おすすめ泣けるアニメの紹介
おすすめ泣けるアニメのあらすじや出演声優、レビューなど詳しくご紹介します。
作品紹介:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 放送期間
2015年10月~2016年10月(第1期)
2016年11月~2018年10月(第2期) - 公式サイト
https://g-tekketsu.com/1st/(1期公式サイト)
https://g-tekketsu.com/2nd/(2期公式サイト) - 制作会社
サンライズ
〇出演声優
- 三日月・オーガス (cv.河西健吾)
- オルガ・イツカ (cv.細谷佳正)
- ビスケット・グリフォン (cv.花江夏樹)
- ユージン・セブンスターク (cv.梅原裕一郎)
- 昭弘・アルトランド (cv.内匠靖明)
〇あらすじ
無人機動兵器モビルアーマー (MA)の暴走に端を発した大戦争、厄祭戦が終結してから約300年後のP.D.(Post Disaster)323。地球圏は、大戦の英雄アグニカ・カイエルと同志である7つの家門セブンスターズが創設した治安維持組織ギャラルホルンの監視のもとで、4つの経済圏による分割統治に移行していた。しかし長きにわたる平和はギャラルホルンを腐敗させ、その余波は地球から遠く離れた火星にも差別や貧困というかたちで蔓延していき、過酷な労働に就く孤児たちや、人身売買されるヒューマンデブリを生み出す要因となっていた。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
主人公サイドを絶対に好きになってはいけない作品です。そもそもの設定から孤児である彼らが道具のように殺されていく背景があり、1期でやっと彼ららしい生き方と見つけ、明日があることに希望を持って生きていけるようになったのに、結局は汚い大人達によって彼らの仲間達は死んでいきます。気持ちに余裕があるときしか視聴してはいけません。主人公である三日月もオルガも本当にかっこよくて、苦しいことや辛いことを人のせいにすることもなく精一杯行ききるその生き様が本当に心に響きます。戦争とはどういうことなのかすりつぶされるのは誰なのかテーマがとにかく重たいです。
作品紹介:プラステック・メモリーズ
- 放送期間
2015年4月~6月 - 公式サイト
https://www.plastic-memories.jp/ - 制作会社
動画工房
〇出演声優
- 水柿ツカサ (cv.内匠靖明)
- アイラ (cv.雨宮天)
- 絹島ミチル (cv.赤﨑千夏)
- ザック (cv.矢作紗友里)
- 桑乃実カヅキ (cv.豊口めぐみ)
〇あらすじ
人間とほぼ見た目の変わらない人型アンドロイドが世界中に普及した、ちょっぴり未来の世界。アンドロイド製造メーカーSAI社が開発した「ギフティア」は、とても感情豊かで、今までにない人間らしさを持ったアンドロイド。でも技術的な問題で耐用時間があり、それを経過すると、ちょっと……いや、かなりまずいことになる。そのため、SAI社は耐用限界時間を過ぎたギフティアを安全に回収するためにターミナルサービスを設立。そんなターミナルサービスに配属された新入社員の“水柿ツカサ”は、そこでポンコツギフティアの“アイラ”とコンビを組んで、回収業務を行うこととなるのだが――
公式サイトより
〇感想・レビュー
そもそもの設定が、人と寄り添って生きてきたアンドロイドの廃品回収のお話。家族のように過ごして来たれど、結局は機械で、心もあるのに耐久年数が決まっており、時を過ぎると暴走してしまう危険をはらんでいる。回収されてる側も回収する側もとにかく辛いです。共に過ごしたアンドロイドとの別れを様々な切り口で描いた作品で、最後は助かると行ったご都合主義はなくはじめからのコンセプトを貫き通しています。主人公とアンドロイドのヒロインの恋物語も描かれますが、結末は予想できていて、別れる運命に涙が止まらなくなる作品です。
作品紹介:コードギアス 反逆のルルーシュ
- 放送期間
2006年10月~2007年3月(第1期)
2008年4月~9月(第2期) - 公式サイト
https://geass.jp/first/(1期公式サイト)
https://geass.jp/r2/(2期公式サイト) - 制作会社
サンライズ
〇出演声優
- ルルーシュ (cv.福山潤)
- スザク (cv.櫻井孝宏)
- C.C.(シーツー) (cv.ゆかな)
- カレン (cv.小清水亜美)
- ナナリー (cv.名塚佳織)
〇あらすじ
キミを守るために、世界を壊すー。
2006年秋、『コードギアス 反逆のルルーシュ』が、運命の扉を開く!
超大国ブリタニア帝国に占領された日本=エリア11。そこに生きる二人の少年、ルルーシュとスザク。「ギアス」の力を手に入れ、世界を壊そうとするルルーシュ。ナイトメアフレーム「ランスロット」を操り、世界に理想と真実を求めるスザク。二人の対照的な生き方は、やがて帝国を揺るがす大きなうねりとなっていく。21世紀の新たな伝説が今、始まろうとしている。
スタッフには、現在もっとも注目を集めるメンバーが集結。『無限のリヴァイアス』『プラネテス』の谷口悟朗監督の下、シリーズ構成に『OVERMANキングゲイナー』『プラネテス』の大河内一楼が参加、緻密なドラマを組み上げる。
ルルーシュ以下の華麗なキャラクターは、キャラクター原案であるCLAMP(『X』『カードキャプターさくら』)と、キャラクターデザインの木村貴宏(『勇者王ガオガイガー』『GUN×SWORD』)の手によるもの。一方、ナイトメアフレームのデザインは『OVAERMANキングゲイナー』の安田朗、『交響詩篇エウレカセブン』の中田栄治、『機動戦士ガンダムSEED』の阿久津潤一(ビークラフト)が手がけている。
公式サイトより
〇感想・レビュー
戦時下のロボットアニメですが、ロボットシーンよりも戦略や人間関係の方がメインのお話です。1期から展開が全く読めず、戦争物ですから生死についてももちろん描かれており、キャラクターの死は絶望と亀裂と成長と決意に繋がっていきますがそのつど泣ける物語になっています。大人になってから再度視聴すると、どうしてこんな子供が困難もつらい決断をしなければならなかったのだろうと、より切ない気持ちになります。基本大人が悪いので。最終回は特に自らの過ちと、守りたかった物への愛と、世界の平和を祈る主人公に一晩中涙が止まらなかったです。
主人公ルルーシュがブリタニア帝国に反旗を翻す物語です。この作品には、多くの泣けるシーンがありますが、私が特に感動したのは、ルルーシュが自分の妹ナナリーを守るために、自分の親友スザクと戦うことになるシーンです。しかし、スザクはルルーシュの正体を知ってしまい、激しい怒りと悲しみに駆られます。二人は互いに想いを激しくぶつけ合いながら、決死の戦闘を繰り広げていきます。このシーンは、友情と愛情と正義と犠牲というテーマが見事に交錯する、感動的な名場面だと思います。
皇帝の息子の主人公が、皇帝に逆らったことで国から見捨てられ、植民地の日本に売られます。主人公は目が見えず足が不自由な妹ナナリーのため、また元皇子のため暗殺などにおびえて生きる生活から抜け出すため、殺された母親の犯人を探すため、皇帝に反逆する話です。植民地となり日本人とは言えなくなったイレブンのメンバーを仲間にしていき、他の皇子達と戦いながら、母の死んだ真相を知り、皇帝と戦っていく話。殺人などがかなり出てくる話ですが、ストーリー展開はとても面白く、ラストやとある少女シャーリーの話は本当に泣けます。ちなみにテレビ版の話です。映画版は話が違っています。
作品紹介:ふしぎ遊戯
- 放送期間
1995年4月~1996年3月 - 制作会社
スタジオぴえろ
〇出演声優
- 夕城 美朱 (cv.荒木香恵)
- 本郷 唯 (cv.冬馬由美)
- 夕城 奎介 (cv.三木眞一郎)
- 梶原 哲也 (cv.成田剣)
- 大杉鈴乃 (cv.中沢みどり)
〇あらすじ
高校受験を控えた中学3年生の夕城美朱と本郷唯。受験勉強をしていた図書館で“四神天地書”という古い本を偶然見つけ、手に取った瞬間本の中に吸い込まれてしまう。そこは青龍、朱雀、玄武、白虎の四神を守護神とする4つの国が治める古代中国に似た異世界。異世界から来た少女が神獣を呼び出し、3つの願いを叶えられる巫女の力を持つという。美朱はそこで朱雀の巫女を守る朱雀七星士の鬼宿、星宿らと出会い、紅南国を守るため、現実世界への戻り方を知るために、朱雀の巫女となる。
Amebaマンガより
〇感想・レビュー
連載当時から大好きなアニメの1つです。図書室で不思議な本に導かれてタイムスリップしてしまうストーリーですが、そこで出会う人々とのエピソードにはハラハラドキドキで目が離せません。一気に見たくなるアニメです。また、何回見ても面白くて切なくて泣ける場面がたくさんあります。登場人物全てに愛があるように感じます。アニメの主題歌のメロディや歌詞もお話にピッタリと合っていて最高です。ストーリーの中でも、主人公美朱に尽くす七星士たちの行動、親友の唯との波瀾万丈な関係、恋の行方も目が離せない作品です。毎回号泣してしまう場面もあります。
作品紹介:ワンピース
- 放送期間
1999年10月~ - 公式サイト
https://one-piece.com/anime/index.html - 制作会社
フジテレビ、東映アニメーション
〇出演声優
- モンキー・D・ルフィ (cv.田中真弓)
- ロロノア・ゾロ (cv.中井和哉)
- ナミ (cv.岡村明美)
- ウソップ (cv.山口勝平)
- サンジ (cv.平田広明)
〇あらすじ
世は大海賊時代ー
歴史上でただ一人〝偉大なる航路(グランドライン)〟を制覇した、〝海賊王〟ゴール・D・ロジャー。富、名声、力の全てを手に入れたという彼が、処刑直前に放った一言が、世界をゆるがせた。
『おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやる探せ! この世の全てをそこに置いてきた』
その言葉は大きなうねりを生み、多くの猛者たちを海へと駆り立てた。〝海賊王〟が残した〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟をめぐり、ある者は野望、ある者はロマンを求めて、海賊たちは信念の旗の下に戦い、名を上げていく。
波乱と冒険に満ちたそんな時代に、1人の少年が〝海賊王〟をめざして、大海原へ乗り出したーー!!
公式サイトより
〇感想・レビュー
映画化もされて世界中で評価が高い作品なので、知らない人はいないと思います。漫画もアニメも長大作ですが、1つ1つのストーリーに笑いやたくさんの物語、感動があり、漫画を読みながら何度も涙を流しました。ルフィの仲間を何が何でも信じて守っていく人柄にも心を何度も打たれました。夢に向かって頑張る姿、冒険もワクワクして良いです。また、登場人物の過去の物語の描写も深いお話になっているので、時間を超えてなおさら泣いてしまう場面が多いです。アクションの場面、笑いの場面、様々な場所でのたくさんの出会いが詰まった作品だと思います。
原因不明の熱にやられ倒れたナミの為に立ち寄ったドラム王国で医者を探します。そこで出会ったのはトナカイのチョッパーと元気一杯の医者であるクレハ。ナミを見てもらうと共にルフィ達とチョッパーが繋がる物語です。麦わら海賊団の船医であるチョッパーとどの様にして出会い、仲間になり得たのかがわかるストーリーとなっていて、いつものやり取りがありつつも泣けるシーンが多々あります。チョッパーと出会う前から泣けますし、出会ってから特に多いです。チョッパーがかつて共にした医者とのやり取りも最高ですし、何よりドクタークレハが愛らしいのが見所でしょう。チョッパーだけでない個性豊かなキャラクター多数でるエピソードとして何度も見られる作品です。
ネットフリックスの実写も見ましたが個人的にアニメの方が躍動感があり好きです。特にチョッパーが仲間になるシーンでチョッパーが毒キノコを不治の病に効く薬だと間違えて渡してしまったシーンは事実を知っているのにも関わらず、口にしてしまったところは号泣必須です。また、人は2回死ぬ。2回目は人から完全に忘れられた時だという言葉は自分の人生においてある種のモットーになりました。人に忘れられた時が2回目の死ぬ時だとしたら、忘れられないように周りの人の記憶に残るような生き方をしたいと思いました。
泣ける場面は沢山あるのですが、チョッパー編のお話が一番泣けました。トナカイなのにヒトヒトの実を食べてしまい、トナカイでもない人間でもないチョッパーが唯一心をゆるしたドクター。ドラム王国のワポルとの因縁とドクターの不治の病。どんな病気も治せる万能の薬の話など、ドラム王国でのお話はいろいろ盛り込まれています。チョッパーの優しさにドクターが毒だとわかっていても食べたキノコ。毒キノコで死ぬわけではないとドラム王国の未来を案じ散ったドクターの話やドクトリーヌとの別れ。一番心に残ったのは『人はいつ死ぬと思う?』とのドクターの言葉でした。その言葉のフレーズだけで泣けてきます。回答はぜひ作品を見てほしいです。
出てくる悪人は毎回違えど、仲間と協力して戦う、仲間を信じるという行動に感動します。優しの中に強さがあり、間違えtら謝る、助けてもらったらお礼を言うという人として当たりまえの事ですができる人はなかなかいません。怖い・逃げたいという素直なキャラクターも、自分の過去を悔やんで動けなかったキャラクターも、みんな船長であるルフィが仲間にしていくことでどんどん絆は深まり強くなっていく物語です。ルフィがとても素直で飾らず、ひとつの目標に対してブレない性格だからこそ成り立つアニメだと思います。
作品紹介:宇宙兄弟
- 放送期間
2012年4月~2014年3月 - 公式サイト
https://www.ytv.co.jp/uchukyodai/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 南波 六太 (cv.平田広明)
- 南波 六太の子供時代 (cv.沢城みゆき)
- 南波 日々人 (cv.KENN)
- 南波 日々人の子供時代 (cv.三瓶由布子)
- 伊東 せりか (cv.沢城みゆき)
〇あらすじ
もし諦めきれんなら、そんなん夢じゃねぇ
少年時代、ふたりで宇宙へ行こうと誓い合った弟・ヒビトと兄・ムッタ。その19年後の2025年ーー。
夢を叶えたヒビトが宇宙飛行士として脚光を浴びる一方、ムッタはまさかの無職となっていた。そんな中、ムッタは幼い頃の誓いを思い返し、ヒビトの遥か後ろから宇宙飛行士を目指し始める。
そしてムッタは長きにわたる選抜試験を突破し、ついにJAXA・宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士候補生として合格!アメリカのNASAに渡り、希望を胸にした宇宙飛行士の卵たちと共に、過酷な合同基礎訓練に挑む…!
その頃、月面でのミッションを進めていたヒビトの身に、思いもよらぬトラブルが…!
ムッタは宇宙飛行士として採用されるのか!?そしてヒビトの運命は!?
公式サイトより
〇感想・レビュー
アニメはまだ途中までしか公開されていませんが、夢や希望、感動に溢れるアニメだと思います。ムッタとヒビトという宇宙が大好きな2人の兄弟が、宇宙飛行士を目指すストーリーになっています。宇宙飛行士になる方法や宇宙飛行士の訓練の様子、宇宙や月の実際の様子など、普段はあまり馴染みのない人が多いと思うので、物語自体が興味深くて面白いです。でも、ただ面白いだけではなく、様々な人間関係の熱い物語があり、深く考えさせられたり、兄弟のやり取り、感動がたくさんあります。感動の場面で流れるBGMも素晴らしいです。
作品紹介:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- 放送期間
2011年4月~6月 - 公式サイト
https://www.anohana.jp/tv/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 宿海仁太(じんたん) (cv.入野自由)
- 本間芽衣子(めんま) (cv.茅野愛衣)
- 安城鳴子(あなる) (cv.戸松遥)
- 松雪集(ゆきあつ) (cv.櫻井孝宏)
- 鶴見知利子(つるこ) (cv.早見沙織)
〇あらすじ
昔は仲良しだった幼馴染たち。
でも、高校生になった彼らの距離はいつの間にか離れてしまっていた。
ヒキコモリぎみの主人公”じんたん”。
ギャル友達に流され気味の”あなる”。
進学校に通う”ゆきあつ”と”つるこ”。
高校に進学せず旅を重ねる”ぽっぽ”。
そして仲良しだった小学生の頃から、それぞれが変わっていく中で変わらない少女”めんま”。
ある日、”お願いを叶えて欲しい”とじんたんにお願いをするめんま。困りながらも”めんまのお願い”を探るじんたん。
そのめんまの願い事がきっかけとなり、それぞれの領域でそれぞれの生活を送っていた幼馴染達は再びかつてのように集まりはじめる。
公式サイトより
〇感想・レビュー
王道ですが、後にも先にもこれ以上泣いたアニメがありません。子どもの頃に死んでしまった少女「めんま」の幽霊が出てきたことをきっかけに、昔は仲良しだったのに高校生になり距離が離れてしまった幼馴染たちが集まって……そして、めんまの願い事を叶えるために幼馴染たちは一致団結していきます。花火を打ち上げるシーンなど見ごたえのあるシーンはたくさんありますが、全体の流れの中でずっと言えなかったそれぞれの本当の気持ちや思春期ならではの心情がよく描かれています。離れていた心がひとつになって、最後にめんまが涙を流すシーンに号泣しました。
幼馴染みだった6人の少年少女が、亡くなった仲間の幽霊と再会し、彼女の願いを叶えるために奮闘する物語です。友情と恋愛、そして過去と現在の間で揺れ動く青春の物語です。主人公のめんまと仲間たちの感動的なやりとりに涙する人も多いでしょう。アニメーションは美しく、音楽も素晴らしいです。特にエンディングテーマの「secret base ~君がくれたもの~」は、作品の雰囲気にぴったり合っています。このアニメは、友達との絆や想いを大切にすることを教えてくれる作品だと思います。見終わった後には、心が温かくなります。私はこのアニメをおすすめします。
友情や青春、そして家族の大切さを、とても丁寧に描いた作品です。6人の友情の物語は、とても感動的で、観る人の胸を熱くします。また、子供時代の思い出や、友情のかけがえなさを、懐かしくも切なく思い出させてくれます。このアニメは、友情の大切さと、喪失の悲しみについて、切なく描いた作品です。涙を流しながらも、友情の大切さについて考えさせられる、おすすめのアニメです。もし、友情や青春について考えたい人や、感動的な物語を観たい人に、ぜひおすすめしたい作品です。
誰もが経験したことのあるような、小学生時代の苦い思い出が今も蟠りのようにつっかえている感じを上手く描いた作品だと思います。死んだメンマは何を訴えたくてまた現れたのかを探すために、疎遠になっていた友達に連絡を取るのも勇気がいることだと分かる分、少し感動します。他の友達が当時それぞれ思っていたことが、成長した今だからこそ話せたり、メンマのことをどう思っていたのかを話していくシーンも印象的でした。自分も実際の体験と重ねたりして、懐かしくもあり、感動します。secret bassの歌の歌詞も作品と重なってさらに泣けました。
この作品は泣けるアニメの決定版みたいなものです。メンマやじんたんなど超平和バスターズのみんなが本当にいいやつばかりでこの作品を見て泣かない人がいるのかと問いただしたいくらいですね。あまり詳しくいうとネタバレになってしまうかもしれませんが最終回でメンマが超平和バスターズの前に現れた場面は全身の鳥肌が立つくらい感動しましたね。今までじんたんしか見えなかったメンマがみんなの前に出て微笑んでくれたシーンの素晴らしさはアニメ史に残るくらい最高でした。この脚本を考えたスタッフさんに拍手を送りたいくらいです。
出だしが平板で、そこまでを耐えてから、第8話で、えっ?と感じられて、最終話では、ほんとうに泣けました。設定の矛盾などはどんな作品にもあるけれど、感じるまま、流されるままに鑑賞してください。前半はエンディング曲が視聴を励ましてくれます。登場人物に悪いひとはいません。みんな等身大でした。しかし、思いのたけを振り絞るとき、感情が動かされます。自分の気持ちのあり方を確かめたくなります。とても感動できる作品です。
初めは単なるお化け系の話かと思っていたけど、メンマが見えている主人公と見えない友達たち。小学生の頃は仲が良かった友達たちとのエピソードはとても心が和む物が多いけど、メンマがいなくなった事故の日から友達との関係がぐちゃぐちゃになります。それが辛くて高校生になってから現れたメンマが優しくて、悲しそうで、最後に言うセリフの「みーつけた」は本当に涙がこぼれて、メンマの見つかっちゃったで大号泣。作中にメンマに作ってあげるふわふわ卵のラーメンはあの花をみる時に絶対食べるほどに美味しいです。
作品紹介:秒速5センチメートル
- 放送期間
2007年3月3日 - 公式サイト
https://www.cwfilms.jp/5cm/ - 制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
〇出演声優
- 遠野貴樹 (cv.水橋研二)
- 篠原明里 (cv.近藤好美)※第1話「桜花抄」
- 篠原明里 (cv.尾上綾華)※第3話「秒速5センチメートル」
- 澄田花苗 (cv.花村怜美)
〇あらすじ
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。
公式サイトより
〇感想・レビュー
新海誠監督の劇場公開作品ですが当時は今ほど有名ではなかったです。ただ、当時から圧倒的に映像がきれいでした。少年少女のどうにもできないすれ違いが描かれていて、そのもどかしさに胸をしめつけられます。遠く離れた場所で連絡もとれずにお互いの生活の中にはもう存在しないまま二人が少年期から青年期に成長していく様子もまた切ないです。最後まで女の子のことを思い続けた青年と、桜が散る景色をバックに流れる山崎まさよしの「One more time, One more chance」が余計に涙を誘います。
作品紹介:薄桜鬼
- 放送期間
2010年4月~6月(第1期)
2010年10月~12月(第2期)
2012年7月~9月(第3期) - 公式サイト
https://www.nbcuni.co.jp/anime/hakuoki/ - 制作会社
スタジオディーン
〇出演声優
- 雪村千鶴 (cv.桑島法子)
- 土方歳三 (cv.三木眞一郎)
- 沖田総司 (cv.森久保祥太郎)
- 斎藤一 (cv.鳥海浩輔)
- 藤堂平助 (cv.吉野裕行)
〇あらすじ
父の行方を探して京の都にやってきた雪村千鶴は、血を求める化け物から救われたのをきっかけに新選組と行動を共にしていた。そして慶応元年六月。西本願寺に居を移し、京都の巡察を続ける新選組に「新選組を騙る賊」が頻繁に現れているとの報告がもたらされる。時を同じくして将軍家茂の上洛と警護の任が新選組に下り、土方達は事件の解決を急いでいた。
そんな中に「千鶴に似た人影」の手引きにより新選組屯所から羅刹数名が脱走。さらに会計方の酒井とともに市中へ出向いていた千鶴が騒動に巻き込まれ、行方不明となってしまう。そして、土佐藩の浪士による“将軍暗殺計画”の情報が薩摩藩に届き、風間らも京の都に向かうのだった。
新選組を取り巻く様々な事件は果たして偶然なのか。全てが混沌とし、将軍上洛までの時間が迫る中、土方そして新選組の決断は…
公式サイトより
〇感想・レビュー
ゲームはやらないのですが新選組が好きでこのアニメを見てました。たかだか女性向けの恋愛ゲームが原作だと思って侮っていましたが、見始めるととても面白かったです。登場人物がイケメンだったので、恋愛要素のアニメとしても面白かったですし、吸血鬼というファンタジー的な設定もあり、先が気になるストーリー展開になっていました。主人公の雪村千鶴の秘密が明らかになっていく中で新選組メンバーとの恋愛が繰り広げられ、色々感動するシーンはあります。ですが、やはり最終的には幕末を必死に駆け抜けた新選組の生き様に泣いていました。
作品紹介:夏目友人帳
- 放送期間
2008年7月~9月(第1期)
2009年1月~3月(第2期)
2011年7月~9月(第3期)
2012年1月~3月(第4期)
2016年10月~12月(第5期)
2017年4月~6月(第6期)
未公表(第7期) - 公式サイト
http://www.natsume-anime.jp/ - 制作会社
ブレインズ・ベース(第1~4期)
朱夏(第5~7期)
〇出演声優
- 夏目貴志 (cv.神谷浩史)
- ニャンコ先生/斑 (cv.井上和彦)
- 夏目レイコ (cv.小林沙苗)
- 名取周一 (cv.石田 彰)
- 田沼 要 (cv.堀江一眞)
〇あらすじ
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。
公式サイトより
〇感想・レビュー
人と人、人とあやかしとの関係を描いた優しい物語が中心で、すべての話で泣ける訳ではありませんが、あやかしからしてみればとてもとても寿命が短くあっという間に老いていなくなってしまう人間。そんな人間とほんの少しの時間しか関わっていないはずなのに、その心にとても大きな物を残して去って逝くあやかしと人間との関係がとても泣けてきます。大切に思った人間を無くしたあやかしが、「もう人間と関わるのはやめにするよ」と去って行く場面が何度が描かれますが、そのたびに胸が締め付けられます。全体的に優しい人と優しい物語がおおいので心もほっこりと温かくなり、時々クスクスと笑えながらも、最後に少し切なく泣けてくる。そんなお話です。
人ならざる者が見える主人公の夏目とその妖怪たちが織りなす、心温まるストーリーです。テレビシリーズも第6期まで制作された大人気アニメーションです。日々の生活の中で出会う妖怪たちの背負うバックボーンを知ったとき、自然と、見ている私たちの目に涙が溢れて来ます。また、主人公の夏目が妖怪や人と出会い、成長していく過程もこのアニメの見所です。そして、登場する可愛らしい妖怪たちと自然の中で過ごす時間は、ゆったりと進むものの、飽きることなく我々の中に染み込んできます。この心温まる物語を見れば、笑いあり涙ありの喜怒哀楽の中で、確実に癒しを得ることができるおすすめの作品です。
作品紹介:夏雪ランデブー
- 放送期間
2012年7月~9月 - 公式サイト
https://natsuyuki.tv/ - 制作会社
動画工房
〇出演声優
- 葉月亮介 (cv.中村悠一)
- 島尾六花 (cv.大原さやか)
- 島尾 篤 (cv.福山潤)
〇あらすじ
たむける花も選ばずに、ずっとそばにいるだけでいい ――。
目つきは悪いが純情一途な花屋のバイト青年・葉月(はづき)亮介。彼がひそかに想いをよせるのは、店長の島尾六花(ろっか)。一目惚れした六花の花屋に通い詰め、バイト募集を機にそこで働くことに。念願叶ったものの、8つ年上の彼女は恋愛を諦めている様子。目の前にいるのに何もできない自分に歯がゆさが募るばかり。ある日、とある用事で花屋の2階の彼女の自宅に呼ばれて行くと、そこにはなんと上半身裸の男。予期せぬ事態に半ば憤り、半ば呆れる葉月だったが、意外な事実が明らかに。その男は六花の同棲相手ではなく、すでに亡くなった彼女の旦那の幽霊(島尾篤)だという。六花には見えないらしい島尾(幽霊)は何かと葉月の恋路の邪魔をし、葉月もそれに屈せず押しの一点張りで頑張るがなかなか埒が明かない。そんな中、島尾(幽霊)が切り出した予想外の提案とは・・・
公式サイトより
〇感想・レビュー
花屋の未亡人に一目惚れしてもうアタックする一途な青年バイトにだけなぜか見える亡くなった元旦那。相思相愛の二人が見えるのではなくて、その彼女の事が大好きな彼にだけ見えると言うのがまた不思議で面白い展開でした。未亡人の六花さんは本当に旦那様の事を愛していて、一つ一つの思い出が至る所に出てくるので、其処にいるのに見えない聞こえない伝わらないという想いがとても切なかったです。亡くなった方は美化されるともいえる高いハードル、しかも常に睨まれながらも諦めない葉月くんと、いつしか自分だけの六花さんでいて欲しいけど幸せになって欲しいと願う篤さんとの関係が本当に尊かったです。
作品紹介:蒼穹のファフナー
- 放送期間
2004年7月~12月(第1期)
2015年1月~4月(第2期第1クール)
2015年10月~12月(第2期第2クール) - 公式サイト
http://fafner-exodus.jp/ - 制作会社
XEBEC(第1期)
XEBECzwei(第2期)
〇出演声優
- 皆城総士 (cv.喜安浩平)
- 真壁一騎 (cv.石井 真)
- 遠見真矢 (cv.松本まりか)
- 小楯 保 (cv.高瀬右光)
- 日野弓子 (cv.ゆかな)
〇あらすじ
“あなたは、そこにいますか?”
西暦2150年。遠い宇宙から来たシリコン型生命体・フェストゥムとの戦いは、新たな局面を迎えていた。
第一次蒼穹作戦で砕かれた北極ミールは、その欠片を世界中にまき散らした。それらはやがて、独立したミールとして、個別の活動を始めた。大半のミールは人類への憎しみを抱き、戦いを挑んできたが、一部のフェストゥムは人類との共生を選択した。
同じ思想を持つ者は、人類のなかにも存在した。彼らは人間であり、フェストゥムでもあった。その存在が戦局を混乱させ、より多くの憎しみを生んだ。戦いはもう、人類対フェストゥムという単純な構図では語れなくなっていた。
そんななか、竜宮島だけは戦いの表舞台から姿を消し、沈黙を守っていた。2年前の来主 操との邂逅で、島はミールと対話する手段を手に入れた。それは島に、可能性をもたらした。アルヴィスの子たちは、戦いの準備を整えながら、敵を理解する術を模索していた。
公式サイトより
〇感想・レビュー
滅びた世界で「平和」という文化を保存するために創られた島。物語の始まりでは子供達は戦いを知らずに平和を信じて生きていますが、その平和は沢山の大人達が必死に守ってきた偽りの平和だったのです。そんな平和が終わりを迎えるところからアニメの1期はスタートしますが、物語は主軸の他にも描かれており、特に本編語に語られる特別編では本編ですでに亡くなった人たちがまだ生き生きと生活して、会話をしている姿が見られるので、平和なシーンを観ていても数年後、数ヶ月語を思い涙が止まらなくなる作品です。本編でも涙、人の死なない番外編でも涙。平和なシーンが描かれるとBパートで絶対泣くはめになるアニメです。
作品紹介:ドラえもん のび太の恐竜
- 放送期間
2020年8月 - 公式サイト
https://doraeiga.com/2020/index_pc.html - 制作会社
シンエイ動画
〇出演声優
- ドラえもん (cv.水田わさび)
- のび太 (cv.大原めぐみ)
- しずか (cv.かかず ゆみ)
- ジャイアン (cv.木村 昴)
- スネ夫 (cv.関 智一)
〇あらすじ
のび太たが恐竜博きょうりゅうはくの化石かせき発掘はっくつ体験たいけんで見みつけた1つの化石かせき。絶対ぜったいに恐竜きょうりゅうのたまごだ! と信しんじたのび太たが、ドラえもんのひみつ道具どうぐ“タイムふろしき”で化石かせきを元もとの状態じょうたいに戻もどすと…生うまれたのは双子ふたごの恐竜きょうりゅう! しかも、未発見みはっけんの新種しんしゅだった。
のび太たに似にてちょっと頼たよりないキューと、おてんばなミュー。個性こせいの違ちがいに苦労くろうしながら、親おやのように愛情あいじょうたっぷりに育そだてるのび太ただったが、やがて2匹ひきが現代げんだいで生いきていくには限界げんかいがきてしまう。
キューとミューを元もとの時代じだいに返かえすことを決心けっしんしたのび太たは、ドラえもんや仲間なかまたちと共ともに6600万年まんねん前まえへと出発しゅっぱつ! キューやミューの仲間なかまの恐竜きょうりゅうたちを探さがす旅たびがはじまった。
ドラえもんのひみつ道具どうぐや恐竜きょうりゅうたちの力ちからも借かりながら、恐竜きょうりゅうの足跡あしあとを追おって進すすむのび太たたちが辿󠄀たどり着ついたのは謎なぞの島しま。恐竜きょうりゅうが絶滅ぜつめつしたとされる白亜紀はくあきで待まち受うける、キューとミュー、そしてのび太たたちの運命うんめいとは──!?
公式サイトより
〇感想・レビュー
ドラえもんの映画の中でも名作と言われた作品で、恐竜を実際に飼いたいというのび太が始めは単なる石かと思われた卵と出会い恐竜の卵と信じて必死に温めて産まれるのを待ちます。のび太の想いが通じて見事に産まれた恐竜は可愛らしく、名前を付けて共に過ごしていきますが次第に大きくなる恐竜との物語です。子供の頃に見た初代とリメイクと両方見ましたが、大人になってからの方がより泣けます。のび太の想いも良くわかりますし、皆の言うこともわかるだけに辛さと悲しみが痛い程伝わってきます。小さい恐竜も可愛く愛らしいのですが、恐竜が成長していく過程での苦悩と同じ時代を生きていない同士のやり取りにほっこりしつつも恐竜を愛でるのび太の姿が堪らなく素敵です。
作品紹介:タッチ
- 放送期間
1985年3月~1987年3月 - 制作会社
グループ・タック
〇出演声優
- 上杉達也 (cv.三ツ矢雄二)
- 上杉和也 (cv.難波圭一)
- 浅倉南 (cv.日髙のり子)
- 松平孝太郎 (cv.林家正蔵)
- 新田明男 (cv.井上和彦)
〇感想・レビュー
双子の高校生と幼なじみの同級生の三人わ中心に描かれている野球アニメです。出来の悪い兄である上杉達也と万能の弟の和也、そして南ちゃんのやり取りが最高にほのぼのしているのです。単なる野球アニメではなく仲間とのストーリーや恋愛パートもあったりと見応えたくさんあります。前半は一人一人の想いを見ていく感じではありますが、泣けるのは後半からです。私の世代では見た事がない人はいないのではと言うくらいに有名で名セリフも多数あって懐かしさと共に頭に浮かびます。見始めた頃は泣けるアニメとは思いませんでしたが、ティッシュが手離せなくなる程に号泣してしまいました。何度見ても同じシーンで泣けるアニメです。
作品紹介:君の膵臓をたべたい
- 放送期間
2018年9月 - 公式サイト
https://kimisui-anime.com/ - 制作会社
スタジオヴォルン
〇出演声優
- 「僕」 (cv.高杉真宙)
- 山内桜良 (cv.Lynn)
- 恭子 (cv.藤井ゆきよ)
- 隆弘 (cv.内田雄馬)
- ガム君 (cv.福島潤)
〇あらすじ
主人公である「僕」は病院で偶然「共病文庫」というタイトルの本を拾う。その本は「僕」のクラスメイトである山内桜良がつづっていた秘密の日記帳で、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが書かれていた。「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、家族以外で唯一桜良の病気を知る人物となった。
主人公である「僕」は病院で偶然「共病文庫」というタイトルの本を拾う。その本は「僕」のクラスメイトである山内桜良がつづっていた秘密の日記帳で、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが書かれていた。「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、家族以外で唯一桜良の病気を知る人物となった。
主人公である「僕」は病院で偶然「共病文庫」というタイトルの本を拾う。その本は「僕」のクラスメイトである山内桜良がつづっていた秘密の日記帳で、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが書かれていた。「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、家族以外で唯一桜良の病気を知る人物となった。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
大人気小説のアニメ映画作品。男子高校生の主人公が、偶然にもヒロインである山内咲良の病気を知ってしまう。そんな偶然から、徐々に仲を深める二人の感動物語です。奥手で静かな主人公と天真爛漫な咲良。対局な二人が共に過ごすかけがえのない時間は、我々にも今という時間を大事にしようと思わせてくれます。そして、映画の最後に明かされる、彼女の真意とタイトルに込められた意味。それを知れば自ずとあなたの目にも涙が溢れるでしょう。また、映画だからこその雰囲気作りも素晴らしいです。劇中歌を歌う大人気バンド「sumika」の曲も相まって、感動的な作品に仕立て上げられています。
このアニメは主人公の「僕」が病院でクラスメートの桜良が描いた日記帳を拾い、桜良の病気が長くないことを知る話しです。しかし、桜良は明るい人で、映画自体はそんなにつらくない話しなのですが、病気が病気だけにいつかは死ぬんだろうなと予測できて、最初から泣ける話ではありません。でも、僕が桜良を好きになる要素が桜良にはあり、心が暖まる話しです。しかし、最後まで見て欲しい映画で、最後を言ってしまうとネタバレになってしまうので、ここでは書きません。桜良がそれだけ魅力的な女性であったということが視聴者にも伝わる映画です。
ストーリー的には原作やアニメの方が良かったと思います。原作を読んで号泣しました。漫画も原作と同じく冒頭からヒロインは命を失うとネタバレとなってますが、きっとラストは皆さん驚かれる大どんでん返しが待っています。絵柄は確かに幼く、キャラクターのイメージとは違って見えましたが、キレイな絵柄で見やすく好感が持てます。原作の二人のふんわりとした日常は私は絵柄と合ってると感じました。漫画はまだ完結していないようですが、ラストを読み終わったらタイトルの意味がラストの展開と同様に意味合いが変わってくると思います。
作品紹介:冴えないヒロインの育て方fine
- 放送期間
2019年10月 - 公式サイト
https://saenai-movie.com/ - 制作会社
CloverWorks
〇出演声優
- 安芸倫也 (cv.松岡禎丞)
- 加藤恵 (cv.安野希世乃)
- 澤村・スペンサー・英梨々 (cv.大西沙織)
- 霞ヶ丘詩羽 (cv.茅野愛衣)
- 氷堂美智留 (cv.矢作紗友里)
〇あらすじ
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing softwareを結成。やっとのことで一作目を発表した──。
英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンドicy tailとともに新作の開発を進めるが……。
英梨々と詩羽の大作はどうなるのか?倫也と恵の関係に異変が?はたしてblessing softwareの新作の行方は?冴えないヒロインをめぐる青春グラフィティ、グランドフィナーレ。
公式サイトより
〇感想・レビュー
大人気ラブコメアニメの映画作品です。新生「blessing software」として再スタートをする倫也と恵。そんなゲーム制作の日々で、二人の距離も徐々に近づいていくが、再び二人の距離が遠のく事態が起きてしまいます。そんな拗れた二人の恋の結末を描く、「冴かの」最終章。「冴かの」完結編ということもあって、非常にクオリティの高い映画となっています。倫也と恵の恋の結末もそうですが、ラブコメ作品といえば勝者もいれば敗者がいるということ。是非ともこの物語の着地点と共に、ヒロイン全員の想いと覚悟を受け止めてあげてください。私たちが受け止めきれずに溢れた想いは、自然とあなたの涙として現れるでしょう。
作品紹介:ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
- 放送期間
2017年7月 - 公式サイト
http://ngnl.jp/ - 制作会社
MADHOUSE
〇出演声優
- リク (cv.松岡禎丞)
- シュヴィ (cv.茅野愛衣)
- コローネ・ドーラ (cv.日笠陽子)
- ジブリール (cv.田村ゆかり)
- ノンナ・ツェル (cv.井口裕香)
〇あらすじ
願ったのは、共に生きることーー。
それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる《盤上の世界(ディス・ボード)》が創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、終わりの見えない大戦が続いていた時代。天を裂き、地を割り、星さえも破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、擦り減らす日々が続くある日、リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことでエラーを起こしてしまい、仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、エラーを修正するため、リクに《人間の心》を教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。
公式サイトより
〇感想・レビュー
ノーゲーム・ノーライフ(略してノゲノラ)ですが、私は映画から入りました。12種族が戦争をしている舞台なのですが、そこで人間のリクとエクスマキナ(機械)のシュビィが出会うところから始まります。人間はこの戦争では非常に弱く、追い詰めらているのですが、シュビィと出会い、共にいることで、頭を使い形勢逆転を狙いながら、物語が進んでいきます。その中で2人の間に恋心が芽生えていきます。しかも、シュビィは機械なので、本当は心がないのですが、心を手に入れお互いに婚約を近い、指輪をシュビィに嵌め、最後の決戦に挑みます。そんな2人の悲しい恋と野望に心惹かれる物語です。
作品紹介:Angel beats!
- 放送期間
2010年4月~6月 - 公式サイト
https://www.angelbeats.jp/index.html - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 音無 (cv.神谷浩史)
- ゆり (cv.櫻井浩美)
- 天使 (cv.花澤香菜)
- ユイ (cv.喜多村英梨)
- 日向 (cv.木村良平)
〇あらすじ
舞台は死後の世界
運命に立ち向かう少年少女たちの物語
なんらかの理由で最後を遂げた少年・音無は、死後の世界の学校で、ゆりと名乗る少女と出会う。彼女は神に反逆する「死んだ世界戦線」のリーダーで、天使と日夜激戦を繰り広げていた。そして、立ちはだかるは神の使い・天使。それは、可憐なひとりの少女だった。生前の記憶が無く、この死後の世界で何が起きているのかも分からず戸惑う音無。
彼は、ゆりたちと共に戦う道を選ぶことにしたのだが…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
いろんなキャラが出てきて、いろんな場面で泣けるのですが、私が一番感動したのは、ユイが死後の世界を去る場面です。去るまでの間に、日向とよく喧嘩しているユイですが、生前は全身麻痺を背負っていて全く動けない状態でした。そんな彼女の夢は結婚して、幸せな家庭を築くことというのを、物語の途中で思い出します。幸せにならないと、死後の世界から抜け出せないのですが、よく喧嘩をしていた日向に最後「俺が結婚してやんよ」と言われ、すごく嬉しそうに死後の世界から消えていなくなります。そんな2人の凹凸なコンビの恋がすごく泣けます。
あらすじは若くして命を失ってしまった少年少女が死後の学園を舞台にした作品です。その理不尽な死をきっかけに神に復讐しようとする登場人物たちの前に「天使」と呼ばれる少女と対立するバトル作品でもあります。主にギャグテイストの多いコミカルな作品ですが、登場人物1人1人が何故、どのように死んでしまったのか徐々に明かされていくシーンはとても切ないです。特にこの天使と呼ばれる少女の生い立ちはとても辛いもので、最終話のシーンはかなりシリアスで泣いてしまう作品です。
作品紹介:一週間フレンズ
- 放送期間
2014年4月~6月 - 公式サイト
http://oneweekfriends.com/ - 制作会社
ブレインズ・ベース
〇出演声優
- 長谷祐樹 (cv.山谷祥生)
- 藤宮香織 (cv.雨宮 天)
- 桐生将吾 (cv.細谷佳正)
- 山岸沙希 (cv.大久保瑠美)
- 藤宮志穂 (cv.中原麻衣)
〇あらすじ
僕らは、一週間を繰り返す。何度でも、何度でもー。
高校二年生の長谷祐樹は、普段から人と関わろうとせず、いつもひとりでいるクラスメイト、藤宮香織と友達になりたいと思い、彼女に話しかける。だが、彼女は「私、友達の記憶…一週間で消えちゃうの…」とそれを拒む。少年との思い出を失い続ける少女と、その思い出をひとつひとつ紡ぎあげていく少年―。たくさんの“切なさ”と“ひたむきさ”が詰まった、珠玉のストーリー。
葉月抹茶(掲載:月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)による青春グラフィティコミックがTVアニメ化。「一週間で友達との記憶が消えてしまう」という香織と、それでもひたむきに彼女と友達になろうとする祐樹。このふたりの主人公の心の機微を、『夏目友人帳』のブレインズ・ベースが繊細かつ美しいアニメーションで描いていく。
キャストは、まっすぐなキャラクターの祐樹を真摯に演じるのは山谷祥生、香織の複雑な心情を表現するのは期待の新鋭・雨宮天と、フレッシュな2人を抜擢。この2人が主人公たちに命を吹き込み、彼らの心の機微を表現していく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
一週間で記憶の消えるヒロイン藤宮さんと、藤宮さんに恋をする長谷君の悲しくも熱される恋物語です。物語が進むにつれわかるのですが、藤宮さんはとても優しく、臆病な性格です。そのため、1週間で記憶がリセットされるため、人を遠ざけるところがあります。しかし、長谷君はそんな藤宮さんに声をかけ、遊びに誘い、彼女を気遣いつつ、恋を実らせていきます。その過程で、記憶が無くなることを宣言されるのですが、態度を変えることなく、懸命に「どうすればいいか藤宮さんが幸せになるか」を考え行動します。そんな2人の記憶が無くなった時の対応の違いがありつつ進んでいく物語がすごくおススメです。
作品紹介:東京喰種
- 放送期間
2014年7月~9月(第1期)
2015年1月~3月(第2期)
2018年4月~6月(第3期)
2018年10月~12月(最終章) - 公式サイト
https://www.marv.jp/special/tokyoghoul/first/ - 制作会社
studioぴえろ
〇出演声優
- 金木 研 (cv.花江夏樹)
- 霧嶋董香 (cv.雨宮 天)
- 月山 習 (cv.宮野真守)
- 芳村 (cv.菅生隆之)
- 笛口雛実 (cv.諸星すみれ)
〇あらすじ
「 悲劇、2周目。」
人間の死肉を喰らう怪人“喰種”が潜む街――東京。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで“喰種”の内臓を移植され、半“喰種”となる。
人を喰らわば生きていけない、だが喰べたくはない。人間と“喰種”の狭間で、もがき苦しむカネキ。どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは“喰種”芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。そしてカネキは自らが“喰種”と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。互いが歪めた世界を正すため、カネキは“喰種”と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。
――僕は“喰種”だ――
全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、自らの人間的な部分を葬り“喰種”として生きることだった。走り出してしまった決意。暴走する優しさ。「強さ」の果てに、カネキが見たものとは…?
原作者・石田スイが紡ぎ出す、もうひとつの「東京喰種」が幕を開ける。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この映画は全体的に刺激が強いので年齢の低い方にはあまりお勧めをすることができませんが、アクション映画の中にたくさんの人間らしさについて訴えているシーンがあり、特にわたしは滝沢という男性が本来はグールを嫌い母親のために捜査官になったのにも関わらず、グールになってしまい自分の愛する母親を意図せず食べてしまったシーンはとても複雑な気持ちになり涙が止まりませんでした。また、グールになってしまった主人公とその親友ヒデとの間の友情は心が繋がっているとどんな見た目、性質でも助け合えるんだということを感じました。
作品紹介:デスノート
- 放送期間
2006年10月~2007年6月 - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/deathnote/ - 制作会社
MADHOUSE
〇出演声優
- 夜神月 (cv.宮野真守)
- L・竜崎 (cv.山口勝平)
- リューク (cv.中村獅童)
- 弥海砂 (cv.平野 綾)
- 夜神粧裕 (cv.工藤晴香)
〇あらすじ
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ・・・死神が落とした「DEATH NOTE」をめぐる戦いが、いま始まる。
2003年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数が2100万部(2006年10月時点、現在2450万部)を超える大ヒット作「「DEATH NOTE(デスノート)」。
「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月(ヤガミ・ライト)がそれを拾った時から、すべては始まった。
デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。
キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく・・・。
大場つぐみ・小畑健原作のこの人気作品が、実写映画に続き、ついにアニメーション化決定!実写映画は公開と同時に日本全国に<デスノート現象>を巻き起こし、興行収入28億円を突破するなど絶好調。11月には後編の公開が決定している。さらに原作コミックスも映画のヒットと同時に爆発的な売れ行きを見せるなど、日本中が「DEATH NOTE」に熱狂する中、満を持してのアニメ化となった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
こちらの映画はデスノートという自由に人を殺すことができるノートを拾った警察官の息子が、世界平和を願って犯罪者を殺していくことから始まります。主人公夜神月は、本来は平和を願っていた優しい人物だったはずなのに、自分の欲と世界の平和そして家族に対する色々な感情が交わって、何が本当の幸せなのかとても考えさせられる作品です。コメディ調ではない少しシリアスな内容ですが、主人公が亡くなるシーンでは彼は本当は幸せな平和な世界を作りたかっただけなのになぜこうなってしまったんだろうとポロッと涙の出た作品でした。
作品紹介:Charlotte
- 放送期間
2015年7月~9月 - 公式サイト
https://charlotte-anime.jp/ - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 乙坂有宇 (cv.内山昂輝)
- 友利奈緒 (cv.佐倉綾音)
- 高城丈士朗 (cv.水島大宙)
- 西森柚咲・美砂 (cv.内田真礼)
- 乙坂歩未 (cv.麻倉もも)
〇あらすじ
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有字。そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。それは麻枝 准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。
TVアニメ『Angel Beats!』放送開始から5年。麻枝 准が原作。脚本を手がける、完全新作オリジナルアニメーションが遂に始動。
公式サイトより
〇感想・レビュー
これは最後まで観て欲しい作品です。最初はチート無双アニメって感じだったので、泣ける要素は皆無でした。主人公の乙坂有宇も小ズルイところがあり、主人公感はあまりありませんでしたし。でもラストの急展開でガン鳴きしちゃいました。これ言っちゃうとネタバレも過ぎるので伏せますけど、いくらなんでも乙坂有宇はこの世の不幸を背負い過ぎだろうと。個人的な最終局面が急展開すぎたので、もう少しクローズアップしてほしいって感じました。でもだからこそ、強烈な切なさが生まれたというのもあるとは思ったりもするんですけどね。
作品紹介:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
- 放送期間
2018年1月~4月 - 公式サイト
https://tv.violet-evergarden.jp/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン (cv.石川由依)
- クラウディア・ホッジンズ (cv.子安武人)
- ギルベルト・ブーゲンビリア (cv.浪川大輔)
- カトレア・ボードレール (cv.遠藤 綾)
- ベネディクト・ブルー (cv.内山昂輝)
〇あらすじ
想いを綴る、愛を知るために。
感情を持たない一人の少女がいた。彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
京都アニメーション大賞、初の「大賞」受賞作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(著・暁 佳奈、イラスト・高瀬亜貴子)が、満を持してアニメーションとなる。
監督を務めるのは、『劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-』で絆と愛の物語を描いた石立太一。シリーズ構成に吉田玲子を迎え、あたたかくも切ない物語を紡ぎ出す。キャラクターデザイン・総作画監督は、原作小説のイラストを手掛けた高瀬亜貴子。アニメーションで繊細に変化するヴァイオレットの表情を描き出す。情緒あふれる豊かな世界観と登場人物の細やかな心情に、京都アニメーションが映像として新たな命を吹き込む。
「お客様がお望みなら、どこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンです」
公式サイトより
〇感想・レビュー
全体的に悲しいストーリーのアニメでした。主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンはよくも悪くも人形のような存在でした。戦争から生き残ったとはいえ、精神的には死んでいるも同然な状態でしたし。実際腕は義手でしたし、一見健常者のように見えても戦争に被害者でしたね。社会不適合者であるヴァイオレットが社会に馴染んでいく様を描かれているんですけど、泣けたのは今は亡き主人となったギルベルトを想う心。第一話の時点でギルベルトは亡くなっていたわけですからどうしよもうないんですけど、何故死んでしまったかな・・と切なくなりました。
このアニメも泣けるアニメを語る上では外せない作品だと思います。兵器として使われていた少女のヴァイオレットが手紙を代筆する仕事に就く事で今まで感じたことのなかった感情や他人への気持ちを経験していくストーリーです。戦争孤児だった自分を拾い、育ててくれた親代わりの存在の人が最後に言ってくれた「愛してる」の意味を知るために日々手紙を代筆していきます。初めは感情を持たなかったヴァイオレットが手紙を通して色々な感情を知っていく過程が泣けます。京都アニメーションが作り出す圧巻の作画にも注目です。
主人公のヴァイオレットは幼いころから感情を持っておらず引き取られた先の男性と一緒に軍隊で活動していました。男性はヴァイオレットの上司でヴァイオレットから「少佐」と呼ばれており、ある日ヴァイオレットは少佐から綺麗な色のブローチを贈られ、分からない感情が芽生えますが何と表現したらいいのか解らずのままブローチを受け取り大切そうに持っていました。その後出向いた戦場で少佐が負傷し帰らぬ人となりましたが。その際に少佐から言われた言葉を。言葉の意味を物語を通していろんな人物に出会い大きく触れて丁寧に感情を知っていくのですが。物語の一つ一つが泣ける内容になっており。毎話泣きました。最強チート作品です。おすすめです。
かつて「人間兵器」として、慕っている上司の下で戦っていた少女が、戦争中、上司と離れ離れになるときに上司が最後に言った言葉「愛してる」の意味を知るため、戦後、郵便局で代筆屋になります。人の心を理解していなかった少女が代筆の仕事を通じて様々な人に会うことで「愛してる」の意味を少しずつ理解していき、それに伴って戦争中に自分のしてきたことに心を痛め、そこから立ち直り、さらに人として成長していく様子が丁寧に描かれています。特にテレビアニメ版の第10話のエピソードは涙なしには見られません。
感情がわからない少女が、軍の少佐と出会い、戦争の道具として戦場で戦いながらも、人らしい感情を覚えていく。そして、戦後は人の感情、少佐に対する好きという感情がどんなものか、好きとはどんなことなのか、手紙を代行する仕事をしながら、手紙の依頼主の手紙に対する想いなどを理解していき、さまざまな人間らしい感情に触れていき、本当の意味で人形のような少女だった主人公が人間になっていくお話です。手紙の依頼人は様々な問題を抱えており、それに触れていく過程や手紙を依頼する理由などがとても泣けるお話です。
ヒロインヴァイオレットが戦争で一緒だったギルベルトと出会い、「愛している」と言われたシーンが、とても印象的でした。学校に行ったシーンで、仲良くなった女性が兄に手紙を書いていくシーンが素晴らしかったです。王女との恋文のシーンでは、結婚することを決まったシーンも、可愛かったです。娘に手紙を書くシーンでは、涙が止まりませんでした。ギルベルトの母に会ったシーンでは、涙を流したシーンも、素敵でした。映画外伝では、生き別れた姉妹の手紙の話も涙がとても感動しました。絵も美しかったです。
戦争で傷ついた人々の心を癒す手紙の代筆者となった少女の物語です。この作品は、美しい映像と音楽、感動的なストーリーで多くの視聴者を魅了しました。私の感想としては、このアニメは人間の想いや絆を深く描いており、涙なしには見られない名作だと思います。特に、ヴァイオレットが自分の過去と向き合い、成長していく過程は心に残りました。また、手紙の力や意味を改めて考えさせられる作品でもあります。このアニメは、戦争や孤独、愛や死など、重いテーマを扱っていますが、それだけに希望や光も感じられます。私はこのアニメを見て、人生の大切さや幸せを感じました。
いわずとも入れた神作品。自動手記人形のヴァイオレットが、戦争で死んだと思っていた『少佐』に再開する物語です。もともと軍人をしており感情が乏しかったヴァイオレットが、人と人との出会い、手紙を書くという職業を通して『愛してる』という感情を知るまでの物語であり、単なる成長ではなく相手の手紙を代筆をすることで人を通して自分を見つめるという俯瞰した視点での成長を描いている点が秀逸である。ラスト1時間は常に涙が止まりませんでした。人を愛するということの真摯さと、そこにある深い他愛について考えさせられました。
本作は感情を持たない主人公・ヴァイオレットが手紙の代筆業に就くストーリーです。「愛を知らなかったヴァイオレットが、出会う人それぞれの愛の形を手紙にすることで愛を知っていく。その過程で涙が止まらなくなる」や「一つ一つのエピソードにドラマがあり、主人公やその周りの人々の感情の描写が丁寧なところが好きです」と、少しずつ変わっていく主人公や、周囲の仲間たちの優しさに心を打たれたというファンが多かったです。アニメ!アニメ!の読者の中では、とりわけ第10話「愛する人はずっと見守っている」が大人気です。「家族のつながりが美しく描かれていて、今でも印象に残っています」と母と娘のエピソードに涙してしまったという声が届きました。
自動式人形になる事を決意をしたヴァイオレットが、社長に「知りたいんです。愛している、を」と言ったシーンはとても印象的でした。自動式人形になるための学校に行ったシーンで、友人の兄に手紙を書いたところも良かったたです。体が弱った母親が、娘に手紙を残していった話もとても素晴らしかったです。外伝では、生き別れた血のつながらない姉妹の話で、小さかったテイラーの手紙にも感動しました。テイラーが大きくなって、ヴァイオレットに会いに来て「ここで働きたい」と言って働き、数年ぶりに姉に合ったシーンは印象的でした。
主人公の女の子は戦うことしか教わらないで感情のないロボットのような子です。戦争が終わって戦うことを必要とされなくなった世界で周りの人との関わりが増え、だんだんと人間味が出てくる話です。ヴァイオレットが周りの人の「好き」という感情に触れることで、自分の中にも大切に思える人がいることに気がつく瞬間。何もわからない、感情がないが故にズバズバと言葉を言ってしまい、それで揺れ動く周りの人の心。どのエピソードも別れや出会いの瞬間がありその一つ一つに心のこもった優しい手紙が添えられています。話数追うごとに表情が柔らかく、目に光が出てきたように見える主人公の成長にとても感動します。
作品紹介:俺物語!!
- 放送期間
2015年4月~9月 - 公式サイト
https://www.vap.co.jp/anime-ore/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 剛田猛男 (cv.江口拓也)
- 大和凛子 (cv.潘めぐみ)
- 砂川誠 (cv.島﨑信長)
- 砂川愛 (cv.井上喜久子)
- 織田隼人 (cv.浪川大輔)
〇あらすじ
剛田猛男(ごうだたけお)は高校1年生。身長2m・体重120kg(いずれも推定)。真っ直ぐで不器用で鈍感な猛男は、女子からはモテないけど、男子からは超モテモテ!今まで好きになった子は、いつも幼馴染みで超イケメンの親友・砂川誠(すなかわまこと)の方を好きになってしまう。ある朝、猛男と砂川は通学電車の中で、痴漢に遭っていた女子高生・大和凛子(やまとりんこ)を救う。大和に一目惚れした猛男だけど・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
泣けるといっても悲しさからではなく、このカップルには幸せになって欲しいと思えました。そのように切実に感じて泣けるアニメでした。私の親友に主人公の剛田猛男みたいな男がいたこともあり、共感しまくりましたね。幸い本作のヒロインである大和凛子は男性の見た目には惑わされず、剛田猛男の本質を知って惚れてくれました。正直理想的な彼氏彼女のカップルという感じで、すごく尊いんです。この初々しいカップルの純粋な付き合い方を見ていると、胸がキュンキュンとしてしまいます。出来ればこの二人にはこのまま幸せな関係を続けてもらい、ゴールまで一直線で進んで欲しい。そんな気持ちで胸が一杯になり、泣ける作品でした。
作品紹介:CLANNAD
- 放送期間
2007年10月~2008年3月(第1期)
2008年10月~2009年3月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/clannad/clannad1/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 岡崎朋也 (cv.中村悠一)
- 古河 渚 (cv.中原麻衣)
- 藤林 杏 (cv.広橋 涼)
- 藤林 椋 (cv.神田朱未)
- 坂上智代 (cv.桑島法子)
〇あらすじ
進学校に通う高校3年生の岡崎朋也は、無気力な毎日を送っている。毎日同じことの繰り返し。周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。そのためか、校内では浮いた存在になっていた。ある日、朋也は学校まで続く坂道の下で、一人の少女と出会う。
公式サイトより
〇感想・レビュー
泣けるアニメの金字塔。家族の絆や愛を題材にした作品です。作画で毛嫌いしてしまう人が多々います(自分のもその1人だった)が、気づいたら全く気にならなくなっています。この作品を絵が嫌いだけで切ってしまうのはあまりにも勿体無いです。第一期は高校生の主人公、岡崎朋也が6人のヒロインの悩みや葛藤を解決していき、岡崎自身も子供から大人へと成長していくストーリー構成になっています。第二期も初めは高校生編の続きから始まり、卒業して社会人になっていく様が描かれます。主人公の岡崎は家庭環境が良くなかったが、やがて自分の家族を持ち家族の愛を知っていく過程に心を動かされます。ネタバレになってしまうので深くは説明できませんが、泣けるアニメが観たい人には最推しのアニメです。作画を受け入れることが出来れば間違いなく後悔するようなことはありません。
人間の絆や成長を描いた感動的な作品です。主人公の岡崎朋也は、学校に興味がなく、友達も少ない不良少年ですが、同級生の古河渚と出会ってから、彼女の夢を叶えるために奮闘するようになります。物語は、朋也と渚の恋愛や結婚、そして家族としての試練を追っていきます。アニメは、原作ゲームの複数のルートを上手く織り込んでおり、登場人物たちの魅力や背景も丁寧に描かれています。特に、第二期の「AFTER STORY」では、朋也と渚の関係が深まるとともに、視聴者の心を揺さぶる展開が待っています。アニメ「CLANNAD」は、笑いあり涙ありの感動作です。
感動系といったら最も有名なタイトルだと思います。10年以上前の作品なので作画は今に比べては劣っています。しかし2期も含めて全48話の大作であり、すべてのお話が一つの終着点へとつながっています。感動系アニメの王道だからといってハッピーな話ばかりではないのもポイントです。いつも同じような展開のアニメが飽きてきたような方も満足できる内容になっています。また、付き合って終わりではなく結婚した先までもの話があるため、あまり見ることの無い展開も楽しむことができる、最高の感動系アニメだと思います。
こちらも純愛系の話なのですが本当に胸が切なくなるシーンが本当に多いですね。一見ただの学園アニメかと思いますがそれぞれのキャラクターたちにはそれぞれの想いがあって行動に移すのでその点を重点的に見てほしいですね。智也と渚が運命的に巡り合って関係を深めていくプロセスがすごく印象的で面白いです。個人的に渚は体が弱くて留年しているという背景があるのでその点も切なさを感じる部分の一つですね。物語が進むに従い渚と智也が恋仲に発展していくところが本当に切なさを感じられてたまりません。甘酸っぱい雰囲気に何故か泣かされるんですよね。
こちらはゲームブランド・Keyの恋愛アドベンチャーが原作。東映アニメーションによる映画と、京都アニメーションによるTVシリーズが制作されたタイトルです。読者からは「家族の大切さ、当たり前のことが当たり前にできる日々のありがたさがわかる、大好きな作品です!」や「すべてを観たあとは、オープニングを見直しただけで泣けてしまう」といったコメントが寄せられています。おすすめアニメないって聞かれた時は、間違いなくCLANNAD!と言います。それぐらいこのアニメが好きです。
作品紹介:STEINS;GATE
- 放送期間
2011年4月~9月(第1期)
2018年4月~9月(第2期) - 公式サイト
http://steinsgate.tv/index.html - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- 岡部倫太郎 (cv.宮野真守)
- 椎名まゆり (cv.花澤香菜)
- 橋田 至 (cv.関 智一)
- 牧瀬紅莉栖 (cv.今井麻美)
- 桐生萌郁 (cv.後藤沙緒里)
〇あらすじ
舞台は2010年夏の秋葉原。
厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。
世紀の発明と興奮を抑えきれずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが…悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。
果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?
公式サイトより
〇感想・レビュー
このアニメは面白いアニメに取り上げられることはあっても泣けるアニメに取り上げられることはあまり無いと思いますが敢えてあげさせていただきます。アニメの内容は大学生主人公の岡部倫太郎(厨二病患者の為自身のことを鳳凰院凶真と名乗っている)が日頃から行っている実験(かなりお粗末なもの)でたまたま過去にメールを送れる装置を作り上げてしまう事と、天才高校生牧瀬紅莉栖出会う事で始まります。岡部倫太郎は初めは面白半分で過去改変を行っていくのですがのちに様々な問題に直面します。その様々な問題を解決していくうちに牧瀬紅莉栖に対する想いが変わっていくのですが結末が切なくて泣けてしまいます。二期にあたるSTEINS;GATE 0も岡部倫太郎から鳳凰院凶真への覚醒は涙なしでは見られません。
タイムトラベルをテーマにしたSF作品です。主人公の岡部倫太郎は、自称「狂気のマッドサイエンティスト」で、未来ガジェット研究所というサークルを運営しています。ある日、彼が発明したタイムマシンを使って、過去や未来にメールを送ることができることに気づきます。しかし、その行為が歴史の流れを変えてしまうことにも気づきます。彼は、自分や仲間たちの運命を変えるために、タイムトラベルの秘密に迫る組織と戦うことになります。このアニメは、非常に面白くて感動的な作品です。登場人物たちは個性的で魅力的で、視聴者の感情を揺さぶります。ストーリーは複雑でスリリングで、タイムトラベルのパラドックスや因果律などのSF的な要素が巧みに使われています。また、科学的な知識やオタク文化のネタも豊富で、知的な楽しみもあります。アニメーションや音楽も高品質で、作品の雰囲気を盛り上げています。
簡単に言うと電子レンジがタイムマシンになると言う話なのですが、過去を改変したことでタイムパラドクスが起きてしまいその運命を変えるために何度も過去に飛ぶと言う流れです。本当に主人公岡部の葛藤がシリアスに描かれていくので目が離せません。後半から岡部の無謀な挑戦が多く描かれるのですがその無力感が本当に切なさを掻き立てます。でもなんとしてでも大切な人を救いたいと言う諦めない心が身を結んで最後にはハッピーエンドが待っているので必ず見て欲しい作品ですね。絶対に後悔させないと断言できるくらい感動できる泣ける箇所がコンスタントに訪れるので非常におすすめの作品ですね。
作品紹介:忍空
- 放送期間
1995年1月~1996年2月 - 制作会社
スタジオぴえろ
〇出演声優
- 風助 (cv.松本梨香)
- 藍朓 (cv.真殿光昭)
- 橙次 (cv.小杉十郎太)
- 里穂子 (cv.林原めぐみ)
- ヒロユキ (cv.鈴木勝美)
〇あらすじ
共和国軍と帝国軍による大戦の中、わずか数十名で帝国軍を壊滅寸前に追い込んだ「忍空組」は、なぜか突然戦うことをやめ、その姿を消した。終戦から三年、かろうじて勝利した帝国側は、忍空組残党の討伐を開始する――。元・忍空組一番隊隊長の風助は、幼少時に連れ去られた母を探しながら、昔の仲間たちと出会い、彼らとともに旅を続けることになる。
アニメイトタイムズより
〇感想・レビュー
主人公の風助という子供が拐われたお母さんを探す旅です。物語の初めは、風助がペンギンのベッドのひろゆきと共に旅を始めるところからです。物語の始まり時点でお母さんはすでに誘拐されています。風助は過去に、風助は帝国軍という悪の組織にお母さんが拐われています。その後、忍空という武闘集団に所属し、そこで一番隊隊長まで上り詰めます。忍空は帝国軍と戦うのですが、忍空隊は帝国軍に敗れバラバラになります。そして、風助の旅は始まり、昔世仲間との再会や敵に寝返ったかつての仲間と戦いなど感動的なイベントが待ち構えています。普段はおバカなキャラてますが、風助の子供らしい純粋な優しさが戦いの最中に垣間見えるシーンは毎回泣かされます。そして最後にお母さんと再会するシーンでは、大人顔負けの強さを誇る風助の子供らしく母の愛情を求める姿に感動しました。
作品紹介:母を訪ねて三千里
- 放送期間
1976年1月~12月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/962/ - 制作会社
フジテレビ、日本アニメーション
〇出演声優
- マルコ・ロッシ (cv.松尾佳子)
- アンナ (cv.二階堂有希子)
- ピエトロ (cv.川久保潔)
- ペッピーノ (cv.永井一郎)
- フィオリーナ (cv.信沢三恵子)
〇あらすじ
イタリアの港町ジェノバに住む少年マルコは、両親と鉄道学校に通う兄とともに慎ましく暮らしていたが、生活は日増しに苦しくなり、とうとう母がアルゼンチンへと出稼ぎに行くことになる。寂しさをこらえ見送るマルコだったが、やがて母アンナからの便りが途絶えてしまう。母を捜しに行きたいというマルコの固い決意に父もとうとう旅立ちを許し、マルコの長く苦しい旅が始まるのだった。マルコは持ち前の明るく元気な性格でアルゼンチンでの様々な人との出会いや出来事を乗り越え、ついにトゥクマンの町で母アンナと再会する。
公式サイトより
〇感想・レビュー
舞台は19世紀のイタリアです。イタリアに住む少年マルコは、貧しい人々のために診療所を経営する父母兄と幸せに暮らしていました。しかし、生活は日増しに苦しくなり、母はアルゼンチンへと出稼ぎに行くことになりました。寂しさをこらえ見送るマルコですが、やがて母からの便りが途絶えてしまいます。心配から母を捜しに行きたいと、マルコは決意し、父に許しを得て、旅を始めます。マルコは、船乗りや牧場主、サーカス団員など、様々な人と出会い、助けられながら、アルゼンチンへと向かいます。その中で、マルコはたくましく成長し、母への愛情を深めていきます。そして、ついにマルコはトゥクマンの町で母と再会します。母はマルコの旅を知って心配していたが、無事に再会することができ、2人は抱き合って喜び合いました。マルコの母への深い愛情と、困難を乗り越えて成長していく姿には感動しました。
作品紹介:フランダースの犬
- 放送期間
1975年1月~12月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/843/ - 制作会社
ズイヨー映像、日本アニメーション
〇出演声優
- ネロ (cv.喜多道枝)
- アロア (cv.麻上洋子・桂玲子)
- ジェハンじいさん (cv.及川広夫)
- コゼツ (cv.大木民夫)
〇あらすじ
1870年頃のベルギー・フランダース地方に、絵を描くのが得意な少年ネロと祖父ジェハンが貧しいながらも人々の好意に助けられながら暮らしていた。ある日、ネロは金物屋の主人に捨てられた荷車引きの犬パトラッシュを道端で助け、家に連れて帰り一緒に暮らすことにする。元気になったパトラッシュは牛乳運びの仕事を手伝い、いつもネロと一緒に過ごすようになった。しかしジェハンは無理がたたり亡くなってしまい、ネロはたった一人きりになってしまう。貧しいネロに世間の風当たりは厳しく、願いだった絵のコンクールにも落選してしまい、とうとうネロはパトラッシュと訪れた教会のルーベンスの絵の前で静かに天に召されていくのだった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
舞台は19世紀のベルギー・フランダース地方です。貧しいながらも絵を描くことが好きな少年ネロと、彼をいつも見守る祖父ジェハンが暮らしていました。ある日、ネロは金物屋に酷使されていた犬パトラッシュを助け、一緒に暮らし始めます。ネロとパトラッシュは、お互いに支え合って、寒さや飢えに耐えながらも、幸せな日々を過ごしていました。しかし、ジェハンが病に倒れてしまい、ネロはパトラッシュと二人で、ジェハンの夢だったルーベンスの絵を見に行こうと決意します。二人は、嵐の夜にアントワープの大聖堂へと向かいました。しかし、途中でネロは倒れてしまい、寒さの中でパトラッシュと抱き合ったまま息を引き取ってしまいます。翌朝、ネロとパトラッシュの遺体は、ルーベンスの絵の前で見つかりました。村人たちは、二人の深い友情に涙し、二人を一緒に葬りました。
作品紹介:魔法少女まどか☆マギカ
- 放送期間
2011年1月~4月 - 公式サイト
https://www.madoka-magica.com/tv/ - 制作会社
シャフト
〇出演声優
- 鹿目まどか (cv.悠木 碧)
- 暁美ほむら (cv.斎藤千和)
- 巴マミ (cv.水橋かおり)
- 美樹さやか (cv.喜多村英梨)
- キュゥべえ (cv.加藤英美里)
〇あらすじ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
公式サイトより
〇感想・レビュー
見た目は可愛らしいが、内容は非常に重い作品です。私が特に感動して泣いてしまったシーンは、ほむらの過去が詳しく明かされたシーンでした。彼女は何度も時間を巻き戻して、まどかを救おうと一生懸命になっていました。しかし、そのたびに悲劇が繰り返され、ほむらは次第に冷めた性格になっていきます。最後に、まどかがほむらに「あなたは私の一番大切な友達だから」と言って抱きしめるシーンは、涙なしには見られませんでした。ほむらの苦しみとまどかの優しさが交錯する感動的なシーンでした。
暁美ほむら視点で見ていくと報われない愛が1つのテーマになっていると感じるまどマギシリーズ。病弱な1人の少女に希望を与えた鹿目まどかはその無償の愛をどんな人や動物にも、なんなれば魔法少女の成れの果てであり自分の敵として立ちはだかった魔女にすら捧げられる人間離れした存在であるが、物語本編、ここでは無印と表現させてもらうが、その中で最終的に全ての魔法少女の救済を願って神になったまどかに対し、あくまで1人の人間としての彼女に目を向け続け、どんな障壁が立ちはだかろうとも、自らが悪に堕ちたとしても構わないと覚悟するほむらの深く孤独な愛は後に公開される劇場版(通称:叛逆)を見ずとも十分に伝わってきます。本当は愛する人とただ平穏な毎日を過ごしていたいだけなのに、過酷な運命がそれを許さず何度もそんな大切な人の死を目の当たりにしてきたほむらの心情を思うと、自然と涙が浮かんできます。
作品紹介:けいおん!
- 放送期間
2009年4月~6月(第1期)
2010年4月~9月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/anime/k-on/k-on_tv/index-j.html - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 平沢 唯 (cv.豊崎愛生)
- 秋山 澪 (cv.日笠陽子)
- 田井中 律 (cv.佐藤聡美)
- 琴吹 紬 (cv.寿 美菜子)
- 中野 梓 (cv.竹達彩奈)
〇あらすじ
唯・澪・律・紬が入学した時点で、桜が丘高校軽音部は前年に部員全員が卒業したため部員数が0となり、新たに4人の部員が入部しなければ廃部となる状況だった。そのため軽音部に入部を希望していた田井中律は自ら発起人となり、幼なじみの秋山澪をなかば強引に入部させ、合唱部の練習場所と間違えて二人のいた音楽室にやってきた琴吹紬も勧誘し、部員数を3人にする。そこに軽音部を「軽い音楽をする部活」と勘違いした平沢唯が4人目として入部したことで、軽音部はなんとか廃部を免れることができた。さらに翌年、新入生の中野梓が入部したことで部員数は5人となる。
部長は律、顧問は山中さわ子が務める。第1音楽室の隣にある準備室を部室に据える。バンド名はメンバー各自が考えた末決めることができず、痺れを切らしたさわ子が勢いで「放課後ティータイム」と命名した。以降このバンド名で活動し、アニメ版では唯が考え出した温泉マークの下にティーカップを描いたものをロゴマークとしている。
軽音部の活動は学園祭と新入生歓迎会でのライブが中心。アニメ版では第1期の番外編でライブハウスのコンサートに出演し、ほかのバンドのメンバーとの交流を経験した。映画ではその時の縁からロンドンで行われたイベントでライブ演奏をするなど、学園外活動の実績もある。しかし原作ではこのエピソードが存在しないため、生徒会が軽音部の存続を危ぶんでいたこともある。
卒業後の進路は紆余曲折の末に4人とも同じ大学を目指すことになり、無事全員が合格してN女子大学に進学することになった。
大学(college)でも4人は軽音部に入部したが、そこでライバルバンド「恩那組」の和田晶・林幸・吉田菖の3人と出会う(しかし、ライバルだと思い込んでいるのは晶のみである)。
アニメ第2期および映画では、放課後ティータイムの上級生組4人が修学旅行に行った際に購入した(梓にはおみやげとして渡した)「け」「い」「お」「ん」「ぶ」の一文字が刻まれたキーホルダーを各自一文字所有し、全員がバッグに取り付けている。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
高校の軽音部に所属する女子生徒たちの日常を描いた作品です。このアニメには、笑いあり涙ありの感動的なシーンがたくさんありますが、私が特に泣いたシーンは、最終話の卒業式の場面です。そこでは、卒業を控えた唯、澪、律、紬の4人が、後輩の梓と出会ってからの思い出や感情が思い出されました。梓は涙を流しながら笑顔で応えます。私はこのシーンを見て、涙が止まりませんでした。4人と梓の絆や友情が伝わってきて、とても感動しました。このシーンは、アニメの「けいおん!!」の中でも最高の名場面だと思います。
けいおんの泣けるポイントは2シリーズのアニメ作品終盤にそれぞれ訪れる学園祭でのライブや、唯たちが3年生になった年の夏休み以降の描写で増えていく1人軽音部に残る事になる梓に対しての4人の思いやり。放課後ティータイムのメンバーは一見するとのほほんと日々を過ごして物事を深く考えていないようにも映りますが、例えば2期20話の学園祭におけるライブが終わったあと、普段のように5人が今後について話していく中で「次の学園祭は無い」という事に気付いて言葉にならない感情があふれ出すシーンのように少女から大人の女性に変わっていく瞬間を捉えたエモーショナルな場面も多く見られます。このシーンは恐らくストーリー上でも重要な意味を持っていて、卒業する4人が梓に送った『天使にふれたよ』という曲の歌詞にも強く反映されていると感じました。このシーンを解釈した後に聞くと涙が零れ落ちるようになると思います。
感動系アニメであり、青春系アニメにおいて頂点でもあるけいおん!です。2期構成で全50話あり、一年生から卒業までが描かれているため、すっきりと完結しています。一年生から卒業まで描かれているからこそ、キャラクター同士の関係や出来事、成長など感動する場面も多く、最後の文化祭は涙なしには見られません。10年前ぐらいのアニメですが、作画も現在に比べても劣っておらず、違和感なく見ることが出来ます。アニメの頂点と言われるけいおん!を見ることによってアニメ文化に触れることができるうえに、感動することも出来るので良い作品だと思います。
作品紹介:ピンポン
- 放送期間
2014年4月~6月 - 公式サイト
https://www.pingpong-anime.tv/ - 制作会社
タツノコプロ
〇出演声優
- ペコ/星野 裕 (cv.片山福十郎)
- スマイル/月本 誠 (cv.内山昂輝)
- ドラゴン/風間 竜一 (cv.咲野俊介)
- アクマ/佐久間 学 (cv.木村 昴)
- チャイナ/孔 文革 (cv.文曄星)
〇あらすじ
ピンチの時にはヒーローが必ず現れるーー。
自由奔放で自信家のペコ(星野裕)。クールで笑わないスマイル(月本誠)。二人は片瀬高校卓球部。子供のころ、ペコに誘われて卓球道場タムラで卓球を始めたスマイルはかなりの腕前だが、今でもペコには勝てない。そんなペコの前に、辻堂学院の留学生、孔 文革(コン・ウェンガ)が立ちふさがる。また、片瀬高校の顧問・小泉は、スマイルの能力をさらに開花させるために個人レッスンに乗り出す。ドラゴン(風間竜一)率いる常勝・海王学園を揺るがすのは誰か。海王に通うペコとスマイルの幼馴染、アクマ(佐久間学)も闘志を燃やす。各人の思いをよそに、インターハイ予選は近づいてくる。274cmを飛び交う140km/hの白球。その行方が、頂点を目指す少年たちの青春を切り裂く。
ヒーローは、現れるのかーー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
2000年代に映画化もした、卓球をテーマにした漫画のアニメ化作品です。コアなファンもたくさんいる、絵柄やストーリー、どれをとっても個性と魂溢れる唯一無二の作品です。基本的には高校の卓球部を舞台にしたスポ根ですが、主人公・ペコと親友・スマイル、国内外のライバルたちや教師など、様々なキャラクターの人生観が卓球に絡めて描かれます。アニメは漫画の個性を最大限に活かそう、再現しようとしたことが分かる仕上がりで、1シーン1シーンが痺れるぐらいにかっこよくて、たまりません。かなり個性的な作品ですが、しかし根底にあるものは真っすぐで熱いスポーツドラマです。数々のキャラクターの卓球に賭ける熱い人生ドラマにうるっときて、特にペコとスマイルの心の変遷、スマイルが辿り着いたラストの境地には泣かされます。
作品紹介:フルーツバスケット
- 放送期間
2019年4月~9月(第1期)
2020年4月~9月(第2期)
2021年4月~6月(ファイナルシーズン) - 公式サイト
https://fruba.jp/ - 制作会社
TMS、8PAN
〇出演声優
- 本田 透 (cv.石見舞菜香)
- 草摩 由希 (cv.島﨑信長)
- 草摩 夾 (cv.内田雄馬)
- 草摩 紫呉 (cv.中村悠一)
- 草摩 楽羅 (cv.釘宮理恵)
〇あらすじ
完全新キャスト&スタッフによる全編アニメ化!
物語はついに最終章に突入ー
母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。
しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。
その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。
公式サイトより
〇感想・レビュー
少女漫画の名作、フルバのアニメバージョンもおすすめです。平成版もありますが、原作ストーリーに忠実な令和版は、1人お気に入りのキャラ、事情に感情移入できるキャラクターが見つかれば必ず泣けると思います。それぞれのキャラクターが持って生まれた「呪い」に苦しみながらも成長してそこから解き放たれていく物語です。とても優しい物語で、特に主人公・透くんは絶対に人の痛みや苦しみを否定せず、全てを受容してくれるキャラクターです。「聖人すぎる」などと言われることもありますが、透くんの絶対に相手を否定しない姿勢、全力で相手を受け入れようとする姿勢には大人になればなるほど感心させられます。誰かにそうしてもらうことでしか痛みや苦しみを解放できない人々がいて、フルバではそうしたキャラクターがたくさん出てきて、やがて彼らが成長していくのを泣いたり笑ったりしながら見届けられます。
母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていました。由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、解決の糸口は全くつかめません。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまいます。『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋です。
作品紹介:NANA
- 放送期間
2006年4月~2007年3月 - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/nana/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 大崎ナナ (cv.朴璐美)
- 小松奈々 (cv.KAORI)
- 本城蓮(レン) (cv.木内秀信)
- 高木泰士(ヤス) (cv.川原慶久)
- 一ノ瀬巧(タクミ) (cv.森川智之)
〇あらすじ
東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属する BLACK STONES と恋人の本城蓮が所属する TRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
一般的にあまり泣けるイメージはないかもしれませんが、真剣に見るとぽろりと泣くぐらい感動するシーン・ジンとくる恋愛シーンが幾つかあると思います。少女漫画のアニメ化は一般的に成功例が少ないかもしれませんが、このNANAのアニメ化はすごくよく出来ていて、原作のカッコよさ、おしゃれさ、二人の主人公の個性、感情が自然と高ぶるドラマ性などがとてもよく再現されています。NANAの大切な要素である音楽もいいです。中盤以降恋愛関係・人間関係がかなりもつれて、大人向けな内容になってきますが、初期は愛に真っすぐな奈々とナナの二人のドラマに自然と涙すると思います。もちろん後半にも山場はありますが、そこまではまだアニメ化されていません。実写映画を見たことがあるぐらい、という人にも原作はもちろん、アニメもおすすめです。
作品紹介:NARUTO 疾風伝
- 放送期間
2007年2月~2017年3月 - 公式サイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/naruto/sp/ - 制作会社
studioぴえろ
〇出演声優
- うずまきナルト (cv.竹内順子)
- 春野サクラ (cv.中村千絵)
- はたけカカシ (cv.井上和彦)
- うちはサスケ (cv.杉山紀彰)
- 火影綱手 (cv.勝生真沙子)
〇感想・レビュー
バトルものの印象が強いと思われるので以外かもしれないが、ナルトの両親についてフォーカスされる部分については命を懸けてまで子供を護った彼らの愛が涙を誘います。「九尾のバケモノ」と蔑まれるような未来が分かっていながらもミナトとクシナが彼の腹の中に九喇嘛を封印したのかという疑問に関する背景や、これまで両親の愛情を感じる事無く常に寂しさと隣り合わせで育ってきたナルトがミナトとクシナの両方に(精神世界が中心だが)邂逅し、どこか幼い子供のように甘えるように自身の境遇を冗談っぽく嘆きながらも、その反面で世界を救う救世主としての責任感を伴って感謝を伝えた一連のやり取りは「ここまでこの作品を追ってきて良かった」と素直に感じる感動の場面でした。
作品紹介:葬送のフリーレン
- 放送期間
2023年9月~ - 公式サイト
https://frieren-anime.jp/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- フリーレン (cv.種﨑敦美)
- フェルン (cv.市ノ瀬加那)
- シュタルク (cv.小林千晃)
- ヒンメル (cv.岡本信彦)
- ハイター (cv.東地宏樹)
- アイゼン (cv.上田燿司)
〇あらすじ
「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による漫画『葬送のフリーレン』。勇者とそのパーティによって魔王が倒された“その後”の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。
“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。コミックスは既刊12巻ですでに累計部数1700万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。そんな「葬送のフリーレン」が、いよいよファン待望のTVアニメ化!
主な制作スタッフ陣は、監督は『ぼっち・ざ・ろっく!』のヒットが記憶に新しい斎藤圭一郎。シリーズ構成は鈴木智尋(『ACCA13区監察課』)、キャラクターデザインは長澤礼子(『takt op.Destiny』)、音楽はEvan Call(『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』)が担当。そしてアニメーション制作は『ワンパンマン』や『Sonny Boy -サニーボーイ-』などバトルアクションから叙情的なドラマまで幅広い作品を世に送り出すマッドハウス。そして主演となるフリーレン役の声優は、『SPY×FAMILY』のアーニャ役など、多彩なキャラクターを確かな演技力で表現している種﨑敦美。
「葬送のフリーレン」が、アニメとなってどんな魔法を見せてくれるのか―。2023年秋、放送開始。
公式サイトより
〇感想・レビュー
4人の勇者パーティーが魔王を倒し旅を終え、半世紀流星という50年に一度の流星群を眺めた後、エルフの女性フェルンは、50年後に違う場所に案内するという約束を交わし、パーティーは解散します。1話目で解散するのか…と、気になって私は続きを見ていると、あっという間に時がたち約束していた4人が再び集まったのですがフェルン以外のメンバーはすっかり50年の月日を重く感じる様な容姿になっており、少々驚いていたフェルンですが、案内をするといった場所に3人を連れて行き、半世紀流星を見て幾日か経った頃、メンバーのかつての勇者だったヒンメルが亡くなります。フェルンは気が付けば自分がなぜか泣いていて、その出来事をきっかけに再び度に出るフェルン。死んだ人にはもう会えない、知ろうとしてももう話すこともできない。そんな想像をすると自分もいずれそんな日を…と考えるものがあり思いふける作品になっています。
作品紹介:鋼の錬金術師
- 放送期間
2003年10月~2004年10月 - 公式サイト
https://www.hagaren.jp/ - 制作会社
ボンズ
〇出演声優
- エドワード・エルリック (cv.朴 璐美)
- ヴァトー・ファルマン (cv.室園丈裕)
- アルフォンス・エルリック (cv.釘宮理恵)
- ショウ・タッカー (cv.永井 誠)
- ピナコ・ロックベル (cv.麻生美代子)
〇あらすじ
エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に亡くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体錬成を行ってしまう。しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。
己の右腕と引き替えに、かろうじて弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。
エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。
右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ—。
公式サイトより
〇感想・レビュー
こちらもダイレクトに人の死に触れたりするので私の弱点でもあります。その中でも子供が絡んでくるエピソードには心を痛ませ考えさせられ感情移入せずにはいられません。主人公のお母さんを生き返らせるのに失敗してしまった挙句、兄弟を代償に失うといったエピソードや、焦って心に余裕を無くし正気ではなくなり実の娘と飼っていた犬を合成獣にしてしまう者の話です。また登場人物にマース・ヒューズという中佐がいますが彼にも幼い娘がおり愛する妻と3人で暮らしていましたが、とある問題で仲間に危機を伝えようとするも、仲間に化けた敵に阻止されてしまいます。が、とっさに攻撃しようとしたところ敵が今度はヒューズ中佐の愛する妻の姿に変身をし惑わせ、力尽きてしまいます。好きなキャラクターでなんとも悲しく泣ける話ですが、たくさんの仲間に見送られ誇らしいです。他にもいい話もたくさんあっておすすめです。
作品紹介:四月は君の嘘
- 放送期間
2014年10月~2015年3月 - 公式サイト
https://www.kimiuso.jp/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 有馬公生 (cv.花江夏樹)
- 宮園かをり (cv.種田梨沙)
- 澤部 椿 (cv.佐倉綾音)
- 渡 亮太 (cv.逢坂良太)
- 井川絵見 (cv.早見沙織)
〇あらすじ
かつて指導者であった母から厳しい指導を受け、正確無比な演奏で数々のピアノコンクールで優勝し、「ヒューマンメトロノーム」とも揶揄された神童有馬公生は、母の死をきっかけに、ピアノの音が聞こえなくなり、コンクールからも遠ざかってしまう。
それから3年後の4月。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、満開の桜の下で同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。
かをりは、好意を寄せる渡亮太との仲を椿に取り持ってもらい、渡と椿の幼なじみである公生とも行動を共にするようになる。公生はかをりに好意を抱くようになるが、親友である渡に気をつかって想いを伝えられないでいた。椿は公生のかをりへの恋心に気付き、また自身に芽生えた公生への恋心にも気付き苦悩する。
かをりは、公生のことを友人Aと呼び、ぞんざいに扱いつつも、自分の伴奏を命じるなど、公生を再び音楽の世界に連れ戻そうとする。また、かつて公生の演奏に衝撃を受けピアニストを目指すようになった、小学生の時からのライバルである相座武士や井川絵見にも背中を押され、母親の親友で日本を代表するピアニストの瀬戸紘子に師事し、公生は再び音楽の道に戻っていく。
しかし実は、かをりには周囲に隠し続けていた秘密があった。次第に身体を蝕む病のため、物を持ったり歩いたりすることが困難になり、学校を休んで入院生活が続くようになっていく。公生は東日本ピアノコンクールに出場して入賞することで、ピアニストとしての道を歩もうと努力する。そんな公生の影響を受けて、かをりもこれまで避けてきた手術をして、再び公生とコンサートをしようと決意する。
しかし、かをりの容態は、悪化の一途を辿っており、容態が急変してしまう。公生は、かつての病弱な母親をイメージさせる少女に、再びトラウマが呼び起こされ、かをりを失うことへの恐怖から、ピアノを弾くことができなくなり、なかば作品の総仕上げの練習ができないまま、コンクール本番を迎えることになってしまう。
そして、コンクールの日が訪れる。奇しくも、かをりの手術の日が重なり、大きなプレッシャーを抱えていた公生だったが、かをりを想いながら、かをりの幻と共にアンサンブルを奏でながら、すべての想いをぶつけるかのように渾身のピアノを演奏する。公生のピアノは、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受けるが、かをりは手術中に帰らぬ人となってしまう。
コンクールが終わり数日後、かをりが生前に書いた手紙が、公生に届けられる。そこには、かをりの公生への秘められた想いと、ささやかな「嘘」が綴られていた。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
かつては各賞を総なめするが、ある時集中すると自ら弾くピアノの音が聞こえなくなる症状が現れ、現在ではコンクールに出ることのなくなった主人公の少年がかつて彼の音楽を聴いてバイオリニストを目指した少女に導かれるように再生していく物語です。「いてもいなくてもいいのなら、そばにいるよ。」などの名ゼリフやひたむきに前に進もうとする主人公の姿、そして最終回の少女の手紙などは涙なしでは見られません。ちなみに少女の手紙の内容から、このアニメのタイトル「四月は君の嘘」の意味が分かるようになっています。
あらすじは心に傷を負ってしまった元天才ピアニストである主人公「有馬公生」が「宮園かをり」という謎の女の子との出会いをきっかけに成長していく、出会いと別れの物語です。作画がきれいで素晴らしいのも確かなのですが、1番の魅力はなんといっても「音楽」です。OPとEDの曲やキャラクターたちが演奏するシーンは何度見ても鳥肌が立ちます。登場人物たちも個性的で1人1人悩みや葛藤を持ちながら生きています。1番の見所はラストの最終話です。ラストでタイトルである「四月は君の嘘」の本当の意味が分かります。
作品紹介:終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
- 放送期間
2017年4月~6月 - 公式サイト
http://sukasuka-anime.com/ - 制作会社
サテライト、C2C
〇出演声優
- ヴィレム・クメシュ (cv.新井良平)
- クトリ・ノタ・セニオリス (cv.田所あずさ)
- アイセア・マイゼ・ヴァルガリス (cv.Machico)
- ネフレン・ルク・インサニア (cv.上原あかり)
- ラーントルク・イツリ・ヒストリア (cv.荒浪和沙)
〇あらすじ
妖精兵器と呼ばれる少女たちと生き残った準勇者との儚くそして切ない物語。
地上を正体不明の怪物である〈獣〉たちに蹂躙され、人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界。かろうじて生き残った種族は地上を離れ、浮遊大陸群レグル・エレと呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしていた。500年後の空の上で目覚めたヴィレム・クメシュは、守りたかったものを守れず、それどころか自分一人だけが生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていたが、思いもよらず始めた兵器管理の仕事の中で、ある少女たちと出会う。
公式サイトより
〇感想・レビュー
ヒトが獣に滅ぼされた世界で数百年の眠りから覚めた人間の主人公が、人間の代わりに獣と戦っている妖精兵士の世話をすることになり、その中で妖精兵士の一人が彼のことを好きになります。ただ妖精兵士の寿命は短く、彼女はだんだんと妄想にとりつかれるようになっていきます。そんな中、大規模な戦闘がおこり、男と少女は一緒に出動することになります。そこで起こった出来事や少女の思いに涙が止まらなくなります。ちなみに、そこで獣の正体がわかり、そのことにはぞっとさせられます。
作品紹介:凪のあすから
- 放送期間
2013年10月~2014年4月 - 公式サイト
http://nagiasu.jp/ - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 先島 光 (cv.花江夏樹)
- 久沼さゆ (cv.石原夏織)
- 向井戸まなか (cv.花澤香菜)
- 先島あかり (cv.名塚佳織)
- 比良平ちさき (cv.茅野愛衣)
〇あらすじ
その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。海で暮らせるように海神様がくれた、特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。
海で暮らす人、陸で暮らす人、住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。
海底にある海村で暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と地上に暮らす木原紡。
海と陸。中学二年生という同じ年代を過ごしながら今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。
ちょっと不思議な世界で繰り広げられる少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)
公式サイトより
〇感想・レビュー
海の中で生きられる人間と陸で生きる人間は交流が途絶えていたが、ある日ヒロインの女の子が陸な人間と出会い、そこから陸の人間との交流が始まります。色々と衝突しながらも青春を謳歌する少年少女の物語です。その後事件があり5年が経ち、5年間眠ったままだった人々と、5年間生きてきた人々で歳の差がうまれ、昔の子供次代には戻れない、時間の差が生まれてしまい、さらにヒロインは好きという気持ちを失ってしまいます。主人公は5年の差に戸惑い、活動しながらもヒロインのために様々な困難に立ちむかい、好きという感情に対しての人々の考えに触れていくお話です。少年少女の青春恋物語ですが、時間などは考えられる内容であり、涙なしには見れない作品です。主人公を好きないわるゆ負けヒロインがいますが、本当にその子が良い子すぎて泣けます。恋愛で結ばれない人もいますが、それでもハッピーエンドといえる作品だと思います。
作品紹介:鬼滅の刃
- 放送期間
2019年4月~9月(竈門炭治郎 立志編)
2021年10月~11月(無限列車編)
2021年12月~2022年2月(遊郭編)
2023年4月~6月(刀鍛冶の里編)
2024年4月~(柱稽古編) - 公式サイト
https://kimetsu.com/anime/ - 制作会社
ufotable
〇出演声優
- 竈門炭治郎 (cv.花江夏樹)
- 竈門禰豆子 (cv.鬼頭明里)
- 我妻善逸 (cv.下野 紘)
- 嘴平伊之助 (cv.松岡禎丞)
〇あらすじ
時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹の禰豆子は鬼に変貌してしまった。絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、”鬼狩り”の道を進む決意をする。人と鬼とが織りなす哀しき兄妹の物語が、今、始まるーー!
公式サイトより
〇感想・レビュー
主人公炭治朗が、同期のぜんいつたちと一緒に炎柱の煉獄さんに出会って、一緒に汽車に乗ったシーンで、煉獄さんがお弁当を食べてうまいと連発するシーンも、面白かったです。煉獄が鬼を倒すシーンもかっこよかったです。みんなが夢の中に入っていったシーンでは、ぜんいつが妹ねずこの夢を見るシーンも面白かったです。炭治朗が家族と再会したシーンも、良かったです。炭治朗が鬼のえんむと戦うシーンも迫力がありました。煉獄があかざと戦った後、命を落とす前に炭治朗達の話をし、目の前に母が立派にできましたよと言ったシーンも感動しました。
このアニメは主人公の炭治郎が鬼の鬼無辻に家族を殺される話しで、炭治郎の生い立ちを描いたところとそれぞれの鬼の生い立ちが悲しくて、涙なしには見られません。特に劇中で流れる「竈門炭治郎の歌」は家族を鬼に殺された炭治郎とその妹の禰豆子の境遇に共感でき、余計に悲しくなってきます。また、映画の「鬼滅の刃」の無限列車編では炎柱の煉獄が上弦の参の猗窩座と戦うシーンが涙なしでは見られません。また、このアニメは制作途中ですが、これからも泣けるシーンがあると思われ、おすすめしたいアニメです。
世界でいちばんやさしい鬼狩りという事だけはあって出てくる人のほとんどが優しい人達ばかりです。主人公の炭治郎は妹を助ける為に鬼に立ち向かうお話ですが、一番泣いてしまった場所はやはり煉獄さんのお話です。強気者は弱気者を助ける為に存在するんだと母親のいう事を守り、父親に才能がないと言われてもまっすぐに鬼に立ち向かう煉獄さんがかっこよかったです。鬼になれば死なないとそそのかされても自分の事を曲げずそして亡くなる寸前まで次世代の炭治郎に道を示してくれて、最後にお母さんに会えたところで泣けてしまいました。
主人公の炭治郎が家で鬼に家族が殺されてしまった時、一人生き残った妹の禰豆子を見つけて病院に連れて行こうとしました。そのあと禰豆子が鬼化をしてしまいます。その時に柱の義勇がやってきて助けたシーンも、良かったです。婚約者の女性が鬼に殺されてしまった時、炭治朗が「失っても失っても生きていくしかありません」と言ったセリフも印象的でした。無限列車編では、煉獄が猗窩座との戦いに敗れて命を落とすシーンでは、炭治郎に最後の言葉を伝えて、目の前に煉獄さんの母親が現れて「立派にできました」と言ったシーンはとても感動しました。素晴らしかったです。
鬼滅の刃でも遊郭編は特に泣けました。主人公炭治郎達が潜入したのは吉原の遊郭です。そこには上弦の六の鬼が潜んでおり、対峙した炭治郎達は死闘を繰り広げます。この上弦の鬼はかつて遊郭で働いていた兄妹であり、2人の首を切った後、人間時代の過去が明かされます。遊郭の中でも最下層の地区に住んでいた2人は想像を絶する暮らしを強いられていました。妹は兄とは違い、きれいな容姿をしていたため、遊郭で働き始め、兄は取り立ての仕事をしました。順調に物事が進み始めたときに妹が遊郭の客に怪我を負わせたため、雇った店からひどい仕打ちを受けます。兄は妹を助けるために雇い主と客を殺害し、妹とともに倒れたところを鬼に助けられたのでした。兄妹の死に際、兄は妹を助けるために1人で罪を被ろうとしますが、妹が放った言葉が泣けますし、炭治郎の2人への声掛けも感動します。
作品紹介:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
- 放送期間
2001年4月 - 公式サイト
https://filmarks.com/movies/9831 - 制作会社
シンエイ動画、テレビ朝日、ASATSU-DK
〇出演声優
- 野原しんのすけ (cv.矢島晶子)
- 野原みさえ (cv.ならはしみき)
- 野原ひろし (cv.藤原啓治)
- 野原ひまわり (cv.こおろぎさとみ)
〇あらすじ
「クレヨンしんちゃん」の劇場映画シリーズの9作目。昔のテレビや生活を再現した「20世紀博」に夢中で仕事をしなくなる大人に異変を感じるしんのすけ。それは大人の回顧心を使って未来の時間を奪うオトナ帝国化計画だった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
しんちゃんたちが20世紀はくに行ったシーンで、みさえが魔法少女になったシーンが、面白かったです。大人たちが20世紀はくに行ってしまった時、しんちゃんたちがバスに乗ったシーンで、おしっこをするシーンも笑いました。子供の頃のひろしと出会い、ひろしの過去の話も、感動しました。野原一家が揃ったシーンでは、みんながにおいを消すのを阻止するシーンも凄かったです。しんちゃんが体に傷を負って全力で走っていくシーンも、かっこよかったです。いい作品でした。子供向けアニメなのに中身が大人に描かれている所が素晴らしかったです。
別作品になってしまいますが、「映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」もとてもよかったです。突如戦国時代へタイムスリップしてしまったしんのすけは「青空侍」・井尻又兵衛と出会う。彼が使える春日城で城主の娘・廉と対面。廉と又兵衛が想い合っていることに勘づいたしんのすけは2人の仲を取り持とうとする。一方、春日の国は廉との婚約解消に怒る大蔵井高虎に攻め滅ばされる危機にあった…。相変らずふざけたネーミングセンスのキャラからまさかの感動ストーリー。個人的には「オトナ帝国の逆襲」よりこちらの方がウルッときました。おマタのおじさんの実直な人柄と純情っぷりや、廉姫との淡く切ない関係性が実に魅力的でした。悲しいけど、なんだか晴れ晴れとした気持ちになれる、素晴らしい作品です。
作品紹介:赤ちゃんと僕
- 放送期間
1996年7月~1997年3月 - 制作会社
ぴえろ
〇出演声優
- 榎木拓也 (cv.山口勝平)
- 榎木実 (cv.坂本千夏)
- 榎木春美 (cv.宮本充)
- 榎木由加子 (cv.渡辺美佐)
〇あらすじ
漫画は1991年11号から1997年14号まで花とゆめ(白泉社)に連載。第40回(平成6年度)小学館漫画賞受賞。2021年11月時点で累計発行部数は1770万部を記録している。
母を亡くした主人公が幼い弟の世話をしながら奮闘する日常と周りとの交流を主に描いたホームコメディで、1話から数話完結の話で構成される。また扱われるテーマは多岐に渡り、時には非常に深刻なテーマ(いじめ、家族との確執を含む家庭問題など)も扱う。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
小学生のお兄ちゃんがまだ幼い弟と日々を過ごす姿が微笑ましく、そして涙するシーンも多い作品です。母親が早くに亡くなり、シングルファーザーとして奮闘するお父さんの姿も涙なしには見られないもので、毎日大変な中でも家族の絆であったり、男同士の強いつながりであったりを感じさせるシーンにグッとくるものがありました。物語自体は全体的にほのぼのと描かれているのですが、現実的にありえる彼らの姿にエールを送らずにはいられなくなるストーリーで、今でいうヤングケアラーとなったお兄ちゃんがのけなげな姿に感動です。
作品紹介:おおかみこどもの雨と雪
- 放送期間
2012年7月~ - 公式サイト
http://www.ookamikodomo.jp/ - 制作会社
スタジオ地図
〇出演声優
- 花 (cv.宮﨑あおい)
- 彼 (cv.大沢たかお)
- 雪(少女期) (cv.黒木 華)
- 雨(少年期) (cv.西井幸人)
- 雪(幼年期) (cv.大野百花)
- 雨(幼年期) (cv.加部亜門)
〇あらすじ
全世界待望の細田守監督最新作! またしても、あらゆる世代を魅了する作品が誕生した!
2006年『時をかける少女』で、人生のある瞬間にだけ訪れる煌めくような青春の断片を活写。2009年『サマーウォーズ』で、人と人との絆が生み出す力が世界の危機を救う奇跡の物語を描き、国内外の映画賞を席巻。今や世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督となった細田守だが、なぜ細田作品は幅広い世代を魅了するのか?細田作品は、大袈裟な物語ではなく、格好良いヒーローが描かれるわけでもない。実際にありそうな町で、実際にいそうな人々に囲まれ、主人公が少しだけ特別な状況に悩み、あがき、努力する。そんな等身大の物語が、じっくりと練られたシナリオを基に、躍動感ある映像で描かれている。だから私たちは主人公を身近な存在として捉えて強く共感し、彼らの活躍に手に汗握るのだ。ファンタジックなのにリアル。それこそが細田作品の魅力。その持ち味は、最新作『おおかみこどもの雨と雪』でも存分に発揮されている。
公式サイトより
〇感想・レビュー
細田守さんの作品で、彼の作品らしくとても映像が美しいです。ありえない設定のお話ですが、それでも他人ごとではないような物語となっていて、最後はハンカチがグシュグシュになるくらい感動の涙を流していました。音楽がまた素晴らしく、とてもやさしい気持ちになれます。おおかみと人間の子どもとして生まれた雨と雪がかわいらしく、正反対の性格の二人がこれからどのように生きていくのか、ハラハラドキドキしながら見守りながら作品を見ていました。見た後に深く考えさせられる作品で、見る人によって感じ方が違う作品でもあると思いました。
作品紹介:SPY×FAMILY
- 放送期間
2022年4月~6月(第1期第1クール)
2022年10月~12月(第1期第2クール)
2023年10月~12月(第2期) - 公式サイト
https://spy-family.net/tvseries/ - 制作会社
WIT STUDIO、CloverWorks
〇出演声優
- ロイド・フォージャー (cv.江口拓也)
- アーニャ・フォージャー (cv.種﨑敦美)
- ヨル・フォージャー (cv.早見沙織)
- ボンド・フォージャー (cv.松田健一郎)
- フランキー・フランクリン (cv.吉野裕行)
〇あらすじ
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている――
世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国オスタニアと西国ウェスタリスは、十数年間にわたる冷戦状態にあった。
西国の情報局対東課〈WISEワイズ〉所属である凄腕スパイの〈黄昏たそがれ〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。
その名も、オペレーション〈梟ストリクス〉。内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。〈黄昏たそがれ〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。
だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。
ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。
公式サイトより
〇感想・レビュー
とてもはまっている作品です。笑いあり感動ありの作品で、久しぶりに家族で見られるアニメかと思います。あまりにひどい描写が少ないので子どもと一緒に見ていますが、家族とはいったいなんなのかとよく考えさせられます。血のつながりがなくても、絆があればそれだけで十分に家族なのだと思わせてくれる作品で、アーニャがかわいくもあり、大好きなキャラクターです。それぞれ闇を抱えている部分があり、それが見え隠れすると涙なしには見られないストーリーの時もあります。それぞれ生きていれば色々なことがあり、それでも大事な人と一緒に笑顔で過ごすことをモーっとにしている彼らを見習いたいです。
作品紹介:赤毛のアン
- 放送期間
1979年1月~12月 - 公式サイト
https://www.nippon-animation.co.jp/work/1307/ - 制作会社
日本アニメーション
〇出演声優
- アン・シャーリー (cv.山田栄子)
- マシュウ・カスバート (cv.槐柳二)
- マリラ・カスバート (cv.北原文枝)
- ダイアナ (cv.高島雅羅)
- ギルバート (cv.井上和彦)
〇あらすじ
カナダのプリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズに住むマシュウとマリラの兄妹は、孤児院から働き手の男の子を引き取ろうとしたが、手違いで空想好きな赤毛の女の子アンがやって来た。 始めはアンを孤児院へ戻そうとしたマリラたちだが、アンと話しをするうちに彼女を引き取ることを決める。 グリーン・ゲイブルズでの生活や、親友ダイアナや同級生ギルバートたちと過ごす学校生活の中で、失敗を繰り返しながらもアンは聡明な女性に成長していく。 成長したアンはクィーン学院を優秀な成績で卒業するが、マシュウの突然の死や老いたマリラのために大学進学をあきらめる。 ギルバートの計らいでアヴォンリーの学校教師になったアンは、長年反目しあってきたギルバートととうとう友人となるのだった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
両親がいないアンがマリラとマシューの元で成長していくのですが、アンの素直さや身の回りの小さなことに幸せを感じられる姿を見ていると心が洗われます。日常生活や恋、友情についても描かれているのですが、やはりぐっとくるのはマリラやマシューとの絆です。一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、マリラやマシューのアンに向ける眼差しが変わってくるのが、アニメなのに見てとれます。2人のアンに対する色んな形の優しさや愛情の伝え方を見ていると心が温かくなると同時に、涙も止まらなくなりました。
作品紹介:となりのトトロ
- 放送期間
1988年4月 - 公式サイト
https://www.ghibli.jp/works/totoro/ - 制作会社
スタジオジブリ
〇出演声優
- 草壁サツキ (cv.日髙のり子)
- 草壁メイ (cv.坂本千夏)
- 草壁タツオ(お父さん) (cv.糸井重里)
- 草壁ヤス子(お母さん) (cv.島本須美)
- トトロ (cv.高木均)
〇あらすじ
昭和30年代前半の日本を舞台にしたファンタジー。物語は、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキ・メイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物・トトロとの交流を描いています。
母の療養所にほど近い農村に引っ越して来たサツキとメイの姉妹は、裏山で不思議な生き物に出会います。大きくて毛むくじゃら、動物のようで、人の言葉がわかるような、この生き物を「トトロ」と名付けたのは妹のメイでした。
大人には見えないトトロと不思議な体験を重ねる二人。ところがある日、母に会いに行こうと家出したメイが行方不明になってしまいます。サツキは、メイのところへ連れて行ってくれるよう、一生懸命トトロに頼みました。トトロはネコバスを出してくれ、サツキを運びます。無事再会を果たした二人は、ネコバスのはからいで入院しているお母さんにそっと差し入れのトウモロコシを届けるのでした。来週末には、元気になったお母さんが家に帰ってくる予定です。
ゴスペル俳句より
〇感想・レビュー
幼い頃から見ている作品で、幼い頃はただただ楽しんで見ていたのですが、大人になって見てみると涙溢れる作品になっていました。特に自分に子どもができてからは親目線でさつきとめいのことを見てしまい、母親が病気の中、2人が明るく元気に毎日を過ごしている様子を見ているだけで涙腺が崩壊しました。そんな2人を温かく見守るトトロのことも前より一層大好きになりました。そしてお母さんの代わりとなって気丈に振る舞うさつきとお母さんのためにただただ一生懸命だっためいの後半の涙を見ると、抱きしめたくなりました。
作品紹介:君に届け
- 放送期間
2009年10月~2010年3月(第1期)
2011年1月~3月(第2期)
2024年(第3期) - 公式サイト
https://kimitodo.com/ - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- 黒沼 爽子 (cv.能登麻美子)
- 風早 翔太 (cv.浪川大輔)
- 矢野 あやね (cv.沢城みゆき)
- 吉田 千鶴 (cv.三瓶由布子)
- 真田 龍 (cv.中村悠一)
〇あらすじ
「付き合うってどうすればいいの?」
膨らむ気持ちに戸惑いながらも自分に向き合い風早へ想いを伝えた爽子。人知れず努力し飾らない人柄の爽子を見て惹かれてきた風早も目をそらさずまっすぐに自分の想いを届けた。爽子と風早の新しい関係がここからまたはじまる。
初めてのデート 恋人になって過ごす学生生活うれしい事 はずかしい事 そして新しい悩み
初々しく ぎこちなく 少しずつだけれどもお互いの事を知っていく二人と、動き始める友人たちの恋物語
それぞれの「すき」の気持ちと、かけがえのない友人たちが織りなす、甘ずっぱくて切ない、少年少女達の物語が、再び始まる──
公式サイトより
〇感想・レビュー
爽子と風早くんの爽やかな恋愛をメインに描いている作品ではありますが、爽子、あやね、千鶴の友情関係についても描かれていて、そのやりとりを見ていると涙が溢れるシーンがいくつもありました。皆んなから偏見を持たれていた爽子をまっすぐに見つめ、周りの目など気にせず接するあやねと千鶴がとてもかっこいいなと思いましたし、そんな2人のおかげで少しずつ自分の殻を破っていく爽子を見ていると感動で涙が出ました。こんな素敵な友達と素敵な学校生活を送れたらよかったなと感じずにはいられない作品です。
作品紹介:PSYCHO-PASS
- 放送期間
2012年10月~2013年3月(第1期)
2014年10月~12月(第2期)
2019年10月~12月(第3期) - 公式サイト
https://psycho-pass.com/archive/ - 制作会社
Production I.G、タツノコプロ
〇出演声優
- 常守 朱 (cv.花澤香菜)
- 狡噛慎也 (cv.関 智一)
- 宜野座伸元 (cv.野島健児)
- 六合塚弥生 (cv.伊藤 静)
- 唐之杜志恩 (cv.沢城みゆき)
〇あらすじ
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「サイコパス(PSYCHO-PASS)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。
そのような管理社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。
本作品は、このような時代背景の中で働く厚生省公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。
第2期は第1期終了時点から1年半後から始まり、シビュラシステムと公安局に攻撃をしかけてくるシステムに認知されない犯罪者を追うことになる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
作品の世界観が新しく、これからの未来を想像させる楽しみもあり、復讐に燃えるコウガミと逃げるマキシマの攻防がとても面白いです。EGOISTのAll Alone With Youという曲がかかると泣けてしまうくらい、歌とアニメーションの完成度が高い作品だと思います。最終話の手紙を読んでいるシーンではこんなにも泣けるかと思うくらい、歌とアニメで泣かされました。一期の前半は泣ける要素はありませんが、後半はこれまでの話の流れや主要キャラとの思い出なども合わせて、泣くポイント満載です。
作品紹介:君の名は
- 放送期間
2016年8月 - 公式サイト
http://www.kiminona.com/ - 制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
〇出演声優
- 立花 瀧 (cv.神木隆之介)
- 宮水三葉 (cv.上白石萌音)
- 奥寺ミキ (cv.長澤まさみ)
- 宮水一葉 (cv.市原悦子)
- 勅使河原克彦 (cv.成田 凌)
〇あらすじ
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。
出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が、いま動き出す
公式サイトより
〇感想・レビュー
音楽と映像の融合がとても素晴らしく、何度見ても感動しました。アニメーションが綺麗で世界観に入り込んでしまう中毒性もあります。三葉と瀧くんがテンポよく会話するシーンや男女が入れ替わった時の気持ちを表現したシーンはコミカルで笑えますし、三葉が祭りで踊りを踊るシーンなどは、グッと引き込まれました。最初のオープニングが流れた時も、隕石墜落の跡地で瀧くんと出会うシーンも、瀧くんが図書館で調べ物をするシーンも毎回泣けます。全曲RADWIMPSが手掛けているのも、統一感があってより作品に引き込まれたと思います。
この作品は、誰もが共感できる普遍的なテーマを、美しい映像と音楽で描いた作品です。入れ替わりというファンタジーな設定ですが、その裏には、友情や恋愛、そして家族の大切さといった、誰もが経験するであろう感情が描かれています。また、瀧と三葉の入れ替わりを通して、2人は互いの人生を体験し、自分自身や相手のことをより深く理解していきます。その過程は、とても感動的で、観る人の心を揺さぶります。美しい映像と音楽、そして切ないストーリーで、多くの人を感動させます。友情や恋愛、そして家族の大切さに気づかされます。
久しぶりに観たくなったので観ました。前観た時は時系列が整理出来てなくてよく分からなかったのですが今回は大体理解出来ました。青春すぎてやばかったです。サントラ聴きまくっています。内容自体はそこまで目新しくはないのですが、構成で面白くしているタイプの映画だと思います。もちろん種々の映像や音楽、演出も非常にクオリティが高くて、こちらの感情を上手く盛り上げてくれました。
作品紹介:聲の形
- 放送期間
2016年9月 - 公式サイト
https://koenokatachi-movie.com/ - 制作会社
京都アニメーション
〇出演声優
- 石田将也 (cv.入野自由)
- 西宮硝子 (cv.早見沙織)
- 西宮結紘 (cv.悠木 碧)
- 長束友宏 (cv.小野賢章)
- 植野直花 (cv.金子有希)
〇あらすじ
”退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。
ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子への無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。
やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。”ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語ーー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
いじめの悲しみや、罪悪感に苦しむ人間の心を、とてもリアルに描いた作品です。硝子と将也のやり取りは、とても丁寧に描かれており、2人の心の変化がしっかりと伝わってきます。いじめの加害者と被害者という、対立する立場の2人が、再会を通して、お互いの心を理解し合っていく過程が、とても丁寧に描かれています。2人の葛藤や、心の変化に、思わず涙してしまいます。また、いじめを経験したことのある人にとっては、特に胸に響く作品だと思います。もし、いじめについて考えたい人や、人間の心の奥深さを知りたい人に、ぜひおすすめしたい作品です。
作品紹介:86-エイティシックス-
- 放送期間
2021年4月~6月(第1クール)
2021年10月~2022年3月(第2クール) - 公式サイト
https://anime-86.com/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- シンエイ・ノウゼン (cv.千葉翔也)
- ヴラディレーナ・ミリーゼ (cv.長谷川育美)
- ライデン・シュガ (cv.山下誠一郎)
- セオト・リッカ (cv.藤原夏海)
- アンジュ・エマ (cv.早見沙織)
〇あらすじ
星歴2148年。サンマグノリア共和国は隣国ギアーデ帝国が投入した完全自律型無人兵器「レギオン」の侵攻に対し、同様の無人兵器「ジャガーノート」を投入。流血無き戦場を作り上げる事で脅威を退けていた。しかし、その実態は多数派民族である白系種以外を人間と見做さない狂気の差別思想から生み出された「有人搭乗式無人機」であり、搭乗させられた少数派民族は共和国85行政区の外へ追いやられた人型の家畜、「エイティシックス」と蔑まれながら絶死の戦場を戦い続けていた。そんな中、白系種でありながら軍内で差別政策撤廃の活動を行う士官ヴラディレーナ・ミリーゼは、管制担当者に多数の退役者や自殺者を出し「死神」と呼ばれるエイティシックスが居る部隊の管制を任され、自国が目を背け続けていたレギオンの真実を知る事になる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
このアニメはサンマグノリア共和国が隣国のギアーテ帝国が投入した無人兵器の侵攻に対し、有人搭乗式無人機で対抗していた話しで、それに白系種以外の少数民族を搭乗させていたというところが今もありそうな、悲しい話しで、涙なしでは見られません。このアニメを見るのなら、覚悟して見て頂かないとこんなにつらい話しはないのではないかと思うくらい、かわいそうな話しです。また、登場人物がどうなっていくのかも是非見て欲しいところで、有人搭乗式無人機に乗る少数民族のの上に立つミリーゼの気持ちも共感できます。
命が軽く扱われている傭兵86として戦地に赴いている少年・少女たちと、遠隔でその指揮を執る指揮管制官レーナの物語です。レーナは86を自分たちと同じ人間として扱っており、指示を出したり報告を聞いたりするだけでなく86たちと交流を図ろうとします。徐々に心を開いていく86たちやその交流に心が温まります。しかし、86たちは戦場にいるため当然命を落とす者も出てきます。レーナもさらに上の権力者がいるため、ままならないことも起こります。そのすれ違いのもどかしさ、通信機越しに親交を深めた相手が突然いなくなるつらさが容赦なく描かれます。
作品紹介:王様ランキング
- 放送期間
2021年10月~2022年3月(第1期)
2023年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://osama-ranking.com/ - 制作会社
WIT STUDIO
〇出演声優
- ボッジ (cv.日向未南)
- カゲ (cv.村瀬 歩)
- ダイダ (cv.梶 裕貴)
- ヒリング (cv.佐藤利奈)
- ドーマス (cv.江口拓也)
〇あらすじ
国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが〝王様ランキング〟である。
主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。
そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、ボッジの人生は大きく動きだす———— 。
公式サイトより
〇感想・レビュー
両親は巨人で力持ちで心優しい人ですが、生まれた子供はとても小さく力がない男の子ボッジでした。しかも耳が聞こえません。やがて周りの子どもからもいじめられ、大人もまともに取り合ってくれません。そんなボッジは外ではニコニコといつも笑顔。しかし帰って来てからは悔しさで涙が溢れ、一人部屋の角っこで泣いているという生活でした。外では弱い部分を見せないと言う彼の信念・プライドが泣けます。そしてある日、彼にカゲという友達ができることでガラッと人生が変わって行きます。カゲと一緒に成長していくストーリーです。
作品紹介:みどりのマキバオー
- 放送期間
1996年3月~1997年7月 - 制作会社
スタジオぴえろ
〇出演声優
- 飯富勝 (cv.高山みなみ)
- 堀江ヒゲ治 (cv.くまいもとこ)
- 胸尻諸美 (cv.深雪さなえ)
- フライドチキン (cv.大川透)
- ドナテロス (cv.津村まこと)
〇あらすじ
この作品は「白い奇跡」と呼ばれた小さな競走馬「ミドリマキバオー(うんこたれ蔵)」の物語である。
北海道勇払郡鵡川町の「みどり牧場」にて、名馬ミドリコの血を引く待望の仔馬が誕生するが、生まれたのはとても馬とは思えない姿と性格をした間の抜けた白馬だった。走ることが嫌いで、名前も付けられずに育てられていた仔馬だったが、あるときミドリコが借金のカタに別の牧場へ連れ去られてしまったため、母親に会いたい一心でみどり牧場を脱走する。道中、とある森の中で後の親分肌となるネズミのチュウ兵衛と出会い「うんこたれ蔵」と名付けられた仔馬は、さまざまな困難を経て母親と再会を果たし、自らも競走馬の道に進むことを決意する。
チュウ兵衛とともに牧場に戻ったたれ蔵は、スパルタ調教師・飯富 昌虎や小柄な騎手・山本 菅助との特訓により自らの才能を開花させる。そしてカスケードらライバルとの出会い、競走などによって、競走馬「ミドリマキバオー」として成長していく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
子どもの頃泣きながら読んだのを覚えています。北海道のみどり牧場で生まれた馬はずんぐりむっくりの馬でした。いつも鼻水を垂らしていて自信なさげです。バカにされ、名前すらつけてもらえませんでした。お母さんに会いたい一心でみどり牧場を脱走。短い味で一生懸命走ります。その後チュウべえというネズミと仲良くなり、名前がないこの馬に「うんこたれ蔵」と名付けたれました。うんこたれ蔵は走り抜きついに母親と再会。そしてここからが彼の競走馬としての人生、馬生がスタートしました。スパルタな調教師に怒られても怒られてもくじけず、鼻水を垂らしながら頑張ります。やがてミドリマキバオーとなるのです。
作品紹介:あの夏で待ってる
- 放送期間
2012年1月~3月 - 公式サイト
https://www.ichika-ichika.com/ - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 貴月イチカ (cv.戸松 遥)
- 霧島海人 (cv.島﨑信長)
- 谷川柑菜 (cv.石原夏織)
- 石垣哲朗 (cv.萩原秀樹)
- 北原美桜 (cv.阿澄佳奈)
〇あらすじ
空は、とても青く澄み渡って。入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。でも、かげがえのない「夏」だったのだと思う。
その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。そして。男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
男の子の名前は、霧島海人。女の子の名前は、貴月イチカ。
彼らの夏が始まる。僕らは、あの夏で待ってるーー
公式サイトより
〇感想・レビュー
高校生の男女が宇宙人と出会い、恋や友情を深めていく物語です。このアニメは、青春の甘酸っぱさや切なさを感じさせる作品で、登場人物たちの感情や成長が丁寧に描かれています。特に、主人公の岡部翔太と宇宙人のイチカの恋愛模様は、見ている人の胸をキュンとさせます。また、美しい背景や動きのある作画も魅力的で、夏の風景や水着姿が目に映ります。音楽も素晴らしく、オープニングやエンディングはもちろん、挿入歌やBGMも印象的です。このアニメは、夏の恋を思い出したい人や、青春時代を楽しみたい人におすすめです。
作品紹介:おおきく振りかぶって
- 放送期間
2007年4月~9月(第1期)
2010年4月~6月(第2期) - 公式サイト
https://www.tbs.co.jp/anime/oofuri/1st/ - 制作会社
A-1 Pictures
〇出演声優
- 三橋 廉 (cv.代永 翼)
- 阿部隆也 (cv.中村悠一)
- 花井 梓 (cv.谷山紀章)
- 田島悠一郎 (cv.下野 紘)
- 百枝まりあ (cv.早水リサ)
〇あらすじ
「俺なんか…」と、すぐメソメソと泣くピッチャー・三橋廉。
彼は中学時代、経営者の孫と言う事で”ひいき”でエースになっていた上に、マウンドを3年間ゆずらなかった事でチームメイトに嫌われ、悲しい中学時代を過ごしていた。
自分のせいで野球部は負け続け、みんなも野球を楽しめなかった。その罪悪感から、彼は完全に自信を失い、人間不信に陥っていく。中学卒業後、エスカレーター式の三星学園を出、野球をやめる覚悟で西浦高校へ入学する。
別の学校では、実力のない自分はもうピッチャーにはなれないだろうと思いながらも、その足はまっすぐに野球部グラウンドへ向いてしまうのだった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
高校野球を題材にしたひぐちアサの漫画を原作とする作品です。2007年と2010年に2期に分けて放送されました。主人公は中学時代にチームメイトから嫌われた経験を持つ弱気な投手・三橋廉で、新設された西浦高校の野球部に入部して、キャッチャーの阿部隆也や他の仲間たちと共に甲子園を目指します。私の感想としては、このアニメは野球の技術や戦術だけでなく、登場人物の心理描写や成長過程にも丁寧に焦点を当てているところが素晴らしいと思います。三橋の自信や信頼を取り戻す姿や、阿部の頭脳派なリードやデータ収集、田島の天才的な野球センスや花井のリーダーシップなど、個性豊かなキャラクターが魅力的です。また、対戦相手のチームや選手もそれぞれに背景や思いがあり、一方的に悪者にされることがありません。
作品紹介:ソルティレイ
- 放送期間
2005年10月~2006年3月 - 公式サイト
http://www.solty.net/index.html - 制作会社
GONZO×AIC
〇出演声優
- ソルティ・レヴァント (cv.斎藤桃子)
- ロイ・レヴァント (cv.中田譲治)
- ローズ・アンダーソン (cv.浅野真澄)
- ミランダ・マーベリック (cv.大原さやか)
- カーシャ・マーベリック (cv.桑谷夏子)
〇あらすじ
12年前、ブラストフォールと呼ばれる原因不明の大災厄が発生した。これにより、多くの人々が一瞬にして亡くなった。その災厄以来行方不明になった娘を探し続ける賞金稼ぎの男ロイは、ある日、突然空から落ちてきた機械の少女と出会う。 災厄以降、心を閉ざしていたロイだったが、不本意ながらも少女と同居することになり、それを機にロイは少しずつ心を開いていく。 未登録市民のために盗みを働く義賊のローズや、ハンターズオフィスの所長ミランダとその娘カーシャ、リゼンブルマニアのユート、さらにこの都市の大企業であるR.U.Cを巻き込んで物語は少女と出会ったその日から、今までの生活は大きく揺れる。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
人とアンドロイドが共存する世界で、徐々に打ち解けていく主人公とアンドロイドの少女に泣けました。主人公は娘をなくしており、少女にその面影を感じつつも最初は苛立ちを隠せないでいたが、徐々に打ち解けていくことで、死んでしまった娘さんとの思いでを悪いものではなく、いい思い出として認識出来るようになっていきます。人とアンドロイド、本質的に違う二つの生命ですが、段々と同じ価値観で生きていくことが出来るようになるが・・・怒涛の展開で迎えるラストは、悲しい終わりかな・・・と思わせつつも、きちんとハッピーエンドで終わってくれて満足でした。
作品紹介:ARIA
- 放送期間
2005年10月~12月(第1期)
2006年4月~9月(第2期)
2008年1月~3月(第3期) - 公式サイト
https://ariacompany.net/ - 制作会社
ハルフィルムメーカー
〇出演声優
- 藍華・S・グランチェスタ (cv.斎藤千和)
- 晃・E・フェラーリ (cv.皆川純子)
- あずさ・B・マクラーレン (cv.中原麻衣)
- 水無灯里 (cv.葉月絵理乃)
- アリシア・フローレンス (cv.大原さやか)
〇あらすじ
長い冬を迎えたネオ・ヴェネツィア。
寒空の下、合同練習をしていたアイ、あずさ、アーニャの3人は、いつもと様子が違う晃の後をつけたのをきっかけに水先案内人ミュージアムを訪れることになりました。
出迎えた館長の明日香は、姫屋の伝説的なウンディーネとして知られる晃の大先輩。
二人は姫屋の創業時から大切に乗り継がれてきた1艘のゴンドラの継承者でもあるのですが、晃の話によると、次の乗り手として期待される藍華にはその気がないというのです。
納得がいかないあずさは、どうしてなのか理由を探ろうとするのですが……。
公式サイトより
〇感想・レビュー
天野梢先生の作品で人の優しさやふとした日常の素敵さを描いた作品です。普通の生活の中にある、『ちょっとした事』の素晴らしさや、いつもそばにいる人の大切さ、そういったことに気が付かせてくれる作品です。普通に生活していたら見落としてしまうような、そんな大切なことを再度認識させてくれる作品で、私の人生そのものです。主人公も日々成長しており、主人公と一緒にネオヴェネチアでの生活を追体験できるかと思います。3期+OVA複数あるため、長く見続けられるのもポイントです。誰が何と言おうが、日本アニメの中で一番『優しい』作品であると思っています。
作品紹介:スタミュ
- 放送期間
2015年10月~12月(第1期)
2017年4月~6月(第2期)
2019年7月~9月(第3期) - 公式サイト
https://hstar-mu.com/1/(1期公式サイト)
https://hstar-mu.com/2/(2期公式サイト)
https://hstar-mu.com/(3期公式サイト) - 制作会社
C-Station
〇出演声優
- 星谷悠太 (cv.花江夏樹)
- 那雪 透 (cv.小野賢章)
- 月皇海斗 (cv.ランズベリー・アーサー)
- 天花寺 翔 (cv.細谷佳正)
- 空閑 愁 (cv.前野智昭)
〇あらすじ
「夢を諦める方法なんて、知らないーー」
憧れの高校生を追って、音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太。学園には、全新入生の目標である花形学科『ミュージカル学科』が存在し、中でも成績トップの3年生で構成される《華桜会》なる組織が、学園の頂点に君臨していた。
ミュージカル学科に入学するためには、《華桜会》のメンバーに見初められ、直々に指導してもらえる特別枠、通称『スター枠』に入ることが最良の近道だが……。
秀でた才能はあるものの、それぞれの抱えた問題により、ミュージカル学科の候補生に残ることすら危うくなってしまった。那雪、月皇、天花寺、空閑と、素人同然の星谷。そんな5人が《華桜会》の変人にして天才・鳳の目に留まり…!?
青春ドタバタ・ミュージカルストーリー開幕!
公式サイトより
〇感想・レビュー
ミュージカルアニメなので、急に歌い出します。最初はびっくりしますが、楽曲がどれも良いしキャストの歌唱力も高いため歌パートが毎回楽しみになります。前向きな主人公を中心にコミカルにストーリーが展開していくため、楽しく見られます。笑いながら楽しく見ているうちにキャラクターのことが大好きになり、終盤は気づいたら泣いています。キラキラした夢のような楽しい世界だけでなく、夢を追うことのつらさや青春の葛藤もしかり描かれています。が、主人公の明るさや歌パートの唐突さ、シナリオの楽しさで重すぎずに見られます。疲れているときに見ると泣ける回でなくても癒されて泣けます。
作品紹介:オーバーテイク!
- 放送期間
2023年10月~12月 - 公式サイト
https://komaki-motors.com/ - 制作会社
TROYCA
〇出演声優
- 浅雛 悠 (cv.古屋亜南)
- 眞賀孝哉 (cv.小西克幸)
- 小牧錮太郎 (cv.畠中 祐)
- 春永早月 (cv.河西健吾)
- 徳丸俊軌 (cv.八代 拓)
〇あらすじ
「F4」、フォーミュラ4。「F1」を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで、上級カテゴリーに優秀な若手ドライバーを輩出しており、シリーズ発足以来、「モータースポーツの甲子園」としての役割を担う。
そのサーキットに、ひとりの男が足を踏み入れる。
眞賀孝哉。フォトグラファーとして活動しているが、現在はとある理由によってスランプの渦中にある。取材に訪れた富士スピードウェイで、高校生「F4」レーサー、浅雛悠の走りを目の当たりにする孝哉。その愚直なまでのひたむきさに、久しく感じていなかった胸の高鳴りを自身の裡に蘇らせる……。
それをきっかけとして、彼は弱小チーム「小牧モータース」と共に、悠を応援しその夢を叶えようと決意。いつしか、性格も年齢も全く異なる悠と孝哉の人生は、互いに交錯していく――。
公式サイトより
〇感想・レビュー
モータースポーツ、F4の世界で切磋琢磨する若者たちを描いた作品です。女性人気の出そうなビジュアルのキャラクターがいるかと思いきや、モータースポーツファンにしか通じないようなニッチなネタも登場するため、ターゲット層がどこなのかよく分かりませんでした。が、個人的には大好きです。モータースポーツの世界はお金がないと続けられないし、死と隣り合わせの危険な世界でもあります。そこもリアルに描かれており、そこに身を置くキャラクターたちの焦りや対抗心などもリアルに描かれていました。また、3.11を題材にした回もあり、その回が非常に丁寧に作られていました。主人公が過去を乗り越えるようすが丁寧に描かれており、しばらく涙が止まらなくなりました。
作品紹介:色づく世界の明日から
- 放送期間
2018年10月~12月 - 公式サイト
http://www.iroduku.jp/ - 制作会社
P.A.WORKS
〇出演声優
- 月白瞳美 (cv.石原夏織)
- 月白琥珀 (cv.本渡楓)
- 葵唯翔 (cv.千葉翔也)
- 川合胡桃 (cv.東山奈央)
- 風野あさぎ (cv.市ノ瀬加那)
〇あらすじ
少女はむかし、自分に魔法をかけた。“わたしは幸せに なってはいけない”
物語の始まりは数十年後。日常の中に小さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主人公の月白瞳美は17歳。魔法使い一族の末裔。幼い頃に色覚を失い、感情の乏しい子になった。そんな瞳美の将来を憂えた大魔法使いの祖母・月白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、見知らぬ場所に現れ戸惑う瞳美の視界に鮮烈な色彩が飛び込んでくる……。
公式サイトより
〇感想・レビュー
未来の世界がテーマで主人公が魔法によって、60年前の世界に戻され青春時代を過ごします。この作品の特徴はなんといっても作画の綺麗さです。映像の綺麗さはほかのアニメに比べても群を抜いていて、かつその作画の綺麗さを幻想的な世界観を通して素晴らしい表現で表されています。13話で完結するうえに、内容も難解な内容ではなくカジュアルに楽しめると思います。アニメ初心者で、作画の美しさとアニメの幻想世界感の素晴らしさを味わいながら、ストーリーを通して感動したいという方には向いている作品だと思います。
作品紹介:僕の地球を守って
- 放送期間
1993年12月~1994年9月 - 制作会社
Production I.G
〇出演声優
- 坂口亜梨子 (cv.白鳥由里)
- 小林 輪 (cv.冬馬由美)
- 小椋迅八 (cv.森川智之)
- 錦織一成 (cv.置鮎龍太郎)
- 笠間春彦 (cv.山口勝平)
〇あらすじ
植物の気持ちがわかる不思議な能力を持つ亜梨子は高校生。意識不明となった小学生・小林輪の回復を必死に願う亜梨子の祈りにより、輪は前世の記憶を覚醒。同じ頃、亜梨子はクラスメイトから“月の夢”の話を聞く。それが“前世の記憶”として皆の運命を変える…。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
昔の作品になりますが、見ていただけたらと思います。アニメでは途中で終わってしまいますのでつづきは原作を読みたくなる作品です。前世の記憶を持つ7人の男女のお話です。最初は前世の記憶をもつので懐かしさなどで楽しく会っていた7人ですがその中で1人だけ他の6人よりも年下の男の子が巻き起こす物語です。なぜ彼だけ年が違うのか、前世の世界と現世の世界の交互の世界観がとてもうまく表現されています。前世での木蓮と紫苑(現世ではありすと輪)紫苑の過去話ラズロとキャーのお話など本当に泣けてきます。本当に見ていただきたいです。そして原作で最後まで読んでほしいです。
作品紹介:リトルバスターズ!
- 放送期間
2012年10月~2013年4月(第1期)
2013年10月~12月(第2期) - 公式サイト
http://www.litbus-anime.com/ - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 直枝理樹 (cv.堀江由衣)
- 棗 鈴 (cv.たみやすともえ)
- 棗 恭介 (cv.緑川 光)
- 井ノ原真人 (cv.神奈延年)
- 宮沢謙吾 (cv.織田優成)
〇あらすじ
あの、一番つらかった日々。ふさぎこんでいたぼくの前に4人が現れたんだ――。絶望の淵にいた少年、直枝理樹。そんな彼に手を差し伸べたのは、正義の味方「リトルバスターズ」のリーダーを名乗る棗恭介だった。それからはずっと、お祭り騒ぎのような日々。いつしか理樹の心の痛みも少しずつ癒されていった。――あれから数年。5人は同じ学校の寮で暮らし、相変わらずお祭り騒ぎの毎日は続いている。だが、恭介の就職活動が始まり、理樹は仲間たちがバラバラになることを心配していた。そんな時、いつだって何かしてくれるのが恭介だった。「野球チームを作る。チーム名は……リトルバスターズだ!」こうして始まった新たな仲間探し――リトルバスターズが青春の日々を駆け抜ける!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
リトルバスターズ!は、感動的な物語が魅力のアニメです。主人公たちが幼少期からの困難や心の痛みと向き合いながら、支え合って成長していく姿が描かれています。特に、キャラクターそれぞれの過去と現在が交錯し、彼らが互いに理解し合い、絆を深めていく過程には深い感動があります。感情の起伏が豊かで、友情や絆の重要性がリアルに表現されています。特に涙を誘うシーンが多く、感動の波が何度も押し寄せてきます。物語の温かさや人間ドラマが、視聴者の心に深く残り、強い感情を呼び起こしてくれる作品です。
作品紹介:サマーウォーズ
- 放送期間
2009年8月1日 - 公式サイト
https://s-wars.jp/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 小磯健二 (cv.神木隆之介)
- 篠原夏希 (cv.桜庭ななみ)
- 陣内 栄 (cv.富司純子)
- 池沢佳主馬 (cv.谷村美月)
- 陣内侘助 (cv.斎藤 歩)
〇あらすじ
人々は、ショッピングからゲーム、各種のコミュニケーション、そして行政手続きに至るまで、生活の多くをインターネット上の仮想世界<OZ(オズ)>で行うようになっていた。
ある夏の日、友人の佐久間とともに<OZ>の保守のアルバイトをしていた高校生・健二(けんじ)は、あこがれの先輩・夏希(なつき)から、一緒に彼女の田舎まで旅行をするという「バイト」に誘われる。
長野の夏希の実家・陣内家(じんのうちけ)は、戦国時代から続く名家で、曾祖母の栄(さかえ)ばあちゃんを筆頭に個性豊かな面々がそろったエネルギッシュな大家族。バイトの内容は、この家族たちの前で夏希のフィアンセ役を演じるというものだった。
その夜、健二の携帯電話に数百の数字が羅列した暗号らしきメールが届く。数学が得意な健二は、徹夜で解答を導き出した。
翌朝、<OZ>のセキュリティが何者かに破られ、現実とOZ、2つの世界が大混乱に陥る。健二は一時、その犯人と疑われるが、真相は、「ラブマシーン」というインターネット上の人工知能が巻き起こしたことだとわかる。
しかもラブマシーンの元を作ったのは、陣内家の問題児・侘助(わびすけ)だったのだ。侘助は、栄に認められたいという一心で開発に取り組んだのだが、結果として「ひとさま」に大きな迷惑をかけたということで、栄や陣内家の面々から非難を浴び、姿を消す。
いったんは栄の持つ幅広い人脈によって騒ぎは収まったかに見えた。しかし栄は心臓発作で急死し、ラブマシーンの狡猾な挑戦はエスカレートしていく。健二や<OZ>の格闘ゲームのチャンピオンである佳主馬(かずま)ら男性陣が弔い合戦を挑むが、敗北。ラブマシーンは、報復として、小惑星探査機を世界中のどこかの原発に落とすと脅しをかけてきた。刻々と落下時間が迫る。
「まだ負けてない」
健二の言葉と栄の残した遺言に勇気づけられた一家に、夏希が説得して呼び戻した侘助も参加。ついに、陣内家とラブマシーンとの世界の運命をかけた戦いが始まった。
スタジオ地図より
〇感想・レビュー
サマーウォーズは、感動的な家族の絆を描いたアニメです。物語は、主人公の健二が仮想世界「OZ」で起こる危機に立ち向かいながら、夏休みを過ごしている家族とともに力を合わせるという内容です。特に、家族が力を合わせて困難に立ち向かう姿や、健二が成長していく過程は、視聴者に大きな感動を与えます。家族の温かさや協力する力に、自然と涙がこぼれるシーンが多く、心を打つストーリー展開が魅力です。一方、家族の団結を描く描写が強調されているため、ファンタジー要素のバランスが薄く感じられることもありますが、温かい人間ドラマが見どころとなっています。
作品紹介:カウボーイビバップ
- 放送期間
1998年4月~6月 - 公式サイト
https://cowboy-bebop.net/ - 制作会社
サンライズ
〇出演声優
- スパイク・スピーゲル (cv.山寺宏一)
- ジェット・ブラック (cv.石塚運昇)
- フェイ・ヴァレンタイン (cv.林原めぐみ)
- エド (cv.多田 葵)
- ビシャス (cv.若本規夫)
〇あらすじ
[位相差空間ゲート]によって短時間で惑星間を航行できるようになり宇宙時代を迎えていた未来の太陽系。賞金の掛かった犯罪者を追って宇宙を飛び回る、通称“カウボーイ”と呼ばれる賞金稼ぎが生業のスパイクとジェットは元マフィアと元警官。記憶喪失の上に莫大な借金を背負っている謎の女フェイ、野生児のような天才ハッカーのエド、人間並みの知能を持つデータ犬アインが加わって4人と1匹が惑星間航行船ビバップ号で奇妙な共同生活を送ることになる。
公式サイトより
〇感想・レビュー
カウボーイビバップは、未来の宇宙を舞台にしたハードボイルドなストーリーと深い人間ドラマが特徴です。特に感動的なエピソードは、主要キャラクターの一人である「ジェット」の過去や、各キャラクターの内面に迫るエピソードです。人生の葛藤や孤独、そして仲間との絆がテーマとなっており、感情の深い部分に触れる場面が多いです。物語の進行とともに、キャラクターたちの複雑な感情や過去が明らかになり、心に残る感動を与えます。アクションとドラマが見事に融合した作品で、視聴者の心に深い印象を残します。
作品紹介:君が望む永遠
- 放送期間
2003年10月~12月 - 公式サイト
https://muvluv.com/kiminozo/ - 制作会社
スタジオ・ファンタジア
〇出演声優
- 涼宮 遥 (cv.栗林みな実)
- 速瀬水月 (cv.石橋朋子)麻紀
- 涼宮 茜 (cv.上原ともみ)
- 平 慎二 (cv.安藤正輝)
- 穂村愛美 (cv.雨宮麻紀)
〇あらすじ
誰かを選ぶことが、必ず誰かを傷つけてしまう……主人公・鳴海孝之の成長を描いた、リアル・ラブストーリー
主人公・鳴海孝之は、白陵大付属柊学園3年生。卒業が間近に迫っても進路を決めることができず、漠然とした焦りを感じながらも日々を流されるままに生きていた。
ある日、クラスメイトであり女友達でもある速瀬水月から、親友の平 慎二とともに夏祭りに誘われ、水月の親友である涼宮 遙を紹介される。その彼女は、以前に見かけたことがあった内気な女の子だった。何かと遙を3人の輪に加えようとする水月の努力もあって、遙と好意的に接しようする孝之だったが、なぜか遙は孝之を避けようとするため、苛立ちを募らせる。
後日、学園裏の丘に呼び出された孝之は、そこで待っていた遙に、好きだと告白される。内気な彼女の勇気を振り絞った一言に抗えず、流されるまま付き合い始めてしまう。
予想通り、ギクシャクしてしまう遙との会話。しかし時が経つにつれ、次第に2人の距離も縮まっていった。そして、いつしか遙のひたむきさに打たれ、孝之も彼女を純粋に愛するようになっていった。
そんなある日……
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品は本当に泣けますね。遥という女の子が交通事故に遭ってしまい意識不明だったのですが数年後に目覚めて彼氏の孝之と再会するのですがその孝之には新たな彼女水月がいて気まずい毎日がスタートするという話なのですが、それぞれのキャラクターたちの心情を丁寧に描き出してくれているのでめちゃくちゃ感情移入できますし非常に面白いです。最終回孝之は誰を選ぶのかなど見どころ満載に進んでいくのですが、色んな葛藤などを背負いながら苦しむ孝之が本当に切なくて見ていてかなりのめり込めます。個人的に遥の健気な雰囲気がとても魅力的なのでそこに注目すると凄く泣けてきますね。
作品紹介:魔女の宅急便
- 放送期間
1989年7月 - 公式サイト
https://www.ghibli.jp/works/majo/ - 制作会社
スタジオジブリ
〇出演声優
- キキ/ウルスラ (cv.高山みなみ)
- ジジ (cv.佐久間レイ)
- コキリ (cv.信沢三恵子)
- おソノ (cv.戸田恵子)
- トンボ (cv.山口勝平)
〇あらすじ
角野栄子の同名児童文学シリーズを、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」の宮崎駿監督が映画化したスタジオジブリの長編劇場アニメーション。
魔女の母コキリと人間の父オキノのもとで天真爛漫に育った13歳の女の子キキは、古くからのしきたりに従い、魔女修行の旅に出る。黒猫のジジとともに海沿いの街コリコにたどりついたキキは、パン屋のおソノに気に入られ、彼女の家の離れに住まわせてもらいながら店の手伝いをすることに。やがて、ほうきで空を飛ぶ力を使って配達屋の仕事を始めたキキは、森の中に暮らす画学生のウルスラや友だちになった少年トンボらと交流しながら、少しずつ成長していく。
声の出演はキキ役に高山みなみ(ウルスラ役も担当)、ジジ役に佐久間レイ、おソノ役に戸田恵子、トンボ役に山口勝平。ヨーロッパをモデルとした街並みを背景に少女の成長を描き、1989年公開の邦画でナンバーワンとなる大ヒットを記録した。荒井由実(現・松任谷由実)の既存の楽曲「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」が主題歌として起用され、こちらも話題となった。
映画.comより
〇感想・レビュー
子供の頃は感動はしても泣くことはなかったのですが大人になってよく見たら本当にキキの勇姿に胸が熱くなりますね。ラストにトンボを助けるためデッキブラシで飛び立つ姿に涙があふれました。こんなにも魔女宅が感動ものだったなんて改めて痛感した思いです。一番好きな場面はキキがラストシーンでジジと頬を優しく擦り寄せるところですね。冒頭のキキよりもちょっとばかり大人の女性に見えてすごく愛おしさを感じました。エンディングテーマの「優しさに包まれたなら」の曲もいい余韻を抱かせてくれるので最高ですね。ジブリの中で魔女宅が一番好きです。
作品紹介:トイストーリー
- 放送期間
1996年3月 - 制作会社
ピクサー・アニメーション・スタジオ
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
〇出演声優
- アンディ (cv.市村 浩佑)
- ウッディ (cv.唐沢 寿明)
- シド (cv.堀 裕晶)
- スリンキー (cv.永井 一郎)
- バズ (cv.所 ジョージ)
〇あらすじ
人間に見られていない時、おもちゃ達は自由に話したり動いたりして生きている、そんな世界での物語。少年アンディはおもちゃで遊ぶのが大好きで、その中でもカウボーイ人形のウッディが大のお気に入り。そんなある日、アンディの誕生日に最新のおもちゃ「バズ・ライトイヤー」がプレゼントされ、その最新ギミック満載のおもちゃにアンディは虜になり、ウッディの立場が危うくなる。また、バズは自分が宇宙を守るスターコマンドのスペースレンジャーであると完全に信じているため、トラブルを巻き起こし、ウッディとバズの仲は険悪に。そんな中、ついに大きな問題が発生。はたしてウッディとバズはこの困難を乗り越え、友情を育むことができるのか!?
でいずプラス情報局より
〇感想・レビュー
トイストーリーの第1作目なのですが本当にシナリオがよくできています。ウッディとバスの成長物語でもあるのですがピンチになってそれを打開するウッディとバズの姿に胸がときめきますね。最初は喧嘩ばかりだった2人が力を合わせてアンディの後を追いかける姿にすごく感動しましたね。ちゃんと冒頭のセリフを回収してくれる展開がラストに用意されていたりと全てのピースがばっちりハマる展開になっているので誰にでもお勧めしたいです。「無限の彼方へ、さあ行くぞ」と言うバズのセリフをウッディが言っている姿にすごく感動できること間違いなしです。
作品紹介:こわれかけのオルゴール
- 放送期間
2010年9月11日 - 公式サイト
https://www.at-x.com/program/detail/3252 - 制作会社
アクタス
〇出演声優
- ケイイチロウ (cv.柿原徹也)
- ふらわー (cv.浅野真澄)
- シュンペイ (cv.浅沼晋太郎)
- 法子 (cv.中尾衣里)
〇あらすじ
時は近未来
アンドロイド(ペアレンツ)が開発され、各上流家庭に置かれる中、夢を失った少年、ケイイチロウは偶然置き捨てられたペアレンツ「ふらわー」と出会う。
ケイイチロウはふらわーを家に連れて帰り、面倒を見ることになるのだが・・・。夢を失った青年、ケイイチロウはふらわーと共に歩み、自分を取り戻せるのだろうか、ふらわーはケイイチロウに何を与えてくれるのか・・・。
一夏の、淡く、切ない物語が、今始まる・・・。
公式サイトより
〇感想・レビュー
『こわれかけのオルゴール』の泣ける部分は、主人公の内面的な葛藤と過去の思い出が交錯する場面です。物語は、オルゴールを通じて過去の愛や喪失を語り、聴く者に深い感情を呼び起こします。主人公が愛する人との別れを思い出し、その影響で感じる孤独感や切なさは、非常に共感を呼ぶ要素です。特に、オルゴールの音色が流れる中で、彼が抱える苦しみや後悔が描かれる瞬間は、心に響きます。過去の思い出に縛られつつも、前に進もうとする姿勢は、観る人に希望と絶望が交錯する感情を強く感じさせます。愛する人との記憶を大切にしながらも、それが彼の心を傷つけるという矛盾した感情が、物語に深みを与えています。
作品紹介:サマータイムレンダ
- 放送期間
2022年4月~9月 - 公式サイト
https://summertime-anime.com/ - 制作会社
OLM TEAM KOJIMA
〇出演声優
- 網代慎平 (cv.花江夏樹)
- 小舟 潮 (cv.永瀬アンナ)
- 小舟 澪 (cv.白砂沙帆)
- 南方ひづる (cv.日笠陽子)
- 根津銀次郎 (cv.浦山 迅)
〇あらすじ
「潮が死んだーー。」
幼馴染・小舟潮の訃報を聞いた網代慎平は、2年ぶりに故郷である和歌山市・日都ヶ島に帰ってきた。
家族や友人との再会。滞りなく行われていく葬儀。しかし、親友・菱形窓は「潮の死には不審な点があり、他殺の可能性がある」と慎平に告げる。
翌日、近隣の一家が突如として全員消えてしまう事件が発生。時を同じくして、慎平はある不吉な噂を耳にする。
「自分にそっくりな”影”を見た者は死ぬ。影に殺されるー!」
さらに、潮の妹・澪が「お姉ちゃんが亡くなる3日前に影を見た」と言いだして……!?
紀淡海峡に浮かぶ夏の小さな離島で、時をかけるSFサスペンスが、今幕を開けるーー!
公式サイトより
〇感想・レビュー
『サマータイムレンダ』の泣けるところは、キャラクター同士の絆や喪失感が強く描かれている点です。特に、主人公が大切な人を守ろうと奮闘する姿勢や、仲間たちとの心のつながりが印象的です。彼らが抱える過去や感情が深く掘り下げられており、その中での苦悩や希望が共感を呼びます。特に、思い出や約束が物語の中で重要なテーマとなっており、そこから生まれる感情の揺れ動きが感動的です。キャラクターが直面する試練や選択が、彼らの成長や変化に繋がっていく過程も心に響きます。こうした要素が、作品全体に深い感動を与えています。
作品紹介:無職転生
- 放送期間
2021年1月~3月(第1期第1クール)
2021年10月~12月(第1期第2クール)
2023年7月~9月(第2期第1クール)
2024年4月~7月(第2期第2クール) - 公式サイト
https://mushokutensei.jp/ - 制作会社
スタジオバインド
〇出演声優
- ルーデウス・グレイラット (cv.内山夕実)
- 前世の男 (cv.杉田智和)
- ロキシー・ミグルディア (cv.小原好美)
- エリス・ボレアス・グレイラット (cv.加隈亜衣)
- シルフィエット (cv.茅野愛衣)
〇あらすじ
「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓うー!ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼馴染、凶暴ツンデレお嬢様、そのほかの様々な人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。新しい人生が動き出す!「人生やり直し」ファンタジー、開幕!
公式サイトより
〇感想・レビュー
『無職転生』の泣けるところは、主人公ルーデウスの成長と人間関係の描写にあります。彼が過去のトラウマを克服し、新たな家族や友人との絆を築く様子は感動的です。特に、愛する人との別れや、家族の絆が試される場面では深い感情が表現されています。ルーデウスが他者のために尽力し、仲間たちとの思い出を大切にすることで彼自身も成長していく姿が印象的です。また、彼の周囲のキャラクターたちの物語も絡み合い、共に苦しみ、喜びを分かち合うことで、絆の大切さが際立ちます。こうしたエピソードが、自己の変化や人とのつながりを強調し、視聴者に深い感動を与えます。
34歳のニートで、無職の男が家を追い出されてしまい、その後トラックにひかれてしまう。どうしようもない人生を終えた彼は、異世界へと転生してしまう。ルーデウス・グレイラットという新しい人生を手に入れ今度こそ後悔がないように生きると決めた彼の人生のお話です。後悔しないように多大なる努力をしますが、時には理不尽にもてあそばれ苦悩してしまう事もありますが、時には喜ばしい出来事を受け喜び合う。まさに人生と呼ぶべき作品です。別れの悲しさもありますが、出会いの喜びもあり、両方の意味での泣ける素晴らしい最高のおすすめのアニメとなります。
作品紹介:うしろの正面だあれ
- 放送期間
1991年3月 - 映画サイト
https://www.jicl.jp/articles/cinema_20230508.html - 制作会社
虫プロダクション
〇出演声優
- 中根かよ子 (cv.三輪勝恵)
- 中根音吉 (cv.若本規夫)
- 中根よし (cv.池田昌子)
- 中根忠吉 (cv.海老名泰孝)
〇あらすじ
時は昭和15年。東京市本所区竪川町3丁目(現・東京都墨田区立川3丁目)に暮らす少女かよ子は、両親と祖母、3人の兄と平和な生活を送っていた。しかし日本が戦争に突入すると、かよ子は疎開のため、家族や友達と離れることになる。
やがて戦争は激しさを増し、彼女の生活する地も次第に戦禍の影響へと侵されていく。
Wikipediaより
〇感想・レビュー
海老名香葉子さんの実体験をもとに描かれた児童書を劇場アニメ化した作品で、第二次世界大戦によって家族から引き離されてしまった8歳の少女・かよちゃんの物語。昭和15年、東京の下町に祖母と両親、4人の兄弟と共に暮らすかよちゃんは明るく愛嬌のある女の子です。家族の愛情を受けながら平和に暮らすかよちゃんの日常は戦争によって壊されてしまいます…。戦前の日常描写が温かみに溢れていて、その後の凄惨さが際立ちます。特に東京大空襲の夜、かよちゃんが空に向かって家族の無事を願うシーンは涙なしには見れません。また、声優さんの演技が素晴らしく、母親役で池田昌子さんを超える声優さんは私のなかでは生涯現れないと思います。
作品紹介:東京マグニチュード8.0
- 放送期間
2009年7月~9月 - 公式サイト
https://tokyo-m8.com/index.shtml - 制作会社
ボンズ×キネマシトラス
〇出演声優
- 小野沢未来 (cv.花村怜美)
- 小野沢悠貴 (cv.小林由美子)
- 日下部真理 (cv.甲斐田裕子)
〇あらすじ
夏休みに入ったばかりのお台場。中学1年生の未来は、弟の悠貴に付き合わされロボット展を見に来ていた。はしゃぐ弟を横目に、反抗期真っ盛りの未来は退屈そうにケータイをいじっている。「毎日毎日ヤなことばっかり・・・。いっそのこと、こんな世界、壊れちゃえばいいのに」そう思った瞬間、突然地面が激しく揺れた。東京を襲った、マグニチュード8.0の海溝型大地震。連絡橋は崩れ落ち、東京タワーは倒壊―。一瞬にしてすべてが変わった東京。未来は悠貴の手をひき、お台場で出会ったバイク便ライダー・真理の力を借りながら世田谷にある自宅へ向かう。果たして3人は無事に家に帰ることができるのか―。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
中学生の小野沢未来と小学生の弟・悠貴は夏休み初日、悠貴の要望でお台場のロボット展を訪れていた。喜ぶ悠貴とは対照的に、お守りを任され苛立つ未来。そんな中、突然東京が大地震に見舞われ、運良く生き延びた2人はシングルマザー・日下部真理に付き添われ、家路に付きます。姉の未来は良くも悪くも等身大の女の子。思春期らしく、あらゆる物事に対して常に不満を募らせています。災害に遭い、幼い弟を抱えながら危険な道を進む不安は想像するに容易いですが、悠貴を冷たくあしらう未来を初めは好きになれませんでした。そんな彼女が道中様々な出来事を通じて成長していく姿は見ていて感慨深いです。ひたむきな2人の姉弟…結末はなんとなく想像できるものの、ハッピーエンドを願わずにはいられません。
作品紹介:ぼくらの
- 放送期間
2007年4月~9月 - 公式サイト
https://www.gonzo.co.jp/archives/bokurano/index01.html - 制作会社
GONZO
〇出演声優
- ウシロ(宇白順) (cv.皆川純子)
- カナ(宇白可奈) (cv.阿澄佳奈)
- カンジ(吉川寛治) (cv.野島健児)
- マチ(町洋子) (cv.三瓶由布子)
- アンコ(往住愛子) (cv.牧野由依)
〇あらすじ
「終焉」アニメ版で迎えるもうひとつの結末。
夏休み――自然学校にやってきた15人の少年少女。そこで、小学生の宇白可奈を除く14人の中学1年生は、ココペリと名乗る謎の人物と突然、契約を結ぶ。
その契約は戦いに負けたり、勝負がつかず48時間経過すると、地球は破壊され、全人類のみならず地上の全生物が死滅する。操縦者は、事前に契約した者の中から選ばれた1名がなる。操縦は一人で行い、勝手に変更する事は許されない。ロボットは人の生命力で動く。一戦闘する代わりに、操縦者の命を奪う。
世界の滅亡か ぼくらの死か。
公式サイトより
〇感想・レビュー
普通の中学生たち15人が自然学校に来ていた。そこでココペリという謎の男に出会うところから物語が始まります。大まかなところですが、自分たちが住んでる地球を守るために大きなロボットに乗り迫りくる敵を倒していきます。敵と対戦して敗北した場合その時 のパイロットは死んでしまいます。一人ずつが順にロボットのパイロットとして選出されるのですが、選出されたものは対戦前夜に呪い?〈模様〉みたいなものがあらわれ、そこで自分が選出されたことを知ります。この話の泣きポイントはそこだと思っています。すべてを覚悟して無口ながら最後まで戦いぬく子もいれば、戦う直前まで死にたくなくて泣いて現実を受け入れることができない子もいます。中には恋愛関係にいる2人もいてそこのやり取りは当時の好きな人もいたので感情移入してすごく泣いてしまいました。
作品紹介:坂道のアポロン
- 放送期間
2012年4月~6月 - 公式サイト
https://www.noitamina-apollon.com/ - 制作会社
MAPPA×手塚プロダクション
〇出演声優
- 西見 薫 (cv.木村良平)
- 川渕千太郎 (cv.細谷佳正)
- 迎 律子 (cv.南里侑香)
- 深堀百合香 (cv.遠藤 綾)
- 桂木淳一 (cv.諏訪部順一)
〇あらすじ
1966年初夏。
高校一年生の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀からひとり、親戚のいる九州へ引っ越してきた。 それまで優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きのワル”と恐れられる破天荒なクラスメイト・川渕千太郎との出会いが彼を変えていく。
千太郎を通じて知ったジャズの魅力、そして初めての「友達」と呼べる存在。仲間と奏でる音楽がこんなにも楽しいなんて!
千太郎の幼なじみで心優しいレコード屋の娘・律子、ミステリアスな上級生・百合香、憧れの兄貴分、淳兄…。アメリカの文化漂う海辺の街を舞台に、友情・恋心・音楽がまぶしく交錯する青春群像劇!
公式サイトより
〇感想・レビュー
神経質で友達が少ないタイプの西見薫、バンカラ気質の千太郎がメインの登場人物。自分は性格が薫に似ていると感じていましたので、教室でのなじめず、お気に入りの場所が屋上でというのはすごく共感して見入っていきました。そして屋上にいるときに千太郎がふとやってくるところから物語は始まります。その二人は正反対の性格をしておりうまくいかないところもあるのですが、薫がピアノ、千太郎がドラムでセッションをする。話をしてなくても音楽で熱い気持ちをぶつけ合うことによって分かり合っていく二人。特に薫が心をひらいていくところに感動していました。
作品紹介:千と千尋の神隠し
- 放送期間
2001年7月20日 - 公式サイト
https://www.ghibli.jp/works/chihiro/ - 制作会社
スタジオジブリ
〇出演声優
- 荻野千尋 / 千(せん) (cv.柊 瑠美)
- ハク / ニギハヤミコハクヌシ (cv.入野自由)
- 湯婆婆 (cv.夏木マリ)
- 坊 / 坊ネズミ (cv.神木隆之介)
- 釜爺 (cv.菅原文太)
〇あらすじ
10歳の女の子、千尋は、無愛想でちょっとだるそうな、典型的な現代っ子。 両親とともに車で引っ越し先の家へと向かう途中に、いつの間にか迷い込んだ「不思議の町」。町の屋台にあった料理を勝手に食べた両親は、豚に姿をかえられてしまう。ひとりぼっちになってしまった千尋は、「千尋」という名を奪われ「千」と呼ばれながら、生き残るためにその町を支配する強欲な魔女・湯婆婆の下で働き始める。湯屋とは、この日本に棲むいろんな神様やお化けが疲れと傷を癒しに通うお風呂屋さんのこと。そこで、千尋は怪しい神様やお化けに交じって生まれて初めて懸命に働く。ハクや河の神などと出会い、様々な経験とふれあいを重ねるうちに、千尋は徐々に成長していく。何重にも守られて育つ現代の子どもたちが、突然ひとりぼっちになったら?はたして千尋は元の世界に帰れるのか・・・?
animate Timesより
〇感想・レビュー
言わずと知れた名作ですが、最初は子供っぽく頼りなさげな千尋が好きな人のために頑張って成長していく過程はすごく感動しました。感動ポイントはたくさんあるのですが、最初は千尋が好きな人に助けてもらうのですが、最後には千尋が反対に救い出しているシーンが感動です。またところどころ人(人であったり神様も)のやさしさが散りばめてあるアニメだと感じました。でもそれは千尋が目標に向かって頑張っていてそういう人がみんな応援したくなるんだと感じさせられました。世の中に辟易していましたがもう少し頑張ってみようと思えました。
作品紹介:進撃の巨人
- 放送期間
2013年4月~9月(第1期)
2017年4月~6月(第2期)
2018年7月~10月(第3期 Part.1)
2019年4月~7月(第3期 Part.2)
2020年12月~2021年3月(第4期 Part.1)
2022年1月~4月(第4期 Part.2)
2023年3月4日(第4期 完結編(前編))
2023年11月5日(第4期 完結編(後編)) - 公式サイト
https://shingeki.tv/season1/(1期公式サイト)
https://shingeki.tv/season2/(2期公式サイト)
https://shingeki.tv/season3/(3期公式サイト)
https://shingeki.tv/final/(The Final Season公式サイト) - 制作会社
WIT STUDIO(第1期~第3期)
MAPPA(第4期)
〇出演声優
- エレン・イェーガー (cv.梶 裕貴)
- ミカサ・アッカーマン (cv.石川由依)
- アルミン・アルレルト (cv.井上麻里奈)
- ジャン・キルシュタイン (cv.谷山紀章)
- リヴァイ・アッカーマン (cv.神谷浩史)
〇あらすじ
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた…。
まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。
だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
エレン・ミカサ・アルミンの3人が巨人という恐怖、別の国との戦争、この世界で驚異的なのは巨人ではなく人間だということを知りつつ友情をはぐくみ前に進む作品です。実際の僕たちの世界でも、戦争・動物殺処分・環境破壊など、この世界で害虫と呼ばれる物や危険生物というものがありますが、一番悪魔のような生物は人間だと思い描かれるような作品でした。エレンは何をしたかったか、この世界は残酷だということを思いさらされるような作品です。僕が初めて中学生の時にハマったアニメで2年ほど前に完結しました。この世界から巨人を消せても、何十年後かには町作りが行われ、争いの種が出てきて戦争に発展していくこの世界は、悲しい世界でこの作品への熱意がすごくあります。
巨人と人類が戦う世界で巨人に母親を食べられてしまった主人公・エレンが訓練仲間と共に成長し、やがて待ち受ける運命に巻き込まれていくストーリーなのですが、彼の選択により起こった事象の辛さに共感してしまい何度も泣いてしまいました。さらに声優さんの演技も鬼気迫るものがあり、まるで自分がその場で本当に語りかけられているかのような臨場感があります。深夜に放映されたラストシーンをリアルタイムで視聴していたのですが、そのあまりの辛さにしばらく号泣してしまい、その後寝ることができなくなるほどでした。
作品紹介:ドラゴンボール
- 放送期間
1986年2月~1989年4月 - 公式サイト
https://dragonballdaima.com/ - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- 孫悟空 (cv.野沢雅子)
- ブルマ (cv.鶴ひろみ)
- ヤムチャ (cv.古谷徹)
- ウーロン (cv.龍田直樹)
- プーアル (cv.渡辺菜生子)
〇あらすじ
山奥で一人で暮らしていた少年・孫悟空の前に、ブルマという女の子が現れた。ブルマは七つ揃えればどんな願いでも叶うというドラゴンボールを探して、世界中を旅していたのだ。今は亡きじいちゃんの遺した不思議な宝珠、それこそがドラゴンボールだったことから、二人の冒険の旅が始まった! 武天老師こと亀仙人、牛魔王と娘のチチ、変身が得意なウーロン、砂漠の盗賊ヤムチャとプーアル…様々な出会いと冒険を繰り返しながら、悟空はドラゴンボールを集めてゆく。ドラゴンボールの力を使って世界征服を企むピラフ一味の野望も、ウーロンの機転(?)によって阻止された。石になって再び世界中に散らばっていったドラゴンボールが、力を取り戻すのは一年後。悟空は今よりもっと強くなるため、小坊主のクリリンと共に、亀仙人のもとで修行に励むことになる。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
悟空や様々なキャラクターが描かれて、様々な世界線がある中ストーリーはしっかり面白く子供の頃から見ていた作品です。映画も全部見ましたがブロリーとの戦いが一番好きです。魔人ブウ編では悟空はなくなっていて天国に帰らないとダメになります。家族や仲間との別れ、そこがすごく悲しかったです。またドラゴンボールを使えば生き返る可能性があるけど、もう悟空は戻って来れないということですごく悲しくなった記憶があります。最近鳥山明さんが亡くなり、すごく悲しくてそこから全話見返しました。すごくいい作品をありがとうございました。
作品紹介:推しの子
- 放送期間
2023年4月~6月(第1期)
2024年7月(第2期) - 公式サイト
https://ichigoproduction.com/ - 制作会社
動画工房
〇出演声優
- アクア (cv.大塚剛央)
- ルビー (cv.伊駒ゆりえ)
- アイ (cv.高橋李依)
- 有馬かな (cv.潘めぐみ)
- 黒川あかね (cv.石見舞菜香)
〇あらすじ
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。ある日”推し”のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。彼女はある禁断の秘密を抱えており…。そんな二人の”最悪”の出会いから、運命が動き出していく―。
YouTubeより
〇感想・レビュー
今やってるアニメで映画を見に行った時に、そんな展開があるの?というようなアニメでした。アイドル系の楽しそうなアニメかと思い、友達と見に行くとまさかの展開で推しの子ってそういうこと!?と思いました。人気アイドル星野愛は双子を妊娠していて劇中はキラキラしていたのですが、ストーカーに包丁でさされて亡くなってしまいました。そこから星野愛の双子の子供でアクアの復讐人生が始まる展開でした。エンドロール終わりにアクアとルビーをだく星野愛。「幸せになろうね」にすごく泣けました。
作品紹介:僕のヒーローアカデミア
- 放送期間
2016年4月~6月(第1期)
2017年4月~9月(第2期)
2018年4月~9月(第3期)
2019年10月~2020年4月(第4期)
2021年3月~9月(第5期)
2022年10月~2023年3月(第6期)
2024年5月~(第7期) - 公式サイト
https://heroaca.com/ - 制作会社
ボンズ
〇出演声優
- 緑谷出久 (cv.山下大輝)
- 爆豪勝己 (cv.岡本信彦)
- 麗日お茶子 (cv.佐倉綾音)
- 飯田天哉 (cv.石川界人)
- 轟 焦凍 (cv.梶 裕貴)
〇あらすじ
「架空」は、「現実」に!これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オール(OFA)を受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、“個性”で社会や人々を救ける“ヒーロー”になることを目指し、ヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと共に成長していく。
デクたちの雄英2年目の春。ヒーローたちが死柄木たち敵ヴィランの掃討作戦を決行し、まさに“全面戦争”と言える激闘が繰り広げられる。双方が大きなダメージを受け全面戦争は一旦の終結を見るが、ヒーローへの信頼は揺らぎ、社会は荒廃していく。オール・フォー・ワン(AFO)が狙うOFAの継承者としての使命感と、周囲の人間を危険に晒したくないという思いから、ひとり雄英を出て戦うデク。焦燥し疲弊していく彼に手を差し伸べたのは、1年A組のクラスメイトたちだった。ひとりじゃなく、皆で立ち向かう決意を新たにした雄英生とヒーローたち。ヒーロー殲滅のため次なる一手を狙う死柄木弔やAFOら敵ヴィラン。いよいよ“最終決戦”の時が近づく。そして、アメリカからもひとりのヒーローが飛来する…。
果たしてデクたちは、皆が笑顔になれるあの日々を取り戻すことはできるのか―。
公式サイトより
〇感想・レビュー
最初に主人公デクが、憧れのヒーローオールマイトに「君はヒーローになれる」と言ってくれた所が素晴らしかったです。お茶子が「ここが彼のヒーローアカデミでいさせてください」とみんなと前で言ったシーンも良かったです。幼馴染のかっちゃんが、今までの事を謝罪したシーンにも感動しました。体育祭が終わった後、ずっと会えていなかった母親に会いに行ったシーンも、とても印象的でした。そしてみんなが仲良くしている姿が素敵でした。デクが夢に、向かって一生懸命頑張って行く所が、良かったです。
作品紹介:宇宙よりも遠い場所
- 放送期間
2018年1月~3月 - 公式サイト
https://www.nhk.jp/p/ts/9W6P8KV8N7/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 玉木マリ (cv.水瀬いのり)
- 小淵沢報瀬 (cv.花澤香菜)
- 三宅日向 (cv.井口裕香)
- 白石結月 (cv.早見沙織)
〇あらすじ
そこは、宇宙よりも遠い場所──。
何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリ(たまき・まり)ことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬(こぶちざわ・しらせ)と出会う。高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
公式サイトより
〇感想・レビュー
南極を目指す女子高生たちを描いた青春アニメです。主人公のきまりは、学校で「南極」と呼ばれているしらせの存在を知ります。高校生が南極に行くなんて実現不可能だと言われ続けても諦めないしらせの姿に心打たれ、一緒に南極を目指し奮闘します。それぞれ接点の無かったはずの4人が、南極を目指す過程で本当の友達になっていく様子が素晴らしく、感動しました。人間関係や日々の生活に満たされていなかったはずの4人の変化に涙でした。みんなで一つのものを目指す素晴らしさや、南極探検隊の方たちの苦労も知ることができます。南極に対して知識も興味もなかったですが、この作品を見てとても身近なものとなりました。
あらすじは平凡な高校生活を生きる主人公がとある女子とのきっかけに南極へ向かう青春作品です。「南極へ行く」との目標だけ聞くと突拍子のない目標に感じるかもしれませんが、登場人物たちである女子高校生の友情や努力、苦悩が描かれているとても心暖まる作品です。コメディ要素もあるので、とても面白く飽きません。何よりも南極へ行くための準備や、それがどれだけ大変なのかをアニメを通じて知ることができます。そしてとある伏線がちりばめられており、その伏線が回収された時には感動間違いなしの作品です。
南極になんて行けるわけがないとバカにされていた4人の女子高生が、実際に南極観測隊の特別枠として、南極にまでたどり着いてしまう行動力は素晴らしいことだと思ました。南極という不可能を可能にしたことで、各々個人が抱えていた悩みや想いを乗り越えていく姿には感動しました。もちろん報瀬ちゃんがお母さんの現在を受け入れて、4人でワンワン泣く所は、私も釣られてボロボロ泣いてしまいました。個人的には日向ちゃんの、有名になった途端に寄ってくる知り合いに対しての過去や気持ち、「ざまあみろ」って言葉には、大人になってから見るとめちゃくちゃ心に響くものがありました。
作品紹介:メイドインアビス
- 放送期間
2017年7月~9月(第1期)
2022年7月~9月(第2期) - 公式サイト
http://miabyss.com/ - 制作会社
キネマシトラス
〇出演声優
- リコ (cv.富田美憂)
- レグ (cv.伊瀬茉莉也)
- ナナチ (cv.井澤詩織)
- オーゼン (cv.大原さやか)
- マルルク (cv.豊崎愛生)
〇あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇々怪々な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い・・・?
公式サイトより
〇感想・レビュー
人類最後の秘境と呼ばれる底知れぬ巨大な縦穴「アビス」。探検家たちは、命がけの危険と引き換えに未知へのロマンを求め奈落に挑み続けています。アビスの縁に作られた町で育った主人公リコは探検家の見習い。ある日、アビスの浅い階層で記憶を失った動くロボット・レグと出会います。レグはアビスの底から来たのではないかと考え、レグと共に母も居るであろうアビスの最底を目指す旅に出ます。このアビスがあまりにも残酷なシステムで、少しでも下った後に上に上ろうとすると、呪いが掛かり体が蝕まれていきます。下の階層に下って行くほど呪いは強まり、もはや上層に戻ることは不可能に近くなります。旅の途中で出会い仲間になるナナチの宝物の話は号泣必須です。ひたすらロマンを求めるリコの姿に勇気ももらえます。
かわいい絵柄と描写のグロさ・ストーリーエグさとのギャップが話題になりやすいこの作品ですが、私はさまざまなポイントで泣いてしまいます。まず、2期(烈日の黄金郷)のオープニング映像が本当に良かったです。冒頭の、アビスを上空から捉えた映像があまりに美しく、オープニングテーマとのマッチ感も相まって見るたびに泣いてしまいました。また、主人公である子供たちの純粋さ、真っ直ぐさ、「走り続けたら良い方に進める」という根拠が薄い自信のようなものを感じるたびに、幼少期の自分のメンタリティーと重ね合わせてしまい、涙が出ます。
作品紹介:BANANA FISH
- 放送期間
2018年7月~12月 - 公式サイト
https://bananafish.tv/ - 制作会社
MAPPA
〇出演声優
- アッシュ・リンクス (cv.内田雄馬)
- 奥村英二 (cv.野島健児)
- マックス・ロボ (cv.平田広明)
- ディノ・F・ゴルツィネ (cv.石塚運昇)
- ショーター・ウォン (cv.古川 慎)
〇あらすじ
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。
公式サイトより
〇感想・レビュー
舞台はニューヨーク。並外れた容姿と優れた戦闘力を持つアッシュは17歳にしてストリートギャングをまとめ上げていました。カメラマンのアシスタントとして日本からやってきた英二。アッシュの取材を通して二人は出会います。英二は、アッシュの周りで起こる事件に遭遇したことで彼の身を案じ、側で過ごすことを決めます。心にたくさんの傷を負い、誰のことも信頼できなかった孤高のアッシュが、徐々に英二に心を開いていく様が本当に心温まります。英二はアッシュにとって唯一の信頼できる人間になると同時に、アッシュの弱点にもなりたくさん狙われることにもなるのでハラハラした展開も続きます。難しい話ではあるけど、諦めずに最後まで見てほしい作品です。友情を超えた愛の物語。
作品紹介:鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
- 放送期間
2023年11月 - 公式サイト
https://www.kitaro-tanjo.com/ - 制作会社
東映アニメーション
〇出演声優
- 鬼太郎の父 (cv.関 俊彦)
- 水木 (cv.木内秀信)
- 龍賀沙代 (cv.種崎敦美)
- 長田時弥 (cv.小林由美子)
- 龍賀時貞 (cv.白鳥 哲)
〇あらすじ
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男と出会い、そして二人が立ち向かった運命について…
昭和31年ー日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはー。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品単体で見れば、多くの人が泣けるようなポイントは少ない作品と言えるかもしれません。しかし、前知識として「墓場鬼太郎」の1話を視聴しておくと、ED映像に感動して泣いてしまいます。墓場鬼太郎を視聴した上でゲ謎を見ると、「鬼太郎」にとっての大きな分岐点がどこにあるのかが分かります。また、もし前もって墓場鬼太郎を見ていなかったとしても、私は鬼太郎父が「友よ」と言うシーンでは変わらない感動を覚えていたと思います。異種間の愛や友情、終戦前後の閉鎖的でじめじめとしたホラー感、そういった要素が好きな方にはきっと刺さる作品です。
作品紹介:ハズビン・ホテル
- 放送期間
2024年1月 - 制作会社
スタジオA24
〇出演声優
- チャーリー・モーニングスター (cv.清水理沙)
- ヴァギー (cv.種市桃子)
- エンジェル・ダスト (cv.平野潤也)
- ハスク (cv.平林剛)
- ニフティ (cv.松嶌杏実)
〇あらすじ
地獄の過剰人口を平和的に減らすべく、悪魔を更生させるという一見不可能な目標に向かって奮闘する地獄の王女チャーリーの姿を描いた大人向けアニメーション・ミュージカル・シリーズ。天国による年に一度の駆除の後、彼女はハズビン・ホテルをオープンする。救済可能であると証明された常連客が“チェックアウト”してくれることを期待して…。
amazonより
公式サイトより
〇感想・レビュー
ハズビン・ホテルは、一見するとキャッチーなキャラクター性重視の作品に見えますが、実はストーリーも非常に魅力的です。底抜けに明るくて前向きなヒロインが、逆境の中みんなのために救いの道を探し求めます。プリンセスものの王道を行くようなシンプルなストーリーが主軸で、だからこそストレートに胸に刺さります。中でも、最終話で描かれる天国サイドとの最終決戦は、作品全体を通して培ってきた仲間たちとの関係性が非常に活かされており、特に序盤では利己的だったあるキャラクターが自らの命を賭して敵軍に突撃するシーンなど、涙なくしては観られません。
作品紹介:グレンラガン
- 放送期間
2007年4月~9月 - 公式サイト
https://www.gurren-lagann.net/tv/ - 制作会社
GAINAX
〇出演声優
- シモン (cv.柿原徹也)
- カミナ (cv.小西克幸)
- ヨーコ (cv.井上麻里奈)
- リーロン (cv.小野坂昌也)
- ヴィラル (cv.檜山修之)
〇あらすじ
遥かな未来。
人々は地中に穴を掘って家を造り家畜を飼い、時折起きる地震と落盤に怯えながら何百年も息を潜めるように暮らしてきた。
そんな村の一つ・ジーハ。
村を広げるための穴掘りをしていた少年・シモンは、ある日、掘り進んだ先で偶然、不思議に光る小さなドリルを見つける。そして、シモンの兄貴分である青年・カミナ。彼は、村の上には「地上」があることを信じ、グレン団というチンピラグループを率いて天井を突き破って外へ出ようと目論んでいた。そんなある日、地震と共に村の天井が崩れ巨大なロボットが落ちてくる!
カミナは確信する「やっぱり地上はあった!」そして、無謀にも村で暴れるロボットに立ち向かおうとする。その時、更に地上から何かがやって来た。それは、巨大なライフルを持った少女・ヨーコだった。彼女は、ロボットを地上から追って来たのだ。しかし、ライフルの威力では、倒すどころか足止めをするのが精一杯。そんなピンチの中、シモンは、以前、地中から掘り出したモノをカミナとヨーコに見せる。
それは、顔だけの謎のロボットだった…。
公式サイトより
〇感想・レビュー
戦隊モノは苦手だなーと思いながら見始めたらびっくりです。戦いも大切なシーンだけど何よりもカミナとシモンの友情物語。自信のないシモンはカミナの漢っぽさに憧れて、反対にカミナはシモンのドリルのチカラに絶対的な信頼を置いています。シモンは自分の力を信じられなくて挫折することもあるけど、その度にカミナが背中を押してくれます。最高の相棒で最高の兄弟だ!と思っていたらまさかのカミナの死。カミナがいないと自分には何もできないと思っているシモンが、周りの力そして自分の大切な人を守るために真の漢になり、「兄貴ならこうする」「兄貴が信じた俺ならこうする」といなくなってもなお男の友情に熱く燃えるシモンを見てとても泣けます。
作品紹介:火垂るの墓
- 放送期間
1988年4月16日 - 公式サイト
https://www.ghibli.jp/works/hotarunohaka/ - 制作会社
スタジオジブリ
〇出演声優
- 清太 (cv.辰巳努)
- 節子 (cv.白石綾乃)
- 母 (cv.志乃原良子)
〇あらすじ
直木賞を受賞した野坂昭如の短編小説をスタジオジブリの高畑勲監督が映画化し、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命を描いた名作アニメーション。昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹は、空襲によって家を焼け出され、母も亡くしてしまう。2人は遠縁の親戚の家に身を寄せるが、次第に邪魔者扱いされるようになり、ついに耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出す。防空壕に住み着いた彼らは、2人きりの貧しくも楽しい生活を送り始めるが……。
映画.comより
〇感想・レビュー
原作者の野坂昭如さんの子供の頃に、テレビで見たイメージの癖があり、とても話の面白いおじさんで、この作品のような大変切ない作品を描いているとは全く想像がつきませんでした。しかも野坂さん自身の実体験を元に描かれているので、これほどにまでしんどい子供時代を過ごしていたとはと余計に胸が詰まるような思いでした。戦争の悲惨さを描いた映像作品は数多く見てきましたが、これほどまで切なく心に沁みて泣けてきた作品はありませんでした。戦争の悲惨さを伝える作品として、永遠に語り継がれて欲しいとまで思える作品です。
作品紹介:この音とまれ!
- 放送期間
2019年4月~6月(第1期)
2019年10月~12月(第2期) - 公式サイト
http://konooto-anime.jp/ - 制作会社
プラチナビジョン
〇出演声優
- 久遠 愛 (cv.内田雄馬)
- 倉田武蔵 (cv.榎木淳弥)
- 鳳月さとわ (cv.種﨑敦美)
- 高岡哲生 (cv.細谷佳正)
- 足立実康 (cv.石谷春貴)
〇あらすじ
廃部寸前の時瀬高校箏曲部。一人になってしまった部長のもとを訪れたのは不良少年とその友達、そして箏の天才少女だった。それぞれの箏の音が紡ぐ青春学園物語―累計300万部突破の大注目コミックスが待望のTVアニメ化!
公式サイトより
〇感想・レビュー
悲しいとか切ないとと言う意味ではなく、感激とか感動と言ったポジティブな意味での泣ける作品として心に残っています。先輩達が卒業して一人で一から新たな筝曲部をスタートさせて、人が集まらなければ廃部の危機があったり、集まったら集まったであまりにも個性的で癖が強い部員達で何度も何度もぶつかり合いでした。こんな状態で、本当に箏がまともに演奏できるようになるのか?と大いに疑問を持つことばかりでした。ですが、最後の最後にこれほどにまで美しい箏の音色を聞かせて貰えるようになるとは…。とあまりにもの美しさに、無意識のうちにぽろぽろと涙が流れてきました。
箏のアニメという舞台に、最初は特に惹かれなかったのですが、とにかく登場人物が魅力的です。箏にかける思いが、まるでスポーツ漫画かと思うくらい丁寧に描かれています。それぞれの登場人物の育ちだったり、箏を始めたきっかけだったりが丁寧に描かれていて、なおかつ絵柄の繊細さも相まってとても魅力的なアニメだと思います。特に主人公のおじいちゃんが亡くなっていたり、それがきっかけで主人公は友人や家族に誤解されていたりするので、つらい場面もありますが、それでも理解して支えてくれる仲間がいるので、懸命に箏に向き合う描写に、感動できるシーンが多いです。登場人物の親兄弟の話になると、高確率で泣けます。
作品紹介:銀河鉄道999
- 放送期間
1978年9月~1981年3月 - 公式サイト
https://lineup.toei-anim.co.jp/ja/tv/999/ - 制作会社
東映動画
〇出演声優
- 星野鉄郎 (cv.野沢雅子)
- メーテル (cv.池田昌子)
- 車掌 (cv.肝付兼太)
- ナレーター (cv.高木均)
〇あらすじ
西暦2×××年、地球の人間たちは、体を機械化させて、その寿命を数百年に延ばしていた。
しかし、母と二人暮らしの星野鉄郎は、貧しさのため、未だ生身の体のままだった。誰もが機械の体をもらえる星があり、銀河超特急999号にのればそこに行けるという。
だが、母と二人でメガロポリスステーションを目指す途中で、鉄郎の母は、生身の人間を狩るのを趣味とする機械伯爵に撃たれてしまう。
鉄郎は、たった一人雪原に倒れていたところを謎の美女メーテルに助けられる。彼女はまた、鉄郎に銀河鉄道の無期限定期を与え、一緒に旅をすることを約束させる。
無限の宇宙の彼方の夢と希望の星を目指して、銀河の果てしない旅が今はじまる。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この先もどれほど科学技術が発展しても、鉄道で宇宙旅行ができる時代が来るとは思えないだけに、この作品を見る事で鉄道の宇宙旅行を存分に味わう事ができました。天体に興味を持つ大きなきっかけになった作品でもありました。一方では主人公の鉄郎のこの鉄道旅行の目的が永遠に命が失われない機械の体を得るという事で、その目的はどの星でいつ達成されるのだろうか?と興味深く鑑賞をしていました。鉄道旅を共にしていた、母親でもあり姉でもあり恋人でもあるような鉄郎にはなくてはならないメーテルとの関係が、最終的にあまりにも悲しいものになってしまいました。こんなにも切ない最終回になるとは、と胸が詰まる思いで鉄郎と自分を重ね合わせてしまいました。まるで私自身が大切な人と永遠に会えなくなるような気持ちになるほどでした。
作品紹介:彼方のアストラ
- 放送期間
2019年7月~9月 - 制作会社
Lerche
〇出演声優
- カナタ・ホシジマ (cv.細谷佳正)
- アリエス・スプリング (cv.水瀬いのり)
- ザック・ウォーカー (cv.武内駿輔)
- キトリー・ラファエリ (cv.黒沢ともよ)
- フニシア・ラファエリ (cv.木野日菜)
〇あらすじ
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、予想外の事態とは……!?「マンガ大賞2019」大賞を受賞!『SKET DANCE』の篠原健太が描く大人気SFサバイバルストーリーが待望のTVアニメ化決定!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
宇宙へ行くことが当たり前になった、西暦2063年少年少女9人が、安全な惑星で5日間キャンプする惑星キャンプに参加するも突如謎の球体によって地球まで5012光年先にある星へと流されてしまった。偶然近くにあった古い宇宙船を使い、食料を調達できる惑星を巡りながら地球への帰還を目指す物語です。魅力としては、現代でも問題となっている出来事を、時には衝突し、時には悩み、成長していく子供達を見るのがとても感動しました。最初から最後まで伏線たっぷりなので、是非見てほしい作品となります。
作品紹介:Re:ゼロ から始める異世界生活
- 放送期間
2016年4月~9月(第1期)
2020年7月~9月(第2期前半クール)
2021年1月~3月(第2期後半クール) - 公式サイト
http://re-zero-anime.jp/tv/ - 制作会社
WHITE FOX
〇出演声優
- ナツキ・スバル (cv.小林裕介)
- エミリア (cv.高橋李依)
- パック (cv.内山夕実)
- レム (cv.水瀬いのり)
- ラム (cv.村川梨衣)
〇あらすじ
無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す”死に戻り”の力。
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。
公式サイトより
〇感想・レビュー
最初にビジュアルを見たときは「よくあるチート転生もの」「メイドの萌えヒロインで売れているだけだろうな」と正直思っていました。実際に見始めたら、しょっぱなから激重ストーリーで、あっという間に世界観に引き込まれました。主人公が異世界で死ぬ度に、まるでゲームのセーブデータまで巻き戻るように、何度も何度も同じシーンを繰り返し、自分や仲間が生き残れる未来になるまで繰り返します。時には仲間が死んでしまうため自ら死を選択して、仲間も一緒に生き残れる未来になるまで繰り返すことも……。そうやって主人公が何度も死を繰り返すことで、自暴自棄になったり、仲間を信じられなくなったりすることがあり、その辛さで思わず泣いてしまいます。しかし、それでも立ち直って、仲間と一緒に生き残れる未来をつかみ取ったときは、感動で泣けました。辛い泣き、感動泣き、どちらもあるアニメだと思います。
作品紹介:銀魂
- 放送期間
2006年4月~2010年3月(第1期)
2011年4月~2012年3月(銀魂’(第2期))
2012年10月~2013年3月(銀魂’延長戦)
2015年4月~2016年3月(銀魂゚(第3期))
2017年1月~3月(第4期烙陽決戦篇)
2017年10月~12月(第4期ポロリ篇)
2018年1月~3月(第4期銀ノ魂篇前半)
2018年7月~10月(第4期銀ノ魂篇後半) - 公式サイト
https://anime-gintama.com/ - 制作会社
サンライズ(第1~2期)
バンダイナムコピクチャーズ(第3~4期)
〇出演声優
- 坂田銀時 (cv.杉田智和)
- 志村新八 (cv.阪口大助)
- 神楽 (cv.釘宮理恵)
- 定春 (cv.高橋美佳子)
- 近藤 勲 (cv.千葉進歩)
- 土方十四郎 (cv.中井和哉)
- 沖田総悟 (cv.鈴村健一)
〇あらすじ
天人(宇宙人)が来襲して、価値観が変わってしまった町、江戸。宇宙人や高層ビル、バイクなど何でもありの世界で変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。男の名は坂田銀時。いい加減で無鉄砲、でもキメるところはさりげなくキメたりして…。笑えて、泣けて、心温まる、銀さんと仲間たちの生き様、得とご覧あれ!
dアニメストアより
〇感想・レビュー
ジャンプのギャグ漫画で有名ですが、長編はどれも泣けるアニメだと思っています。人情ものというか、とにかく登場人物の関係性、繋がりが素敵です。特に、沖田の姉が病気で亡くなってしまう回は誰もが泣いた神回だと思います。普段はいがみ合ってふざけあっている男性キャラクター達が、それぞれの思いで反発しながらも、誰もが真剣に沖田の姉の幸せを考えて行動している、男性ならではの不器用さも胸に来るものがありますし、最後に見せる男泣きには絶対に涙してしまうと思います。普段はふざけているキャラクター達にも、秘められた重い過去があり、この回以外も銀魂は泣ける回が多く、主人公たちの絆だったり、江戸人情だったりが感じられる、泣けるアニメだと思います。
作品紹介:ワンピース
- 放送期間
1999年10月~ - 公式サイト
https://one-piece.com/ - 制作会社
フジテレビ、東映アニメーション
〇出演声優
- モンキー・D・ルフィ (cv.田中真弓)
- ロロノア・ゾロ (cv.中井和哉)
- ナミ (cv.岡村明美)
- ウソップ (cv.山口勝平)
- サンジ (cv.平田広明)
〇あらすじ
時は大海賊時代。かつて、この世の全てを手に入れた男がいた。その名は海賊王ゴールド・ロジャー。遥かな大海原グランドラインには、彼が遺した”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が隠されているという。伝説の秘宝を求め、人々は競うように海へと漕ぎ出してゆく。そして、ここにもグランドラインを目指す者が一人。悪魔の実と呼ばれる不思議な実の一つ「ゴムゴムの実」を食べ、全身がゴムのように伸びるゴム人間になったモンキー・D・ルフィ。幼い頃に赤髪のシャンクスから麦わら帽子を託された彼は、海賊王になるという壮大な野望を抱いていた。海へと乗り出したルフィは、航海の中で大冒険を繰り返し、様々な人々と出会ってゆく。信頼できる個性的な仲間、悪党どもや海軍など立ちふさがる強大な敵…歴史を変える大航海が、今、出航の時を迎える!
公式サイトより
〇感想・レビュー
その中でもエニエスロビー編を紹介します。エニエスロビーは海軍の中でも司法の島と呼ばれ、有罪であればそのままインペルダウンと呼ばれる海底の牢屋に入れられます。海賊であるルフィ達にとっては行ってはならない場所なのですが、仲間であるロビンがルフィ達を助けるためにわざと捕まります。ロビンは世界政府にとって都合の悪い歴史が書かれているポーネグリフを読み解くことができたため、小さい頃から世界政府および海軍に追われていました。ルフィ達はロビンを助けに行き、対面します。ロビンはいつかまた裏切られるなら死にたいと訴えますが、それに対するルフィの答えがとてもかっこよく、その言葉にロビンが自分の本当の気持ちを叫びます。このシーンは本当に名シーンで、感動する素晴らしい場面です。
https://www.youtube.com/watch?v=reLHlncGhdk
作品紹介:デスノート
- 放送期間
2006年10月~2007年6月 - 公式サイト
https://www.ntv.co.jp/deathnote/ - 制作会社
マッドハウス
〇出演声優
- 夜神月 (cv.宮野真守)
- L・竜崎 (cv.山口勝平)
- リューク (cv.中村獅童)
- 弥海砂 (cv.平野 綾)
- 夜神粧裕 (cv.工藤晴香)
〇あらすじ
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ・・・死神が落とした「DEATH NOTE」をめぐる戦いが、いま始まる。
2003年より「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数が2100万部(2006年10月時点、現在2450万部)を超える大ヒット作「「DEATH NOTE(デスノート)」。
「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という力を持つ、死神が落とした恐るべき“デスノート”。天才的な頭脳を持ち、退屈を持て余していた高校生・夜神月(ヤガミ・ライト)がそれを拾った時から、すべては始まった。
デスノートを使って、世の中に溢れる犯罪者たちに次々と死の制裁を下していく月は、いつしか“キラ”と呼ばれるようになる。果たして月=キラは、世界を救う救世主なのか。それとも独裁的な殺人者なのか。
キラを崇拝する者、その行為を否定する者。世界は大きく揺れ動いていく・・・。
大場つぐみ・小畑健原作のこの人気作品が、実写映画に続き、ついにアニメーション化決定!実写映画は公開と同時に日本全国に<デスノート現象>を巻き起こし、興行収入28億円を突破するなど絶好調。11月には後編の公開が決定している。さらに原作コミックスも映画のヒットと同時に爆発的な売れ行きを見せるなど、日本中が「DEATH NOTE」に熱狂する中、満を持してのアニメ化となった。
公式サイトより
〇感想・レビュー
この作品の見どころは、主人公キラと対峙するLとの頭脳戦と、最初は正義感から始めたデスノートですが、思い通りになっていく状況に徐々に勘違いし、悪になっていくキラの人間性の変化です。観ていく内に自らもこういったところはないか、自分の考えに間違えはないのか振り返るなど考えさせられる場面が見られます。最後にキラは全ての悪事がばれてしまうのですが、それによる制裁を受けることになります。最初は頭の良く、誠実な学生がデスノートに翻弄されていつの間にか悪に染まってしまい、制裁を受ける姿に悲しさがあります。感動ではなく、悲しさで泣ける作品です。
作品紹介:ゴールデンカムイ
- 放送期間
2018年4月~6月(第1期)
2018年10月~12月(第2期)
2020年10月~12月(第3期)
2022年10月~2023年6月(第4期) - 公式サイト
https://www.kamuy-anime.com/ - 制作会社
ジェノスタジオ(第1~3期)
ブレインズ・ベース(第4期)
〇出演声優
- 杉元佐一 (cv.小林親弘)
- アシㇼパ (cv.白石晴香)
- 白石由竹 (cv.伊藤健太郎)
- 鶴見中尉 (cv.大塚芳忠)
- 土方歳三 (cv.中田譲治)
〇あらすじ
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。名をアシㇼパというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?
公式サイトより
〇感想・レビュー
大金を求める戦争帰りの青年と、金塊に関係のあるアイヌの少女のお話です。序盤などは仲間と共に危険ながらも楽しく旅を続けていく様子がとても微笑ましいのですが、それがあるからこそ、その後に訪れる厳しく辛い戦いや喪失のシーンには思わず涙してしまいました。その他にも人の思いに触れるシーンなどがアイヌの生活とともに丁寧に描写されていて感動が増幅されているような気がします。また物語の登場人物は誰もが強い信念や鮮烈な過去を持って生きているので、観る人は必ず誰かに感情移入してしまうと思います。
作品紹介:輪るピングドラム
- 放送期間
2011年7月~12月 - 公式サイト
http://penguindrum.jp/ - 制作会社
Brain’s Base
〇出演声優
- 高倉冠葉 (cv.木村 昴)
- 高倉晶馬 (cv.木村良平)
- 高倉陽毬 (cv.荒川美穂)
- 荻野目苹果 (cv.三宅麻理恵)
- 多蕗桂樹 (cv.石田 彰)
〇あらすじ
高倉家は双子の兄の冠葉と弟の晶馬、体が弱く病気がちな妹の陽毬の3人暮らし。ある日、出かけた先の水族館で陽毬が倒れ、死亡。だが兄弟の悲しみをよそに水族館で買ったペンギン帽子をかぶった陽毬が起き上がり、「ピングドラムを手に入れるのだ」と宣言した・・・。
dアニメストアより
〇感想・レビュー
双子の男兄弟と病弱な妹が非日常に巻き込まれていくというストーリーなのですが、まず作画が綺麗なのでそれだけでも感傷的な気分にさせてくれます。最初はギャグシーンも多くポップで明るい印象があるのですが、後半から畳みかけてくるダークな展開にどうしようもなく切なくなりました。何でもないようなことが伏線になっていて、物語の真相に近づくにつれて辛いなと感じるシーンも度々出てくるのですが、最後には悲しくもありつつ未来を感じさせてくれる展開になっており、喪失感と感動で泣いてしまいました。
作品紹介:orange
- 放送期間
2016年7月~9月 - 公式サイト
http://orange-anime.com/ - 制作会社
テレコム・アニメーションフィルム
〇出演声優
- 高宮菜穂 (cv.花澤香菜)
- 成瀬 翔 (cv.山下誠一郎)
- 須和弘人 (cv.古川 慎)
- 村坂あずさ (cv.高森奈津美)
- 茅野貴子 (cv.衣川里佳)
〇あらすじ
高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。その差出人は、10年後の自分だった。
初めはイタズラかと思ったが、書かれていることが次々と現実に起こり、「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。
転校生の翔を好きになること。そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。
翔を失った〈26歳の菜穂〉の後悔と願いを知った〈16歳の菜穂〉ができることとは?
公式サイトより
〇感想・レビュー
ある日未来の自分から届いた手紙をきっかけに、翔を救うために奮闘する友情の物語に、めちゃくちゃ泣きました。翔が経験したことや抱えた悩みは、高校生にして大きすぎて重すぎて、大人の私にさえもどうやっても明るい未来にたどり着くのは難しく感じたけれど、この作品が翔の希望への成長物語ってだけではなくて、翔を救うために菜穂達全員が成長していく物語だったんだって思うと、みんなよく頑張ったなって思います。それに未来からの手紙なんてめちゃくちゃファンタジーな内容だっただけど、結末がちょっと現実よりだったのも衝撃がありつつ好きでした。
作品紹介:青い花
- 放送期間
2009年7月~9月 - 制作会社
J.C.STAFF
〇出演声優
- 万城目ふみ (cv.高部あい)
- 奥平あきら (cv.儀武ゆう子)
- 杉本恭己 (cv.石松千恵美)
- 井汲京子 (cv.堀江由衣)
- 奥平 忍 (cv.川田紳司)
〇あらすじ
もし私の好きな人が女の子だったらどうする?女の子同士の恋愛と友情を繊細なタッチで描いた、清冽で愛おしい恋物語。
鎌倉の進学校「松岡女子高等学校」に入学した万城目ふみは、入学式の日に鎌倉駅で、別のお嬢様女子高「藤が谷女学院」に入学した幼なじみの奥平あきらと、ほぼ10年ぶりに再会する。ふみにとってあきらは特別な存在だった—。少女たちの揺れる心を描く、繊細で上質なラブストーリーです。
公式サイトより
〇感想・レビュー
色々と現実的でありショックな内容が多いけれど、すごく衝撃的で、数ある百合アニメの中でも忘れられない作品の一つですね。最近では百合作品もメジャーになってきていて、この感情が錯覚であったり、世間体を気にしてお別れなんてことは少なくなってきたけれど、この作品がアニメ化されたのがだいぶ昔だったので、まだまだ世間体を気にして振られてしまったり、先輩の本当の気持ちの部分に関しては、裏切られたような気持ちにもなって悲しかったです。ただそんなふみに寄り添ってくれるあーちゃんの存在が凄く救いでした。アニメでは完結していないけれど、ふみにはあーちゃんがいるから大丈夫だと思うと、ふみに訪れた困難や悲劇も、意味はあったんだなって思います。
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