おすすめダークファンタジーアニメの紹介
おすすめダークファンタジーアニメのあらすじや出演声優、レビューなど詳しくご紹介します。
作品紹介:Re:ゼロから始める異世界生活
- 放送期間
2016年4月~9月(第1期)
2020年7月~9月(第2期前半クール)
2021年1月~3月(第2期後半クール) - 公式サイト
http://re-zero-anime.jp/tv/ - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- ナツキ・スバル (cv.小林裕介)
- エミリア (cv.高橋李依)
- パック (cv.内山夕実)
- レム (cv.水瀬いのり)
- ラム (cv.村川梨衣)
〇あらすじ
無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す”死に戻り”の力。
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
リゼロは、異世界に転生した青年ナツキスバルが、死ぬと時間が巻き戻る「死に戻り」の能力を駆使して、仲間たちと困難に立ち向かう物語です。繰り返される死の恐怖や絶望を乗り越えながら、スバルが成長し、友情や愛情を深めていく姿が心に残る作品です。キャラクターの心理描写が深く、先の読めない展開が続くため、視聴者を引き込む魅力があります。スバルが死ぬシーンの絶望感がと痛々しさが伝わってくるため、仲間を救うために自ら命を断つシーンがより一層引き込まれてしまいます。また、レムというキャラクターが、スバルに助けられ、好きになっていくのですが、スバルはエミリアというキャラクターのことが好きで、レムの恋は実りませんが、レムのスバルへの気持ちは変わらずスバルが辛いときに支えるシーンがとても感動的でした。
異世界転移ファンタジーに「死に戻り」という要素の加わった作品です。死んだら自動的にセーブされていたポイントに戻り、前回と同じ末路にたどり着かないようにするっていうのが基本的なストーリー。なのでなかなかエグイです。私的にはスバルをすごく応援したくなる内容でした。異世界転移といってもロクな能力は授けられなく、身に付いたのは死に戻りだけ。ハラワタをナイフでえぐられたり、巨大鉄球をぶつけられて死亡したり。あと何故死んだか?を探っていくのも面白かったです。普通に眠ったら死に戻りをしているっていうこともあったので、眠っている間に何が起こったのか?というミステリアスなところも楽しめました。
主人公の不登校だった少年が異世界転生するところから始まります。主人公は死に戻り(死ぬことである地点まで戻って繰り返す)を繰り返す中で、この世界の敵を倒したり、ヒロインたちを助けたりします。前回の方法では、うまくいかなかったことを死んでやり直すことで、だんだんとうまくいくところが面白いです。でも、死ぬときの痛みや苦痛はもちろんあるため、恐怖などと戦いながら主人公が成長していく様子を見ることもできます。あと何よりもキャラクターデザインが可愛くて、ヒロインたちも可愛いので、楽しく見ることもできます。
作品紹介:呪術廻戦
- 放送期間
2020年10月~2021年3月(第1期)
2023年7月~12月(第2期) - 公式サイト
https://jujutsukaisen.jp/ - 制作会社
MAPPA
〇出演声優
- 虎杖悠仁 (cv.榎木淳弥)
- 伏黒 恵 (cv.内田雄馬)
- 釘崎野薔薇 (cv.瀬戸麻沙美)
- 五条 悟 (cv.中村悠一)
- 真人 (cv.島﨑信長)
- 夏油 傑 (cv.櫻井孝宏)
- 両面宿儺 (cv.諏訪部順一)
〇あらすじ
少年は戦う――「正しい死」を求めて 辛酸・後悔・恥辱 人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む 呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く そして、呪いは呪いでしか祓えない 驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い”に襲われた学友を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう 呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり…..呪いを祓うべく呪いを宿した少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす―
dアニメストアより
〇感想・レビュー
呪術廻戦は、呪霊と呼ばれる邪悪な存在と戦う呪術師たちの物語です。主人公の虎杖悠仁が特級呪物である両面宿儺の指を飲み込んでしまい、呪術の世界に巻き込まれていく展開が魅力です。アクションシーンは迫力満点で、スタイリッシュなバトルと独特なイラストタッチがこのアニメの世界観をグッと引き立てています。また、キャラクター同士の関係性や、葛藤が丁寧に描かれており、心理描写がしっかり入れられているため、ただのバトル漫画ではなく、キャラクターにしっかりフォーカスされている作品です。緊張感とユーモアのバランスが絶妙で、観る者を飽きさせません。
この作品は言わずと知れた名作です。様々な部活から引く手あまたの身体能力抜群な主人公がひょんな事から呪いとの因果に巻き込まれてをいき、それらを払う呪術師を目指していく物語です。戦闘シーンがメインの物語ではありますが、学校生活の描写や生活の描写もあり、緩急が効いていて飽きが来ないです。また、説明が多いのもこの作品の特徴で伏線や専門用語も多いので一度ではなく複数回見返すことをおすすめします。さらに、少年漫画ではありますが、上記2つよりもグロい描写や鬱展開が多いため見る人を選ぶ作品となりますので要注意です。
それぞれのキャラクターがカッコいいのはもちろんなのですが、なんといってもバトルシーンが素敵です。特に、渋谷事変のシリーズは怖いけど見ていて面白さがありました。King Gnuのオープニング曲と世界観がかなりマッチしているので、これはアニメでしか味わえない一体感だと思います。また、宿儺が暴走してしまうシーンなどは、ちょっとグロいシーンもあったりするのですが、そこも面白いのでオススメです。個人的に、この声を担当している諏訪部順一さんの声の演技がすごく素敵でハマりました。漫画の世界観を壊さずに、いい意味で気持ち悪さがあるので、ぜひ聞いてみて欲しいです。
最初のシーンで、主人公の悠仁が病院に入院していた祖父を訪れ、祖父が「人を助けろ」と言い残して息を引き取るシーンは、とても感動的で涙が止まりませんでした。悠仁が呪いの指を食べて悪魔(呪霊)と戦うシーンも圧倒的で、迫力がありました。五条悟の目の色がとても美しく、印象に残りました。また、ヒロインの釘崎が釘とハンマーを使って戦う姿は、女性でありながらも力強く、かっこよかったです。映画版では、乙骨と真希が呪霊の中に入り込んでしまった時に、乙骨が「誰かと関わりたい、誰かに必要とされて、生きていていいっていう自信が欲しい」と言ったセリフがとても印象的で素晴らしかったです。バトルシーンも迫力があり、見応えがありました。
作品紹介:とある科学の超電磁砲
- 放送期間
2009年10月~2010年3月(第1期)
2013年4月~9月(第2期)
2020年1月~9月(第3期) - 公式サイト
https://toaru-project.com/railgun_t/ - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 御坂美琴 (cv.佐藤利奈)
- 白井黒子 (cv.新井里美)
- 初春飾利 (cv.豊崎愛生)
- 佐天涙子 (cv.伊藤かな恵)
- 食蜂操祈 (cv.浅倉杏美)
〇あらすじ
総人口230万人を数える、東京西部に広がる巨大な都市。 その人口の約八割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれているその都市では、世界の法則を捻じ曲げて超常現象を起こす力――超能力の開発が行われていた。
特殊な授業カリキュラムを受け、能力を得た学生たちは、定期的な『身体検査システムスキャン』によって、『無能力レベル0』から『超能力レベル5』の6段階に評価されている。その頂点に立ち、最強と謳われるのが、7人の『超能力者』たちである。
そのひとり、御坂美琴。電気を自在に操る『電撃使いエレクトロマスター』最上位の能力者にして、『超電磁砲レールガン』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。後輩で『風紀委員ジャッジメント』の白井黒子。その同僚でお嬢様に憧れる初春飾利と、都市伝説好きな彼女の友人、佐天涙子。そんな仲間たちとの、平和で平凡で、ちょっぴり変わった学園都市的日常生活に、年に一度の一大イベントが迫っていた。
『大覇星祭』。 7日間にわたって開催され、能力者たちが学校単位で激戦を繰り広げる巨大な体育祭。期間中は学園都市の一部が一般に開放され、全世界に向けてその様子が中継されるにぎやかなイベントを前に、誰もが気分を高揚させていた。その華やかな舞台の裏側で蠢くものには、まったく気づくこともなく――。
公式サイトより
〇感想・レビュー
とある科学の超電磁砲は学園都市を舞台に、主人公の御坂美琴が仲間たちと共にさまざまな事件に立ち向かう物語です。科学サイドの能力バトルが中心で、特に御坂美琴の超電磁砲(レールガン)という技のアクションシーンは爽快感があります。学園都市の独自の世界観や技術がしっかり描かれており、キャラクター同士の友情や絆が深まっていく様子が感動的です。キャラクター一人一人の個性が強く、推しを使ってしまいがちな作品です。私が一番魅力を感じたのは敵キャラクターの描写が多いことです。この作品は、敵キャラクターであっても感情移入してしまい、戦闘シーンをお互いの正義を知っている状態で見れるため、とても引き込まれます。また、テンポの良いストーリー展開に加えて、日常シーンもしっかり内容が面白く、日常と非日常が絶妙に絡み合い、全体を通して飽きずに楽しめる作品です。
作品紹介:青の祓魔師
- 放送期間
2011年4月~10月(第1期)
2017年1月~3月(第2期)
2024年1月~3月(第3期)
2024年10月~(第4期) - 公式サイト
https://ao-ex.com/ - 制作会社
A-1 Pictures(1~2期)
スタジオヴォルン(3~4期)
〇出演声優
- 奥村 燐 (cv.岡本信彦)
- 奥村雪男 (cv.福山 潤)
- 杜山しえみ (cv.花澤香菜)
- 勝呂竜士 (cv.中井和哉)
- 志摩廉造 (cv.遊佐浩二)
〇あらすじ
人間の住む「物質界(アッシャー)」と、悪魔の住む「虚無界(ゲヘナ)」。本来は干渉することすらできない二つの次元だが、悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う―祓魔師(エクソシスト)が存在した。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
この作品は、悪魔とのハーフである主人公が弟や仲間と協力をして悪魔のボスであるサタンを倒すために強くなっていく物語です。ダークファンタジーの王道展開ではある最初は自分の力を制御出来ない事や周りからの疎まれなどよくある展開もあります。しかし、他のダークファンタジーには無い笑いやほのぼの展開などもあったりするので常に鬱になりながら見ることが無く初心者向けの作品になっています。また、アニメも漫画も戦闘シーンがド派手に描かれていて、見ごたえがあります。オタク心をくすぐる技の名前だったり技の効果や詠唱が細かかったりとファンタジーとしての楽しむポイントもとても多いです。
作品紹介:ダーウィンズゲーム
- 放送期間
2020年1月~3月 - 公式サイト
https://darwins-game.com/ - 制作会社
Nexus
〇出演声優
- カナメ (cv.小林裕介)
- シュカ (cv.上田麗奈)
- レイン (cv.大森日雅)
- リュージ (cv.八代 拓)
- スイ/ソータ (cv.花守ゆみり)
〇あらすじ
平凡な高校生である須藤 要のもとに見知らぬアプリ「ダーウィンズゲーム」の招待メールが届く。アプリを起動させてしまったカナメは、プレイヤー同士が異能(シギル)を駆使して戦うゲームに巻き込まれてしまう。わけもわからぬまま、襲い来る強力なプレイヤーとのバトルを切り抜け、カナメは生き残ることが出来るのか!?
dアニメストアより
〇感想・レビュー
この作品は、友達から来た一通のメールから始まります。主人公は何気なくそれを開くと能力を手に入れ、スマホを介して行われる殺し合いのゲームに巻き込まれていきます。バトル自体は能力を使って戦いをしていくため、派手で見ごたえがあります。さらにキャラ自体に個性があるので飽きさせない工夫をしている印象です。戦いの中でのグロ展開が時折ありますが、ゲームの構造上死体がちゃんもした形で写ることはないので耐性が無い人でもとても見やすいと思います。個人的にはキャラデザがとても良く性格も良く考えられているので感情移入がしやすく見やすいです。
作品紹介:進撃の巨人
- 放送期間
2013年4月~9月(第1期)
2017年4月~6月(第2期)
2018年7月~10月(第3期 Part.)
2019年4月~7月(第3期 Part.2)
2020年12月~2021年3月(第4期 Part.1)
2022年1月~4月(第4期 Part.2)
2023年3月4日(第4期 完結編 前編)
2023年11月5日(第4期 完結編 後編) - 公式サイト
https://shingeki.tv/final/ - 制作会社
WIT STUDIO(第1~3期)
MAPPA(第4期)
〇出演声優
- エレン・イェーガー (cv.梶 裕貴)
- ミカサ・アッカーマン (cv.石川由依)
- アルミン・アルレルト (cv.井上麻里奈)
- リヴァイ・アッカーマン (cv.神谷浩史)
- ジーク・イェーガー (cv.子安武人)
〇あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた…。
まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。
だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
人類と巨人との戦いを描いた作品で、ダークファンタジーの要素がふんだんに盛り込まれています。人類が巨人に支配された世界で、主人公エレン・イェーガーが仲間とともに自由を求めて戦います。ストーリーは、単なる巨人との戦闘だけでなく、人類社会の暗部や、登場キャラクターたちの成長と葛藤が複雑に絡み合い、視聴者に深いテーマを提示します。巨人の正体やその背後に隠された秘密が徐々に明かされていく中で、物語は次第にダークな展開を見せ、視聴者を魅了します。一話の衝撃から、一気読みしたくなる数少ない作品です。
最後の最後にエレンの不可解な行動の謎が解けて、これが全部最初から考えられていたと思うと「本当に諫山創先生凄すぎ」という言葉しか出てこないのですが、それくらいに素晴らしく感動的な作品です。もちろん巨人と戦っている時の、あのド派手なアクションはカッコいいし、仲間たちも個性豊かで日常パートも面白いです。主人公のエレンよりも、ヒロインのミカサの方が強いっていうのもまた魅力的です。そして個人的には海を渡ってからの部分こそが鍵になっていて、最後の最後に謎が全て繋がっていくので、結末がわかったうえでここのシーズンを見返すと、色々わかって面白かったです。
まず、ストーリーの世界観に圧倒されます。最初の頃から伏線が散りばめられているので、見続けていくうちにこういう意味だったのかと、その伏線が繋がっていくのが面白いです。また、巨人とのバトルシーンも漫画とは違うリアルなスピード感があり圧倒されました。そして、登場人物たちも一人一人のキャラクターがしっかりしているので魅了されるポイントです。主人公のエレンはもちろんですが、リヴァイ兵長など他の人気キャラクターもたくさん登場します。見続けるほどストーリーは複雑になっていきますが、それがまたハマっていく要素になるのでオススメです。
インパクトでいえばダークファンタジーアニメ最強かなって感じました。天高くそびえる壁もすごいですが、それを簡単に叩き潰してしまえる巨人が敵です。そんな化け物相手にどうしろっていうんだって感じた作品でした。ストーリーはかなり凝っていて楽しめました。最初はこの世界自体わからない状態で、そもそも巨人って何?って感じでした。でもそれがだんだん明らかになっていくんですよね。極めつけは違う大陸へ話が移った時。これで何故巨人が生まれたか、何故エレン達は壁の中で暮らしているのかっていうのが明らかになっていき、そうなんだ!と納得できました。登場人物がガンガン死んでいく作品なので切なさも強く、哀愁漂うダークファンタジーアニメでした。
この作品は、人類が巨人に支配された世界で、巨人から逃れるために城壁に閉じこもって生きる人々の物語です。エレンと彼の仲間たちは、巨人の脅威に立ち向かいながら、世界の真実を解き明かしていきます。このアニメの魅力は、スリルと予想外の展開にあります。人間の本能や葛藤、裏切りなどが描かれ、ただの戦闘シーンだけでなく、心理戦や陰謀が絡む複雑なストーリーが展開されます。キャラクターたちの成長や絶望感がリアルに描かれ、観る者を引き込む魅力があります。「進撃の巨人」は、見応えのあるバトルシーンだけでなく、世界観の深さや謎に満ちた物語が特徴です。見るものは次々と明らかになる真実に驚き、物語の展開に引き込まれていくこと間違いなしです。
巨人に脅かされる人類の世界がどれほど過酷かを実感します。物語は、エレン・イェーガーと彼の仲間たちの戦いを中心に展開され、彼らの苦悩や成長が非常にリアルに描かれています。特に、仲間との絆や人間同士の裏切りの描写が印象的で、視聴するたびに心が痛みます。物語が進むにつれて、巨人の正体や人類の歴史が明らかになり、視聴者は衝撃を受けます。単なるアクションアニメではなく、深い哲学的な問いかけもあり、人間の本質や生存の意味について考えさせられます。このようなテーマが、視聴者に強いメッセージを伝える要因となっていると思います。また、戦闘シーンの迫力や美しい作画も素晴らしく、緊迫感が増す中でキャラクターたちの成長を見守ることができました。『進撃の巨人』は、単なるエンターテイメントを超え、感情に訴えかける作品です。
最初に突如現れた謎の巨人たちが人々を次々と食い殺していくシーンは圧巻でした。特に、主人公エレンの母親が目の前で殺されてしまう場面は衝撃的で、深く印象に残っています。エレンが巨人化したシーンも非常にかっこよく、見応えがありました。主題歌「紅蓮の弓矢」もアニメと絶妙にマッチしていて、とても素晴らしかったです。立体機動装置を使って、まるで鳥のように空を駆け巡りながら戦うシーンは、これまでのバトル漫画とは一線を画す迫力があり、驚きました。また、エレン役の人気声優・梶裕貴さんの演技力、とくに叫ぶシーンでの迫力は本当にかっこよかったです。最後にエレンが命を落とすシーンでは、涙が止まりませんでした。
こちらはアニメの演出で主人公のエレンを始めとする知性巨人を見に宿す彼らが、巨人化する際に大きな閃光を発する描写が、アニメ化から盛り込まれ、原作漫画に逆にフィードバックされた逸話があります。正直内容に比して作者の諌山先生の絵柄は決して巧みとは言い難いのですが、アニメ化の見やすい絵柄で多くの視聴者をこの作品世界に引き込んだ傑作ではないかと感じます。主人公たちの使用する立体起動装置のスピード感も、アニメでは迫力が増しています。
原作も完結しアニメも完結している作品ですが、見始めると止め時が分からなくなるくらい、のめり込んでみてしまう作品です。グロテスクなシーンや残酷なシーンがあるものの漫画ほど過激ではなく、アニメの表現ではオブラートに包んだような形で行われていますので、漫画では耐えられなかった方でも見ることが出来る作品だと思います。ストーリーは、どこからともなく巨人が現れ、人々が無慈悲に蹂躙されてストーリーが進んでいきますが、人類もあらゆる知識や技能を駆使して立ち向かっていきます。立体起動を使用した戦闘シーンのキャラクター動きは、今までのアニメには中々ない迫力と奥行きを感じられる映像になっていて、まるで自分が飛んでいるような錯覚になります。平等とは何か、人の業とはと見る人に問いかけてくる作品になっていて現在において、ダークファンタジーの代表作だと思っています。
作品紹介:ベルセルク
- 放送期間
1997年10月~1998年3月(第1期) - 制作会社
OLM TEAM IGUCHI
〇出演声優
- ガッツ (cv.神奈延年)
- グリフィス (cv.森川智之)
- キャスカ (cv.宮村優子)
- コルカス (cv.西村朋紘)
- ピピン (cv.天田益男)
〇あらすじ
主人公・ガッツの生い立ちから幼年期、そして親友でありのちに終生の敵となるグリフィスとの出会い、さらに蝕とよばれる天地異変を経てガッツが復讐の旅に出るまでのいわゆる「黄金時代」と呼ばれる部分が描かれたもの。
dアニメストアより
公式サイトより
〇感想・レビュー
戦乱の時代を舞台に、主人公ガッツが巨大な剣を振るい、過酷な運命に立ち向かう物語です。暗く重い世界観と、信頼していた仲間の裏切り、絶望的な試練を描いたこの作品は、視聴者を強烈に引き込む力があります。特に、物語後半の「蝕」エピソードは、ファンタジーアニメ史上でも指折りのショッキングなシーンとして知られています。激しいアクションシーンと、キャラクターの心理描写がリアルに描かれており、ダークファンタジーとしての魅力が詰まった作品です。ややグロイ描写があるので、苦手方は注意した方が良いと思います。
剣風伝奇ベルセルクBERSERKと違って、主人公の組していた鷹の団という軍団はすでになく、主人公たちを売り飛ばし、悪魔に魂を売った人物を追うという内容になっていて、コミックのほうのベルセルクに忠実になっているのでお勧めできます。主人公のガッツは多くの悪魔の使途と戦い体が傷つき疲弊していく中彼にも仲間が出来て、RPGゲームのような仲間が組みあがることで仲間が次第に主人公を助けてくれるというのが彼を絶望の中から救ってくれる要素になり、仲間のほか主人公には新たな防具が与えられますが、その防具は代償付きでうまく使いこなせるかという点も見どころです。
”ベルセルク”というと長編漫画作品であり何度も映像化・劇場版が製作されているのでどれを選んだらよいか迷う所だが、ここは完成度の高さから一番最初にアニメ化された本作を挙げたいです。このテレビ版が良いのは主人公ガッツの肉体面はもちろんのこと、精神的な「痛み」が存分に綿密・繊細に描かれており音楽と演出がそれを盛り上げます。ダークファンタジーでありガッツという「強い人間」が主人公ではあるものの、常にきちんと「ガッツの痛みと世界(世の中)との対立」が描かれており、無双してただ気持ちいいような作品とは一線を画しています。原作でいう所の”黒い剣士編”から”黄金時代編”とそのほんのちょっと先が描かれて途中で終わっているのだが、これが返って含みを持たせてよい演出となっており完成されていると思います。
お勧めできるダークファンタジーアニメでお勧めできる理由は、中世ヨーロッパの暗黒時代をモチーフにした作品だからです。アニメの感想としては、ものすごく血が流れるアニメで、主人公が組する軍団と敵対する勢力の軍団の間で血が流れていて多くの血が流れます。そのうえで、ダークな部分はというと主人公の仲間の一人が悪魔に魂を売り、主人公の組していた仲間をいけにえという形で捧げ転生を果たしてしまうというのがなかなかに見ていて目をふさぎたくなるシーンで主人公の恋人の精神が崩壊した要素でもあり人間の業の深さを見せつけているようなアニメです。
作品紹介:東京喰種
- 放送期間
2014年7月~9月(第1期)
2015年1月~3月(第2期)
2018年4月~6月(第3期)
2018年10月~12月(最終章) - 公式サイト
https://www.marv.jp/special/tokyoghoul/first/index.html - 制作会社
studioぴえろ
〇出演声優
- 金木 研 (cv.花江夏樹)
- 霧嶋董香 (cv.雨宮 天)
- 月山 習 (cv.宮野真守)
- 芳村 (cv.菅生隆之)
- 笛口雛実 (cv.諸星すみれ)
〇あらすじ
「この世界は間違っている――」
東京に潜む『絶望』。それは、人々に『死』以上の恐怖を与える怪人――“喰種”(グール)。
彼らはヒトに紛れ、ヒトを狩り、その死肉を喰らう。食物連鎖の頂点に君臨する“喰種”に怯えながら、人間たちはこの『間違った世界』を生きていた。読書好きの大学生・カネキは、行きつけの喫茶店「あんていく」にて、リゼという少女に出会う。年齢や境遇、読書の趣味も同じという事で、急接近する二人だが……
僕は小説の主人公でも何でもない… だけど…もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば ――それはきっと、“悲劇”だ
『赫子』と呼ばれる捕食器官を用いて人間を襲い、その殺傷能力の高さから「化け物」と恐れられる“喰種”だが、彼らが生きる方法は、ヒトを喰う以外に存在しない。カネキは、この歪んだ世界に疑問と葛藤を抱きながら、逃れようのない負の連鎖に巻き込まれていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
主人公カネキがグール(人を食べる怪物)に変異し、自己の人間性と怪物としての本性との間で苦悩する姿が描かれたダークファンタジーです。社会から排斥される存在でありながらも生き抜こうとするグールたちの世界観は非常に暗く、視聴者に人間の善悪について問いかけます。カネキの成長過程で、彼が抱える葛藤や精神的な変化が強烈に描かれ、心理的にも大きな影響を与える作品です。暗く、時に残酷な展開が続く中でも、キャラクターたちが互いに支え合う姿に希望の光が見える作品です。戦闘シーンの迫力と心理描写のバランスが見事で、終盤にかけての展開が非常に緊張感を増していきます。
この作品は、人間の姿をしていながら、人肉を食べなければ生きられない「喰種」が存在する世界が舞台です。主人公のカネキは、事故に巻き込まれ半分がグールの体になってしまい、二つの世界の狭間で苦しみながら生きることを余儀なくされます。「東京喰種」の魅力は、人間と怪物との対立だけでなく、カネキの内面の葛藤が描かれている点です。彼は、自分が人でありながらも人を襲わなければならない存在になったことで、絶えず苦悩しながら生きていきます。グロテスクなシーンも多いですが、それがこの作品の独特の世界観を強くしています。深いテーマが、視聴者に問いかけるものが多く、心に残るアニメです。
人間と喰種との対立を描いたダークファンタジーです。主人公・カネキが喰種と人間のハーフとして生きることになり、彼のアイデンティティや生き方について葛藤する姿は非常に印象的です。物語は暗く、暴力的なシーンも多く含まれているため、視聴者には強い衝撃を与えますが、その一方で描かれる友情や愛情、人間性についての深い探求は、多くの人々に共感を呼び起こします。特にカネキの成長は目を見張るものがあります。彼が直面する選択や試練は、彼の内面を深く掘り下げる要素となっており、視聴者に感情移入させる力があります。彼の葛藤や苦悩は、ただのサバイバルを超え、自身の存在意義を問い直すものです。このような深いテーマ性が、作品の魅力を引き立てています。また、個々のキャラクターたちの背景や人間関係も丁寧に描かれており、彼らの生き様が視聴者に多くの考えをもたらします。
作品紹介:魔法学院の不適合者
- 放送期間
2020年7月~9月(第1期)
2023年1月~9月(第2期第1クール)
2024年4月~7月(第2期第2クール) - 公式サイト
https://maohgakuin.com/1st/ - 制作会社
SILVER LINK.
〇出演声優
- アノス・ヴォルディゴード (cv.鈴木達央)
- ミーシャ・ネクロン (cv.楠木ともり)
- サーシャ・ネクロン (cv.夏吉ゆうこ)
- グスタ (cv.松本忍)
- イザベラ (cv.豊崎愛生)
〇あらすじ
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――
だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。
魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。
誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!
「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」
公式サイトより
〇感想・レビュー
2020年に1期、2023年に2期が放送されたアニメです。前世で魔王だったアノスが勇者カノンによって転生させられ、史実と事実が異なって伝えられている世界で、再び魔王のような存在感を発揮していきます。生後数ヵ月で魔力によって高校生くらいの見た目になったアノスは、前世の知識そのままに、変わらぬ頭脳と魔力を持っています。学園ではミーシャとサーシャというわけありな姉妹と出会い、アノスは、前世では体験できなかった平和な学園生活の中、圧倒的な才覚を見せつけていきます。
作品紹介:週末トレインどこへいく?
- 放送期間
2024年4月~6月 - 公式サイト
https://shumatsu-train.com/ - 制作会社
EMTスクエアード
〇出演声優
- 千倉静留 (cv.安済知佳)
- 星撫子 (cv.和氣あず未)
- 久賀玲実 (cv.久遠エリサ)
- 東雲晶 (cv.木野日菜)
- 中富葉香 (cv.東山奈央)
〇あらすじ
郊外のとある町。ここはどこにでもある、ごくごくありふれた田舎……ではなかった。住民たちに大きな異変が起きているのだ。
だけどそんな中でも千倉静留には、強い思いがあった。
行方がわからない友達に、もう一度会いたい!静留たちは放置されて動かなくなっていた電車で、生きて帰ってこられるかどうかもわからない外の世界へと出ていく。
走り出した終末トレインの終点には、いったい何がある?
公式サイトより
〇感想・レビュー
クレヨンしんちゃんの映画などで鬼才として知られる水島努監督のオリジナルアニメです。7Gと呼ばれる世界に干渉するエネルギーを持つものを発動してしまったことをきかっけに、いつもの世界が奇妙に変化していきます。主人公は女子高生4人組で彼女たちの住む町も大人が動物化しています。静留たちは行方不明になってる幼馴染みを探すため、列車を運転し池袋に向かいます。その最中も、不安定化する各停車駅では町や人々の様子がおかしいことに気づきます。7Gによって世界を統べようとする悪い大人である博士に巫女として担ぎ上げられた幼馴染みを救うため、女子高生の旅行記のようなわくわくする冒険が繰り広げられます。
作品紹介:憂国のモリアーティ
- 放送期間
2020年10月~12月(第1期)
2021年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://moriarty-anime.com/ - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ (cv.斉藤壮馬)
- アルバート・ジェームズ・モリアーティ (cv.佐藤拓也)
- ルイス・ジェームズ・モリアーティ (cv.小林千晃)
- セバスチャン・モラン (cv.日野 聡)
- フレッド・ポーロック (cv.上村祐翔)
〇あらすじ
19世紀末。産業革命が進む中、着実に勢力を拡大し栄華を極めたイギリス。しかし技術の進歩と発展とは裏腹に、古くから根付く階級制度によって、人口の3%にも満たない貴族たちが国を支配していた。当たり前のように特権を享受する貴族。明日の暮らしもままならないアンダークラス。人々は生まれながらに決められた階級に縛られて生きている。
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは、そんな腐敗した階級制度を打ち砕き、理想の国を作り上げるために動き出す。
シャーロック・ホームズすら翻弄した“犯罪卿”モリアーティ。犯罪による革命が、世界を変える――
公式サイトより
〇感想・レビュー
かの有名なアガサ・クリスティーの小説に出てくるモリアーティ教授が三人の兄弟だったらという舞台で始まります。絶対に迷宮入りさせるほどの難攻不落な犯罪心理をついて、完全犯罪を子供の頃から重ねてきた兄弟たちは、大人になっても表向きは貴族の華やかな子息として生きています。彼らの目的は貴族社会を変えることなのですが、ホームズたちとの推理戦や水面下での情報線など見所が多いです。美麗なイケメンも多く、貴族社会と孤児などが両立する、ダークなIF世界で生々しい犯罪トリックはギャップがあります。
作品紹介:幼女戦記
- 放送期間
2017年1月~3月 - 公式サイト
http://youjo-senki.jp/tv/ - 制作会社
NUT
〇出演声優
- ターニャ・デグレチャフ (cv.悠木碧)
- ヴィーシャ (cv.早見沙織)
- レルゲン (cv.三木眞一郎)
- ルーデルドルフ (cv.玄田哲章)
- ゼートゥーア (cv.大塚芳忠)
〇あらすじ
統一暦1923年6月。金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。
しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、協商連合軍による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。
“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”
公式サイトより
〇感想・レビュー
ダークファンタジーと聞くと陰鬱で剣と魔法で魔王を倒すというものを想像しがちですがこっちは違っていて、第一次世界大戦の塹壕戦に魔法がプラスされたような世界で主人公は養女であるというのがダークファンタジーの中でも異色で、戦争というものがファンタジーになっている点がこれまでにないダークファンタジーだと思いおすすめしたのです。ちなみに、幼女戦記は異世界転生物でサラリーマンのおじさんが養女に転生したというもので、まじめに任務をこなせば出世して楽ができると考えている人物なんですが、戦時中の場合、この考えは真逆でしてまじめに任務をこなし、任務の成功率が高いと最前線といえる戦場に送られてしまい楽ができないというジレンマも垣間見れる作品です。
非情で利己的なエリートサラリーマンが異国の孤児ターニャ・デグレチャフとして転生するダークファンタジーアニメです。リストラを容赦なく言い渡し、恨みを持った部下に線路に突き落とされた主人公は、そこで命を落とし謎の存在Xにターニャとして転生させられます。Xの存在は神とされていますが、その存在の真意は分かりません。さらに前世の記憶を持ったターニャは生まれ持った強い魔力を活かし、わずか9歳にして軍から認められる存在になります。ターニャ自身は戦略家でありますが、安全な後方支援で悠々自適な生活を常に望んでいます。卓越した戦闘能力と軍事における戦略性や部下に対する指導力が上官から高く評価されてしまい、自身の思惑とはかけ離れた戦地へ身をとおじていきます。幼女の皮を被った悪魔とも言われているターニャですが、可愛い一面もあり楽しめます。魔導を使った空中戦が大迫力な作品です。
作品紹介:バンパイアハンターD
- 放送期間
2001年4月21日 - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- D (cv.田中秀幸)
- 左手 (cv.永井一郎)
- マイエル=リンク (cv.山寺宏一)
- レイラ (cv.林原めぐみ)
- シャーロット (cv.篠原恵美)
〇あらすじ
荘園主エルバーン家の令嬢シャーロットが、貴族(バンパイア)マイエル=リンクに誘拐された。エルバーンはバンパイアハンターとしてその名を馳せる“D”に娘を連れ戻すよう依頼する。だが彼は凶悪な辺境のハンターとして知られる賞金稼ぎのマーカス兄妹にも同様の依頼をしていた。マーカス兄妹は早速マイエル=リンクを追ってある村を訪れるが、村人達はマイエル=リンクによってバンパイアと化していた。次々にバンパイアを血祭りに上げるマーカス兄妹の前にDが現れる。Dは彼らには目もくれず、一人マイエル=リンクを追うが…。
BANDAICHANNELより
〇感想・レビュー
菊地秀行の長編小説のシリーズもののうちの一作「D-妖殺行」の映像化作品。原作的には三作目にあたるのだが、この一作だけでも充分にストーリーが分かるしストーリーとして完結しているので予備知識なしで楽しめます。ヴァンパイアと人間という相容れない存在と物悲しさが描かれています。また人間でもヴァンパイアでもないダンピールであるDが主人公なので、架空の世界における半人間であるダンピールに対する理不尽さも描かれているのが良いです。また、全てのアニメとしてもマッドハウスが手がけた作品の中でも随一と言っていい出来であります。兎に角映像が美しく、まだ(おそらくではあるけど)CGを使ってなくてセル画を大部分で使っていると思われその良さが全面に出ています。思うに今ではもう作れない作品です。
作品紹介:CLAYMORE
- 放送期間
2007年4月~9月 - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- クレア (cv.桑島法子)
- ラキ (cv.高城元気)
- テレサ (cv.朴璐美)
- ミリア (cv.井上喜久子)
- ヘレン (cv.長沢美樹)
〇あらすじ
人間を捕食する妖魔が巣食う世界。妖魔に対抗すべく、人間は妖魔の血肉をその身体に取り入れた半人半妖の女性戦士を生み出した。銀色の瞳と巨大な剣を持つ彼女たちは、その大剣の名から“クレイモア”と呼ばれる。“クレイモア”の一人であるクレアは、かつて少女の頃、テレサと名乗る最強のクレイモアと出会う。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
妖魔が存在している架空の大陸で、妖魔に対抗するための組織と妖魔と戦う半人半妖になった女性達を軸としたストーリーです。自ら志願し妖魔の血肉を埋め込まれた兵士は妖魔の力を得ると同時に、その力を使いすぎると人としての心を失ってしまいます。主人公のクレアがなぜクレイモアになる事を志願したのかという理由が明らかになるにつれ果たして人間性とは、のような裏テーマが見え隠れするのがとても良いです。なぜ女性しか居ないのかという理由など、設定がきちんとしており尚且つ変に説明臭くない所もよく出来ています。雰囲気だけのファンタジー作品ではなく上記した通りきちんと人間ドラマが描かれており、尚且つ絵柄がダークファンタジーにとてもよく合っており完成度が非常に高い作品です。
作品紹介:ゴブリンスレイヤー
- 放送期間
2018年10月~12月(第1期)
2023年10月~12月(第2期) - 公式サイト
https://goblinslayer.jp/ - 制作会社
WHITE FOX(第1期)
ライデンフィルム(第2期)
〇出演声優
- ゴブリンスレイヤー (cv.梅原裕一郎)
- 女神官 (cv.小倉 唯)
- 妖精弓手 (cv.東山奈央)
- 牛飼娘 (cv.井口裕香)
- 受付嬢 (cv.内田真礼)
〇あらすじ
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
昨今のファンタジーアニメでは、スライムやゴブリンを雑魚だと侮って痛い目を見るという警告を初心者にする作品が増えていますが、このアニメほどゴブリンの恐ろしさを感じさせるものはありません。怖いけれど、ファンタジー作品としても非常に面白いです。主人公がゴブリンに深い恨みを抱いており、様々な方法でゴブリンを次々と倒していきます。その倒し方には一切の遠慮がなく、見ていてとてもスカッとします。また、この世界のゴブリンは特に人間、特に女性に対する仕打ちがひどく、それを徹底的に駆除していくゴブリンスレイヤーが、寡黙で天然ながらもとてもかっこいいです。シーズン2では仲間との連携も完璧で、最高に面白いです。
作品紹介:約束のネバーランド
- 放送期間
2019年1月~3月(第1期)
2021年1月~3月(第2期) - 公式サイト
https://neverland-anime.com/1st/(1期公式サイト)
https://neverland-anime.com/(2期公式サイト) - 制作会社
CloverWorks
〇出演声優
- エマ (cv.諸星すみれ)
- レイ (cv.伊瀬茉莉也)
- ノーマン (cv.内田真礼)
- ドン (cv.植木慎英)
- アンナ (cv.茅野愛衣)
〇あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
グレイス=フィールドハウスは、親の居ない子どもたちが住むところ。血の繋がりはなくても、ママと38人の兄弟が幸せな毎日をすごす、かけがえのない家。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた……
突然終わりを告げた、グレイス=フィールドハウスの幸せな日常。
ハウスは農園。子どもたちは、鬼に飼われる食用人間。大好きだったママは、子どもたちの監視役。
「これ以上、家族が死ぬのは嫌だ…!」
そう願ったエマ達は、日常に潜んでいたあらゆる意図を解き明かしていく。鬼VS子ども、命をかけた脱獄計画が始まるーー
公式サイトより
〇感想・レビュー
序盤でエマたちがハウスの庭で鬼ごっこをして遊んでいるだけでも、3人の身体能力や頭の良さが垣間見えて面白いです。しかし、彼らがなぜこんな場所で育てられているのかという謎が明らかになってからは、情報収集や脱出までのストーリーが本当に見応えがあります。いつママに作戦がバレてしまうのか、見つかって阻止されてしまうのかといった緊張感が続き、大人と子どもたちの頭脳戦はスリル満点です。また、エマ、ノーマン、レイがそれぞれに抱える考えや感情も描かれており、その点も見どころの一つです。さらに、ハウスの外に出てからは、3人以外の子どもたちも、年齢がまだ低いとはいえ優秀であることがより一層感じられます。まだこの作品を見ていない人は、ぜひ全シーズンを観てほしいです。
孤児院を脱獄する前と後のストーリーを、それぞれ楽しめる良作です。まず、孤児院にいた時に脱獄を企てている見えない恐怖が面白かったです。真実を知ることで優しいと思っていたママが、どんどん怖く見えていく様子がたまりませんでした。脱獄後は外にいる鬼たちとのストーリーが展開していて、また違った面白さがあるのも魅力です。いなくなってしまったノーマンとの再会もあるので、その辺から一気に面白くなっていきます。原作漫画とは少し違うラストになっていくので、そこはアニメでしか味わえない面白さになっていて、とてもオススメです。
こちらの作品も漫画原作がありますが、是非アニメから観て欲しい作品です。正直、漫画スタートで鑑賞し始めた人にとっては反感を覚えるアニメ作品だとは思いますが、だからこそアニメ作品から鑑賞してほしい作品です。この「約束のネバーランド」自体はとても素晴らしい作品でダークファンタジーとして是非推したい作品です。ただ、観る順番を間違えるとよいイメージを持てない方々が多いようなので、せっかくの素晴らしい作品を素晴らしいままに感じて欲しい、そんな思いから順番を間違えずに鑑賞して欲しいと思います。そうすれば、このダークファンタジーの真骨頂を心底楽しむことが出来ます。
シーズン1と2がありますけど、私はどちらも面白かったです。特にシーズン1のインパクトはすごかったですね。ノーマン等孤児達の敬愛するハウスのママがまさか自分達を裏切っていたなんて思いもよりませんでした。それを知った時のノーマン達の衝撃は筆舌に耐えがたいものだったと思います。ママに出し抜いて孤児院を脱出しようとしても、それはそれで大苦戦しました。ママを敬愛している他の孤児達にママは悪者だと言っても信じないでしょう。ノーマン達のように現場を見ていないわけですし、下手に情報を与えるとママに告げ口されてすべてご破算にもなりかねません。また孤児達の中にはママに内通している者もいるようだしと疑心暗鬼にかられながら計画を練っていくのがヒリヒリして面白かったです。
本作の世界は人間の子供を孤児院と見せかけて敵である食人鬼とその手先の一部の人間が、食用に飼育していると言う衝撃的で残酷な事実の判明からスタートします。主人公のエマ達はその秘密に気付き、頭脳戦で監視の大人の目を欺いて孤児院から逃走、サバイバル生活の日に人間の世界に戻る方法を見つけて実現させるまでの過程がスリリングに描写されます。アニメは2クール分であった為、孤児院脱出後のストーリーは原作に比べ大幅にカットされている点は惜しいと感じます。
作品紹介:7SEEDS
- 放送期間
2019年6月~2020年3月 - 公式サイト
https://7seeds.jp/ - 制作会社
GONZO、スタジオKAI
〇出演声優
- 岩清水ナツ (cv.東山奈央)
- 青田嵐 (cv.福山潤)
- 麻井蟬丸 (cv.小西克幸)
- 早乙女牡丹 (cv.沢海陽子)
- 天道まつり (cv.阿澄佳奈)
〇あらすじ
累計650万部超(デジタル含む)田村由美 原作、近未来サバイバルSFストーリー
少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。
突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蟬丸、牡丹と共に島へと辿り着く。
その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、凶暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活へと放り込まれる。
そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。
それは、人類絶滅を回避するため、若く健康な人間を冷凍保存し、災厄が過ぎ去った後の世界に人類の種を残そうという壮大な計画「7SEEDS計画」の話だった。
彼女らはその計画に選ばれた人間なのだと初めて知り愕然とするのであった。
「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
いろんな季節のキャラクターたちが、切磋琢磨してこの世界を生き延びようとしていきます。しかも、それぞれの季節の個性がまた豊かなので面白いです。特に、夏のチームは2つあるのですが、全く違う人選なのでそこがポイントです。落ちこぼれだった夏のBチームのナツちゃんは、この経験を通してどんどん成長していくので、そこも見どころだと思います。私は視聴しながら、もし、本当に近未来にこんな世界が待ち受けていたらどうしようと思わず考えてしまいました。サバイバル要素もあったりするので、見ていてハラハラドキドキしながら楽しめるダークファンタジーだと思います。
作品紹介:オーバーロード
- 放送期間
2015年7月~9月(第1期)
2018年1月~4月(第2期)
2018年7月~10月(第3期)
2022年7月~9月(第4期) - 公式サイト
https://overlord-anime.com/_season1/(1期公式サイト)
https://overlord-anime.com/_season2/(2・3期公式サイト)
https://overlord-anime.com/_season4/(4期公式サイト) - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- モモンガ/アインズ (cv.日野聡)
- アルベド (cv.原由実)
- シャルティア・ブラッドフォールン (cv.上坂すみれ)
- アウラ・ベラ・フィオーラ (cv.加藤英美里)
- マーレ・ベロ・フィオーレ (cv.内山夕実)
〇あらすじ
時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》はサービス終了を迎えようとしていた。プレイヤーであるモモンガも仲間と栄華を誇ったギルドで一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。
現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使いとなる!
世界を掌中におさめる死の支配者、ここに光臨!!
公式サイトより
〇感想・レビュー
ゲームのキャラクターになってしまったっていう作品なんですけど、なかなか皮肉が効いていて面白いです。例えば主人公のアインズ(最初はモモン)はゲーム終了時にギルドメンバーはいなくて独りぼっち状態。でもゲームキャラクターになってしまったことによって仲間が増えたわけですし、皮肉なものだなって感じました。ストーリーも面白いです。ゲームとは違う世界へ転移しまったので、手探りで周囲の状況を確認していくところとか。あと配下の者達から勘違いされているところも良かったです。NPC達からすればアインズやギルドメンバーは命を与えてくれた創造主で、神のような存在です。でも中身はただの日本人なわけです。NPC達に愛想つかされないよう、必死に王たろうとするアインズの姿が微笑ましかったです。
作品紹介:新世界より
- 放送期間
2012年10月~2013年3月 - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 渡辺早季 (cv.種田梨沙)
- 朝比奈 覚 (cv.東條加那子)
- 秋月真理亜 (cv.花澤香菜)
- 伊東 守 (cv.工藤晴香)
- 青沼 瞬 (cv.藤堂真衣)
〇あらすじ
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。
注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。
禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
この作品は貴志祐介先生の小説が原作となっていて、原作の再現度がとても高いと個人的には感じている作品になります。こちらをおすすめする一番のポイントは、ダークさにあります。この作品を鑑賞して人間の心の奥底の闇や人間の行く末など、色々な闇を考えるきっかけになる作品だと個人的には思います。ダークさで考えた時にこの作品が個人的にはナンバーワンです。この作品を観ると、心の奥底にある感情を顕わにさせられるというか、人間の闇を深く、思慮深く考えることにつながる、そんな作品だと思います。どん底に落ちている時に、さらに落ちるために観て欲しい作品です。
作品紹介:鋼の錬金術師
- 放送期間
2003年10月~2004年10月 - 公式サイト
https://www.hagaren.jp/ - 制作会社
ボンズ
〇出演声優
- エドワード・エルリック (cv.朴璐美)
- ヴァトー・ファルマン (cv.室園丈裕)
- アルフォンス・エルリック (cv.釘宮理恵)
- ショウ・タッカー (cv.永井誠)
- ピナコ・ロックベル (cv.麻生美代子)
〇あらすじ
エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。
己の右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。
エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。
右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ—。
公式サイトより
〇感想・レビュー
こちらの作品をダークファンタジーと定義しても良いのかは人によって差があると思いますが、個人的にはダークファンタジーとしても定義しても良いと感じました。そして何より私個人が大好きな作品だから推させていただきました。こちらの作品のダークさと言えばホムンクルスの存在、そしてそれぞれの立場に立つ人間たちの葛藤だと思います。登場人物たちの感情の機微が丁寧に、そしてダイレクトに描かれています。人間の心の中が見えるようで、ダークファンタジーの神髄を感じることが出来ると思います。
賢者の石を探す旅に出るという昔のアニメですが、今見てもその世界観に圧倒されるし、唯一無二の面白さだと思います。中盤以降は原作漫画とは違う展開になっていくので、その点もとても面白いです。漫画も面白いのですが、アニメはまた違った面白さがあり、子どもから大人まで楽しめるアニメだと感じました。また、このアニメのオープニング曲が毎回ヒットしていたのも良かったです。当時の人気アーティストがいつも歌っていて、聴くだけで高揚感が溢れる曲が多く、アニメと一緒に楽しめました。もう完結してしまいましたが、定期的に見たくなる良作ダークファンタジーだと思います。
第一期のアニメ化は原作の漫画が完結していない状態でのスタートとなったので途中からはストーリーはオリジナルになりますが、とても脚本がよくダークファンタジーアニメの名に恥じない名作だと思います。錬金術が当たり前の世界で2人の兄弟、エドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリックは、病気で亡くした母を錬金術で最大の禁忌とされる人体錬成によって蘇らせようと実験をしますが、悲惨な結末と大きな代償を払う事になってしまいます。弟を元の人間に戻す長い旅が始まるのですが、作品全体を通して重い空気感があります。ですが各キャラクターも魅力的な人物が多く、ギャグの場面も多いのでほっと出来る場面も存在しています。劇場版まである本作ですが、最後は感動的なフィナーレだったと思います。原作順守の2期もありますが、どちらの作品も声優さん、音楽、作画、素晴らしいです。
鋼の錬金術師はアニメが2つあり、いわゆる旧版と呼ばれる方です。途中までのストーリーは原作と同じなのですが、中盤から大きくストーリーが変わり、特に人体錬成という命を作ろうとした者の罪という点に焦点があてた作品となっています。登場人物たち、とくにホムンクルスたちは原作と全く違うキャラになったり、展開がまったく違ったりします。終始暗い雰囲気なのが特徴で、原作の鋼の錬金術師を読んだ方でも全く新しい気持ちで視聴できるストーリーとなっており、ダークファンタジーが好きな方には非常にオススメの作品です。
作品紹介:チェンソーマン
- 放送期間
2022年10月~12月 - 公式サイト
https://chainsawman.dog/ - 制作会社
MAPPA
〇出演声優
- デンジ (cv.戸谷菊之介)
- ポチタ (cv.井澤詩織)
- マキマ (cv.楠木ともり)
- 早川アキ (cv.坂田将吾)
- パワー (cv.ファイルーズあい)
〇あらすじ
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。
公式サイトより
〇感想・レビュー
デンジとポチタの絆に涙し感動します。バトルシーンも素敵でカッコいいです。デンジは悪魔なんですが、ヒーローとして活躍していくので、そこも見どころになっています。ただ、割と初回からグロくてダークなシーンは多いので、どちらかというと子どもよりも大人向けのアニメです。ですが、ところどころに笑えるシーンもあったりするので、暗くなりすぎずに見ることができると思います。日本だけでなく世界的にも有名なアニメなので、一度みたらハマることは間違いなしです。米津玄師さんの曲もすごくカッコいいので、合わせて楽しめると思います。
主人公デンジが相棒の悪魔の犬ポチタと一緒に悪魔退治に出かけ、ポチタがデンジの体に融合してチェンソーの力を渡すシーンは圧巻でした。また、デンジがヒロインのマキマに出会い、一目ぼれしてしまうシーンも、とても可愛らしかったです。悪魔退治の場面では、さまざまな悪魔が登場しており、その恐ろしさに引き込まれました。登場キャラクターたちのバトルシーンも迫力があり、見応えがありました。さらに、居酒屋でデンジが同じ職場の人とキスをするシーンは驚きましたし、キャラクターが死ぬシーンも衝撃的でした。残酷なシーンも多いですが、それでも非常に面白い作品でした。
作品紹介:アカメが斬る!
- 放送期間
2014年7月~12月 - 公式サイト
http://akame.tv/ - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- アカメ (cv.雨宮 天)
- タツミ (cv.斉藤壮馬)
- マイン (cv.田村ゆかり)
- レオーネ (cv.浅川 悠)
- シェーレ (cv.能登麻美子)
〇あらすじ
人が次第に朽ちゆくように国もいずれは滅びゆくーーーー
千年栄えた帝都すらも今や腐敗し生き地獄人の形の魑魅魍魎が我が物顔で跋扈する
天が裁けぬその悪を闇の中で始末する我等全員、殺し屋稼業ーーーー。
帝歴1024年。帝国の圧政によって苦しむとある村の少年剣士・タツミは、村を救う希望とお守りを胸に、幼馴染みと共に帝都へ出稼ぎに出発する。道中、夜盗の襲撃に遭い散り散りになりながらも、たった1人帝都に辿り着いたタツミを待ち受けていたのは、絶句するほどに腐敗しきった帝都の真の姿だった。
「最近、帝都の重役や富裕層の人間を狙う恐るべき殺し屋集団がいる。」一方でそういった噂を耳にしたタツミは、身をよせた貴族の家で闇夜に潜む彼らの存在に気づく。
殺し屋集団ーーーーーーナイトレイドたちの存在に。
公式サイトより
〇感想・レビュー
切なさを感じるダークファンタジーアニメでした。というのも単純に敵を殺す!っていう風には割り切れない作品でした。その原因はタツミです。アカメ達のいるナイトレイド側だったんですけど、ひょんなことから帝国側の特殊警察イェーガーズの仲間になってしまいます。これが切なさを増幅させました。これまでは単純に敵として憎めていたんですけど、タツミが敵内部に入り込んだことで敵の事情が色々わかってしまいます。ボスのエスデスはタツミを溺愛していましたし、イェーガーズの他メンバーもタツミを同僚として可愛がってくれました。そしてイェーガーズ側のメンバーもそれぞれ複雑な事情を抱えているわけです。タツミからすればナイトレイドだけでなくイェーガーズのメンバーにも死んでほしくないわけで、それでもやらねばならないっていうのが超切なかったです。
圧政をしき人々を苦しめる帝国と、それに反抗する殺し屋集団ナイトレイドを描いた物語。登場人物たちは帝具と呼ばれる特殊な武器をあやつり戦うバトルアニメーションであり、敵も味方も容赦なく死んでいく無慈悲なストーリーが魅力です。原作漫画とは展開もキャラの扱いも大きく違うのが特徴で、非常に暗い雰囲気で物語が進行し、毎話毎話ハラハラしながら見れる作品です。物語のかなめとなる帝具も様々な種類・能力があり、それらを生かした変則的なバトルも大変面白く、ダークな世界観でバトルを見たい方に特にオススメの作品です。
作品紹介:魔法少女まどか☆マギカ
- 放送期間
2011年1月~4月 - 制作会社
シャフト
〇出演声優
- 鹿目まどか (cv.悠木 碧)
- 暁美ほむら (cv.斎藤千和)
- 巴 マミ (cv.水橋かおり)
- 美樹さやか (cv.喜多村英梨)
- 佐倉杏子 (cv.野中 藍)
〇あらすじ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。市立見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
dアニメストアより
〇感想・レビュー
悲しすぎるダークファンタジーアニメでした。タイトルに「魔法少女」って入っていることからライトタッチなファンタジー物かと思ったんですけど、内容はダークで重たすぎでした。これは観ている側も辛さを覚えました。主に衝撃的だったのは二つあり、一つ目はマミさんです。頼りがいがあり、性格も良好。戦闘力も高く、世話好きでまさに理想のお姉さんといった感じでした。こんな人がいるならまどか達も一安心だと思った矢先、殺されてしまいます。これには本当に驚きました。二つ目はさやかです。こっちはトラウマレベルでした。大好きな男の子を快復させる為に魔法少女となったのに、親友に寝取られてしまうとかエグ過ぎました。そしてさやかは魔法少女となった代償で普通の女の子ではなくなってしまったわけですし、悲しすぎました。悲しい話の多いダークファンタジーアニメでした。
この作品は、一見すると可愛らしい魔法少女アニメのように見えますが、実際はダークな展開が待ち受けています。主人公のまどかが、不思議な生物キュゥべえに出会い、魔法少女になるよう誘われるところから物語は始まります。しかし、魔法少女には過酷な運命が待ち受けていることが次第に明らかになります。このアニメの魅力は、魔法少女というジャンルに新しい視点と、予測できないシリアスなストーリー展開です。ストーリーは、視聴者に深い感情の波をもたらします。また、幻想的なアートスタイルや独特の戦闘シーンも見応えがあり、見た目の可愛さと裏腹に、とても考えさせられるテーマが含まれた、ダークファンタジーの名作だと思います。
最初の印象とは裏腹に、その内容の深さに驚かされました。外見は可愛らしい魔法少女たちですが、物語が進むにつれて彼女たちが直面する厳しい現実が明らかになり、心が痛くなりました。特に、まどかが魔法少女としての運命を選ぶ場面では、選択の重さを強く感じました。物語の中で、友情や絆が描かれる一方で、絶望や犠牲のテーマも展開され、キャラクターたちの運命に心を揺さぶられました。まどかの成長と最終話での彼女の決断には、思わず涙がこぼれそうになりました。彼女が選んだ道は、決して簡単なものではなく、視聴者に深い感動を与えてくれました。この作品は、ただの魔法少女ものに留まらず、人間の選択や運命の重さを考えさせる深いメッセージを持っています。ダークファンタジーとしての新たな視点を提供し、視聴後も心に残る余韻を与えてくれました。
作品紹介:SSSS.DYNAZENON
- 放送期間
2021年4月~6月 - 公式サイト
https://dynazenon.net/ - 制作会社
TRIGGER
〇出演声優
- ガウマ (cv.濱野大輝)
- 麻中 蓬 (cv.榎木淳弥)
- 南 夢芽 (cv.若山詩音)
- 山中 暦 (cv.梅原裕一郎)
- 飛鳥川ちせ (cv.安済知佳)
〇あらすじ
フジヨキ台高校一年生の麻中蓬はある日の帰り道、『怪獣使い』を名乗る謎の男ガウマと出会う。
突如現れる怪獣と巨大ロボット ダイナゼノン。
その場に居合わせた南夢芽・山中暦・飛鳥川ちせと共に怪獣との戦いに巻き込まれていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
基本はロボットアニメで女性が見るには退屈してしまうかなと初めは思ったのですが、だんだんと世界観に引き込まれていき、主人公がロボットに乗り込むところなど違和感を感じないほど、壮大でありながら、日常生活の中に潜む敵と戦っていくので、没入感がすごいです。青春アニメとして見ることも可能ですが、物語が進むにつれて、だんだんと違う目線で見ることができて面白いです。2つ作品があるので、どっちも見ることでより面白さが増すのではないかと思います。2つの世界が交わった映画もあるのでお勧めです。
作品紹介:xxxHOLiC
- 放送期間
2006年4月~10月(第1期)
2008年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/holic/1st/index-j.html - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- 壱原侑子 (cv.大原さやか)
- 四月一日君尋 (cv.福山 潤)
- 百目鬼 静 (cv.中井和哉)
- 九軒ひまわり (cv.伊藤 静)
- モコナ (cv.菊地美香)
〇あらすじ
<アヤカシ>が見える高校生・四月一日君尋(ワタヌキ キミヒロ)は、<ミセ>の店主・壱原侑子(イチハラ ユウコ)と出会う。「どんな願いでも叶える」という彼女。しかし「それに見合う”対価”」が必要という。<アヤカシ>が見える体質を変えてもらうために<対価>として半強制的に<ミセ>でアルバイトをさせられることになる・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
私は何よりもまずキャラクターデザインが好きです。実写映画化もしていたと思います。主人公が面白くて、周りの人々とおちゃらけた逆シーンなどもありますが、怪奇が当たり前のような世界でハートフルなストーリーであったり、深く考えさせられるような場面もあったりして、涙するシーンも多々あります。独特の不思議な雰囲気や、少し怖い場面もありますが、妖怪などそういう日本らしいものが好きな人は特に面白いと思うのではないかと思います。CLAMPの作品には、他にも面白いアニメがたくさんあるのでオススメです。
無能なナナ
- 放送期間
2020年10月~12月 - 公式サイト
https://munounanana.com/ - 制作会社
ブリッジ
〇出演声優
- 柊 ナナ (cv.大久保瑠美)
- 中島ナナオ (cv.下野 紘)
- 小野寺キョウヤ (cv.中村悠一)
- 犬飼ミチル (cv.中原麻衣)
- 渋沢ヨウヘイ (cv.増田俊樹)
〇あらすじ
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」
孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者——。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!
公式サイトより
〇感想・レビュー
物語りは主人公のナナが超能力を持つ少年・少女が集められている離島の学校に転入してくるところから始まり、彼女も他のクラスメイトらと同様の超能力の保有者だと紹介されます。しかし実は彼女はタイトル通りに実は超能力は持っていない普通の人間で、鋭い観察眼と洞察力を駆使した頭脳戦で、島の超能力を持った少年・少女たちを始末すべく、密命を受けて潜入させられた言わばスパイです。ただアニメは1クール分しかない為、結末までは描かれていない点は惜しいところです。
作品紹介:メイドインアビス
- 放送期間
2017年7月~9月(第1期)
2022年7月~9月(第2期) - 公式サイト
http://miabyss.com/ - 制作会社
キネマシトラス
〇出演声優
- リコ (cv.富田美憂)
- レグ (cv.伊瀬茉莉也)
- ナナチ (cv.井澤詩織)
- オーゼン (cv.大原さやか)
- マルルク (cv.豊崎愛生)
〇あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇々怪々な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い・・・?
公式サイトより
〇感想・レビュー
一度深部まで潜ったら、二度と戻れることはないと言われる大穴「アビス」への冒険に挑む少女たちを描いた物語です。絵柄やキャラクター自体は非常に明るいのですが、アビス内部は油断すれば化け物に襲われて死ぬような過酷な環境であり、ただ生きるだけでも非常に過酷な世界観であるのが特徴です。冒険の障害はアビスだけでなく、同時に潜っている他の冒険者たちの存在も非常に大きく、およそ常識では計り知れない異常だけれども魅力的なキャラクターが登場します。可愛い絵柄ながらも、緊迫感のあり、ダークな倫理観の作品を求めている人にオススメです。
作品紹介:魔法少女サイト
- 放送期間
2018年4月~6月 - 公式サイト
https://mahoushoujyo-anime.com/ - 制作会社
production dóA
〇出演声優
- 朝霧 彩 (cv.大野柚布子)
- 潮井梨ナ (cv.鈴木愛奈)
- 雫芽さりな (cv.山崎はるか)
- 燐賀紗雪 (cv.M・A・O)
- 水蓮寺清春 (cv.松井恵理子)
〇あらすじ
どうやらそのサイトは不幸な人間しか出会えないらしい。だから彼女たちは 選ばれた―。どこにも居場所のない彼女は、いつも死ぬことばかり、考えている。学校ではクラスメイトからの いじめを受け、家では実の兄からの 虐待に耐える日々。朝霧 彩。中学2年生。14歳。ある日、彼女は不気味なWEBサイト「魔法少女サイト」と出会い、魔法の力を秘めた “ステッキ”を手に入れる。彩は魔法の力を手に入れたことで、同じくステッキを持つクラスメイトの奴村 露乃、そしてほかの “魔法少女”とともに、苛烈な 運命に巻き込まれてしまう。これは、魔法の力を手に入れた不幸な少女たちの、友情と青春、そして運命を変える 戦いの記録。
公式サイトより
〇感想・レビュー
タイトルを見ると一見可愛らしい印象を受けますが、第一話から主人公が虐められている所の描写から入り、内容も非常に「現代における若者の心の中の闇」というようなとても繊細でかつ恐ろしいそんな異色を放ったストーリーだと思います。また魔法少女とは?と真実を知った時の絶望感が今でも読み返すたびに鮮明に蘇って来ます。最終的にぱっぴーエンドになるのだろうか?と推測しながら読む事が来でるので私はかなりハマりました。またあまりにもすごい怖いと言うこともなく比較的簡単に読めることが出来るのも魅力の一部です。またこの作者様も番外編なども描かれていて全て読まずにはいられませんでした。
作品紹介:ダークギャザリング
- 放送期間
2023年7月~12月 - 公式サイト
https://darkgathering.jp/ - 制作会社
OLM
〇出演声優
- 寶月夜宵 (cv.篠原 侑)
- 幻燈河螢多朗 (cv.島﨑信長)
- 寶月詠子 (cv.花澤香菜)
- 神代愛依 (cv.川口莉奈)
- ナレーション (cv.中村義洋)
〇あらすじ
霊媒体質の幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)は、かつて霊障を受け、友人を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始めたところに、不思議な瞳を持つ少女・寶月夜宵(ほうづき やよい)と出会う。母親を悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と大切な人の呪いを解くため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意し、二人は協力関係を結ぶことに。最高にクレイジーな新感覚オカルトホラーがここに開幕!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
昨年アニメ化もし、話題になった作品です。内容はホラー要素がやや強めですが、ホラー作品苦手な方でも読む事ができるくらいキャラクターデザインが可愛らしくなってます。ホラーが大っ嫌いな主人公が自らの意思(無理矢理なところもあり)でホラーの沼にはまっていく様子がとてもリアリティーがあり、心霊スポットも実際ある場所を元に作られているのでより身近な作品に感じます。主人公だけではなくそのほかの登場人物もとても魅力的で、現実ではありえない!けどそこがまた物語を面白くしているのかもしれません。また現在も連載中の作品のためこれから先の展開がものすごく楽しみです。