に落ちてしまう。周囲がもどかしくなるほど分かりやすく不器用な竹本と、難解すぎるアプローチで周囲を戸惑わせる森田。正反対の二人の愛情表現が交錯するなか、森田はもちろん、竹本もはぐみさえもお互いの気持ちに気づかないまま時は流れていく。
一方、真山は、交通事故で亡くした夫の影をいつまでも追い求める建築デザイナー・理花への想いを強めていく。自分に対して真っ直ぐな想いを送り続ける同級生・山田の気持ちに気づきながら・・・。
理花の心の穴を埋めたいと願う真山、真山の愛が重い理花、大好きな真山を振り向かせることができない山田。
2つの三角関係を中心に、それぞれが恋と夢に思い悩む。
優しさが少しずつすれ違う、切なく、もどかしく、ちょっとおかしくて、そしてどこか懐かしい、キラキラした「片思いのお話」がゆっくりと動き出すーー。
ハチミツとクローバーより引用
〇感想・レビュー
美大生たちの青春に焦点をあてた物語であり、コメディとシリアスのバランスが巧みで、全ての登場人物が愛しくてたまらなくなるような原作を、アニメでは淡い色彩と可愛らしい雰囲気で描かれています。アニメでは、声優さんたちの演技の幅広さが作品に生かされており、コメディの部分ではアドリブが入ったりと生き生きとした男子・女子たちのやり取りも魅力的で、アニメだからこそできる表現を使って一人一人の片思いの様子が丁寧に伝ってくるような作りになっています。つかれた時にそっと元気をもらえるようなアニメだと思います。
00年代に大ヒットして、映画化もされた原作漫画。アニメ版はスガシカオさんやスピッツの楽曲のハマり具合など音楽が特にいいです。美大に通う青年・竹本とその友人たちの友情・恋愛模様を描いた作品です。美大生の日常の楽しさや登場人物が全員片思いしているという切なさなど魅力は色々ありますが、個人的に一番いいと思うのは言葉にできない「空気感」です。ほのぼのしていながらどこか切ない、他の青春漫画やアニメにありそうだけどぴったり同じものは中々ない、そんな独特の空気感がハチクロの魅力です。アニメは原作のそういう空気や雰囲気を物凄く上手に再現していると思います。
作品紹介:ご近所物語
- 放送期間
1995年9月~1996年9月 - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- 幸田実果子 (cv.宍戸留美)
- 山口ツトム (cv.山口勝平)
- 中須茉莉子 (cv.冬馬由美)
- 田代勇介 (cv.森川智之)
- 神崎リサ (cv.新山志保)
〇あらすじ
幸田実果子は矢澤芸術学院の服飾デザイン科に通う、デザイナー志望の高校1年生。いつか自分のブランドの店を持つことを夢見て日々奮闘中。しかし最近、近所に住む幼馴染みのツトムにモテ期が到来し、恋愛感情はなかったはずが、なぜかおもしろくなくて…?
U-NEXTより
〇感想・レビュー
矢沢あいさんの特徴あるイラストがほぼそのままの形で再現されていて、感激したアニメです。デザイナーを目指す主人公の実果子がとても可愛らしく、夢に向かってまっすぐに突き進んで行く姿はかっこよくもあります。そして実果子を取り巻くキャラクターたちも個性豊かで見ていて飽きることがありません。実果子が強烈で明るいキャラクターなので、一見面白い雰囲気の作品に見えますが、それぞれが夢や恋愛、家族など色々なことに思い悩み、共感できたり自分にとって大切なことを考えさせられる作品になっています。
作品紹介:花野井くんと恋の病
- 放送期間
2024年4月~ - 公式サイト
https://hananoikun-pr.com/ - 制作会社
イーストフィッシュスタジオ
〇出演声優
- 日生ほたる (cv.花澤香菜)
- 花野井くん (cv.小林千晃)
- 浅海 響 (cv.久保ユリカ)
- 柴村月葉 (cv.坂本真綾)
- 八尾創平 (cv.木村良平)
〇あらすじ
家族や友人に恵まれているけど、恋愛とはちょっぴり縁遠かった高校1年生・日生ほたる。
彼女は、ある日、隣のクラスのイケメン・花野井くんがフラれる現場を見てしまう。公園でひとりポツンとたたずんでいた花野井くんを見て、何気なく傘を差しだしたほたる。
その小さな出来事がきっかけで、後日「僕と付き合ってください」と花野井くんから公開告白されてしまった。
“好き”って何? “恋する”ってどういうこと?突然の告白に戸惑うほたると、“好きな子”のためなら、何でもしたい。注ぐ愛情が無限大な花野井くん。
恋がわからない女子×愛が重すぎる男子の初恋ラブストーリー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品を見て初めてヤンデレという言葉を知ったのですが、花野井くんのヤンデレ具合が魅力的すぎて、私も恋に落ちそうでした。花野井くんが、ほたるちゃんに対して一途過ぎて病んでしまうところはもちろん、そんな花野井くんに対してほたるちゃんが真っ直ぐに向き合っていく姿は、感動的で二人の恋を全力で応援したくなります。また、何と言っても花野井くんのルックスがかっこ良すぎて、毎回見ていてドキドキしてしまいます。ほたるちゃんを見つめる優しい瞳も、嫉妬で苦しむ姿もすべて愛くるしいなと思いました。
作品紹介:お嬢と番犬くん
- 放送期間
2023年9月~12月 - 公式サイト
https://ojoutobankenkun.com/ - 制作会社
project No.9
〇出演声優
- 瀬名垣一咲 (cv.鬼頭明里)
- 宇藤啓弥 (cv.梅原裕一郎)
- 田貫幹男 (cv.榎木淳弥)
- 関谷香織 (cv.中原麻衣)
- 勝木 (cv.青山吉能)
〇あらすじ
三代目瀬名垣組組長の孫娘、瀬名垣一咲。高校ではフツーに友達を作ってフツーに恋がしたい!地元から離れた高校へ入学したけど、過保護な若頭・宇藤啓弥が年齢詐称して一咲の高校に裏口入学!?「恋愛なんて一咲さんには早すぎます」と訴え、男を近づけない気満々の啓弥。だけど、実は一咲はずっと前から啓弥に片想いしていてー!?
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品は、主人公の一咲さんが可愛いのはもちろん、一咲さんを全力で守ろうとする啓弥さんがかっこ良くて印象的でした。一咲さんが困ったときやトラブルに巻き込まれたときなどに、スマートに一咲さんを助ける啓弥さんの姿は、まるでヒーローみたいで素敵だなと思います。また、一咲さんがひそかに啓弥さんに恋をしている姿も、どこか切なくて胸キュンしました。啓弥さんも普段はクールな大人の男性なのに、一咲さんのことになると感情が剥き出しになってしまうギャップが魅力的だと思いました。
作品紹介:NANA
- 放送期間
2006年4月~2007年3月 - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/nana/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 大崎ナナ (cv.朴璐美)
- 小松奈々 (cv.KAORI)
- 本城蓮(レン) (cv.木内秀信)
- 高木泰士(ヤス) (cv.川原慶久)
- 一ノ瀬巧(タクミ) (cv.森川智之)
〇あらすじ
東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属する BLACK STONES と恋人の本城蓮が所属する TRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品は恋愛だけでなく、友情の大切さや生きていく上での挫折、挫折を乗り越えて成長していく姿など、私にたくさん大切なものを教えてくれた作品で、大好きな作品です。ナナと奈々が様々な困難を乗り越えて、お互いの気持ちと向き合い強い絆を育んでいく姿は涙なしでは見ることができませんでした。また、この作品はナナと奈々のファッションもお洒落で、毎回注目して見ていました。ナナのパンク系のかっこいいコーディネートや、奈々の女性らしくフェミニンなコーディネートは、どちらも魅力的でコーディネートの参考にしていました。
作品紹介:少女革命ウテナ
- 放送期間
1997年4月~1997年12月 - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 天上ウテナ (cv.川上とも子)
- 姫宮アンシー (cv.渕崎ゆり子)
- 桐生冬芽 (cv.子安武人)
- 西園寺莢一 (cv.草尾 毅)
- 有栖川樹璃 (cv.三石琴乃)
〇あらすじ
凛々しく素敵な男装の少女・天上ウテナは、生徒会副会長の西園寺と決闘することになってしまった。誘われるままに「決闘の森」に足を踏み入れたウテナを待っていたのは、見たこともない不思議な世界。そして、西園寺に寄り添う「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシー。「世界を革命する力」をめぐる物語が始まる!
公式サイトより
〇感想・レビュー
少女アニメの伝説的作品で、原作はさいとうちほさんです。王子様に憧れる少女ウテナが通う鳳学園は不思議な異空間のような世界。ウテナはそこで「永遠があるという城」「世界の果て」「薔薇の花嫁」「デュエル」「ディオスの力」という不思議な概念?としか呼べないような物たちに次々と出会っていきます。作品全体が哲学的で印象的な構図や図形を多用した象徴学的な作りで、見方によっていくらでも解釈できます。何度見ても発見があってストーリーも絵もまさしく芸術です。90年代の作品で当時はこの作品の存在そのものが革命的でしたが、ジェンダーの理解が進んだ現代に見るとまた違った感じ方ができます。
作品紹介:ときめきトゥナイト
- 放送期間
1982年10月~1983年9月 - 制作会社
東宝株式会社、グループ・タック
〇出演声優
- 江藤蘭世(ランゼ) (cv.原えりこ)
- 真壁 俊 (cv.水島 裕)
- 江藤鈴世(リンゼ) (cv.室井深雪)
- 江藤望理(モーリ) (cv.安原義人)
- 江藤椎羅(シーラ) (cv.小原乃梨子)
〇あらすじ
私、江藤ランゼ。私のお父さんは吸血鬼、お母さんは狼女。でも私はいたって普通の女の子。そんな魔界の血を引いた私が、クラスメイトの真壁クンに恋しちゃったから大変!お母さんは絶対に人間の男の子を好きになっちゃいけないって言うし、突然魔界の能力が目覚めちゃうし、もう、私、どうしたらいいの!?ぶっきらぼうだけどスポーツ万能でホントは優しい真壁クン、恋のライバル神谷さん、お父さん、お母さんに弟のリンゼ、そして魔界のみんなを巻き込んだ学園生活が始まったのです…!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
魔界人である吸血鬼の父親と、狼女の母親の間に生まれた主人公・江藤蘭世は、クラスメイトの真壁俊に一目惚れしてしまいます。ですが、ヤクザの一人娘・神谷陽子という強力なライバルがおり、彼女と俊を巡って恋のバトルを繰り広げるという、学園ラブコメです。ヒロインは、心は普通の恋する女子中学生ですが、噛み付いたものに変身してしまうという、特殊能力を持っています。それゆえに、住む世界の違う人間との恋を猛反対され、辛い初恋に思い悩む蘭世の姿が見ていて心苦しいです。でも、全体的に軽いタッチで描かれているので、あまり悲壮感はありません。真壁くんはツンデレの元祖みたいなキャラですが、ツッパリ方に昭和感があります。蘭世がうっかりボールやあんぱんに噛みついて、元に戻るのに苦労したりとか、少女漫画らしからぬギャグ感がまたいいです。
作品紹介:超GALS!寿蘭
- 放送期間
2001年4月~2002年3月 - 制作会社
ぴえろ
〇出演声優
- 寿蘭 (cv.豊口めぐみ)
- 山咲美由 (cv.池澤春菜)
- 星野 綾 (cv.壱智村小真)
- 乙幡 麗 (cv.神谷浩史)
- 麻生裕也 (cv.鈴村健一)
〇あらすじ
主人公の寿蘭(ことぶき らん)は鳳南高校1年生、渋谷最強のギャル(自称)。警察官一家に生まれたせいか、友達想いでウソが大嫌い。援助交際をする友だちやいたずらめいたストーカー行為、陰険ないじめなどに蘭の怒りが炸裂しまくる。そんな蘭も女の子、ガングロ男やイケメンたちが現れ、超ブリブリのお嬢になってしまう・・・というはずもなく、友だちの美由や綾たちとノリノリで大はしゃぎ。次々と起こる問題に蘭がストレートにぶつかっていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
明るくさっぱりとした作品が見たい方におすすめです。主人公、寿蘭のキャラクターが最高にカッコよく、筋が通っていて見ていて気持ちが良いです。寿蘭と仲間たちの渋谷での活躍が時に楽しく、時にシリアスに描かれます。サブキャラの恋愛や家庭事情など見ていてまどろっこしい!と思うようなところもありますが、先が気になりついつい見てしまいます。少し前の作品なので絵柄やファッションなど時代を感じますが、今見ると逆に新しくおしゃれに感じます。登場人物の騙し合いや悲しい展開がないので、落ち込んだ時にみると元気がもらえるような作品です。
作品紹介:コジコジ
- 放送期間
1997年10月~1999年9月 - 公式サイト
https://cojicoji.site/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- コジコジ (cv.青木静香)
- 次郎 (cv.高乃 麗)
- ゲラン (cv.西原K太)
- ハレハレ (cv.天神有海)
- おかめちゃん (cv.永吉由佳)
〇あらすじ
とある“メルヘンの国”の住人たちは、人間を楽しませる使命を持っていて、日々人間界で活躍している有名なキャラクターをお手本に学校で勉強に励んでいた。3年インコ組(セキセイ)のコジコジは、年齢も性別も不明な謎の宇宙生命体。自由にのんきに日々を暮らしていて、ときどき真理を突く哲学的な発言をしては、周りのみんなをびっくりさせたり、反対にとんちんかんなセリフを発して級友たちをあきれさせたりもする変わった存在。コジコジは、みんなの知らない地球やおとぎの国への行き方を知っていたり、三日月の夜の謎の美女の正体を見破ったりと不思議な力を持っている。そんなコジコジの仲間たちも皆個性豊かで、彼らは毎日楽しくほのぼのと幸せに暮らしていた。「ちびまる子ちゃん」原作者のさくらももこ氏が創り出した、メルヘンでファンタジーでナンセンスでユニークな世界を表情豊かに描く異色アニメーション。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
シュールで独特な雰囲気に好奇心が生まれるような素敵な作品だと感じる部分が多いなと思いました。キャラクター一つ一つがかなり個性的で、でもその中に可愛さなどもあり癒されつつ、失敗も笑って楽しく流してくれるような優しい世界感がとてもほんわかとしていて、良い意味で現実逃避ができます。その間は、この世界の住人として暮らせるような、不思議な形の物語の入り方だと思いました。
作品紹介:はいからさんが通る
- 放送期間
1978年6月~1979年3月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/1301/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- 花村紅緒 (cv.横沢啓子)
- 伊集院忍 (cv.森功至)
- 森蘭丸 (cv.杉山佳寿子)
- 牛五郎 (cv.増岡弘)
- 伊集院夫人 (cv.峰あつ子)
〇あらすじ
舞台は大正7年の東京。帝国陸軍軍人・花村少佐の娘・紅緒は、礼儀作法よりも剣術に熱中するハイカラで好奇心旺盛な17歳の少女。そんな娘の将来を案じた父は、独断で自分の部下と彼女の婚約者を決めてしまう。父親の身勝手さに憤る紅緒だったが、相手として現れた青年少尉・伊集院忍は、そんな紅緒の心情に理解を示す好青年だった。反発するはずの忍にいつしか魅かれていく紅緒。しかし激動の大正という時代は、二人の運命を大きく動かしていく。日本を代表する名作少女漫画のアニメーション。
公式サイトより
〇感想・レビュー
昔ながらの世界感が味わえるようなところと、胸キュンするような話の展開が良いなと感じています。舞台はかなり昔の時代なのですが、作品を読ませていただくと、だんだん自分もその世界に入り込んでいるかのような素敵な世界観とともに、今の時代を生きている方々だからこそ、この知らない時代を生きたいと、少なからず感じると思いました。昔の時代だからこそ、また違った胸キュンシーンが見れるのも楽しみの一つに感じています。